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小辞典(Glossary)とは
TYPE-MOON作品について、用語と説明を簡単にまとめた小辞典を作成してみましょう。用語の分量が増えてきたら分離します。また説明の分量が増えてきたら、別ページを制作してリンクするようにします。
用語
あ行
- アーサー王伝説
- イングランドに伝わる騎士道物語。イギリスで最も著名な伝説の一つであるため、西洋圏・英語圏では高い知名度を誇る。
『Fate/stay night』のメインヒロインであるセイバーを始め、多くの英雄が複数の作品に関わっている。 - 【関連項目】サーヴァント、聖杯戦争、円卓の騎士
- アーチャー (クラス)
- 聖杯戦争におけるサーヴァントのクラスの一つ。「弓兵」を意味する。
真名を隠す必要のあるサーヴァントは、慣例的に生前の名前ではなく聖杯戦争におけるクラス名で互いを呼び合う。 - 【関連項目】聖杯戦争、サーヴァント、クラス
- アーネンエルベ
- 喫茶店。作品の枠から外れた特異店(特異点)でもある。
- 【関連項目】三咲町、冬木市
- 悪魔
- 第六架空要素。人間の願いに取り憑き、その願いを歪んだ方法で成就せんとする存在。悪魔に憑かれると他の要素に異常が起き、最後には肉体も変化して異形の怪物と化す。高位の悪魔ほど「症状」が表に出づらく検知が困難で、露見するのは大惨事が約束された後になりやすい。
- 浅上女学院
- 『月姫』に登場する、遠野秋葉たちの通う全寮制のお嬢様学校。50年の歴史を持つ。最近校舎を新しくし、寮も改築中。学校では生徒会が権力を握り、寮では自治会が発言権を持つ。校門には「この門をくぐるもの、一切の青春を捨てよ」という悪戯書きが残されている。礼園女学院をモデルに作られたらしい。
スピンオフ作品『花のみやこ!』では、少子化による経営難で近隣の学校を統廃合した「浅上学園」となっている。 - 【関連項目】礼園女学院
- アサシン (クラス)
- 聖杯戦争におけるサーヴァントのクラスの一つ。「暗殺者」を意味する。
真名を隠す必要のあるサーヴァントは、慣例的に生前の名前ではなく聖杯戦争におけるクラス名で互いを呼び合う。 - 【関連項目】聖杯戦争、サーヴァント、クラス
- アトゴウラ
- 四枝の浅瀬。
四隅にARGZ(アルジズ)、NUSZ(ナウシズ)、ANSZ(アンサズ)、INGZ(イングワズ)を刻んだ決闘の陣。
その陣を布いた戦士に敗走は許されず、その陣を見た戦士に退却は許されない、赤枝の騎士に伝わる一騎打ちの大禁戒。
そは、光の御子クー・フーリンがその最期に、倒れて果てることをよしとせず、己の身体を柱に縛りつけ、絶命するまで戦い続けた故事とその地である川瀬に因む。 - 【関連項目】ケルト神話
- アトラス院
- 魔術協会における三大部門の一角。別名「巨人の穴倉」。西暦以前から存在する、エジプトを根拠とする錬金術師の集団。
- 【関連項目】魔術協会、魔術
- アリストテレス
- 『鋼の大地』において、人類と亜麗百種の大戦末期に現れ地上生物を無差別に破壊して回る謎の生命体。
名前の由来は古代ギリシャの哲学者だが、正体不明の生命体が何故そう名付けられたのか、経緯は不明。 - 【関連項目】アルテミット・ワン
- アリマゴ島
- 衛宮切嗣が父と共に少年時の一時期を過ごし、それまでの人生と決別する事件の起こった島。
封印指定の魔術師を巡り、聖堂教会と魔術協会の暗闘が繰り広げられた。蒼崎青子も関わっているとかいないとか。 - 【関連項目】封印指定、魔術協会、聖堂教会
- アラヤ
- 抑止力の一つ。人類の持つ破滅回避の祈り。人類の存続は、必ずしも星の存続を意味しない。
- 【関連項目】抑止力、ガイア
- アルズベリ
- イギリスの片田舎。本来何も無い寒村が、十年をかけてV&Vインダストリィにより一大工業プラントに作り変えられた。
……たとえそれが死徒の牧場であったとしても、人間の手による正しい資金と労働によって作られたものなら、聖堂教会はおろか魔術協会、魔法使いですら、神秘の側の者には手は出せない。手出しできるようになるのは、その正しさが失われる時。地獄が開くと分かっていながら、開くまでは放置せざるを得ない土地。
(もしあれば)『月姫2』の舞台となる一大決戦場。死徒、魔術協会、聖堂教会の三つ巴に加えてさらに、真祖の白い姫と殺人貴、復讐騎が集い、魔法使いまでもが介入する。
挑むは第六、朱い月の定めた儀式。千年の悲願はここに。 - 【関連項目】死徒、真祖、魔術協会、聖堂教会、魔法
- アルテミット・ワン
- 究極の一。「アルティメット・ワン」と表記されることもある。
天体それぞれが持つ常識における系統樹の最優・最強として頂点に立つただ一つの生命種。転じて、星そのもの。「タイプ・○○(天体名)」と呼称される(例:タイプ・ムーン)。
最高種・最強種というが、相対的な評価だけで成るものではないらしく、地球における究極の一「タイプ・アース」は星の意思が作ろうとしても上手くいかなかった。
『鋼の大地』において、他天体から正体不明の生命体として地球に飛来する。(その他の作品においても、名称のみ登場する場合もある) - 【関連項目】アリストテレス
- インド神話
- 北欧神話、ギリシャ神話に並ぶ世界三大神話の一つ。ヒンドゥー教や仏教など、宗教と結びつきが強い。
話のスケールが壮大で、インフレしたかのごとくありえない数字が乱舞するのが特徴的。
冬木の聖杯では東洋のサーヴァントは召喚できないため長らく出番が無かったが、『Fate/Extra CCC』や『Fate/Apocrypha』でサーヴァントや神霊が登場し始めている。 - 【関連項目】聖杯戦争、サーヴァント
- ウィザード
- 『Fate/EXTRA』の世界における最新の魔術師。魔術理論を基にした演算処理、霊子変換を身につけた霊子ハッカー。
- 【関連項目】疑似霊子、疑似霊子コンピューター、霊子構造
- エーテライト
- 正式名称エーテル・ライト
- アトラス院のエルトナム家に伝わる秘伝。元々は医療用に開発された、第五架空元素(エーテル)で構築した擬似神経繊維。
- 第五真説要素。ラニ=VIIIの炉心や黒い銃身に使用されており、第五架空要素を自壊させる。
- 【関連項目】エーテル、アトラス院、魔術協会、概念武装、魔術礼装
- エーテル
- 第五架空要素。四大の要素に溶け合い、形を成す為に必要な媒介。これ単体にはカタチはないが、これがなくては魔術は成立しない要素。
- 【関連項目】魔術、エーテル塊
- エーテル塊
- 本来、エーテルは地水火風のいずれかになるものだが、不出来な術者によっては四大のいずれにもならず、成りそこないとして物質化する事がある。これをエーテル塊という。
エーテル塊にはいかなる使い道もない。ある意味無を作るようなもの。
そう言うと「魔法」のようだが、エーテル塊はそも第一魔法の―――― - 【関連項目】エーテル、魔術、魔法
- 英霊
- 過去・現在・未来を問わず、あらゆる時間の中で存在した英雄たちの霊。
神話や伝説の中でなした功績が信仰を生み、その信仰をもって人間霊である彼らを精霊の領域にまで押し上げた人間サイドの守護者。英霊を英霊たらしめるものは信仰――人々の想念であるが故にその真偽は関係なく、確かな知名度と信仰心さえ集まっていれば物語の中の人物であろうがかまわない。
『世界』の外にある『英霊の座』に留められ、輪廻・因果を超えた不変のものとなっている。 - 【関連項目】サーヴァント、抑止力
- エクストラクラス
- 聖杯戦争におけるサーヴァントのクラスで、基本の七つに該当しない特殊なクラスである「アヴェンジャー (復讐者)」「セイヴァー (救世主)」「ルーラー (裁定者)」などの総称。
- 【関連項目】聖杯戦争、サーヴァント、クラス
- エルフ耳
- イラストレーターの出淵裕氏が、小説『ロードス島戦記』の挿絵においてエルフ族を描写する際に編み出した、細長く先端が尖った耳朶が顔の横~斜め後方に張り出した形状の外耳。TYPE-MOON世界ではメディアやセミラミスなど、神代~古代に生き魔道に携わる女性に多く見られる身体的特徴である。
- 円卓の騎士
- アーサー王伝説に登場する、アーサー王と対等であることを意味する円卓の席に座ることを許された騎士。原典では人数に関しては諸説あるが、TYPE-MOON作品では円卓は13席とされている(アーサー王含む)。
現在までのTYPE-MOON作品にて言及があるのは、アーサー王に加えて、ベディヴィエール、ランスロット、ガウェイン、モードレッド、ケイ、ギャラハッド、パーシヴァル、トリスタン、アグラヴェイン、ガレス、ガヘリスの12名。また、『Garden of Avalon』ではマーリンを円卓に含んでいるように取れる表現があり(一般的にはマーリンは円卓の騎士ではない)、彼をカウントするとちょうど13名となる。 - 【関連項目】サーヴァント、聖杯戦争、アーサー王伝説
- 小川マンション
- 荒耶宗蓮が結界を築くマンション。矛盾する螺旋。太極図の伽藍。固有結界を持たない荒耶が人工的に作り上げた、彼の心情風景の具現。結界名「奉納殿六十四層」。
- 【関連項目】固有結界
- オド
- 魔力の呼び名の一つ。小源。生命が自らの体内で生成する魔力を指す。
- 【関連項目】魔力、マナ
か行
- ガイア
- 抑止力の一つ。星自身が思う生命延長の祈り。星の存続は、必ずしも人類の存続を意味しない。
- 【関連項目】抑止力、アラヤ
- 概念武装
- 儀式や積み重ねた歴史、語り継がれる伝承などにより付与された概念(すなわち魂魄の重み)に依って特定の能力を発揮する強力な武装のこと。
- 【関連項目】宝具、魔術礼装
- 「 」
- 強いて読み方をつけるのであれば、から。受け取り方は人それぞれ。
簡単に、最も近いと思われる概念を上げたとすれば、「根源」ということになるが、「根源」は「根源」という名前がついたことでその性質をおのずと限定されるため、「 」とはやはり違うものである。 - 【関連項目】根源
- 伽藍の堂
- 蒼崎橙子が営む建築デザイン事務所兼人形工房。
- カレイドステッキ
- 第二魔法の限定的な運用を可能にする魔術礼装。
- 【関連項目】魔法、魔術礼装
- 観測宇宙
- 時間の概念の在り方が「認識される時間」である世界、もしくは視点のこと。
「認識される」とは、過去・現在・未来の三様が同時に知覚されていないことを意味する。
例えば人間の知覚では、過去は常に現在に更新されその現在からいずれくる未来を観測しているので、三様は同時に知覚されていない。
観測宇宙の利点は、現在から先は見通せないかわりに当事者は未来を変化させられる揺らぎを持っていること。これにより明日という現在を変革できる。
- 起源
- あらゆる存在が持つ、原初の始まりの際に与えられた方向付け、または絶対命令。あらかじめ定められた物事の本質。
無生・有生を問わず全ての物事は、抗えない宿命としてそれぞれ何らかの方向性を与えられて存在している。個々の人間もまた、知ろうが知るまいがこの方向性に従って人格を形成し、存在意義を持つ。
ただし衛宮士郎の様に、何らかの要因で起源そのものが変わってしまう事もある。
- 疑似霊子
- 肉体を通してしか発露できなかった意識を、電脳空間のアバターとして写し出した"意識の出力先"のこと。
魔術理論・疑似霊子とも言い、その過程で魂の位置を測定している。 - 【関連項目】ウィザード、疑似霊子コンピューター、霊子構造
- 疑似霊子コンピューター
- 高次元にある魂を主軸にした、並行世界にある"もの"を動員して並行並列演算を行うスーパーコンピューター。
機械の魂を定義し、魔術理論・疑似霊子で作り出した霊子を使用している。 - 【関連項目】ウィザード、疑似霊子、霊子構造
- キャスター (クラス)
- 聖杯戦争におけるサーヴァントのクラスの一つ。「魔術師」を意味する。
真名を隠す必要のあるサーヴァントは、慣例的に生前の名前ではなく聖杯戦争におけるクラス名で互いを呼び合う。 - 【関連項目】聖杯戦争、サーヴァント、クラス
- 吸血種
- 血を糧とするモノ。吸血鬼(特に死徒)と混同されがちだが、必ずしもその限りではない。
例えば第五次聖杯戦争におけるライダーが、死徒ではない吸血種に該当する。 - 【関連項目】真祖、死徒
- ギリシャ神話
- 北欧神話、インド神話と並ぶ世界三大神話の一つ。星座の由来となった逸話が多いため、世界で最も有名な神話体系といえる。
最強クラスのサーヴァント達が集った第五次聖杯戦争では、7騎のうち3騎もがギリシャ神話の英霊に由来するサーヴァントである。 - 【関連項目】サーヴァント、聖杯戦争
- 記録宇宙
- 時間の概念の在り方が「記録される時間」である世界、もしくは視点のこと。
「記録される」とは、過去・現在・未来の三様が同時に知覚されていることを意味する。
例えば何次元か上の知覚を持つ高次元の存在にとって、三次元世界は巻物に書かれた世界のようなものであるため、巻物の中にいる自分の過去と現在と未来を、いつでも記録として同時に知覚できる。
ムーンセルの中枢は過去と現在と未来が同時に存在し、あらゆる可能性を演算する並行世界シミュレーターであるため、記録宇宙の存在である。
- 空想具現化
- マーブル・ファンタズム。読んで字の如く、自らの空想を具現化し、世界を変化させる能力。精霊種が持つ自然への干渉能力。
ただし、変化させることのできるのは自身(精霊)と自然物のみという制限があり、自然から離れてしまった、例えば人工物を変化させることはできない。
精霊の住むとされる異界(別世界ではない)であるところの隠れ里や常春の国といったものは、精霊の描いた空想が具現化したものであるとされる。アルクェイド・ブリュンスタッドの居城「千年城ブリュンスタッド」も同様。 - 【関連項目】固有結界
- クラス
- 聖杯戦争におけるサーヴァントに割り当てられる「役割」。英霊を完全な形で召喚するのは聖杯の補助があっても容易ではなく、「役割に即した英霊の一面」というものに限定することでその負荷を抑えている。
基本的に「セイバー(剣士)」「アーチャー(弓兵)」「ランサー(槍兵)」「ライダー(騎乗兵)」「キャスター(魔術師)」「バーサーカー(狂戦士)」「アサシン(暗殺者)」の七つのクラスが存在する。が、例外もある。 - 【関連項目】聖杯戦争、サーヴァント
- 紅赤朱
- くれないせきしゅ。遠野とその分家における「先祖還り」とその能力。または完全に先祖還りを果たした人。
遠野秋葉の檻髪と式神行使、軋間紅摩の灼熱など、個々で能力の詳細は異なる。 - 【関連項目】混血、反転
- ゲッシュ(誓約)
- 「禁忌」を表すアイルランド語で、ゲッシュ(geis)の他にギャサ(geasa)とも言う。
ケルト神話の英雄に課せられる「○○してはならない」という形式の制約であり、義務にして誓いである。生まれつき定められているものもあれば、自ら誓いを立てたり、他人から与えられる場合もあり、一人につき一つから複数まで課される。
ゲッシュを厳守すれば神の恩寵を受けられるが、ひとたび破れば破滅がその身に降りかかると言われ、実際、ケルトの英雄の死因の大半は「ゲッシュに対する違反(それにより降りかかる事故や不運)」が占めている。 - 【関連項目】ケルト神話
- ケルト神話
- 古代ヨーロッパの神話体系。
西洋圏では高い知名度を誇るが、元が口伝であることやケルト文化に馴染みが薄いことから、日本での知名度は低い。そのため、冬木の聖杯戦争に招かれたケルト由来の英霊は、伝承の力を存分には発揮できなかった。 - 【関連項目】サーヴァント、聖杯戦争
- 幻想種
- 通常知られている生命の系統樹からは外れている、いわゆる「伝説上の獣」のこと。「魔獣」「幻獣」「神獣」のランクがある。その多くはキメラ(掛け合わせ)。
魔獣ランクならば魔術師でも使役可能で、未だ未開の地の奥深くでなら発見できなくはないが、幻獣ランク以上のものは既に世界の裏側にシフトしてしまっている。
「幻獣」ランクで有名なのは、ペガサスやヒポグリフなど。
最高位の「神獣」ランクは、ゼウスに対するガイアの怒りから生まれた「怪物の王」テュポーンや、海の悪魔として恐れられる「白鯨」モビー・ディックなどが有名で、この位階になると英霊では手も足も出ない強さを持った者も少なくない。
奈須氏曰く、「このあたりの神獣はもはや生き物というよりも超兵器みたいなもの」。神獣の中でもその強さには個体差が存在し、スフィンクスなどを最高クラスのサーヴァントが宝具として召喚することが有る。
また、「竜種」は分類に関係なく最優良とされている。 - 【関連項目】竜種
- 権能
- 魔術(コードキャスト)やスキル、宝具とは異なる、事象の変動や時空流操作、国造りといった、世界創造を可能とする特殊能力。
神代と呼ばれた紀元前約4000年頃には在り、文明レベルが向上した西暦以降にはその任を解かれて消え去った。
スキルが「ある現象を可能とする原理」ならば、権能は「ある現象をただ起こせる権利」に相当する。
神霊クラスなら保有して然るべき能力だが、物理法則で安定した今の時代では、この権威を振るえば自身の崩壊という代償を支払う必要がある。 - 【関連項目】魔術、スキル、宝具
- 固有結界
- リアリティ・マーブル。
魔術の一種で、術者の心象風景で現実世界を塗りつぶし、内部の世界そのものを変えてしまう結界のこと。空想具現化の亜種にあたり、似て否なるもの。 - 【関連項目】空想具現化、魔術
- 混血
- かつて、ヒトならざるものと交わって力を得た人間たちの末裔。
- 【関連項目】紅赤朱、反転
- 根源
- または「根源の渦」とも呼ばれる。
ゼロ。全ての原因。あらゆる現象が流れ出したもと。
有り体に言うと「真理」「究極の知識」ということになる。全ての原因であるがゆえに、全ての結果を導き出せるもの。この一端の機能を指してアカシックレコードと呼んだりもする。
魔術師が生涯はおろか子孫にも受け継がせて追い求める究極にして唯一の研究テーマ。魔術師にとってあらゆる魔術は結局のところここへ至るための手段にすぎない。
辿り着いた前例はあるが、到達した瞬間にその魔術師はあちら側に行って世界から消失し、この世界には帰ってこないため、誰かから学ぶことはできず、自分の力で辿り着かねばならない。 - 【関連項目】魔術、魔法
さ行
- サーヴァント
- 聖杯戦争に則して召喚される特殊な使い魔。過去・現在・未来に存在する英霊が聖杯の助けによりマスターに召喚された存在。
- 【関連項目】英霊、聖杯戦争、クラス、マスター、使い魔
- 死徒
- 真祖、もしくは他の死徒に血を吸われて吸血鬼となった者。
- 【関連項目】死徒二十七祖、真祖、吸血種
- 死徒二十七祖
- 死徒の中でも最も古い、もしくは最も能力の高い者。
現在複数の欠員はあるものの、今後その数は補填される。 - 【関連項目】死徒、真祖、吸血種
- ジャプニカ暗殺帳
- 一家に一殺。あいんつべるん発行、よいこのめっさつしりーず。横罫22行、大きく「ふくしゅう」と印字されている。
何の能力も無いノートだが、呪詛じみた不平不満が書き連ねられ特定の方向性を持つに至ったもの。ある意味アンリマユ。
主に間桐桜が書いているが、セイバーや遠坂凛、イリヤも共同で書いている。
- 守護精霊
- 第七聖典やアルゴンコイン等に憑いている精霊。
精霊を大別すると、自然霊、動物霊、そして守護精霊に分けられる。前二者は星寄りの存在であり、本来は人間の味方となる存在ではない。それらに人間の魂を融合させることで人間寄りの意識を持たせ、人工的に造られるのが守護精霊である。 - 【関連項目】概念武装
- 呪層界
- 負の念によって反転してしまった、特定の人間を呪い殺すための世界。元の世界に帰るには怨念の元を倒す必要がある。
- 真祖
- 生まれながらの吸血鬼。人間に対して直接的な自衛手段を持たない星が、人間を律するために生み出した「自然との調停者」「星の触覚」。
- 【関連項目】死徒、吸血種
- 神造兵装
- 人によって造られたモノでない兵装のカテゴリの一つ。神造の定義は「人の望みによって作られながら、人の意思に影響されず生まれるもの」。たとえ神が造ったとしても、人の望みで作られていないもの、人の意志に影響されて生まれたものは該当しないということになる。
例として「約束された勝利の剣」は、人々の“こうであって欲しい”という想念が地上に蓄えられ、星の内部で結晶・精製されたという工程で生まれている。公式に神造兵装と明記されているものには、現在「約束された勝利の剣」「乖離剣エア」「無毀なる湖光」。神造兵装である、とは明言されていないがギルガメッシュの唯一の友であるエルキドゥも「神造」であり「ウルク最強の兵器」とされる。 - 【関連項目】宝具
- 神代
- 現代より昔、まだ神秘が世界にそのまま存在していた時代。一言で言うなら「神話の時代」。
- 現在とは比較にならないほど大気にマナが充満しており、五世紀の人間でさえ被曝すると命を落としてしまうほど。
- 魔術王ソロモンの治世の後に加速度的に世界から神秘が失われて行き、西暦を迎える頃が神代の終焉となっている。
- 神代回帰
- 精霊に近い生命体等が、どの程度の魔法以前の神秘を再現出来るかの指標。評価方法は魔術師の魔術回路に近い。
その神秘の純度を示す質、出力を示す量、その神秘の年代や種別を示す編成が物差しとなる。 - 【関連項目】魔術回路
- スキル
- サーヴァントの有する技能。生前に為した事柄や、本人の特徴をあらわす。
同名のスキルであっても、程度の差でランクが存在している。 - 【関連項目】サーヴァント
- スノーフィールド
- 『Fate/strange Fake』の中心となる都市。アメリカ西部に位置し、北に大渓谷、西に森林、東に湖沼地帯、南に砂漠を持つ。
- 二十世紀初頭にはネイティブアメリカンの小規模な居留地だったが、第二次世界大戦後に急速に発展し、現在では人口八十万人規模の都市である。
- 【関連項目】聖杯戦争
- 西欧財閥
- 『Fate/EXTRA』の世界における地上の最大組織にして実質的な支配者。聖堂教会を取り込み、レジスタンスとは敵対している。
- 【関連項目】聖堂教会、レジスタンス
- 聖骸布
- 聖人の遺骸を包むのに用いられた布のこと。中には、信仰を集めることで、概念武装として機能するものもある。
作品中ではマルティーンの聖骸布、マグダラの聖骸布などが登場している。
サーヴァントが持つスキル『聖人』の効果の中にはこの聖骸布を作成する、というものもある。 - 【関連項目】概念武装
- 精神
- 第三要素。第一要素(肉体)と第二要素(魂)を繋ぎ、個として成立させるために必要な要素。魂と肉体を切り離すのに高度な魔術が必要なのは、精神を無視できないがゆえ。魂と並んで、サーヴァントなど人間霊の食料に成り得る。
- 生存力
- 自分たちが住む地盤を住みやすい環境に整える本能。どれほどのエネルギーを持とうが“ただそこにある”だけの古代の神々には欠けているモノ。対して人間の生存力は、ひとりひとりでは小さいが、とにかく数が多く、平均値が高いため並外れている。
- 聖堂騎士
- 聖堂教会所属の騎士のこと。神なき地に遠征することはいかなる理由だろうと許されず、聖地の守護にのみ動く。代行者とは異なり、常に数で圧倒する戦術を執る。
- 【関連項目】聖堂教会
- 聖堂教会
- 「普遍的な」意味を持つ一大宗教。その裏側に存在する組織。
教義に反したモノを熱狂的に排斥する者たちによって設立された、「異端狩り」に特化した巨大な部門。 - 【関連項目】埋葬機関、代行者、聖堂騎士
- セイバー (クラス)
- 聖杯戦争におけるサーヴァントのクラスの一つ。「剣士」を意味する。
真名を隠す必要のあるサーヴァントは、慣例的に生前の名前ではなく聖杯戦争におけるクラス名で互いを呼び合う。 - 【関連項目】聖杯戦争、サーヴァント、クラス
- 聖杯
- 原義を言うならば、最後の晩餐でキリストが使い、その血を受けた杯のこと。
聖杯戦争で奪い合う聖杯は「万能の願望機」と呼ばれる魔術礼装。 - 【関連項目】聖杯戦争、魔術礼装
- 聖杯戦争
- 万物の願いをかなえる「聖杯」を奪い合う争い。
『Fate/stay night』では、数十年に一度、冬木市を舞台に行われる。聖杯を求める七人のマスターと、彼らと契約した七騎のサーヴァントがその覇権を競う。最後に残った一組にのみ、聖杯を手にし、願いを叶える権利が与えられる。
他にも『Fate』の名を冠する数多の作品にて、様々な形の聖杯戦争が開催されている。 - 【関連項目】聖杯、サーヴァント、冬木市
- 聖杯大戦
- 『Fate/Apocrypha』の世界における聖杯戦争。冬木の聖杯戦争よりも規模が拡大し、赤と黒の陣営それぞれに別れ、計14騎が激突する。
- 【関連項目】聖杯、サーヴァント
た行
- 代行者
- 聖堂教会の異端審問員であり、教義に存在しない「異端」を力ずくで排除するモノたち。法王を支える百二十の枢機卿たちによって立案された、武装した戦闘信徒。
一般的に連想される「エクソシスト(悪魔祓い師)」ではなく「エクスキューター(悪魔殺し)」であり、目的は悪魔を消し去ること。悪魔を追い払う(同時に犠牲者の魂を救う)わけではない。 - 【関連項目】聖堂教会、埋葬機関
- 大帝都
- 三咲町の焼肉屋さん(正確には、隣町にある)。品質よりも安さで勝負する、学生にはありがたいお店。
人間の限界に挑戦する食べ放題がスペシャルメニューとして存在し、上位メンバーの名が店には貼り出されている。一月単位で変動するそれらだが、一位と二位の「あおざきあおこ」「あおざきとうこ」の記録は化け物じみているので、向こう数年は変わらないだろう、と噂されているとかなんとか。 - 【関連項目】三咲町
- 退魔四家
- 浅神、七夜、巫浄、両儀の四家。混血の天敵とされるが、両儀以外は断絶または没落している。
作中にも用語辞典にも無い名称なのだがファンの間ではそれなりに使われており、記念本一問一答にて奈須きのこも使用した。
- 第二要素
- 「魂」を参照。
- 第三要素
- 「精神」を参照。
- 第五元素、第五仮説要素、第五架空要素
- 「エーテル」を参照。
- 第五真説要素
- 第五架空要素を自壊させる。
- 第六架空要素
- 「悪魔」を参照。
- 台湾製の不味い煙草
- シリーズの要所に登場する小道具。蒼崎橙子の知り合いの煙草職人がダンボール1箱分だけ製作したもので、橙子が愛飲している。作中で繰り返し不味いと言われながら、愛用者が幾人も存在する。
- 魂
- 第二要素。物質界において唯一永劫不滅でありながら、肉体という枷に引きずられ、単体でこの世に留めることはできない。
記憶、魔術回路などは本来、肉体ではなく魂に存在する。魔術において必要な要素とされていながらも、魔術的には扱いが難しい物とされ、魔術による干渉はあくまで「内容を調べるモノ」、「器に移し替えるモノ」に限られ、魂本体には加工や消費といった利用価値は無いとされる。真に利用法を確立した人物は第三魔法の体現者である一人しかいない。(ミハイル・ロア・バルダムヨォンやタタリ/ワラキアの夜が行っているのは、魂の「情報化」であってコピーの類)。
また、人間霊であるサーヴァントにとっては精神と並んで魔力の供給源となる「食事」ともなる。 - 【関連項目】魔法、魔術、サーヴァント
- 超能力
- 「魔術」という神秘に根ざしたある種の技術ではなく、「混血」のようにヒト以外の魔の力を取り入れた結果でもなく、ヒトがヒトのまま持つ特異能力。俗に言う超常現象を引き起こす回線。
魔術と違い、先天的な資質が不可欠とされ、基本的には「一代限りの突然変異」。ただし、近親婚を繰り返すなどして血脈の中に超能力を留めておこうとする一族等の例外はある。また、別の資質だったものが、後天的に変化して、別の超能力を持つに至る場合もある。
高度なものになると、魔術では再現できない。直死の魔眼などがこれに相当する。これを「魔」に対抗するための人類という種の祈りの結晶――つまりアラヤの抑止力と捕らえる考え方もあるが、真偽は定かではない。
一見すると魔術でできないこと=魔法=超能力のように思えてしまうが、魔術と魔法の差は「結果をもたらせるか否か」であるので、例えば直死の魔眼がもたらすのは「死」であり、どれほど特殊な過程を経ようと結果は結果であるため、魔法の域には至らない。 - 【関連項目】直死の魔眼、抑止力
- 直死の魔眼
- 対象の「死」を視覚情報として捉えることが出来る目。死の情報は黒い「線」と「点」で示される。
- 【関連項目】超能力、魔眼
- 使い魔
- 魔術師が使役する従者。
- 【関連項目】魔術、サーヴァント、マスター
- 投影六拍
- 無限の剣製による投影の理屈。創造理念(どのようないとで)、基本骨子(なにをめざし)、構成材質(なにをつかい)、製作技術(なにをみがき)、成長経験(なにをおもい)、蓄積年月(なにをかさねたか)。これを追想(トレース)することで、より高度な複製を可能とする。
- 【関連項目】衛宮士郎 アーチャー アーチャー (EXTRA・赤)
- 時計塔
- 魔術協会における三大部門の一角。倫敦は大英博物館を拠点とする、現在の魔術協会の総本部。
作中で用いられる魔術協会という呼称は、特に注釈がない限りほぼこの時計塔のことを指す。 - 【関連項目】魔術協会、魔術
な行
- 肉体
- 第一要素。物質界に形あるモノとして存在する。しかしこれだけでは動物も人間も機械と相違ない。
- ネコ二十七キャット
- 死徒二十七祖とは別に太古から活動している謎のクリーチャーアライアンス。グレートキャッツビレッジのネコ精霊たちの頂点に立つネコたち。
『AATM』の時点で空席は24あったが、わるい由紀香、きれいな蒔寺、ヘンな氷室が加入した。一番下っ端のネコアルク・バブルスはリストラ予定。
FESパンフレットでは番外も含めて23匹。
01.はじまりのネコアルク 02.cosmo murder 03.偽乳疑惑の猫又妹 04.(欠番) 05.(欠番)
06.きれいな蒔寺 07.ヘンな氷室 08.わるい由紀香 09.(欠番) 10.虎竜(こたつ)で眠るSSF
11.(欠番) 12.最強のカリヤーン 13.エクスペリエンス・コハッキー 14.貞淑なステンノー 15.爛漫なエウリュアレ
16.エイイチロー版サジョーアーヤカ 17.(欠番) 18.正体不明系魔法少女プリンセスフォーチュン
19.鉄拳ヴァイオレスト・リーズちゃん 20.白レン 21.縞レン 22.三毛レン 23.ぶちレン 24.パンダ師匠
25.NG秋葉 26.製パン合体巨神キッツィーちゃん 27.華麗なるコマドリー EX.働かざるネコカオス
- ノウブルカラー
- 特例。魔術協会における、生まれ持った特殊な資質に対する呼称。
主に「魔眼」持ちに与えられており、志貴の直死やライダーの石化のように、先天的に他者への運命干渉が可能である強力な魔眼は確実にノウブルカラー。「主に」とされるように、「先天的な資質」が該当するのであって、魔眼だけが対象ではない。厳密な意味では魔眼のカテゴリから外れる直死の魔眼でも、ノウブルカラーである。 - 【関連項目】魔術協会、魔眼、直死の魔眼
は行
- バーサーカー (クラス)
- 聖杯戦争におけるサーヴァントのクラスの一つ。「狂戦士」を意味する。
真名を隠す必要のあるサーヴァントは、慣例的に生前の名前ではなく聖杯戦争におけるクラス名で互いを呼び合う。 - 【関連項目】聖杯戦争、サーヴァント、クラス
- パララララ機関
- かつて存在した、神論と魔術論の融合を旗印とした魔術機関。
- 当然のごとく聖堂教会にとっては存在自体が異端かつ冒涜なため壊滅させられたが、残党の一部が逃げ散った模様。
- 残党と思しき人物が「マスター」と呼びかけていることから、創設者は彼ではないかと言われているが、真偽は不明。
- 【関連項目】聖堂教会、魔術
- 反英雄
- 悪を行い人々から呪われる存在ながら、それが結果的に人々の救いとなって奉られた英雄。
- 【関連項目】英霊
- 反転
- 混血の者がその血ゆえに人外のものとしての欲に飲まれた状態。
転じて、間桐桜に対する黒桜のような、欲望が現出したもう一方の人格を指すことも。こちらの意味の場合は、対象となる人物によっては他に「黒化」とも言われる。 - 【関連項目】混血、紅赤朱
- ヒュドラ
- Fateシリーズで度々名前が出てくる幻想種。ギリシャ神話に登場する多頭の蛇の怪物。
伝承通り猛毒を持ち、その殺傷力はサーヴァントにとっても脅威となるほど。幻想種としては強力な部類らしく、ヘラクレスの十二の難行の中でもヒュドラ殺しは別格の功績として扱われている。
近年のファンタジー界隈では竜の一種とされることもあるが、TYPE-MOON世界での扱いは不明。
- 封印指定
- 学問的に習得不可能レベルの魔術を身につけた魔術師に対し、魔術協会がサンプルとして保護する、と伝える令状。
魔術師としては栄誉であるが、軟禁生活を強いられるため、たいてい逃亡する。 - 【関連項目】魔術協会
- 冬木市
- 『Fate』シリーズの中心的舞台となる地方都市。西日本の日本海側に存在し、古くから魔術師達が住み着く特異な霊地。
- 【関連項目】聖杯戦争
- ブリテン島
- 現在のイギリスの領土のほとんどを占める島。アーサー王物語やケルト神話の主要な舞台となる。
- 『Fate』シリーズの世界では神秘上の特異点として存在しており、聖槍ロンゴミニアドによって「世界の裏側」と「人間の世界」が交わらないように結びつけられた臍として機能している。
- このため、西暦以後になっても失われたとされた神代の神秘が存在していた。
- 【関連項目】アーサー王物語、ケルト神話
- 宝具
- 英雄(英霊)を象徴する、奇跡を成す兵器。物質化した奇跡とも称される。武器が代表的だが、防具や無形の秘術も含む。
聖杯戦争においては、サーヴァントがもつ最終武装であり、切り札。同時に、宝具を使うことはサーヴァントの正体の露見を意味する。 - 【関連項目】英霊、サーヴァント
- 彷徨海
- 魔術協会における三大部門の一角。別名「移動石柩」。北欧を根城とする原協会で、その名の通り海上を彷徨い移動する山脈の形をしているという。
- 【関連項目】魔術協会、魔術
- 星
- TYPE-MOON世界では、基本的に地球のこと。また、地球の意思のこと。
- 【関連項目】抑止力、ガイア、アラヤ
- ホムンクルス
- 人造人間。錬金術において、人の精と幾つかの要素を以って育てられる、子宮を用いない生命の誕生法によって生まれる者達。
- 【関連項目】魔術
ま行
- 埋葬機関
- 聖堂教会の最高位異端審問機関。悪魔祓いよりも「悪魔殺し」を行う代行者たちの、その中でもさらにトップエリートが所属する組織。その名に違わぬ超武闘派集団で、七人の代行者と一人の予備役から構成される。
状況次第では教会の意向に背くことも出来るほどの強権が与えられており、例えそれが大司教であっても悪魔憑きならば即座に串刺しにするほど。ゆえに、異端を狩る機関でありながら「教会における異端」と囁かれる。 - 【関連項目】聖堂教会、代行者
- 魔眼
- 主に魔術師が持つ一工程の魔術行使で、視界にいるものに問答無用で魔術をかけるというもの。
- 【関連項目】直死の魔眼、ノウブルカラー、魔術
- 魔術
- 魔力を用いて人為的に神秘・奇跡を再現する術の総称。「魔法」とはその定義が異なる。
- 【関連項目】魔法、魔術協会、魔術回路、魔術刻印、魔力
- 魔術回路
- 魔術師が体内に持つ、魔術を扱うための擬似神経。
- 【関連項目】魔術
- 魔術協会
- 魔術師たちによって構成された、魔術師を管理する団体。
- 【関連項目】時計塔、アトラス院、彷徨海、魔術、封印指定
- 魔術刻印
- 魔術師の家系が持つ遺産。生涯を以って鍛え上げ、固定化(安定化)した神秘を刻印にし、子孫に遺したもの。
- 【関連項目】魔術
- 魔術礼装
- 単に礼装とも呼ばれる。魔術の行使をサポートする特殊武装。一般には「魔法使いの杖」として認知されているもの。当然、杖の形に限定されているわけではない。
- 【関連項目】概念武装、宝具
- 魔人化
- 自らの業によって人間ではなくなってしまい、結果的に悪魔のカテゴリーに含まれること。悪魔、魔人化と銘打ってはいるが、この認識宇宙における「人」ではなくなった結果、異なる文明圏や異なる惑星に住まう高次元生命体と変わらない在り方を持つ。もしくは二十世紀に流行した、とある創作神話における邪神の在り方に近い。
- マスター
- 主人。使い魔との契約者。
- 聖杯戦争の参加者。聖杯の助けでサーヴァントを召喚し、従える。
- 【関連項目】聖杯戦争、サーヴァント、令呪
- マナ
- 魔力の呼び名の一つ。大源。自然界に満ちている星の息吹たる魔力を指す。
- 【関連項目】魔力、オド
- 魔法
- 「魔術」とは異なる神秘。魔術師達が目指す最終到達地点である「根源の渦」から引き出された力の発現。その時代の文明の力では、いかに資金や時間を注ぎ込もうとも絶対に実現不可能な「結果」をもたらすものを指して魔法と呼ぶ(対して魔術は、一見ありえない奇跡に見えても「結果」という一点においては、別の方法で代用ができる)。
人類が未熟な時代には数多くの魔法があったが、それらは文明の発達にともなって、殆どが魔術へと格下げされた。 - 【関連項目】魔術、根源
- 魔力
- 魔術を発動させるための要素のこと。加工された生命力であるが、魔力が生命力に還元されることや生存に魔力を必要とする存在もおり、生命力と同一視されることもある。
自然に満ちる星の息吹である大源の魔力「マナ」と、生物の生命力より精製される小源の魔力「オド」があるが、魔力である点においてそのほぼ性質に差はなく、基本的には単純にマナのほうがオドよりその絶対量が優れていることとして扱われる。
「ほぼ」とあるように全く性質に差がないわけではなく、例としてサーヴァントによっては宝具の使用等の際にはマナを自然界から取り込むことも出来るが、自身の動力源としての魔力はマスターの提供するオドに頼らざる得ない。 - 【関連項目】マナ、オド、魔術
- メシアン
- 三咲町のカレー屋さん。シエルのお気に入りの店。
- 【関連項目】三咲町
- メソポタミア神話
- 古代メソポタミアから伝わる神話体系であり、非常に古い歴史を持つ。
「古い時代の魔術ほど強力」「年月を経た信仰はそれ自体が概念武装となる」というTYPE-MOON世界の魔術理論により、この神話の頂点に立つギルガメッシュは桁外れの霊格を持つ。 - 【関連項目】サーヴァント、聖杯戦争
や行
- 山育ち
- TYPE-MOONにおける強キャラ設定の一つ。人里離れたコミュニティで育ったことで常人を超えたレベルのスキルを身につけていたり、基本性能が人間から逸脱していたりする。
- 【関連項目】葛木宗一郎、静希草十郎、坂田金時、殺生院キアラ
- ユグドミレニア
- 『Fate/Apocrypha』の世界において、魔術協会から離反した魔術師の一族。「千界樹」とも。
- 【関連項目】魔術協会、聖杯戦争、聖杯大戦
- 抑止力
- カウンターガーディアン。集合無意識によって作られた、世界の安全装置。人類の持つ破滅回避の祈りである「アラヤ」と、星自身が思う生命延長の祈りである「ガイア」の二つがある。
- 【関連項目】ガイア、アラヤ
ら行
- ライダー (クラス)
- 聖杯戦争におけるサーヴァントのクラスの一つ。「騎乗兵」を意味する。
真名を隠す必要のあるサーヴァントは、慣例的に生前の名前ではなく聖杯戦争におけるクラス名で互いを呼び合う。 - 【関連項目】聖杯戦争、サーヴァント、クラス
- ランサー (クラス)
- 聖杯戦争におけるサーヴァントのクラスの一つ。「槍兵」を意味する。
真名を隠す必要のあるサーヴァントは、慣例的に生前の名前ではなく聖杯戦争におけるクラス名で互いを呼び合う。 - 【関連項目】聖杯戦争、サーヴァント、クラス
- 竜種
- 竜、もしくは竜を模した魔獣のこと。
分類としては幻想種同様「魔獣」「幻獣」「神獣」の全ランクに存在しており、なおかつその中で最優良種と見なされることが常である『幻想種の頂点』。
竜とその他種族の混血の場合は雑竜種(デミドラゴン)と呼ばれ、純然たる竜種と比較すれば劣化種と見なされるがそれでも強大な力を持つ。 - 【関連項目】幻想種
- 龍
- 主に東洋におけるドラゴンを指す。
西洋の竜が"魔"とされるのに対し、中華における龍は神的存在とされている。
竜は最強の幻想種だが、龍は無敵であり、戦う必要すらない存在である。
- ルーラー (クラス)
- 聖杯戦争におけるサーヴァントのクラスの一つ。「裁定者」を意味する。基本の七つのクラスに該当しないエクストラクラスで、そもそも聖杯戦争を勝ち抜く必要もない中立の審判という非常に特殊なサーヴァント。
- 【関連項目】聖杯戦争、サーヴァント、クラス、エクストラクラス
- ルーン
- 北欧に起源を持つ魔術系統。歴史は長いが、20世紀の魔術協会ではほとんど廃れていた。
劇中に登場する使い手は、ランサー、バゼット・フラガ・マクレミッツ、蒼崎橙子など。 - 【関連項目】魔術、魔術協会
- 礼園女学院
- 『空の境界』に登場する、黒桐鮮花たちの通う全寮制のお嬢様学校。ミッション系で、もともとはイギリスにある神学校の姉妹校。学長はマザー・リーズバイフェ。この学校をモデルに、浅上女学院が作られたらしい。
- 【関連項目】浅上女学院
- 霊子構造
- 存在の意味である魂を元に定義される『モノの本質』のこと。ソウルクオリアとも。
モノのカタチやサイズ、時間の流れ、固定価値が一定ではない電脳空間で、ウィザードが自分の姿を保っていられるのは高次元にあるとされる魂由来のコレと強く繋がってるため。 - 【関連項目】ウィザード、疑似霊子、疑似霊子コンピューター
- 霊子防御
- サーヴァント戦で銃が有効ではない理由。これをどう破るかが重要であるため銃では目晦ましにしかならない。
ただし近代兵器を己の起源として愛用する英霊であれば話は違ってくる。それと近代兵器を宝具化できる者。
- 令呪
- 聖杯戦争において、サーヴァントとの契約者に与えられる、最大3回の絶対命令権限。
- 【関連項目】聖杯戦争、マスター、サーヴァント
- レジスタンス
- 『Fate/EXTRA』の世界において、西欧財閥に敵対する勢力の総称。「解放戦線」とも呼ばれる。一部には滅んだ魔術協会の関係者も参加している。
- 【関連項目】西欧財閥、魔術協会
- 路地裏同盟
- 定住地を持たず、路地裏に隠れ住むキャラクターたちの集まり。現状女性のみ、メンバーは4名。
英数字
- 7
- 奈須氏の癖なのか、何かと作中に存在する数字。二桁の場合でも、一の位が7というケースはよくある。
- シエルの切り札は第七聖典。
- 埋葬機関の代行者は7人。(それプラス予備役1人)
- 聖杯戦争で選ばれるのは7人のマスター。召喚されるのは七騎のサーヴァント。
- 遠野志貴の出自は七夜一族で、短刀の銘は「七ツ夜」
- アトラス院は七大兵器を展示。
- アトラス院が発行した契約書は7枚。
- ヴァン=フェムは七大ゴーレム『魔城』を創像。
- アルクェイドは吸血衝動の抑制に7割の力を割いている。
- バーサーカーが『勝利すべき黄金の剣』で殺された回数は7回。
- アーチャーが防御用に使う盾は『織天覆う七つの円環』
- 「空の境界」は原作、映画版共に七章+αで構成される。
- 大聖杯となったユスティーツァ・リズライヒは、アインツベルンの7代目当主。
- アルクェイドは志貴に17回切断され、17塊の肉片に分割された。
- ロアが転生したのは17回。初代ロア+17回で、18代目に四季が選ばれた。
- 死徒の祖は27体。
- 衛宮士郎の魔術回路の数は27個。
- アーチャーがランサーに短剣を弾かれた数は27回。
- 衛宮切嗣の礼装「起源弾」は、第四次聖杯戦争開催前までに37発を消費。