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− | : | + | :可能性を視る魔眼。未来視の魔眼の一種。視ないと決めたものが輝くさまを視ない。この魔眼の前で輝くことはできない。ランクは『宝石』。 |
:[[オフェリア・ファムルソローネ]]の右目に存在し、能力は可能性を視る、ある種の未来視。起こり得るありとあらゆる可能性を視ることができる。ただし、起こる可能性が低いものは視るまでに時間がかかる。 | :[[オフェリア・ファムルソローネ]]の右目に存在し、能力は可能性を視る、ある種の未来視。起こり得るありとあらゆる可能性を視ることができる。ただし、起こる可能性が低いものは視るまでに時間がかかる。 | ||
:また、可能性の中で一度見たものをピンで留める、要するに都合の悪い可能性の発生を先延ばしにできる。そのため敵対者の攻撃や魔術を留められる。“使用者が望んだ可能性へ確定させることができる”。だが、あまりにも遠すぎる可能性には手が届かず、ピン留めすることはできない<ref group = "注">[[レフ・ライノール]]の爆破工作によってコフィンの中に閉じ込められた自分に迫り来る死から逃れる可能性は、ゼロではなかったがあまりにも遠すぎたためピン留めできなかった。</ref>。また精神を固定させるなどして、歩む道を一つきりだと定めきることで、<ruby><rb>別の可能性</rb><rt>イフ</RT></RUBY>の自分を発生させないなど<ref group = "注">およそ人には心構え一つで可能性を阻む事は叶わず、ただの半神にも不可能だが、自らを燃やす狂える半神であれば或いは、というレベル。</ref>、確定した可能性の中で対処された場合、魔眼の効果は無効化される。 | :また、可能性の中で一度見たものをピンで留める、要するに都合の悪い可能性の発生を先延ばしにできる。そのため敵対者の攻撃や魔術を留められる。“使用者が望んだ可能性へ確定させることができる”。だが、あまりにも遠すぎる可能性には手が届かず、ピン留めすることはできない<ref group = "注">[[レフ・ライノール]]の爆破工作によってコフィンの中に閉じ込められた自分に迫り来る死から逃れる可能性は、ゼロではなかったがあまりにも遠すぎたためピン留めできなかった。</ref>。また精神を固定させるなどして、歩む道を一つきりだと定めきることで、<ruby><rb>別の可能性</rb><rt>イフ</RT></RUBY>の自分を発生させないなど<ref group = "注">およそ人には心構え一つで可能性を阻む事は叶わず、ただの半神にも不可能だが、自らを燃やす狂える半神であれば或いは、というレベル。</ref>、確定した可能性の中で対処された場合、魔眼の効果は無効化される。 | ||
:傍から見ると限定的な事象の巻き戻りを引き起こしている様に見える<ref group = "注">対象を限定した上での時間操作は魔法の領域であるため、魔術の延長である魔眼でできる技術ではない。</ref>。可能性を針で留めていると形容される。 | :傍から見ると限定的な事象の巻き戻りを引き起こしている様に見える<ref group = "注">対象を限定した上での時間操作は魔法の領域であるため、魔術の延長である魔眼でできる技術ではない。</ref>。可能性を針で留めていると形容される。 | ||
− | :『無間氷焔世紀 | + | :『無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング』では剪定事象を視たことで縁が結ばれ魔眼内に潜んでいた[[スルト]]により、召喚のための触媒とされた。可能性の選択を用いて、マシュの霊基外骨骼の全箇所の出力を低下させたり、[[ブリュンヒルデ]]の原初のルーンを最大稼働する「大神刻印・原型励起」の発動を一度は阻止した。 |
+ | :だが、二度目の「原型励起」は上記の精神を固定させる方法により対処され、[[スルト]]が封印から解放されるのを阻止するのも同様に対処された。 | ||
== ノウブルカラー == | == ノウブルカラー == |
2018年11月25日 (日) 17:15時点における版
概要
外界からの情報を得る為の物である眼球を、外界に働きかける事が出来るように作り変えた物。
魔術師に付属した器官でありながら、それ自体が半ば独立した魔術回路。血筋に関係なく適応できる特殊な魔術刻印に近いもの。
魔眼は単体で魔力を生み出して術式を起動できる。故に、一般の魔術回路に対してノウブルカラーは天体運営に近いと表現される。なので、魔術師とは縁のない一般人でも、ごく稀に魔眼の使い手が現れることがある。
ただし、魔眼が生み出す魔力と術式が必ずしも釣り合うとは限らず、酷い場合は魔眼が勝手に術式を発動し、魔術師本人の魔術回路から精気(オド)を強引に搾り取りだす。
魔力の扱いに卓越していれば、逆に魔眼の魔術回路を自らの魔術回路に上乗せすることも出来る。
主に魔術師が持つ一工程の魔術行使で、視界にいるものに問答無用で魔術をかけるというもの。視界に収めていれば効果はあるが、対象が魔眼を見る(目を合わせる)と効果は飛躍的に増す。
その隠匿性と能力から魔術師の間では一流の証とされる。しかし人工的な魔眼では「魅惑」や「暗示」までが限度。
それよりも強力な魔眼の保持者は全て先天的な能力者である。こちらは魔術ではなく超能力にカテゴリーされ、術者が視るだけで能力行使できる。そして、これら先天的な能力は魔術によって再現する事は出来ない。
魔眼リスト
- 魅了の魔眼
- 所有者:アルクェイド・ブリュンスタッド、ネロ・カオス、蒼崎橙子、久遠寺有珠、鈴鹿御前
- 意思を込めて目を合わせた相手を魅了し、短時間ながら意のままに操ることが出来るというもの。「魅了」という名称だが、必ずしも異性に対する性的な魅惑を意味しない。暗示の一種。
- 久遠寺有珠の魔眼はプロイキッシャーも兼ねており、対象の行動を拘束(ようするに金縛り)することに特化している。内臓の動きは妨げられなかったので、「運動」を禁じるほどの力はないとされる。
- 蒼崎橙子が生まれ持った左目の投射型魔眼は完全な制御下にあり、目蓋の開閉というスイッチによって任意に効果を発揮させることが可能。改造されており、魔眼の中に魔眼を作り、合わせ鏡のように魔眼の効果を無限に増殖させている。「積重魔眼」「合わせ鏡の底なしの穴(クラインキューブ)」などと表現される。魔眼の効果や強さ自体は変わらないが、普通の魔眼が単発銃であるなら、これは無限の弾数を有したマシンガン。単発をレジストできても、怒涛のように押しよせる全ての視線を防ぐことは不可能。ただし、術者も無限に等しい魔眼の力を制御しなければならないため、「行動」を禁じることに特化している。積重の効果を使わなければ、普通の暗示も可能。なお、昔の視力はよかったが、魔術の修行を頑張りすぎて視力を落としたため、視線によって効果を発揮する魔眼の力も比例して弱くなっている。
- アルクェイドとネロの魔眼はノウブルカラーでのランクは最上位の吸血種が持つという「黄金」で、サーヴァントのスキルとして表現するとランクA。
- 鈴鹿御前の魔眼はノウブルカラーのランクは不明。サーヴァントのスキルランクはB+。マスターを魅了されたキャスターを挑発する発言ともとれるが、本人曰く「勝手に出ちゃうの コレ」。ただし、実際にはそれは平時の話であり、本気で魔眼を発動させたら一流のウィザードでない限り抵抗は難しい。
- 直死の魔眼
- 所有者:両儀式、遠野志貴
- 物の死を視る眼。未来視の魔眼の究極系とも、停止の魔眼の最上級とも呼ばれるが、厳密には魔眼と淨眼のハイブリッド。
- 本来の意味では魔眼の範疇に含まれないが、名称に「魔眼」の名が含まれているのでここに併記する。
- 偽直死の魔眼
- 所有者:ミハイル・ロア・バルダムヨォン
- 生物を生かしている部分(=命)を視覚化して見ることができる魔眼。「モノの死」を視る直死の魔眼とは似て非なるもの。
- 線や点を切ることで生命そのものを直接削ることができる。命を削られた対象がそのまま死に至ることはないが、行動する気力を大幅に削がれ、動けなくなってしまう。その性質上、生物にしか線が見えないが、直死の魔眼と異なり、使いすぎて脳を痛めるようなことはない。
- なお、この魔眼に固有の名称はなく、「偽直死の魔眼」の名前もファンからの通称。(余談ながら、本人はこの魔眼を本物の直死の魔眼だと素で勘違いしていた)
- 未来視の魔眼・過去視の魔眼
- 所有者:瀬尾晶、偽遠野志貴、瀬尾静音、瓶倉光溜、観布子の母、トリシャ・フェローズ
- 未来、もしくは過去を見ることができる魔眼。
- 普通の人間が持つ想像力の延長上である「予測」と、自分の行動から時間軸を固定する異能である「測定」の2種類に大別される。
- ただしこの区分けが意味を持つのは起き得る未来の可能性を視るだけの予測、起きる未来を限定してしまう測定に結果が分かれる未来視に対してであり、過去視にとっては過去が変えられない以上予測も測定もあってないようなものだとされている。
- 高ランクの千里眼も未来視や過去視が可能だが、こちらの魔眼と千里眼は遠見(時間軸だけではなく空間も超越することができる能力)の有無で区別されている模様。
- 瀬尾静音、瀬尾晶、トリシャ・フェローズが予測の未来視、瓶倉光溜が測定の未来視、偽遠野志貴が過去視の魔眼を持つ他、観布子の母は予測でも測定でもなく過去・現在・未来を見るという聖人レベルの異能を持っている。
- また「泡影の魔眼」は過去視の魔眼の1種であり、「直死の魔眼」も蒼崎青子や化野菱理によれば未来視であるという。
- 歪曲の魔眼
- 所有者:浅上藤乃
- 対象を歪曲させる魔眼。視界内の任意の場所に回転軸を作り、捻じ切る。右目が右回転の、左目が左回転の軸を発生させる。視界に捉える事が出来るなら対象の大きさや硬さを無視して曲げられるが、概念や使用者(藤乃)自身が「曲げられない」と認識したものを曲げることはできない。
- 歪曲の視線を両儀式が直死の魔眼を通して視た時、「緑と赤の螺旋」として捉えられた。
- 原理としては『Fate/Grand Order』では「対象を注視すると紙に描かれた絵のように見えてくるので、それを摘んで捻るイメージ」と説明されており、対界宝具の区分にあるように空間そのものを捻っているものと思われる。
- キュベレイ(石化の魔眼)
- 所有者:メドゥーサ、ゴルゴーン
- 目視することで、対象を石化させる。「目を合わせなければ効果はない」ということはなく、目を合わせなくとも発動する(とはいえ、目を合わせた場合は、ただ視線にさらされるよりも強く効果を受ける)。石化の進行は緩慢で、即座に全身が石化するというわけではない(全身麻痺は起こる)。
- MGIがC以下の場合は無条件で石化。Bでも判定次第で石化する。Aならば判定は発生せず、石化はしない。ただし、石化をまぬがれても全ての能力を1ランク低下させる「重圧」の負荷にさらされる。あらかじめ石化の魔眼だとわかっていれば判定にボーナスがつく。不意打ちの場合はより強力に効果を発揮する。
- なお、メドゥーサ自身には魔眼そのものの効果を制御することはできない。メドゥーサの意思には関係なく、見たものを(仮にそれがマスターでも)片っ端から石にしてしまう。そのため、宝具「自己封印・暗黒神殿」をぶつけることで魔眼を封印している。ただし、石化を相手に与えること自体はメドゥーサにも止められないが、込める魔力を弱めることで石化の進行を遅滞させることは可能。また、メドゥーサは解呪の手段も心得ているので、必要であれば石化を与えてしまった後に治療することはできる。
- メドゥーサの魔眼はノウブルカラーでのランクは「宝石」、サーヴァントのスキルランクとしてはA+。
- 静止の魔眼(仮称)
- 所有者:來野巽
- 目視することで、対象の動きを止める。その性質は上記の石化の魔眼に近く、目を合わせなくても発動可能どころか、カメラのファインダー越しでも発動するほど。ランクは不明だが、発現している右目は赤くなっている。
- 妖精眼(グラムサイト)
- 所有者:ノーマ・グッドフェロー
- 現実の視覚とは焦点が「ずれて」おり、魔術の気配・魔力・実体を持つ前の幻想種などを把握できる。性質としては浄眼に近い。
- ノーマの妖精眼は本人曰く未熟で、上記のような見えるものの種別の把握は不可能で、魔眼の定義にある「視覚を通して対象に働きかける力」も有していない。
- 炎焼の魔眼
- 所有者:なし
- 視界に入ったものを自然発火現象(スポンティニ・コンバッション)を引き起こし、燃やす魔眼。炎焼の魔眼ではよく制御に癖があるとのこと。ランクは通常のノウブルカラー。
- 掠取の魔眼
- 所有者:なし
- 視界に入った者の生命力を直接奪う魔眼。魔眼の性質上、宿主に牙をむく可能性がある。ランクは「黄金」に位置する。
- 感情視の魔眼
- 所有者:イヴェット・L・レーマン
- 人工の魔眼。緑の孔雀石を加工することで造られ、感情を読み取る能力を持つ。
- 強制の魔眼
- 所有者:フェイカー (ロード・エルメロイⅡ世の事件簿)
- 相手の肉体の自由を奪い操る魔眼。ランクはノウブルカラー。
- 泡影の魔眼
- 所有者:カラボー・フランプトン
- 測定よりの過去視の魔眼。あらかじめ設定しておいた過去の事象を特定のタイミングで認識し呼び起こす能力を持つ。ランクは「宝石」。
- 天眼
- 所有者:宮本武蔵
未来測定に近い性質を持った、極めて特殊な魔眼。 - 自己の全存在を視線に乗せて、自らが定めた目的に対して投射することで無限にあるべき未来を「たった一つ」に限定し、最適解を達成させる。
- 宮本武蔵の場合、「特定の場所を斬る」ことに特化している。
- ヴィイの魔眼
- 所有者:アナスタシア・ニコラエヴナ・ロマノヴァの所有する使い魔「ヴィイ」
- 具体的な名称や効果は不明だが、どのような城塞の弱点も見抜くといわれている。
- だが、その能力の本質は、「弱点を見抜く」のではなく、「見た場所が弱点になる」というとんでもない代物。系譜としてもバロールの流れを汲むとされており、「見られたら死ぬ」というバロールの伝承に近しいものになっている。
- 遷延の魔眼
- 所有者:オフェリア・ファムルソローネ
- 可能性を視る魔眼。未来視の魔眼の一種。視ないと決めたものが輝くさまを視ない。この魔眼の前で輝くことはできない。ランクは『宝石』。
- オフェリア・ファムルソローネの右目に存在し、能力は可能性を視る、ある種の未来視。起こり得るありとあらゆる可能性を視ることができる。ただし、起こる可能性が低いものは視るまでに時間がかかる。
- また、可能性の中で一度見たものをピンで留める、要するに都合の悪い可能性の発生を先延ばしにできる。そのため敵対者の攻撃や魔術を留められる。“使用者が望んだ可能性へ確定させることができる”。だが、あまりにも遠すぎる可能性には手が届かず、ピン留めすることはできない[注 1]。また精神を固定させるなどして、歩む道を一つきりだと定めきることで、
別の可能性 の自分を発生させないなど[注 2]、確定した可能性の中で対処された場合、魔眼の効果は無効化される。 - 傍から見ると限定的な事象の巻き戻りを引き起こしている様に見える[注 3]。可能性を針で留めていると形容される。
- 『無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング』では剪定事象を視たことで縁が結ばれ魔眼内に潜んでいたスルトにより、召喚のための触媒とされた。可能性の選択を用いて、マシュの霊基外骨骼の全箇所の出力を低下させたり、ブリュンヒルデの原初のルーンを最大稼働する「大神刻印・原型励起」の発動を一度は阻止した。
- だが、二度目の「原型励起」は上記の精神を固定させる方法により対処され、スルトが封印から解放されるのを阻止するのも同様に対処された。
ノウブルカラー
特例。魔術協会における、生まれ持った特殊な資質に対する呼称。
「束縛」「強制」「契約」「炎焼」「幻覚」「凶運」などに代表される、他者の運命そのものに介入する特権行為。
本来は魔眼に限ったものではないが、先天的に他者への運命干渉が可能である強力な魔眼は確実にノウブルカラーである。
『黄金』以上の魔眼には、失われた大魔術が蔵されてることも稀ではない。『宝石』や『虹』ともなれば、大魔術以上の古今あらゆる魔術ですら再現できない神秘が秘められていることも考えられる。
程度によってランクがあるが、作中の魔眼でランクが明言されているものは少ない。
- 虹:七色が万華鏡の如く混同した魔眼。月の王の証とされる。
- 宝石:宝石の如く多彩に偏光する神域の魔眼。時計塔のロードのうち何人か持っているかどうかというほどの希少性を持ち、このレベルになると実在を疑われる。
- 黄金:金色に光り輝く魔眼。最上位の吸血種が有するとされる。通常のノウブルカラーのさらに上位。一つ間違えれば、封印指定をうけるほど。
直死の魔眼は厳密な意味での魔眼ではない。が、ノウブルカラーは「特殊な資質」が対象であって魔眼のみに与えられているわけではないので、直死の魔眼もノウブルカラーとされている。ランクは不明だがFate/Grand Orderの空の境界イベントでのロマニ・アーキマンのセリフやロード・エルメロイⅡ世の事件簿でのオルガマリー・アニムスフィアのセリフからは『虹』のランクと読み取れる。ただし、前者は視ただけで殺すという神霊クラスを想定した発言であり、後者は例として出しただけで正しいかは不明となる。
魔眼殺し
魔眼の防御手段の1つ。着用することで魔眼の効果発生を抑制するメガネ。レンズに何らかの特殊加工を施しているものである様子。
作中では主に蒼崎橙子作のものが登場し、直死の魔眼やキュベレイなど、自力では抑えられないタイプの魔眼を持つ者がよく用いる。
Fate/hollow ataraxiaで登場するメドゥーサが付けている魔眼殺しは珍しく蒼崎橙子製ではなくベルギー王立宝飾組合のケビンが製作したもの。
視られる力
魔眼の防御手段の1つ。万物に存在する視られる力を利用し、魔眼に本来意図しない情報を叩きつけるもの。
単純な防御効果では魔眼殺しに劣るが、魔眼の天敵と呼べるもので、叩きつける情報の応用によって相手を催眠術に賭けることも可能。相手の魔眼の力が強いほど効果を発揮し、さらに相手が自身の視る力に無自覚ならば驚くほど簡単に術中に堕とすことができる。
この力を使用するものとして、「魔眼を見返す魔眼」である目玉のアクセサリー「ナザール・ボンジュウ」や、醜いものを見せつけることで防御する卑猥な物体などが存在する。
メモ
- バルトメロイ・ローレライも魔眼持ちではあるが、どのような能力の魔眼かは不明。
- 本来見えないものを視る「淨眼」とは遺伝で備わるものだという点で共通しているが、魔眼が人体改造的な遺伝(親の特徴を継承させるもの)であるのに対し、淨眼は宿命的な遺伝(親の精神性、修練の答えとして子供に受け継がれるもの)だという点で異なる。
- 魔眼殺しの技術を応用し、遠坂凛が魔眼殺しのコンタクトを製作している。素材は「ちょっと癖のあるエメラルド」とのこと。プールに入る前にライダーに渡してあった。ハードレンズらしい。が、現状効果は24時間が限度の様子。
なお、この後アーチャーに指摘されるまで「使い捨て」であることに気づかなかったあたりが凛らしい。 - 「空の境界」「魔法使いの夜」劇中で、魔眼の解説時に登場する単語「バロール」とは、ケルト神話に登場する魔神のこと。伝承によれば、その眼は見るだけで誰でも殺すことができるとされる。
- 『魔法使いの夜』では蒼崎橙子とルゥ=ベオウルフが北欧で遭遇した「魔眼収集列車(レール・ツェッペリン)」なるものの存在が示唆されている。
- 『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』で「魔眼蒐集列車」と表記を変え、物語の舞台として採用された。
- 上作中のオークションでは、炎焼の魔眼が1千万ドル、掠取の魔眼が4千万ドルで落札され、泡影の魔眼が5億ドルまで競られた。直死の魔眼ともなればさらに数十倍の値がついてもおかしくないとされ、魔術の名門の財力の一端を窺わせる。
脚注
注釈
出典