イリヤスフィール・フォン・アインツベルン
イリヤスフィール・フォン・アインツベルン | |
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読み | いりやすふぃーる ふぉん あいんつべるん |
外国語表記 |
Illyasviel von Einzbern[出 1] Ilya[出 2][注 1] |
愛称 | イリヤ |
性別 | 女性 |
誕生日 | 11月20日?(#話題まとめ参照) |
身長 | 133cm |
体重 | 34kg |
スリーサイズ | B61/W47/H62 |
特技 | 特になし |
好きな物 |
雪 士郎のエプロン姿 |
苦手な物 |
寒いところ 猫 |
天敵 | 間桐桜 |
魔術特性 | 力の流動・転移[出 3]、願いを叶える[出 4][出 5] |
声優 | 門脇舞以 |
イメージカラー | 銀 |
初登場作品 | Fate/stay night |
概要[編集 | ソースを編集]
第五次聖杯戦争におけるバーサーカーのマスター。愛称はイリヤ。
- 略歴
- 「最高傑作」と謳われる、アインツベルンのホムンクルス。
- 第四次聖杯戦争の8年前に生まれる。従来のホムンクルスとは異なり、受精卵から発生し、子宮の中で過ごして、赤子として生まれ成長する。しかし胎児の時に何度も改造されたことで、ホムンクルスの母以上に人間というより魔術回路の塊と言うべき組成になっており、成長不良になっている。
- 第四次聖杯戦争で母のアイリスフィール・フォン・アインツベルンは死に、父の衛宮切嗣は裏切り者としてアインツベルンから遠ざけられる。
- ある日、外に人影を認めてイリヤは城の入り口まで迎えに行くが、そこに大聖杯の記憶が流れ込み、その中で切嗣が母と自分を殺しているのを見る。当初は嘘だと拒絶するが、アハト翁の態度を見て切嗣に切り捨てられたと受け入れる。
- その後、イリヤの視点では廃棄場に居り、これがホムンクルス達の集合無意識か現実かの区別も付かなくなる。[出 6]アニメの描写を信じるならば現実には自室に閉じ込められていた。Fateルートでも欲しい物は何でも手に入った代わりに自室からは出られなかったと語っている。
- 第四次聖杯戦争から5年後、廃棄されたホムンクルス(アニメでは黒アイリ)から切嗣の死を知らされる。初め自分には関係無いと耳を貸そうとしなかったが、切嗣に養子が居ること、この養子への復讐は生き甲斐になると唆される。
- その後、連日の手術が続き、聖杯戦争に嫌気が差すが、廃棄されたホムンクルスからイリヤの肩に一族の命運が掛かっていることを告げられ、後に引けなくなる。
- 第五次聖杯戦争の2ヶ月前にセラ、リーゼリットと初めて顔を合わせるが、どのホムンクルスも同じと心を開かなかった。[出 6]その後バーサーカーと契約する。大聖杯の補助無しにバーサーカーを維持する為、彼が指先を動かすだけで悲鳴を上げる毎日で、イリヤの口から出るのは彼への罵倒だけであった。しかしバーサーカーも彼女が話し掛けるのは自分だけであることを見抜いていた。苛烈な訓練によって、人格を失っているはずのバーサーカーと強固な絆を得る。
- 聖杯戦争が近付き、バーサーカーの制御に慣れると、苦痛の仕返しとして彼から理性を奪い完全に狂戦士として扱う。それでもイリヤが頼れるのは彼だけであった。
- こうした第五次聖杯戦争までの手術と訓練が元で、臓硯曰く1年と保たない急造の体となる。
- バーサーカー、セラ、リーゼリットを伴って来日し、件の養子、衛宮士郎と邂逅を果たして第五次聖杯戦争に臨む。
- 人物
- 聖杯戦争の為だけに育てられており、常識や倫理観に乏しい。聖杯戦争のルールに従い、日中は休戦し、無関係な者には手を出さない一方で、関係があればマスターでなくなっていても殺しにかかる。敵には嗜虐的だが、身内には愛情深い一面を見せる。ナチュラルに天使で、ナチュラルに悪魔。
- 普段の立ち居振る舞いは幼い少女然としているものの、魔術師・貴族の姫として威厳のある態度をとったり、実年齢は士郎より少し上であるため、「妹」ではなく「姉」としての顔を垣間見せる時もあるなど、様々な側面を併せ持つ。
- ホムンクルスとして現実的な物の見方をする。切嗣に捨てられたと思ってもその場で泣き出さず、淡々と受け入れていたのもその表れ。[出 6]他方で頭に血が上ると後先考えなくなり、これがFateルートとUBWルートでの敗因になった。
- 長いこと一人で過ごして来たこともあり、人付き合いは下手。士郎から殺し殺されの関係でお話しはできないと断られると、狼狽えて、進んで殺されようとしていたのを助けたと恩着せがましく言い返す。また士郎の周りの人間が次々と失われようとしていると知りながら、そんなことより遊ぼうと誘って、彼を怒らせたこともある。言い合いになると凛に涙目になるまで追い込まれる一幕も。
- 年相応に性には興味があるらしく、リーゼリットが体型を褒められているのを知ると寂しそうにし[出 7]、バーサーカーにはセイバーや遠坂凛を犯す様に嗾けている[注 2]。
- 士郎を切嗣を取った養子として憎悪を募らせる一方、彼が残した唯一の家族としても執着している。HFルートではジレンマに捕らわれ、どう接したら良いか決めかねることもあった。
- 能力
- 聖杯戦争史上最高のマスター適性を持つ。人体の7割を占める魔術回路[出 6]は魔力生成で紅く光り、令呪としても機能する[出 8]。
- 全身の令呪は通常の令呪を弾きかねないサーヴァントにも通じる[出 9]が、「人間としての機能がないインダストリアルなもの」とも語られている[出 10]。作中でも第五次聖杯戦争の2ヶ月前の時点では、バーサーカーを制御する為だけのものであり、命を吸い取るばかりで魔術回路としては劣悪とされている。聖杯戦争の最中も普段は狂化のランクを下げ[出 11]、日中は眠らせる等、負担を減らそうとしている。
- イリヤの心臓は聖杯の器であり、魔術回路に繋がることで機能する。容量はサーヴァント4騎までで、それ以上は手足を動かす分、呼吸する分、人格を維持する分と段々と他のエネルギーを回すことになる。5騎以上を収めた時に備えてセラとリーゼリットを付き従えている[出 12]。最終的には「天のドレス」を着て全身を聖杯の器とし、大聖杯を制御して第三魔法「天の杯」に至ることを目指す。
- 人格を持つ聖杯として、イリヤの魔力には「願いを叶える」という魔術特性が備わっている。これにより魔力を放ちさえすれば、魔術理論を知らなくとも望む結果を得ることができる。但し迷路は魔力不足で造れなかった。
- また森の結界を掌握しており、誰が境界を超えたかを知ったり、森に設置されたトラップを即座に操作することができる。但し結界内に居るかどうかは分かるが、どこに居るかまでは把握できていない。
- 生まれつき魔術を知っていると「タイガー道場」で語られているが、その内容は偏っている様で、Fateルートでは魔術刻印をマスターになる為の物と誤解していた。生まれた時からマスターだったからと、魔術刻印は持っていない。
- 魔力タンクとしては比肩する者が居ない一方で、人体としては極端に歪になっている。上述の成長不良、短命の他、設計段階で走ることは想定されておらず、一日の半分は睡眠という名の定期的な機能停止に費やす[出 13]。
- エンゲルリート(天使の詩)[注 3]
- TVアニメ版『Fate/stay night[UBW]』で披露した、髪の毛を媒介とした鳥型の使い魔の術式。鳥の名は『シュトルヒリッター(コウノトリの騎士)』。これはオートで追尾するビットに近い、自立浮遊砲台の小型の使い魔で、小型ながら魔力の生成すら可能な代物。凛は「ミニ魔術師」と称した。光弾を撃つ銃身と、それを固定する浮遊する本体の2パーツで構成されている。銃身部分は剣のようにも見え、実際、本体で生た光弾を飛ばすバレルであり、近接戦闘では剣として使用される。射出する普通の光弾をツェーレ(涙)、剣状に変形して、剣部分を撃ち出す光弾をデーゲン(剣)と呼ぶ。デーゲンはバレルそのものを弾丸として打ち出すため、大威力だが、撃つと使い魔は銃身を失い自壊する。[出 14]
- 劇場版『Fate/stay night[HF]』でも門を閉ざすのに髪の毛を操っている。
- 『Fate/Grand Order』によると、この魔術には針金から作られたものも含まれる。
バリエーション[編集 | ソースを編集]
弟子1号/ブルマ[編集 | ソースを編集]
『Fate/stay night』バッドエンド救済コーナー「タイガー道場」に登場する。名義はイリヤ。
『hollow ataraxia』でのミニゲーム「トラぶる花札道中記」では、師・タイガとの馴れ初めが語られる。令呪は本編と違い、左に顔を向けた人を模した独特な形状をしている。並行世界出身だからか、名義はブルマ。通称として「ロリブルマ」とド直球なネーミングで呼ばれる事も
PS2版『Fate/unlimited codes』では「タイガー(直伝)アッパーカット」というミニゲームで、見事なアッパーカットを披露してくれる。見た目は弟子1号の拳を突き上げる立ち絵そのまま。それにしても(直伝)とは、制作会社が会社だけに某隻眼ムエタイ帝王の直伝なのだろうか。
イリヤにブルマを着せた切っ掛けは『TECH GIAN』付録の「TYPE-MOON応援本」。表紙がヒロイン3人のブルマ姿だった為、裏表紙はイリヤのブルマ姿にしようと編集者から提案された[出 15]。こちらの絵では襟口と袖口にラインが入っている。
トラウマ獣[編集 | ソースを編集]
『Carnival Phantasm』に登場。「白き月姫 ファンタズムーン THE MOVIE」に登場する怪人で、体から液状の物質を垂れ流している。カレイドルビーの世界からやってきた。どことなく聖杯くんに似ている。
正体は『stay night』にて個別ルートを得られなかった悲しみから変化したイリヤ。ファンタズムーンとカレイドルビーによって解放された。
セレブルマ[編集 | ソースを編集]
『カプセルさーばんと』に登場。レアさーばんとてんこ盛りの重課金デッキの使い手であり、カプさば初代伝説のチャンプ。
「セレブルマ」とは自分でつけた華麗なコードネーム。自伝漫画もアニメ化されて景気が良い。
イリヤスフィール・フォン・アインツベルン (プリズマ☆イリヤ)[編集 | ソースを編集]
『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』にて、カレイドステッキのマジカルルビーと契約して魔法少女になったイリヤスフィール・フォン・アインツベルン。
詳細は「イリヤスフィール・フォン・アインツベルン (プリズマ☆イリヤ)」を参照。
イリヤスフィール・フォン・アインツベルン (Grand Order)[編集 | ソースを編集]
『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』のイリヤスフィール・フォン・アインツベルンが、サーヴァントとして召喚されたもの。
詳細は「イリヤスフィール・フォン・アインツベルン (Grand Order)」を参照。
シトナイ[編集 | ソースを編集]
『Fate/Grand Order』に登場。イリヤスフィール・フォン・アインツベルンを依り代に、複数の伝承における女性の存在が共存しているアルターエゴの疑似サーヴァント。
詳細は「シトナイ」を参照。
使用技[編集 | ソースを編集]
トラぶる花札道中記[編集 | ソースを編集]
- ラインの黄金(グラス・オリジン)
- チーム「トラぶる血夜呼零怒」で使用。山札の中にある札の中から、自分の役が成立する札をランダムで一枚引く。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
Fateシリーズ[編集 | ソースを編集]
- Fate/stay night
- 準ヒロイン。切嗣の因縁から息子である士郎に執着している。
- Fateルートでは帰国したくないとして藤村家に居候となり、UBWとHFルートでは死亡する。
- 西脇だっと版では夜でも攻撃しない、緊急時でもないのに衛宮邸を訪ねる、自分から切嗣との関係を明かす、バーサーカーを罵らないなど、また違った面を見せている。
- Fate/hollow ataraxia
- やっぱり準ヒロイン。最早完全に妹と化したが、「シスタークライシス☆」ではその地位を脅かす者達が。
- Fate/Zero
- 幼少期。『Fate/hollow ataraxia』でイリヤの口から語られた胡桃芽探しのエピソードなどがある。聖杯戦争中は冬の城で留守番。
- Fate/unlimited codes
- プレイアブルキャラではないため、バーサーカーとセットでイベント会話とデモシーンに登場するのみ。
- PS2版ではミニゲームで間接的に戦闘にも参加する。
- Fate/Grand Order
- シトナイの依り代となった少女。物語中の時点ではすでに亡くなっている。
- 期間限定イベント『空の境界/the Garden of Order』のCMにも登場しているが、イベント本編での出番はなかった。
Fate関連作品[編集 | ソースを編集]
- トラぶる花札道中記
- トラぶるモードでは並行世界の自分であるブルマを殺そうとするが、返り討ちに遭う。本心では殺さなくても良いと思っていたのをバーサーカーに知られていた。
- フェイト/タイガーころしあむ
- お風呂に入っていたら桜に服を隠されてしまった。質問に答える代わりに桜から渡された服は、あろうことか体操服とブルマだった!
- 限定版同梱ドラマCD「虎の威を借るケモノたち」では、大人になると願ってGイリヤになってしまった。
- フェイト/タイガーころしあむ アッパー
- うなされていたイリヤが目覚めると、そこは衛宮邸。お腹がすいたので居間へと行ってみると、そこにいたバーサーカーは何故か紳士モードだった!
- 衛宮さんちの今日のごはん
- 基本的にはゲストとして食べる役。時には衛宮家のイベントに混ざりに来たり、士郎の料理の手伝いなどもしている。
- Fate/ゼロカフェ~Fate/Zero Cafeに集う英霊達~
- 「ゼロカフェ」のある街で両親と幸せに暮らしている。目についた色々なものを数えるのが趣味で、気が付いたらよく迷子になっていたりする。
- カプセルさーばんと
- 昨年カプさば界に颯爽と現れて有り余る財力で対戦相手を屠ってきた初代伝説のチャンプ。セラとリズを連れて日本にやってきた。
その他[編集 | ソースを編集]
- ALL AROUND TYPE-MOON
- 漫画版にて。大人になったり、魔法少女な自分が居ると聞いて駆けつけたり。
- カーニバル・ファンタズム
- 出張タイガー道場で大河と共に嘘次回予告を担当。
- ちびちゅき!
- 『Fate/stay night』のイリヤは初等部所属でバーサーカーと一緒に学校へ通っている。『Fate/Zero』のイリヤは両親と居る。
コラボ作品[編集 | ソースを編集]
- スクールガールストライカーズ
- スクウェアエニックス開発のスマホゲーム。アニメ『Fate/stay night[Unlimited Blade Works]』とのコラボイベントで出張した[出 16]。
- シャドウバース
- Cygamesが運営するスマホゲーム。劇場版『Fate/stay night [Heaven’s Feel]』とのコラボイベントで出張した[出 17]。
- パズル&ドラゴンズ
- ガンホー・オンライン・エンターテイメントが運営するスマホゲーム。劇場版『Fate/stay night [Heaven’s Feel]』とのコラボイベントで出張した[出 18]。
人間関係[編集 | ソースを編集]
冬木[編集 | ソースを編集]
- 衛宮切嗣
- 父。8歳までは共に暮らし、父としての愛情を一身に受けた。イリヤの雪好きは彼に自分の髪を雪に喩えて褒められたことに由来している。
- 第四次聖杯戦争以後全く会うことが出来なくなり、「裏切り者」として憎悪を植え付けられていく。
- 基本的には「キリツグ」と呼び捨てるが、士郎の前では切嗣との関係を隠そうとしてか、「父さま」と言及したことも一度ある。
- アイリスフィール・フォン・アインツベルン
- 母。イリヤは自分の髪を母譲りと自慢にしている。また雪好きは優しい母を思い出させるのもある。
- 第四次聖杯戦争で死亡するが、鋳型が同じイリヤの中にも居り、イリヤはずっと側に居たと語る。
- ユスティーツァ・リズライヒ・フォン・アインツベルン
- 大聖杯の礎となったホムンクルス。後継機であるイリヤの中にも彼女の記録がある。
- ユーブスタクハイト・フォン・アインツベルン
- アインツベルン家頭首。イリヤは「お爺さま」と呼ぶ。イリヤに聖杯戦争の何たるかとずれまくった日本観を刷り込んだ。
- 衛宮士郎
- 夜は裏切り者の息子として狙い、昼は「お兄ちゃん」と呼んで懐く。でも実は義弟。
- バーサーカー
- 契約したサーヴァント。自身を聖杯戦争に縛る呪いであり、最強の従者であり、冬の城で孤立したイリヤにとっての父代わり。
- 当初は怖いと感じていたが、第五次聖杯戦争の頃には他のサーヴァントとの契約など考えられない程、信頼を寄せている。
- セラ
- 従者。魔術指南役で何かと口煩いお目付け役。逆に水泳の生徒だったりも。
- リーゼリット
- 従者。話し相手の友達で、バーサーカー不在時は護衛役。リズは天のドレスの管理・運用も役目の一つである。
- 間桐桜
- 同じ宿命を背負った者で、個人的には親しみを感じている。しかしオセロの表裏の様に決して白と黒は相容れることは出来ない。
- 『hollow ataraxia』では聖杯としての負担を彼女にほとんど任せているために『stay night』の時のように近づき辛さは感じておらず、むしろ同じ聖杯の器としての親近感と桜の健気さ、イリヤの方が年上なのもあって可愛がっており、「手のかかる妹」と称して願いを叶える手伝いをしたりしていた。
- 遠坂凛
- 士郎の協力者であるため、夜では死闘を繰り広げ、昼ではお兄ちゃんに近付く女のひとりとして警戒している。本来敵同士であることに加え、士郎が彼女に憧れていたことを勘づいているのか、士郎と彼女の相性の良さを理解しているからか、基本的に喧嘩腰であまり仲良くはない。
- 間桐慎二
- Fateルートではライダーを失って逃げ出した彼を殺し、そのことを士郎に満面の笑顔で告げる。UBWルートでは奇しくも彼が連れて来たサーヴァントに殺される。
- アーチャー
- Fateルートでは倒した後も正体が分からなかった。UBWルートではバーサーカーに防御態勢を取らせたことで興味を持つ。HFルートで彼を回収した際はその正体に気付き、一転して執着する。
- ギルガメッシュ
- 居る筈の無いサーヴァント。Fateルートでは取り乱して攻撃するも跳ね返される。UBWルートでは心臓を狙われる。HFルートでは桜の中で3騎分を満たした彼の魂に驚かされる。
- 間桐臓硯
- HFルートでは彼の不死への拘りに呆れるが、彼からは人形と軽蔑される。
ちびちゅき![編集 | ソースを編集]
- シャーレイ
- ハロウィン回にて、ミカヅキ島から遊びに来た彼女と出会い、一緒に遊んだ。
- だいたい同年代だが、「父親の初恋の相手」というある意味複雑な関係。
名台詞[編集 | ソースを編集]
Fate/stay night[編集 | ソースを編集]
- 「やっちゃえ、バーサーカー」
- この一言でバーサーカーが暴れまくる、恐怖の言葉。雪の妖精は歌うように惨殺を命じる。
- かつて、母のように吹雪の森に放り出されたイリヤは狼に襲われ、バーサーカーは自分の意志で助けに来た。その時にも同じことを言っており、狼を撃退したバーサーカーと手を繋いで帰るイリヤはバーサーカーにもう帰ってこない父親を重ねていた。
- 「ふふ、行儀いいんだねお兄ちゃん。知ってるよ、それってカイシャクって言うんでしょう?
お爺さまは言ってたわ。ニホンジンは、死ぬ時に正座して首を刎ねてもらうクビカリゾクなんだって」 - BAD END 1にて。士郎の膝を逆に折れ曲げさせておいてこの発言である。アハトは何を教えているのか。
- なお、このバッドエンドに到達した場合、彼女のテーマ曲「ローレライ」を最初にここで聴く羽目になる。
- また、問題があると判定されたのかRéalta Nuaでは「ニホンジンは正座して死ぬ」とだけ述べられておりクビカリゾク云々はカットされている。
- 「いいわよバーサーカー。そいつ、再生するから首を刎ねてから犯しなさい」
- 士郎が連れたセイバーとの戦闘時。
- 第四次でセイバーとは顔見知りである上にアイリスフィールからの共有知識もある為、セイバーの特性も知っている。
- それはそれとして実行犯となるバーサーカーにとっても大概な酷すぎる発言である。なお当然ながらこの発言はPC版のみで、Réalta Nuaでは「一撃で仕留めなさい」に置き換えられた。
- ……と思っていたら劇場版『Fate/stay night[HF]』にてまさかの復活。映画のレーティング的にセーフと判定されたのであろうか。
- 「もう、この役立たず……! 簡単に殺すなっていったのにそんなコトもできないの……!? 力だけの出来損ない、今度わたしの言い付けを守れなかったら最後の一回になるまで殺すからね……!」
- BAD END 2にて。バーサーカーは素手で士郎を吹き飛ばしただけなのに、この剣幕である。
- Fateルートではバーサーカーに厳しく当たることが多く、主従以上の関係ではないと思うプレイヤーも出たのだが……
- 「やっぱり、シロウはお兄ちゃんだー!」
- Fateルートにて。士郎に助けられた後、衛宮邸で意識を取り戻したイリヤは、丁寧な礼の後に士郎に飛びついてセイバーと凛を混乱の坩堝に叩き落とした。
- 元々士郎が好きだったのもあるだろうが、家族からの愛情をほとんど知らなかった彼女にとって、家族に助けられたことがとても嬉しかったのかもしれない。
- 『―――バーサーカーは強いね』
- UBWルートにて。届かないはずの、狂戦士の心に届いた純粋な言葉。
- 魔力を供給する聖杯の出現二ヶ月前から召喚し、身を削りながら過ごした日々により、第五次の主従の中でも絆は特に強い。
- 「偶然じゃないよ。
セラの目を盗んで、わざわざシロウに会いに来てあげたんだから。コウエイに思ってよね!」 - HFルートにて。敵のはずのイリヤが自分を襲わず、あまつさえ好意的に接してくることに驚いた士郎に「偶然会っただけなのか?」と聞かれて。
- 胸を張ってドヤ顔をしているイリヤを想像すると実に微笑ましい光景だが、同時にセラの心境を思うと同情を禁じえない。
- 「えっ―――そ、そんなの言われても困るっ。わたし、どっちもいっぱいだもの。シロウと話せるのは楽しいけど、やっぱり許してなんかあげないんだから、どっちかを取るなんてできない」
- 同上。士郎に「自分と話すことより、自分と殺し合うほうが好きか?」と聞かれ、そんなこと選べないとイリヤは答える。
- 自分を裏切った切嗣の息子である士郎を許せないという気持ちも本物だが、自分のきょうだいである「お兄ちゃん」と話せることが楽しいという気持ちも本物。その自身の複雑な感情に、イリヤは戸惑う。
- 「………うん。ホントは、こんなコト言っちゃダメなんだけど」
「シロウは、明日も会いに来てくれる?」 - 同上。最初は「もうこれでわたしからシロウに話しかけるのは最後」と敵同士に戻ることを当然と思っていたイリヤだったが、士郎と一緒の時間をまた過ごし、また話したいと思ったのか、おずおずと士郎にこう尋ねる。士郎は当然快諾し、イリヤは満面の笑顔でアインツベルン城に帰っていった。
- なお、士郎はこの後病み上がりなのにほっつき歩いていたことをセイバーと桜に責められて震え上がることになるのだが、そんなことをイリヤは知る由もなかった。
- 「わたし、フクシュウに来たのに。その相手がもういないのって、悲しいね」
- 同上。衛宮邸に招かれ嬉々として探検するも、切嗣はどこにも見付けられなかった。イリヤは彼を殺すことも、抱きしめてもらうこともできない。呟き、自分でも何か分からないまま涙するイリヤに、士郎は何も言えなかった。
- 「そうよ。好きな子のことを守るのは当たり前でしょ。
そんなの、わたしだって知ってるんだから」 - 同上。皆を救う正義の味方であり続けるか桜を救うかで苦悩する士郎に投げかけられたイリヤの言葉。イリヤが士郎の味方をするように、士郎も誰かの味方をしてもいいのだと示す。当然と語るもそれはかつて愛していた父が選ばなかった選択肢でもあった。
- ――――ううん、シロウは死なないよ。だって、この門を閉じるのは私だから。
――――ね。シロウは生きたい? どんな命になっても、どんなカタチになっても、シロウはまだ生きていたい?
――――うん。良かった、わたしもそうしたかった。 私よりシロウに、これからを生きてほしかったから。 - HFルート最終盤にて、士郎は言峰との戦いを制するも、その身体はボロボロ、記憶も摩耗しきり、意識も途絶えかけながらも、歪んだ大聖杯を破壊しなければ桜に幸福は訪れない。
- 死を覚悟して大聖杯を破壊しようとするが、イリヤはそれを制止した。それでも桜を一人にしないために「生きたい」と願った士郎に救いの手を差し伸べるかのように。
- ―――ううん。言ったよね、兄貴は妹を守るもんなんだって。
……ええ。私はお姉ちゃんだもん。なら、弟を守らなくっちゃ。 - 同上。士郎は思い出せないイリヤの名前を叫びながら「やめろ」と何度も訴え続けたが、イリヤはこの言葉と命を士郎に贈り、綺麗な笑顔を残して士郎の代わりに聖杯を封じ、消滅する。
- 士郎は大切な『姉』を失うまいと叫び、イリヤは大切な『弟』を失わないために命を賭した。凛と桜の間に強い絆があったように、この歪な姉弟の間にも確かに強い絆があったのだろう。
- 「問題ありませーん!
これはぁ、愛情の裏返しによるキュートでポップなジェノサイドなのだー!」 - タイガー道場1にて。愛なら仕方ない。
- 「っ!? もうバカぁ、爆発オチなんてサイテー……!」
- タイガー道場13にて、「アイデンティティークライシス!」と叫んで爆発したタイガに対して。
- 動画サイトなどで散見するコメント「爆発オチなんてサイテー!」はこの台詞が元ネタで、皮肉な事に「タイガー道場13」はこの爆発オチで半ば強引に終了してしまった。
- 「役目役目、役目ばっかり! 何がアインツベルンよ! わたしたちには自分なんてもの、一つもなかったんじゃない!」
- TVアニメ版『Fate/stay night[UBW]』15話より。切嗣が帰ってこない上に母や自分を裏切った絶望に苛まれた上に次のマスターになるための器になる調整を受けたイリヤがこれまで打ち捨てられたホムンクルス達との問答の末に至った絶望。
- ユーブスタクハイトはイリヤが敗れれば全てを諦めるという事実と意味がない千年の研鑽のために捨てられた同類達への慈悲から、イリヤはユーブスタクハイトも自分達アインツベルンにも強い憎しみを抱くようになる。
- 「バーーーサーーーカーーー!!!」
- 劇場版『Fate/stay night[HF]』第2章より。黒い剣士の猛攻に一度は倒されるバーサーカー。だが、守るべき少女の叫び声に応えて大英雄は幾度も立ち上がる………
Fate/hollow ataraxia[編集 | ソースを編集]
- 「こんばんはー! みんな元気? わたしがいない間にシロウと仲良くしてる?
え、してる? うんうん、良きかな良きかな。―――殺すわ」 - この可愛さと恐ろしさが素晴らしい。
- 「突撃
――――蹴散らしなさい、バーサーカー!」 - 涼やかに軽やかに、だが断固として響く下知の声。応じて轟くは、山をも砕く大暴力。四夜の終末、ただ一度の見せ場に、今まで静観を保ち続けた主従は存分に暴れ駆ける。
トラぶる花札道中記[編集 | ソースを編集]
- 「あの金色を見てるだけで心臓のあたりがきゅーっと来るんすけど、これってもしかすると恋なのかな……?」
「なんつーかこー、アイツの心臓えぐりとりてぇ」 - 言峰ルートにて、ハートキャッチ(物理)したギルガメッシュに対して。殺られたら殺りかえす。
- 「わたしとタイガはこれから色んな出来事を知って、全部知っちゃったコトで、ちゃんとした時間軸の物語には関われなくなる」
「えーと、色んな世界をさまよう幽霊みたいになっちゃうのよね?」
「でも、それってなんでもありって事でしょう? 何処にも居場所はないけど、かわりに何処にでも行けるんだわ」
「一人なら寂しい時もあるけど、騒がしいおバカと一緒なら退屈はしないでしょうし。それって、わりとハッピーじゃない?」 - ブルマとしての会話。人、それを裏方と呼ぶ。名コンビはこうして生まれた。
- 「よーし、やっちゃえバーサーカー」
- イリヤルートのオチ。シロウ逃げてー!
Fate/Zero[編集 | ソースを編集]
- 「ずるーい! ズルイズルイズルイ! キリツグずっとズルしてた!」
- アニメで可愛さが更に増したシーンであろう。ころころ変わる表情と動きが愛らしい。
フェイト/タイガーころしあむ[編集 | ソースを編集]
- 「さっきからシロウの為とか言ってるけど、結局はシロウを取られたくないっていう自分の欲求じゃない!!」
「わたしはもちろんわたしのためにシロウが欲しいわ! サクラみたいに自分を誤魔化さないもんね!!」 - 自身のシナリオにて。裏表のない正直者で可愛いイリヤ。え? 士郎の意思? ……。
- 「それだけ強くて、そしてもう聖杯を手にしているなら、その蓋を開けて願えばいいじゃない。今すぐここで発動させればいいじゃない」
「この弱った体を地上最強の体にして下さい! 誰にも負けない不死の戦闘力を下さい! …ってね」
「……そうすれば、少なくとも今ここでわたしとバーサーカーにはやられないよ?」 - 葛木シナリオにて。並み居る強敵を打ち倒し、体がすでに限界を迎えつつあるはずの葛木に対して、冬の少女は宣告する。
- 葛木シナリオの登場人物はほぼ全員がありえないほどにシリアスだが、イリヤもその例外ではない。むしろ、士郎以外に対しているせいか、本編以上に怖気を奮う冷酷さである。
フェイト/タイガーころしあむ アッパー[編集 | ソースを編集]
- 「ジャーマンナッコォ! ジャーマンスープレックス!! ジャーマン一本足四の字!!!」
- 自分シナリオにて。切嗣と感動の再会と思いきや容赦なく攻撃を仕掛ける。切嗣シナリオで再会した際も似たようなやり取りをしている。
- 「今回、こんなにもの凄くいい思い出が作れたんだもの。それをもって良しとしなきゃ贅沢ってものじゃない
そう、わがままを言ってちゃ、帰っていったお母様とキリツグに怒られちゃう、そんな気がするのよ……」 - 同上。両親と再会したが二人は自分とは違う世界の住人。会えただけでも良しとして思い出にしまうことにした。
- 「素敵なお母様でしょ? 私と結ばれれば自動的についてくるよ♪」
- アイリシナリオにて。妹(姉)のように振る舞っても士郎へのアプローチは忘れない。
- しかしアイリ自身はイリヤとは関係無しに息子認定していた。
- 「ば――そ、そんなコトないもん!
私が大好きなのはお母様とシロウだけなんだから! キリツグなんて、ちょっとしか好きじゃない!」 - カレンシナリオにて。アイリに本当はお父さん大好きだと言われ反論する。
- 反論するし、そっけない態度とるけど嫌いとは言わない。
カーニバル・ファンタズム[編集 | ソースを編集]
- 「えー突然ですが、聖杯戦争のルールが変更になりました」
- 第1話冒頭にて。シリアスなナレーションが流れた後、カメラに向かい新ルールとなった聖杯戦争の開幕を宣言する。本作のコンセプトがよくわかる場面。
- 「なんでさ、なんでさ、ななななんでさ。じじじ次回次回次回ドキドキデート大作戦、おたおたおたおたお楽しみに」
- タイガー道場より。士郎のテーマを作った大河につられ、ラップ調で次回予告する。
- 「パラレルインクルード! 死ねぇ!」
- 2nd Seasonの特典「音声付 風雲イリヤ城」にて、大技発動時。まさかのプリヤネタだが、物言いが酷い。たぶんバゼットのあの迷言ともかけているのだろう。
- 「うっさい! 日本人はみんなロリコンなのよ! くらえ年増!」
- 同上。「今の時代、大人の女にもう価値はないのよ!」と言い放ち、これに反発したキャスターに『ロリコン人形』呼ばわりされて。
- あんまりにもあんまりな物言いではあるが、あながち否定できないのがなんとも悲しいところ…
- 「個別ルートなんて必要ない。だって私は愛されているから」
- EX Seasonより。本編で個別ルートがない悲しみでトラウマ獣と化し町で暴れるもファンタズムーンとカレイドルビーに沈静化され二人に感謝する。
- でもファン心理としてはやっぱり個別ルートは欲しいものである。
その他[編集 | ソースを編集]
- 「はやくツモらないと死んじゃうよ」
「お兄ちゃん」 - 『Fate/mahjong night 聖牌戦争』の前日譚での台詞。一方的に麻雀の牌を衛宮士郎に渡し去っていった。
- 「いうな」
- 『コハエース2014夏の増刊号』にて首から下がバーサーカーの肉体になっている姿を琥珀さんに突っこまれての察しろと言わんばかりの一言。
- 元ネタはゲーム『プリズマ☆イリヤ』におけるバーサーカーの夢幻召喚。
メモ[編集 | ソースを編集]
- 聖杯によって実体化するはずのサーヴァント、イリヤが大聖杯が起動する2ヶ月前からバーサーカーを召喚出来ていたのは、大聖杯に貯まっていた魔力をちょっと拝借&アインツベルンならではのチート行為によるもの。アハト翁も2ヶ月も前にイリヤが成功させるとは思ってもいなかった。
- イリヤという名について、奈須氏は「なんか知らないけど、サラッと決まった名前。自分的には珍しい」と述べている。[出 19]
- 「タイガー道場」によると、『Fate/stay night』でのイリヤによるバッドエンドの数は2位以下。但し実際にカウントすると同率1位になるとも。まあデッドエンドは0回だからね?
- 本来は専用ルートがUBWルートの次に予定されていた[出 20]が、諸般の事情で「Heaven's Feel」として桜ルートと統合された。元のルートではイリヤの下着も出る予定で、そのラフが『Fate/side material』などで公開されている。
- 『Fate/Zero』の第4次聖杯戦争(1994年11月頃)時点で「今年で八歳になる」と明言された[出 21]ことから、計算上では『Fate/stay night』の第5次聖杯戦争(2004年2月頃)時点では17歳となる。
- アインツベルンの森の奥から冬木市街にやってくるのには、車を使っている。車種はアイリも使ったおベンツェ。メイドが運転することもあるが、基本、イリヤ一人がふらっとやって来る時には、イリヤ本人が運転している。道交法とかは大丈夫なのだろうか?
- 『フェイト/タイガーころしあむ アッパー』にてセイバーの免許を偽造しているので、正規か偽造かはわからないが免許を所持しており、相応の知識もあるのだろう。
- 裏切り者の切嗣に対する行き場のない恨みを、切嗣の愛情を受けて育ったであろう士郎にぶつけてくる。しかし同時に、士郎のことは残された最後の家族としても見ており、士郎を失い再び一人ぼっちになることを何よりも恐れている。士郎を直接手に掛けないのは、自分自身で最後の家族を消すのが怖いから。
- 生い立ちについて、当初はアインツベルンから子作りが義務付けられていたようなニュアンスだったのだが、後に母親が夫の未来のために夫婦の間の子どもが必要だと望んだため、とされた。
- 『Fate/stay night』のどのルートでも短命を運命付けられているヒロインなだけに切ないものがある。
- 「タイガー道場すぺしゃる」でFateルートのその後を突っ込まれた時も言葉を濁らせている。
- TVアニメ版『Unlimited Blade Works』のリアルタイム視聴会イベントの裏話より。第3話でイリヤが使役していた鳥型の使い魔は、奈須きのこ氏がコンテ段階では10羽ぐらい描いていた。その10羽が円を描いて波動砲みたいな攻撃をする初期設定だったが、凛がやられてしまうということで没になったらしい。
- アニメの初登場のシーンは、奈須きのこ氏の実況ツイートでは心霊現象扱いされている。[出 22]
- タイガー道場の背景にある掛け軸の文字は桐原小鳥氏が書いたとのこと。[出 23]
- ギルガメッシュVSヘラクレスで何故イリヤは魔術で援護しなかったのか?という疑問がよくあるが、キャスターのサーヴァントと違い、生身の人間の魔術はAランクが限界であり、ギルガメッシュは宝物により対魔力A相当の守りも完備しているため足止めにすらならないためと思われる。実際、SNルートでイリヤは自分が把握していないサーヴァントがいることに怒りギルガメッシュに魔術で攻撃したが、魔術を反射する鏡の宝具であっさり跳ね返され返り討ちに合っている。
話題まとめ[編集 | ソースを編集]
- 「やっちゃえ、バーサーカー」
- 事実上イリヤを代表する台詞となっているが、『Fate/stay night』本編では全てのルートでそれぞれ一度しか発言しておらず、他はすべてファンディスクや関連作品でのもの。
- 2015年になり、類似したフレーズ「やっちゃえ NISSAN」をキャッチコピーに掲げた日産自動車のCM展開と、TVアニメ版『Fate/stay night[UBW]』の放映とが重なったことで、定型句としての認知度が急上昇。
- 以降、コラボ作品で出張する際には必ずこの台詞を引っ提げて登場している。
- また、聖杯大戦にて同じくバーサーカーのマスターになった青年も似たような台詞を口にしている。
- イリヤのデザインについて
- レンが黒くて無垢なロリだった為、イリヤはその逆で白くて残酷なロリとしてデザインされた。[出 24]奇しくも白レンとは類似点が多い。
- 表情のせいか、イリヤはツリ目と誤解されがち。アニメ版第1作のキャラクターデザインを務めた石原恵も、武内からイリヤの目はフラットと指示を受けたという。[出 25]但し初期の版権絵では修正が間に合わなかったのか、ツリ目のイリヤが数度出ている。『ちびちゅき!』でも初登場時はツリ目だったが、後にフラットな目になっている。
- 人外感を出す為、立ち絵では向かって左側に前髪を付けない、瞳孔の部分に実線を引かないといった工夫が図られている。[出 15]もっとも近年はアニメ版『プリズマ☆イリヤ』に寄せてか前髪が付くこともあり、絵柄の変化で他キャラの瞳孔にも線は描かれなくなっている。
- 当初イリヤは黒タイツを履いていたが、ストッキングを履いているキャラが多い為、素足に変更された。[出 26]
寒くない?『Fate/Grand Order』のシトナイは晴れて黒タイツ着用となった。 - 誕生日について
- イリヤの誕生日が公式に明かされたことはない。
- 11月20日説の初出は不明だが、2009年[出 27]頃から広まり、2010年12月の『ひびちからじお』にてイリヤの誕生日が祝われる投稿が採用され、2016年にはufotableがイリヤの誕生日を祝うツイートをする[出 28]など、半ば公式設定として定着しているのが実情である。
- 『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』作者のひろやま氏はファンからの質問[出 29]に対し「原作イリヤの誕生日は11月20日である」旨の発言をしていた[出 30]が、後にこれを撤回し「正しい誕生日は不明(未公開)」と述べている[出 31]。
脚注[編集 | ソースを編集]
注釈[編集 | ソースを編集]
出典[編集 | ソースを編集]
- ↑ 『Fate/complete material II Character material.』
- ↑ 「「Fate/stay night」キャラクター紹介-イリヤ」
- ↑ 『Fate/stay night』Heaven's Feelルート六日目『冬の城〜イリヤ(II)』
- ↑ 『Fate/hollow ataraxia』『夜の聖杯戦争1』
- ↑ 『Fate/hollow ataraxia』Endless Crosses Turnless四日目『につき、立ち入り禁止』
- ↑ 6.0 6.1 6.2 6.3 「#15 神話の対決」『Fate/stay night[UBW] Animation Elements』p.23-27
- ↑ 『コンプティーク』2005年8月号付録「Fate/secret book」p.40
- ↑ 「奈須きのこ一問一答-令呪関係」『Fate/complete material Ⅲ World material.』p.132
- ↑ 「Fate用語辞典-バーサーカー」『Fate/side material』p.69
- ↑ 『ゲーマガ』2007年2月号
- ↑ 「ヘラクレス」『Fate/complete material Ⅲ World material.』p.36
- ↑ 「奈須きのこ一問一答-聖杯戦争関係」『Fate/complete material Ⅲ World material.』p.131
- ↑ 「〜無限の解析〜」『コンプティーク』2005年4月号
- ↑ 「#03 初戦」『Fate/stay night[UBW] Animation Elements』p.5
- ↑ 15.0 15.1 「奈須きのこ&武内崇キャラクター別対談」『Fate/complete material Ⅱ Character material.』p.61
- ↑ Fate/stay night[Unlimited Blade Works]×スクスト コラボ | スクールガールストライカーズ 【スクスト】 | SQUARE ENIX
- ↑ 劇場版「Fate/stay night[Heaven's Feel]」と「Shadowverse(シャドウバース)」コラボ特設ページ | Shadowverse【シャドウバース | シャドバ】公式サイト | Cygames
- ↑ Fate/stay night [Heaven’s Feel]×パズドラ コラボ実施!|パズル&ドラゴンズ
- ↑ 「TYPE-MOONアレ辞典-イリヤ」『Fate/side side materiale 2』p.16
- ↑ 「輝かしい星が見る夢 奈須きのこインタビュー-『Fate/stay night』が目指した場所」『ビジュアルノベルの星霜圏』
- ↑ 「ACT2 -221:36:01」『Fate/Zero』(「最前線」で公開中)
- ↑ 「Fate/stay night公式アカウントTwitter2014年10月12日1:14」
- ↑ 「桐原小鳥 2019年6月23日23:26 Twitter」
- ↑ 『TECH GIAN』2003年12月号付録「TYPE-MOON応援本」p.50
- ↑ 「staff interview 02 石原恵」『Fate/stay night anime spiritual』p.120
- ↑ 「イリヤスフィール・フォン・アインツベルン」『Fate/side material』p.35
- ↑ Tomoaki712,2009,「11月20日」 (2009-10-20T09:50Zの版の差分)『ウィキペディア日本語版』
- ↑ 「ufotableの2016年11月20日のツイート」
- ↑ 「imaaの2011年2月1日のツイート」
- ↑ 「ひろやまひろしの2011年2月1日のツイート」(リンク切れ)
- ↑ 「ひろやまひろしの2014年1月25日のツイート」(リンク切れ)