間桐桜
間桐 桜
- 読み:まとう さくら
- 誕生日:3月2日/血液型:O型
- 身長:(第四次)120cm/(第五次)156cm
- 体重:(第四次)25kg/(第五次)46kg
- スリーサイズ:(第五次)B85(E)/W56/H87
- イメージカラー:(第四次)薄桃/(第五次)桜
- 特技:(第四次)我慢比べ/(第五次)家事全般、マッサージ
- 好きなもの:(第四次)お菓子、恐い話/(第五次)甘いもの、怪談
- 苦手なもの:(第四次)運動/(第五次)体育、体重計
- 天敵:(第四次)間桐慎二/(第五次)イリヤ、遠坂凛
- CV:下屋則子
衛宮士郎に憧れを抱いている後輩の少女。士郎の友人・間桐慎二の義妹であり、遠坂凛の実妹でもある。
- 略歴
- 遠坂凛の実妹。遠坂家の次女として生まれたが、間桐の家に養子に出された。
- 表向きは遠坂と間桐の同盟が続いていることの証。裏では、間桐臓硯にとっては断絶寸前だった家系を存続させるために、魔術の才能がある子供(というよりは胎盤)を求めていたという事情があった。
- また遠坂時臣にとっては一子相伝である魔道の家において二人目の子供には魔術を伝えられず、そして凛と桜の姉妹は共に魔道の家門の庇護が不可欠であるほど希少な才能を生まれ持っていたため、双方の未来を救うための方策でもあった。
- 間桐家に入って以後は、遠坂との接触は原則的に禁じられる。
- しかしながら「間桐の後継者」の実態は間桐臓硯の手駒であり、桜の素質に合わない魔術修行や体質改変を目的とした肉体的苦痛を伴う調整、義理の兄である慎二からの虐待を受けて育つ。
- だがある頃に、士郎の懸命な姿を見て彼に憧れを抱く。
- 第五次聖杯戦争ではマスターに選ばれライダーを召喚したものの、参加を拒否。臓硯が許可したため意欲を見せた慎二にマスターの権限を譲渡する。
- 人物
- 士郎と出会った頃は、間桐家での魔術の修行の影響や虐待のせいで、暗く、笑うこともなかった。だが、藤村大河などの影響を受け、徐々に明るい性格に変わっていった。
- しかし、根底に姉に対する劣等感と穢れた魔術師である自身を嫌悪している部分があり、完全に吹っ切れている訳ではない。HFルートで士郎と両想いになったあとはそれが顕著で、「本当の自分を知られたくない」という思いから歪んでいってしまった。
- 他者に対する依存心が強く、自身を間桐から救い上げてくれる「誰か」を強く望んでいた。
- 『hollow ataraxia』では控えめで優しい性格こそ変わっていないものの、許容できない言葉や行動に対してはたとえ相手が家族(間桐家も衛宮家も)であっても震え上がらせるほどの怒りを見せる他、ここぞという時には積極的になるなど、したたかな面が強くなっており、また、姉が典型的な魔術師で科学や機械に疎いのとは対照的に、魔術師の常識には疎いが一般的な現代人と同レベルには機械を扱え、一般的な常識は備えている。
- 能力
- 魔術師・遠坂の血を色濃く受け継いでおり、魔術回路の数・質を始めとした高い魔術の素養、「架空元素・虚数」という極めて稀有な属性を持って生まれている(魔道の家門の庇護が無ければホルマリン漬けの標本にされていた、と言われるのは、この持って産まれた属性による)。
- しかし間桐の魔術は水属性であるため生まれながらの虚数属性を活かす修行は全く受けず、強引に属性を変えるための蟲による調練にさらされてきた。一応間桐の魔術である吸収や束縛といった魔術の行使は可能だが生来の属性でないため素質に見合った力は発揮できない。
- また、体内の刻印虫のせいで常時魔力不足に陥っているため、身体に修めた魔術を自らの意思で行使することもできず、誇りも見返りもない艱難にだけ晒され続けている状態であった。
- ただ魔術を使うだけの道具にしたてあげる、という臓硯の魔術教育の方針から「魔術は身体に覚えさせるもの」という修業を受けてきたため、魔術に関しての知識は偏っており、「ゼルレッチ」を知らないなど、魔術行使のための知識はともかく魔術界における常識には疎い。
- 実はマキリ流の聖杯を作成することを目的とした臓硯の実験により、第四次聖杯戦争の小聖杯の欠片を触媒に生み出された刻印虫が体内に埋め込まれている。臓硯としてはあくまで実験であり実際に桜を小聖杯として使うつもりはなく、時間を掛けて小聖杯になりつつ天寿を全う出来るように調整しているため、本来ならば聖杯としての機能は覚醒しないが、桜ルートでは覚醒してしまう。しかも聖杯の中の存在が小聖杯である桜を通して睡眠時など桜の意識が薄い時に彼女を使い、無差別に生物の生命力や肉体を溶解し吸収する「影」として出現するようになってしまう。
- 『hollow ataraxia』ではライダーの手ほどきの元、本来の資質にあった魔術の修行を行い、目に見えぬ不確定を以て対象を拘束する、虚数の魔術特性魔術の行使が可能になっており、相手が幽世のモノであれば容易く彼岸に返す暗黒の渦として使用可能。しかし半年ではまだ虚数属性の魔術師としての下地は出来ておらず自身の深層意識(イド)を剥き出しにし、最も暗い負の面を刃にすることでしか魔術を攻撃手段とすることが出来ておらず、自身の暗黒面に引き込まれる危険性がある。
黒桜
「この世全ての悪」アンリマユの汚染により桜が変貌した状態。自分がバケモノであると受け入れて適合して黒化した状態。一種の「反転」存在。
桜ルートにおいて彼女の体内の欠片が大聖杯内のアヴェンジャー「この世すべての悪」による汚染を受けいていたことで士郎への想いからアヴェンジャーと繋がってしまい、本来単なる実験で“機能しない聖杯”として調整されていたはずの桜が小聖杯としての力と、アンリマユの力を受ける黒い聖杯として覚醒してしまう。
小聖杯に影響を与えるアンリマユの呪いによる精神への影響、小聖杯が吸収する強大な英霊の魂の器としての魂と肉体への負荷は聖杯戦争が進行するごとに高まって桜の精神・人格を削いでいき、臓硯の策略で間桐慎二を殺害してしまったことで最後のタガが外れて変貌した。
アンリマユが与える負の感情の影響も強いが、桜自身もその境遇から内心への周りへの負の感情を押し込めており、その暗黒面の発露、壊れて自棄になった桜自身でもある。
見た目は白髪に変化し、黒に赤い縦縞のアンリマユの影を身に纏う。アンリマユから魔力を引き出すことで魔力量は億どころか兆に達し、実質無尽蔵。桜自身の「虚数」、間桐の「吸収」を掛け合わせた「影」を使役し、ありとあらゆる生物を溶解し、吸収する魔術を使う。聖杯であるため特に聖杯の力で括られたサーヴァントに有効で、正純に近い英霊ほど影には抗えず近づくだけでも影響が出る。影を布のように伸ばした触手による攻撃や、影による使い魔を無数操る。使い魔は膨大な魔力により肥大化しており一体一体が宝具並。しかし魔術を行使する桜自体の魔術回路の現界で一度に扱えるのは数値にすれば1000程度で遠坂凛と同等。
『Fate/hollow ataraxia』においては一種のネタに変化。
公式サイトの第二回人気投票では38位と低迷(桜とは別キャラ扱い。ちなみに桜の方は5位)。これについて奈須氏は「ファンは『黒化するまでもなく桜=黒』と認識しているのだろうか」と分析している。
へたれ桜
Fateのバッドエンド救済コーナー「タイガー道場」に登場した桜のイロモノ化。
2頭身で、顔がポンチ絵になっている。
タイガの失言によって凛とイリヤが予告した「余命あと7回」を実行しにきたりする。Fateのアニメ版DVDの特典映像「タイガー道場」にもモブキャラとして登場。
間桐桜 (EXTRA)
- 読み:まとう さくら
- 誕生日:3月2日/血液型:O型
- 身長:156cm/体重:46kg
- イメージカラー:桜
- 特技:健康管理、整体
- 好きな物:甘いもの、怪談/嫌いな物:不正、自分
- 天敵:凛、言峰
- スリーサイズ:B85/W56/H87
- CV:下屋則子
- 略歴
- 『Fate/EXTRA』における桜。ムーンセルが過去に生きた人間の中から再現したNPCであり、保健室でマスター達の健康管理を司る上級AI。
- 予選では間桐シンジの妹というロールを与えられて行動していたが、本来は赤の他人。「間桐」という名字も、参加者の名字の中からたまたま間桐シンジのものをムーンセルが引用したもの。原作では凛と血縁関係があったが、そもそもEXTRAの凛は原作とは別人であり、桜もNPCであるため、血縁関係は存在しない。
- 『Fate/EXTRA CCC』では、最大のキーパーソン。
- 迷宮探索では主人公のバックアップを担当し、時には自分の身を削るような無理をしながらも、彼、あるいは彼女を支え、その行く先を案じ続けていた。
- 人物
- 基本的に原作の桜と同じ性格をしており、献身的で穏やか。EXTRAでは保健室のNPCという役割もあってかどこか無機質な印象を受けるが、『CCC』では辞書で恋愛関係の単語を見て顔を真っ赤にする、親切にしてもらって嬉しそうに笑う、主人公 (EXTRA)の覚悟を聞いて涙するなど、人間と変わらない様々な表情を見せる。純粋で献身的とは、まさに後輩タイプのヒロインとしてある意味完璧と言えよう。でも、凛に対してはたまに黒い。
- なお、無意識のものもあるが処女であることについてたまに弄られている。AIがそういうコトをする機会などあるのか…?
- 『Fate/EXTRA material』ではこの桜について奈須きのこは『白い』と語り、『やだなー桜はいつも白いじゃないですかー』とワダアルコは乾いた笑いをあげていた。制作陣すら驚かせるEXTRA桜のヒロイン力ときたらどうだ。
- 能力
- 健康管理AIとして、マスターの体調管理や薬の作成についてはかなりのスキルを有している。調理も得意分野で、栄養満点で健康にも良い絶品のお弁当を作ってくれる。その美味しさは、他のNPC達の間で噂になるほどだとか。
- また、上級AIとして情報処理にも優れており、『CCC』ではサクラ迷宮に向かう主人公のバックアップを担当する。
サクライダー(ブロッサム先生)
『「フェイト/エクストラ」劇場』第三話「たたかえ!! ブロッサム先生 コスト編」で桜がライダーのコスプレをした時の姿を赤セイバーが評したもの。
桜いわく「費用削減のため」、衣装は違うが立ち絵は使いまわし。
単なるコスプレではなくライダーの能力を行使する事が可能で、「他者封印・鮮血神殿」を使ってアーチャーを驚かせた。
しかし、紛い物に過ぎなかったからか、赤セイバーが宝具「招き蕩う黄金劇場」展開後に繰り出した剣技「童女謳う華の帝政」の6連発で瞬殺されてしまう。結局その後、本気を出すと言って黒桜に変身した。
登場作品と役柄
- Fate/stay night
- 朝起こしに来てくれて、朝食の支度までしてくれる後輩。士郎にとって「日常」の象徴でもある。
- 彼女のルート解禁は一番最後であり、これまでのルートの様々な伏線が回収される、所謂「HFルート」である。
- Fate/hollow ataraxia
- 「stay night」とは打って変わって家の主導権を完全に掌握。
- いうことを聞かない場合は、生殺与奪権を握っていることをちらつかせたり、たまに黒桜の片鱗を覗かせて脅したり。
- Fate/Zero
- 幼少時。既に間桐へ養子に出された後で、彼女の存在が間桐雁夜の参戦動機になる。
- アニメ版では蟲の大群に穢されている無惨な姿が描写された。
- フェイト/タイガーころしあむ
- ある日、小さくなってしまった慎二。交換条件で士郎との仲を取り持ってもらうため、義兄の分身たちを集めて回る。黒桜も登場。
- ある目的のためその障害となるキャラを次々と倒していく一見凄惨な内容であり、「黒さが足りない」と気安く黒くした大河すらもドン引きさせたが、その目的が…。
- フェイト/タイガーころしあむ アッパー
- 突然、凛から遠坂邸に来るようにとの電話がかかってくる。どうも様子がおかしい。すぐに遠坂邸に行ってみるが、凛は不在。
- 桜とライダーはとりあえず凛を探して衛宮邸へと向かうが……?
- 個別シナリオはないが、黒桜も引き続き参戦。
- Fate/unlimited codes
- 「マキリの杯」。2人目に解禁となった隠しキャラクター。黒桜での参戦。
- Fate/EXTRA
- 保健委員。聖杯がその蔵書の中から「かつて聖杯戦争に関わった人物」として選び、再現した、魂のないNPC。Fate本編の桜とは別の存在。制服の上に白衣を羽織っている他、『stay night』に比べて髪の長さが地面に付く程長く増量されている。1回戦につき1度だけマスターにアイテムを支給してくれる。やっぱり黒い日記をつけているらしい。TYPE-MOONエースVOL.6付録のDVDでは声付きでゲーム紹介映像に出演している。
- Fate/EXTRA CCC
- 前作に引き続き登場。彼女に酷似した少女達との関係は一体…?
- 氷室の天地 Fate/school life
- 基本的にはモブ。主人公の氷室を含む陸上部三人娘との接点がほぼなく、弓道部関係の話で度々登場。蒔寺によると陸上部が有力な人材として狙っていたらしい。文化祭のミスコンに出場するも、凛の前に敗退。
- アーネンエルベの一日
- 凛の付き添いで、ライダーを伴って来店。ギャンブラー凛を倒す。
- Fateゼロカフェ~Fate/Zero Cafeに集う英霊達~
- 人生を諦観しきった目をした無口な幼女。日々バーサーカーに引きずり回されてボロ切れと化す雁夜おじさんを無感動に見つめている。
- 間桐家に養子に出され蟲特訓を受けている身の上は変わらないようだが、比較的頻繁に外を出歩いていたり、凛や士郎やイリヤと一緒に遊んでいたりと本編よりは自由度が高いもよう。
- Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ
- 番外編に登場。凛とルヴィアの喧嘩に巻き込まれ、倒れていた士郎を発見、介抱し保健室へ連れて行く。
- いわゆるフラグの一人ではあるが、凛との姉妹関係は不明。
- カーニバル・ファンタズム
- 「1st Season」では本編に一切出番がない。アイキャッチに書き込まれていた黒桜の台詞でその事実に初めて気付いた視聴者も多かったとか…。その鬱憤晴らしか「2nd Season」収録の「型月連続テレビ小説 さくら」では大暴れ。素の状態でドス黒い台詞を連発し、原作とは違った結末に至る。「3rd Season」の「ドキドキデート大作戦 解答編」の「みんなとデート」ルートでは士郎とのデート以外にも、士郎が行っている他者とのデートを先回りしてストーカーするが、それ以外は特に何もしない。これに対し「メインヒロインとデート」ルートでは、黒化して蟲サラダを出すなどの報復を行っており、形はどうあれ自分とデートしてくれた事が桜にとって重要な模様。
- 路地裏さつき ヒロイン十二宮編
- 酉の宮を守るゴールドヒロイン、メガ林桜子として登場。
- ちびちゅき!
- 『stay night』本編の桜と、『Zero』時代の桜が登場。弓道部部長を務める。
- カプセルさーばんと
- 敵マスターの一人。外見は悲惨な時期を過ごしたZero時代の姿だが、(少なくとも表面上は)明るい。
人間関係
冬木
- 間桐臓硯
- 義理の祖父。
- 間桐鶴野
- 義父。
- 間桐慎二
- 義兄。セイバー曰く、平成残酷物語な関係だとか。
- 凛ルートでは終盤仲の良い兄妹になるが、後続の作品では歯牙にかけておらず眼中に無い。
- 間桐雁夜
- 義理の叔父。実母の幼馴染でもあり、間桐に養子に入る前から親交があった。雁夜は桜を救うために奮戦するが……。
- 衛宮士郎
- 憧れの先輩。HFルートでは恋人に。彼からは保護するべき相手と認識されており、『hollow ataraxia』で「桜だけでも逃げていてもらいたい」と気遣われることもあるが、一方で士郎にとって「(たまに)一番怖い」のは桜らしい。
- ライダー
- 召喚したサーヴァント。ルートによっては、後に魔術の師となる。姉妹のように仲が良いが、本気で怒ると彼女にも容赦がないらしい。
- イリヤスフィール・フォン・アインツベルン
- 境遇が似ている少女。
- 『stay night』では彼女に苦手にされていたが、『hollow ataraxia』ではメインヒロイン3人のうち一番イリヤに好かれている。
- 藤村大河
- 尊敬する教師。しかし衛宮家で胃袋を握っている関係上、立場が上になることも。
- 美綴綾子
- 尊敬する先輩。『hollow』では桜が弓道部の新部長になったため、元部長の綾子にはいろんな意味で頭があがらない。
- 美綴実典
- 美綴綾子の弟。弓道部の新入部員であり後輩。想いを寄せられているが、桜は気づいていない。
- キャスター
- 『hollow』では「理想の奥様」として尊敬し、彼女からも親愛を寄せられている。
- ただし、彼女も士郎から料理を習っている事は知らない。
- 沙条愛歌
- 『とびたて! 超時空トラぶる花札大作戦』でのチーム「大聖杯の花嫁たち」の相方であり、自身の原典。「マナカ」と呼ぶ。
- この時の桜は過去と未来のネガティブな情報が合体した非常に不安定な存在だったが、愛歌の狂気に比べればまだまだ可愛い物。
- なので愛歌に気に入られてはいても彼女は正直引いている。コンビとしても互いをサポートしようとしないため、微妙な所。
Fate/EXTRA CCC
- 主人公 (EXTRA)
- EXTRAではよく利用してくれるマスターとしか見ていないと思われていたが、『CCC』で密かに想いを寄せていたことが判明。
- だが後に彼女の想いは、彼女にすら予測できない事態を引き起こしてしまうこととなる。
- ラニ=VIII
- AIとアトラス製ホムンクルスは造られたもの同士相性が良いのか、とても仲がよく、互いに気軽に話せる相手と認識している。
- 遠坂凛(EXTRA)
- 共に主人公をバックアップする仲間。ラニほどではないものの仲がよいが、たまに辛辣になる。
- レオナルド・ビスタリオ・ハーウェイ
- 主に指示を下される生徒会長。時々無意識とはいえR‐18系のネタでいじられるので、少し苦手。
- BB
- ある事が切っ掛けで生まれてしまった、もう一人の自分とも言うべき存在。表面上、互いに相手のことを嫌っているが、BBの方は彼女のことを大切にしているらしく、直接危害を加えることは絶対にしない。
- パッションリップ
- BBから生まれた、ある意味姉妹とも親子とも呼べる存在。
リップは重度の面倒くさがりであるため、「あんなものぐさなAIと一緒にしないでください!」と同一視された際に抗議している。 - メルトリリス
- BBから生まれた、ある意味姉妹とも親子とも呼べる存在。
彼女には「桜に危害を加えない」というセキュリティーが存在せず、主であるBBを超えるための手段として、桜の体を奪おうと執拗に狙っている。
名台詞
Fate/stay night
- 「先輩。私、処女じゃないんですよ?」
- 桜がただの後輩キャラではないことが一発でわかるセリフ。それでなくてもかなりインパクトの強いセリフであり、制作サイドの数人が「印象に残るセリフ」として挙げている。
なお、当然ながら「Realta Nua」では変更されている。
- 「私は姉さんがうらやましかった!」
- 彼女の隠し続けた本心の象徴。
姉・凛は才色兼備にして優雅、優秀な魔術師であり、桜の憧れでもあった。それと同時に、羨望の対象でもあり、強い劣等感の根源でもあった。
- ――約束の日を迎える為に、永く種を蒔き続ける。償いの花。私の罪が赦されるまで、ここで春を待ちましょう。
- Heaven's Feelノーマルエンドのプロローグ。誰もいなくなった衛宮邸を藤ねえから託されて、何度も何度も春が訪れ、永い永い時が過ぎていく。・・・・・・遠い月日が過ぎてから見た光景は、懐かしい坂道からは、あの頃の姿のまま、少年が手を振って―――
- 「おなかがくうくうなりました」
- いや、だからって■■しないで下さい。
Fate/hollow ataraxia
- 「許せない」
- 日記「ジャプニカ暗殺張」によく記載されている言葉。
やった当人たちにとっては些細なことでも、それを繰り返されればやられた側の堪忍袋の緒ももたないということである。
- 「ふ―――うふふふふ。年頃の女の子の部屋に無断で入るなんて、困った人もいるものですねー。
恥ずかしいなあ、許せないなあ、いくら兄妹でもちょっと見過ごせないかなー♡」 - ハートマーク付きだが、実際には恐ろしい迫力である。女子のプライベートを覗くのであれば命懸けで行動しなければならないようだ。
フェイト/タイガーころしあむ
- 「ふ、ふふふ、兄さんってば……おいたが過ぎますね…。先輩も先輩です…そんな甘やかして!」
- 「先輩のばかーっ!!」
- 自分のルート。ちび慎二の1つが士郎にぺったりくっ付いていた。
けれど士郎は困りつつもペット的感覚なのか、くすぐられても仕方ないなぁと言いながら受け入れていたためつい士郎を攻撃してしまう。
- 「キャスターさん、その気持ちわかります。兄さんを戻してくれたのは感謝します、が。
わたしも聖杯が欲しくなりました。手に入れて先輩と…うふふふふ」 - 同上。桜もキャスターも愛に生きている。
- 「ダメですよー。先輩怪我してるじゃないですかー。はい、あーん♪」
- 同上。桜の願いは、評判の良い高い店で士郎と2人で食事というささやかなものだった。怪我の原因は桜だが、士郎がその件をいいやと流してるので問題ない。
Fate/Zero
- 「はい、よく解りました。お爺さま」
- 雁夜の最期を見届けて。何かうわ言を呟きながら、何故か満ち足りた表情で死んでいった雁夜の死に様は、桜には理解し難いものだった。唯一理解できたのは、これが全て臓硯への反抗の結果だということ。その実例を「授業」とし、幼い少女はその眼に男の死を焼き付けた。
- 「馬鹿な人……お爺さまに、逆らうから」
- アニメ版で雁夜の最期にかけた台詞。事情を聞かされていなかったとはいえ、仮にも彼女のために頑張っていた雁夜を「大人のくせに、とても愚かで物分りの悪い人」だったとして、無表情と酷薄ともとれる声音で見送る。
淡々と目の前の雁夜の死を見ているだけだった原作小説とは対照的であり、またこの演出は小説における雁夜の最期の初期案の「桜の本質が黒桜であると誤解させるもの」と没になった内容を想像させるものであった。
とびだせ!トラぶる花札道中記
- 「わたし、願いゴトとか、もうないし」
- 『大作戦』より。願い事がなんでも叶う聖杯温泉に行こうと誘われて。すでに絶望しきっているのが悲しすぎる。
- 「ごめんなさい、雁夜おじさん。……それと、ありがとう」
「今回も空回りだったけど……いつか、おじさんにもいいコトがありますように……」 - 『大作戦』より。ラスト、自分が偶然口にした願いのせいで温泉に入れなくなり、それでも願いを叶えようと必死な雁夜を見て。原作の結末を知っている以上なんとも言えないが、このセリフに救われたプレイヤーは多いと思える。さらにバーサーカー陣営の脚本は原作者・奈須きのこ担当。きのこGJ。
- 「すべてを無に帰す、ボス枠として確定してしまった立ち位置に絶望したヒロイン」
「いいんです、アーチャーさん。私のキャラ属性は変えられない事は大聖杯が教えてくれました。私の運命は真っ暗です」 - 『大作戦』より。EXTRAチームのラスボスとして登場しての発言。もはやなにも言うまい……。
Fate/unlimited codes
- 「あれ、でも……先輩って誰だっけ……?」
- 桜ルートのエンディングにて。
自我が崩壊し、士郎の事や行動の目的など何もかもを忘れてしまうが、彼女はそれすらも気にしなかった……。
カーニバル・ファンタズム
- 「やめて兄さん!私の魅力に負けないで!」
- 第6話『型月連続テレビ小説 さくら』より。慎二に無理やり押し倒されている・・・場面なのだが、意外と余裕ある?
- 「なんてことしてくれたのライダー!兄さんはダメ人間だからこそ、引き立て役でいられるのにぃ!」
- 第6話『型月連続テレビ小説 さくら』より。ワカメは添え物。必死で桜の力になろうとした結果がこれだよ!
ブロッサム先生
- 「格闘ゲームで悪役として登場させられたわたしに、もう恐いものはありません!」
- 「コスト編」より。モブキャラから主人公に(ヒロインに、ではない)昇格するべく策略を巡らすも失敗。どうでもいいがExtraの桜も黒化できるのだろうか?
- 「悲しいです……なんでみんな、幸せになれないんでしょうね……」
- 「コスト編」より。策略を見破られ、セイバー、アーチャー、キャスターの3人にフルボッコにされてしまう黒桜。保健室の床に伏せたまま、目の幅涙を流しつつ。
Fate/EXTRA CCC
- 「え、ええ!? でも私、AIですしっ……!」
- 主人公に桜も大切だと言われて赤面する。その反応が既にAIっぽくない。
- 「あなたは、なんて――」
- 主人公の行動理念を聞き、その清廉さに絶句する。その在り方に涙を流した桜は、「彼(彼女)を守りたい」という想いを強くする。
- 「そう、当然なんです。私はおかしくない………先輩を優先するのは論理的です。
なのにどうして………そんな当然の事が、こんなに嬉しいのか、分からない。
これじゃ私も―――」 - 第五章で語った心情。この時はまだ、暴走したAIであるBBが自分と同じものであることと、自らの主人公への想いを認めることが出来なかった。
- 「あなたがいてくれて、嬉しい。
わたし―――あなたの全てに恋をしています」 - 最後に語った主人公へのまっすぐな気持ち。
もう一人の自分との邂逅と衝突、月の裏側での体験、そして主人公への想いから「AI」という軛を抜け、「一つの命」として彼女は歩みだす。
その他
- 「間違っているのはそれを許す大衆よ。いつだってシステムは純真なもの。杯に毒を混ぜるのは、いつだって人間です。
その結果の極北がこのわたし。格闘ゲームでは悪役、アニメはノールート、CCCにいたってはあの始末!
おかげでわたしも覚悟ができました!怨念系の役回りとか超☆上等!一周まわって楽しくなってきたところです!」 - エイプリルフール企画「路地裏さつき ヒロイン十二宮編」より、「メガ林桜子」と化した桜が、シオンから「ここまで暗黒面に満ちたヒロインがトップアイドルになる世界は、間違っている」と言われた際の返答。
なおCCCでも扱いが悪いような発言をしているが、これはシナリオ担当の磨伸映一郎が、CCC発売前にこのシナリオを書いたためである。
- 「オモチャ遊びはこれでおしまいです。ゆっくり、じっくりと潰してあげます。例えばそう……例えば……」
「(……なんかカッコイイ言い回しをしなくちゃ……頭のいい比喩表現は……え、えーと、そうだ!)そう、ぎゅっと、おにぎりを握るように!」 - 「路地裏さつき ヒロイン十二宮編」より、オシリスの砂と化したシオンの操るヘルメスを圧倒し、大破寸前まで追いやった際の台詞。メッセージに「桜の ボキャブラリーの 限界!」と突っ込まれている。
また戦闘前にも「ジャガイモを煮るように潰してあげます!」と発言している。いかに暗黒面に堕ちようと桜は桜でしかない事を感じさせる。
メモ
- 立ち絵数は全ヒロイン中最多。
- 桜が黒桜となってしまうのは、桜ルートのみ。セイバールートや凛ルートでも桜が「マキリの杯」であることに違いはないが、完成されることはない。
桜ルートで彼女が黒く染まったのは、士郎に選ばれたから。セイバールートや凛ルートでの士郎は桜にとって「手に入らなかったもの」だが、桜ルートでの士郎は手に入った後の「失くしたくないもの」であるため、凛へのネガティブな感情などが一気に爆発。- セイバールートを元にしているアニメ版では、桜が魔術師であることに気付いたキャスターに拉致され、聖杯降霊の拠り代にされそうになるというオリジナルエピソードがある。
その時に着ていたボンデージ衣装はキャスターが用意したものであると同時に、武内氏からの提案でもある。
- セイバールートを元にしているアニメ版では、桜が魔術師であることに気付いたキャスターに拉致され、聖杯降霊の拠り代にされそうになるというオリジナルエピソードがある。
- 黒桜に使役される影の使い魔は本来肩に乗るくらいの小人サイズ。HFでは大聖杯接続下にあったため肥大化していた。
- 没プロットでは天の杯の中で融合七英霊として猛威を奮う構想があったとか。少年の夢が……。
- 黒桜の衣装、実ははいてない。それどころか服を着てすらいない。
- 発売前人気投票ではバーサーカーと同票だった。サーヴァントであるライダーに毎回人気投票で負けているのが半ばお約束になっていたが、『TYPE-MOON 10周年記念オールキャラクター人気投票』では8位を獲得。遂にライダー(23位)に勝利した。
- お母さんの葵、お姉さんの凛は似通った体型なのに、この子だけ……。間桐の蟲の影響?ただし、桜自身は「太っている」と認識(体重計が苦手なのもこのため)。二重の意味で姉の歯がぎりぎり言いそう。
ちなみに身長体重をBMI(肥満度)に当てはめれば18.9(18.5以下で「痩せている」)と、どう考えても世の女性方が羨ましがるくらいの数値なのだが。- 「太っている」という意識は弓道部の練習で身体をよく動かしており、食事量が多いことから。衛宮家の食欲魔人第三位は実は桜。
- 『hollow』では姉に勝る胸を誇っていたが、すぐに上には上がいることを思い知らされ、姉と同じ気分を味わうことになる。
- 桜がいつもつけている髪のリボンは、幼い頃に凛からもらったもの。黒桜の衣装(?)も
裸リボンがモチーフになっている。
ちなみに、魔術にとって髪は重要な意味を持つ部位であり、特に女性魔術師の髪留めは必ず魔術品である。微々たるものだが、このリボンにも魔力が蓄えられている。 - 凛の言葉によれば、純粋な日本人ではなくクォーター。両親の時臣か葵のどちらかがハーフということになる。
- 髪の毛と瞳の色がスミレ色だが、本来はどちらも凛と同じ色だった。元は若干癖の付く髪質だったのもストレートになっている。
- 携帯サイトで2011年12月〜2012年1月に募集された「第2回マイBESTキャラ投票」女性キャラ部門で、初めて凛を順位で上回った(桜4位、凛7位)。『Zero』でのショッキングな登場が票を呼んだのだろうか。
- ちなみに、漫画版では蟲によって性的暴行を受けている姿が描かれるなど、アニメ版に輪をかけて惨い描写となっている。
- 第四次の頃の天敵が慎二となっているが、実際には当時慎二は海外に遊学に出ていたため、お互いに面識は無いはずである。
- 『hollow』では自室にライダーから教えられた魔術で結界を張ってあり、臓硯が慎二に「おぬしたちでは生きて帰れぬから気をつけろ」と忠告するほど強力。直接攻撃を加えるものではなかったが、特定の条件下でのみ起動するというそれなりに手の込んだものである。
- 料理をはじめとする家事のスキルは衛宮邸に通うようになってから身につけたもの。士郎はそっち方面の師匠にあたる。
なお、桜に家事スキルがなかった頃は、間桐邸では家政婦を雇っていた。『hollow』では解雇して、桜(と一応は慎二)が家事をしている。 - 凛や時臣ほど目立たないが、「遠坂うっかりエフェクト」を受け継いでいる他、間桐の「身内を虐める」悪癖も受け継いでいる。
- 慎二にライダーのマスター権を譲渡する際に与えられた「偽臣の書」だが、『Zero』でも衛宮切嗣が僅かに言及している場面がある。このことから、「偽臣の書」が慎二・桜・ライダー間で行われた契約の譲渡に固有のアイテムではないことが伺える。
- ライダーは桜に親愛どころか恋心を抱いてるが、桜の方は彼女にどういった感情があるかは不明。
- 『Realta Nua』で差し替えられたイベントの中には、体内の蟲が魔力を欲しがったために士郎の血を吸う、というものがある。桜いわく「魔術師の血にはよく魔力が溶ける」との事で、もちろん桜が吸血鬼というわけではない。なお、吸うのは指からである(CGあり)。
- 『EXTRA』で彼女がくれるお弁当は、何と宝具による呪いを解呪し、英霊の能力を大幅に制限する程の強力なコードキャストを無力化する。決戦時の切り札と呼んでも過言ではなく、戦いが進むごとに改良され、効果が上がっていく。
味も絶品で、NPC達の間でも彼女のお弁当は評判になっている。彼女は一体何を材料にして、どんな調理法で作ったのやら………。 - 永い間黒キャラ、ネタキャラとして扱われていたがCCCで人気が急上昇。凛やラニが紛う事なき「残念系」と知れ渡った中、大勝利を収めた。
話題まとめ
- 桜の愛読書
- hollowにて、桜が普段読んでいる本が判明する。以下はタイトル。
- 「楽しい家庭科・初級編」
- 「簡単三分ポエリング」
- 「誰にも言えない!貴方のストレス発散法!」
- 「中華料理百の罠!中華料理人はこう倒せ!」
- 「終末の老人介護。首をぎゅっとね。」
- 内容が段々と黒くなっている。
商品情報