アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕
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セイバーオルタ | |
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真名 | アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕 |
外国語表記 | Altria Pendragon (Alter) |
性別 | 女性 |
身長 | 154cm |
体重 | 42kg |
スリーサイズ | B73/W53/H76 |
好きな物 | 強いもの(身体であれ心であれ) |
苦手な物 | 弱いもの[注 1] |
出典 | アーサー王伝説 |
地域 | イギリス |
属性 | 秩序・悪 |
副属性 | 人 |
一人称 | 私 |
二人称 | お前/貴様/○○(呼び捨て) |
三人称 | お前たち/貴様ら/○○(呼び捨て) |
声優 | 川澄綾子 |
演者 | 竹井未来望 |
デザイン | 武内崇 |
設定作成 | 奈須きのこ |
イメージカラー | 黒 |
レア度 | ☆4 |
初登場作品 | Fate/stay night |
概要[編集 | ソースを編集]
「剣士」のサーヴァント。騎士王アルトリア・ペンドラゴンが非情さに徹しきった側面。 セイバーオルタナティブとも呼ばれる。
- 略歴
- 『Fate/stay night』HFルートでは、「この世全ての悪」に囚われたことで性質が反転し、桜のサーヴァントとして士郎の前に立ち塞がる。
- 『Fate/Grand Order』の特異点F『炎上汚染都市 冬木』では西暦2004年の冬木で行われた「狂った聖杯戦争」の中で真っ先に行動を再開し、キャスター以外の5騎を撃破、泥に汚染されたシャドウサーヴァントとして使役していた。大聖杯で主人公らと激突する。
- 亜種特異点Ⅰ『悪性隔絶魔境 新宿』では西暦1999年の新宿において召喚される。
- 人物
- 通常時から姿は大きく変わっており、身に纏った鎧が重装化して漆黒に染まり、肌の色も生気を感じさせない青白いものであり、召喚当初はバイザーで隠されている瞳も碧から金色となっている。『Fate/hollow ataraxia』では黒のゴスロリ風の私服が追加された。
- 内面も無駄のない言動と冷徹な性格になり、本来とは真逆の「暴君」と化している。しかし根底にある騎士王としての目的、理想そのものは変化しておらず、本来の彼女が示すだろう近しい人間への情も僅かに残している。尊大な口調もあくまで「暴君」としての演技であり、素の口調は本来と変わらぬ丁寧語口調。
- 仮に『全て遠き理想郷(アヴァロン)』を士郎から受け取ったとしても、より現実的な落としどころを追及するので理想郷を踏み入ろうとする気さえない、曰く「理想を求めるのはいい。だが、人は意味もなく死ぬものだ。そのように扱う」とのこと[出 1]。
- 暴虐なまでの強さをこそ肯定するが、その「強さ」の定義も実のところ本来の姿の時とあまり変化していない。
- 『Grand Order』において召喚された際には世界を救う戦いのためにより強いサーヴァントを求めるマスターの望みに応えるだけでなく、より強い敵、よりおぞましい敵とマスターを戦わせ、腕を磨かせることでマスターを鍛えようとする一面を見せた。[出 2]。
- 英霊となって異文化に触れたアルトリアの新たなアイデンティティともいえる食の嗜好までも変化し、丁寧、精巧、玄妙な味わいの料理をまずいと吐き捨て、大量のジャンクフードをもっきゅもっきゅと喰い漁る。ひどい悪食だが、本人はたいへん満足しているのでこれはこれで幸福と言える。規格外な魔力炉心を有する彼女にとって、食料とは魔力を補う燃料補給のようなものであることから、手軽に食べられる物を好んでいる[出 2]。悪食ぶりは後発の作品やアンソロジーで加速され『フェイト/タイガーころしあむ』に至っては、バケツプリンならぬ風呂プリンを食べる悪食ぶりを見せた。奈須きのこ氏曰く「怒りたいけど怒れないときに食べるハンバーガー程、心を癒してくれるものはない」といった王様なりのストレスの発露でもあるかもしれないとのこと。
- 能力
- マスターである黒化した桜が大聖杯と直結していることもあり、出力は通常時を大きく上回る。また意識せずとも膨大な魔力を身に纏っており、防御力が格段に向上している[出 3]。
- 元から高かった回復力も更に上がっており、頭か心臓を潰されない限り消滅することはなく、士郎の渾身の一撃で深手を負っても、十分で完全に再生する。鎧が漆黒に染まり重量が増しているため、通常時よりパワーが増しているが、俊敏さは低下している。
- 凶暴性を抑えるため、『直感』が低下していたが、この状態の方が英雄から遠い人間的な行動を取ることができる[出 4]。「暴君」となったことで『カリスマ』も大幅に低下している。また、暴走状態のため精妙に操る事は不可能ということから『騎乗』スキルが失われている。
- しかし運転については、『悪性隔絶魔境 新宿』においてバイクを駆っていたためできないという訳ではない様子。
- 桜が聖杯と直結していることと、黒化して性格が変質しているためエクスカリバーを無制限に放つことが可能であり、このエクスカリバー連射によりヘラクレスをも圧倒する。
- 『Grand Order』でもやはり性格が本来のアルトリア・ペンドラゴンから変わっているため、強大な出力で敵を圧倒する戦い方をしているが、流石にエクスカリバーの連射は行っていない。
別クラス / バリエーション[編集 | ソースを編集]
セイバー(クラスカード)[編集 | ソースを編集]
『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』で登場。冬木の聖杯戦争におけるサーヴァントとは異なり、「クラスカード」と呼ばれるカードを媒介に、ただの「力」として使役される存在。ただし、その力は本来のものより劣化している。
詳細は「クラスカード」を参照。
サンタオルタ[編集 | ソースを編集]
サンタ服に着替えたアルトリア・オルタ。
詳細は「アルトリア・ペンドラゴン〔サンタオルタ〕」を参照。
ランサー[編集 | ソースを編集]
聖槍を手にしたことによって肉体と精神が変質したアルトリアのIFが聖杯の呪いを受け黒化した存在。
詳細は「アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕 (ランサー)」を参照。
ライダー[編集 | ソースを編集]
水着へと着替えクラスチェンジしたアルトリア・オルタ。
詳細は「アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕 (ライダー)」を参照
アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕〔デスクトップアーミー〕[編集 | ソースを編集]
メガハウスが販売しているフィギュアシリーズ『デスクトップアーミー』におけるアルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕。
「Dragoon」に属するD-phone(人型携帯端末)であり、正式な型番名は「TM-731[SB]d[CHALDEA]series」。スマートフォンゲーム『Fate/Grand Order』がプリインストールされている特化型で、TRY-MOVE社によって販売された。
人格はサーヴァントとしてのアルトリア・オルタそのものであり、自我を持った後はDragoon陣営と敵対しているSENTINEL GROLY陣営にアルトリアの姿を認め、彼女ごと蹂躙してやろうと敵意を募らせている。
ステータス[編集 | ソースを編集]
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
セイバー | 間桐桜 | A | A | D | A++ | C | A++ | 対魔力:B 騎乗:- |
直感:B 魔力放出:A カリスマ:E |
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主人公 (Grand Order) | A | A | D | A++ | C | A++ | 対魔力:B | 直感:B 魔力放出:A カリスマ:E 宵闇の星:A 魔力放出(逆鱗):A |
強化クエストクリアで「直感」→「宵闇の星」に変化。 強化クエスト2クリアで「魔力放出」→「魔力放出(逆鱗)」に変化。 |
宝具[編集 | ソースを編集]
- 約束された勝利の剣(エクスカリバー・モルガン)
- ランク:A++
種別:対城宝具
レンジ:1~99
最大捕捉:1000人 - 由来:アーサー王の聖剣エクスカリバー。
- 生前のアーサー王が、一時的に妖精「湖の乙女」から授かった聖剣。
- 黒い極光の剣。所有者の魔力を光に変換させて打ち出す性能に変化はないが、刀身は禍々しい黒に染まり[出 3]、同じように聖剣の光も黒色になっている[出 5]。その有様はブリテン島を守るために顕現した魔竜ヴォーティガーンの息に近くなっている[出 5]。
- 「聖剣」と呼ばれながらも黒化の影響を受け入れるのは、この宝具そのものが、守り手である湖の乙女にヴィヴィアンとモルガンが並列するのと同じく、善悪両面の属性を有するため[出 6]。黒く染まった魔力はブリテン島に潜む原始の呪力であり、それをウーサー王から継いだのはアルトリアの姉である妖妃モルガン。この聖剣の名前が変質したのは、最後まで分かり合えなかったモルガンとの唯一の繋がりかもしれない[出 5]。
- だが神造兵装の名に恥じない威力は健在であり、『complete material Ⅱ』ではエクスカリバーが善悪どちらかの属性に染まろうとも、これが聖剣の頂点に立つ最強の斬撃兵器であることに変わりはないと明言されている[出 7]。
- 『Fate/stay night』ではマスターである黒桜からの膨大な魔力供給によって、連続して使用することが可能で[注 2]、この事が彼女が攻撃力において最強クラスのサーヴァントと呼ばれる所以となっている[出 3]。
- 亜種特異点Ⅰ『悪性隔絶魔境 新宿』では、新宿に落下してきた隕石をエミヤ〔オルタ〕が粉砕した際に生じた破片をまとめて一掃するほどの殲滅力を見せつけた[出 8]。
- 『Fate/stay night』では通常時と同じくルビは「エクスカリバー」だが、『Fate/unlimited codes』・『Fate/Grand Order』ではルビが「エクスカリバー・モルガン」となっている。
- 『Fate/Grand Order』では「敵全体にとても強力な攻撃[Lv]+自身のNPを少しリチャージ<オーバーチャージで効果アップ>」という効果のBuster宝具。
- 全体攻撃宝具では珍しく「とても強力な攻撃」となっているため[注 3]か、例外的に他の全体攻撃Buster宝具よりも威力倍率が高めに設定されており、多少のATK値や宝具レベルの低さを補うものとなっている。
使用技[編集 | ソースを編集]
Fate/unlimited codes[編集 | ソースを編集]
- バースト・エア
- 剣を振るい、赤黒い波動を放つ飛び道具。
- ライナー/エア
- 赤黒い魔力を纏っての突進突き。黒い魔力は飛び道具をかき消す。
- ライナー/ネガ
- 赤黒い魔力を纏っての突進突きで敵を突き抜ける。黒い魔力は飛び道具をかき消す。
- スパークス・ライナー
- 赤黒い魔力を纏っての突進突きで相手を刺し貫く。黒い魔力は飛び道具をかき消す。魔力ゲージを消費する。
- エルフィン・ボルト
- 剣を振り上げ、下から斬り上げる。
- タイラントクラップ
- 相手を魔力で拘束し、投げ飛ばす。
- ヘルムブレイカー
- 空中から剣を振り下ろす。
- 竜炉開城
- 魔力開放。攻撃力が上昇する。
- 卑王鉄槌(ヴォーティガーン)
- 超必殺技。巨大な赤黒い魔力を纏った聖剣で斬り上げる。追加入力で3回まで連発可能。
真名:アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕[編集 | ソースを編集]
- 聖杯の呪いに侵され、非情さに徹しきった騎士王の暴君としての側面。アルトリアは自らの力を律し控えていたが、この状態の彼女はためらう事なく強大な魔力を振るう。
- 生前、一度も悪の道に落ちなかったアルトリアだが、彼女に迷いや葛藤、自身への怒り、周囲への嘆きが存在した。
- この姿はそれらが呪いにより表面化し、彼女の"方針"を反転させたものである。
- その目的、理想そのものは変化していないものの、通常のアルトリアは理想のために清らかさを通したが、こちらのアルトリアは理想の為に圧政を良しと考える。
- あるいは、アーサー王が求めた”理想の王”とはこういったものだったのかもしれない。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
Fateシリーズ[編集 | ソースを編集]
- Fate/stay night
- HFルートで登場。「この世全ての悪」に囚われ、衛宮士郎の敵となって立ち塞がる。
- Fate/hollow ataraxia
- セイバーがクセ毛を掴まれたことで反転する、という形で登場。『もっきゅもっきゅ』が初登場。
- Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ
- 黒化英雄の一人として登場。
- Fate/Grand Order
- 初期実装のストーリー召喚限定サーヴァントであり、特異点F『炎上汚染都市 冬木』クリア後追加される。
- 後に『「Fate/Grand Order -Epic of Remnant-」亜種特異点Ⅰ 悪性隔絶魔境 新宿 新宿幻霊事件コミック発売記念キャンペーン』の開催に伴い、亜種特異点Ⅰで着用していた衣装を元にした霊衣「漆黒の騎士王ver新宿1999」が実装され、同時にバトルキャラとモーションが一新された。
- 基本性能はほぼ本家と一緒。攻撃力寄りのステータスである上に『約束された勝利の剣』の威力自体も一般的な宝具より高めの倍率がかかっているため、ことダメージ面においては他の全体宝具持ち星4セイバーをも上回り得る。
- 本編
- 特異点F『炎上汚染都市 冬木』
- 序章である冬木の最終ボスとして登場。会話などもあり、立派なボスキャラとして扱われている。
- 亜種特異点Ⅰ『悪性隔絶魔境 新宿』
- 主人公サイドとして登場。全編通して最大の戦力として活躍してくれる。
- Fate/Grand Order Arcade
- 2018年9月6日に実装。
- 後に英霊旅装で見せたイギリスの学生服姿となる総身霊衣「英国流のティータイム」が実装されている。
Fate関連作品[編集 | ソースを編集]
- フェイト/タイガーころしあむ / フェイト/タイガーころしあむ アッパー
- 黒桜をあっさりと裏切り、とある目的のために戦う。
- Fate/unlimited codes
- 「闇に染まりし暴君」。セイバーとは異なるモーションと必殺技を持つ。バイザーをしているが、ダメージが一定値を超えると弾け飛ぶ。
- カプセルさーばんと
- さーばんとの一匹。体力、火力ともにやや高いが、コストが少々割高で足も遅め。
その他[編集 | ソースを編集]
- コハエース
- 扱いの酷さに耐えかねたセイバーが、やはりアホ毛を引っこ抜いて変身。
- ちびちゅき!
- 料理コンテストの際、いつまで経っても実食審査できないことからキレて変身。
- カーニバル・ファンタズム
- アーネンエルベでアルバイトしていたセイバーが、ギルガメッシュの横暴な態度にキレて自らアホ毛を引っこ抜く暴挙に。
- デスクトップアーミー
- メガハウスが販売しているフィギュアシリーズ。『Fate/Grand Order』コラボ第四弾として出張した。
人物関係[編集 | ソースを編集]
Fate/stay night[編集 | ソースを編集]
- 間桐桜
- マスター。黒化してからは彼女の命令に従う忠実な剣士となる。衛宮邸での交流が影響したのか叛意や敵意はないものの、敬意も抱いていない模様。
- 衛宮士郎
- かつてのマスター。黒化するまでは互いに信頼しあい、良好な主従関係を築いていた。
- 黒化して敵対するも本質は変わらないため、情や信頼が失われたわけではない。顔を合わせても今の仕事ではないとばかりに何度か見逃しており、直接対決した際には自身からは宝具を使わずに律義に剣での戦いに付き合っている。
- 『Fate/hollow ataraxia』や『タイガーころしあむ』ではハンバーガーなどのジャンクフードに食の嗜好が変わっても相変わらず彼の料理が好みのようである。
- ライダー
- 最終決戦で対峙する因縁の相手。
- 元から相性の悪い相手であったが黒化しても据え置きであり、劇場版では皮肉全開の舌戦が繰り広げられた。
- セイバー
- かつての自分。憎んでいるというよりは痛ましく思っている。
- 『Fate/Grand Order』では自分の別の側面となっておりそれを自覚しているものの、いくらなんでも私の側面多すぎだろう、とひそかに呆れているとか。
- ギルガメッシュ
- 黒化しても相変わらず嫌いな相手。装飾過多で生理的に受け付けない。
Fate/Grand Order[編集 | ソースを編集]
- 主人公 (Grand Order)
- 特異点F『炎上汚染都市 冬木』にて敵対する新米魔術師。呼び名は「貴様」「マスター」。
- カルデアで召喚に応じ正式なマスターとして契約した際には、王としても騎士としてもふるまうことはなく、ただのサーヴァントとして力を貸す。セイバー時は主従というよりは未熟なマスターを鍛え上げる厳格な指導者であり、彼/彼女の心が折れない限り、協力を約束し信頼に応えようとする。
- 新宿で出会った際には人理修復の功績を讃え、自分のマスターになるよう半ば強引に仮契約を持ちかけた。
- 他にも冬や夏のイベントにおいて度々主人公と関わっていたこともあってか主人公にとっては本元のセイバーよりもかなり深く印象に刻まれているらしく、「聖剣使い」として真っ先にセイバーオルタを思い浮かべている。
- マシュ・キリエライト
- 彼女の中にいるギャラハッドについて「危険を楽しむ輩だった」と評している。
- 彼については色々と思うことがあるらしく、マシュに対して感謝の念を抱いている。
- アルトリアシリーズ
- 自分がアルトリアの側面である事を理解しているものの「いくらなんでも私の側面多すぎだろう」とひそかに呆れている。
- ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕
- 自身の幕間の物語「オルタの系譜」にて、主人公に対する試練として再現したサーヴァント。
- 「彼女に特別な感情は無い」と発言してはいるが、同じ悪属性でも考え方も境遇もまるで違う為か明白に棘のある対応をしている。
- が、『FGO material』では「面白い同胞」、邪悪なのに素直ではなく根がジャンヌのままな点が「最高にロック」と評価している。人生経験の差からか、突っかかってくる彼女に対して大人の余裕でもって流すなどの対応を取っている。
- 「串刺し女」や「突撃女」と呼んでおり、色々と殴り甲斐があるとのことで、道中は退屈しないと語っている。
- アルテラ
- 自身の幕間の物語「似て非なるもの」で、その夢の中に入り込み戦ったサーヴァント。
- 根本的に他の英霊と異なる存在であると警戒する一方、破壊そのものを目的とする在り方を魔神同然と言い捨てる。
- ジェームズ・モリアーティ
- 亜種特異点Ⅰ『悪性隔絶魔境 新宿』の舞台となった新宿で出会ったサーヴァント。
- 特異点の主となった「悪のモリアーティ」に面白みのない手段で散々追い回された事から当初はまったく信用しておらず、キツめの対応をしていた。
- ある程度信用できるようになった後も余計なことを言う彼にジャンヌオルタともどもツッコミを入れることもしばしば。
- カヴァスⅡ世
- 亜種特異点Ⅰ『悪性隔絶魔境 新宿』の舞台となった新宿で出会った犬。
- 懐いてくるのを振り切れず「気が向いたら餌を与えているだけ」と言いつつ生前の飼い犬の名前を付けるなど、実質飼っているような状態である。
- 沖田総司〔オルタ〕
- マイルーム会話にて、「私に似た顔で、私より背が高くて、私より派手な女」と評した。
- 非アルトリア系のセイバー顔サーヴァントは基本的に「(メタ的に似ているだけで)実際は特に似てない」扱いが通例だったところに、まさかの本人の口からの「似ている」発言である。
- オルタ系サーヴァントの顔はオリジナルのそれと寸分違わないのは言うまでも無く、ここに「セイバー=セイバーオルタ≒沖田オルタ=沖田総司」の図式が完成してしまった。「世界には自分にそっくりな人間が三人(以上)はいる」というが、この二人(四人)が似ているというのはただの偶然か、それとも……?
- なお、直後に主人公から『日本の剣豪の可能性の果て、おでん大好きで抑止の守護者』と説明されて「オルタとは……一体……」と困惑するなど珍しい反応をする姿も見せた。
- アタランテ〔オルタ〕
- 彼女を真っ黒けと評しつつも気が緩んだとし、猫なのか猪なのかはっきりしてほしいと語っている。
- オベロン
- 妖精王と聞いているが、何故か竜の気配を感じることに訝しんでいる。
生前[編集 | ソースを編集]
- モードレッド
- 嫡子。基本反転していない自分同様にバカ息子という扱いだが、そこそこに手玉にとる強かさを見せている(ジャンクフードのパシリにさせる等)。
- 一方モードレッド側は「黒い父上かっこいい」と本家とは別のリスペクトを向けているらしく、安っぽい褒め言葉で良いように使われていてもそれをよしとしている。
- アグラヴェイン
- どこであろうと苦労人の彼を見てはにまりと笑っている。
- また人間関係についていろいろ助言を貰っていたらしく頼りにしているが、その内容は問題は解決するが関係は悪化するようなものだったようである。
- マーリン
- 「オトコヤモメは死に勝る苦痛」と自身に教えたらしい。
- モルガン
- 自身の姉。『Grand Order』では母でもあり、鏡だとしている。
- 彼女を「人を呪わなければ生きていけない女」としつつも、自分以上にブリテンに愛されたために、王としての気質は自分より上だと認めている。
その他[編集 | ソースを編集]
- 桂木千鍵
- 「アーネンエルベの日常」及び「ちびちゅき!」の2回、彼女の料理を食べてぶっ倒れる。
- 前者での反応を見る限り、彼女的には味自体はそこまで悪くはなかったらしい。
- 沖田総司〔オルタ〕、ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕
- 『デスクトップアーミー』にて、同じDragoon陣営として敵対陣営のオリジナルの三名を討ち滅ぼす為に組んだオルタ仲間。
名台詞[編集 | ソースを編集]
Fate/stay night[編集 | ソースを編集]
- 「……アーチャーの剣。私の剣を真似ないのですか、シロウ」
「……いや、私には関係のない話だった。関わりがあるのは、貴方が武装したという点のみ。
それが取るに足らぬ武装だろうと、剣を手にした以上、敵対行為と見なします」 - セイバーに対抗する為にアーチャーの双剣を投影した士郎に対して。
- 仮に「約束された勝利の剣」を投影したとしても魔力不足で使いこなせないという士郎にしてみれば当然の選択なのだが、何か含みがあるような言い方である。
- 「シロウ。余力を残してどうするのです」
- 桜を救う為に投影を一回分残した上でどうセイバーを打倒するか。その算段を立てようとする士郎に対して。
- 桜を助ける為にはセイバーを打倒しなければならず、セイバーさえ打倒すれば凛が必ず桜を助けてくれる。それに気づいた士郎は全力で戦うことを決意する。彼女なりにどうにか事態を収拾しようとしていることが伺える台詞である。
- 「強くなりましたね………シロウ」
- バッドエンドの一つで、士郎との戦いを終えた際のセリフ。
- 士郎の渾身の一撃により満身創痍の状態となり、彼を称え、自らの敗北を確信していた。だが彼は限界を超え、既に事切れていた……。
Fate/unlimited codes[編集 | ソースを編集]
- 「君臨こそ王の証だと? 笑わせるな金色。
徹底した統治、自由なき自由こそ、王の生業。貴様の華やかさこそ余計なものだ」 - ギルガメッシュ戦の勝利メッセージ。彼女の王としての性質が良く解るセリフである。
- 「我が内なる光よ。せめて優しい夢の中で眠れ」
- ストーリーモード最終戦で、自身から分離して出現したセイバーを倒した際のセリフ。かつての自分を完全に消し去る。
フェイト/タイガーころしあむ[編集 | ソースを編集]
- 「全く…そのような姿になっても、まだぐずぐずと迷いを捨てきれない。貴女のようなマスターに使役されるこちらの身にもなって欲しいものだ」
- 自分のシナリオ冒頭で黒桜に対して。本編では桜に対して同情的で収拾をつけようとしていたのに、こちらではいきなりダメ出しして煽っている。
- 「そう、シロウが欲しいなら欲望のままに、そのアヴェンジャーの力を使って貴女の手の内に閉じ込めてしまえば良い」
「そうすれば、私も毎日マスタードたっぷりの手作りハンバーガーが食べられる」 - 上の状況に続いて、シロウの家に黒桜と突撃して。前半ではとんでもない事を吹き込んでいるが、後半でいろいろと台無しである。
- 「そういう貴様も白目をむいてガクンガクン震えていただろう。らめええええとか言って」
- 影に飲まれたときのことをギルガメッシュに煽られて。淡々と棒読み口調で読み上げられるのがシュールである。当然ギルガメッシュは「言っておらぬわ!」とブチギレた。
- なお、実際に言った台詞は「よもやそこま、ガ―――!?」である。
- 「ライダー、貴方がシロウと手を組むとは…。いくら士郎が愚直で愚鈍で利用しやすい男だからと言って……面白くない」
- 彼女を止める為に士郎と共闘するライダーに対して。士郎を貶してるようでやきもちのようにも思える台詞。
- 「そうだな……明日はハンバーガー風呂を試してみるか。その次はパフェ風呂だ」
- 自分のシナリオのエピローグ。飯使いを手に入れ作らせたプリン風呂を味わいながら次の食べ物を考えていた。
- 「今の貴様に王としての資質はない。愚民はかしずかせるもの、それがわからぬ小娘には王道など到底たどり着けぬ」
「せいぜい風呂場でちちくりあうのが関の山だな」 - こちらは「アッパー」のアイリルートにおける台詞。『hollow』のとあるエピソードにおける士郎との一件を揶揄してのもの。
- 当然ながらセイバーは赤面し、動揺のあまり台詞を噛んでしまった。
Fate/Grand Order[編集 | ソースを編集]
戦闘[編集 | ソースを編集]
- 「蹴散らす」
「目障りだ」
「いい機会だ、教育してやる」 - 戦闘開始時の台詞。非情さに徹しきった騎士王は、目障りな敵を冷酷に蹴散らす。
- 「黙れ」
- コマンドカード選択時の台詞の一つ。これ単体はマスターである主人公に向けられたものでありそれほどの意味は無いが、他のキャラのカード選択ボイスと組み合わさると酷い展開になることも。
「王の話をするとしよう」「黙れ」、「私の歌声、聞きたいのね!」「黙れ」、「行くぞ、公演の始まりだ」「黙れ」
- 「卑王鉄槌。極光は反転する。光を呑め! 『
約束された勝利の剣 』!」 - 「屍の山に鎮め。崩落せよ! 『
約束された勝利の剣 』!」 - 宝具発動。漆黒の闇色に染まった星の聖剣。敵を、光をも呑み込む卑王の息吹。
マイルーム[編集 | ソースを編集]
- 「好きなものは、強いものだ。身体でも心でも構わない。」
「嫌いなものは、弱いものだ。身体はともかく、心が弱い者は見ていて辛い……」 - マイルーム会話「好きなこと」「嫌いなこと」。なお、普段のアルトリアも彼女の幕間「聖剣覚醒」においてこれと似たやり取りをカルデア一行と行っている。つまり性質が変わろうと根底は同じであることが分かる。
- 「もっきゅもっきゅもっきゅもっきゅ……はっ!? い、いつからそこにいた貴様! 何? おかわり? あと1ダース追加だと!?
んぅ……良い、無礼を許す。そこに座るがよい。特別に其方をわが主と認めてやろうではないか。」 - マイルーム会話「絆Lv5」。音を立てて食事に勤しむ姿をお代わりを持ってきた主人公に見られて。
- 「もっきゅもっきゅ」や、その後の頬を染めて恥ずかしがったり照れたりする姿にKOされるマスター多数。
本編[編集 | ソースを編集]
- 「ああ。何を語っても見られている。故に
案山子 に徹していた。」 - 特異点F『炎上汚染都市 冬木』にて。主人公達と相対するまで誰にも何も語らず、案山子を決め込んでいた。一体、誰に見られていたのか。そして、後に現れた過去と未来を見通す千里眼を持つ人理焼却の黒幕は聖杯を渡して人理を歪ませたサーヴァント達の名を挙げる中、なぜか彼女の存在はなかった。これは何を意味するのか。
- 『冠位時間神殿 ソロモン』では七つの特異点、本来の流れの外のサーヴァント達が助太刀に現れたが、彼女とアーチャー、キャスターは一番最初にカルデア側と関わったサーヴァントにも関わらずどの座にも現れなかった。また、人理焼却の黒幕が用意した起爆点たる聖杯は第一から第七までの七つのみで冬木のものはカウントされていない。
- 2004年の特異点、焼け野原となった冬木には未だ数多の謎が埋もれている。
- 「聖杯を守り通す気でいたが、己が執着に傾いたあげく敗北してしまった。」
「結局、どう運命が変わろうと、私一人では同じ末路を迎えるという事か。」 - 同上。主人公達に敗北し、吐露する言葉。
- 並行世界の鉄則である『過程を変えても結末を変えることはできない』という人理定礎に何度も挑み、何度も敗北を重ねてきたかのような口ぶりで述べている。彼女が聖杯を守り通した先に行き着く新たな末路とは……。
- 「我が名はアルトリア・ペンドラゴン。
問おう、私と共に歩むか? 歩むか、歩むんだな、よし!」 - 亜種特異点Ⅰ『悪性隔絶魔境 新宿』での契約の言葉。第一部序章とは別人であり初対面だが、主人公の功績は知っているらしく、即座に契約を結ぶことになる。
- 『問おう――』から始まるアルトリアの名台詞であるが……オルタの場合返事を聞くつもりはないらしい。
- しかし素直に「喜んで!」と即答すると、顔を赤くして照れる一面もあり、 このやり取りはサンタオルタとトナカイの仮契約の時と同様である。
- 「何しろこちらは、マスターがついたからな。」
「そう。マスターがついたからな!」
「フ。
デキる女は違うということだ、突撃女。」 - 同上。ジャンヌ・オルタへの自慢。サンタ・オルタの時と同様に2回自慢する。
- 何にでも噛みつくカミツキガメにマスターなどつくわけがない、ロクでもないマスターだと言い返されるが、そのマスターは世界の救世主である。
- ジャンヌ・オルタへは度々挑発し、自慢するだけあって、アルトリアにとってもマスターの評価は高いものであることがわかる。
- 「おまえと一緒にするな。私は悪を許容するが、それは秩序が前提だ。」
- 同上。「
反転 している以上、悪徳は美徳に等しい」というジャンヌ・オルタへの反論。 - 黒に染まってもなおアルトリアの行動目標が曲がってはいないことがわかる言葉。
- 「浅薄な考えではあるが。
同時に、深く押し悩んだ末の道でもある。」 - 自身の聖槍を『塔』として形成し、選んだ人間以外全て消し去るつもりだった獅子王について。
- その行為を浅薄と酷評しながらも、聖槍に取り込まれるまでは同じ自分の側面でもあったためか、そこに辿りつくまでの苦悩を推し量っている。
- 「フ。
王とは往々 にして横暴 なものだ。」
「……。
……。」
「聞かなかったことにしろ。」 - 「横暴だ!」と犬以下の扱いを訴える主人公に対して。
- 王によるダジャレだったが……。気づかれなかったのか、もしくは反応がイマイチだったのか。恥ずかしそうに黙り込んだ後、強引に話題を切り上げた。
- 「ダメだ。大騎士王からは逃げられない。」
- アーラシュ式の飛翔で逃げようとする主人公に対して。
- 漫画『DRAGON QUEST -ダイの大冒険-』の名台詞「知らなかったのか…? 大魔王からは逃げられない…!!!」のパロディであると同時に大ボスからは逃げられないRPGのお約束。
- バイクといい現代に馴染みすぎである。
幕間の物語[編集 | ソースを編集]
- 「……………………そうか。貴様がそう言うのなら、私も手を抜けないな。」
- 幕間の物語「オルタの系譜」にて。
- 大聖杯の中にレイシフトしろという、オルタの無茶な言葉を鵜呑みにしたことについてマスターは「まぁ、セイバーの頼みだし」と返した。
- 屈託のない強い信頼を受けて、オルタにしては珍しく言葉に詰まっている貴重なシーン。表情には変化がないため心中は察することができないが……?
- 「それは貴様がそう信じているだけの話だ。だがサーヴァントはマスターに従うもの。
貴様がそう信じている限りは、私も自分を決めつける愚は犯すまい。」 - 上記の後ジャンヌ・オルタを倒した際、悪に落ちた者同士の共感を口にしたが、マスターに「今のジャンヌとキミは違う」と言われた。
- セイバーオルタ自身はある種の達観した答えを持っていたとしても、マスターの信頼を否定したりはせず、できるなかで応えようとしてくれる。
- 「英霊アルテラ。偉大なる征服者よ。おまえは大きく矛盾している。
民の欲を満たすために万里を征服した王がいた。己の欲を満たすために万里を支配した王がいた。
このように、王の在り方は様々だ。それぞれが異なる思想と、正しい目的を持つ。
だが―――おまえは違う。おまえは征服者でありながら破壊者だ。
征服の過程で破壊を呼ぶ王もいただろう。だが征服の後に破壊を呼ぶ王はいない。
それは人の世を統べる王ではない。人の世界を否定する魔神にすぎない。」 - 幕間の物語「似て非なるもの」にて、アルテラと対峙して。
- 征服王や英雄王のように、王道は王それぞれ。だが、それはあくまで「何かを得る」もの。
- 破壊、終わりしかもたらさないアルテラの在り方は「王道」ではなく「魔神」のそれだと矛盾を指摘する。
イベント[編集 | ソースを編集]
- 「………………」
「……………………おのれ、なんと巡りの悪い……」 - 自身のバレンタインシナリオにて。マスターと"偶然"出会い、食後の散歩中だと語った後の沈黙。
- 鈍感なマスターに業を煮やし、自分から
余りもの の話題を振る。 - たかだか十箱目で力尽きた、王として兵站を無駄にはできないと言うが「チョコを食べ終わった後、この事は記憶から消しておけ!」とのことなので追及は厳禁である[注 4]。
- 「よし、そうと決まれば海に向かう! ○○(主人公)よ、供をするがいい!」
「……などと言ってみるテスト。ふふ、多少ではあるが、私も夏の暑さに浮かれて―――」 - 『デッドヒート・サマーレース!』にて。
- レースゲーム開催の告知を見て「我々は軍隊だ」「夏休みなどない」と広告を破り捨てたが、多忙なマスターだけは例外であり自分が同行することは問題ないという結論。
- ネットスラングを使いながら主人公を誘う予行演習をするあたり多少どころではない。
- 「そこまで人の心が分からぬ私ではない。」
- 同上。「君だけを応援したい」などという主人公の偽物の甘い言葉を受けて、それ以上言わなくても気持ちは理解している、と顔を赤くしての発言。
- しかし、このキーワードに過剰反応した間の悪い詩人が悪びれもなく割り込んできた所で良い雰囲気は台無しとなった。
- なお、トリスタンの口から「このオルタとなったアルトリアは「機嫌の悪い方の王」という認識である」ことが明かされた。
- 「だが……私は享楽に耽る事はできない。オルタだからな。」
- 同上。レースへの参加について。一見、オルタは遊ぶわけにはいかないという、根は真面目なアルトリアらしい自己ルールであるが……。
- その結果が水着メイドへのクラスチェンジ(オルタ曰く別人扱い)なのだから、水着になるための建前としか思えない理屈である。
- 「我が注文はふたつ! スパム、スパム、そしてスパム! いや3つだ!」
- 『オール・ザ・ステイツメン!~マンガで分かる合衆国開拓史~』より。
- この後のエイリークの台詞と合わせてかの有名なテレビ番組『空飛ぶモンティ・パイソン』の「スパム」ネタのパロディだが、更に加えて「スペイン宗教裁判」ネタも混ざっている。
- 上記の台詞と言い、どうもイベント中の彼女は妙にはっちゃけてる気が……。
Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ[編集 | ソースを編集]
- 「私がたおれても第2、第3のセイバーが…!!」
- アニメ1期の第5話エンドカードより。経験値によるおなじみのセイバーネタ。彼女の背後には青、白、ライオン、Xの面々が……。思わずイリヤと美遊もコハエース体型で「キャメロットに」(美遊)「おかえりください」(イリヤ)と叫んだ。
- セイバー戦で盛り上がりを見せる本編からの落差に「エンドカードが全てを持って行ってしまった」という感想を抱いた視聴者多数。
- 経験値氏はこのエンドカードについて「プリヤアニメ化唯一の汚点」と自虐している。
メモ[編集 | ソースを編集]
- アルトリアオルタの代名詞と言える『エクスカリバーの連射』であるが、実は最終決戦の場所の問題から意外にもヘラクレス戦でしか披露されていない。
- ヘラクレス戦で使用していた攻撃は最後以外は「魔力放出」であるという声があるが、あくまで劇場版HFを観たファンによる想像であり、公式は「魔力放出」だと一切言っていない。原作準拠であれば全てエクスカリバーである。
- 彼女が誕生したきっかけは、単純にFateルートとUBWルートをプレイしたユーザーに大きな驚きを与えたかったことと、キャラクターデザインを担当した武内が「セイバーを黒くしたい、ヒロインを敵役に回したい」と言ったことから。『Fate/stay night』の原作にあたる旧『Fate』の段階で敵側にマスター権が奪われてセイバーが敵に回る構想があったため、それを取り入れたとのこと[出 9]。この構想は『Fate/Prototype』にも継承されている。
- 地味に様々な部分がセイバーとは異なっており、手甲が左右対称だったり、スカートアーマーが短くなってたり、靴がトゲトゲしている[注 5]。
- そして彼女は後のFateシリーズの大半に継承される命題「誰かを助けるということは、誰かを助けられない」を象徴したキャラクターであり、それこそがHFルートの本質でもある。FateルートとUBWルートという二つのルートを進めてセイバーに対する愛情を育んでいたとしても、HFルートでのセイバーは黒化して敵となり、必ず士郎に倒されなければならない。桜を選んだ以上は「どっちも」というような選択肢は取れなくなり、途中で「セイバーを助ける」という選択肢を選ぶ場合、桜を救うことは不可能となる。実際、このルートは多くのユーザーに賛否両論だったが、上記の流れをより強く意識させるための黒化でもあった[出 9]。
- ここで決断をしなければならない状況に陥り、あそこでセイバーとの決別を経て、士郎の精一杯の矜持と謝らずにセイバーに対してお礼の言葉を述べられたことで、犠牲にしていくものへの感謝と重みをプレイヤーに伝えていくことが奈須きのこが黒セイバーというキャラクターを通じて伝えたかったことである[出 9]。
- 『約束された勝利の剣』に回数制限が無くなった為に単純な攻撃力なら全サーヴァント中最強とされており、バーサーカー、ギルガメッシュと同じく公式で最強のサーヴァントの一人に挙げられている。
- 上記の理由から「バーサーカーとなったヘラクレスと正面から斬り合っても圧倒できる」と説明されているが[出 3]、1度攻撃を食らえば『十二の試練』によって耐性ができる事については触れられておらず、物議を醸している。
- 後に奈須きのこ氏は十二の試練の耐性について「耐性は無効化ではなく防御力+100アップ」「同じ攻撃に対して防御力が3倍に上昇して効かなくする」という旨を語っている。オルタの攻撃力が(耐性があろうとも)問答無用でバーサーカーを圧倒すると仮定すれば、一応矛盾はなくなる。
- アルトリアオルタが本気のギルガメッシュと戦った場合、星の輝きを失っているため奇蹟による勝利はなく純粋な実力勝負となる。生前ならどちらも魔術生成量が破格なので、純粋な火力勝負となり、万能さと狡猾さでギルガメッシュが有利となる。サーヴァント戦の場合、アルトリアオルタはマスターの『マスターと魔術師としての性能』が高ければギルガメッシュに勝つ(ギルガメッシュはマスターが一流だろうと三流だろうと自分の力だけで戦おうとするためマスターの性能には左右されない)。ギルガメッシュはマスターの『人間としての魅力』が高ければアルトリアオルタに勝つ。[出 10]
- 上記の理由から「バーサーカーとなったヘラクレスと正面から斬り合っても圧倒できる」と説明されているが[出 3]、1度攻撃を食らえば『十二の試練』によって耐性ができる事については触れられておらず、物議を醸している。
- 『Fate/unlimited codes』では、彼女の聖杯超必殺技版『約束された勝利の剣』は「エクスカリバー・モルガン」という技名がつけられている。なお、通常の超必殺技版『約束された勝利の剣』は「エクスカリバー」のまま。
- SEGAのオンラインゲーム「ファンタシースターオンライン2」にて、Fateシリーズコラボ(2015年1月)の際に彼女の剣が武器迷彩として実装され、その名称は「*エクスカリバーモルガン」とされた。すでに通常時のエクスカリバーも存在したための便宜を図る仕様であることは想像に難くないが、まさかの公式外公称となった。
- そして『Fate/Grand Order』でも同名になり、更に使用時に「モルガン」付きで発声しているため、完全な正式名称となった。
- 「セイバー総選挙」の順位は5位。水着は腰にスカートのついた黒のホルターネックワンピース。気怠げな表情でソーダ味のアイスを口にくわえている。
- 『Grand Order』でキャラクターデザインを担当した武内氏によると、セイバークラスの「第三段階」のデザインはVOLKSのドール用にデザインしたものを使用しており、最終再臨イラストではドレスがミニスカになる。
- PC版『Fate/hollow ataraxia』では彼女の脱衣シーンも予定されていたが「ただでさえ肌が青白いオルタを脱がせてしまうと、見た目が危なく(屍姦に)見えてしまう」と判断されて見送られたとか。
- 『Fate/Grand Order』の亜種特異点Ⅰ『悪性隔絶魔境 新宿』ではそれを意識したのかは不明だが、ドレス姿を見たジャンヌ・オルタが「蝋人形みたい」と皮肉混じりの感想を言うくだりがある[出 11]。尤も彼女は気に留めず、寧ろ「邪悪な魔女」「ちょっとでもフランスを襲いに行ったらどうだ」と皮肉で返した。
- 『カーニバル・ファンタズム』では自らアホ毛を引きちぎって変身したが、士郎の毒気のない態度に赤面して元に戻った。どうやらセイバーの感情がスイッチのようである。
- エイプリルフールの中では士郎を自ら使いっぱしりにしながら、彼の帰りが遅いと寂しがって不満を漏らす一面もある。
- 彼女の王としての性格は「暴君」と表現されるが、正確には秩序・悪らしい「統制する暴君」である。
- このことから「カリスマ」スキルも「統率はできるが、士気はむしろ低下する」性質としてEランクになっている。
- 尊大な口調もあくまで「暴君」としての演技であり、素の口調は本来と変わらぬ丁寧語口調。
- 上述している悪食ぶりは後発の作品やアンソロジーで加速され『フェイト/タイガーころしあむ』に至っては、バケツプリンならぬ風呂プリンを食べる悪食ぶりを見せた。
- 上述するように『Fate/Grand Order』の亜種特異点Ⅰ『悪性隔絶魔境 新宿』ではセイバークラスのオルタが登場しているものの、騎乗スキルが失われているのにバイク「キュイラッシェ・ノワール」を乗り回していたり、主人公に対する言動が妙にフランクだったため、「実はサンタオルタが変装してきているのでは?」「セイバーオルタじゃなくライダーオルタでは?」等と一部で囁かれている(ゲーム上ではセイバークラス)。
- 蒼銀のフラグメンツでは東方の大英雄が騎乗スキル無しでバイクを運転していたので、バイク程度なら馬と同じ要領で運転できると思われる。
- 宝具『約束された勝利の剣』は『Fate/Grand Order』において、全体攻撃宝具の中では例外的に、同作のアーラシュに次ぐ一段上の威力係数を持っている。
- 『Grand Order』の序章である冬木では消滅したかのような描写が為されていたが、『妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ』にてクー・フーリン〔キャスター〕が語った所によると、今でも冬木で踏み止まっているとのこと[出 12]。
脚注[編集 | ソースを編集]
注釈[編集 | ソースを編集]
出典[編集 | ソースを編集]
- ↑ 『きのことたかしの一問一答 in 劇場版Heaven´s Feel 第二章』
- ↑ 2.0 2.1 「アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕」『Fate/Grand Order material Ⅰ』p.30
- ↑ 3.0 3.1 3.2 3.3 「サーヴァントの黒化」『Fate/complete material Ⅲ world material.』p.38
- ↑ 「アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕」『Fate/Grand Order material Ⅰ』p.28
- ↑ 5.0 5.1 5.2 「アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕」『Fate/Grand Order material Ⅰ』p.29
- ↑ 「黒エクスカリバー」『Fate/complete material Ⅱ Character material.』p.121、 「アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕」『Fate/Grand Order material Ⅰ』p.29
- ↑ 「黒エクスカリバー」『Fate/complete material Ⅱ Character material.』p.121
- ↑ 『悪性隔絶魔境 新宿』第18節「名探偵の名推理」
- ↑ 9.0 9.1 9.2 「セイバー-奈須きのこ&武内崇・キャラクター別対談」『Fate/complete material Ⅱ Character material.』p.15。
- ↑ 『きのことたかしの一問一答 in 劇場版 Heaven´s Feel 第二章』
- ↑ 『悪性隔絶魔境 新宿』第12節「華麗ダンス」
- ↑ 『妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ』第19節「オークニー」