「神霊」の版間の差分
ナビゲーションに移動
検索に移動
(→言及作品) |
|||
(8人の利用者による、間の35版が非表示) | |||
5行目: | 5行目: | ||
古来から人は惑星の運営に神を見出しており、神は星であり、自然の<ruby><rb>摂理</rb><rt>システム</RT></RUBY>とした。<br> | 古来から人は惑星の運営に神を見出しており、神は星であり、自然の<ruby><rb>摂理</rb><rt>システム</RT></RUBY>とした。<br> | ||
− | + | だがシステムは利用するもので従うものではない事に人類は無自覚で、それを間違えたが故に人と神は別たれた、人は神々を忘却したのではなく、扱いきれずにその可能性を取りこぼした<ref group = "出" name = "Lostbelt No.2 第6節">『無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング』第6節「雪と氷の城(後編)」。</ref>、と[[キリシュタリア・ヴォーダイム]]は語っている。 | |
「人の時代」の訪れともに姿を消していったもの。この消失は「衰退」、「決別」、「契機」の三段階に分かれている<ref group = "出" name = "第七特異点 第4節">『絶対魔獣戦線 バビロニア』第4節「働くウルク民」。</ref>。<br> | 「人の時代」の訪れともに姿を消していったもの。この消失は「衰退」、「決別」、「契機」の三段階に分かれている<ref group = "出" name = "第七特異点 第4節">『絶対魔獣戦線 バビロニア』第4節「働くウルク民」。</ref>。<br> | ||
14行目: | 14行目: | ||
紀元前2600年の時代ですら神々はすでに役目を終え、名残のみを残して世界から姿を消しており、ここではない高次にて虚ろな神霊として世界を見守っているというのが現在の定説となっている<ref group = "出" name = "第七特異点 第4節"/>。 | 紀元前2600年の時代ですら神々はすでに役目を終え、名残のみを残して世界から姿を消しており、ここではない高次にて虚ろな神霊として世界を見守っているというのが現在の定説となっている<ref group = "出" name = "第七特異点 第4節"/>。 | ||
− | + | これまで登場したのは以下72人。 | |
{| class="wikitable" | {| class="wikitable" | ||
|- | |- | ||
− | ! 名前 !! 登場作品 !! | + | ! 名前 !! 登場作品 !! 出典 |
|- | |- | ||
|[[ケイローン]] || [[Fate/Apocrypha]]<br>[[Fate/Grand Order]] || ギリシャ神話 | |[[ケイローン]] || [[Fate/Apocrypha]]<br>[[Fate/Grand Order]] || ギリシャ神話 | ||
|- | |- | ||
− | |[[エウリュアレ]] || [[Fate/hollow ataraxia]]<br>[[Fate/Grand Order]] || ギリシャ神話 | + | |[[エウリュアレ]]<br>[[エウリュアレ (Grand Order)|(FGO版ページ)]] || [[Fate/hollow ataraxia]]<br>[[Fate/Grand Order]] || ギリシャ神話 |
|- | |- | ||
− | |[[ステンノ]] || [[Fate/hollow ataraxia]]<br>[[Fate/Grand Order]] || ギリシャ神話 | + | |[[ステンノ]]<br>[[ステンノ (Grand Order)|(FGO版ページ)]] || [[Fate/hollow ataraxia]]<br>[[Fate/Grand Order]] || ギリシャ神話 |
+ | |- | ||
+ | |[[メドゥーサ〔ランサー〕]] || [[Fate/Grand Order]] || ギリシャ神話 | ||
|- | |- | ||
|[[玉藻の前|天照大神]] || [[Fate/EXTRA]] || 日本神話 | |[[玉藻の前|天照大神]] || [[Fate/EXTRA]] || 日本神話 | ||
29行目: | 31行目: | ||
|[[金色白面]] || [[Fate/EXTRA CCC]] || 日本神話 | |[[金色白面]] || [[Fate/EXTRA CCC]] || 日本神話 | ||
|- | |- | ||
− | |[[オリオン|アルテミス]] || [[Fate/Grand Order]] || ギリシャ神話 | + | |[[メルトリリス|サラスヴァティー]] || [[Fate/EXTRA CCC]] || インド神話 |
+ | |- | ||
+ | |[[オリオン|アルテミス]]<br>[[アルテミス〔異聞帯〕]] || [[Fate/Grand Order]] || ギリシャ神話 | ||
+ | |- | ||
+ | |[[ブリュンヒルデ]]<br>[[ブリュンヒルデ〔バーサーカー〕]] || [[Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ]]<br>[[Fate/Grand Order]] || [[北欧神話]] | ||
+ | |- | ||
+ | |[[女神ロンゴミニアド]] || [[Fate/Grand Order]] || [[Fate/Grand Order]] | ||
|- | |- | ||
− | |[[ | + | |[[イシュタル]]<br>[[イシュタル〔ライダー〕]] || [[Fate/Grand Order]]<br>[[Fate/strange Fake]] || シュメル神話 |
|- | |- | ||
− | |[[ | + | |[[スペース・イシュタル]] || [[Fate/Grand Order]] || 古代メソポタミア神話、旧約聖書、ウガリット神話、フェニキア神話など |
|- | |- | ||
− | |[[ | + | |[[エレシュキガル]] || [[Fate/Grand Order]] || シュメル神話 |
|- | |- | ||
− | |[[ | + | |[[スペース・エレシュキガル]] || [[Fate/Grand Order]] || シュメル神話、[[サーヴァントユニヴァース]] |
|- | |- | ||
|[[ジャガーマン]] || [[Fate/Grand Order]] || アステカ神話 | |[[ジャガーマン]] || [[Fate/Grand Order]] || アステカ神話 | ||
43行目: | 51行目: | ||
|[[ケツァル・コアトル]]<br>[[ケツァル・コアトル〔サンバ/サンタ〕]] || [[Fate/Grand Order]] || アステカ神話 | |[[ケツァル・コアトル]]<br>[[ケツァル・コアトル〔サンバ/サンタ〕]] || [[Fate/Grand Order]] || アステカ神話 | ||
|- | |- | ||
− | |[[ティアマト]] || [[Fate/Grand Order]] || | + | |[[ティアマト]]<br>[[ラーヴァ/ティアマト]] || [[Fate/Grand Order]] || シュメル神話 |
|- | |- | ||
|[[女神コロンビア]] || [[Fate/Grand Order]] || 不明(ローマ神話におけるリベルタスの系譜とされている) | |[[女神コロンビア]] || [[Fate/Grand Order]] || 不明(ローマ神話におけるリベルタスの系譜とされている) | ||
49行目: | 57行目: | ||
|[[パールヴァティー]] || [[Fate/Grand Order]] || インド神話 | |[[パールヴァティー]] || [[Fate/Grand Order]] || インド神話 | ||
|- | |- | ||
− | |[[ドゥムジ]] || [[Fate/Grand Order]] || | + | |[[ドゥムジ]] || [[Fate/Grand Order]] || シュメル神話 |
+ | |- | ||
+ | |[[ネルガル]] || [[Fate/Grand Order]] || シュメル神話 | ||
+ | |- | ||
+ | |[[カイニス]]<br>[[カイニス〔ライダー〕]] || [[Fate/Grand Order]] || ギリシャ神話 | ||
+ | |- | ||
+ | |[[スカサハ=スカディ]]<br>[[スカサハ=スカディ〔ルーラー〕]] || [[Fate/Grand Order]] || [[北欧神話]]、ケルト神話 | ||
|- | |- | ||
− | |[[ | + | |[[シトナイ|フレイヤ]] || [[Fate/Grand Order]] || 北欧神話 |
|- | |- | ||
− | |[[ | + | |[[シトナイ|ロウヒ]] || [[Fate/Grand Order]] || フィンランド神話 |
|- | |- | ||
− | |[[カーマ]]<br>[[ビーストⅢ/L]] || [[Fate/Grand Order]] || インド神話 | + | |[[カーマ]]<br>[[ビーストⅢ/L]]<br>[[カーマ〔アヴェンジャー〕]]<br>[[カーマ〔ミステイク〕]] || [[Fate/Grand Order]] || インド神話 |
|- | |- | ||
|[[アストライア]] || [[Fate/Grand Order]] || ギリシャ神話 | |[[アストライア]] || [[Fate/Grand Order]] || ギリシャ神話 | ||
+ | |- | ||
+ | |[[ネモ|トリトン]] || [[Fate/Grand Order]] || ギリシャ神話 | ||
+ | |- | ||
+ | |[[イスカンダル|神霊イスカンダル]] || [[ロード・エルメロイⅡ世の事件簿]] || 不明 | ||
|- | |- | ||
|[[大いなる石像神|ガネーシャ]] || [[Fate/Grand Order]] || インド神話 | |[[大いなる石像神|ガネーシャ]] || [[Fate/Grand Order]] || インド神話 | ||
|- | |- | ||
− | |[[ | + | |[[ラクシュミー・バーイー|アラクシュミー]] || [[Fate/Grand Order]] || インド神話 |
+ | |- | ||
+ | |[[アポロン]] || [[Fate/Grand Order]] || ギリシャ神話 | ||
+ | |- | ||
+ | |[[ヘファイストス]]<br>プロメテウス=ヘファイストス || [[Fate/Grand Order]] || ギリシャ神話 | ||
+ | |- | ||
+ | |[[ポセイドン]] || [[Fate/Grand Order]] || ギリシャ神話 | ||
+ | |- | ||
+ | |[[ゼウス]] || [[Fate/Grand Order]] || ギリシャ神話<br>ローマ神話(ユピテル) | ||
+ | |- | ||
+ | |[[デメテル]] || [[Fate/Grand Order]] || ギリシャ神話 | ||
+ | |- | ||
+ | |[[アフロディーテ]] || [[Fate/Grand Order]] || ギリシャ神話<br>ローマ神話(ヴィーナス) | ||
|- | |- | ||
|[[ディオスクロイ]] || [[Fate/Grand Order]] || ギリシャ神話 | |[[ディオスクロイ]] || [[Fate/Grand Order]] || ギリシャ神話 | ||
+ | |- | ||
+ | |[[アレス]] || [[Fate/Grand Order]] || ギリシャ神話<br>ローマ神話(マルス) | ||
+ | |- | ||
+ | |アトラス || [[Fate/Grand Order]] || ギリシャ神話 | ||
|- | |- | ||
|[[ロムルス=クィリヌス]] || [[Fate/Grand Order]] || ローマ神話 | |[[ロムルス=クィリヌス]] || [[Fate/Grand Order]] || ローマ神話 | ||
+ | |- | ||
+ | |[[ヴァン・ゴッホ|クリュティエ]] || [[Fate/Grand Order]] || ギリシャ神話 | ||
+ | |- | ||
+ | |[[伊吹童子|伊吹大明神]] <br>[[伊吹童子〔バーサーカー〕]]<br>[[伊吹童子〔ルーラー〕]]|| [[Fate/Grand Order]]<br>[[Fate/Samurai Remnant]] || 日本神話 | ||
+ | |- | ||
+ | |[[蘆屋道満|イツパパロトル]] || [[Fate/Grand Order]] || アステカ神話 | ||
+ | |- | ||
+ | |[[蘆屋道満|チェルノボーグ]] || [[Fate/Grand Order]] || スラヴ神話 | ||
|- | |- | ||
|[[ンザンビ]] || [[Fate/Requiem]] || アフリカ神話 | |[[ンザンビ]] || [[Fate/Requiem]] || アフリカ神話 | ||
+ | |- | ||
+ | |[[ヴリトラ]] || [[Fate/Grand Order]] || インド神話 | ||
+ | |- | ||
+ | |[[カレン・C・オルテンシア|アムール]] || [[Fate/Grand Order]] || ローマ神話(アムール、クピードー)<br>ギリシャ神話(エロース) | ||
+ | |- | ||
+ | |[[千子村正 #アルターエゴ|ヘズ]] || [[Fate/Grand Order]] || 北欧神話 | ||
+ | |- | ||
+ | |[[千子村正 #アルターエゴ|スサノオノミコト]] || [[Fate/Grand Order]] || 日本神話 | ||
+ | |- | ||
+ | |[[光のコヤンスカヤ]]<br>[[闇のコヤンスカヤ]] || [[Fate/Grand Order]] || 不明(自然界の報復機構が擬神化したもの) | ||
+ | |- | ||
+ | |[[ケルヌンノス]] || [[Fate/Grand Order]] || ケルト神話 | ||
+ | |- | ||
+ | |[[天逆神]] || [[Fate/Grand Order]] || Fate/Grand Order | ||
+ | |- | ||
+ | |[[マナナン・マク・リール〔バゼット〕|マナナン・マク・リール]] || [[Fate/Grand Order]] || ケルト神話 | ||
+ | |- | ||
+ | |[[ダゴン]] || [[Fate/Grand Order]] || 古代メソポタミア神話、旧約聖書、ウガリット神話 | ||
+ | |- | ||
+ | |[[徴姉妹]] || [[Fate/Grand Order]] || ベトナム神話、民間伝承 | ||
+ | |- | ||
+ | |[[太歳星君]] || [[Fate/Grand Order]] || 中国神話 | ||
+ | |- | ||
+ | |[[ジェームズ・モリアーティ〔ルーラー〕|ウルズ<br>ヴェルザンディ<br>スクルド]] || [[Fate/Grand Order]] || 北欧神話 | ||
+ | |- | ||
+ | |[[稗田阿礼|八十禍津日神]] || [[Fate/Samurai Remnant]] || 古事記 | ||
+ | |- | ||
+ | |[[グレゴリー・ラスプーチン|アジ・ダハーカ]] || [[Fate/Grand Order]] || ゾロアスター神話 | ||
+ | |- | ||
+ | |[[グレゴリー・ラスプーチン|死なずのバール―]] || [[Fate/Grand Order]] || アボリジニ神話 | ||
+ | |- | ||
+ | |[[ニトクリス〔オルタ〕|アヌビス]] || [[Fate/Grand Order]] || エジプト神話 | ||
+ | |- | ||
+ | |[[テスカトリポカ]] || [[Fate/Grand Order]] || アステカ神話 | ||
+ | |- | ||
+ | |[[トラロック]] || [[Fate/Grand Order]] || アステカ神話 | ||
+ | |- | ||
+ | |[[トラロック|ウィツィロポチトリ]] || [[Fate/Grand Order]] || アステカ神話 | ||
+ | |- | ||
+ | |[[ドゥルガー]] || [[Fate/Grand Order]] || インド神話 | ||
+ | |- | ||
+ | |[[カーリー]] || [[Fate/Grand Order]] || インド神話 | ||
+ | |- | ||
+ | |[[カロン]] || [[Fate/Grand Order]] || ギリシャ神話 | ||
+ | |- | ||
+ | |[[アーテー]] || [[Fate/strange Fake]] || ギリシャ神話 | ||
+ | |- | ||
+ | |[[オーディン]] || [[Fate/Grand Order]]<br>[[Fate:Lost Einherjar 極光のアスラウグ]] || 北欧神話 | ||
+ | |- | ||
+ | |[[鬼子母神]] || [[Fate/Samurai Remnant]] || インド神話 | ||
+ | |- | ||
+ | |[[阿曇磯良]]||[[Fate/Grand Order]]||太平記 | ||
+ | |- | ||
+ | |[[海幸彦]]||[[Fate/Grand Order]]||日本神話 | ||
|} | |} | ||
84行目: | 180行目: | ||
*[[Fate/Grand Order]] | *[[Fate/Grand Order]] | ||
*[[Fate/Requiem]] | *[[Fate/Requiem]] | ||
+ | *[[Fate/Samurai Remnant]] | ||
== メモ == | == メモ == | ||
89行目: | 186行目: | ||
*『[[Fate/stay night]]』作中でも、「地上で神霊レベルの奇跡を起こせる生物が居たとすれば、そいつにとって聖杯など不要」と指摘される程の次元の外れた所業であり、地上ではサーヴァントとして従えるのは無論のこと、降霊させることすら不可能である。 | *『[[Fate/stay night]]』作中でも、「地上で神霊レベルの奇跡を起こせる生物が居たとすれば、そいつにとって聖杯など不要」と指摘される程の次元の外れた所業であり、地上ではサーヴァントとして従えるのは無論のこと、降霊させることすら不可能である。 | ||
**極端な例を挙げれば、聖杯伝説の大本である救世主イエスを召喚できるのであれば聖杯戦争は不要になってしまうだろう。その血を受けた器はなんでも聖杯である。 | **極端な例を挙げれば、聖杯伝説の大本である救世主イエスを召喚できるのであれば聖杯戦争は不要になってしまうだろう。その血を受けた器はなんでも聖杯である。 | ||
− | *『Fate/Grand Order』においてもDr.ロマンが「原理的には必ずしも不可能ではないはず」だが「神霊級のサーヴァントの現界は例えば向こうがその気になったとしてもできない」「魔法の領域にまで到達した技術があっても分が悪い」と述べているが<ref group = "出" name = "第二特異点 第8節"/>、直後に神霊のサーヴァントである[[ステンノ]]と遭遇してあっさり覆されるハメになる<ref group = "出" name = "第二特異点 第9節">『永続狂気帝国 セプテム』第9節「古き神の謎」。</ref>。 | + | *『Fate/Grand Order』においてもDr.ロマンが「原理的には必ずしも不可能ではないはず」だが「神霊級のサーヴァントの現界は例えば向こうがその気になったとしてもできない」「魔法の領域にまで到達した技術があっても分が悪い」と述べているが<ref group = "出" name = "第二特異点 第8節"/>、直後に神霊のサーヴァントである[[ステンノ (Grand Order)|ステンノ]]と遭遇してあっさり覆されるハメになる<ref group = "出" name = "第二特異点 第9節">『永続狂気帝国 セプテム』第9節「古き神の謎」。</ref>。 |
**また[[玉藻の前|アマテラス]]や[[オリオン|アルテミス]]と言った高位の神霊も何らかの形で通常の英霊並みに格を下げる事で現界に成功している。<br>とはいえ前者は「人間として転生した際の側面で召喚する」という裏技で間接的に現界しているに過ぎず、後者は神霊である身を英霊ランクにまで貶めて召喚されているため、代償として通常のサーヴァントとしての力しか発揮できない。 | **また[[玉藻の前|アマテラス]]や[[オリオン|アルテミス]]と言った高位の神霊も何らかの形で通常の英霊並みに格を下げる事で現界に成功している。<br>とはいえ前者は「人間として転生した際の側面で召喚する」という裏技で間接的に現界しているに過ぎず、後者は神霊である身を英霊ランクにまで貶めて召喚されているため、代償として通常のサーヴァントとしての力しか発揮できない。 | ||
**[[イシュタル]]や[[エレシュキガル]]、[[ジャガーマン]]や[[パールヴァティー]]は相性がいい人間を依り代に、神の力のほんの一端のみを降ろし、半ば強引にサーヴァントとして顕現している。 | **[[イシュタル]]や[[エレシュキガル]]、[[ジャガーマン]]や[[パールヴァティー]]は相性がいい人間を依り代に、神の力のほんの一端のみを降ろし、半ば強引にサーヴァントとして顕現している。 | ||
− | **[[ヘラクレス]]や[[ロムルス]] | + | **[[ヘラクレス]]や[[ロムルス]]の様に後に神として崇められたと言及されているサーヴァントも存在する。プレイヤーの間では彼らが召喚出来るのはその前の神ではない状態だからサーヴァントとして召喚が可能ではないのかと考察されている。 |
+ | ***そのうち[[徴姉妹]]は'''知名度補正というカウンター'''が加わった事により、後天的に神性が付与された稀なサーヴァントである。 | ||
**[[ケツァル・コアトル]]は主神級でなおかつ疑似サーヴァントではないというかなり例外的存在となっている。分霊としてサーヴァント枠に収まる程度まで霊格を落としているが本人曰くそこまでしてもなお召喚に至るには(不完全ゆえにルールとして穴だらけのカルデア召喚式ですら)困難であるという。ただし本人の経歴によればカルデア以外でも何らかの理由で最低一回は召喚されているらしい。 | **[[ケツァル・コアトル]]は主神級でなおかつ疑似サーヴァントではないというかなり例外的存在となっている。分霊としてサーヴァント枠に収まる程度まで霊格を落としているが本人曰くそこまでしてもなお召喚に至るには(不完全ゆえにルールとして穴だらけのカルデア召喚式ですら)困難であるという。ただし本人の経歴によればカルデア以外でも何らかの理由で最低一回は召喚されているらしい。 | ||
− | **ここまでの例から推測すると、[[ステンノ]]や[[エウリュアレ]]の召喚がなされたのは人理焼却という異常事態もあるが、単純に本人たちが神霊としてはあまりにも力を持っていなかったかったからという可能性もあり、実際逆にサーヴァントとして戦えるだけの強化がされている状態となっている。。 | + | **ここまでの例から推測すると、[[ステンノ (Grand Order)|ステンノ]]や[[エウリュアレ (Grand Order)|エウリュアレ]]の召喚がなされたのは人理焼却という異常事態もあるが、単純に本人たちが神霊としてはあまりにも力を持っていなかったかったからという可能性もあり、実際逆にサーヴァントとして戦えるだけの強化がされている状態となっている。。 |
*[[覚者|セイヴァー]]や[[玄奘三蔵]]の様な「仏」がいわゆる神霊のカテゴリーに属するかは現在曖昧である。一応「神仏」というカテゴリーで語られたり後に菩薩となった三蔵法師は低ランクの神性を有するが、肝心のセイヴァー本人は神性スキルを有さない。 | *[[覚者|セイヴァー]]や[[玄奘三蔵]]の様な「仏」がいわゆる神霊のカテゴリーに属するかは現在曖昧である。一応「神仏」というカテゴリーで語られたり後に菩薩となった三蔵法師は低ランクの神性を有するが、肝心のセイヴァー本人は神性スキルを有さない。 | ||
*圧倒的な力を振るう事ができるが必ずしも自由な訳ではなく、特に神同士や人間との「約束」や「契約」には非常に強く縛られる。<br>例えば、一度契約してしまったら後からどちらにとっても得にならなくなっても反故にはできないし、不可抗力で不履行になった場合に相手に同情していても天罰は落とさなければならない。この葛藤は[[エレシュキガル]]が特に顕著である。 | *圧倒的な力を振るう事ができるが必ずしも自由な訳ではなく、特に神同士や人間との「約束」や「契約」には非常に強く縛られる。<br>例えば、一度契約してしまったら後からどちらにとっても得にならなくなっても反故にはできないし、不可抗力で不履行になった場合に相手に同情していても天罰は落とさなければならない。この葛藤は[[エレシュキガル]]が特に顕著である。 | ||
*[[玉藻の前]]が「神霊になる前の神々が[[捕食遊星ヴェルバー]]に敗北した」と発言しているため、少なくとも[[セファール]]襲来以前には神霊という者は存在しなかった可能性がある。 | *[[玉藻の前]]が「神霊になる前の神々が[[捕食遊星ヴェルバー]]に敗北した」と発言しているため、少なくとも[[セファール]]襲来以前には神霊という者は存在しなかった可能性がある。 | ||
+ | *2013年当時は「8000年前、つまり紀元前6000年には存在した、名も定かではない程に太古のチャタル・ヒュユクの女神こそが、ティアマトやガイア等全ての女神の母にして原初の女神である」という設定だった。上記のセファール襲来等の設定と齟齬を来しているので、2016年発売のEXTELLAを契機に設定を大幅に一新した模様。 | ||
== 話題まとめ == | == 話題まとめ == | ||
128行目: | 227行目: | ||
[[Category:Fate/Grand Order]] | [[Category:Fate/Grand Order]] | ||
[[Category:ロード・エルメロイⅡ世の事件簿]] | [[Category:ロード・エルメロイⅡ世の事件簿]] | ||
+ | [[Category:Fate/Requiem]] | ||
+ | [[Category:Fate/Samurai Remnant]] |
2024年10月22日 (火) 21:12時点における最新版
概要[編集 | ソースを編集]
世界の伝説に数多語られる神々なるもの[出 1]。神が実体を失い、自然へと溶けたもの[出 2]。
太陽、月、といった天体や嵐、地震といった自然現象を信仰の対象とした「元からあったものが神になったもの」と、初めは人間よりだったが、様々な要因で人間から逸脱し、信仰の対象になった「神として生まれ変わったもの」と、「宇宙から飛来したものが神になったもの」の3種類が存在する。
古来から人は惑星の運営に神を見出しており、神は星であり、自然の
だがシステムは利用するもので従うものではない事に人類は無自覚で、それを間違えたが故に人と神は別たれた、人は神々を忘却したのではなく、扱いきれずにその可能性を取りこぼした[出 3]、とキリシュタリア・ヴォーダイムは語っている。
「人の時代」の訪れともに姿を消していったもの。この消失は「衰退」、「決別」、「契機」の三段階に分かれている[出 4]。
「衰退」は1万4千年前の第二神代黎明期に起きたセファールによる大規模な災害で、そこから先史神話文明は衰退した[出 4]。
「決別」は紀元前2600年頃に起きた神々が消える決別の時。メソポタミアの神々はギルガメッシュを天の楔とすることでこの決別を回避しようとしたがギルガメッシュの反抗によって失敗した[出 4]。
「契機」は紀元前七世紀ごろと観測されているが、どのようなものかは不明となっている[出 4]。
紀元前2600年の時代ですら神々はすでに役目を終え、名残のみを残して世界から姿を消しており、ここではない高次にて虚ろな神霊として世界を見守っているというのが現在の定説となっている[出 4]。
これまで登場したのは以下72人。
言及作品[編集 | ソースを編集]
- Fate/stay night
- Fate/hollow ataraxia
- Fate/Zero
- Fate/EXTRA
- Fate/EXTRA CCC
- Fate/EXTRA CCC FoxTail
- Fate/EXTELLA
- Fate/Apocrypha
- Fate/strange Fake
- Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ
- Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ
- Fate/Grand Order
- Fate/Requiem
- Fate/Samurai Remnant
メモ[編集 | ソースを編集]
- 『Fate/stay night』本編でも北欧神話の主神オーディンの持つ武器・神槍『大神宣言(グングニル)』の話題がちらっと出てくる。
- 『Fate/stay night』作中でも、「地上で神霊レベルの奇跡を起こせる生物が居たとすれば、そいつにとって聖杯など不要」と指摘される程の次元の外れた所業であり、地上ではサーヴァントとして従えるのは無論のこと、降霊させることすら不可能である。
- 極端な例を挙げれば、聖杯伝説の大本である救世主イエスを召喚できるのであれば聖杯戦争は不要になってしまうだろう。その血を受けた器はなんでも聖杯である。
- 『Fate/Grand Order』においてもDr.ロマンが「原理的には必ずしも不可能ではないはず」だが「神霊級のサーヴァントの現界は例えば向こうがその気になったとしてもできない」「魔法の領域にまで到達した技術があっても分が悪い」と述べているが[出 1]、直後に神霊のサーヴァントであるステンノと遭遇してあっさり覆されるハメになる[出 5]。
- またアマテラスやアルテミスと言った高位の神霊も何らかの形で通常の英霊並みに格を下げる事で現界に成功している。
とはいえ前者は「人間として転生した際の側面で召喚する」という裏技で間接的に現界しているに過ぎず、後者は神霊である身を英霊ランクにまで貶めて召喚されているため、代償として通常のサーヴァントとしての力しか発揮できない。 - イシュタルやエレシュキガル、ジャガーマンやパールヴァティーは相性がいい人間を依り代に、神の力のほんの一端のみを降ろし、半ば強引にサーヴァントとして顕現している。
- ヘラクレスやロムルスの様に後に神として崇められたと言及されているサーヴァントも存在する。プレイヤーの間では彼らが召喚出来るのはその前の神ではない状態だからサーヴァントとして召喚が可能ではないのかと考察されている。
- そのうち徴姉妹は知名度補正というカウンターが加わった事により、後天的に神性が付与された稀なサーヴァントである。
- ケツァル・コアトルは主神級でなおかつ疑似サーヴァントではないというかなり例外的存在となっている。分霊としてサーヴァント枠に収まる程度まで霊格を落としているが本人曰くそこまでしてもなお召喚に至るには(不完全ゆえにルールとして穴だらけのカルデア召喚式ですら)困難であるという。ただし本人の経歴によればカルデア以外でも何らかの理由で最低一回は召喚されているらしい。
- ここまでの例から推測すると、ステンノやエウリュアレの召喚がなされたのは人理焼却という異常事態もあるが、単純に本人たちが神霊としてはあまりにも力を持っていなかったかったからという可能性もあり、実際逆にサーヴァントとして戦えるだけの強化がされている状態となっている。。
- またアマテラスやアルテミスと言った高位の神霊も何らかの形で通常の英霊並みに格を下げる事で現界に成功している。
- セイヴァーや玄奘三蔵の様な「仏」がいわゆる神霊のカテゴリーに属するかは現在曖昧である。一応「神仏」というカテゴリーで語られたり後に菩薩となった三蔵法師は低ランクの神性を有するが、肝心のセイヴァー本人は神性スキルを有さない。
- 圧倒的な力を振るう事ができるが必ずしも自由な訳ではなく、特に神同士や人間との「約束」や「契約」には非常に強く縛られる。
例えば、一度契約してしまったら後からどちらにとっても得にならなくなっても反故にはできないし、不可抗力で不履行になった場合に相手に同情していても天罰は落とさなければならない。この葛藤はエレシュキガルが特に顕著である。 - 玉藻の前が「神霊になる前の神々が捕食遊星ヴェルバーに敗北した」と発言しているため、少なくともセファール襲来以前には神霊という者は存在しなかった可能性がある。
- 2013年当時は「8000年前、つまり紀元前6000年には存在した、名も定かではない程に太古のチャタル・ヒュユクの女神こそが、ティアマトやガイア等全ての女神の母にして原初の女神である」という設定だった。上記のセファール襲来等の設定と齟齬を来しているので、2016年発売のEXTELLAを契機に設定を大幅に一新した模様。
話題まとめ[編集 | ソースを編集]
脚注[編集 | ソースを編集]
注釈[編集 | ソースを編集]