「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ」の版間の差分

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:2024年現在でFateシリーズの中心となっている『Fate/Grand Order』が企画や店舗とのコラボが中心でゲームコラボはほとんど行っていないのもあり「メインキャラが統一感のある小学生女子三人」「物語中で異なる世界に行く描写がある」という事情からかゲームやイベントでの外部コラボを行う回数が際立って多い。
 
:2024年現在でFateシリーズの中心となっている『Fate/Grand Order』が企画や店舗とのコラボが中心でゲームコラボはほとんど行っていないのもあり「メインキャラが統一感のある小学生女子三人」「物語中で異なる世界に行く描写がある」という事情からかゲームやイベントでの外部コラボを行う回数が際立って多い。
 
:「プリズマ☆イリヤでFateシリーズを知った」という読者や視聴者も多く、Fateシリーズの顔役になりつつある。
 
:「プリズマ☆イリヤでFateシリーズを知った」という読者や視聴者も多く、Fateシリーズの顔役になりつつある。
 
==書誌情報==
 
Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ<br>
 
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Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ!<br>
 
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Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!!<br>
 
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ノベライズ<br>
 
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アニメ設定資料集<br>
 
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イラスト集<br>
 
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==商品情報==
 
Blu-ray Disc/DVD<br>
 
Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ<br>
 
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Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ!<br>
 
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Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ ヘルツ!<br>
 
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Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!!<br>
 
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劇場版プリズマ☆イリヤ 雪下の誓い<br>
 
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Fate/kaleid liner Prisma☆Illya プリズマ☆ファンタズム<br/>
 
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Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ Licht 名前の無い少女<br>
 
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CD(アニメ関連)<br>
 
Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ<br>
 
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Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ!<br>
 
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Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ ヘルツ!<br>
 
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Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!!<br>
 
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劇場版プリズマ☆イリヤ 雪下の誓い<br>
 
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Fate/kaleid liner Prisma☆Illya プリズマ☆ファンタズム<br/>
 
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CD(ラジオ関連)<br>
 
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ゲーム<br>
 
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== 脚注 ==
 
== 脚注 ==

2024年8月9日 (金) 13:52時点における版

Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ
原作 Fate/stay night
ジャンル 魔法少女、戦闘美少女、変身ヒロイン
作画 ひろやまひろし
掲載誌 月刊コンプエース
連載期間
無印
2007年9月 - 2008年11月
2wei!
2009年4月 - 2012年3月
3rei!!
2012年5月 -
単行本
無印
全2巻
2wei
全5巻
3rei
既刊14巻
テンプレートを表示
Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ
放送期間
無印
2013年7月 - 2013年9月
2wei!
2014年7月 - 2014年9月
2wei Herz!
2015年7月 - 2015年9月
3rei!!
2016年7月 - 2016年9月
話数
無印
全10話 + OVA
2wei!
全10話 + OVA
2wei Herz!
全10話
3rei!!
全12話
テンプレートを表示
Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 雪下の誓い
公開日 2017年8月26日
テンプレートを表示
Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ Licht 名前の無い少女
公開日 2021年8月27日
テンプレートを表示
Fate/kaleid liner Prisma☆Illya プリズマ☆ファンタズム
公開日 2019年6月14日
テンプレートを表示

概要

命じるわ――貴女は私の奴隷サーヴァントになりなさい

Fate/stay night』公式スピンオフ作品。著者はひろやまひろし。原作とは異なる世界において、フツーの少女だったイリヤが、あの傍迷惑な魔法の杖の力で魔法少女となって戦う、というお話。

略歴

第一期「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ」 月刊コンプエース2007年11月号より2009年1月号まで連載
第二期「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ!」 月刊コンプエース2009年6月号より2012年5月号まで連載
第三期「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!!」 月刊コンプエース2012年7月号より連載
2013年7月から2013年9月にアニメ第一期が放送。2014年7月から2014年9月にアニメ第二期「ツヴァイ!」が放送。
2015年7月から2015年9月にアニメ第三期「ツヴァイ ヘルツ!!」が放送。
2016年7月から2016年9月にアニメ第四期「ドライ!!」が放送。
衛宮士郎の過去を描いた劇場版アニメ『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 雪下の誓い』も2017年8月に公開された。
また、TV版か劇場版かは不明だが続編も企画されていたが、2018年12月22日にOVA版での続編の製作が発表された。また、2019年2月28日に正式タイトルが「Fate/kaleid liner Prisma☆Illya プリズマ☆ファンタズム」に決まり、劇場版も2019年6月14日に公開された。
2020年5月21日にアニメ新作劇場版『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ Licht 名前の無い少女』の製作決定が公表された。2021年8月27日公開。
2023年8月5日に『名前の無い少女』の続編にあたるアニメ新作劇場版のテイザービジュアルが公開された。
2013年8月1日にノベライズ版1巻発売。著者:伊藤ヒロ、挿絵:bun150。
Nintendo 3DS用ゲーム化(当初の予定では2013年9月26日だったが、延期により2013年10月31日、再延期により冬、と変遷した末に2014年7月31日に発売)。

登場人物

メインキャラクター

イリヤスフィール・フォン・アインツベルン
主人公。魔法少女プリズマイリヤ。
マジカルルビーに見初められ、詐欺同然の強引な手段で魔法少女になってしまった。瞬発力に優れ、土壇場には強い。足の速さが秘かな自慢で、逃げ足には定評がある。
平行世界のロリ悪魔っ子と違って重たい運命とか使命とかとは(表向きは)一切関係ない家庭に育っているため、素直な性格で捩れていない。ある意味単純。ただ、根幹は一緒なのか、隠れたSっケなどの素養は持っているようである。また、お兄ちゃんこと士郎が大好きなのも共通している。
美遊・エーデルフェルト
もう一人の魔法少女。
マジカルサファイアと契約した、感情表現に乏しい少女。高スペックの完璧超人だが、ちょっと頭が固い一面も。
エーデルフェルト姓を名乗っているが、ルヴィアの血縁というわけではない。ルヴィアの家でメイドとして働いている。
クロエ・フォン・アインツベルン
第二期のキーパーソン。トラブルを治めに変身したイリヤから分裂して生まれたもうひとりのイリヤ。名前が同じなので、便宜上「クロ」と呼ばれ、その後周囲にはイリヤの従姉妹として自ら「クロエ・フォン・アインツベルン」と名乗るようになる。
分裂直後はイリヤの命を狙っていたが、後に和解。
性格は小悪魔。そしてキス魔。
分裂時、イリヤがアーチャーの英霊化状態だったためか、分裂後のクロは戦闘時は常に英霊化の状態にあり、アーチャーとしての能力を如何なく発揮する。反面、ステッキは持っていないので、イリヤ達の行っているような魔法少女的な技は使えない。
アーチャーのカードを核として存在しているため、カードの回収は彼女自身の生死に関わる。また、存在維持のためには定期的な魔力補給が必要なため、常にイリヤとキスを繰り返す必要がある。
マジカルルビー
愛と正義のマジカルステッキを名乗る愉快型魔術礼装、カレイドステッキに宿る人工天然精霊。とてもうさんくさい。
羽は鳥をイメージにしたもので、イリヤの衣装にもそれは反映されている。
ルビーサミング、ルビーデコピン、ルビーデュアルチョップ、といったカレイド流活殺術四十八手を繰り出す。
マジカルサファイア
もう一本のカレイドステッキに宿る人工天然精霊。ルビーの妹にあたる。姉とは真逆でとても真面目でクール。
洗脳電波デバイスを有し、ルビーをお仕置きしたり事件の記憶を消したりもする。
羽は蝶をイメージにしたもので、美遊の衣装にもそれは反映されている。
遠坂凛
協会から事件の解決を命じられた魔術師。時計塔の次期主席候補。
マジカルルビーの「元」マスター。宝石魔術を得意とし、ガンドも使う。ルヴィアとはライバル。
時計塔へ帰るまでの措置として、ルヴィアと共に穂群原学園に通うようになり、ライバル関係に「士郎を巡ってのライバル」という面が追加されたようだ。ただし凛は、渡英して時計塔へ留学する以前に穂群原学園に通っていた時期があり、士郎とはその時に面識があった。
金欠につき、日本にいる間はルヴィアの家でメイドとして働くことに。
ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト
凛と同じく、協会から事件の解決を命じられた魔術師。時計塔の次期主席候補。
マジカルサファイアの「元」マスター。
真面目なサファイアでも、任務達成より私闘に血道をあげるルヴィアには呆れざるを得ず、結局ルヴィアはサファイアに見限られた。
時計塔へ帰るまでの措置として、凛と共に穂群原学園に通うようになり、ライバル関係に「士郎を巡ってのライバル」という面が追加されたようだ。ちなみに、士郎のことは「シェロ」と呼ぶ。
大金持ちの貴族のお嬢様で、衛宮家の正面に豪華な屋敷をおっ立てて暮らし始めた。

衛宮家

衛宮士郎
イリヤの義兄。イリヤの実父・衛宮切嗣の養子。切嗣とイリヤの実母・アイリは籍を入れていないため、姓が異なる。
転校してきた凛、ルヴィアと色々あって、とても主人公属性っぽいフラグを立てているらしいのだが、本編の裏話である。弓道部在籍。
アイリスフィール・フォン・アインツベルン
イリヤの実母。夫の切嗣と一緒に世界中を飛び回っているが、唐突に帰ってきたりもする。色々と秘密のありそうなひと。
衛宮切嗣
イリヤの実父。士郎の養父。アイリとは夫婦だが籍は入れていない。まともに顔が描かれることが少ない。
セラ
最初にルビーはお母さんと勘違いしたが、昔からアインツベルンに仕えるメイド。しかし衛宮家では普通の服を着ている。主に家事を担当しているが、士郎がそっち方面でとても優秀なため、職分を全うできないことに不満を感じている。
リーゼリットとは姉妹。
リーゼリット
リズお姉ちゃん。セラと同じで元はメイドだが、単なるイリヤの遊び相手と化している。やはり衛宮家ではメイド服ではなく普通の服……どころか、もともとの自分の仕事着を「ヘンな服」と言いきった。

魔術関係

キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグ
凛とルヴィアを派遣した張本人。
ロード・エルメロイⅡ世
凛とルヴィアの喧嘩による時計塔内の破壊状況、被害金額などをゼルレッチに報告していた時計塔講師。
アニメでは何らかの事情で顔出しできないゼルレッチに代わり、凛とルヴィアにカード回収任務を言い渡す役割に。
なお、コミック版では特に名乗っていないが、アニメ版と小説版では本名ではなくこちらの名前で登場している。
バゼット・フラガ・マクレミッツ
クラスカード出現事件の、凛やルヴィアの前任の担当者。ランサーアーチャーのクラスカードは彼女が単独で回収したという、バリバリの武闘派魔術師。
初登場時はイリヤ達を圧倒するが、ルヴィアの策謀で無一文になってからは、社会的にはすっかりダメな人になってしまう。
カレン・オルテンシア
イリヤの学校の養護教諭。「危篤状態の重病人でも運び込まれてこないかしら」などと物騒な発言をするなど、保険医にあるまじき言動多々である。
その正体は、聖堂教会から派遣されてきた冬木の監視役。
オーギュスト
エーデルフェルト家の執事。非常に有能で、魔術師の家の使用人らしく、一般人とは思えない能力も持っているらしい。

一般人

桂美々
クラスメイト。純情可憐。クラスメイト4人の中では(比較的)常識人。しかしそのためか影が薄め。
子供らしく好奇心旺盛……のはずだったが、段々とある一方向に興味が偏ってきている。
生意気盛りの弟がいる。
栗原雀花
クラスメイト。腐女子。「失敗もいい経験」と言いつつその場のノリで動く。
眼鏡でキリっとした、いかにも秀才然とした容姿だが、実際は図工以外オール2。
同じ趣味の姉がいる。
森山那奈亀
クラスメイト。細目。
ぼーっとした見た目に反して意外に頭の回転が速い。主に龍子に対するツッコミ役。
嶽間沢龍子
クラスメイト。バカキャラ、トラブルメーカー。
男だらけの一家に育ったため口調が荒っぽい。ブラコン。一人称は「俺」。
家は嶽間沢流武闘術を伝える武道一家。だが、才能はないため打たれ弱く、すぐに泣く。だが受身だけは超一流。
藤村大河
イリヤ達のクラス担任。
こっちの世界では特別な関係はないはず(?)だが、学園の一生徒でしかないはずの士郎のことを「士郎」と呼び捨てにしている。
柳洞一成
士郎の相棒。時々、士郎を見る目が怖い。
間桐桜
番外編に登場。凛とルヴィアの喧嘩に巻き込まれて倒れていた士郎を発見、介抱し保健室へ連れて行く。
凛との姉妹関係は不明。
森山奈菜巳
那奈亀の姉。ふんわりとした美人であり、凛、ルヴィアらは同級生。
士郎と密かにフラグが立っていた女性の1人。そのため、凛たちに目をつけられ、「巳」の名を持つ身でありながら重度のカエル恐怖症にされてしまう。(妹・那奈亀、姉・奈菜巳で、それぞれ「亀」と「巳(へび)」)
栗原火雀
雀花の姉。妹に輪を掛けた腐女子であり、その中でも『貴腐人』の称号を頂く上位種。
そのマニアックな嗜好は他の追随を許さぬものの、リアルの性癖はノーマルであり、趣味とリアルは分けて考えている。
嶽間沢豪兎
龍子の父。武術の道場を構える傍ら、夏場は屋台を開いている。

黒化英霊

クラスカードで、全員黒化している。 詳細はクラスカードのページを参照。

アーチャー
本編前にバゼットによって撃退されているため、登場しない。
ランサー
同上。
ライダー
イリヤの最初の相手。高い速度と鎖剣による機動戦を行う。
キャスター
二回目の相手。鏡面世界に陣地を敷き、準備万端整えて待ち構える。
セイバー
三回目の相手。キャスターに続きまさかの連戦。魔力の霧による防御力と、魔力を込めた斬撃で圧倒する。
アサシン
四回目の相手。森のフィールドに潜み、多方面からの毒を塗った短剣の投擲で翻弄する。
バーサーカー
最後の相手。逃げ場の無い狭いビルの中で、圧倒的な生命力と膂力で相手を粉砕する。
ギルガメッシュ
新たに発見された8枚目のカード。当初は他のカードと同様に黒化状態で暴れるが、後に中途半端に受肉して、理性が分離する。
第二期クライマックスでは暴走する体と受肉した理性の融合した姿で、イリヤと「聖杯」である美遊を奪い合うことに。
第三期では転移した平行世界で味方側の重要戦力となり、利害の一致から、その財力と眼力でイリヤたちを何かとサポートしている。

エインズワース家

ジュリアン・エインズワース
並行世界で美遊をさらって監禁している張本人。
当初はダリウス・エインズワースの姿で彼の名前を名乗っていたが、後に少年の姿を現す。
目付きが悪く、学生服を着ている。
エリカ・エインズワース
ダリウスを父と呼ぶ幼い少女。
ベアトリス・フラワーチャイルド
美遊をさらった並行世界の人物。エインズワース家のドールズの一人。
ゴスロリ服を身に纏う嗜虐趣味の少女。
所有するクラスカードは2枚目の「バーサーカー」。
アンジェリカ・エインズワース
美遊をさらった並行世界の人物。エインズワース家のドールズの一人。
感情の起伏が乏しい、金髪でツインテールの少女。
所有するクラスカードは2枚目の「アーチャー」で、その真名はギルガメッシュ。
ザカリー・エインズワース
ジュリアンの父。第四次聖杯戦争で死亡。
第五次聖杯戦争では彼の人格を人形に置換した存在がマスターとして登場した。
所有していたカードは1枚目の「セイバー」。
ダリウス・エインズワース
エリカの父。エインズワース家の初代当主であり、故人。
エインズワース家の当主が代々彼に置換し続けており、物語中ではジュリアンが彼になっていた。

平行世界の人物

田中
第三期のキーパーソン。並行世界でイリヤが最初に出会った人物。体操服を着た、記憶も知識も曖昧な記憶喪失の少女。
自分の名前すら思い出せないため、体操服のゼッケンに書かれた「田中」という名前で呼ばれている。
一つだけ思い出した「エインズワース家を滅ぼす」という目的のため、イリヤと行動を共にする。
言峰綺礼 (美遊世界)
平行世界でラーメン屋とは名ばかりの、高カロリーの激辛麻婆に申し訳程度の中華メニューが付随した殺人的な料理を超ボッタクリ価格で提供する店を経営している怪しいおじさん。
無銭飲食者に対しては、ラーメン屋にあるまじき苛烈な殺気を放つ。
子ギルとの会話からは、秘密裏に魔術的な事柄にも関わっているような節が見受けられるが……
劇中の過去では世界が終末に向かう中、形骸化しているものの神父としても活動していた。
衛宮士郎 (美遊世界)
美遊の兄。服装含めた基本的な外見はイリヤの世界の士郎と同じだが、髪の一部が脱色し、皮膚も斑状に変色している。
魔術師であり、物語上の過去の聖杯戦争で因縁があったようで、エインズワース家の地下牢に閉じ込められている。
間桐桜 (美遊世界)
過去において衛宮士郎の弓道部のたった一人の後輩。聖杯戦争についても知っており、美遊を失って傷心の士郎に戦争の開始を告げる。
現代の時間軸ではジュリアンが展開した泥の中から、黒い鎧を身にまとった彼女が登場した。
間桐慎二 (美遊世界)
上記の桜の兄。過去の時間軸で登場。第五次聖杯戦争開始時では既に死亡している。
ジュリアンに人格を人形に置換され、アサシンのカードを用いて桜と士郎におそいかかる。既に自分が誰かも分かっていないほどに人格が壊れていた。
衛宮切嗣
本編の数年前の時点で人類を救うべく士郎と共に旅をしており、美遊を使ってそれを行うべく冬木に住み着く。
本編とは微妙に異なり、月の下ではなく満天の星の下で士郎に夢を託し、他界する。
ケイネス・エルメロイ・アーチボルト
おそらく第四次聖杯戦争に参加し、死亡する。
その後の第五次聖杯戦争ではジュリアンによって人格を人形に置換され、ランサーのカードを用いて士郎への刺客となった。
アトラム・ガリアスタ
おそらく第四次聖杯戦争に参加し、死亡する。
その後の第五次聖杯戦争ではジュリアンによって人格を人形に置換され、キャスターのカードを用いて士郎への刺客となった。
間桐雁夜
おそらく第四次聖杯戦争に参加し、死亡する。
その後の第五次聖杯戦争ではジュリアンによって人格を人形に置換され、ライダーのカードを用いて士郎への刺客となった。
朔月陽代子
美遊の母親。漫画版および劇場版では一瞬登場するのみだったが、劇場版のマテリアルにて詳細が明かされた。

用語

カレイドステッキ
2本1セットで製造された、愉快型魔術礼装。一方は「マジカルルビー」、もう一方は「マジカルサファイア」という人工天然精霊が宿っている。
契約者はそれぞれ「カレイドルビー」「カレイドサファイア」と呼ばれる魔法少女になる(させられる)。この精霊どもが何故マスターを魔法少女にしたがるのかは永遠の謎。そして任務とかは本当はどうでもいいと考えている。魔法少女となった者はカレイドライナーと呼ばれる。なお、魔法少女への変身は「転身」と呼び倣わされている。
性格はともかく性能は破格で、平行世界からの干渉によってマスターへ無限の魔力供給が可能。また、Aランクの魔術障壁の他、物理保護、治癒促進、身体能力強化といった恩恵を常に与えている。ただし、供給量・持続時間は無限でも、一度に引き出せる魔力はマスターの魔術回路の性能に依存するため、結局は効率的な魔力運用は欠かせない。また、所有者から一定距離を離されてしまうと、転身は強制的に解除される。
機能の一つに、魔術ではなく「純粋な魔力」を放出するというものがあり、砲弾、散弾、ブレード状に固定、といったバリエーションで駆使する。これらは普通の魔術が利き難い黒化英霊の持つ魔術障壁に対し有効。これがために今回の任務で貸し与えられた。
なにげにとてつもなく頑丈。英霊の宝具とつばぜり合いをし、バーサーカーが踏んでも壊れない。
また、2本のステッキを合体させる「ツヴァイフォーム」という機能があり、その際の魔力供給量はギルガメッシュの「天地乖離す開闢の星」すら破る程であった。ただし、このモードでは本来の魔術回路以外の神経、リンパ系、血管、筋肉繊維をも擬似的な魔術回路として使用するために非常に消耗が激しく、使用後は全身が激痛に苛まれる程の大きなダメージを負ってしまう。
密かに魔法少女力(MS)なる数値を計っており、イリヤの場合、MS値は1万とのこと。(ちなみに、某バトル魔法少女ヒロインのMS値は53万で、イリヤを完全に圧倒していた)
カレイドライナー
2本1対の魔術礼装「カレイドステッキ」により魔法少女となった者の総称。
クラスカード
英霊と呼ばれる者の力が宿った危険なカード。凛とルヴィアはこのカードを回収するためにやってきた。
デザイン元は原作に登場した「サーヴァントのクラスを示すカード」。
手に入れるためには、いわゆる「黒化」状態の第五次サーヴァント(アサシンは第四次)と戦い、勝利しなければならない。
限定展開(インクルード)
クラスカードに宿っている英霊の武装等を、カレイドステッキを媒介に、一時的に具現化する。
一度使用すると数時間は再使用不可能となる。
展開時の能力はクラスカードのページを参照。
並列限定展開(パラレル・インクルード)
2本のステッキを共振させ、一枚のクラスカードから複数の宝具を限定展開する。
夢幻召喚(インストール)
クラスカードに宿っている英霊自体の能力を、術者自身の体を媒介に具現化し、術者を英霊と化さしめる。ただし、莫大な魔力が必要。
転身すると、衣装が魔法少女verから各英霊verに変化する。
英霊化した際の、魔力、土地、知名度の影響力は、魔力が○、土地が×、知名度が△。
使用者の魔力や相性によって強さや衣装が変化する。
召喚時の能力はクラスカードのページを参照。
鏡面界
イリヤ達が暮らしている世界の影にある世界。黒化英霊と化したクラスカードが潜んでいる。
世界と言っても無限の広さがあるわけではなく、ある程度の範囲に絞られた広さでしかない。その範囲は地脈の乱れの大きさに比例するため、カードを回収する度に狭くなっていく。
ここでどんな破壊活動をしても現実世界には全く影響がない、便利なバトルフィールド。
イリヤ達の世界と美遊のいた世界の狭間に存在する。クラスカード達が潜んでいたのはこのゆえである。
エインズワース家
美遊のいた世界の魔術師の一族。冬木市にできた一キロ四方のクレーターの真ん中に工房を構えている。
聖杯を欲しており、世界中の礼装や魔具などを集めては聖杯や宝具への置換と失敗を繰り返してきた。
本物の聖杯である「美遊」を手に入れたのち、クラスカードを作って聖杯戦争を起こした。
ドールズといわれる兵隊を使役している。
朔月家
美遊のいた世界の冬木市深山町にある、400年の歴史を持つ旧家。竹林の奥にある和風の家である。
この一族には、養子だったり遠縁の親戚だったりと形は様々だが「女の子が突然一家に現れる」という伝承が冬木に伝わっている。
その実態は他者の願望を無制限に叶える存在である「神稚児」を代々輩出し続ける一族。イメージとしては『空の境界』が近い。
そのため、神稚児が生まれた場合は結界に隔離し、七つになるまでは一切外に出さずに育てるため、上記の伝承が生まれた。
神稚児の力を利用すれば何もかも思いのままになるはずだが、そもそもこの一族がある目的は「あまりにも強大な力を持って生まれててきてしまう自分の娘を人間として育てる為」である。神稚児として生まれた娘が母に幸福を望まれて人間として育てられ、成長して結婚して母になり、生まれた娘の幸せを願って人間として育て……という連鎖が400年続いた結果が、この一族とも言える。
ピトス
エインズワース家の秘中の秘である存在。内部から黒い泥を際限なく吐き出している巨大な黒い立方体。
その正体は「まだ開かれていないパンドラの箱」であり、可能性世界へとつながる門。
創造種
ダリウス・エインズワースが目指している存在。人類史の未来の果てにある「極点」と対極にあるもう一つの極点の創造者。
人類史の始まりの極点で、人類という種の種を蒔いた「誰か」。
星命の記録
スターログ。
かつて地球に産まれ、生き、死んでいったモノ達の記録であり、それぞれが星座のように繋がっている軌跡。

メモ

  • よく「プラズマ☆イリヤ」と誤記される。prisma(プリズマ)はドイツ語でプリズム(偏光)の意。語感は似ているが、プラズマは全く関係がない。更には「イリヤ」まで間違われて「イリア」表記のこともある。他にも「プラチナ(白金)」だの「プリズン(監獄)」だの間違われ放題。あまつさえFateシリーズと関係ないオリジナル魔法少女モノ作品や非公式二次創作作品とまで思われているケースまで…アニメ放送以降はさすがにそういう誤解は減ったが。
  • まほうつかいの箱』で「プリヤ」という略称が使われ、その後浸透してきている。
  • イリヤが暮らしているのは衛宮家(Fate本編に登場する衛宮邸ではない)。両親(切嗣とアイリ)は海外を飛び回る生活を送っており、家事はメイドの二人と士郎が当番制で担当している。
  • セラは常々士郎に対して「当番制など不要!」と豪語しているので、どうやら士郎が無理を言って家事をやらせてもらっているようだ。
  • 作中では登場する黒化英霊が次々と撃破されているが、『プリズマ☆イリヤ』に登場する黒化英霊は『stay night』に登場するサーヴァントと比較して数段弱体化させているのが理由だという(作者のブログより)。
    • とは言うものの、敵に回って最優っぷりを見せつけてくれるセイバー、鏡面界で準備を十全に整えて絨毯爆撃してくるキャスター、気配遮断と集団戦法と毒でえげつなく立ち回る第四次アサシンなど、絵柄と相まってとても劣化しているようには見えない。「刺し穿つ死棘の槍」の致死率が額面通り100%なのと合わせて、「最もカタログスペックに忠実な作品」と評されることも。
      • 後に「刺し穿つ死棘の槍」で即死しない事態が発生したため残念ながら100%ではなくなってしまった。……まあ、「既に心臓がない」という反則技なので仕方ないといえば仕方ないのだが。
  • キャラクターの衣装のバリエーションが多く、『Fate/stay night』で着ていた服以外の私服も大量に登場している。特に私服での登場が多い凛とルヴィアは毎日違う服を着ているほど。このため、「Fate関連作の中でトップクラスにオシャレな作品」と呼ばれることも。
    • …まあ、ノベルゲームの作画の都合に慣れていると忘れがちであるが、「毎日違う服を着る」というのは(特に女性であれば)当然の事なのだが。
    • 作者のひろやま氏があとがきのQ&Aで答えていたとおり、登場人物たちの私服を描くのには力を入れている模様。
      なによりもあの私服センス/Zeroで有名なギルガメッシュが、(比較的マシと言われていた子ギル状態とはいえ)氏の手腕によって自身はおろかTYPE-MOON男性キャラの中でもトップクラスのオシャレさんに変貌していることからもそれが伺える。
  • クラスカードの詳細なスペックは『ドライ!!』のコミックスのおまけページで明らかになっている。その際、英霊の真名は「○○○」となっていて伏せられている。
    • ただし、イリヤが夢幻召喚によって読み取ったり、クロが宝具から看破したりと、一部は作中で明言されている。その際、セイバーは「アルトリア」ではなく「アーサー王」と紹介されている。
  • 「魔法」という言葉が特別な意味を持ち「魔術」と明確に分けられているTYPE-MOONの世界観の中で「魔法少女」が成立しているのは、魔法少女の変身システムに「魔法使い」であるゼルレッチが関わっているおかげ(せい?)である。
  • Fateのスピンオフを依頼されたひろやま氏は、このイリヤメインの魔法少女モノを企画。
    だが、依頼した編集部側は、彼が以前、合同同人誌「少年フェイト」に描いた架空ロンドン編「Happy Gand」連載版と想定しており、その事実に言われて気づいたひろやま氏もまたその企画を書き下ろしたという。しかし、奈須、武内両氏がこちらの企画をあっさりと認め、連載がスタートした。(単行本1巻あとがきより)
  • ツヴァイ2巻後書きでは、世界観解説のため「作者が自作自演したファンレターからの質問に答える」という痛々しい事を行っている。何でもこの時点まで1枚もファンレターが来ていなかったそうな。
    • これが功を奏した(?)のか、ファンレターをちらほらと貰うようになり、3巻以降の後書きでは本物のファンレターで寄せられた質問に答える形式となっている。
  • タイトル記載は出来ないが同じくKADOKAWAの屋台骨たる某バトル魔法少女ヒロインと共演したことがある。
    • 彼女とは『原典のゲーム(18禁)の主人公である兄を脇役に追いやって、魔法少女として単独で活躍を始める』という共通点を持つ、というか先輩?
    • ちなみに、彼女に対してイリヤは「可愛いのに、圧倒的なプレッシャーを感じる。」と畏怖していた。「魔法少女力53万だと……!?」。
    • 余談だが、武内氏は劇場版の公開が同時期になった事に乗じてコラボイラストを描いている。
  • 可愛らしい画風といかにもなタイトル、魔法少女というキーワードから何も知らなければ萌え漫画にしか見えないが、実際には主人公が友人を助けるために命をかけたり、死への恐怖に打ち克ったりする『燃え』漫画。良い意味でのタイトル詐欺と言える。
  • イリヤを始めとして登場キャラクターの大半は小学生やそれに近いロリが多い。
    これについて、ひろやまひろしは武内祟に「こんなに小さい子が好きなのは病気だね」と言われて大いに傷ついたとかなんとか。しかしツイッター等で呟かれるイリヤやその他TYPE-MOONの幼女キャラへの氏の語りはそう言われても仕方ないものばかりなのはファンにも周知…。
  • あくまでスピンオフであり原作設定には準拠していない、とされておりツヴァイ単行本4巻『ひろやまひろ☆ドキドキQ&Aコーナー』では、
     あー……これについてはひとこと言っておかなきゃいけないんだけど…
     設定はもうかなり好き勝手いじり倒してるわ!原作と多少設定が違ってもツッコんじゃダメ!
     プリヤはあくまでスピンオフ!
     別の設定(ルール)で成り立ってるの! ましてやプリヤの設定が原作側に反映されることはあり得ないから!!
     だから…絶対にツッコむな!!OK!?

    と予防線を張っている。
    • だがこの後、『とびたて!超時空トラぶる花札大作戦』では原作キャラクターたちと邂逅している。ただし設定無視のお祭り作品である。
    • Fate/EXTRA CCC』ではカレンという名の健康管理上級AIがいるようで、しかも保健委員にあるまじき性質の持ち主らしい。
      本作の保険医カレンと立場などがとても似ており、原作側に(というより奈須きのこに)ネタを拾われている可能性は否定できない。
      • その他にもプリヤでのみ登場していた置換魔術(フラッシュ・エア)がFate/Grand Orderの本編にて言及される、トラぶる花札道中記においてギルが持っていないとされた温泉宝具をプリヤの子ギルは持っている設定になっているという矛盾(ただしその後ギルは新たに収集する、今までその文化を正しく理解することで原典を取り出せるようになるなどして現在も増え続けている設定が語られたので現在では矛盾は解消されている。)があったのだがこれもFate/Grand Orderではギルは持っているという設定になっているなど、プリヤ側のネタを拾うケースが増えている。
      • その一方で、三田誠はロード・エルメロイⅡ世の事件簿執筆に伴い「プリヤの設定は本編にフィードバックされない」と言う指針を尊重して執筆を行っている(実際、プリヤとその他の作品では、ルヴィアの使う魔術が大きく異なる)。
  • 遅れに遅れて3DSでゲームが発売。「夢幻召喚」を行うとイリヤ達のコスチュームが変わるのは原作と同じ。だが肝心のグラフィックが黒化英霊の首から上をイリヤ達の顔にすげ変えているだけ。そのためアサシンやランサーを夢幻召喚すると黒化した彼らと同じ上半身真っ裸になり、バーサーカーを夢幻召喚すると筋骨稜々とした巌のようなイリヤや美遊が現れる。これが実際に映像やイラストにされたら悪夢のような光景であるのは間違いない……。
    • 言うまでもなくコハエースにてネタにされていた。(コミケ86の増刊号。琥珀「ところでプリズマ先輩その体は…」イリヤ「言うな(バーサーカーボディで)」
    • ボリュームの薄さ、不親切なカメラワークやゲーム性など残念ながらあまり評価は高くない(ネットの某所ではその年の最大のクソゲーを決める祭典で2014年度携帯機部門次点を受賞してしまった)。一応、限定版の同梱グッズ(ドラマCD等)は良い出来であるし、声優陣がフルボイスで頑張っているのだが…。(というか次点で済んだ理由が「グッズとボイスの分は価値がある」との理由故)
  • 10巻特装版の付録の小冊子は34人の執筆陣がイラストを掲載している[出 1][出 2][出 3][出 4][出 5][出 6][出 7][出 8][出 9][出 10][出 11][出 12]

話題まとめ

Fateの顔?
上記のようにFateスピンオフの中でも古株の方であり、TVアニメや映画などで断続的に出番がある息の長い作品である。
2024年現在でFateシリーズの中心となっている『Fate/Grand Order』が企画や店舗とのコラボが中心でゲームコラボはほとんど行っていないのもあり「メインキャラが統一感のある小学生女子三人」「物語中で異なる世界に行く描写がある」という事情からかゲームやイベントでの外部コラボを行う回数が際立って多い。
「プリズマ☆イリヤでFateシリーズを知った」という読者や視聴者も多く、Fateシリーズの顔役になりつつある。

脚注

注釈


出典

リンク