「エルメロイ教室」の版間の差分

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OBは全員十年以内に『典位』以上を取得、そのうち数名は時計塔の歴史上でも数えるほどしかいない「王冠」の位階に至るのではないかとされているため、Ⅱ世が教え子たちを集めれば時計塔の勢力図が変わるとまで言われている。[[Fate/strange Fake]]の時点でOBの数は50人ほど。
 
OBは全員十年以内に『典位』以上を取得、そのうち数名は時計塔の歴史上でも数えるほどしかいない「王冠」の位階に至るのではないかとされているため、Ⅱ世が教え子たちを集めれば時計塔の勢力図が変わるとまで言われている。[[Fate/strange Fake]]の時点でOBの数は50人ほど。
 
実際には、色位は一人だけで、典位に認められた半分以上は、典位の家系に養子となっただけであり、噂が大袈裟に広まっている状態らしい。<br/>
 
実際には、色位は一人だけで、典位に認められた半分以上は、典位の家系に養子となっただけであり、噂が大袈裟に広まっている状態らしい。<br/>
また、[[ロード・エルメロイⅡ世の冒険]]で原則4年で卒業することが判明した
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また、[[ロード・エルメロイⅡ世の冒険]]で原則4年で卒業することが判明した。
  
 
== 人物 ==
 
== 人物 ==

2024年2月4日 (日) 06:50時点における版

概要

魔術協会時計塔現代魔術科に所属する教室の一つ。
元々はケイネス・エルメロイ・アーチボルトが運営していた小教室の一つだったが、彼の死後半年ほどして、後のロード・エルメロイⅡ世が多額の借金をした上で買い取った。[注 1]

当初は元アーチボルト家の持ち物とはいえ三級教師が運営する教室としてほとんど注目されず、所属学科もはっきりしていない状態だった。三年後にロード・エルメロイを継いだ後もロードの体裁を整える為の形だけの教室と周囲からは目されていたが、十年もしないうちにその認識は改められた。
異様に分かりやすく実践的な授業、権力争いに敗れた講師たちを登壇させたそれまでの時計塔になかった多角的な教育体制により新世代の魔術師に人気を博した。
事件簿時点では3〜5人程の講師陣と十数人ほどの生徒からなる少数教室だが、(聴講生を含めればその3倍程の人数。)在学生ですら位階持ちが何人もおり、『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』でスヴィン・グラシュエートが十代の若さで『典位』を取得したのを皮切りに、『Fate/strange Fake』では若手が数年の間に立て続けに『色位』や『典位』を取得した事で話題になっていた。
OBは全員十年以内に『典位』以上を取得、そのうち数名は時計塔の歴史上でも数えるほどしかいない「王冠」の位階に至るのではないかとされているため、Ⅱ世が教え子たちを集めれば時計塔の勢力図が変わるとまで言われている。Fate/strange Fakeの時点でOBの数は50人ほど。 実際には、色位は一人だけで、典位に認められた半分以上は、典位の家系に養子となっただけであり、噂が大袈裟に広まっている状態らしい。
また、ロード・エルメロイⅡ世の冒険で原則4年で卒業することが判明した。

人物

講師

先代

ケイネス・エルメロイ・アーチボルト
鉱石科のロードを勤める若き天才。

今代

ロード・エルメロイⅡ世
現代魔術科のロードを勤める名物教師。ケイネス時代の「エルメロイ教室」の在学生でもあった。
シャルダン
既に引退していたところを、君主となる以前のウェイバー・ベルベットが頭を下げて復帰を要請した二級講師。
現代魔術科の講師陣の中では年長であり、エルメロイⅡ世の不在時には学部の代表者代理や代講を受け持つ。
ガウリカ
アニメ版最終話に登場した褐色肌の女性。上記のシャルダンと並ぶ形でスヴィンの典位授与式典の進行を行っていたので、講師と思われる。
ディンベルグ卿
全体基礎科の重鎮だった人物であり、教室を立ち上げた直後に客員講師を依頼していた[注 2]
ロード・エルメロイⅡ世とグレイが出会う少し前に死亡している。

受講生

先代

ウェイバー・ベルベット
後のロード・エルメロイⅡ世。当時はクラスでもそれほど目立った存在ではなかった。
『Fate/Zero』の際に教室を出奔し、第四次聖杯戦争に参加した。
メルヴィン・ウェインズ
ウェイバーの友人。
カミュ・ペリゴール
ウェイバーにほのかな想いを抱いていた少女。ウェイバーの出奔と前後して教室を去る。
アムレス・ヴォータン
教室内の友人グループのリーダーだった男子。後に投影魔術の研究で典位を授けられた。
ウェイバーとは仲が悪かった模様。
ウイナー・パーキンス
アムレスの友人グループの一員だった男子。ウェイバーに対してはそれほど悪感情はなかった模様。
リシャール・オータム
アムレスの友人グループの一員だった少女。
ホルス・オース
アムレスの友人グループの一員だった男子。後に石油王お抱えの暗殺者になったとのこと。
カイミア・エンピリアン
アムレスの友人グループの一員だった男子。
教室時代は優等生だったが、降霊科のポスト争いに負けて閑職に追いやられたとのこと。

今代

遠坂凛
Fate/stay night』のED後所属。のちに「鉱石学科の災厄」の片割れとなる。
『Fate/strange Fake』では真ライダーのマスターとして聖杯戦争に参戦した。
ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト
「鉱石学科の災厄」のもう一人。
『Fate/strange Fake』では真ライダーのマスターとして聖杯戦争に参戦した。
フラット・エスカルドス
『Fate/strange Fake』時点では所属している中では最古参の学生。後に偽りの聖杯戦争に参加する。
教室でしょっちゅう問題を起こしている残念美形トリオその1。
スヴィン・グラシュエート
『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』時におけるエルメロイ教室最古参の学生。階位は『典位』。
フラットとは同じ年に少しだけ早く教室入りしており、『Fate/strange Fake』時点ではすでに卒業している模様。
比較的まじめだがグレイが絡むと暴走する残念美形トリオその2。
『Fate/strange Fake』では真ライダーのマスターとして聖杯戦争に参戦した。
イヴェット・L・レーマン
メルアステア派からエルメロイ教室へと送り込まれたスパイ。
『Fate/strange Fake』では真ライダーのマスターとして聖杯戦争に参戦した。ただし前科のために令呪はもらえなかった。
カウレス・フォルヴェッジ・ユグドミレニア / カウレス・フォルヴェッジ
ユグドミレニアの反乱の戦後処理の一環として、実質上の人質のような形で時計塔に入学。その後教室に所属する。
ユグドミレニアの反乱が起きなかった世界である『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』でも所属し、適性を見いだされている。
当初はまじめなツッコミ役だったのだが教室に染まってしまった残念美形トリオその3。
『Fate/strange Fake』では真ライダーのマスターとして聖杯戦争に参戦した。
ヴェルナー・シザームンド
褐色の肌をした青年。「蝶魔術の後継者」の異名を持つ。おそらく、オルロック・シザームンドの血縁者。
Fate/strange Fake』時点の少し前にケイネス以来となる若さで「色位」を授けられた天才。
『Fate/strange Fake』では真ライダーのマスターとして聖杯戦争に参戦した。
ローランド・ベルジンスキー
額にある大きな丸い痣?が特徴的な長髪の青年。事件簿時点では、スヴィンとフラットに続く実力者。
Fate/strange Fake』時点の少し前に典位を与えられた。『Fate/Apocrypha』に登場するロットウェル・ベルジンスキーの親族。
『Fate/strange Fake』では真ライダーのマスターとして聖杯戦争に参戦した。
オルグ・ラム
厳つい顔つきをした眼鏡の青年。
Fate/strange Fake』時点の少し前に典位を与えられた。『Fate/Apocrypha』に登場する赤のマスターの親族。
Fate/strange Fakeの時点では既にOBになっているようである。
『Fate/strange Fake』では真ライダーのマスターとして聖杯戦争に参戦した。
ラディア・ペンテルナジカ・ペンテル
「ペンテル姉妹」の呼び名を持つ、優美な身なりと小生意気な顔つきをした双子の姉妹。事件簿時点では、スヴィンとフラットに続く実力者。
Fate/strange Fake』時点の少し前に典位を与えられた。『Fate/Apocrypha』に登場する赤のマスターの親族。
エルメロイ教室の学生寮に「冷蔵庫に入っている名前の書かれていない食べ物は誰が食べてもいい」という蛮族ルールを敷いた張本人。
『Fate/strange Fake』では真ライダーのマスターとして聖杯戦争に参戦した。
フェズグラム・ヴォル・センベルン
髪をオールバックにした青年。
Fate/strange Fake』時点の少し前に典位を与えられた。『Fate/Apocrypha』に登場する赤のマスターの親族。
『Fate/strange Fake』では真ライダーのマスターとして聖杯戦争に参戦した。
沙条綾香
氷室の天地 Fate/school life』の世界では一時的に在学していた。
『Fate/strange Fake』でも同様であり、転属した植物科では異様な才能を見せたとか。
ジェイムズ
『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』のアニメ版DVD付属のドラマCDで言及。
天使と四大元素に則った魔術が専攻のようで、フラットに研究に協力してもらったせいで惨事を引き起こしてしまった。

その他

グレイ
正確には魔術師ではないが、ロード・エルメロイⅡ世の内弟子という形で在籍している。[注 3]
エルゴ
記憶を失った青年。ロード・エルメロイⅡ世の冒険において、ロードの旅の期間限定で弟子となった。
衛宮士郎
アニメ『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』の後日談では、凛の従者として一時的に受講している姿が見られる。[注 4]
メアリ・リル・ファーゴ
アニメ版『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』の2話に登場。
ロードの元教え子で、フラットが教室に入った年に卒業してOGになった。
『Fate/strange Fake』では真ライダーのマスターとして聖杯戦争に参戦した。

関連組織

時計塔
教室が所属する上位組織。
鉱石科
ケイネス時代の教室の所属学科。
現代魔術科
Ⅱ世時代の所属学科。

言及作品

メモ

  • 優秀な弟子を多く抱えている理由として、上記のような指導方針の魅力やロードの指導能力もあるが、「能力は高いが色々と訳あり」な人材を引き受けて(押し付けられて)いることも原因の一つで、彼らの才能を開花させた結果としてさらに人材が集まってくるという一種の悪循環になっている。
  • TMitter2015でも触れられており、フラット・エスカルドスが存在する世界(カプさばが存在する世界)では、教授と教室のメンバー数名で「チームエルメロイ」を結成し、カプさばUK大会の団体戦で二位になったとのこと。
    • 同一の世界とは限らないので確証はないが、一位のチームは光のカプさばチャンピオンであるアーサー・ペンドラゴン率いる円卓騎士団だったりするのであろうか。
  • 現役メンバーもたいがいだがOBやOGまで含めてもそれは変わらないようで、『Fate/strange Fake』でジャックが冗談めかして「殺人鬼の生徒など困るだろう」と言ったらフラットから「OBに似たような人がいるから大丈夫」と平然と返された、いったいどのような人物なのだろうか。
  • 『Fate/Apocrypha』に登場した赤のマスターたちの関係者がFateの正史及びそれに近い世界でもエルメロイ教室に参加しているのは、同一のメンバーがとある魔術的な価値のある歴史遺物のオークションに参加した際、同盟者に裏切られて手駒とされる事件が起き、それを解決に導いたロード・エルメロイⅡ世の元へ自戒の意味も込めて自らの一族から最も信頼できる者を託したという経緯による。この一件は時計塔のみならず、魔術使いたちの属するような裏社会でも非常な話題となった。
  • ロードの初出となる『Character material』では「彼の生徒になって王冠グランドの階位を得なかった魔術師はおらず、……」というとんでもない設定であったが、『Fate/Complete material III World material.』では「教え子に数多くの王冠位を輩出している」とされ、『Fate/strange fake』では教え子のうち数名が王冠に至る可能性があるという程度にトーンダウンした。
    • この件については小説版『Fate/strange fake』第1巻のあとがきで

      奈須さん「昔『エルメロイの弟子は全員『王冠グランド』の位を得ている』と言ったな……あれは嘘だ」
      成田「ぎゃあああぁぁキ ャ ラ マ テーッ!」
      奈須さん「こいよ成田、過去の設定なんて捨ててかかってこい!」
      成田「設定の齟齬なんて怖かねぇ! 野郎、ぶっ壊してやる!」

      ……と、どこぞのアーノルド・シュワルツェネッガー主演映画な小芝居風に語られている。
    • 当時は『王冠』の位階についてそれほど設定がなかったためそれほど問題視はされていなかったのだが、後続の作品における『王冠』の位階に対しての描写の増加に伴いさすがに無理があると言われるようになったことや、『王冠』の位階に特別な意味が与えられたことによるリセットと思われる。

脚注

注釈

  1. エルメロイ派は元々身内同士の反目が酷かったらしく、ケイネスの死後は派閥争いでアーチボルト家の資産は根こそぎ奪われてしまったために、「アーチボルト家の当主相手に正面から喧嘩を売った新参」であるウェイバーに教室を売り渡す事にもアーチボルト家には抵抗はなかったらしい。
  2. 受けた理由としては、彼はフォークランド紛争で息子のレイノルドを亡くしており、3人の孫も魔術刻印の異常で失っているため、当時のウェイバーや教室の生徒達は息子や孫の代わりのように思っていたからのようである。
  3. 内弟子といっても、Ⅱ世と一緒に暮らしているわけでもなく、寮に部屋があり、Ⅱ世のアパートに通っている。
  4. ロード・エルメロイⅡ世の冒険の時点ではⅡ世と士郎は一度しか会話したことがないとのことなので、正式な弟子ではなく、聴講生だと思われる。

出典


リンク