清姫
バーサーカー | |
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真名 | 清姫 |
外国語表記 | Kiyohime |
性別 | 女性 |
身長 | 158cm |
体重 | 41kg |
特技 | 嘘を見抜く事、呪詛への対応 |
好きな物 | 正直 |
苦手な物 | 嘘 |
天敵 | 嘘つきな人 |
出典 | 『清姫伝説』 |
地域 | 日本 |
属性 | 混沌・悪 |
一人称 | わたくし |
二人称 | あなた様[注 1]/あなた[注 2] |
三人称 | あの人/あの方など |
声優 | 種田梨沙 |
デザイン | BLACK |
設定作成 | 東出祐一郎 |
レア度 | ☆3 |
初登場作品 | Fate/Grand Order |
概要
- 略歴
- 『Fate/Grand Order』第一特異点『邪竜百年戦争 オルレアン』ではマスターのいないはぐれサーヴァントとして西暦1431年のフランスに召喚される。
- 同じくはぐれとして召喚されたエリザベートとの諍いを通して主人公の味方となる。
- 終局特異点『冠位時間神殿 ソロモン』では冠位時間神殿に召喚され、エリザベートと共にⅠの座を統括する溶鉱炉ナベリウスと交戦する。
- 第2部6.5章『死想顕現界域 トラオム』では復権界域のサーヴァントとして登場するが後に復権界域を離反。復讐界域との決戦で王道界域に加勢する。
- 人物
- 緑髪の幼い白拍子風の格好に竜の角が生えた少女。一人称は「わたくし」。
- EXランクの「狂化」スキルを有しているが、大抵の人間にはバーサーカーと意識されないくらいに普通の会話、高度な会話、意思疎通が可能で「言語をきちんと理解できるバーサーカー」を自称している[注 3]。しかも基本的には狂化をほぼ全く感じさせない穏やかさで淑やかに振る舞い、気立ても良く料理も上手い…と良く出来た少女である。
- しかし一方で、愛を生きる女と自称している通り凄まじく重い愛の持ち主で、一目惚れした相手に積極的に迫るのは序の口、夜這いやストーカーを仕掛けたり相手の趣味・嗜好を事細かく把握しようとする。彼女との会話の中の「マスター」「サーヴァント」といったワードに「旦那様」「あなたの妻」とルビが振られるなど、耳で聞いている言葉と実際の文字で致命的に何かが狂ってるとマシュに評されている[注 4]。更に、思い込みが激しい面があり、脳内に「意中の相手と相思相愛、果てには結婚を前提にした仲まで進展している」というとんでもなく現実離れした現実を持つにまで至るだけでなく、酒を飲んでしまうといつも以上に独立進行が激しくなる。
- 彼女は世界全般に無関心であり、ただ「自分」と「マスター」のみあればいいという認識。「マスターが自分のことを愛しているかどうか」が彼女の全てである。故に、後述の嘘とともに浮気や女たらしを嫌っており、「女性経験は豊富」という言葉を聞いただけで怒りの形相で襲いかかった場面も。モテモテハーレム程度なら笑って許してくれるが、彼女以外の誰かと「特定ルート」に入ろうとすると、どこからか虚無の瞳で見つめてくる事になる。
- 生前で想いを寄せた相手である安珍が自分と会う約束を破った事が切っ掛けで「嘘」を最も嫌っている。「愛する人」と定めているマスターに対して嘘をつかないように念押しをしており、また嘘をついていないかマスターの発言を全てチェックしている。もしマスターが嘘をつこうものなら、どんな嘘でも必ず見破り、ペナルティという形で令呪を自動的に一画消費させるか、即座に令呪を奪いに掛かるほど。
- 彼女が嫌う「嘘」の基準は非常に厳しく、危機的状況での「大丈夫」という発言といった、所謂「善意の嘘」さえも含まれる。とはいえ、疑問系にすればセーフとの事。劇などで段取りを守らなかった場合も嘘扱いとなり、最悪の場合は大蛇に変化するほど怒る。ただし、友人のために多少話を盛るのは許容範囲内とのこと。
- 聖杯への願いも、自身が嫌う『嘘』が全くない『嘘のつけない世界の実現』。もし実現すれば世界中が大混乱に陥ること間違いなしの、ある意味恐ろしい願いである。
- 能力
- 幻想種の中でも最強の竜種に転身する力を有しているが、サーヴァントとして現界している関係上短い時間しか保つことができない。
- 元は普通の少女であったため、少女の姿をとっている間は戦闘能力は低い。ステータスも、そのほとんどが最低値である。
- 「ストーキング」という他に類を見ないスキルを有しているが、これもランク自体はBとまずまず。技術面(?)の評価なのだろうか。
- ただし、「愛」の力による一時的な能力補正には目を見張るものがあり、マスター(のはりぼて人形)の危機に際して茨木童子の宝具『羅生門大怨起』を正面から難なく防ぎ切った上で直後に煮える溶岩の中を泳ぎ切る、セミラミスの宝具『虚栄の空中庭園』を難なく侵入に成功という、もはや笑いしか出てこない偉業を為している。
- また、その出自故か呪詛に対して強い耐性があるようで、マスターにとっては危険な呪詛でもちょっと肩が重くなった程度で済み、いざとなれば簡単に灼いてしまえるほど[出 1]。
別クラス / バリエーション
ランサー
期間限定イベント『カルデアサマーメモリー』にて登場した水着姿の清姫。
詳細は「清姫〔ランサー〕」を参照。
清姫(亜種並行世界)
『Fate/Grand Order』の亜種並行世界『屍山血河舞台 下総国』に登場した女性。
詳細は「清姫 (亜種並行世界)」を参照。
ステータス
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
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バーサーカー | 主人公 (Grand Order) | E | E | C | E | E | EX | 狂化:EX | 変化:C 変化(火竜):C+ ストーキング:B 焔色の接吻:A |
強化クエストをクリアすることで『変化』→『変化(火竜)』に変化。 |
宝具
- 転身火生三昧(てんしんかしょうざんまい)
- ランク:EX
種別:対人宝具(自身)
レンジ:0
最大捕捉:1人 - 炎を吐く大蛇、即ち竜としての転身。
- サーヴァントとして召喚された場合は短時間しか保たないが、転身している間は毎ターン、締め付けまたは炎のどちらかで攻撃を行う。
- 『締めつけ』は直接攻撃、かつ単体攻撃で、『炎』は最大10レンジ程度の遠隔全体攻撃であり、とりわけその竜の吐く炎の威力は凄まじい。
- 清姫は竜種の血を引いていないただの人間だったが、恋焦がれた人間へのあくなき執念と「思い込み」によって竜に転身することができた。
- ゲームでは蛇型の青い炎が敵全体を取り巻き、大ダメージと確定で火傷、一定確率でスタンを与える。
- 『火生三昧』は密教用語。心頭滅却して三昧(瞑想の境地)に入り不動尊と一体となり、智慧の火によって煩悩を焼き尽くすことを象徴する。
- なお宝具名は武蔵坊弁慶や牛若丸ら他の日本出身サーヴァントらと同じく表記をそのまま読んでいる。
- 『Fate/Grand Order』では、自身が竜に転身するという設定に反して炎の大蛇が飛び道具のように敵に飛んでいく演出になっていた。実装が最初期だったため変身が表現できなかったものと思われたが、『Fate/Grand Order Arcade』でも同一の演出だったため、この演出で正しいようである……と思われていたが、2018年12月22日に『Fate/Grand Order』でモーションの改修が入り、自身が炎の大蛇に変身するようになった。
- 『Grand Order』では「敵全体に強力な攻撃&敵全体に低確率でスタン状態を付与<オーバーチャージで確率UP>&敵全体にやけど状態を付与<(3ターン)<オーバーチャージで効果UP>」という効果のBuster宝具。
真名:清姫
- きよひめ。「清姫伝説」に登場したヒロイン。真砂の長者、清次の娘として生を受ける。
熊野詣途中に清次に一夜の宿を求めた美形の僧、安珍に一目惚れしたが、夜更けに安珍の元を訪れた清姫は、すげなく拒絶される。なにせ、彼女は安珍に夜這いを決行してしまったのだから。
それでも清姫が頑なに承知しないことに困り果てた安珍は、熊野詣の帰りにまた会おうという約束を交わす。
- ところが、清姫を恐れた安珍は約束を破り、清姫に会うことなく旅立ってしまう。
そのことに気付いた清姫は裏切られたことに絶望と悲嘆に暮れ、そして鬼の形相で憤怒した彼女は追跡を始めた。
- 安珍は激情と憎悪に駆られた彼女に恐怖し、逃げてしまうが、彼女は執念だけで蛇のように追い、その過程で人間から巨大な竜へと化し、追いついた先の道成寺で鐘に隠れていた安珍を焼き殺した。
- 最期には、涙を流し、安珍の事を思いながら、入水自殺を遂げた。恋焦がれた相手であり、殺した相手であった安珍と二人きりでいようとするように、彼女は水の底にいたのだろう。
関連
- 道成寺
- 「清姫伝説」に登場する実在の寺。伝承では清姫の怨霊が残り続け、鐘供養を妨害し続けた。
登場作品と役柄
Fateシリーズ
- Fate/EXTRA
- キャス狐のメル友という設定で名前のみ登場していた。
- Fate/Grand Order
- 第一特異点『邪竜百年戦争 オルレアン』クリアボーナスとして一騎確定で入手できる。
- HP寄りのステータスで攻撃力は低めだが、バーサーカー共通のBuster3枚のカード構成に加え、狂化EXでBusterに強い補正がかかるので見た目より高火力。
- また、自前でNPを溜めづらいバーサーカーとしては珍しく、☆3以下の全サーヴァント中でもArtsやExtraでのNPが溜まりやすい部類に入る。
- 全体攻撃宝具もクエストの周回に使いやすく、確定入手のサーヴァントである点も踏まえると戦力の整わないマスターにとってありがたい戦力となるだろう。
- 強化クエストをクリアすれば、1ターン自身のBuster性能をアップに加えて弱体状態を解除できるスキル「焔色の接吻」を習得できる。
- ストーリーでは第一特異点で登場し、サポートキャラとして使用可能。コミック版『Fate/Grand Order -turas réalta-』では第一特異点のラストでカルデアに召喚された後第三特異点にも同行している。
- 2018年12月22日のアップデートに伴い、戦闘モーションが改修された。
- 教えてFGO! 偉人と神話のぐらんどおーだー
- 2時間目の題材。「清姫のことを教えてほしい」と言ってきた主人公に対し、「前世を否定した」とみなして、思い出させるため蛇に変化して丸呑みにしようとする。
- マンガで分かる!Fate/Grand Order
- なぜか下半身が蛇の尻尾となっている半人半獣の姿。それ以外は本編とほぼ同一。
その他
- TMitter2015
- キャス狐が写真をアップしたという形でデザインが初登場。
- みこーん知恵袋でも彼女自身がコメントしている。ハンドルネームは「安珍だけは殺すガール」、投稿者アイコンは釣り鐘に巻き付く大蛇のデフォルメイラスト。
- ちびちゅき!
- 所属不明。相変わらずのマスターラブで、土建屋と結託して彼(彼女)の部屋に直通のトンネルを開く暴挙に出る。
人間関係
Fate/Grand Order
- 主人公 (Grand Order)
- 安珍の生まれ変わりであると信じているマスター。マスターと読んで、「想い人」ないし「旦那様」ととんでもない変換をしている。
- 単純に「主人公を安珍だと思っている」と言うとやや語弊があり、「自分は安珍以外に惚れるはずがない」→「ということは今自分が惚れているマスターは安珍に違いない」→「つまり主人公は安珍の生まれ変わりである」という理屈がある模様。この辺りの清姫の心情は、彼女の幕間の物語などで掘り下げられている。
- コミック版『Fate/Grand Order -turas réalta-』では、彼女が主人公に惚れたきっかけが補完された。
- 静謐のハサン
- そのマスターに惚れ込み、『マイルームの寝床に勝手に潜り込んでくる』トリオの仲間。
- だが幕間の物語『だから私は、私として此処で死ぬ』ではカルデアのマスターといい雰囲気になっていることを察した際は、彼女を燃やそうとしていた。
- 源頼光
- そのマスターに惚れ込み、『マイルームの寝床に勝手に潜り込んでくる』トリオの仲間。
- 『ハロウィン・カムバック!』では溶岩に飛び込んだカルデアのマスター(を模した偽物)を助けるために飛び込んだ彼女に対抗意識を燃やして溶岩に飛び込んでいる。
- エリザベート=バートリー
- ウマが合わない相手。カナヘビ、メキシコオオトカゲ、コモドオオトカゲと、悪口は尽きない。
- 第一特異点では出会い頭に口喧嘩をしたが、今では喧嘩友達に落ち着いた(?)。
- コミック版『Fate/Grand Order -turas réalta-』では清姫がカルデアに召喚されているため、第五特異点でも通信越しに相変わらずの喧嘩を繰り広げていた。
- マリー・アントワネット
- 第一特異点で共闘した相手。
- ゲーム版ではあまり接点はなかったが、コミック版『Fate/Grand Order -turas réalta-』では一緒に女子会をしたりと交流があった。
- 彼女の最期にも思うところはあったのか、「自分がその場にいたらみんな灼いて助けていたのに」と共感していた。……ちょうど、この特異点の黒幕と同じように。
- ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
- 第一特異点で共闘した相手。
- コミック版『Fate/Grand Order -turas réalta-』では、上記のマリーに共感したためか最初は彼女を見殺しにしたと思って怒りを向けたが、彼のマリーに対する感情を理解して哀しみを覚えていた。
- ジル・ド・レェ
- 第一特異点で対立した相手。
- フランスを滅ぼそうとしていた彼に対し、上記の点で共感があったのか「嘘吐き」と断じた。
- ダビデ
- コミック版『Fate/Grand Order -turas réalta-』での第三特異点での味方。
- 味方ではあるが、真名を明かさず、嘘こそ言わないものの常に飄々としてる彼をかなり警戒している。
- イアソン
- コミック版『Fate/Grand Order -turas réalta-』での第三特異点で相対した敵。
- 鼻持ちならない言動から「嘘も本音も最低の人」とボロクソに言っている。
- 玉藻の前
- メル友。御主人様が浮気をした場合、浮気相手を鐘楼に入れて大炎上させるという恐ろしい提案をした。
- キャス狐本人は恋愛マスターを自称しており、実際清姫の恋愛観のズレと思い込みの激しさを見抜いているが、清姫には「普段は余裕ぶっててもいざ自分好みのイケメン魂に迫られるとコロッと落ちそう」と思われている。
- そしてそれは主人公 (EXTRA)への言動を見てわかる通り当たっており、お互いに理解者と言える。
- 刑部姫
- メル友。彼女の反応を見るに、安珍(の生まれ変わり)へのストーキング報告を連日のように行っていたようである。
- 刑部姫の幕間『引き篭もりミルキーウェイ』では、引き籠もる刑部姫の本音を理解しており、主人公への想いを知った上で「貸し」として二人の仲を半ば強引に取り持ち、引き籠もり騒動の解決を担う事となった。
- 玉藻同様に良き理解者であり友人である。
- マシュ・キリエライト
- 主人公のサーヴァント。主人公に対して「誰よりも尊敬できる先輩」と聞いた際には、彼女が恋愛感情を自覚していないことに憂いの感情を見せている。
- フェルグス・マック・ロイ
- 彼のキャラクエにて彼女のシミュレーションプログラムが一夜の共に誘われる。
- 満更でもない感じではあったが、「女性経験は豊富」発言で浮気と見なし、奇声をあげて襲いかかった。
- アストルフォ
- 2017年のバレンタインイベントでは「ぬいぐるみを主人公に渡し、時々見に行くという口実でマイルームに行く」という小技(?)を見せた彼に対抗意識を燃やしていた。
- 俵藤太
- 幕間の物語「大百足退治」でシミュレーター内で橋の上の大蛇役として登場。
- 俵藤太が段取りを守らなかったことを嘘をついたと判断し、怒って襲い掛かった。
- 怒りのあまり、ヒュドラに変化してしまうという、ヒロインとして越えてはいけない一線を越えてしまった。
- 紅閻魔
- 料理の師匠。割と傍若無人な彼女が頭が上がらない数少ない相手。
- ヘルズキッチンでの修行が軽いトラウマになっているらしく、閻魔亭を見た際は「重度のPTSD」のように汗を流しながら発狂した事からそれが伺える。
- また、コミック版『Fate/Grand Order -turas réalta-』では彼女のような口調の海賊料理長には何故か逆らう気にならなくなるレベルで無意識に焼き付いている描写がされている。
- 巴御前
- 期間限定イベント『雀のお宿の活動日誌〜閻魔亭繁盛記〜』で共演。
- 紅閻魔の門下生同士であり親友でもあるが、上記イベントでは「勝手な都合で自分の暗黒面コピーを無断で作られる」という目に遭い、絶交しかけた。
- フランケンシュタイン
- 『マイルームの寝床に勝手に潜り込んでくる』トリオで持ち回りでやっている「マスターの寝顔を監視する当番」に立候補してきたため、ライバルが増えたと危惧している。
- ジーク (Grand Order)
- バレンタインイベントの際には彼のお返しに協力してあげたらしく、向こうからも「良い人」だと認識されている。
生前
- 安珍
- 生前に一目惚れした美形の僧。また帰りに会う約束を清姫と交わしたが、実のところは彼女から逃げるための方便であり、約束を守る気はなかった。
- そのことに気付き、追いかけてきた清姫を安珍は嘘を付いたり金縛りにさせたりとあらゆる手で遠ざけようとしたことで清姫は怒りと憎しみで蛇に転身。
- 最期は逃げ込んだ寺の梵鐘の中に隠れたところを蛇となった清姫の吐いた炎で鐘諸共焼き殺されてしまったが、彼女からはサーヴァントになってもまだ一途な恋愛感情をもたれている。
名台詞
Fate/Grand Order
マテリアル
- 「愛しくて、恋しくて、愛しくて、恋しくて、裏切られて、悲しくて、悲しくて、悲しくて悲しくて悲しくて、
憎くて憎くて憎くて憎くて憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎――だから焼き殺しました」 - 正確に言えば台詞ではなく、マテリアルでの記述。これだけで
彼女のヤバさ愛の重さを物語っており、プレイヤーにインパクトを残していた。
戦闘
- 「これより逃げた大嘘つきを退治します。『転身火生三昧』!」
- 宝具発動。「転身火生三昧」。あくなき執念で転身した竜の息吹。
- 「ああ、また安珍様が遠ざかってしまったわ……」
- 戦闘終了時。遠ざかるも何も以前に彼女自身が焼き殺したはずなのだが、一体その目には何が見えているのだろうか?
- 「ふぅ……こちらには時間の余裕などないというのに……仕方ないですね」
- 戦闘開始時。上のセリフと合わせて考えると彼女の中では今もまだ安珍追跡の真っ最中という認識なのだろう。
マイルーム
- 「溶岩水泳部……。不思議ですね。わたくし達、何故そんな名称がついているのでしょう。心当たり? いえ、全くありません。ですがもし、ますたぁのためであるなら、もちろん溶岩なんて、ただの水ですわね。皆さんもそうお思いでしょう?」
- 源頼光または静謐のハサン所持時。溶岩水泳部、まさかの公式化。
相変わらずフットワーク軽いな。 - さらっと同意を求められているが、いくらサーヴァントでもそんなトンデモは貴女達だけです。
愛、怖いなぁ!
本編
- 「ストーカーではありません。「隠密的にすら見える献身的な後方警備」です。」
- 第一特異点にて、エリザベートから「泥沼ストーカー」と罵られた時の返答。彼女いわく「アンタの愛は人権侵害」とのことだが、全力で頷かざるを得ない。
- 「血液拷問フェチのド変態に言われたくありませんね。
どうせ貴女のことです、アレしながらナニしてたんでしょう……?」 - 上記の続き。如何わしい言い回しをするのはメル友のタマモ譲りか。しかも生娘である事を指摘しようとした為、エリザベートの怒りに油を注ぐこととなった。
- 「兵士達は皆自分の意志で戦っています。私たちと同じように。
それを救おうとすることのおこがましさを理解して言っているのですか?」
「ここまでに生まれた全ての犠牲を、あの子の犠牲を、無駄にしない為に私達はいるのではないですか?」 - 漫画版『Fate/Grand Order -turas réalta-』の第一特異点にて、最終決戦で被害が目立ってきたため一度退却しようとした主人公を窘めて。
- 恋愛に関する言動が目立つ彼女には珍しい真面目な言葉。戦争が日常茶飯事で、今よりもずっと命が簡単に終わる時代の人間であることが伺える。
- ここに限らず第三特異点でも主人公が重傷を負ってパニックになったマシュを叱咤する等、鉄火場では肝の座った様子を見せている。
- 「わたくし、些か執念深い
性質 なので。どこに行ってもきっちり追跡させていただきますわ。だって、それが「愛」ですもの。……ね?」 - 第一特異点の終わり、オルレアンを離れる主人公に向けて。シナリオでの再会を期待?するのもつかの間、直後、彼女のカードがクリア報酬として届く。
- これをネタにしてか、ハロウィンイベントでもリボンつきプレゼントボックスに入って主人公を追跡していたことが判明している。
幕間の物語
- 「わたくし、マスターのお話も聞きたいですわ。どんな風に生まれて、どんな風に生きてきたのか――。
好きな食べ物は何で、嫌いな食べ物は何で、好きな女性のタイプは何で、好きな男性のタイプは何で、
一日のスケジュールはどう動いて、浴場ではどこから洗い出すのか、身長・体重・視力・握力・速力・持久力・肺活量・フルマラソン経験の有無……。
ああ、大事なことを忘れておりました。懇意にしている寺があるかどうかも――出来れば聞いておきたいですわ。」 - キャラクエから。それを、聞いて、どうする、つもり……?
- 「私、嘘が嫌いですが――。あの
偽物 が言った言葉は、嘘に変えてみせましょう。」 - キャラクエから。自分の影と対峙した後、頼もしいや格好良いと言われ、己に対し偽りなく信じてくれるマスターに誓うように。
ここまでならいい話なのだが、直後、解放されたマテリアルにマスターは言葉を失うこととなるだろう。
イベント
- 「うふふ、うふふふふ。
うふふふふふふふふふふふ…………。
み
い
つ
け
た
☆」 - ハロウィンイベにて、主人公を追跡するストーカー。この時、当のマスターには気づかれなかったが、フォウは突然の寒気に振り返った。
- 「キャーーーーーーーーー! はしたないはしたないはしたない!
だだだだだだ旦那様! これより諸肌見せるこの不埒極まる女性 、成敗致します!」 - ハロウィンイベにて、門番の警備をしているマタ・ハリが服を脱ごうとして。かなり動揺しているが、原典において安珍に夜這いを仕掛けた清姫も人の言えることではない。
- 「あ゛゛?」
- 同上。清姫とマタハリのやり取りを前にした主人公の「彼方に行きたい気分」という言葉に対し「清姫から逃げたいという意味で?」と茶々を入れたロマンへの恫喝。
- 清姫相手に嘘は駄目だが、本当のことを言えば良い、というわけでもあるまい…。
- 「まあ……それは災難な。でも―――いいことを聞きました。
聖杯がサーヴァントの望みすら叶えるというのなら、うふふ…わたくしが手に入れてしまえば……
うふふふふふふ!」 - 同上。カーミラが「バカ娘」が持った聖杯によって掃除をさせられた事を聞いて。…彼女の願いは実現したら恐ろしいことになるのが目に見えているわけで、カーミラからも「外の花火級に危険な凶蛇」と突っ込まれてしまう。
- 「ま
す
た
ぁ
本日はバレンタインですね、旦那様。不肖清姫、チョコレートなどを作って参りました!
あ、正確に言うとチョコレートを作ったというよりは、チョコレートに“成った”のですが。
思い込んで一千年。竜になってしまうわたくしにとって、チョコレートに成るくらい容易いものです。
さあ!定番の口説き文句を真に成就させていただきます!
わたくしを―――。食・べ・て・☆
ちなみにわたくしが全部チョコレートに変化したとすると、大雑把に二十四万キロカロリーでぇす♪
保存して小分けに食べて下さっても結構ですよ。」 - バレンタインイベント『チョコレートレディの空騒ぎ』より。のっけからとんでもない内容にぶっ飛んだプレイヤーは多かったと思われる。幸い(?)夢オチだったが……(後述)
- 余談であるが、現実におけるチョコレートは100gを平均587kcalで1kg=5870kcalとすると24万kcalは重さは40.8kgとなる。そして、清姫自身の体重は41kgなのでほぼ一致している。
- 「お早くお召し上がり下さいませ♪ さあ、さあ、さあ、さあ♡」
- チョコレート―――というか「リボン付き清姫(原文ママ)」に添えられたメッセージの内容。
それを、召し上がらせて、どうする、つもり……?……悪夢(?)は違う形で現実となった。- 復刻拡大版での清姫〔ランサー〕の台詞から、「食べにくい」というセリフで
是非もなく玉砕していたことが判明しており、2018年では「わたくし純度100%のチョコはやりすぎでした」とぼやく始末。 - ただあくまで「食べづらい」という意味での後悔であり「わたくし純度〇%」や2017年の水着の方で使った「愛の霊薬」は継続をもくろんでいるらしい…
- 「毎夜毎夜、この雌犬め犬らしく鳴いてみせろ
わんわんよーしいい子だご褒美をくれてやろう……」 - 「みたいな破廉恥なプレイに励んでいるなど!
けっして許すわけにはまいりません!」 - 鬼ヶ島イベントにて。主人公を桃太郎に見たて、お供の犬は自分こそが相応しいと登場。犬役を自称していた牛若丸に対抗心と嫉妬心を燃やしてこの言葉を吐く。ちなみにこの時の清姫は酔っ払っているのだがそれにしても際どい台詞。なお、この時清姫が妄想していたご褒美とは「気持よく撫でてもらう」ことなので猥褻は一切無い。
- 「珍姫ってどうでしょうか!?」
- 『節分酒宴絵巻 鬼楽百重塔』にて、主人公との子供の名前について。二人の名前を一字ずつ取ったらしいが……。
- デフォルトネームが設定されていない主人公相手に、この理屈が通用するのは清姫だけの特権である。
- 主人公も「俺(私)の名前は安珍じゃない」と突っ込まないあたり、すっかり諦めているようである。酔っ払ってるから諦めただけと願いたい。
- 「好き!!(挨拶)」
- 『バレンタイン2018~繁栄のチョコレートガーデンズ・オブ・バレンタイン~』での登場時の挨拶。誰に言ってるわけでもなく、バレンタイン前の溢れる愛による独り言である。亜種平行世界の一幕のパロディ。
- 「まあ……このような巨大な庭園が宙に浮いていようとは、なんと不可思議な。
しかし愛の力があれば高度とか特に気にせずこのようにさっくりと侵入です。
愛に距離は関係ないと言いますものね。高度だって似たようなものでしょう。」 - 同上。Apocrypha本編では突入に航空機と飛行型宝具を要した「虚栄の空中庭園」だったが、
イベントのノリ愛の力の前には無力である。
その他
- 「ああ、愛してます、愛してます、愛してます! 本当に、心の底から愛していたのです。
この心を偽物と呼ぶのなら、世界に真実はありません。
だから――燃やしたのです。愛で、悲しみで、ただ燃やしたのです」 - 概念礼装「灼熱の抱擁」の説明文。おそらく、生前での恋焦がれた相手、安珍に向けた言葉だと考えられるが……。
- 「2年……それがどうかいたしましたか?わたくしは2年といわず、未来永劫過去永久永遠久遠にますたぁと一緒ですので♡
ほら、50年前にも一度お会いしたこと覚えていらっしゃいません?いますよね? ね? ね? ね?」 - 『Fate/Grand Order 2nd Anniversary ALBUM』の英霊正装より。
- ちょっと記憶にございません。
もっとマンガで分かる!Fate/Grand Order
- 「ごめんなさいますたぁ!!あなたさまではもう感じなくなってしまったの!!」
- 58話にて。うさ耳の監督の提案で、聖杯戦争の資金を稼ぐため……という名目で、マシュ共々スケベ映画への出演を打診される。当初は清姫は拒否していたが、監督が「主人公の趣味に『寝取られがある』」と言ってしまったため……
- 次の瞬間、蛇の下半身でマシュをぐるぐる巻きにしながら上記の台詞を嬉々として言い放ってしまっていた!(これらは後に『私のヘビ女がドスケベな後輩に調教されて公の場で脱皮するDVD』としてカルデアに出回った模様で、主人公も手に取って「これ良さそう…」と眺めていた)
教えてFGO! 偉人と神話のぐらんどおーだー
- 「有りか無しで言ったらあり」
- 安珍様に男色疑惑が発生した事について。時代背景的にも同性愛自体にはそれほど忌避感はないらしい。
- もっとも想像した組み合わせは前世と今世による安珍×安珍という歪みない物であったが……
メモ
- プレイヤーからの愛称は「きよひー」。特にゲーム中での由来はなく、自然発生的な愛称である。
- 後にランサーとして登場した際にはマテリアルの記述に「きよひー」の単語が記載された。もう完全に公式化しているといっていいだろう。
- 存在自体はEXTRAで語られたが、キャラデザが公開されたのは2015年のエイプリルフールである。嘘を何よりも嫌う彼女が、よりにもよって嘘をついても許される日にその姿を明かされるのは何たる皮肉か。
- Fate/Grand Orderでは種田梨沙氏によるマシュ・キリエライト(初期)、マリー・アントワネット、マタ・ハリらとの兼ね役なのだが、これらの中で種田氏が最も演技に気を遣ったのが清姫とのこと。
他3名が比較的話の通じる面々であることを考えれば一番難易度の高い役というのも頷ける話である。- なお台本には清姫の笑い声は「ケケケ」や「キヒヒ」と書いてあったとか。
- 掃除スキルA+++持ちを自称しているが、その実態は可燃性と不燃性のゴミを口から吐く炎で燃やすものなので、主人公 (Grand Order)から「それは掃除じゃない」と突っ込まれた。
- ゲームとしてスキルで所持している「ストーキング B」だが、効果だけ見ればエリザベート=バートリーの「拷問技術」などの良くある防御力ダウンにデメリットが付いただけの効果に見えるが、なんと「相手の弱体耐性を無視する」という類を見ない効果を持つ。相手が善性の頂点に位置する最高神だろうが対魔力EXのルーラーだろうが、「弱体無効」でさえなければ問答無用で貫通する。Bランクでこれだけ恐ろしい効果を持つストーキングスキルがAやEXだったら一体どうなるのか…。
- キャラクエ『虚ろな唇を重ねて』という題名についてだが、「口」と「虚」で「嘘」が産まれ、残りは「辰=龍(竜)」になるという言葉遊びがある。
- キャラクエ『メル友戦争』では別のマスターと契約を結んでいたが、結局振られてしまう。ショックのあまり、周囲はとんでもない八つ当たり八熱大地獄となったそうな…。
- なお、10代前半で夜這いして拒否られ、そのまま流れるように無理心中まで行ったため、実はそっち方面の経験はゼロ。そのせいかその辺の耐性は彼女が未経験扱いした少女とどっこいどっこいだったりする。夜這いをかけただけあって知識としては一応知っていると思われるが…。[注 5]
- 召喚当初は緑基調の衣装を着ているが、第一再臨で白基調になる。どちらの衣装でも「全体的に緑と白で統一されたデザイン」なのでこれはあまり印象が変わらないのだが、第三再臨ではまさかの黒/金基調になる。
- その性格から、他のサーヴァント達からも恐れられており、2016年の『プリズマ☆イリヤ』とのコラボイベントで彼女を呼ぶ事を提案したファントムに対し黒髭が、「シャレにならないからやめよう」と語っている。
- なお、多少の愛人は許容するというスタンスから、意外にもマスターLOVE勢との相性はそこまで悪いというわけではなく、抜け駆けせずに自分やマスターと一定の関係を保てるのであれば自分から積極的に排除に動くという事はなく、マスターへのアプローチについても自分がそれ以上のアプローチをかけるという形で対抗してくるだけで意外と寛容。無論、関係のバランスが崩れたら一転して修羅場の炎が燃え上がるのだが。
- マテリアルでは料理上手と言われているが、料理の先生からの評価は「調理が豪快で、火と油を使った料理に偏っている(意訳)」とやや辛目。とはいえ味その物に問題はないようなので、純粋に調理に対する姿勢とレパートリーの問題と思われる。
一方、あくまで一般家庭の料理上手の域は出ていないらしく、閻魔亭の厨房では「一品作る間に二品ダメにする」という理由で悲しいモンスター共々戦力外通告を受けていた。 - 比較的、聖地巡礼のしやすいサーヴァント。清姫は牟婁の国真砂(まなご)(現在の和歌山県田辺市中辺路)出身とされ、田辺市中辺路には清姫の墓と菩提寺である一願寺が現存する。また、同じく田辺市内には、清姫が登って安珍を探したとされる捻木の杉や、道中に渇きを癒したという井戸も現存する。そして清姫の旅の終着点である日高川町には言わずと知れた道成寺が。ちなみに、釣鐘にちなんだお土産、釣鐘饅頭なんてものもある……。
- 彼女の墓には「煩悩の焔も消えて今ここに眠りまします清姫の魂」という文言が刻まれている。
- 「ハロウィン・カムバック! 超極☆大かぼちゃ村~そして冒険へ……」イベントの内容から、清姫・源頼光・静謐のハサンの3名を「溶岩水泳部」と呼称するのがプレイヤーの間で流行っていたが、2019年1月1日のマイルーム会話追加で、清姫の口から溶岩水泳部について言及するようになった。
話題まとめ
- 安珍の行動の是非
- 安珍は、熊野詣の帰りにまた会おうという約束を交わしながらも、清姫に嘘をつき、逃げ出してしまった。現代の倫理でこれを考えれば安珍にも非があった、と思われるかもしれないが、実の所、安珍が取った行動は当時としては当然の事。と言うのも、当時の男女間の関係においては、きっぱりと女性を振る事は酷い侮辱に当たるのである。「お前のような女を貰う奴などいるはずがない」と言い放つに等しい。
- そのため、やんわりと誤魔化してなぁなぁにした上で、自然消滅を待つ、と言うのは、正しい振り方。「一応の約束をしておいて、実際には二度と合わない」とする安珍の言動は、むしろ礼儀に叶っているのだ。
- 一方で、当時の仏教において女性と交わる事(女犯)は大罪であり、当時の基準では破門・島流しが慣例であった。しかも清姫は長者の娘であり、下手に断れば角が立つ。つまり、清姫の立場から見れば少女ゆえの無邪気な愛の告白であってのだろうが、安珍からすれば親の権力を傘に来た犯罪の教唆を受け、穏便に断ったら殺されたと言う、あまりに理不尽過ぎる話となる。
- かろうじて安珍に非があるとすれば「もう少し上手く誤魔化せなかったのか」と言う程度。それにした所で、女性との関係の薄い経験の僧に求めるのは酷と言うものである。
脚注
注釈
出典
- ↑ 幕間の物語「双剣、来たる」