「神霊」の版間の差分

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== 概要 ==
 
== 概要 ==
世界の伝説に数多語られる神々なるもの<ref group = "出" name = "第二特異点 第8節">『永続狂気帝国 セプテム』第8節「帰路」。</ref>。神が実体を失い、自然へと溶けたもの<ref group = "出" name = "Lostbelt No.2 第5節">『無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング』第5節「雪と氷の城(前編)」。</ref>。
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世界の伝説に数多語られる神々なるもの<ref group = "出" name = "第二特異点 第8節">『永続狂気帝国 セプテム』第8節「帰路」</ref>。神が実体を失い、自然へと溶けたもの<ref group = "出">『無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング』第5節「雪と氷の城(前編)」</ref>。
  
 
太陽、月、といった天体や嵐、地震といった自然現象を信仰の対象とした「元からあったものが神になったもの」と、初めは人間よりだったが、様々な要因で人間から逸脱し、信仰の対象になった「神として生まれ変わったもの」と、「宇宙から飛来したものが神になったもの」の3種類が存在する。
 
太陽、月、といった天体や嵐、地震といった自然現象を信仰の対象とした「元からあったものが神になったもの」と、初めは人間よりだったが、様々な要因で人間から逸脱し、信仰の対象になった「神として生まれ変わったもの」と、「宇宙から飛来したものが神になったもの」の3種類が存在する。
  
 
古来から人は惑星の運営に神を見出しており、神は星であり、自然の<ruby><rb>摂理</rb><rt>システム</RT></RUBY>とした。<br>
 
古来から人は惑星の運営に神を見出しており、神は星であり、自然の<ruby><rb>摂理</rb><rt>システム</RT></RUBY>とした。<br>
だがシステムは利用するもので従うものではない事に人類は無自覚で、それを間違えたが故に人と神は別たれた、人は神々を忘却したのではなく、扱いきれずにその可能性を取りこぼした、と[[キリシュタリア・ヴォーダイム]]は語っている。
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だがシステムは利用するもので従うものではない事に人類は無自覚で、それを間違えたが故に人と神は別たれた、人は神々を忘却したのではなく、扱いきれずにその可能性を取りこぼした<ref group = "出">『無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング』第6節「雪と氷の城(後編)」</ref>、と[[キリシュタリア・ヴォーダイム]]は語っている。
  
「人の時代」の訪れともに姿を消していったもの。この消失は「衰退」、「決別」、「契機」の三段階に分かれている<ref group = "出" name = "第七特異点 第4節">『絶対魔獣戦線 バビロニア』第4節「働くウルク民」。</ref>。<br>
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「人の時代」の訪れともに姿を消していったもの。この消失は「衰退」、「決別」、「契機」の三段階に分かれている<ref group = "出" name = "第七特異点 第4節">『絶対魔獣戦線 バビロニア』第4節「働くウルク民」</ref>。<br>
 
「衰退」は1万4千年前の第二神代黎明期に起きた[[セファール]]による大規模な災害で、そこから先史神話文明は衰退した<ref group = "出" name = "第七特異点 第4節"/>。<br>
 
「衰退」は1万4千年前の第二神代黎明期に起きた[[セファール]]による大規模な災害で、そこから先史神話文明は衰退した<ref group = "出" name = "第七特異点 第4節"/>。<br>
 
「決別」は紀元前2600年頃に起きた神々が消える決別の時。メソポタミアの神々は[[ギルガメッシュ]]を天の楔とすることでこの決別を回避しようとしたがギルガメッシュの反抗によって失敗した<ref group = "出" name = "第七特異点 第4節"/>。<br>
 
「決別」は紀元前2600年頃に起きた神々が消える決別の時。メソポタミアの神々は[[ギルガメッシュ]]を天の楔とすることでこの決別を回避しようとしたがギルガメッシュの反抗によって失敗した<ref group = "出" name = "第七特異点 第4節"/>。<br>
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紀元前2600年の時代ですら神々はすでに役目を終え、名残のみを残して世界から姿を消しており、ここではない高次にて虚ろな神霊として世界を見守っているというのが現在の定説となっている<ref group = "出" name = "第七特異点 第4節"/>。
 
紀元前2600年の時代ですら神々はすでに役目を終え、名残のみを残して世界から姿を消しており、ここではない高次にて虚ろな神霊として世界を見守っているというのが現在の定説となっている<ref group = "出" name = "第七特異点 第4節"/>。
  
これまで登場したのは以下20人。
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|[[ロウヒ]] || [[Fate/Grand Order]] || フィンランド神話
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|[[カーマ]]<br>[[ビーストⅢ/L]]<br>[[カーマ〔アヴェンジャー〕]]<br>[[カーマ〔ミステイク〕]] || [[Fate/Grand Order]] || インド神話
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|[[アストライア]] || [[Fate/Grand Order]] || ギリシャ神話
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|[[ネモ|トリトン]] || [[Fate/Grand Order]] || ギリシャ神話
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|[[イスカンダル|神霊イスカンダル]] || [[ロード・エルメロイⅡ世の事件簿]] || 不明
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|[[大いなる石像神|ガネーシャ]] || [[Fate/Grand Order]] || インド神話
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|[[ラクシュミー・バーイー|アラクシュミー]] || [[Fate/Grand Order]] || インド神話
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|[[アポロン]] || [[Fate/Grand Order]] || ギリシャ神話
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|[[ヘファイストス]]<br>プロメテウス=ヘファイストス || [[Fate/Grand Order]] || ギリシャ神話
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|[[ポセイドン]] || [[Fate/Grand Order]] || ギリシャ神話
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|[[ゼウス]] || [[Fate/Grand Order]] || ギリシャ神話<br>ローマ神話(ユピテル)
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|[[デメテル]] || [[Fate/Grand Order]] || ギリシャ神話
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|[[アフロディーテ]] || [[Fate/Grand Order]] || ギリシャ神話<br>ローマ神話(ヴィーナス)
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|[[カレン・C・オルテンシア|アムール]] || [[Fate/Grand Order]] || ローマ神話(アムール、クピードー)<br>ギリシャ神話(エロース)
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|[[千子村正 #アルターエゴ|スサノオノミコト]] || [[Fate/Grand Order]] || 日本神話
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|[[グレゴリー・ラスプーチン|アジ・ダハーカ]] || [[Fate/Grand Order]] || ゾロアスター神話
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|[[トラロック|ウィツィロポチトリ]] || [[Fate/Grand Order]] || アステカ神話
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|[[ドゥルガー]] || [[Fate/Grand Order]] || インド神話
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|[[カーリー]] || [[Fate/Grand Order]] || インド神話
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|[[カロン]] || [[Fate/Grand Order]] || ギリシャ神話
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|[[アーテー]] || [[Fate/strange Fake]] || ギリシャ神話
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|[[オーディン]] || [[Fate/Grand Order]]<br>[[Fate:Lost Einherjar 極光のアスラウグ]] || 北欧神話
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|[[鬼子母神]] || [[Fate/Samurai Remnant]] || インド神話
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|[[阿曇磯良]]||[[Fate/Grand Order]]||太平記
 +
|-
 +
|[[海幸彦]]||[[Fate/Grand Order]]||日本神話
 
|}
 
|}
  
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*[[Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ]]
 
*[[Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ]]
 
*[[Fate/Grand Order]]
 
*[[Fate/Grand Order]]
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*[[Fate/Requiem]]
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*[[Fate/Samurai Remnant]]
  
 
== メモ ==
 
== メモ ==
 
*『Fate/stay night』本編でも北欧神話の主神オーディンの持つ武器・神槍『大神宣言(グングニル)』の話題がちらっと出てくる。
 
*『Fate/stay night』本編でも北欧神話の主神オーディンの持つ武器・神槍『大神宣言(グングニル)』の話題がちらっと出てくる。
*『[[Fate/stay night]]』作中でも、「地上で神霊レベルの奇跡を起こせる生物が居たとすれば、そいつにとって聖杯など不要」と指摘される程の次元の外れた所業であり、地上ではサーヴァントとして従えるのは無論のこと、降霊させることすら不可能である。
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*『Fate/stay night』作中でも、「地上で神霊レベルの奇跡を起こせる生物が居たとすれば、そいつにとって聖杯など不要」と指摘される程の次元の外れた所業であり、地上ではサーヴァントとして従えるのは無論のこと、降霊させることすら不可能である。
 
**極端な例を挙げれば、聖杯伝説の大本である救世主イエスを召喚できるのであれば聖杯戦争は不要になってしまうだろう。その血を受けた器はなんでも聖杯である。
 
**極端な例を挙げれば、聖杯伝説の大本である救世主イエスを召喚できるのであれば聖杯戦争は不要になってしまうだろう。その血を受けた器はなんでも聖杯である。
*『Fate/Grand Order』においてもDr.ロマンが「原理的には必ずしも不可能ではないはず」だが「神霊級のサーヴァントの現界は例えば向こうがその気になったとしてもできない」「魔法の領域にまで到達した技術があっても分が悪い」と述べているが<ref group = "出" name = "第二特異点 第8節"/>、直後に神霊のサーヴァントである[[ステンノ]]と遭遇してあっさり覆されるハメになる<ref group = "出" name = "第二特異点 第9節">『永続狂気帝国 セプテム』第9節「古き神の謎」。</ref>。
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*『Fate/Grand Order』においても[[ロマニ・アーキマン|Dr.ロマン]]が「原理的には必ずしも不可能ではないはず」だが「神霊級のサーヴァントの現界は例えば向こうがその気になったとしてもできない」「[[魔法]]の領域にまで到達した技術があっても分が悪い」と述べているが<ref group = "出" name = "第二特異点 第8節"/>、直後に神霊のサーヴァントである[[ステンノ (Grand Order)|ステンノ]]と遭遇してあっさり覆されるハメになる<ref group = "出" name = "第二特異点 第9節">『永続狂気帝国 セプテム』第9節「古き神の謎」</ref>。
 
**また[[玉藻の前|アマテラス]]や[[オリオン|アルテミス]]と言った高位の神霊も何らかの形で通常の英霊並みに格を下げる事で現界に成功している。<br>とはいえ前者は「人間として転生した際の側面で召喚する」という裏技で間接的に現界しているに過ぎず、後者は神霊である身を英霊ランクにまで貶めて召喚されているため、代償として通常のサーヴァントとしての力しか発揮できない。
 
**また[[玉藻の前|アマテラス]]や[[オリオン|アルテミス]]と言った高位の神霊も何らかの形で通常の英霊並みに格を下げる事で現界に成功している。<br>とはいえ前者は「人間として転生した際の側面で召喚する」という裏技で間接的に現界しているに過ぎず、後者は神霊である身を英霊ランクにまで貶めて召喚されているため、代償として通常のサーヴァントとしての力しか発揮できない。
**[[イシュタル]]や[[エレシュキガル]]、[[ジャガーマン]]や[[パールヴァティー]]は相性がいい人間を依り代に、神の力のほんの一端のみを降ろし、半ば強引にサーヴァントとして顕現している。
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**[[イシュタル]]や[[エレシュキガル]]、[[ジャガーマン]]や[[パールヴァティー]]は相性がいい人間を依り代に、神の力のほんの一端のみを降ろし、半ば強引に[[疑似サーヴァント]]として顕現している。
**[[ヘラクレス]]や[[ロムルス]]の様に後に神として崇められたと言及されているサーヴァントも存在する。ファンの間では彼らが召喚出来るのはその前の神ではない状態だからサーヴァントとして召喚が可能ではないのかと考察されている。
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**[[ヘラクレス]]や[[ロムルス]]の様に後に神として崇められたと言及されているサーヴァントも存在する。プレイヤーの間では彼らが召喚出来るのはその前の神ではない状態だからサーヴァントとして召喚が可能ではないのかと考察されている。
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***そのうち[[徴姉妹]]は'''知名度補正というカウンター'''が加わった事により、後天的に神性が付与された稀なサーヴァントである。
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**[[ケツァル・コアトル]]は主神級でなおかつ疑似サーヴァントではないというかなり例外的存在となっている。分霊としてサーヴァント枠に収まる程度まで霊格を落としているが本人曰くそこまでしてもなお召喚に至るには(不完全ゆえにルールとして穴だらけのカルデア召喚式ですら)困難であるという。ただし本人の経歴によれば、カルデア以外でも何らかの理由で最低一回は召喚されているらしい。
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**ここまでの例から推測すると、[[ステンノ (Grand Order)|ステンノ]]や[[エウリュアレ (Grand Order)|エウリュアレ]]の召喚がなされたのは人理焼却という異常事態もあるが、単純に本人たちが神霊としてはあまりにも力を持っていなかったからという可能性もあり、実際逆にサーヴァントとして戦えるだけの強化がされている状態となっている。
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**元が神霊であるサーヴァントは過去の召喚の記憶を有しているような様子を見せる事もあるが、これは『聖杯戦線 ~白天の城、黒夜の城~』の第13節にてエウリュアレが語った「視点の違い」によるものだと思われる。しかし、エウリュアレ自身は記憶を持っている訳ではなく「記録だけ」だとしている。
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***その他にも、[[オーディン]]が横槍によって[[クー・フーリン〔キャスター〕]]の記憶を引き継がせていたケースも存在している。
 
*[[覚者|セイヴァー]]や[[玄奘三蔵]]の様な「仏」がいわゆる神霊のカテゴリーに属するかは現在曖昧である。一応「神仏」というカテゴリーで語られたり後に菩薩となった三蔵法師は低ランクの神性を有するが、肝心のセイヴァー本人は神性スキルを有さない。
 
*[[覚者|セイヴァー]]や[[玄奘三蔵]]の様な「仏」がいわゆる神霊のカテゴリーに属するかは現在曖昧である。一応「神仏」というカテゴリーで語られたり後に菩薩となった三蔵法師は低ランクの神性を有するが、肝心のセイヴァー本人は神性スキルを有さない。
 
*圧倒的な力を振るう事ができるが必ずしも自由な訳ではなく、特に神同士や人間との「約束」や「契約」には非常に強く縛られる。<br>例えば、一度契約してしまったら後からどちらにとっても得にならなくなっても反故にはできないし、不可抗力で不履行になった場合に相手に同情していても天罰は落とさなければならない。この葛藤は[[エレシュキガル]]が特に顕著である。
 
*圧倒的な力を振るう事ができるが必ずしも自由な訳ではなく、特に神同士や人間との「約束」や「契約」には非常に強く縛られる。<br>例えば、一度契約してしまったら後からどちらにとっても得にならなくなっても反故にはできないし、不可抗力で不履行になった場合に相手に同情していても天罰は落とさなければならない。この葛藤は[[エレシュキガル]]が特に顕著である。
 
*[[玉藻の前]]が「神霊になる前の神々が[[捕食遊星ヴェルバー]]に敗北した」と発言しているため、少なくとも[[セファール]]襲来以前には神霊という者は存在しなかった可能性がある。
 
*[[玉藻の前]]が「神霊になる前の神々が[[捕食遊星ヴェルバー]]に敗北した」と発言しているため、少なくとも[[セファール]]襲来以前には神霊という者は存在しなかった可能性がある。
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*2013年当時は「8000年前、つまり紀元前6000年には存在した、名も定かではない程に太古のチャタル・ヒュユクの女神こそが、ティアマトやガイア等全ての女神の母にして原初の女神である」という設定だった。上記のセファール襲来等の設定と齟齬を来しているので、2016年発売のEXTELLAを契機に設定を大幅に一新した模様。
  
 
== 話題まとめ ==
 
== 話題まとめ ==
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== リンク ==
 
== リンク ==
 
 
*[[小辞典]]
 
*[[小辞典]]
 
*[[サーヴァント]]
 
*[[サーヴァント]]
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[[Category:Fate/Grand Order]]
 
[[Category:Fate/Grand Order]]
 
[[Category:ロード・エルメロイⅡ世の事件簿]]
 
[[Category:ロード・エルメロイⅡ世の事件簿]]
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[[Category:Fate/Requiem]]
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[[Category:Fate/Samurai Remnant]]

2024年12月19日 (木) 21:48時点における最新版

概要[編集 | ソースを編集]

世界の伝説に数多語られる神々なるもの[出 1]。神が実体を失い、自然へと溶けたもの[出 2]

太陽、月、といった天体や嵐、地震といった自然現象を信仰の対象とした「元からあったものが神になったもの」と、初めは人間よりだったが、様々な要因で人間から逸脱し、信仰の対象になった「神として生まれ変わったもの」と、「宇宙から飛来したものが神になったもの」の3種類が存在する。

古来から人は惑星の運営に神を見出しており、神は星であり、自然の摂理システムとした。
だがシステムは利用するもので従うものではない事に人類は無自覚で、それを間違えたが故に人と神は別たれた、人は神々を忘却したのではなく、扱いきれずにその可能性を取りこぼした[出 3]、とキリシュタリア・ヴォーダイムは語っている。

「人の時代」の訪れともに姿を消していったもの。この消失は「衰退」、「決別」、「契機」の三段階に分かれている[出 4]
「衰退」は1万4千年前の第二神代黎明期に起きたセファールによる大規模な災害で、そこから先史神話文明は衰退した[出 4]
「決別」は紀元前2600年頃に起きた神々が消える決別の時。メソポタミアの神々はギルガメッシュを天の楔とすることでこの決別を回避しようとしたがギルガメッシュの反抗によって失敗した[出 4]
「契機」は紀元前七世紀ごろと観測されているが、どのようなものかは不明となっている[出 4]

紀元前2600年の時代ですら神々はすでに役目を終え、名残のみを残して世界から姿を消しており、ここではない高次にて虚ろな神霊として世界を見守っているというのが現在の定説となっている[出 4]

これまで登場したのは以下72人。

名前 登場作品 出典
ケイローン Fate/Apocrypha
Fate/Grand Order
ギリシャ神話
エウリュアレ
(FGO版ページ)
Fate/hollow ataraxia
Fate/Grand Order
ギリシャ神話
ステンノ
(FGO版ページ)
Fate/hollow ataraxia
Fate/Grand Order
ギリシャ神話
メドゥーサ〔ランサー〕 Fate/Grand Order ギリシャ神話
天照大神 Fate/EXTRA 日本神話
金色白面 Fate/EXTRA CCC 日本神話
サラスヴァティー Fate/EXTRA CCC インド神話
アルテミス
アルテミス〔異聞帯〕
Fate/Grand Order ギリシャ神話
ローマ神話(ディアーナ)
ブリュンヒルデ
ブリュンヒルデ〔バーサーカー〕
Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ
Fate/Grand Order
北欧神話
女神ロンゴミニアド Fate/Grand Order Fate/Grand Order
イシュタル
イシュタル〔ライダー〕
Fate/Grand Order
Fate/strange Fake
シュメル神話
スペース・イシュタル Fate/Grand Order シュメル神話、旧約聖書、ウガリット神話、フェニキア神話など
エレシュキガル Fate/Grand Order シュメル神話
スペース・エレシュキガル Fate/Grand Order シュメル神話、サーヴァントユニヴァース
ジャガーマン Fate/Grand Order アステカ神話、マヤ神話
ケツァル・コアトル
ケツァル・コアトル〔サンバ/サンタ〕
Fate/Grand Order アステカ神話
ティアマト
ラーヴァ/ティアマト
Fate/Grand Order シュメル神話
女神コロンビア Fate/Grand Order 不明(ローマ神話におけるリベルタスの系譜とされている)
パールヴァティー Fate/Grand Order インド神話
ドゥムジ Fate/Grand Order シュメル神話
ネルガル Fate/Grand Order シュメル神話
カイニス
カイニス〔ライダー〕
Fate/Grand Order ギリシャ神話
スカサハ=スカディ
スカサハ=スカディ〔ルーラー〕
Fate/Grand Order 北欧神話、ケルト神話
フレイヤ Fate/Grand Order 北欧神話
ロウヒ Fate/Grand Order フィンランド神話
カーマ
ビーストⅢ/L
カーマ〔アヴェンジャー〕
カーマ〔ミステイク〕
Fate/Grand Order インド神話
アストライア Fate/Grand Order ギリシャ神話
トリトン Fate/Grand Order ギリシャ神話
神霊イスカンダル ロード・エルメロイⅡ世の事件簿 不明
ガネーシャ Fate/Grand Order インド神話
アラクシュミー Fate/Grand Order インド神話
アポロン Fate/Grand Order ギリシャ神話
ヘファイストス
プロメテウス=ヘファイストス
Fate/Grand Order ギリシャ神話
ポセイドン Fate/Grand Order ギリシャ神話
ゼウス Fate/Grand Order ギリシャ神話
ローマ神話(ユピテル)
デメテル Fate/Grand Order ギリシャ神話
アフロディーテ Fate/Grand Order ギリシャ神話
ローマ神話(ヴィーナス)
ディオスクロイ Fate/Grand Order ギリシャ神話
アレス Fate/Grand Order ギリシャ神話
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アトラス Fate/Grand Order ギリシャ神話
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Fate/Grand Order
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イツパパロトル Fate/Grand Order アステカ神話
チェルノボーグ Fate/Grand Order スラヴ神話
ンザンビ Fate/Requiem アフリカ神話
ヴリトラ Fate/Grand Order インド神話
アムール Fate/Grand Order ローマ神話(アムール、クピードー)
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ヘズ Fate/Grand Order 北欧神話
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闇のコヤンスカヤ
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ケルヌンノス Fate/Grand Order ケルト神話
天逆神 Fate/Grand Order Fate/Grand Order
マナナン・マク・リール Fate/Grand Order ケルト神話
ダゴン Fate/Grand Order 古代メソポタミア神話、旧約聖書、ウガリット神話
徴姉妹 Fate/Grand Order ベトナム神話、民間伝承
太歳星君 Fate/Grand Order 中国神話
ウルズ
ヴェルザンディ
スクルド
Fate/Grand Order 北欧神話
八十禍津日神 Fate/Samurai Remnant 古事記
アジ・ダハーカ Fate/Grand Order ゾロアスター神話
死なずのバール― Fate/Grand Order アボリジニ神話
アヌビス Fate/Grand Order エジプト神話
テスカトリポカ Fate/Grand Order アステカ神話
トラロック Fate/Grand Order アステカ神話
ウィツィロポチトリ Fate/Grand Order アステカ神話
ドゥルガー Fate/Grand Order インド神話
カーリー Fate/Grand Order インド神話
カロン Fate/Grand Order ギリシャ神話
アーテー Fate/strange Fake ギリシャ神話
オーディン Fate/Grand Order
Fate:Lost Einherjar 極光のアスラウグ
北欧神話
鬼子母神 Fate/Samurai Remnant インド神話
阿曇磯良 Fate/Grand Order 太平記
海幸彦 Fate/Grand Order 日本神話

言及作品[編集 | ソースを編集]

メモ[編集 | ソースを編集]

  • 『Fate/stay night』本編でも北欧神話の主神オーディンの持つ武器・神槍『大神宣言(グングニル)』の話題がちらっと出てくる。
  • 『Fate/stay night』作中でも、「地上で神霊レベルの奇跡を起こせる生物が居たとすれば、そいつにとって聖杯など不要」と指摘される程の次元の外れた所業であり、地上ではサーヴァントとして従えるのは無論のこと、降霊させることすら不可能である。
    • 極端な例を挙げれば、聖杯伝説の大本である救世主イエスを召喚できるのであれば聖杯戦争は不要になってしまうだろう。その血を受けた器はなんでも聖杯である。
  • 『Fate/Grand Order』においてもDr.ロマンが「原理的には必ずしも不可能ではないはず」だが「神霊級のサーヴァントの現界は例えば向こうがその気になったとしてもできない」「魔法の領域にまで到達した技術があっても分が悪い」と述べているが[出 1]、直後に神霊のサーヴァントであるステンノと遭遇してあっさり覆されるハメになる[出 5]
    • またアマテラスアルテミスと言った高位の神霊も何らかの形で通常の英霊並みに格を下げる事で現界に成功している。
      とはいえ前者は「人間として転生した際の側面で召喚する」という裏技で間接的に現界しているに過ぎず、後者は神霊である身を英霊ランクにまで貶めて召喚されているため、代償として通常のサーヴァントとしての力しか発揮できない。
    • イシュタルエレシュキガルジャガーマンパールヴァティーは相性がいい人間を依り代に、神の力のほんの一端のみを降ろし、半ば強引に疑似サーヴァントとして顕現している。
    • ヘラクレスロムルスの様に後に神として崇められたと言及されているサーヴァントも存在する。プレイヤーの間では彼らが召喚出来るのはその前の神ではない状態だからサーヴァントとして召喚が可能ではないのかと考察されている。
      • そのうち徴姉妹知名度補正というカウンターが加わった事により、後天的に神性が付与された稀なサーヴァントである。
    • ケツァル・コアトルは主神級でなおかつ疑似サーヴァントではないというかなり例外的存在となっている。分霊としてサーヴァント枠に収まる程度まで霊格を落としているが本人曰くそこまでしてもなお召喚に至るには(不完全ゆえにルールとして穴だらけのカルデア召喚式ですら)困難であるという。ただし本人の経歴によれば、カルデア以外でも何らかの理由で最低一回は召喚されているらしい。
    • ここまでの例から推測すると、ステンノエウリュアレの召喚がなされたのは人理焼却という異常事態もあるが、単純に本人たちが神霊としてはあまりにも力を持っていなかったからという可能性もあり、実際逆にサーヴァントとして戦えるだけの強化がされている状態となっている。
    • 元が神霊であるサーヴァントは過去の召喚の記憶を有しているような様子を見せる事もあるが、これは『聖杯戦線 ~白天の城、黒夜の城~』の第13節にてエウリュアレが語った「視点の違い」によるものだと思われる。しかし、エウリュアレ自身は記憶を持っている訳ではなく「記録だけ」だとしている。
  • セイヴァー玄奘三蔵の様な「仏」がいわゆる神霊のカテゴリーに属するかは現在曖昧である。一応「神仏」というカテゴリーで語られたり後に菩薩となった三蔵法師は低ランクの神性を有するが、肝心のセイヴァー本人は神性スキルを有さない。
  • 圧倒的な力を振るう事ができるが必ずしも自由な訳ではなく、特に神同士や人間との「約束」や「契約」には非常に強く縛られる。
    例えば、一度契約してしまったら後からどちらにとっても得にならなくなっても反故にはできないし、不可抗力で不履行になった場合に相手に同情していても天罰は落とさなければならない。この葛藤はエレシュキガルが特に顕著である。
  • 玉藻の前が「神霊になる前の神々が捕食遊星ヴェルバーに敗北した」と発言しているため、少なくともセファール襲来以前には神霊という者は存在しなかった可能性がある。
  • 2013年当時は「8000年前、つまり紀元前6000年には存在した、名も定かではない程に太古のチャタル・ヒュユクの女神こそが、ティアマトやガイア等全ての女神の母にして原初の女神である」という設定だった。上記のセファール襲来等の設定と齟齬を来しているので、2016年発売のEXTELLAを契機に設定を大幅に一新した模様。

話題まとめ[編集 | ソースを編集]

脚注[編集 | ソースを編集]

注釈[編集 | ソースを編集]


出典[編集 | ソースを編集]

  1. 1.0 1.1 『永続狂気帝国 セプテム』第8節「帰路」
  2. 『無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング』第5節「雪と氷の城(前編)」
  3. 『無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング』第6節「雪と氷の城(後編)」
  4. 4.0 4.1 4.2 4.3 4.4 『絶対魔獣戦線 バビロニア』第4節「働くウルク民」
  5. 『永続狂気帝国 セプテム』第9節「古き神の謎」

リンク[編集 | ソースを編集]