Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ

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Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ

概要

「命じるわ――貴女は私の奴隷サーヴァントになりなさい」

Fate/stay night』公式スピンオフ作品。著者はひろやまひろし。原作とは異なる世界において、フツーの少女だったイリヤが、あの傍迷惑な魔法の杖の力で魔法少女となって戦う、というお話。
第一期「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ」
第二期「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ!」
第三期「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!!」 月刊コンプエース2012年7月号より連載
2013年7月に第一期のアニメ版が放送。
その後、第二期のアニメ化が発表された。
2013年8月1日にノベライズ版1巻発売。著者:伊藤ヒロ、挿絵:bun150。
2013年9月26日にNintendo 3DS用ゲームの発売が発表された。その後2013年10月31日に延期、さらに今冬予定に再延期している。

登場人物

メインキャラクター

イリヤスフィール・フォン・アインツベルン
主人公。魔法少女プリズマイリヤ。
マジカルルビーに見初められ、詐欺同然の強引な手段で魔法少女になってしまった。瞬発力に優れ、土壇場には強い。足の速さが秘かな自慢で、逃げ足には定評がある。
平行世界のロリ悪魔っ子と違って重たい運命とか使命とかとは(表向きは)一切関係ない家庭に育っているため、素直な性格で捩れていない。ある意味単純。ただ、根幹は一緒なのか、隠れたSっケなどの素養は持っているようである。また、お兄ちゃんこと士郎が大好きなのも共通している。
マジカルルビー
愛と正義のマジカルステッキを名乗る愉快型魔術礼装、カレイドステッキに宿る人工天然精霊。とてもうさんくさい。
羽は鳥をイメージにしたもので、イリヤの衣装にもそれは反映されている。
ルビーサミング、ルビーデコピン、ルビーデュアルチョップ、といったカレイド流活殺術四十八手を繰り出す。
美遊・エーデルフェルト
もう一人の魔法少女。
マジカルサファイアと契約した、感情表現に乏しい少女。高スペックの完璧超人だが、ちょっと頭が固い一面も。
エーデルフェルト姓を名乗っているが、ルヴィアの血縁というわけではない。ルヴィアの家でメイドとして働いている。
マジカルサファイア
もう一本のカレイドステッキに宿る人工天然精霊。ルビーの妹にあたる。姉とは真逆でとても真面目でクール。
洗脳電波デバイスを有し、ルビーをお仕置きしたり事件の記憶を消したりもする。
羽は蝶をイメージにしたもので、美遊の衣装にもそれは反映されている。
遠坂凛
協会から事件の解決を命じられた魔術師。時計塔の次期主席候補。
マジカルルビーの「元」マスター。宝石魔術を得意とし、ガンドも使う。ルヴィアとはライバル。
時計塔へ帰るまでの措置として、ルヴィアと共に穂群原学園に通うようになり、ライバル関係に「士郎を巡ってのライバル」という面が追加されたようだ。
ただし凛は、渡英して時計塔へ留学する以前に穂群原学園に通っていた時期があり、士郎とはその時に面識があった。
金欠につき、日本にいる間はルヴィアの家でメイドとして働くことに。
ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト
凛と同じく、協会から事件の解決を命じられた魔術師。時計塔の次期主席候補。
マジカルサファイアの「元」マスター。
真面目なサファイアでも、任務達成より私闘に血道をあげるルヴィアには呆れざるを得ず、結局ルヴィアはサファイアに見限られた。
時計塔へ帰るまでの措置として、凛と共に穂群原学園に通うようになり、ライバル関係に「士郎を巡ってのライバル」という面が追加されたようだ。ちなみに、士郎のことは「シェロ」と呼ぶ。
大金持ちの貴族のお嬢様で、衛宮家の正面に豪華な屋敷をおっ立てて暮らし始めた。
クロエ・フォン・アインツベルン
第二期のキーパーソン。トラブルを治めに変身したイリヤから分裂して生まれたもうひとりのイリヤ。名前が同じなので、便宜上「クロ」と呼ばれ、その後周囲にはイリヤの従姉妹として自ら「クロエ・フォン・アインツベルン」と名乗るようになる。
分裂直後はイリヤの命を狙っていたが、後に和解。
性格は小悪魔。そしてキス魔。
分裂時、イリヤがアーチャーの英霊化状態だったためか、分裂後のクロは戦闘時は常に英霊化の状態にあり、アーチャーとしての能力を如何なく発揮する。反面、ステッキは持っていないので、イリヤ達の行っているような魔法少女的な技は使えない。
アーチャーのカードを核として存在しているため、カードの回収は彼女自身の生死に関わる。また、存在維持のためには定期的な魔力補給が必要なため、常にイリヤとキスを繰り返す必要がある。
子ギル
新たに発見された8枚目のカード。当初は他のカードと同様に黒化状態で暴れるが、後に中途半端に受肉して、理性が分離する。第二期クライマックスでは暴走する体と受肉した理性の融合した姿で、イリヤと「聖杯」である美遊を奪い合うことに。
第三期では転移した平行世界で味方側の重要戦力となり、利害の一致から、その財力と眼力でイリヤたちを何かとサポートしている。

衛宮家

衛宮士郎
イリヤの義兄。イリヤの実父・衛宮切嗣の養子。切嗣とイリヤの実母・アイリは籍を入れていないため、姓が異なる。
転校してきた凛、ルヴィアと色々あって、とても主人公属性っぽいフラグを立てているらしいのだが、本編の裏話である。弓道部在籍
アイリスフィール・フォン・アインツベルン
イリヤの実母。夫の切嗣と一緒に世界中を飛び回っているが、唐突に帰ってきたりもする。色々と秘密のありそうなひと
衛宮切嗣
イリヤの実父。士郎の養父。アイリとは夫婦だが籍は入れていない。
とても出番が少ない。あと、まともに顔が描かれることも少ない。
セラ
最初にルビーはお母さんと勘違いしたが、昔からアインツベルンに仕えるメイド。しかし衛宮家では普通の服を着ている。主に家事を担当しているが、士郎がそっち方面でとても優秀なため、職分を全うできないことに不満を感じている。
リーゼリットとは姉妹。
リーゼリット
リズお姉ちゃん。セラと同じで元はメイドだが、単なるイリヤの遊び相手と化している。やはり衛宮家ではメイド服ではなく普通の服……どころか、もともとの自分の仕事着を「ヘンな服」と言いきった。

魔術関係

キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグ
凛とルヴィアを派遣した張本人。
ロード・エルメロイII世
凛とルヴィアの喧嘩による時計塔内の破壊状況、被害金額などをゼルレッチに報告していた時計塔講師。
アニメでは何らかの事情で顔出しできないゼルレッチに代わり、凛とルヴィアにカード回収任務を言い渡す役割に。
なお、コミック版では特に名乗っていないが、アニメ版と小説版では本名ではなくこちらの名前で登場している。
バゼット・フラガ・マクレミッツ
クラスカード出現事件の、凛やルヴィアの前任の担当者。ランサーとアーチャーのクラスカードは彼女が単独で回収したという、バリバリの武闘派魔術師。
初登場時はイリヤ達を圧倒するが、ルヴィアの策謀で無一文になってからはすっかりダメな人になってしまう。
カレン・オルテンシア
イリヤの学校の養護教諭。「危篤状態の重病人でも運び込まれてこないかしら」などと物騒な発言をするなど、保険医にあるまじき言動多々である。聖骸布を持っていたり、クロのことを見抜いている節があるなど、ただの保険医とは思えないが……?
その正体は、聖堂教会から派遣されてきた冬木の監視役。
オーギュスト
エーデルフェルト家の執事。非常に有能で、魔術師の家の使用人らしく、一般人とは思えない能力も持っているらしい。

一般人

桂美々
クラスメイト。純情可憐。クラスメイト4人の中では(比較的)常識人。しかしそのためか影が薄め。
子供らしく好奇心旺盛……のはずだったが、段々とある一方向に興味が偏ってきている。生意気盛りの弟がいる。
栗原雀花
クラスメイト。腐女子。「失敗もいい経験」と言いつつその場のノリで動く。
眼鏡でキリっとした、いかにも秀才然とした容姿だが、実際は図工以外オール2。
同じ趣味の姉がいる。
森山那奈亀
クラスメイト。細目。
ぼーっとした見た目に反して意外に頭の回転が速い。主に龍子に対するツッコミ役。
嶽間沢龍子
クラスメイト。バカキャラ、トラブルメーカー。
男だらけの一家に育ったため口調が荒っぽい。一人称は「俺」。
家は嶽間沢流武闘術を伝える武道一家。だが、才能はないため打たれ弱く、すぐに泣く。だが受身だけは超一流。ブラコン。
藤村大河
イリヤ達のクラス担任。
こっちの世界では特別な関係はないはず(?)だが、学園の一生徒でしかないはずの士郎のことを「士郎」と呼び捨てにしている。
柳洞一成
士郎の相棒。時々、士郎を見る目が怖い。
森山奈菜巳
那奈亀の姉。ふんわりとした美人であり、凛、ルヴィアらは同級生。士郎と密かにフラグが立っていた女性の1人。
そのため、凛たちに目をつけられ、「巳」の名を持つ身でありながら重度のカエル恐怖症にされてしまう。(妹・那奈亀、姉・奈菜巳で、それぞれ「亀」と「巳(へび)」)
栗原火雀
雀花の姉。妹に輪を掛けた腐女子であり、その中でも『貴腐人』の称号を頂く上位種。
そのマニアックな嗜好は他の追随を許さぬものの、リアルの性癖はノーマルであり、趣味とリアルは分けて考えている。

黒化英雄

ライダー
キャスター
アサシン (第四次)
セイバーオルタ
バーサーカー
ギルガメッシュ
皆クラスカードで、全員黒化している。序盤に登場するイリヤ達の敵。

エインズワース家

ダリウス・エインズワース
並行世界で美遊をさらって監禁している張本人。
エリカ
ダリウスと共にいる謎の少女。
ベアトリス・フラワーチャイルド
美遊をさらった並行世界の人物。エインズワース家のドールズの一人。
ゴスロリ服を身に纏う嗜虐趣味の少女。
所有するクラスカードは2枚目の『バーサーカー』。
アンジェリカ
美遊をさらった並行世界の人物。エインズワース家のドールズの一人。
感情の起伏が乏しい、金髪でツインテールの少女。
所有するクラスカードは2枚目の『アーチャー・ギルガメッシュ』。

平行世界の人物

田中
第三期のキーパーソン。並行世界でイリヤが最初に出会った人物。体操服を着た、記憶も知識も曖昧な記憶喪失の少女。
自分の名前すら思い出せないため、体操服のゼッケンに書かれた「田中」という名前で呼ばれている。
一つだけ思い出した「エインズワース家を滅ぼす」という目的のため、イリヤと行動を共にする。
ラーメン屋さん
平行世界でラーメン屋とは名ばかりの、高カロリーの激辛麻婆に申し訳程度の中華メニューが付随した殺人的な料理を超ボッタクリ価格で提供する店を経営している怪しいおじさんであり、見た目上は明らかにどっかの神父。無銭飲食者に対しては、ラーメン屋にあるまじき苛烈な殺気を放つ。
子ギルとの会話からは、秘密裏に魔術的な事柄にも関わっているような節が見受けられるが……

用語

カレイドステッキ
2本1セットで製造された、愉快型魔術礼装。一方は「マジカルルビー」、もう一方は「マジカルサファイア」という人工天然精霊が宿っている。契約者はそれぞれ「カレイドルビー」「カレイドサファイア」と呼ばれる魔法少女になる(させられる)。
この精霊どもが何故マスターを魔法少女にしたがるのかは永遠の謎。そして任務とかは本当はどうでもいいと考えている。なお、魔法少女への変身は「転身」と呼び倣わされている。
性格はともかく性能は破格で、平行世界からの干渉によってマスターへ無限の魔力供給が可能。また、Aランクの魔術障壁の他、物理保護、治癒促進、身体能力強化といった恩恵を常に与えている。
ただし、供給量・持続時間は無限でも、一度に引き出せる魔力はマスターの魔術回路の性能に依存するため、結局は効率的な魔力運用は欠かせない。また、所有者から一定距離を離されてしまうと、転身は強制的に解除される。
機能の一つに、魔術ではなく「純粋な魔力」を放出するというものがあり、砲弾、散弾、ブレード状に固定、といったバリエーションで駆使する。これらは普通の魔術が利き難い黒化英霊の持つ魔術障壁に対し有効。これがために今回の任務で貸し与えられた。
なにげにとてつもなく頑丈。英霊の宝具とつばぜり合いをし、バーサーカーが踏んでも壊れない。
また、2本のステッキを合体させる「ツヴァイフォーム」という機能があり、その際の魔力供給量はギルガメシュの「乖離剣エア」すら破る程であった。ただし、このモードでは本来の魔術回路以外の神経、リンパ系、血管、筋肉繊維をも擬似的な魔術回路として使用するために非常に消耗が激しく、使用後は全身が激痛に苛まれる程の大きなダメージを負ってしまう。
密かに魔法少女力(MS)なる数値を計っており、イリヤの場合、MS値は1万とのこと。(ちなみに、某バトル魔法少女ヒロインのMS値は53万で、イリヤを完全に圧倒していた)
クラスカード
英霊と呼ばれる者の力が宿った危険なカード。凛とルヴィアはこのカードを回収するためにやってきた。
デザイン元は原作に登場した「サーヴァントのクラスを示すカード」。
手に入れるためには、いわゆる「黒化」状態の第五次サーヴァント(アサシンは第四次)と戦い、勝利しなければならない。
製作者や用途など、そのほとんどが謎に包まれている。魔術協会の解析で判明したのは、「限定展開(インクルード)」することで、その英霊の武装を一時的に具現化できる、というもの。
後に、イリヤと美遊によって、「夢幻召喚(インストール)」という術者自体を英霊化するという使い方が明らかにされた。
夢幻召喚中はカードで召喚した英霊の人生経験を共有する。また、その影響か、ギルガメッシュのような強力なカードを濫用していると使用者の人格が侵食されていくらしい。
限定展開(インクルード)
クラスカードに宿っている英霊の武装等を、カレイドステッキを媒介に、一時的に具現化する。
一度使用すると数時間は再使用不可能となる。

【各クラスカードの武装と能力】

  • 『クラスカード・セイバー』
    剣。宝具であり、真名は「約束された勝利の剣」。
  • 『クラスカード・アーチャー』
    弓。宝具ではなく、特別な効果は何もない。しかも、矢は一緒に具現化されない。
  • 『クラスカード・ランサー』
    槍。宝具であり、真名は「刺し穿つ死棘の槍」(作中では美遊が使用)、あるいは「突き穿つ死翔の槍」(作中ではイリヤが使用)。
  • 『クラスカード・ライダー』
    手綱。宝具であり、真名は「騎英の手綱」。ただし乗り物は一緒に具現化されない。
  • 『クラスカード・キャスター』
    短剣。宝具であり、真名は「破戒すべき全ての符」。宝具ランクはC。
  • 『クラスカード・バーサーカー』
    斧剣。宝具であり、真名は「射殺す百頭」。ただし、通常時のイリヤでは重過ぎて使いこなせない。宝具ランクは不明。
  • 『クラスカード・アサシン』
    デコイ。宝具であり、真名は「妄想幻像」。術者の武具を媒介に、囮となる幻像を生み出す。同時に術者は数秒間、隠密状態になる。デコイが破壊されると隠密状態も解除される。宝具ランクはE。
    もともとの仕様には含まれていなかったのだが、イリヤ達魔法少女がこのカードを限定展開した場合、媒介がカレイドステッキとなってしまうため、必然的にステッキを手元から離さなければならなくなってしまう。そのため、このカードの使用は転身の強制解除を伴ってしまう。
  • 『クラスカード・バーサーカー(2枚目)』
    手甲。異様に巨大で電柱すら振り回せる。
夢幻召喚(インストール)
クラスカードに宿っている英霊自体の能力を、術者自身の体を媒介に具現化し、術者を英霊と化さしめる。ただし、莫大な魔力が必要。
転身すると、衣装が魔法少女verから各英霊verに変化する。イリヤと美遊では同じカードでも衣装は異なる。

【各クラスカードの能力】

  • 『クラスカード・セイバー』
    剣士のクラスの剣技と、宝具「約束された勝利の剣」。美遊の場合の衣装は青セイバーに近いデザインの甲冑姿(ただし肩と胸部のアーマーがない)。イリヤの場合の衣装はセイバー・リリィに近いデザイン。
  • 『クラスカード・アーチャー』
    投影魔術により、宝具も含めた数々の剣を生み出せる。また、剣を矢として放つ「壊れた幻想」も行使可能。その他、剣以外にも「熾天覆う七つの円環」の投影もできる。
  • 『クラスカード・ライダー』
    天馬の召喚と、宝具「騎英の手綱」による突貫。さらに、英霊自身のスキルである「石化の魔眼」も備えている。
  • 『クラスカード・キャスター』
    英霊のスキル「高速神言」と神代の魔術。ただし他の英霊と比較すると、身体能力も耐久性も乏しい。
  • 『クラスカード・バーサーカー』
    優れた身体能力とCランクの宝具「十二の試練」の蘇生能力。ただしクラス特性である「狂化」によって理性を失う。
  • 『クラスカード・アサシン』
    C+ランクの宝具『妄想幻像』により、人格と魂を分割して個別に活動できる。せいぜい数体が限度。
  • 『クラスカード・アーチャー(2枚目)』
    宝具「王の財宝」による宝具の射出。
  • 『クラスカード・バーサーカー(2枚目)』
    雷による攻撃と、大槌の宝具「悉く打ち砕く雷神の鎚(ミョルニル)」。
鏡面界
イリヤ達が暮らしている世界の影にある世界。黒化英霊と化したクラスカードが潜んでいる。
世界と言っても無限の広さがあるわけではなく、ある程度の範囲に絞られた広さでしかない。その範囲は地脈の乱れの大きさに比例するため、カードを回収する度に狭くなっていく。
ここでどんな破壊活動をしても現実世界には全く影響がない、便利なバトルフィールド。
エインズワース家
美遊のいた世界の魔術師の一族。冬木市にできた一キロ四方のクレーターの真ん中に工房を構えている。
聖杯を欲しており、世界中の礼装や魔具などを集めては聖杯や宝具への置換と失敗を繰り返してきた。本物の聖杯である「美遊」を手に入れたのち、クラスカードを作って聖杯戦争を起こした。
ドールズといわれる兵隊を使役している。

メモ

  • よく「プラズマ☆イリヤ」と誤記される。prisma(プリズマ)はドイツ語でプリズムの意。語感は似ているが、プラズマは全く関係がない。
  • まほうつかいの箱』では「プリヤ」という略称が使われている。
  • イリヤが暮らしているのは衛宮家(Fate本編に登場する衛宮邸ではない)。両親(切嗣とアイリ)は海外を飛び回る生活を送っており、家事はメイドの二人と士郎が当番制で担当している。
  • セラは常々士郎に対して「当番制など不要!」と豪語しているので、どうやら士郎が無理を言って家事をやらせてもらっているようだ。
  • Fateのスピンオフを依頼されたひろやま氏は、このイリヤメインの魔法少女モノを企画。
    だが、依頼した編集部側は、彼が以前、合同同人誌「少年フェイト」に描いた架空ロンドン編「Happy Gand」連載版と想定しており、その事実に言われて気づいたひろやま氏もまたその企画を書き下ろしたという。しかし、奈須、武内両氏がこちらの企画をあっさりと認め、連載がスタートした。(単行本1巻あとがきより)
  • ツヴァイ2巻後書きでは、世界観解説のため「作者が自作自演したファンレターからの質問に答える」という痛々しい事を行っている。何でもこの時点まで1枚もファンレターが来ていなかったそうな。
    • これが功を奏した(?)のか、ファンレターをちらほらと貰うようになり、3巻以降の後書きでは本物のファンレターで寄せられた質問に答える形式となっている。
  • 作中の登場するサーヴァントの多数が撃破されているが、「プリズマ☆イリヤ」に登場するサーヴァントは「stay night」に登場するサーヴァントと比較して数段弱体化させているのが理由だという(作者のブログより)。
    • とは言うものの、敵に回って最優っぷりを見せつけてくれるセイバー、準備万端整えて絨毯爆撃してくるキャスター、気配遮断と集団戦法と毒でえげつなく立ち回る第四次アサシンなど、絵柄と相まってとても劣化しているようには見えない。「刺し穿つ死棘の槍』の致死率が額面通り100%なのと合わせて、「最もカタログスペックに忠実な作品」と評されることも。
  • 「魔法」という言葉が特別な意味を持ち「魔術」と明確に分けられているTYPE-MOONの世界観の中で「魔法少女」が成立しているのは、魔法少女の変身システムに「魔法使い」であるゼルレッチが関わっているおかげ(せい?)である。
  • タイトル記載は出来ないが某バトル魔法少女ヒロインと共演したことがある。
    • ちなみに、彼女に対してイリヤは「可愛いのに、圧倒的なプレッシャーを感じる。」と畏怖していた。「魔法少女力53万だと……!?」。
    • 余談だが、武内氏は劇場版の公開が同時期になった事に乗じてコラボイラストを描いている。
  • 可愛らしい画風といかにもなタイトル、魔法少女というキーワードから何も知らなければ萌え漫画にしか見えないが、実際には主人公が友人を助けるために命をかけたり、死への恐怖に打ち克ったりする『燃え』漫画。良い意味でのタイトル詐欺と言える。
  • イリヤを始めとして登場キャラクターの大半は小学生やそれに近いロリが多い。
    これについて、ひろやまひろしは武内祟に「こんなに小さい子が好きなのは病気だね」と言われて大いに傷ついたとかなんとか。
  • あくまでスピンオフであり原作設定には準拠していない、とされておりツヴァイ単行本4巻『ひろやまひろ☆ドキドキQ&Aコーナー』では、
    あー……これについてはひとこと言っておかなきゃいけないんだけど…
    設定はもうかなり好き勝手いじり倒してるわ!原作と多少設定が違ってもツッコんじゃダメ!
    プリヤはあくまでスピンオフ!
    別の設定(ルール)で成り立ってるの! ましてやプリヤの設定が原作側に反映されることはあり得ないから!!
    だから…絶対にツッコむな!!OK!?

    と予防線を張っている。ただしお祭り作品である花札では原作キャラクターたちと邂逅している。
    • Fate/EXTRA CCC』ではカレンという名の健康管理上級AIがいるようで、しかも保健委員にあるまじき性質の持ち主らしい。
      本作の保険医カレンと立場などがとても似ており、原作側に(というより奈須きのこに)ネタを拾われている可能性は否定できない。

書誌情報

  • Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ

  • Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ!

  • Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!!

商品情報

  • Blu-ray Disc/DVD

  • CD(TVアニメ関連)

  • ノベライズ

  • アニメ設定資料集

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