魔神柱

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魔神柱

  • 読み:まじんちゅう
  • CV:杉田智和

Fate/Grand Order』に登場する、異形の存在。

略歴
本編第二章以降、各章の終盤にて登場人物が変貌することで現れる異形の存在。
個体ごとに名前を持っており、ソロモン王が召喚したとされる魔神の集団「ソロモン七十二柱」の魔神と同じ名を冠している。
その正体はソロモンの死後にソロモン七十二柱の魔神たちが暴走したもの。伝承の魔神とかけ離れた姿をしているのは彼らを統括するゲーティアの計画のために受肉・新生したため。
ゲーティアは紀元前10世紀の時点で子孫である冠位指定、グランドオーダーを持つ魔術師たちの遺伝子に魔神柱の依り代となる呪いを刻んでおり、その呪いを持つ魔術師が"担当の時代"まで存続すると魔神柱である自身を自覚して魔神柱となり、人理焼却計画を遂行する。
人物
見た目は幾筋もの裂け目が走った巨大な柱で、それぞれの裂け目からは奇妙な形の瞳孔が開いた異様な眼が覗いている。
根元の部分はぽっかりと開いた闇のようで、そこから斜めにそそり立つような形になっている。なお、形状や体色は各個体ごとに異なる。
これと相対した面々からは揃って醜いと評され、レフ自身も「この醜悪さがお前達を滅ぼす」とおぞましい外見であることを肯定している。
意思こそあるものの機械的な存在だったが、終章において真のソロモン王の第一宝具、『訣別の時来たれり、其は世界を手放すもの』が発動されたことで個体に自我が生まれ、湧き上がった感情が切欠で変化が起きてしまう。
それぞれ結合解除、生存の放棄、結合拒否、活動停止、自己崩壊をし、他の魔神柱と共に英霊との議論を続ける、自己矛盾により崩壊する、融合し徹底抗戦する、英霊の盾となって消滅する、後を託されて怒りのまま英霊と最期まで戦う、悲しみを覚えて人間と築き上げた人類史を最期まで無意味だと断じる、己が持たない感情に気づいて計画が失敗する可能性が残っていても主に答えを託する等、個体ごとに様々な行動を選んだ。
能力
外見のみならず能力面も常軌を逸しており、Dr.ロマンによるとこの姿を現した時の魔力の反応は人間でもサーヴァントでもなく、伝説上の悪魔そのものであるという。また、最悪の問題点として1体1体を撃破されてもその場限りの撃退に留まり、根本的な打倒が出来ないという性質を持つ。これは「七十二柱の魔神」という存在自体が一つの術式・概念となっており、ソロモンの周囲に常に七十二柱が存在していることを前提とする使い魔であるため、撃破されていずれかの個体が消滅してもこの概念により再生され、常に「七十二体存在する」状態を保持されるためである。また、仮にいずれかの個体が失われたとしてもゲーティアは簡単に補填することができる。
通常攻撃として黒い波動のようなもので相手全体を攻撃する他、「凝視」「まばたき」などの目に関わるスキルや、「○○の時来たれり」(○○には「覚醒」「漂流」などの2文字の単語が入る)というスキルを使用する。
宝具に相当する攻撃として「焼却式 ○○」という攻撃を使用(○○には各魔神柱の名称が入る)。眼球の数を三倍にして一斉に光らせる。
サーヴァントではなくクラスは「UNKNOWN」と表記されているがタイプ相性はあり、三騎士のセイバーアーチャーランサーに対して有利、バーサーカーとは互いに弱点を突き、残るライダーキャスターアサシンに対して不利という特殊な相性になっている。このタイプ相性は魔神王ゲーティアと同様であることから、本来のクラスは「ビーストI」だと思われる。
なお、撃破されると変身が解除されて元の人物に戻ってしまうが、魔神柱状態で受けた傷が解除時にどの程度影響するかは個々のケースで差がある。
また、一体を倒すだけでも複数のサーヴァントを必要とするほどの強さを持つが、レフの言葉によると魔神柱の力は「神殿」と呼ばれている場所から長期間離れていると「壊死」という現象を起こし弱体化していくらしい。この「神殿」とは終局特異点『冠位時間神殿ソロモン』、すなわち「戴冠の時来たれり、其は全てを始めるもの」のことだと思われる。

個体

溶鉱炉

Ⅰの座を司る魔神柱。クラスはセイバー
ナベリウスを核に、ゼパル、ボディス、バティン、サレオス、プルソン、モラクス、イポス、アイムが複合している。
第一特異点の舞台であるオルレアンで出会ったサーヴァント達と交戦した。

ゼパル
溶鉱炉を司る九柱の一柱。序列十六位。終局特異点に登場。
ボディス
溶鉱炉を司る九柱の一柱。序列十七位。終局特異点に登場。
玉座での決戦の後に結合解除された。
バティン
溶鉱炉を司る九柱の一柱。序列十八位。終局特異点に登場。
玉座での決戦の後に結合解除された。
サレオス
溶鉱炉を司る九柱の一柱。序列十九位。終局特異点に登場。
玉座での決戦の後に結合解除された。
プルソン
溶鉱炉を司る九柱の一柱。序列二十位。終局特異点に登場。
玉座での決戦の後に結合解除された。
モラクス
溶鉱炉を司る九柱の一柱。序列二十一位。終局特異点に登場。
玉座での決戦の後に結合解除された。
イポス
溶鉱炉を司る九柱の一柱。序列二十二位。終局特異点に登場。
玉座での決戦の後に結合解除された。
アイム
溶鉱炉を司る九柱の一柱。序列二十三位。終局特異点に登場。
玉座での決戦の後に結合解除された。
ナベリウス
溶鉱炉を司る九柱の一柱。序列二十四位。終局特異点に登場。スキル「成長の時来たれり」を使用する。
玉座での決戦の後に結合解除された。

情報室

Ⅱの座を司る魔神柱。クラスはランサー
フラウロスを核に、オリアス、ウァプラ、ザガン、ウァラク、アンドラス、アンドレアルフス、キマリス、アムドゥシアスが複合。
第二特異点の舞台であるセプテムで出会ったサーヴァントと交戦した。
他の魔神柱への支援効果は「敵全体のArts効果ダウン」。

オリアス
情報室を司る九柱の一柱。序列五十九位。終局特異点に登場。
玉座での決戦の後に結合解除された。
ウァプラ
情報室を司る九柱の一柱。序列六十位。終局特異点に登場。
玉座での決戦の後に結合解除された。
ザガン
情報室を司る九柱の一柱。序列六十一位。終局特異点に登場。
玉座での決戦の後に結合解除された。
ウァラク
情報室を司る九柱の一柱。序列六十二位。終局特異点に登場。
玉座での決戦の後に結合解除された。
アンドラス
情報室を司る九柱の一柱。序列六十三位。終局特異点に登場。
玉座での決戦の後に結合解除された。
フラウロス
情報室を司る九柱の一柱。序列六十四位。第二特異点、スカサハ体験クエスト、終局特異点に登場。スキル「覚醒の時来たれり」を使用する。
第二特異点ではレフ・ライノール・フラウロスが自ら変身。
スカサハ実装時の体験クエストでも『今までに出会った、あるいはこれから出会う脅威』として登場したが、レフの登場はなく、登場から敗北による消滅まで魔神柱のままで言葉も発さなかった。
他の魔神柱と異なり早い段階で感情的であり、主人公を感情的に煽っているが、ソレは人間に感情移入しているという事の裏返しとも言える。
なので最後まで「認めなかった、諦めなかった」のも、ただ一柱マシュに感情移入していたのも、フラウロスである。
アンドレアルフス
情報室を司る九柱の一柱。序列六十五位。終局特異点に登場。
玉座での決戦の後に結合解除された。
キマリス
情報室を司る九柱の一柱。序列六十六位。終局特異点に登場。
玉座での決戦の後に結合解除された。
アムドゥシアス
情報室を司る九柱の一柱。序列六十七位。終局特異点に登場。
本来ならアマデウスが成るはずだったが、音楽に魂を売った事で絶対尊厳に興味を示さなかったことに加え、マリアとの奇蹟の出会いのお陰で魔神柱にはならず、別の誰かが成ったとのこと。
玉座での決戦の後に結合解除された。

観測所

Ⅲの座を司る魔神柱。クラスはキャスター
フォルネウスを核にグラシャ=ラボラス、ブネ、ロノウェ、ベリト、アスタロス、フォラス、アスモダイ、ガープが複合。
第三特異点の舞台であるオケアノスで出会ったサーヴァントと交戦した。
他の魔神柱への支援効果は「敵全体のBuster効果ダウン」。

グラシャ=ラボラス(グラシャラボラス)
観測所を司る九柱の一柱。序列二十五位。「プリズマコーズ」、終局特異点に登場。スキル「戯れの時来たれり」を使用する。
コラボイベント「プリズマコーズ」では、ナーサリー・ライムに召還されて出現。
メインシナリオではなく期間限定イベントで出現した黒ひつじさん魔神柱。
終局特異点では玉座での決戦の後、自ら結合を拒否した。
ブネ
観測所を司る九柱の一柱。序列二十六位。終局特異点に登場。
玉座での決戦の後、自ら結合を拒否した。
ロノウェ
観測所を司る九柱の一柱。序列二十七位。終局特異点に登場。
玉座での決戦の後、自ら結合を拒否した。
ベリト
観測所を司る九柱の一柱。序列二十八位。終局特異点に登場。
玉座での決戦の後、自ら結合を拒否した。
アスタロス
観測所を司る九柱の一柱。序列二十九位。終局特異点に登場。
玉座での決戦の後、自ら結合を拒否した。
フォルネウス(海魔フォルネウス)
観測所を司る九柱の一柱。序列は三十位。第三特異点、終局特異点に登場。スキル「漂流の時来たれり」を使用する。
第三特異点ではイアソンがメディア・リリィにより変貌させられて出現。
他の魔神柱と違いイアソンは強制的に変化させられたためか変身中は理性を失っていた模様。また他の人間やサーヴァントが変化した魔神柱と違い倒された後のイアソンは瀕死になっている。
海魔と呼ばれているがこれはジル・ド・レェが召喚した異界の海魔と同じものを指すのではなく、フォルネウスは召喚されると海の怪物の姿で現れると伝えられていることから来る呼び名と思われる[1]
玉座での決戦の後、自ら結合を拒否した。
フォラス
観測所を司る九柱の一柱。序列三十一位。終局特異点に登場。
玉座での決戦の後、自ら結合を拒否した。
アスモダイ
観測所を司る九柱の一柱。序列三十二位。終局特異点に登場。
玉座での決戦の後、自ら結合を拒否した。
ガープ
観測所を司る九柱の一柱。序列三十三位。終局特異点に登場。
最終的に例え失敗するとしても計画の発動することに意義があることを統括局に提案した。

管制塔

Ⅳの座を司る魔神柱。クラスはアサシン
バルバトスを核に、パイモン、ブエル、グシオン、シトリー、ベレト、レラジェ、エリゴス、カイムが複合。
第四特異点の舞台であるロンドンで出会ったサーヴァントと交戦した。
他の魔神柱への支援効果は「自身に無敵貫通付与」。

バルバトス
管制塔を司る九柱の一柱。序列八位。第四特異点、終局特異点に登場。スキル「岐路の時来たれり」を使用する。
第四章終盤にて魔霧計画遂行のために現れたマキリ・ゾォルケンが変身。
この個体はスキル名の変更やボイスの差し替えが行われている。
玉座での決戦の後に撃退に意味を見出せず活動停止した。
パイモン
管制塔を司る九柱の一柱。序列九位。終局特異点に登場。
玉座での決戦の後に撃退に意味を見出せず活動停止した。
ブエル
管制塔を司る九柱の一柱。序列十位。終局特異点に登場。
玉座での決戦の後に撃退に意味を見出せず活動停止した。
グシオン
管制塔を司る九柱の一柱。序列十一位。終局特異点に登場。
玉座での決戦の後ゲーティアの統括から離脱して、最期まで英霊たちとの議論を続けることを選ぶ。
シトリー
管制塔を司る九柱の一柱。序列十二位。終局特異点に登場。
玉座での決戦の後に復元不可能領域に到達。
ベレト
管制塔を司る九柱の一柱。序列十三位。終局特異点に登場。
玉座での決戦の後に復元不可能領域に到達。
レラジェ
管制塔を司る九柱の一柱。序列十四位。終局特異点に登場。
玉座での決戦の後に復元不可能領域に到達。
エリゴス
管制塔を司る九柱の一柱。序列十五位。終局特異点に登場。
玉座での決戦の後ゲーティアの統括から離脱して、最期まで英霊たちとの議論を続けることを選ぶ。
カイム
管制塔を司る九柱の一柱。序列五十三位。終局特異点に登場。
玉座での決戦の後ゲーティアの統括から離脱して、最期まで英霊たちとの議論を続けることを選ぶ。

兵装舎

Ⅴの座を司る魔神柱。クラスはバーサーカー
ハルファスを核に、フルフル、マルコシアス、ストラス、フェニクス、マルファス、ラウム、フォカロル、ウェパルが複合。
第五特異点の舞台であるイ・プルーリバス・ウナムで出会ったサーヴァントと交戦した。
他の魔神柱への支援効果は「自身のクリティカル発生率上昇」。

フルフル
兵装舎を司る九柱の一柱。序列三十四位。終局特異点に登場。
玉座での決戦の後生存を放棄した。
マルコシアス
兵装舎を司る九柱の一柱。序列三十五位。終局特異点に登場。
玉座での決戦の後生存を放棄した。
ストラス
兵装舎を司る九柱の一柱。序列三十六位。終局特異点に登場。
玉座での決戦の後生存を放棄した。
フェニクス
兵装舎を司る九柱の一柱。序列三十七位。終局特異点に登場。
ハルファス(軍魔ハルファス)
管制塔を司る九柱の一柱。序列三十八位。第五特異点、終局特異点に登場。スキル「開拓の時来たれり」を使用する。

第五特異点では聖杯を渡すまいとするクー・フーリン〔オルタ〕が変身することで出現。

軍魔という名称はハルファスが「武器弾薬を満載した街を建造する」「軍勢を好きな場所へ転送する」といった、軍事行動に関する能力を持つと伝えられていることからきたものと思われる。
また、名前表記こそ「クー・フーリン・オルタ」のままだが、魔神本人が喋っているような台詞と口調に変わっている。
玉座での決戦の後生存を放棄した。
マルファス
兵装舎を司る九柱の一柱。序列三十九位。終局特異点に登場。
玉座での決戦の後生存を放棄した。
ラウム
兵装舎を司る九柱の一柱。序列四十位。終局特異点に登場。
フォカロル
兵装舎を司る九柱の一柱。序列四十一位。終局特異点に登場。
玉座での決戦の後生存を放棄した。
ウェパル
兵装舎を司る九柱の一柱。序列四十二位。終局特異点に登場。
玉座での決戦の後生存を放棄した。

覗覚星

Ⅵの座を司る魔神柱。クラスはライダー
アモンを核に、バアル、アガレス、ウァサゴ、ガミジン、マルバス、マレファル、アロケル、オロバスが複合。
第六特異点の舞台であるキャメロットで出会ったサーヴァントと交戦した。
他の魔神柱への支援効果は「敵全体のQuick効果ダウン」。

バアル
覗覚星を司る九柱の一柱。序列一位。終局特異点に登場。
特使五柱を代表して魔術王に英霊たちに圧されている事を報告し、打開するために第三宝具の使用を懇願するも一蹴されてしまう。
アガレス
覗覚星を司る九柱の一柱。序列二位。終局特異点に登場。
決戦後湧き上がった感情による自己矛盾で崩壊した。
ウァサゴ
覗覚星を司る九柱の一柱。序列三位。終局特異点に登場。
決戦後湧き上がった感情による自己矛盾で崩壊した。
ガミジン
覗覚星を司る九柱の一柱。序列四位。終局特異点に登場。
決戦後湧き上がった感情による自己矛盾で崩壊した。
マルバス
覗覚星を司る九柱の一柱。序列五位。終局特異点に登場。
決戦後湧き上がった感情によりマレファル・アモンと合体し、英霊たちと徹底抗戦することを選ぶ。
マレファル
覗覚星を司る九柱の一柱。序列六位。終局特異点に登場。
決戦後湧き上がった感情によりマルバス・アモンと合体し、英霊たちと徹底抗戦することを選ぶ。
アモン(大神アモン・ラー)
覗覚星を司る九柱の一柱。序列は七位。第六特異点、終局特異点に登場。スキル「再生の時きたれり」を使用する。
第六特異点では自身と同盟を求める主人公らを試すため、オジマンディアスが聖杯に自らの血を注ぎ、変身。
召喚する際にオジマンディアスによってキリスト教による異教の神の悪魔化で魔神とされる前の存在、エジプトの最高神としての性質を取り戻している。
終局特異点ではボイス・スキル効果が一新されて登場。こちらは魔神としての性質のみ持っていると思われる。
決戦後湧き上がった感情によりマレファル・マルバスと合体し、英霊たちと徹底抗戦することを選ぶ。
アロケル
覗覚星を司る九柱の一柱。序列五十二位。終局特異点に登場。
英霊の盾となって消滅。
オロバス
覗覚星を司る九柱の一柱。序列五十五位。終局特異点に登場。
英霊の盾となって消滅。

生命院

Ⅶの座を司る魔神柱。クラスはアーチャー
サブナックを核に、シャックス、ヴィネ、ビフロンス、ウヴァル、ハーゲンティ、クロケル、フルカス、バラムが複合。
第七特異点の舞台であるバビロニアで出会ったサーヴァントと交戦した。
他の魔神柱への支援効果は「敵全体のHP回復量ダウン」。

サブナック
生命院を司る九柱の一柱。序列四十三位。終局特異点に登場。スキル「宿命の時来たれり」を使用する。
クロケルに魔力を託し消滅した。
シャックス
生命院を司る九柱の一柱。序列四十四位。終局特異点に登場。
クロケルに魔力を託し消滅した。
ヴィネ
生命院を司る九柱の一柱。序列四十五位。終局特異点に登場。
クロケルに魔力を託し消滅した。
ビフロンス
生命院を司る九柱の一柱。序列四十六位。終局特異点に登場。
クロケルに魔力を託し消滅した。
ウヴァル
生命院を司る九柱の一柱。序列四十七位。終局特異点に登場。
クロケルに魔力を託し消滅した。
ハーゲンティ
生命院を司る九柱の一柱。序列は四十八位。幕間の物語「幸せのパンケーキ」、終局特異点に登場。スキル「変成の時来たれり」を使用する。
メディア・リリィの幕間の物語「幸せのパンケーキ」ではメディア・リリィに召還されて出現。
メディア・リリィが「無限に食べられるパンケーキ」を作るための材料として、どんなに滅ぼしても再生する魔神柱の魔力因子を手にするためだけに召喚された。なんでさ。
魔神柱として初めて、明確に喋っており、召喚当初は威厳に満ちていたが、召喚者の目的を聞いた途端に困惑する意外な一面も見られた。
最終決戦ではクロケルに魔力を託し消滅した。
クロケル
生命院を司る九柱の一柱。序列四十九位。終局特異点に登場。
怒りと口惜しさから計画達成よりも英霊たちを一騎でも殲滅することを選択しゲーティアから離脱。他の生命院の魔神柱から託された魔力で最期まで抗戦した。
フルカス
生命院を司る九柱の一柱。序列五十位。終局特異点に登場。
クロケルに魔力を託し消滅した。
バラム
生命院を司る九柱の一柱。序列五十一位。終局特異点に登場。
クロケルに魔力を託し消滅した。

廃棄孔

Ⅹの座を司る魔神柱。クラスはセイバー
アンドロマリウスを核に、ムルムル、グレモリー、オセ、アミー、ベリアル、デカラビア、セーレ、ダンタリオンが複合。
敵拠点を三か所制圧した主人公の前に現れた「八つ目の拠点」。
期間限定イベント等で登場したサーヴァントたちと交戦した。
他の魔神柱への支援効果は「自身に強化解除耐性を1回付与」。

ムルムル
廃棄孔を司る九柱の一柱。序列五十四位。終局特異点に登場。
決戦後は自己崩壊した。
グレモリー
廃棄孔を司る九柱の一柱。序列五十六位。終局特異点に登場。
決戦後は自己崩壊した。
オセ
廃棄孔を司る九柱の一柱。序列五十七位。終局特異点に登場。
最終決戦において、互いに相互理解に拒んだ人間が人類最後のマスターを助けるために駆けつけてきたことに驚愕と困惑をしめす。
決戦後は自己崩壊した。
アミー
廃棄孔を司る九柱の一柱。序列五十八位。終局特異点に登場。
決戦後は自己崩壊した。
ベリアル
廃棄孔を司る九柱の一柱。序列六十八位。終局特異点に登場。
英霊と戦い続け敗北、消滅した。
デカラビア
廃棄孔を司る九柱の一柱。序列六十九位。終局特異点に登場。
英霊と戦い続け敗北、消滅した。
セーレ
廃棄孔を司る九柱の一柱。序列七十位。終局特異点に登場。
英霊と戦い続け敗北、消滅した。
ダンタリオン
廃棄孔を司る九柱の一柱。序列七十一位。終局特異点に登場。
最後から3番目に消滅した。
アンドロマリウス
廃棄孔を司る九柱の一柱。序列七十二位。終局特異点、幕間の物語「悪夢、或いは恩讐の呼び声」に登場。スキル「廃棄の時来たれり」を使用する。
最後から2番目に消滅した。
後に巌窟王 エドモン・ダンテスの幕間の物語「悪夢、或いは恩讐の呼び声」にて、「主人公が一年の間に見た夢の中でサーヴァント達と混じったものの廃棄物」の象徴として登場した。

その他

御使いの四柱
第四特異点にてソロモン(ゲーティア)が直接召喚したことで四体同時に出現。スキル「絶望の時来たれり」を使用する。
個体名は出てこないが、焼却式の名称から敗北時に消え去る個体は序列十三位のベレトである模様。
クラン・カラティン
第五特異点にて瀕死の状態である女王メイヴが北部戦線においてカルデアに味方しているサーヴァントらを一網打尽にするため、二十八体同時に召喚。幾匹もの魔神柱が融合した大樹とも触手の怪物ともいえる形状になっている。
聖杯を所有することやクー・フーリンを倒した『二十八体の戦士』の枠組みに魔神柱を押し込むことで召喚に成功している。
並大抵のサーヴァントでは手に負えない魔神柱の集合体であり、北部戦線で戦っているサーヴァント達の戦意を喪失させかけたが、テスラとアルジュナが加勢したことで形勢が逆転、撃破に成功する。

登場作品と役柄

Fate/Grand Order
第二特異点以降、ボスキャラとして登場。山中虎鉄氏がデザイン担当した。
第二特異点ではレフ・ライノールがフラウロスへと変身し、主人公らに襲い掛かってくる。
第三特異点ではメディア・リリィがイアソンを変貌させる形でフォルネウスが出現、彼女と共に主人公達と交戦した。
第四特異点ではマキリがバルバトスに変身して立ちはだかり、最終戦においてもソロモン(ゲーティア)がベレトを含む四体を同時に召喚した。
第五特異点ではクー・フーリン〔オルタ〕がハルファスに変身して出現した他、女王メイヴが消滅寸前に二十八体同時に召喚した。
第六特異点ではオジマンディアスがアモン・ラーに変身し、主人公らへの試練として立ち塞がった。
スカサハ実装時のスカサハ体験イベントでもフラウロスがボスの一体として登場している。
メディア・リリィの幕間の物語「幸せのパンケーキ」ではある材料を手にするために彼女の手でハーゲンティが犠牲になった召喚された。
アーラシュの幕間の物語「孤独な戦士、獅子の如く勇敢な彼」では疑似エネミーとしてアモン・ラーが登場している。なお、この時は名義とクラスが変更されている。
イベント「プリズマコーズ」ではナーサリー・ライムがグラシャラボラスを召喚し、あそびと称して共に交戦してきた。
終局特異点では今まで各特異点に登場した魔神柱に加えて、ナベリウス、サブナック、アンドロマリウスがボスとして登場。
その他の魔神柱も、ボスとして登場している魔神柱と複合して出現している。
MELTY BLOOD 路地裏ナイトメア
失敗し、謎の空間に落ちて記憶もなくしたレフの自己イメージの中に登場。
幸い?にも、ラニの意趣返しと自分自身の意志によって、実物の登場はせずに済んだ。

人間関係

ゲーティア
人類史焼却を実行したレフ達の首魁であり、今回の事件の黒幕。七十二柱を纏める術式。
第四章ではベレトを含む四体の魔神柱を同時に召喚した。
魔神柱達は使い魔として彼の意に従う。
ソロモン
生前、七十二柱という括りを作り上げた元主。
レフ・ライノール
第二章でフラウロスに変貌。この姿を「王の寵愛」と称して誇っている。
イアソン
第三章でメディアの手によりフォルネウスへと変貌させられる。
メディア〔リリィ〕
第三章でイアソンを変貌させる形でフォルネウスを召喚。
後に幕間の物語でパンケーキの材料を手にするためにハーゲンティを召喚して犠牲にした
マキリ・ゾォルケン
第四章で若かりし頃の姿で登場、バルバトスに変貌する。
クー・フーリン〔オルタ〕
第五章で主人公らに聖杯を奪われるのを阻止するため魔神柱ハルファスに変貌。
女王メイヴ
消滅寸前に自身の配下「二十八人の怪物」と組み合わせ、二十八体同時に召喚した。
オジマンディアス
第六章で主人公らへの試練としてアモン・ラーに変貌した。
星と詩の魔法少女 ナーサリー☆ライム
イベント「プリズマコーズ」にてグラシャラボラスを召喚した。

名台詞

「顕現せよ。牢記せよ。これに至るは七十二柱の魔神なり」
魔神柱への変身や召喚に際して時折使われる詠唱。唱えずに変貌する者もいるため、必須というわけではない模様。

フラウロス

「起動せよ。起動せよ。情報室を司る九柱。即ち、」
「オリアス。ヴァプラ。ザガン。ウァクラ。アンドラス。アンドレアルフス。キマリス。アムドゥシアス。」
「我ら九柱、文字を得るもの。我ら九柱、事象を編むもの。」
「“七十二柱の魔神”の名にかけて、我ら、この研鑽を消す事能わず……!」
『冠位時間神殿ソロモン』での台詞。

オリアス

「不明なり。不可解なり。我らを相手取りながら、ここまで戦える道理が見えぬ。」
「神代の真価も知らぬ有象無象の集合体。無知の軍勢。凡百の英霊の寄せ集め―――」
「その矮小な統合値が、何故、我ら九柱を押しとどめる―――!」
『冠位時間神殿』での台詞。数値に囚われ、神代の真価も知らず、無知の凡百の英霊の秘めた絆の力を理解できなかった。

バルバトス

「高貴なる四つの魂を以て、バルバトス現界せよ。」
バルバトスの戦闘開始時の台詞。人理を焼却せんとする魔神の出現。
「高貴なる四つの魂」が何を指すのかは不明。ここまでに魔霧計画に加担し、消滅したサーヴァントの数とは一致するが…。
「全てを知るが故に全てを嘆くのだ……焼却式。」
焼却式 バルバトス発動。彼の手にした真実に主人公が近づく時は果たして…?
「起動せよ。起動せよ。管制塔を司る九柱。即ち、」
「パイモン。ブエル。グシオン。シトリー。ベレト。エリゴス。カイム。」
「我ら九柱、統括を補佐するもの。我ら九柱、末端を維持するもの。」
「“七十二柱の魔神”の名にかけて、我ら、この統合を止む事認めず……!」
『冠位時間神殿ソロモン』での台詞。

ハルファス

「ソロモン七十二柱が一柱ひとはしら。序列三十六位。軍魔ハルファス」
「この世から戦いが消えることはない。この世から武器が消えることはない。」
定命の者にんげんは螺旋の如く戦い続けることが定められている」
第五章最終幕にて現れた際の台詞。この時点では名前表記こそクー・フーリンのままだが、名乗った名前も語る言葉も伝承の魔神そのものと化している。魔神柱の「意思」らしきものがあることが明確に分かるシーンでもある。
「我は闘争を与えし者。平和を望む心を持つ者たちよ。汝らは不要である……!」
自身の言葉に否を唱えたナイチンゲールとその仲間達に対して。
召喚されたから目の前の相手を斃すのではなく、初めて魔神柱が明確に自身に反する相手を排除しようとする意志を示した。
「今もって我ら不可解なり。汝ら肉共互いを赦し高め尊び、されど慈愛に至らず孤独を望む。もはや我らの理解は彼岸の果て。死の淵より汝らの滅びを処す。奪い給え、焼却式 ハルファス」
焼却式 ハルファス発動。長きに渡り人間を見てきたことと、しかし人間の在り方が理解できないという諦めとも呆れとも取れる感情が見え隠れする。

アモン・ラー

「メェエエリィイアメン……過去!未来!」
戦闘開始時の台詞。大神は過去と未来を見通す。
「アメンメセス!」
「サフラー!」
「シェプスセスカーフ!」
攻撃時の台詞。順番に古代エジプト第19王朝第5代目ファラオ、エジプト第5王朝の2代目ファラオ、エジプト第4王朝の6代目ファラオの名前。
「メレルアメン」
クリティカル攻撃時の台詞。ラムセス11世の名を呼ぶ。
「ネフェル……イルカ、ラー……!」
消滅時の台詞。パレルモ石に記された最後の王の名を呼ぶ。
「七十二柱の魔神が一柱ひとはしら。魔神アモン――いいや、真なる名で呼ぶがよい。」
「我が大神殿にて祀る正しき神が一柱ひとはしら!其の名、大神アモン・ラーである!!」
魔神柱に本来の神性の名を上書きし、神殿の守護者として呼び出しての名乗り。
「後世で異教により自身らの最高神が魔神扱いされたことを把握している」というオジマンディアスの博識ぶりや、「魔神柱には本来の神性を内包している者がおり、元となった神性の属性を付加できれば存在の在り方を変えることが出来る」という様々な事実が明らかになった。
「メェエエリィイアメン……
ウセルマアトラー……!」
第六章・第15節で戦闘の合間に呟いている単語。これはどちらもオジマンディアスの名前に関連するものである。
「メリアメン」はオジマンディアスの誕生名ラムセス・メリアメンより。意味としては「アメン神に愛される者」といったもの。
「ウセルマートラー」は即位名ウセルマートラー・セテプエンラーより。こちらの意味は「ラー神のマート(宇宙の秩序)は力強い」、ちなみにセテプエンラーが「ラー神が選んだ者」という意味で、即位名を意訳すると「宇宙の秩序たるラー神に選ばれし者」といったところか。

ハーゲンティ

「―――誰ぞ。
我が同属の断末魔を寄る辺に、我を呼ぶは誰ぞ。」
「―――ほう。神霊に連なるものか。
ならば認めよう。汝に呼ばれた我を認めよう。」
「我は七十二柱の魔神が一柱、ハーゲンティ。
水を富に、富を水に替えるもの。」
「女神の希望よ。貴様の望みを語れ。
人の絶滅か。人の衰退か。人の隷属か。」
よこしまな望みを言え。淫らな望みを言え。
聞くに堪えぬ呪いの言葉を捧げるがいい!」
メディア・リリィに呼び出されての名乗り。今まで現れた魔神柱の中でも飛びぬけてはっきりした自我を持っており、当初は、魔神に相応しい威厳溢れるような語り口で召喚者の望みを問うたのだが……
なお、台詞の「水を富に――」というのは、ハーゲンティは水をワインに変えたりその逆を行う、金属を黄金に変えるといった能力を持つと伝えられていることからきたものと思われる。
メディア・リリィ「はい!
貴方を倒して、貴方の魔力因子をいただきます!」
メディア・リリィ「率直にいって、私の料理の材料になってもらいます!」
「うむ、よい、よい言葉だ、人への呪いに満ちて―――
――――――なんです?」
望みを問われた召喚者の望みは、邪なものでも淫らなものでもなく、しかしある意味でそれ以上に恐ろしいモノであった。これにはさしもの魔神柱も困惑するしかなく、呆気に取られて思わず敬語になる。そのまま次の言葉もつげないうちに戦闘を仕掛けられた。
「この世の終わりの予感……。」
戦闘開始時の台詞。その発端は貴方の上司である。
「困っている!」「どうなっている!」「ふざけている!」「貞操の危機!」
戦闘時の台詞。他の魔神柱と比べてやっぱりコミカルなものとなっている。
「とても暖かい!」
焼却式 ハーゲンティ発動。暖めるというより焼けるというようなものだが、そのあたり腐っても魔神柱である。
「何故私だけがこんなあああーーー!?」
そして戦闘で撃破された際の断末魔。ご愁傷さまです……。
「オオ―――オオオォォォオオオ……!
コンナ―――コンナ悪夢バカナァァアアア!」
その後、霊核を破壊され、メディア・リリィに魔力を奪われながらの断末魔。
同僚達がストーリーで重要な場面の関門を担う中でのこの出来事は、まさに悪夢以外の何物でもない。

溶鉱炉 ナベリウス

「溶鉱炉、解放。一滴の真理に至れ。焼却式 ナベリウス」
焼却式 ナベリウス発動。溶鉱炉を解放し、一滴の真理に至ろうとする。
「礼節が足りぬようだな……」
溶鉱炉、損壊。悪魔が見下した「凡百の英霊と平凡な人間」に敗れ去ったのであった。

情報室 フラウロス

「情報室、開廷。過去を暴き、未来を墜とす。焼却式 フラウロス」
焼却式 フラウロス発動。情報室を開廷し、過去から積み重ねてきた業・現実を暴き、未来を墜とす。
「なぜここまでの力をぉ…ッ!」
情報室、終了。それを引き起こした力は、「英霊たちと人間の繋げる絆の力」に他ならない。

観測所 フォルネウス

「観測所、起動。清浄であれ。其の痕跡を消す。焼却式 フォルネウス」
焼却式 フォルネウス発動。観測所を起動し、清浄である為に、其の痕跡を消す。
「無意味なり…無意味なり……」
観測所、閉館。「痕跡が消えた先の意味」を観測することだけは最早できなかった。

管制塔 バルバトス

「管制塔、点灯。全てを知るが故、全てを嘆くのだ。焼却式 バルバトス」
焼却式 バルバトス発動。管制塔を点灯し、その否定は全てを知り、全てに嘆きを齎らす。
「オォォォ……オォォォォォォォォォ!!」
管制塔、瓦解。「絶望」とともに「希望」までもを否定した悪魔の末路。

兵装舎 ハルファス

「兵装舎、補充。共に愛しながら憎み合うのか。奪い給え。焼却式 ハルファス」
焼却式 ハルファス発動。兵装舎を補充し、共に愛しながら憎み合うモノの命を奪う。
「フフフハハハハ……フフフハハハハハハハハ……」
兵装舎、停止。「人間が誰かを愛し、慈しみ、大切にする」事は理解を超えるものだった。

覗覚星 アモン

「覗覚星、開眼。数多の残像、全ての痕跡を私は捉える。焼却式 アモン」
焼却式 アモン発動。覗覚星を開眼し、幾多の残像と全ての痕跡を捉える。
「光が……光が、途絶える……!」
覗覚星、消灯。「どんな欲望や獣性でも消えない星」を目にすることはついになかった。

生命院 サブナック

「生命院、証明。生きとし生けるもの、皆平等に燃えるべし。焼却式 サブナック」
焼却式 サブナック発動。生命院を証明し、生きとし生けるものを皆平等に燃やし尽くす。
「我は父なり……! 生命の父なり……!」
生命院、臨終。「求めているのは永遠ではなく今を生きる」という事を理解できなかったことが、この悪魔に死を齎した。

廃棄孔 アンドロマリウス

「廃棄孔、崩落。不要なもの、全てを捨てよう! 焼却式 アンドロマリウス」
焼却式 アンドロマリウス。廃棄孔を崩落し、獣の事業には不要な人間と人類史を全て捨て去る。
「もっとだ! もっと吐き出すがいい!」
廃棄孔、閉鎖。「英霊たちを決して見捨てなかった人間」がいた事を最期まで認めなかった。

メモ

  • 戦闘開始時にはボスサーヴァント戦の「FATAL BATTLE」や「GRAND BATTLE」ではなく、赤字で後述の眼球の上に「魔神柱出現」と表示される独自の演出がある。
  • デザインは山名虎鉄氏。スタジオディーン制作の劇場版UBWに関わった人物で、内臓などのグロ系を得意とするが女性である。彼女の絵は一度の修正もなく決定案となったとの事で、その実力に感動した奈須の願いで、ティアマトやゲーティアのデザインも担当する事になった。
  • TYPE-MOONにおいて設定は幾度か語られたことがある『悪魔』、それも魔神というより上位の存在の登場に多くのプレイヤーが驚愕した。
    • もっとも、小辞典にもある通りTYPE-MOONにおける悪魔は『第六架空要素。人間の願いに取り憑き、その願いを歪んだ方法で成就せんとする存在。悪魔に憑かれると他の要素に異常が起き、最後には肉体も変化して異形の怪物と化す。高位の悪魔ほど「症状」が表に出づらく検知が困難で、露見するのは大惨事が約束された後になりやすい』というもので、ソロモンの操る使い魔であるこの魔神柱とは別種の存在である。
  • 注釈でも言及されているが、ソロモン72柱の悪魔たちは所謂序列の数字がそのまま実力を示すわけではない。あれらはいわば出席番号などのようなものであり、各悪魔の爵位や知名度の高さは連動していないことが多い(著名どころでは有名なベルゼブブと同じルーツを持つバアルは第一位だが、トビト記に記されるアスモダイは第三十二位、死海文書など複数の外典・福音書で挙げられるベリアルは六十八位など明らかに実力順としてはおかしいものが多い)。
    • また、これらの悪魔については伝承に知られていないどころか能力・外見はおろか名前までかぶり気味な存在もあり、数合わせの存在なども混じっているのではないかという声もある。一説には十二星宮を六でさらに分割した領域の支配者として創作されたものではないか、とも言われている。
    • 七十二柱の魔神は半数近くが知恵を司っており、五十九位から六十七位に配された個体は、特に知識や学術といった特徴で結び付けられている。
  • 魔神柱に対してエミヤ〔アサシン〕は人類悪たるビーストの眷属、織田信長は神性特攻の効かない魔もどきと評している。
  • ゲーティアに限らず悪魔の中には他の宗教・伝説で語られていた存在がキリスト教が広がる中で他教排斥の口実のために悪魔として扱われたものがおり、その中には英霊と関わりのあるものも少なくない。第六章のボスとして登場するアモン=アモン・ラーの他にも、女神イシュタルと源流を同じくする女神アスタルテを魔神にした「アスタロス」、ゾロアスター教の悪魔アエーシュマを取り込んだ「アスモダイ(アスモデウス)」、ギリシャ神話の怪物ケルベロスを元とした「ナベリウス」、ただの伝説の生物である不死鳥までも悪魔扱いにした「フェニクス」などがあげられる。
  • 玉座での決戦終了後にそれぞれの魔神柱は、上記の通り各々が手段こそ違えど最終的に消滅した。しかしゼパル、フェニクス、ラウム、バアルの四柱については消滅の様子が語られておらず、登場もしなかった。
    • 続く新章「Epic of Remnant」が四編の断章より構成されること、そしてそのPVでの「魔術王が残した愛すべき“残り物”」という発言から、この四柱が関わっているのではと予想するユーザーも多い。

話題まとめ

脚注

  1. 古い挿絵などでは鯨の姿で描かれることが多い