聖剣

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概要[編集 | ソースを編集]

星の内海で、人の祈りを材料として人ではないものの手によって生み出された剣。

この剣が製造されたのはセファールの来襲で地球上の文明が壊滅の危機に陥った1万4千年前。
神々さえもがセファールに敗れ去る中で、星によって生み出された「聖剣」を携えた一人の人間によってセファールは撃退された。
星に生み出されたこの剣は「この星以外の存在」に対する特攻となっており、それによってセファールを打ち倒すことができたとされている。
セファールにまつわる諸々は記録がほとんど失われてしまったため、「聖剣」やその担い手の名前や詳細は伝わっていない。

一方で、聖剣を作成する過程で上記の「人の祈りを材料として、人以外の手によって、星の内海で作られる道具」すなわち「神造兵装」の作成方法が確立されたようであり、それゆえに聖剣は「神造兵装」のプロトタイプと言われている。

ブリテン異聞帯においてノウム・カルデアの主人公たちが確認した製作手順としては、星の内海から役目を受けて地上に派遣された妖精が一種の集積器として「その時の世界のありよう」を集めて回り、星の内海に持ち帰って奥にある「宙の炉(そらのそと)」と呼称される空間の中で聖剣として鍛造される。
妖精自身も炉の中に入る必要があるため必然的に消滅するが、代わりとなる鍛造者が入れば炉から弾き出されて即座の消滅は免れる。

一覧[編集 | ソースを編集]

エクスカリバー[編集 | ソースを編集]

アーサー王伝説における円卓の騎士王、アルトリア・ペンドラゴンが授けられた聖剣。

セファールを討った「聖剣」に直接連なるもののようで、地球外の存在・人類の脅威に対する特攻効果が隠されている。
また、聖剣と名はついているが精霊がそうであるように善悪とは直接関係せず、アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕の剣のように闇に染まることもある。

ガラティーン[編集 | ソースを編集]

アーサー王伝説における太陽の騎士、ガウェインが授けられた聖剣。

上記のエクスカリバーの兄弟剣とされているが、製作されたタイミングは不明。

アロンダイト[編集 | ソースを編集]

アーサー王伝説における湖の騎士、ランスロットが授けられた聖剣。

上記のエクスカリバーの兄弟剣とされているが、製作されたタイミングは不明。
また、この剣はエクスカリバー同様、漆黒の魔力に染まって魔剣となることもある。

妖精國の聖剣(仮)[編集 | ソースを編集]

『Fate/Grand Order』のブリテン異聞帯、女王歴2017年にて楽園の妖精:アルトリア・キャスターと鋳造者:千子村正〔アルターエゴ〕によって鍛造された聖剣。

完成した聖剣は概念のエッセンスの形でノウム・カルデアのメンバーに託された。どのような形で運用するのかの詳細は不明であったが、おそらくはストームボーダーの搭載兵器として「エクスカリバー砲」なるものを製造中であることが示唆されていた。
そして南米異聞帯攻略時にストームボーダーの搭載兵器「人理定理・未来証明(ヒュームバレル・レイプルーフ)」として晴れて実装されたが、対象があまり効果が見込めない相手だったこともあり、前評判ほどには活躍できなかった。しかしその後にORT〔亜種〕に対しても使用され、こちらは正しく細胞一つ残さず焼き尽くす効果を見せた(ORTの横紙破りで復活されてしまったが)。

ジュワユーズ[編集 | ソースを編集]

カール大帝が持つ。後天的に幻想が付属された聖剣でしかない。
シャルルマーニュも同じ剣を持ち、彼の方がこの剣の真価を発揮できる。

バルムンク[編集 | ソースを編集]

ジークフリートが持つ。聖剣と魔剣両方の属性を持つ黄昏の剣。
ジークフリートの妻であるクリームヒルトが持った場合は魔剣となっている。

デュランダル[編集 | ソースを編集]

かつてヘクトールが槍として使用し、ローランの手に渡った聖剣。
ローランが使用した頃には剣の柄に多数の聖遺物が入れられており、その効果で多少の奇跡を起こすことが可能になっている。

十束剣[編集 | ソースを編集]

日本神話に登場する剣。
アルトリア・キャスター〔バーサーカー〕が使い魔を生み出す際に聖剣のエッセンスとして使用していた。

ミストルティン[編集 | ソースを編集]

北欧神話に登場するヤドリギの枝。槍として扱われることもある。
アルトリア・キャスター〔バーサーカー〕が使い魔を生み出す際に聖剣のエッセンスとして使用していた。

関連人物[編集 | ソースを編集]

アルトリア・ペンドラゴン
上記の聖剣「エクスカリバー」を授けられた円卓の騎士王。
ガウェイン
上記の聖剣「ガラティーン」を授けられた円卓の騎士。
ランスロット
上記の聖剣「アロンダイト」を授けられた円卓の騎士。
湖の乙女
聖剣を円卓の騎士達に授けた妖精。聖剣を授ける役割をガイアから託された「大母」と呼ばれる存在。
「はじまりのろくにん」
1万4千年前のセファールの来襲時、聖剣を鍛造する役目を託されていた六人の妖精たち。亜鈴であると言われる。
汎人類史では問題なく鍛造を行ったが、ブリテン異聞帯では彼らの怠慢が異聞帯成立の最初の原因になってしまった。
ヴィヴィアン
ブリテン異聞帯において、上記の出来事の後、再度聖剣を鍛造する使命を託されて地上に送り出された楽園の妖精であったが、彼女を庇護していた雨の氏族ごと現地の妖精に殺害される末路をたどる。
ところが滅亡からはるか後に召喚された汎人類史のモルガンの干渉により、実質上は異聞帯を土地ごと再生リセットする役割にあたる『聖剣鋳造の任務』そのものを放棄。妖精たちの迫害を切り抜けた後は、今現在の島を存続させる形で自分の国を創るべく「救世主トネリコ」としてブリテン島の厄災に幾度か立ち向かっていたが、それでも度重なる妖精たちの横暴に耐えかねて方針を変更。
その後は一旦姿を潜めて厄災による滅亡を密かに生き延び、女王モルガンとして再興した妖精國を支配するようになった。
アルトリア・キャスター
ブリテン異聞帯において、ヴィヴィアンが聖剣鍛造の役目を果たせなかった為、再度使命を受けて送り出された楽園の妖精。
アルトリア・アヴァロン
アルトリア・キャスターが使命を完遂した後に、聖剣となって眠りにつかずに星を追い求め続けた結果生まれたもの。
「聖剣の担い手」の概念となった存在であり、ふさわしい者に聖剣を授ける役目を持っている。
アルクェイド・ブリュンスタッド
アルトリアの持っているエクスカリバーを指して「親戚のようなもの」と述べている。
「星の内海から発生したもの」という意味では、確かに親戚同士である。

言及作品[編集 | ソースを編集]

メモ[編集 | ソースを編集]

  • バルムンクやデュランダルなども聖剣と呼ばれているが、妖精との関係は不明。

脚注[編集 | ソースを編集]

注釈[編集 | ソースを編集]


出典[編集 | ソースを編集]


リンク[編集 | ソースを編集]