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2024年9月4日 (水) 01:00時点における版
概要
『Fate/Grand Order』で謎のヒロインXが登場するに当たり、段階的に広がっていった設定群。
サーヴァント達がサーヴァントらしく活躍する宇宙的な世界観、即ちユニヴァース。
原典という重力から解き放たれ、好き勝手やる事を許された世界。「サーヴァント界」「蒼輝銀河」とも。
住んでいるのは名前の通りサーヴァントばかりで、神ですら神霊サーヴァントという形で存在している。
ただし、「英霊」と呼称される名前ありのサーヴァントはそれほど大多数ではないようで、名無しのモブサーヴァントもかなりの数いるようである。
その一方で私たちの世界で言う「人間」はほとんど存在しておらず、蒼輝銀河全てで片手で数えられるほどしかいない。
そのためかマスターの存在も半ば伝説と化しており、ユニヴァース世界へやってきた主人公は珍しがられていた。
惑星の間にはいわゆる「宇宙」が広がっているが、エーテルが満たされているためかサーヴァントの強靭さゆえか、生身で宇宙に出ても死ぬことはなく、場合によっては「泳ぐ」ことすらできる。
サーヴァントユニヴァースでは、悪いサーヴァント達がアメリカンでパラレルなワールドで暴れているため、謎のヒロインXはそのマフラーと帽子で正体を隠し、世界破壊を画策するキャプテン☆ニコラ達と激闘を繰り広げているらしい。
なお、世界観の都合上ヴィランサーヴァントは死なず、刑務所に送りつけられるだけなので、大体まんまと脱走して明るく楽しくまた悪事に精を出す。
たまに死んだり、殺されたり、死なせたり、ヒーローに転向したり、ゾンビになったりもする。
なお、この世界では『魂の物質化』が果たされており、消滅したサーヴァントは時間をかけて宇宙のどこかにランダムで『転生(リポップ)』するため、明確な死というものは存在していない。リポップは基本的には消滅した場所に近い座標で行われ、本人の意思次第では赤子として「産まれなおす」こともできる。
いい加減、あらゆる世界のあらゆるヒーロー、ヴィラン設定ががんじがらめになってきたあたりで故郷に帰ることでリセットし、また一からキャラクター構築が始まる(作中では「番組が新シーズンに突入する」と表現されている)。
世界全体の設定もわりと変わりやすいらしく、本来サーヴァントは生まれてから適齢期まで成長した後は基本的に外見が変化しないのだが、とある食品が流通した結果「食事をとりすぎると太る」という設定が世界全体に追加されたりもしている。
スペースオペラのような雰囲気を出しているが、在り方はギャグ時空そのもの。サーヴァントは死んでもリポップできるのをいいことに過激な行動に出る者が多く、常にどこかで騒乱が繰り広げられている。
歴史
もともとは私たちの宇宙と同じように人間が存在していた宇宙であったが、50億年前に「何か」があったらしく、ほぼ全人類が霊器を改竄されてサーヴァントとなり、エーテルで満ちた蒼く輝く銀河が誕生した。
更新の際には一度リセットのようなものがかかったらしく、人類(サーヴァント)が繁栄し始めたのは50万年前からであるとされている。
その後はかつての原始宇宙の女神が復活しかかったり、ヴィラン組織ダークラウンズが宇宙を征服しかかったり、セイバーバッヂを巡って秘密結社スペース神陰流が暗躍したりと事件が起こりつつも蒼輝銀河の歴史はシーズンを重ねつつ進行していった。
だがサーヴァントユニヴァースも煮詰まり、乱発されたエクストラクラスによってヒーローとヴィランの比率が崩壊したらしく、宇宙の天秤がヴィランに傾いた時、ヒロインXは信条を新たにした(具体的に言うと「番組は新シーズンに突入した」)。
出身者
コスモカルデア学園
- 謎のヒロインX
- ヒーロー組織「新円卓」のリーダーにしてコスモカルデア学園の生徒。
- 謎のヒロインX〔オルタ〕
- ヴィラン組織「ダーク・ラウンズ」に産みだされたヴィラン。ヒロインXのルームメイト。後にヴィラン連合に移籍。
- バベジン
- 新円卓の構成員、コスモカルデア学園の教師。
- ネームレス・レッド
- 新円卓の構成員、コスモカルデア学園の教師。
- 銀河中に支店を持つ大衆飲食店「スペースダイナー」の従業員として活動しているらしい描写もある。
- ライオンヘッド
- 新円卓の技師、コスモカルデア学園の学園長。
ヴィラン連合
- キャプテン☆ニコラ
- ヴィラン連合の構成員。Xオルタの上官で、暗黒触師サニティ・ジルとはライバル関係。
- フロイライン・フラン
- キャプテン☆ニコラと共にXオルタの同胞として活動する女提督。
- 触手元帥サニティ・ジル
- ヴィラン連合の構成員。キャプテン☆ニコラとはライバル関係。
- 金星獣エリchan
- ヴィラン連合の構成員。コスモカルデア学園に生徒として潜入している工作員。かつて金星文明を滅ぼしたらしい。
- 音楽魔アムドゥシアスP
- 金星獣エリchanをプロデュースするP。
- 謎のヒロインXX〔オルタ〕
- 数々の戦いを乗り越えて成長し、完全なるヴィラン(自称)となった謎のヒロインX〔オルタ〕。
ダーク・ラウンズ
- マスター・アグラヴェイン
- 構成員。「ブリの暗黒卿」の異名を持つ。
- K6-X4
- Xオルタが所有するサーヴァント支援用の高機能ロボット。
- スペース・モーさん
- 構成員。ラウンズ崩壊後はドレイクに拾われ行動を共にしている。
- 太陽剣のガウェイン
- 構成員。
- スペース神陰流の傍流を収めており、ラウンズ崩壊後は記憶喪失になっていたところを御将剣の紅閻魔に拾われて宿に逗留している。
スペース神陰流
- アシュタレト
- 総統。
- 暗黒武者MUNENORI
- 副総統。
- 竜殺剣のシグルド
- 幹部「六剣客」のメンバー。
- かつて原始宇宙の女神討伐のため結成された特攻女神Aチームに参加していた。
- 閃断剣のビリー
- 深凍剣のアナスタシア
- 絶闇剣のランスロット
- 奇怪剣の項羽
- 御将剣の紅閻魔
- 幹部「六剣客」のメンバー。
- 沖田・ソー・J
- 以蔵・オカーダ
- 構成員。六剣客の選抜を受けたが落選。
- 組織から資源調達の命を受け、木と紙でできた宇宙船「木造宇宙屋形船」でオデオン-6へ向かった。
- おリョー・サン
- 龍馬・サーカモッド
- 調査部所属。上記2名と共にオデオン-6の調査に赴いた。
宇宙海賊
- レディ・スカーレット
- プレミアムペリカン号に乗って宇宙を旅する女海賊。
- スペーストシゾー
- かつて原始宇宙の女神討伐のため結成された特攻女神Aチームに参加していた宇宙海賊。
- 『FGO』世界のパッションリップの精神世界に同名の存在が出現したが関連性は不明。
- 黒髭ビンクス
- 元宇宙海賊。足を洗い真っ当な社会人となるべくミスター・チンの派遣会社で教導を受けていた。
- が、結局宇宙海賊に戻る方向に心が向いてしまった。
- 「リリィのコスモ武者修行」及び「救え!アマゾネス・ドットコム」に出演しているが、下記の通り両者の中間の時系列に当たる「セイバーウォーズ2 番外編」において別名義で登場している。両者に関係があるかは不明。
- バッソー・メカクレーン
- 通称「宇宙海賊バーソロミュー」。
- 相変わらずのメカクレ好きであるようで、宇宙船を襲撃しての強盗や他人にメカクレを強制して撮影した写真を勝手にネットに上げての肖像権侵害など暴れ回っている。
- 彼一人のためだけに「メカクレ騒乱罪」なる罪状が作られたとか。
銀河警察
連邦宇宙軍
- スペース・オデュッセウス
- 連邦宇宙軍の総司令官。
- 「G・B・F(ギャラクシー・バトル・フェスティバル)」を開催しようと大艦隊で『FGO』世界の地球に押し寄せた宇宙冒険野郎。
星間航行船団
- スターシップ・ゼウス
- 航行船団の旗艦。しょっちゅう女性にコナをかけては騒動を引き起こし、他の艦隊メンバーに迷惑をかけている模様。
- スターシップ・アフロディーテ
- 航行船団の一員。ゼウスに対してもあまり尊敬しておらず、振り回されがちな苦労人(AI)。
- スターシップ・デメテル
- 航行船団の一員。
賞金稼ぎ
- スペース・イシュタル
- 銀河を股にかけた賞金稼ぎを営むトキオミ教授の娘。
- 謎のヒロインXX誕生以降に逮捕されたらしい同名の宇宙悪魔との関連性は不明。
- カラミティ・ジェーン
- トキオミ教授の元助手であり、賞金稼ぎのスペース・イシュタルのパートナー。
- デミ・フェット
- 謎の賞金稼ぎ。主にヴィラン側に雇われて行動している。
- ドレイク・パスファインダー
- イシュタル&ジェーンコンビの先輩ハンター。乗艦は「ゴールデン・ハインドⅢ」。
- 二人とは商売敵ではあるが仲が良いようで、オデオン-6の調査に赴いた際に情報提供を求めてきたイシュタルたちに気前よく応じた。
- 上記のレディ・スカーレットとの関係は不明。
- 黒井・エドワード・髭夫
- 色々あって乗艦を失ったらしく、ドレイクの下で雇われ船員をやっている。
- 上記の通りユニヴァース時空には既に黒ひげが存在しているのだが同一人物なのかは不明。
一般ヴィラン
- ミスター・チン
- 「ザ・エクスプロージョン」の異名を持つ新人ヴィラン。
- 人材派遣会社『まごころ』を経営しており、人を洗脳して爆発するかのように働かせ、場合によっては物理的に爆弾にもする外道。
- アヤ=メル・ケーカ社長
- ヴィラン組織「ひみつ会社 アサシン」社長。
- ライトアーム課長
- ハンドレッドフェイス秘書子
- ポイズンタッチお静
- 歌い手P
- ヴィラン組織「ひみつ会社 アサシン」構成員。
- 後にお静は辞表を出して「ポイズンキス」と名を変えたが、たまに外注として業務を手伝っている。
- キング会長
- ヴィラン組織「ひみつ会社 アサシン」初代社長。
- ギルケー・ザ・ブラックキュケオン
- 下記のドック・キュケオンの妹。
一般組織
- アマゾネスCEO
- 通販会社「アマゾネス・ドットコム」のCEO。
- コスモティック・ビューティ夫人
- 美容器具通販会社「エジプシャン」のCEO。
- スイートウィッチ
- 地域密着型パンケーキ店「リリィちゃん
最高 ランド」の店主。原典同様、微妙に黒い。 - ドック・キュケオン
- スイートウィッチの共同経営者。キュケオン粒子の発見者兼研究者でもある。
- シドゥリさん
- バウンティーハンターギルド「バビロニア」において賞金首引き換え窓口の受付嬢を担当している。
- マルタ・ナ・クルス調査官
- ケン・ジル分析官
- ゲオルグ・ジョージウス鑑識官
- 「銀河聖堂騎士団」がオデオン-6へ派遣した調査チーム。
- 生体宇宙船「タラスク」に搭乗している。
- 謎の代行者C.I.E.L
- 「聖堂教会」に所属していると思われる人物。
一般住民
- トキオミ教授
- 魔術師にして考古学者であり、スペース・イシュタルの育ての親。
- この世界に七人しかいない「人間」の「マスター」。
- アルテラ
- スペース遊牧民の大王。
- 「リリィのコスモ武者修行」に登場した「粉雪のようにフォトンを舞い散らせ、銀河に終末を与える存在『ギャラクテラ』」との関連性は不明。
- LSハンター・パープル
- 蒼輝銀河で最高レベルの恋愛小説取扱人にして恋愛作家。
- サベッジクイーン
- ケルト野蛮惑星で求婚者たち相手に無双している女戦士。
- イアソン・アルゴー
- 元はニュース番組「UNN」のアナウンサーだったがオデオン-6の情報を入手しトレジャーハンターに転向。
- 一山当てて動力付き宇宙船を買いアルゴノーツを再結成すべく、動力が人力の宇宙船「コスモ★アルゴノーツ」でオデオン-6調査に向かっていた。
- ヘラクレス・9L
- アタ・ランテ
- イアソンに付き合ってオデオン-6調査に赴いた。
- 彼と違って前歴がどうだったかは不明。
- 『リリィのコスモ武者修行』に登場した「超人ヘラク」との関連性も不明。
- C・C・フロンティア
- 百万年前の星間移民船「オデオン-6」の艦長。
- シャドウ段蔵、シャドウ千代女
- 「オデオン-6」の第一次調査に訪れていた採掘船団員たち。
- なお、段蔵に関してはこの名義での登場以前に「イビル・ウィンド2B」という名前で存在が確認されていたが関連性は不明。
- 星王女エウロペ
- 星王女(スタープリンセス)の一人。
- ミノス大統領
- 星王女エウロペの息子。
- 廃王子アステリオス
- ミノス大統領の息子。
- 銀河大勇者テセウス
- 廃王子アステリオスを宇宙迷宮ダイダロスから帰還させた英雄。
- 彼と激しく戦ったとも、相手を殺したとも殺されたとも伝えられているが、真相は不明。
その他
- コスモキャット・キャット
- 蒼輝銀河の暗礁地帯、アビス・サルガッソー宙域の一角にある滅んだ惑星の残骸にて孤独に暮らしていた幽霊猫。
- 「常にキャラが量子的にブレていて当たり判定が無い」というとんでもない理由で常時無敵化している。
- 『リリィのコスモ武者修行』に登場した「ネコバリン」との関連性は不明。
- スペース・キャット
- アビス・サルガッソー宙域に生息している野生の猫。
- 上記コスモキャットと全く同じ姿をしている。が、劇中の描写を見るにどうもあちらと違ってサーヴァントではなく動物扱いの模様。
- 黄金大帝コスモギルガメス
- 謎のヒロインXがいつか必ず切り捨てると決めた対象。おそらくG・B・Fで登場したコスモギルガメスとは同一人物。
- アシュタレト・オリジン
- かつて蒼輝銀河が成立する前の宇宙、原始宇宙の復讐の女神。蒼輝銀河の存亡を賭けた戦いの末封印された。
- スペースナゴン
- 自称「宇宙の納言だから大納言より偉い」と称する謎の人物。
- スペース占い(後述)の結果地球の危機を予知して、カルデアの清少納言に水着霊基とサーヴァントユニヴァースでは条約で禁止されている兵器を与えた。
- ワンジナ
- ユニヴァースにおいて「七つの水の星の守護者」と呼称された、雨をもたらす宇宙精霊。
- 謎のヒロインXXの数シーズン前に活躍したビーイングであり、地球出身でないかと噂されている。
- スペース・エレシュキガル
- ユニヴァースにおける冥界と関連するらしいが、詳細不明。
- アシュタレト・オリジンと同格の権能を持つとのこと。
- 以下存在は確認されたが名称不明
- メドゥーサ〔ランサー〕
- バウンティーハンターギルド「バビロニア」を訪れていた。
- メディア
- ニュース番組「UNN」のニュース"キャスター"をしている。
- イアソン・アルゴーがオデオン-6調査に参加を表明するVTRが流れた際に微妙な表情をしており、この世界でも因縁持ちらしい、
- 以下名称以外設定なし
- キャスニット
- グランローマ
- セイント・フランス
- Dr.イビル
- B・J
- グレートラッキー
- 暗黒騎士アルト・ベーター
- シャイニングヘルム
- リトルエンジェルデビル
- スターソード
- オメガ始皇帝
関連組織
- 新円卓
- 謎のヒロインXをリーダーとするヒーロー集団。ライオンヘッドやネームレス・レッド、バベジンが所属している。
- 普段はコスモカルデア高等学院の運営陣や教授陣や学生として過ごしている。
- ダーク・
ラウンズ - ヴィラン集団の一つ。暗黒の騎士団。マスター・アグラヴェインやスペース・モーさんが所属していた。
- 新円卓との戦いの中でマスター達は次々と討ち取られたり組織内の音楽性の違いで内ゲバした挙句、最後に残っていた幹部のマスター・アグラヴェインがバベジンに敗れて消息不明になったことで壊滅した。
- 後の謎のヒロインXXの時代に復活が示唆されている。
- ヴィラン連合
- ヴィラン集団の一つ。ダークラウンズとは別に存在していた有力組織。
- とはいえ「連合」の名前通り一枚岩ではないようで、キャプテン☆ニコラと触手元帥サニティ・ジルのように組織内でも対立していることもある。
- アマゾネス・ドットコム
- アマゾネスCEOが営む、通販会社。
- 注文さえすれば特異点だろうとカルデアだろうとどこだろうとお届けする。
- なお、CEOが自ら配達を行ったり社員のアマゾネスは無給無休の環境だったりと非常にブラックである。
- 感動を直接脳内に発生させることで読書や映画の時間を節約する「KINDNESSフレア」の開発・販売や、銀河ハイウェイの設置などの事業も手掛けている。
- 新興組織で強引な方針故に敵も多く、イベント『救え!アマゾネス・ドットコム』では経営危機に直面した。
- スペースバックス
- サーヴァントユニヴァースに存在するチェーン店。最辺境・惑星トトーリにも出店した。
- 正体不明のダークマターシロップをふんだんに使った、謎のホットココアXが謎のヒロインX〔オルタ〕のお気に入りメニュー。
- スペースダイナー
- 蒼輝銀河中のどこの辺境惑星にも店を開いていると言われているチェーンレストラン。
- 主人公曰く、カルデア食堂と同じメニューと味とのことだが、どこからかレシピが流出したのか異世界食堂する羽目になったのかは不明である。
- メニューとして格安ランチ「海魔丼」(まだ動いているイキの良い海魔の脚や刻み海苔の乗った丼飯)や「火星麻婆ライス」(辛さの調整が可能)、バターケーキらしきモノ等が確認されている。
- 銀河警察
- 謎のヒロインXXの就職先。警察を名乗っているが、民間組織かつ秘密結社という突っ込みどころ満載の組織。
- 職場環境はブラックを通り越してダークマター級で、地球では現地住民とのコミュニケートや現地の食物の摂取は原則禁止で、現地神性とトラブルを起こしたら減給100年とかなり厳しい。
- 業務内容は詳しくは不明だが、XXは「邪神特捜課」というフォーリナー対策の部署に就いている模様。
- また、2000年前には復活した「原始の女神」の討伐チームを組織し、多くの犠牲を払ったものの封印には成功した。
- スペース神陰流
- 一万年の歴史を持つヴィラン剣術集団。
- 総統アシュタレトの指揮の下、霊基をセイバーに変化させる違法アイテム「セイバーバッヂ」を銀河に流通させ、巨額の利益を生み出している。
- 後に「原始の女神」の復活を目論むが、精鋭集団である「六剣客」[注 1]を初めとする主要メンバーや要塞ダーク・マアンナを失い、壊滅した。
- スペース遊牧民
- スペース・アルテラに率いられた宇宙を渡る遊牧民。捕食遊星ヴェルバーを崇め、「遊星の教え」と呼称される教義に従っている。
- SAF
- サーヴァントオートモービルフェデレイション。略称サフ。
- 宇宙船で遭難した場合に呼べば救助に向かうサービスを提供している組織のようだが、救助対象の所在地次第で後で支払う救助費用が馬鹿高くなる制度の模様。
- 「人を質にとられる」との言及もあり借金が通用しない可能性もある。
- エジプシャン
- コスモティック・ビューティ夫人がCEOを務める美容健康器具の会社。
- 深夜番組での通販を主な販路としていたため、販売ルートで競合関係にあったアマゾネス・ドットコムとは仲が悪かったが、後に業務提携した。
- CEO夫妻が法律関係に黒い意味で精通しており、諜報部じみた部署も抱えていたりと若干後ろ暗い。
- ひみつ会社 アサシン
- 暗殺を生業とするヴィラン組織。
- アマゾネス・ドットコムでの通販品を組み合わせることで暗殺が容易に可能になったために事業が左前になり、アマゾネス・ドットコムを敵視している。
- 後に会社が倒産寸前になったためにシーズン更新時に改心した、という体で(裏では暗黒事業もこっそりやりつつ)アマゾネス・ドットコムと協力関係になった。
- 銀河聖堂騎士団
- 蒼輝銀河で最大の宗教組織「聖堂教会」に連なる組織。神に仕えるサーヴァントが所属している。
- 私利私欲で行動することは基本的にない秩序寄りの組織であり「盗掘ではなく教会の船内調査」としてオデオン-6へ探査メンバーを派遣していた……が、ちゃっかりアルトリウム回収用の投網を持ち込んでいた辺りスタンスと実態に開きがある模様。
- 星間航行船団
- 連邦宇宙史の最初期における七つの伝説の一つである「西方辺境宙域で発見された星間航行船団」。
- 艦隊はサーヴァントの規格で見ても非常に高い、ハイ・サーヴァントに相当する超知性AI達によって統括されている。
惑星・施設
- 惑星トトーリ
- 謎のヒロインX〔オルタ〕がカカオの買い出しのために訪れた惑星。
- 過疎惑星であり、見所は砂漠しかない。ここのスペースバックスでは来店人数ゾロ目記念のサービスとして宇宙船型チョコをプレゼントする。鳥取。
- 惑星グンタマ
- 謎のヒロインXの故郷。本来は避暑地のような穏やかな気候だが、Xオルタと共に里帰りした時には高温多湿のジャングルのような有様になっていた。群馬と埼玉。
- 惑星エーサバ
- ヴィラン連合の基地があった惑星。コスモカルデア学園のメンバーとヴィラン連合の決戦が行われ、銀河警察までもが介入する事態となった。
- 惑星テキサス・ビヨンド
- 辺境惑星の一つ。
- 100万年前の星間移民船「オデオン-6」が当時開拓を目論み、バタリアンのせいで失敗したが、80万年前に開拓の手が入り、現在では開拓され尽くして大してうまみもない辺境惑星となっている。
- 惑星ビッグ・ブルー・タンク
- 「女神の涙」の異名を持つ、美しい青いガス状惑星。
- スペース遊牧民にとっての聖地であり、星の核は無尽蔵のアルトリウム鉱山になっている。外観がまんまガスタンク。
- 惑星ゼンジョー
- スペース・イシュタルとその父であったトキオミ教授の家がある惑星。それなりに発展しており、名門と名高いクイーンズ女学院もこの惑星にある。多分漢字表記すると禅城。
- クイーンズ女学院
- 惑星ゼンジョーに存在している、蒼輝銀河中の名家のお嬢様が通う女学院……というのは名ばかりで、実態はそれらの家でも持て余されたわがまま娘を送り込む姨捨山のような施設であり、内部は言動こそお嬢様なものの世紀末じみた弱肉強食社会になっている(たとえばモブ生徒の立ち絵はアマゾネスのものである)。
- チョコ鉱山の惑星
- 正式名称は不明。
- チョコレートの鉱山が主要産業の惑星。大人気すぎて常に植民地化を狙われているデンジャーゾーンとのこと。
- 大合流地帯(ターミナルライン)
- 多くの宇宙船の航路が交差する交通の要所。
- バウンティハンターギルド「バビロニア」の宇宙コロニーもここに存在している。
- 惑星チャミズ
- 謎のヒロインX〔オルタ〕が「邪聖弦るみのかりばー」を購入した宝具OFFがあった惑星。
- 名称の元ネタは恐らく御茶ノ水。
関連用語
- 蒼輝銀河
- サーヴァントユニヴァースの別名。エーテルに満ち、蒼く輝いていることから名付けられた。
- 原始宇宙
- この宇宙がサーヴァントユニヴァースになる前の宇宙。蒼輝銀河とは対照的に赤く輝いており、原始の女神を崇拝するものしか存在を許されていなかった。
- 連邦宇宙史の最初期における七つの伝説の一つに、この宇宙の残滓を残す「赤く輝く禁忌宙域」がある。
- 原始の女神
- 原始宇宙で崇められていた女神であり、原始宇宙そのもの。蒼輝銀河の片隅にある禁忌宙域に宇宙ごと封印されている。
- サーヴァント
- 蒼輝銀河における「人類」。現在のサーヴァントユニヴァースにおいて、原始宇宙で定義されていた「人間」はほとんど存在していない。
- マスター
- 原始宇宙ではサーヴァントに大いなる力を与えていたとされる存在。
- 現在のサーヴァントユニヴァースでは「人間」がほぼいないためか伝説上の存在として語られるのみであり、確認されているのもわずか七名のみ。
- 存在のすべてが、失われたものを呼び出すことに特化しているという。
- 特攻女神Aチーム
- かつて蒼輝銀河を滅ぼさんとした原始宇宙の女神を討伐すべく銀河警察によって組織された精鋭部隊。
- マスター1名と選抜されたサーヴァント7騎で構成されており、総力戦の末原始の女神を倒し封印することに成功した。偶然か必然かは不明だが、基本の7クラスのサーヴァントが各1騎ずつ選出されている。
- 竜殺剣のシグルド、カラミティ・ジェーン、スペーストシゾーの3騎はこの部隊の構成員だった。
- 残りの4騎は「籠城名将と呼ばれたランサー」「古代女神のアサシン」「自称バーサーカーのライダー」「宇宙オニイサンマーリン」だが、前3者とは異なりどのサーヴァントがどういう形で参加していたかは確定していない。
- アルトリウム
- サーヴァント界で一般的なエネルギー源。宇宙船の航行にも欠かせない。
- アルミより軽く、ダイヤより頑丈で、黄金より輝く金属。主にアヴァロン星で採掘されており、『約束されたヒロインの証』とも呼ばれている。
- 蒼輝銀河のどこにでもあるにも関わらず、「探そうとすると見つからず、作ろうとすると失敗する」という厄介な性質があり、安定した供給元は貴重なようである。
- 外見は三日月形をした物体……というか、アルトリアのアホ毛そのまんま。
- アダム・カドモン
- ドゥ・スタリオンⅡに備え付けられた霊基強化装置。ヘブライ語で人形、人間を意味する。
- 必要量のアルトリウムを注入すると、霊基情報を元に同じ霊基を作り上げて宝具レベルを上げる事が出来る。ただしアルトリア系しか増やせない。
- 宇宙塵、エーテル、エリザ粒子、ぐだぐだ粒子、キュケオン粒子、サクラ粒子、ヴェルバー粒子
- アルトリウムと並んで、蒼輝銀河の宇宙空間に存在しているという様々な物質。
- スペビタシン
- 正式名称は「スペースビタミン症候群(シンドローム)」。
- 原始宇宙の頃から存在している病であり、白米ばかり食べ続けているとビタミン不足で暴走状態になる。
- 本来サーヴァントは食物による栄養は必要としないはずなので、彼らがまだ人間だった頃のトラウマではないかと推測されている。
要するにスペース脚気である。 - チョコカビ人間
- 詳細不明の謎の生命体。2018年のバレンタインイベントに乗じて地球侵略を目論んでいたとか。
- カルデアから乗り込んできたコロンブスの手で彼らの野望は挫かれたが、彼らの生態のせいで資源も奴隷も持ち帰れなかったようである。
- オデオン-6
- 『セイバーウォーズ2番外編 ジェーン&イシュタル ~100万光年の流れ星~』に登場した、第6世代星雲間移民船。
- 百万年前に消息を絶っていたが、何者かに操作されたのか蒼輝銀河周辺宙域に戻ってきた。
- 60万人収容可能な三角錐型の居住ブロック、アルトリウム鉱山になっている球形の巨大隕石、四角いエーテル推進エンジンが連結された構造になっている。
- どこぞのB級グルメみたいな外観をしているが、当時の進宙式典の際にこの宇宙船を模して屋台で出されたB級グルメが由来になっているとか(順序が逆じゃないのか)。
- 莫大なアルトリウムや宝石が眠っていると目されたため、いくつもの組織が探査を試みている。
- サーヴァント・バタリアン
- 上記のオデオン-6が消息を絶った原因。
- 一種のウイルスであり、隕石に付着していたところをオデオン-6に回収され、艦内を壊滅させてしまった。
- 感染すると過剰な強化状態が付与されたようになって狂暴化して暴れ、死亡した際に残る残滓が更なる感染源となって犠牲者をさらに増やしてゆく。最終的には感染者が寄り集まって一つの塊となってしまう。
- 自分のクラスに適合した形になるため、「免疫を持っていない同じタイプの存在」つまりは同クラスの非感染サーヴァントに対して特攻状態になる。
- スペース占い
- サーヴァントユニヴァースでかつて流通していた占い。
- 98%と非常に高い的中率だが、その実態は「因果律を捻じ曲げて占いの結果通りにする」というとんでもない代物であり、銀河風営法の改正に伴い禁止された。
- 賞金稼ぎ
- 上記のようにサーヴァントは善悪問わず過激な行動に出る者が多いため、銀河警察の取り締まりが間に合っておらず、やむなく賞金制度を導入しており、それを目当てとする職業。
- サーヴァントは死ぬとリポップするため原則として生きたままの捕獲が必須になる。
- 賞金はバウンティハンターギルドが制定して支払っているが、逆に賞金首からは自分にかけられた賞金額をステータスにされてしまっている。
- G・B・F(ギャラクシー・バトル・フェスティバル)
- 蒼輝銀河で不定期に開催されているバトルイベント。主催者もその都度変わる模様。
- 一種のクロスオーバー的なお祭り騒ぎであり、ヒーローとヴィラン、組織と組織の垣根を越えて複数の陣営から参加者が集まっている。
- 星王女(スタープリンセス)
- 蒼輝銀河に数名いる存在。たいていは大きな惑星のお城の奥でニコニコしており、たまにヴィランに攫われたりする。
- 住んでいる惑星とその周辺宙域のマナを管理する能力があり、テンションが上がりすぎて暴走状態になると周囲の環境どころかマナや時空連続体にも悪影響が出るほど。
メモ
- 元ネタはアメリカ合衆国のコミック出版社『マーベル・コミック』の作品群とマーベル・スタジオが制作したクロスオーバー作品『マーベル・シネマティック・ユニバース』シリーズだが、『スターウォーズ』や『スタートレック』などの設定もごちゃ混ぜになった混沌とした内容となっている。
- また、サーヴァントユニヴァースを舞台に繰り広げるイベント『セイバーウォーズ2 ~始まりの宇宙へ~』では概念礼装「TEAM Phoenix」のフレーバーテキストと一致する場面がある。
- ツッコミどころ満載の世界ではあるが、「人類が存在のレベルを上げて宇宙に進出した」という点では、天草四郎時貞やキリシュタリア・ヴォーダイムの理想が実現した世界とも言える。
- 謎の蘭丸Xは『Grand Order』とは別次元の宇宙から訪れたとされているものの、サーヴァントユニヴァース出身とは明言されていない。
話題まとめ
- 『シーズン』と発生した出来事
- ヒロインXはサーヴァントユニヴァースにおける大きな事件の発生から収束までを「番組のシーズン」のようなものと扱っている。
- 『Grand Order』の世界においてヒロインX及びXオルタが登場する場合はシーズンとシーズンの合間の番外編のような扱いとなっている模様。
- 現在解っている情報から各シーズンに発生した出来事を推測し並べると以下のようになる。
- シーズン1~2
- ヒロインXオルタのプロフィールに記載のある「2シーズンくらいのコミカルでハートフルな学園ヒーロードラマが展開」というのはおそらくこの時期の物語。
- アイドルXオルタのプロフィールよりこの2シーズンは『第一期 学園編』と位置付けられているらしいことが判明した。
- 『Grand Order』イベント『サーヴァント・サマー・フェスティバル!』内にてヒロインXXが「(主人公に)3シーズンぐらい前に出会った」と語る描写、及びXオルタ体験クエストの「(ヒロインZ出現と同時期に)ヒロインX失踪」という描写より『セイバーウォーズ ~リリィのコスモ武者修行~』及びXオルタヴィラン同盟加入はシーズン2終了後に発生したと思われる。
- 『Grand Order』イベント『輝け! グレイルライブ!! ~鶴のアイドル恩返し~』で登場したえっちゃんはシーズン2とシーズン3の間の時系列であり、一種の劇場版であると語られている。
- ヒロインXオルタのプロフィールに記載のある「2シーズンくらいのコミカルでハートフルな学園ヒーロードラマが展開」というのはおそらくこの時期の物語。
- シーズン3
- アイドルXオルタのプロフィールよりこのシーズンとシーズン4の2シーズンが『第二期 ヴィラン編』(Xオルタがヴィラン連合に所属しつつダーク・ラウンズの復活のために活動する)と位置付けられているらしいことが判明した。
- シーズン4
- 2ヶ月と16日間サーヴァントユニヴァースを実効支配したダークラウンズ帝国との戦い。ヒロインXとXオルタの対決。Xオルタの死亡。
- 下記のシーズン4.8においてXオルタが前シーズン(エピソード4と明言されている)で死亡していること、それをきっかけとしてヒロインXが傷心旅行を行っていた旨が語られている。
- 『Grand Order』イベント『救え!アマゾネス・ドットコム~CEOクライシス2020~』ではダークラウンズの崩壊に伴いアマゾネス・ドットコムが銀河ハイウェイの有料化に乗り出しているため、時系列的にはシーズン4以降と思われる。
- 2ヶ月と16日間サーヴァントユニヴァースを実効支配したダークラウンズ帝国との戦い。ヒロインXとXオルタの対決。Xオルタの死亡。
- シーズン4.8
- 『Grand Order』のイベント『セイバーウォーズ2 ~始まりの宇宙へ~』に相当。スペース神陰流の暗躍と原始宇宙の女神の復活をめぐる物語。
- ストーリー中ヒロインX本人が突っ込む通り、どちらかと言えばヒロインXではなくスペース・イシュタルが主人公ポジションの所謂外伝に相当する物語と推測される。4.8というやけに中途半端な数字もおそらくそこら辺が原因。
- また、後に電撃大王にコミック『セイバーウォーズ2番外編 ジェーン&イシュタル ~100万光年の流れ星~』が前日譚の番外編として掲載された。
- 『Grand Order』のイベント『セイバーウォーズ2 ~始まりの宇宙へ~』に相当。スペース神陰流の暗躍と原始宇宙の女神の復活をめぐる物語。
- シーズン6以降
- ヒロインX、銀河警察に就職しヒロインXXと改名。以降フォーリナーハンターXXとして活動。
- シーズン6外伝として、『G・B・F(ギャラクシー・バトル・フェスティバル)イン・ニューヨーク』が開催され、カルデアのバトル・イン・ニューヨーク2022と合同開催の形となり、ヒーロー・ヴィラン問わず多数のメンバーが競い合うことになった。
- また、ここより後の時系列でスペース・オデュッセウスと主人公が再会した際に遭遇した星間航行船団のメンバーから「第十シーズンくらいで会いましょう」と告げられており、何らかの展開を匂わせている。
脚注
注釈
- ↑ なお、「六剣客」といいつつ剣の使い手は3名しかいない。
出典