ロマニ・アーキマン

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ロマニ・アーキマン

  • スペル:Romani Archaman
  • CV:鈴村健一(ドラマCD)

カルデアの医療部門のトップを務める青年。周囲からは「Dr.ロマン」と呼ばれている。
何故かそう呼ばれる、としながらも本人も案外気に入っているようで「ロマニって呼びにくいから」「ロマンという言葉がいいから」と自称することもある。

略歴
『Grand Order』の世界で起きた聖杯戦争の参加者であるマリスビリーの助手として行動し、その翌年に特例としてカルデアの医療部門のトップとして招聘されたが、聖杯戦争以前の経歴は一切不明となっており、ソレが第六特異点でホームズや“山の翁”が彼を信用せず、カルデアに通信を聞かれる事を警戒していた最大の理由。
レイシフト実験を前にしてオルガマリーに現場から追い出されたので主人公の部屋(となる予定の空き部屋)でサボっていたところ、自室に案内された主人公と出くわす。
そのまま主人公と話し込んでいる最中に彼をオルガマリーやカルデア諸共爆殺しようと企んでいるレフから管制室へと来るよう促す通信が入るが、本来の待機場所と主人公の私室がかなり離れており、現場から管制室に来るまでの時間を逆算して彼が管制室に来るタイミングを見計らって爆破しようと考えていたレフは彼が来る前に爆破を敢行してしまい、結果的にレフの破壊工作に巻き込まれる事なく無事に生存できた。
この結果、管制室にいた自分より上の階級の生存者が全滅してしまったため急遽カルデアの指揮を取ることとなり、特異点Fへレイシフトしてしまった主人公たちのオペレートも務める。ファーストオーダー終了後もその状況は一切好転せず、以降の作戦においても継続してオペレーターを務める傍ら、カルデア施設のメンテナンスや職員のケアなども引き受けているためほぼ不眠不休で作戦にあたっている。
主人公の口から現在は30歳独身であることが判明しているが、彼が指輪を填めているのを見たマシュには既婚者であると思われていた。
Dr.ロマンは仮初めの姿である。カルデアの英霊召喚「第一号」であり、冬木の聖杯戦争でマリスビリーに召喚されたキャスターのサーヴァントが聖杯の力で人間となった、魔術王ソロモンがその正体。彼が填めている指輪は、生前のソロモンが未来に向けて贈り、英霊ソロモンの召喚に使われた聖遺物そのものである。
終局特異点の玉座に主人公がたどり着いた後、彼もまた立ち上がり、ソロモンを騙った人理焼却の元凶を倒すために彼らの前に現れ、本来の姿に戻る。そして宝具『訣別の時きたれり、其は世界を手放すもの』を使用することで、あらゆる概念から己が存在を示すあらゆる痕跡もろとも自らを消し去り、勝利への緒を切り開く。そして、ロマニ・アーキマンもまた主人公に言葉を残して消えていった。
人物
基本的には好人物なのだが、打たれ弱くヘナチョコな優男。おちゃらけた言動が多く、どうにも軽薄な印象を与える。かなり緊迫した状況で茶化したり人任せな事を言ってマシュに怒られる事も少なくなく、初対面の相手にすら低く見られることもしばしばで、段々お約束ネタと化している。
これは彼が結果的に人理焼却の原因を作ったために、サーヴァントであれば誰もが第一印象でロマンを『理由は分からないがコイツが悪い』と感じてしまう為である。ダメ出しをしなかったのはサーヴァントでない者を除けば、ひねくれ者、悪を悪と感じないバーサーカーといった面子のみである。
根本はリアリストで悲観主義。ムードメーカーとして希望的観測を口にするものの、根本ではそれが絵空事と思っている為、どこか白々しい。人間好きではあるが『悲しい事は見たくない』というチキンなので、誰とも表面的な付き合いに留めてしまう。その代わりに誰とも仲良くなれる。
ある人物の言葉を借りるなら、「弱気で、悲観主義で、根性なしで、そのクセ根っからの善人みたいなチキン」。なおかつコミュ力に自信がないが、客観的に物事を見ているせいか、アレな言動や行動をする英霊に対するツッコミ役になることもしばしば。
ただし、かなり真面目で深刻な話をする時はいつもと打って変わって真摯な態度になり、時に真面目で大人な対応をしたり、苦境に追い込まれると慌てて早計な判断や見識をしたり、己の無力さを真剣に嘆いたり後悔したりするなど、普段の気さくでお調子者な一面とはまた違った一面を見せる。
実は非常に責任感が強く、また相手を気遣うあまり強く求めることが出来ない。それは彼の優しすぎる言動にも現れており、「戦えない自分は安全なところから見てるしかない」といった自身への歯がゆさからも自分を卑下するような発言が時折ある。そのせいか自分に過剰な責任を追わせようとする向きがあり、またそれを他者に悟られないように気遣っている。
前述の評価からもわかる通り、良くも悪くも人間らしい人物。時計塔に行った事はなく、過去の時代において通信手段が魔術のように見える事から魔術師と呼ばれる事はあるが、ダ・ヴィンチ曰く魔術師ではなくただの人間に過ぎない。デミ・サーヴァント実験によって作られたマシュの存在をカルデア赴任から5年にして知った際には「今まで気がつけなかったこと」を嘆いたりしている。それだけに魔術師の考え方に基づいた非人道的な実験に対して強い嫌悪感を示したり、その結果生まれてきたマシュの在り方に理解を示そうとしていたりと善良な一般人視点で物事を見る事が出来、それがためにダ・ヴィンチ達からも何だかんだで信用されている所もある。
「マギ☆マリ」関連や、一部キャラに関する言動から察するに、結構なレベルのアイドルオタクでもある。
能力
医療部門のトップとはいえ特例として招聘されたという来歴だが、マシュの容態が急変した際に(それまで秘匿していたにもかかわらず)マリスビリーが助けを求めたということから、立場相応に高い能力はあると考えられる。
カルデア幹部として魔術師の一般的な知識を持ち合わせている他、いくつかの場面においては格段の知識を披露したり、英霊の出自に詳しいなど魔術以外の分野にも幅広く通じていることが伺える。
レイシフト中は主人公らの周囲の魔力反応等のサーチや得た情報の分析といったサポートに従事する。成果はたびたび挙がるが、なにぶん空間越しな上にイレギュラーも多いので、通信が不安定になったりしていて役に立たないことも少なくはない。
実は事故で60人以上の所員を失い、その欠損を埋めるようにグランドオーダーが開始して以降、ほとんど不眠不休の働き詰めとなっており、本来の職務である健康管理とメンタルケアに加え、残った機材の運営、シバのメンテナンス、カルデアの炉の制御、作戦方針にレイシフト運用を一人で賄っている。だが彼は人並み以上の才能はあれど、人を凌駕する天才でも英霊でもない「平凡な人間」であるため、それを補うために時間と体力を削り、薬で思考速度を上げて肉体疲労を誤魔化している。また、レフと共に魔道の研究をもしていたが魔術協会の総本山「時計塔」には属しておらず、そもそも彼は魔術師ではない。
カルデアの通信も特異点という「現実でありイフの世界」で主人公の実在を常に証明し、レイシフト先の証明を常に確かなものにしているのも、当初は彼のお陰。主人公達が特異点で何事も無く活動できるのは彼が休むことなくこの作業をしてきたため。

登場作品と役柄

Fate/Grand Order
主人公たちのレイシフト中も通信を介してサポートするため、第1部において終始会話に登場する。
マンガで分かる!FGO
初登場は『もっと』第10話とかなり遅く、出番は少なめ。
「引き継ぎ設定」の説明として、歩きスマホをしていたら後ろからトラックに撥ねられて動かなくなってしまったのに始まってろくな扱いは受けておらず、しかも「ポニーテールおじさん」としか呼ばれない。
ちびちゅき!
保険教諭役。体育祭の際には言峰綺礼とコンビで実況・解説を行っていた。

人間関係

Fate/Grand Order

主人公 (Grand Order)
かなりカッコ悪い形で出会う。一応は彼(彼女)の上司にあたるため、基本的に敬語を使われるがツッコミの際にはわりと辛辣なことをタメ口で言われることも。
一方で、ブーディカのキャラクエでは二人(と一匹)揃ってブーディカに「くっ、殺せ!」ネタをお願いして楽しむなど、変なところではすごく気が合っている。
マシュ・キリエライト
同僚。彼女には「ドクター」と役職名で呼ばれることが多い。実験体として育てられた彼女に初めて親身に接したのがロマニであり、信頼関係が築き上げられている。
生真面目な性格故か何かと緩いロマニの言動に呆れることもあり、章が進むごとにだんだんと扱いが雑になっていっている。
オルガマリー・アニムスフィア
上司。会話中では単に上司と部下という感じだが、大事な実験の前なのに「ロマニが現場にいると空気が緩む」という理不尽な理由で追い出されたり、こちらも三人称では「マリー」と呼び捨てにしていたりと、比較的親しい間柄であることを感じさせる。オルガマリーの境遇と心境に関してまるで見てきたかのように理解がある。
レフ・ライノール
共に魔道を研究した学友。「真っ先に殺しておけなかったのは悔やまれる」と評されるなど、ロマニに関しては評価していたようだ。
だが、「フラウロス」であるレフも、その男が自らの主そのものであったことには全く気付けなかった。
レオナルド・ダ・ヴィンチ
同僚。あるいはコンビ芸人。かなり変人なため、苦手とする相手だがいざという時には頼りになる良い相棒でもある。
同じカルデア直属サーヴァントとしてか、ソロモン王としての素性を、マリスビリーを除いて唯一明かしていた相手である。
マリスビリー・アニムスフィア
元上司である先代所長。実際はカルデアスタッフ間というよりも、「マスター:サーヴァント」と言う形の関係にあった。
クー・フーリン
出会って早々「軟弱男」呼ばわりされて傷つく。
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
同じタイプのダメ人間としてシンパシーを感じていたが、そのことを指摘されて傷つく。
ソロモン
魔術師として憧れを抱いている…という体で振る舞っていた当の本人。
初めて魔神柱を目の当たりにした時には、出現したのが伝承そのものの悪魔という存在であること以上に、名が「ソロモン七十二柱」の魔神であることに驚愕していた。
マリー・アントワネット
彼女の熱烈なファン。
「わざわざカルデアに呼び出してファンだと伝える」「要望に応え、すぐさまレイシフトを許可する」「自然に敬語を使う」など、その入れ込みは相当なもの。
フィン・マックール
リア充オーラ全開のため、非常に苦手な相手。
ベディヴィエール
様々なサーヴァント達から色々と散々なことを言われる中で肯定的な評価をされた事で喜んだ。これは第六章で出会うベディヴィエールがサーヴァントではないという伏線であったのだが…。
シャーロック・ホームズ
“山の翁”
来歴が不自然で分からない事が多すぎる所から、非常に強い不信感と警戒心を持たれていた。“山の翁”は主人公達の試練が終わって姿を現した後、自分が喋ろうとした途端にカルデアと特異点の通信を断ち切ってしまい、ホームズはわざわざカルデアからの通信が届かないアトラス院を主人公達との面会場所に選ぶという相当な慎重ぶりを示していた。
イリヤスフィール・フォン・アインツベルン (プリズマ☆イリヤ)‎
小学生女子相手でテンションが上がるものの、「アインツベルン」という姓を聞いた瞬間フラグが折れたと落ち込んでしまった。
マリスビリーと共に、かつての聖杯戦争でアインツベルン家と何かあった可能性はあるだろう。
エリザベート・バートリー
ドルオタ気味の彼でも彼女にはわりと引いているようで、直接的に関わる事を避けたがっている。
アーサー・ペンドラゴン
様々な世界をさまよう彼と聖杯戦争後の冬木で出会い、とある願掛けをする。
なお、男性のアーサー王である彼を知っていたにもかかわらず、『Grand Order』序章の冬木でアルトリアに出会った際に女性であることをすんなりと理解していたのは、彼のことをすっかり忘れていたからだという。

ちびちゅき!

カレン・オルテンシア
保健室の同僚。あまりのドSっぷりにドン引きする。
言峰綺礼
体育祭での実況の相方。こちらもドSっぷりに既視感(おそらく上記のカレンのもの)を感じた。

名台詞

「はーい、入ってまー―――って、うぇええええええ!? 誰だ君は!?」
「ここは空き部屋だぞ、ボクのさぼり場だぞ!?誰のことわりがあって入ってくるんだい!?」
作中での第一声、サボっていたところに主人公が入ってきた際のリアクション。「お前こそ何者だ」と返す選択肢もある。
全ての戦いに勝利し生還した後に主人公が自分の部屋で感じた、思い出の幻聴・錯覚でもある。この空耳が、いつか美しいものに変わりますように…
「ひどいなキミは! あ、いや、でもわかる。その気持ち、ちょっとわかる。
 所長は箱入りお嬢様だったからね、いちいち反応が素直というか、スレてないというか……」
オルガマリーについて、主人公が「いや、つい面白くて」と返した際のリアクション。
「ファヴニールの完全沈黙確認……! 凄いな、新たなドラゴンスレイヤーの誕生だ!」
第一章にて、ファヴニール撃破後の発言。小次郎の竜殺しネタが盛り上がった遠因の一つ。小次郎に限らず、プレイヤーごとに様々なドラゴンスレイヤーが誕生することになるのだ。
「そんな、ひどい! もう何も信じられないっ!」
第三章終盤、ダビデによるソロモン評を聞かされた際の反応。実装当時こそソロモンのファンによる落胆の声と受け取れたが、実のところは実父によるとんでもない風評被害を前にした息子の悲痛な叫びだったという、かなり笑えない事に。
なお、このセリフ以前にもダビデの「保護」に対する複雑そうな態度や、ソロモンの功績を語る様子など、二人の関係(というよりロマンの真相)を知った後では違った見え方がしてくる場面は多い。
「マシュ、しっかりするんだ! 心を保って、しっかり敵を見る!」
「どんな相手であれ、敵はサーヴァントなんだろう!? なら勝機はある!」
「君の中の英雄は聖杯に選ばれた英霊だ! 英霊の格は決してソロモンに引けを取らない!」
第四章で、突如現れた黒幕の力に動揺するマシュに対しての発破の台詞。
この時点では明かされていないが、実はロマニはマシュの体の秘密を知っているため英霊の正体も知っている(またはかなり高い精度で推察できている)。それゆえの発言であることが窺える。
「どうでもいーわー、現実のアイドルとかほんとどうでもいーわー、スキャンダルとかほんと
 少年のようなボクの心をどろどろに混ぜかえすわーバーチャルネットアイドルは僕を裏切らないわー」
エリザベートのキャラクエにて。
ツアーライブのお知らせに「もしかしてマギ☆マリ!?」とハイテンションになるも、差出人が"アイドラ☆エリザちゃん"と聞いて急激に冷めた後、怨むように愚痴り始める。
「なんでみんなファーストコンタクトでボクをディスるんだい!?」
第五章にて、エレナから「聞くだけで軽率な男と分かる声ね」と言われたことへの反応。
実際彼女以外にも、ドレイクからは「チキンの匂い」、両儀式からは「胡散臭い、小物臭い」等と散々な評価を受け続けており、本人も気にしていた様子。
大体合っているので主人公とマシュがフォローをいれないのもお約束であるが、基本的にサーヴァントであれば誰もが無意識にその態度を取ってしまうという理由が明かされたのはかなり後のことだった。
「! やった、サーヴァントで初めての理解者だぞぅ! こんなに褒められる日が来るなんて!」
第六章にて、ベディヴィエールから「繊細そうですが芯の強い」「機転の利く賢人」というロマンの声の印象を受けて。
普通はここまで言われると謙遜したりするものだが……。『Fate/Grand Order』開始からおよそ1年、第六章でようやく貶されなかったどころか誉められたことで、年甲斐もなく大喜びである。
しかしベディヴィエールがそのような評価をしていたのは、サーヴァントであることによる先入観を受けることのない『過去から生きていた人間』であるためだが、この時のロマニや主人公たちに知る由はなかった。
「え、ちょっと待って。ちょっと待って。 いま何か、さらっと凄いフレーズ混じってなかった!?」
第六章にて、ベディヴィエールがガレスをちゃん付けした事に対して。ロマニと同じ感想を抱いたプレイヤーもいただろう。
後に挙げられた第六章の前日譚でガレスは女性だと明かされた。
「……嘘だろ。どうなってるんだ、どうして今までこんな誤作動をしていたんだ……!? [主人公の名前]君、そこにいるベディヴィエール卿は本物かい!?」
「観測結果が異常だ! 霊基反応がまったくない! 魔術回路も人間なみ……
 っていうか、これは―――
 これは、ただの人間だ!」
「そこにいる人物はサーヴァントじゃない! キミと同じ、普通の人間だ!」
第六章にて、獅子王との最終決戦の際、ベディヴィエール夢魔によって隠された真実に気付いた時の台詞。
「そんな長い間―――ひとりで? 贖罪の旅を続けてきたのか、キミは!?
 そんな惨い話があってたまるか! 残酷にも程がある!」
ベディヴィエールが英霊ではなく過去の人間であり、聖剣を返せなかった罪を償うために1500年ものの間アーサー王を探し続けた事にロマニは激情を顕にした。
型月作品も長らく生きた人物はいるが、いずれもその弊害で精神は外道に堕ちたか冥府の魔物と大差ないものと化してしまった。ベディヴィエールもまた肉体と魂が最早完全に枯渇していたのだが、しかし精神は尽きることなく、王の忠義のために彼は立ち上がり――――戦った。
「ちょっと!? どさくさ紛れに悪質なデマを流さないでくれるかなあ!?」
『超極☆大かぼちゃ村』にて。職員達で主人公とマシュをコフィンに押し込む為の指示をした時に、主人公からの「ドクターがラスボスだったなんて」という名の恨み節に対して。今見ると完全に笑えない選択肢である。
まぁでも舞台がチェイテ城だしなぁ…
「……ありません……すみません……
交易頼りの都市国家だと侮っておりました……」
第七章にて。マーリンからウルクの実情を知らされたことによる驚き、そして反省。
ちなみにソロモンが生前に統治したエルサレム王国は交易を中心に栄えた国家であるため、これは同じ古代の都市国家であったために似たような国だと思っていたものだと思われる。
「え? いやだなあ、マギ☆マリは実在するよ。
 単に、彼女のマネジメントをしていたのがクソ野郎なだけだったに決まってるじゃないか」
最終章のサブナック最終戦後にて。
人理焼却を生き残ったうえで、HPの更新まで欠かしていなかった謎のネットアイドルの正体に薄々感付いていたらしいマシュの窘めに対して。
その有様は某戦闘神にも「私同様かなり現実を見てないんだニャー……」と憐れまれた。
「―――ゲーティア
「魔術王の名はいらない、と言ったな。では改めて名乗らせてもらおうか」
人理焼却の元凶であり、かつて己が生み出した存在であるゲーティアと対面し、己が願いを放棄して唯の人間ロマニ・アーキマンから魔術王ソロモンへと戻る際に。
かつて聖杯に祈り、唯の人間へと転生した彼は、己が生み出した災厄を討たんがために再びかつての姿に立ち返る

メモ

  • DDDには同名の人物である貫井(通称がドクターロマン)が登場する。無論FateシリーズとDDDは世界観的には別物なのだが。
    • 武内氏によればDDDのキャラとは名前が同じだけで別人とのこと。
    • 名前だけならば未来福音に登場する瓶倉光溜(つまりアナグラムで倉密メルカ=DDDの登場人物と同姓同名)という例がある。
  • ネットアイドル「マギ☆マリ」のブログのファンであり度々そのことに言及する。外の世界が消滅しているにも関わらず更新が続けられている理由は「自動再生AIを作って本物の代わりにブログを更新させている」と説明されていたが、実際はマーリンが更新を行っていたらしい。
    • ただしロマン本人はそのことを知らなかったようで、知ってもなおその事実を認めようとはしなかった。
  • 二章においてネロに宮廷魔術師に誘われた時、興味を示しつつも「王宮勤めとかいまさらどの顔さげて」と断っている。実際のところは元「王」であったわけだし。
    • 後に「あれが勝利の美酒の味わいってヤツさ」とまるで戦勝を経験したことがあるかのような言葉も発している。
  • 餡子は「こし餡」派。茶菓子、それも和菓子にこだわりがある様子で主人公達のピンチの最中に応援しつつもしっかり手には茶と菓子を持って観戦していたりすることをうっかり暴露する等なかなかにしたたかな御仁。稀にマシュの用意したとっておきの菓子を勝手に食べてしまう等困ったレベルの甘党であるようだ。
    • 本人曰く前はパンケーキ派だったが日本に旅行した時にハマったらしい。だが彼の経歴を考えると旅行などしているヒマがあったかは怪しい。聖杯戦争時かその帰りにでもマリスビリーと一緒に食べたのだろうか?
  • 六章にてダ・ヴィンチちゃん曰く、「一度だけ願いをかなえる手段」を隠し持っていることが示唆された。同時に使用することで「消える」という代償があるそうだが……。
    • 終章においてその手段がソロモン王の第一宝具『訣別の時きたれり、其は世界を手放すもの』である事が判明したが、使用すればソロモン王は世界はおろか英霊の座からもたちまち「消える」というモノ。
  • 「Dr.ロマン」というあだ名は、前述のように「なぜか呼ばれる」と称していたが、本当は自称。自らの時代にはない「浪漫」という概念に感銘を受けたためである。しかし、語源が「ローマ」であることにはイスラエルの王としてちょっと抵抗があるとのこと。
  • ソロモン王であることが判明する前から、ロマンが正体を隠しているという伏線はあったため、ユーザーの間では真名予想が行われていた。ソロモン王の他に多かったのはマーリンという予測。王宮勤めをしていた、ネロやドレイクが女性なことに驚いていたのにアーサー王が女性であることに驚かない等が理由。

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