カレン・C・オルテンシア
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ルーラー | |
---|---|
真名 |
アムール〔カレン〕(第一再臨) カレン・C・オルテンシア(第二再臨) ゴッドカレン(第三再臨) デビルカレン(霊衣「デビルカレン」) |
外国語表記 |
Amor(Caren)(第一再臨) Caren C. Hortensia(第二再臨) God Caren(第三再臨) Devil Caren(霊衣「デビルカレン」) |
性別 | 女性 |
身長 | 156cm |
体重 | 40kg |
好きな物 |
自身の特技(オルガンの演奏)を伸ばす事 奉仕、折檻、ご褒美(第三再臨) |
苦手な物 |
特になし 隷属、懲罰、虐待(第三再臨) |
依代 | カレン・オルテンシア |
出典 |
ギリシャ神話、ローマ神話 Fate/hollow ataraxia |
地域 | 地中海、欧州 |
属性 | 秩序・善 |
副属性 | 天 |
一人称 | 私 |
二人称 | 貴方/貴女 |
三人称 | 彼/彼女 |
声優 | 小清水亜美 |
デザイン | 森井しづき |
設定作成 | 奈須きのこ |
レア度 | ☆5 |
初登場作品 | Fate/Grand Order |
概要[編集 | ソースを編集]
- 略歴
- 期間限定イベント『サン・バレンティーノ! ~カルデア・ビター・バレンタイン2021~』で登場。
- カルデア中で突如として発生した、好敵手関係またはいがみ合ってるサーヴァント同士が何故か仲良くなっている謎の現象解明と『愛』の込められた攻撃でなければ倒せないと云う謎のシャドウサーヴァント、通称『ビター・シャドウ』を退治するためカルデアに現れ主人公と契約し、事態収拾を手伝うことになる……が、同行者のクー・フーリンと子ギルが危惧していた通り事の発端の元凶で、世界中の人々を愛を持って救済する計画の足掛かり兼実験場として試しにカルデアの一角にチョコレート工房を作り、サーヴァントが食べれば幸せな感情を増幅させて負の感情[注 1]を抑圧させる特製チョコ『ゴッド・ラブ』を密造し、疑似霊基にアムールとエロースそれぞれの真名を付与して生みだした使い魔の手でばらまいていた。チョコ製造そのものは主人公とマシュ達によって止められるが、それでも諦められず聖杯を使って霊基を転臨し神霊力を極限まで高めた「超ゴッドカレン」になり、それも敗れるとさらに無償の愛を極めた究極の存在「超ベイビィカレン[注 2]」にまでなってしまったが、それも主人公達に食い止められた事でようやく諦めて還って行った…が、霊基を維持する分の魔力と主人公との契約がまだ生きていたため、そのままカルデアの世話になることを決めてしまった。
- 続く翌年の『マナナン・スーベニア・バレンタイン ~チョコの樹と女神の選択~』でも案の定やらかしており、疑似サーヴァントとしてカルデアに喚ばれたはいいものの、知り合いがいる気まずさ故に契約を躊躇っているバゼットの後押しをするため密かに隠しておいた聖杯を持たせて勝手にレイシフトを行使した上に、自身も主人公に便乗してしれっと参加すると云う暴挙に出た。
- 人物
- 巨大バズーカを持ったキトン服のカレン・オルテンシアその人[注 3]。
- 疑似サーヴァントになったせいか「主の教えこそ絶対」を盲目的に信じる信仰心に溢れた部分が強く出ており、見返りを求めず[注 4]誰もを平等に愛する『
無償の愛 』を持ってして世界の救済を願う自称「愛の伝道師」。 - とはいえ言動そのものはいつものカレンが主体らしくシニカルで毒舌家かつ被虐的で守銭奴なところが見え隠れする反面、マシュに洋服を褒められたりダ・ヴィンチに「カレンちゃん」と呼ばれて照れくさそうにしたりと、年相応の少女らしい表情も見せるようになる。
- それに重ねて限定ではあるが、元の依代の身体の特異性と病弱気質がなくなり普通の健康な体になった事からさらにはっちゃけ度に拍車がかかっており、特に第三再臨でアムールの要素が強くなると今どきの若者風な口調とテンションが上乗せされ、宛ら見た感じは目新しいものに手当り次第はしゃぎ回っている子供のようでもある。
- ただし愛の神でありながら、カレン本人が強い信仰心から「愛とは無償の愛である」と定義しているため、『性愛』については毛嫌いしており、エロースを完全否定(ダメだし)している[注 5]。
- 第三再臨で生える角はチョコであり、悪魔の角ではない。悪魔のような姿にもなるが、別に心の底から悪魔ではない。カメラ(視点)を変えたらたまたまそう見えただけ。けっして 悪魔では ない。
- 能力
- 基本的にはアムールの力を矢やバズーカといった形で出力し攻撃する。依代のカレンが持っている聖骸布を用いた拘束による攻撃も行う。
- 第三再臨ではハートを撒き散らしたり、アムールの力を爆弾や稲妻や天変地異といった形で出力し戦う。
- バズーカ砲の名前はゴッドバズーカ。ハートは使い魔であるアムールとエロースらしい。
バリエーション[編集 | ソースを編集]
チョコの妖精[編集 | ソースを編集]
- 『妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ』において、エディンバラにおけるチョコレート作りの出来を競う由緒正しき決闘法、通称「マヴマッチ」の進行役兼立会人として登場した妖精。外見はデビルカレンそのままで本人も「デビルカレン」と名乗っているが、れっきとした別人。
- アルトリア・キャスターとマシュが作った『ハート形のチョコレート』を彼女と審査員達がこぞって「稀に見る斬新なデザイン」だと大絶賛した事で二人は優勝を勝ち取ったが、アルトリアが魔術を使って用意されていた食材を全部濃縮加工してチョコに投入するという暴挙を図っていた事により、うっかりエディンバラ全域を滅ぼしかねない『チョコの厄災』が誕生しかけてしまった。
- この時他の妖精達と共に大聖堂を逃げ出したままフェードアウトしてしまい、以降は登場することがない。
ステータス[編集 | ソースを編集]
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ルーラー | 主人公 (Grand Order) | C- | A+ | B- | C- | A- | EX | 道具作成:A 単独行動:A 被虐霊媒体質:EX 女神の神核:B 鋼の信仰:A |
ヴァレンティヌスの聖骸布:A 黄金の矢:A 魔力放出(愛):A |
宝具[編集 | ソースを編集]
- 遍く無償の無限の愛(ザ・グレイテストヒッツ・“コーリング・アガペー”)
- ランク:EX
- 種別:対人宝具
- レンジ:1~99
- 最大捕捉:不明
- 祈りの殻で自らを包み、より新しく、そして普遍的な“愛”の代弁者として降臨する昇天宝具。アセンション。
- 愛の女神アムールではなく、それを起源とした“天の愛”となり、無償にして無限の愛で地上を照らす神罰系の攻撃。
- カレンの言う『愛』とは、人類全てを無条件で、無償で愛する愛の神。即ちアガペーである。
- かつてカレンは『フェイト/タイガーころしあむ アッパー』で『持ち主の愛の大きさが武器の重さになる』というモーニングスターを使っていた。カレンは全人類を愛しているので、イコール、ハンマーの重さは地球の重さになっていたという。それのFGO版。
- 無限なのは愛のビームで、無償なのは「愛のビームをタダであげている」というカレンのおおらかな気持ちを指している。
- 『Grand Order』では「自身の宝具威力をアップ(1ターン)<オーバーチャージで効果アップ>+敵全体に強力な攻撃[Lv]&Quick攻撃耐性をダウン(3ターン)&強化無効状態を付与(1回・3ターン)」という効果のQuick宝具。
- 強化クエストクリアでランクはそのままに強化され、宝具威力倍率の上昇に加え宝具攻撃が〔混沌〕特攻攻撃となる。
真名:カレン・C・オルテンシア[編集 | ソースを編集]
- アムール。ローマ神話ではクピードー、ギリシャ神話ではエロースと呼ばれる恋の神。
- 前者では天使の翼と弓矢を持った悪戯好きな幼子の姿を持ち、「キューピッド」という名でも親しまれる様になる。
- 後者では軍神アレスと美と愛の女神アフロディーテの息子で若い青年の姿をしており性愛もつかさどるとされ、恋心と情欲を燃え上がらせる「黄金の矢」と、逆に冷めさせてしまう「鉛の矢」の2種類の矢を所有し、その力に神々は勿論のこと時として自身が翻弄されてしまう事もあった。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
Fateシリーズ[編集 | ソースを編集]
- Fate/Grand Order
- 2021年バレンタインイベント『サン・バレンティーノ! ~カルデア・ビター・バレンタイン2021~』開催に伴い、期間限定サーヴァントとして実装。
イベント内で聖杯転臨した姿も「超ゴッドカレン」改め「デビルカレン」の名前で霊衣として同時に実装。 - Lostbelt No.6『妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ』でも端役だが現地の妖精として登場。
人間関係[編集 | ソースを編集]
Fate/Grand Order[編集 | ソースを編集]
- マシュ・キリエライト
- 『カルデア・ビター・バレンタイン』で共演。名前にちなんでか、「マシェリ」と呼んでいた[注 6]。
- クー・フーリン、子ギル
- 『カルデア・ビター・バレンタイン』で共演。
- 依代の縁もあってか、聖骸布でスラップしながら散々に使い倒していた。
- クー・フーリンに関してはその高名さや能力を高く評価しているが、なにより名前が素晴らしいとのこと。
- 子ギルに関しては金回りがいいため、カルデアでも“仲良く”している(カレン談)。
- 宇津見エリセ
- 『カルデア・ビター・バレンタイン』で共演。
- その服装を最大限にリスペクトして「はいてないクイーン」を襲名させようとしていた。
- その一方で「邪霊を引き寄せる」彼女の特性を悪用して誘蛾灯代わりにしたりもしていた。
- 清少納言
- 『カルデア・ビター・バレンタイン』で共演。
- あまりの傍若無人さには思うところがあったようで、彼女がビターシャドウ達を引き連れてきた際には躊躇なく彼女ごと吹き飛ばした。
- カーマ
- 『カルデア・ビター・バレンタイン』で共演。
- 同じ愛の神として粘着質に絡まれ、成り行きでシミュレータ内で対決することになってしまった。
- なお、「宇宙そのもの」の特性を持つ彼女を愛することでゴッドバズーカの威力が宇宙レベルまで上乗せされるため、反動を考えなければ相性が非常に良い。
- アルテミス
- 『カルデア・ビター・バレンタイン』で共演。
- エロースとしての生前の縁もあり、オリオンを洗脳することを条件に陰謀に協力してもらっていた。
- マルタ
- 健全な肉体と健全な精神を備えた在り方に聖人として強くあこがれているが、健全すぎて瓦を百枚割りしている有様にはドン引きしている。
- イシュタル
- 「アムール」としては愛の女神の先輩にあたるが、露骨に舐めた態度をとっている。
- 一方で金銭を重視する女神として、また疑似サーヴァント同士としてはとても注目しているようで、スペース案件でも構わないとしてコラボに誘っている。
- パールヴァティー
- 「アムール」としては愛の女神の先輩に当たるが、カーマ共々イシュタルと違って愛が重いため警戒している。
- BB
- 「アムール」としては「万能気取りの年下小悪魔で礼節が足りていない」とボロクソに言っている。
- マナナン・マク・リール〔バゼット〕
- 『マナナン・スーベニア・バレンタイン』で共演。
- カルデアに召喚されてきた彼女がどこかに行ってしまいたいと言い出したため、拾った聖杯を与えてこっそりレイシフトさせて特異点を生み出すというトラブル役満をやらかしてしまった。
- カルデアでも「男性神らしくとても男らしい」「バゼナン」「依り代の頑丈さは人類最高クラス」と弄り倒している。
- 一応カレン本人としてはマナナン神を「ケルト神に名高い」と評しており、弄るのはあくまで依り代の方だけ。
- グレゴリー・ラスプーチン
- 依り代同士で非常に濃密な縁がある相手。
- 「素晴らしい聖職者だと思う」と凄まじい棒読みで褒めた後、川辺に呼び出してバズーカをお見舞いしようとしていた[注 7]。
- また「清貧を心がけたあのラスプーチンがあんな依り代を選ぶなんて世も末」と零す一方で、ラスプーチンも生前に女性関係のトラブルが多かったため、バズーカで浄化するのも已む無しとしている。
- アンリマユ
- 『Grand Order material ⅩⅡ』では、ノーコメントとしている。
- シエル
- 控えめに言って人間ジャガーノートと評し、「何でもアリ」「ああ見えてしれっと何人かラスボス倒している系の方」と言及している。
- カルデアに来れば「また私、なんかやっちゃいました?」とひどい単騎性能を発揮するだろうとのこと。
- 『Grand Order material ⅩⅡ』では言及先が明かされていなかったが、謎の代行者C.I.E.Lへの言及がほとんど同じ内容だったことで確定した。
- 謎の代行者C.I.E.L
- サーヴァントユニヴァースにおけるシエル。マイルームでは彼女を汎人類史のシエルと勘違いしている様子。
生前[編集 | ソースを編集]
- アポロン
- 「エロース」の生前に、彼に持っている「弓矢」を笑われたことで仕返しにダフネに恋心を抱かせた。
- なお、その「弓矢」は彼女が持っているゴッドバズーカそのものだったとか。
- アレス、アフロディーテ
- 「エロース」の神話における両親。アフロディーテからは深い愛情を注がれており、それを象徴するのが『うお座』の神話である。
名台詞[編集 | ソースを編集]
メモ[編集 | ソースを編集]
- 初期状態の真名は「アムール〔カレン〕」だが、霊基再臨を繰り返すと「カレン・C・オルテンシア」→「ゴッドカレン」と変化していき、霊衣では「デビルカレン」となる。
- 「C」は依代となっているアムールの別名、クピードーを英語読みしたキューピッド(Cupid)の略。
- 「あるキャラ」へのセリフがないのは仕様であり、竹箒日記(2021年2月10日)では「砕けたガラスの欠片はカルデアにはなく、それは約束の四日間でのみ許された告解。」と述べられている。
- スキルの「被虐霊媒体質EX」は『弱体状態の時に攻撃力が20%アップ』という効果なのだが、パーティーにアヴェンジャーを入れるとクラススキル「復讐者A」の効果で簡単に発動させることができ、非常に相性が良い。攻略サイトにも「カレンを使う時は必ずアヴェンジャーもセットで編成しよう」と書かれるレベル。
- 宝具名の「グレイテストヒッツ」はミュージシャンのヒット曲を集めたアルバム、いわゆるベスト盤に使われることが多い名称。
- 『hollow』のカレン……というよりかは、『タイころ』のカレン。
- 時系列は『hollow』の後で、アルズベリ天動説の前とのこと。冬木で監督役を終えて、欧州にて再びエクソシストとして活動していたあたりとされている。
- 『Grand Order material ⅩⅡ』ではゲームにて採用されなかった没デザインが公開されているが、「黒を基調とした悪魔のような姿」や「メイド服姿」、また「全身にアンリマユのような赤い刺繍の施された姿」といったデザインが公開されている。
話題まとめ[編集 | ソースを編集]
脚注[編集 | ソースを編集]
注釈[編集 | ソースを編集]
- ↑ 西洋圏において七つの大罪と呼ばれる、傲慢・嫉妬・憤怒・怠惰・暴食・強欲・色欲のこと。この感情が外に漏れ出て本体と同じ姿形になったものがビター・シャドウの正体だったのである。
- ↑ しかも容姿に便乗して同じアプリゲーム『カプセルさーばんと』の宣伝というメタ行動までちゃっかりやらかしている。
- ↑ 普段は新しく新調したという赤い学生院風の制服を着用している。
- ↑ ただし教会への謝礼金にあたる『お布施』に関しては権力の象徴かつ信仰の証と見ているため否定的ではなく、同じ理由からお金を稼ぐことに関しても悪い目で見ていない。
- ↑ カレンの知る無償の愛こと「神の愛(アガペー)」には性愛は含まれておらず、低俗な愛とされているため。
- ↑ フランス語で「愛しい人」という意味。余談だが、2018年のアニメ『HUGっと!プリキュア』で、「キュアマシェリ」と「キュアアムール」のコンビが登場するので、そのネタだろうか。
- ↑ ラスプーチンの死因は直前に様々な殺害方法を試された後に川に落とされての溺死。逸話の再現で完全に殺す気である。
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