Fate/stay night

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概要

半人前の魔術師である主人公・衛宮士郎が偶発的に巻き込まれた聖杯戦争の顛末を描く伝奇活劇ヴィジュアルノベル。第一ルート「Fate」、第二ルート「Unlimited Blade Works」、第三ルート「Heaven's Feel」三つの物語で構成される。

略歴

2004年に『Fate/stay night』が発売。PC用 ※18禁
2006年にTVアニメ『Fate/stay night』が放送(内容はFateルート) ※初の全年齢向け及び声付き作品。以降は全て全年齢向け。
2006年から2012年までコミック『Fate/stay night』が連載(内容はfateルート)。
2007年に『Fate/stay night [Realta Nua]』が発売。『Fate/stay night』のPS2移植版。
2010年に劇場版アニメ『Fate/stay night - Unlimited Blade Works』上映(内容はUnlimited Blade Worksルート)。
2012年に『Fate/stay night [Realta Nua]』がPSvitaへ移植。※15才以上対象(15禁ではない)。
2014年にTVアニメ『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』が放送(内容はUnlimited Blade Worksルート)。
2015年からコミック『Fate/stay night [Heaven's Feel]』が連載(内容はHeaven's Feelルート)。
2017年以降に劇場版アニメ『「Fate/stay night」 Heaven's Feel』が発表予定(内容はHeaven's Feelルート)。

あらすじ

―――その杯を手にした者は、あらゆる願いを実現させる。

聖杯戦争。

最高位の聖遺物、聖杯を実現させるための大儀式。

儀式への参加条件は二つ。

魔術師であることと、聖杯に選ばれた寄り代である事。

選ばれるマスターは七人、与えられるサーヴァントも七クラス。

聖杯は一つきり。

奇跡を欲するのなら、汝。

自らの力を以って、最強を証明せよ。

登場人物

聖杯戦争参加者

衛宮士郎
主人公で半人前の魔術師。穂群原学園2年生。ひょんなことでセイバーを召喚して聖杯戦争に巻き込まれる。
養父、衛宮切嗣の影響で正義の味方になる夢を本気で追いかけている。
セイバー
ヒロインの一人。士郎と契約したサーヴァント。金髪の女騎士の姿をしている。
遠坂凛
ヒロインの一人。魔術師の家系「遠坂家」の現当主であり本人も魔術師。穂群原学園2年生。
美少女で優等生を演じているが、実は高飛車な「あかいあくま」。アーチャーと契約して聖杯戦争に臨む。
アーチャー
凛と契約したサーヴァント。クラスは弓兵なのだが、双剣を使った戦法を好む。
間桐桜
ヒロインの一人。穂群原学園1年生で、間桐慎二の妹。士郎にとっても妹のような存在。
ライダー
バイザーで視界を封じた、妖艶な女性。
イリヤスフィール・フォン・アインツベルン
通称イリヤ。聖杯戦争に参加するマスターの一人で、バーサーカーと契約している幼女。
バーサーカー
イリヤのサーヴァント。巨人と見紛うほどの巨躯を持った、巌(いわお)のような男性。
ランサー
青い装束と紅の槍を手にした男性。
アサシン
紺色の陣羽織に長大な太刀を帯びた耽美な青年。
葛木宗一郎
穂群原学園の教師。社会科と倫理の担当。寡黙。
キャスター
フードによって顔を隠した女性。
黄金のサーヴァント
いるはずのない八人目のサーヴァント。
言峰綺礼
冬木教会の神父で魔術師。今回の聖杯戦争の監督役。
間桐慎二
士郎の同級生で数年来の友人。ただし、最近は疎遠になっている。桜の兄。
間桐臓硯
間桐家を牛耳る「妖怪」。
真アサシン
黒いマントと白い髑髏の仮面を着用した暗殺者。HFルートにのみ登場。
セイバーオルタ
汚染され黒く染まったセイバー。HFルートにのみ登場。
アトラム・ガリアスタ
キャスターの召喚主。中東系の優男。
存在は示唆されていたが、初出は2015年のアニメ版。

一般人

藤村大河
士郎達が通う穂群原学園の英語教師。士郎のクラス担任。
美綴綾子
穂群原学園の生徒。弓道部主将。
柳洞一成
穂群原学園の生徒。生徒会長。
氷室鐘
穂群原学園の生徒。
蒔寺楓
穂群原学園の生徒。
三枝由紀香
穂群原学園の生徒。
後藤劾以
穂群原学園の生徒。

その他

衛宮切嗣
故人。士郎の養父。前回の聖杯戦争に参加。
藤村雷画
藤村大河の祖父。藤村組の組長で、切嗣と親交があった。
セラ
アインツベルンのメイド。
リーゼリット
アインツベルンのメイド。
ユスティーツァ・リズライヒ・フォン・アインツベルン
アインツベルンの冬の聖女。
キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグ
魔法使い。
ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト
時計塔での凛のライバル。
マーリン
生前のセイバーを王に導いた魔術師。
ベディヴィエール
答えを得て安らかな眠りについたセイバーを見守る、「Fate」ルートのラストを締めくくる騎士。
モードレッド
セイバーの息子。本作では男性として言及されている。
アニメ『Fate/staynight』用にビジュアルと詳細設定が作られ、正式にキャラクター化した。後に女性に設定改変され現在に至る。
ケイ
セイバーの義兄。『Fate/hollow ataraxia』などで言及されていたが、TVアニメ版『unlimited blade works』のドラマCDで霊体として登場した。

用語

聖杯戦争
万物の願いをかなえる「聖杯」を奪い合う争い。冬木市を舞台に行われる
マスター
聖杯戦争の参加者。聖杯の助けでサーヴァントを召喚し、従える。
サーヴァント
過去・現在・未来に存在する英雄の魂が聖杯の助けによりマスターに召喚された存在。基本的にセイバー・アーチャー・ランサー・ライダー・キャスター・バーサーカー・アサシンの七つのクラスが存在する(が、例外もある)

舞台

舞台となるのは周囲を山と海に囲まれた自然豊かな地方都市「冬木市」。 例によって月姫空の境界とは共通の世界観を持つが、ある喫茶店越しにしか接点が無い。

製作スタッフ

  • 企画:武内崇・奈須きのこ
  • 原案・構成・シナリオ:奈須きのこ
  • 原画・キャラクターデザイン:武内崇
  • スクリプト:つくりものじ
  • スクリプトアシスト:奈須きのこ、OKSG、笹谷徳郎
  • デザイン・武器イラスト:こやまひろかず
  • グラフィック:こやまひろかず(チーフ)、BLACK、蒼月誉雄
  • プログラム:清兵衛
  • サウンドプロデューサー:芳賀啓太
  • サウンドエフェクト:芳賀啓太、James Harris
  • 音楽:KATE、James Harris、NUMBER 201
  • 広報・HP運営:OKSG
  • ディレクター:奈須きのこ
  • 製作総指揮:竹内友崇
  • 雑誌記事:処刑広報
  • 制服と宝石ペンダントのデザイン:桐原小鳥
  • サイドマテリアルおよびアレ本の製作:OKSG

データ

  • 発売日(無印)
    • 2004年1月30日(CD版)
    • 2006年3月29日(DVD)
  • 発売日(Realta Nua)
    • 2007年4月19日(PS2版)
    • 2011年12月(PC版)
    • 2012年11月29日(Vita版)
  • 機種(無印):Windows 98/ME/2000/XP
  • 機種(Realta Nua)
    • PlayStation 2
    • Windows XP/Vista/7
    • PlayStation Vita
  • 開発:TYPE-MOON / 有限会社ノーツ
  • 発売
    • TYPE-MOON / 有限会社ノーツ(無印)
    • 角川書店(Realta Nua)

主題歌

無印
オープニングテーマ「THIS ILLUSION」
作詞:芳賀敬太 / 作曲・編曲:NUMBER 201 / 歌:M.H.
エンディングテーマ「days」
作詞:芳賀敬太 / 作曲・編曲:NUMBER 201 / 歌:CHINO
Realta Nua
オープニングテーマ
「黄金の輝き」(PS2版・PC版)
作詞:芳賀敬太 / 作曲:KATE / 歌:NUMBER201 feat. MAKI
「ARCADIA」(PS Vita版・セイバールート)
作詞:Rico / 作・編曲:齋藤真也 / 歌:earthmind
「HORIZON」(PS Vita版・遠坂凛ルート)
作詞:Rico / 作・編曲:齋藤真也 / 歌:earthmind
「Another Heaven」(PS Vita版・間桐桜ルート)
作詞:Rico / 作・編曲:齋藤真也 / 歌:earthmind
エンディングテーマ「Link」
作詞:芳賀敬太 / 作曲:KATE / 歌:NUMBER 201 feat. rhu

アニメ

『Fate/stay night』
  • 2006年1月~6月に放送されたTVアニメ。
  • Fateシリーズ初のメディアミックス、かつ全年齢向けとして作られた作品。
  • 主な製作はジェネオン・エンタテインメント(現在はNBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン)。アニメーション制作会社はスタジオディーン、販売会社はジェネオン・エンタテインメント。ジェネオン・エンタテインメントはアニメ化以前から販売会社として型月と関わりを持っている会社で、『月姫』や原作ゲームである『Fate/stay night』、リメイクとなる『Fate/stay night[Réalta Nua]』のサントラなど、現在もこの会社が販売している製品は少なくない。
  • 声優による声が初めてついたのもこの作品であり、本作の音響監督である辻谷耕史、原作サイドの奈須きのこと武内崇による本作でのキャスティングが現在に至るまで影響を及ぼしている。
  • 奈須きのこが全24話の初稿プロットと脚本監修を担当、武内崇がキャラクターデザイン監修、オリジナル衣装制作、1期OP絵コンテを担当。奈須は初稿プロットを担当した為、実質的には正規の脚本家扱いとなっている。その為、脚本家座談会にも普通に登場していた。
  • ストーリーはFateルート。ただし、初稿プロット担当の奈須が他のルートの展開をつまんだ他、アニメオリジナルに積極的な姿勢を示したため、UBWルートとHFルートに加え奈須によるアニメオリジナルが含まれる。終盤には完全なFateルートに帰結する。
  • 本編では原作の立ち絵が忠実に再現されており、DVDのホーム画面が原作全ルート制覇後を模した物であるなど、原作プレイヤー向けの細かいファンサービスが豊富。
  • 累計ソフト売り上げは100万枚を超えるミリオンヒットを記録、TYPE-MOON関連アニメで最大のヒット作。
  • それだけに話題性は凄まじいものがあり、2016年のFateProject特番では本作が紹介されなかった事が要因となり、DEEN版(本作の通称)という言葉がトレンド1位を獲得し、劇場版Heaven’s Feelや『Fate/Apocrypha』のアニメ化など目玉であった新情報を完全に霞ませてしまう事態となった。なお、「FateProject」はTYPE-MOONとアニプレックスの共同企画の名称である為、版権元が別である本作が紹介される事は版権の都合上あり得ない事であった。
  • 原作サイドのコメント
奈須きのこ『アニメ完結おめでとう&おつかれさまでした。準備期間から数えて約一年、これだけ長くアニメ製作に関われたのは初めての事でした。毎回高いクオリティを維持してくださったスタッフの皆さん、原作の無茶なところ、矛盾したところを上手くまとめてくださった山口監督、素晴らしい音楽を提供してくださった川井憲次氏、丁寧な音作りをしてくれた辻谷音響監督、その他たくさんの縁の下の力持ちたちに感謝と拍手を。アニメ版Fate最大の魅力はエンディングです。一つの物語が終わって、誰もいなくなった部屋に残された「ここにいた証」を見た時「ああ、良かった」と心の底から思いました。放映が終わった七月の寂しさに耐える奈須でした。』
武内崇『クセの多い原作に最後まで付き合っていただきました。原作ではほとんど描けなかった士郎がアニメでは大活躍。自分にも描けない絶妙な表情を見せてくれ、新たな魅力にたくさん気付けました。一番好きなシーンはギルが消滅する時にセイバーの頬を撫でるシーン。原作では奈須に絵にしなくていいと言われ描けなかった事に後悔があったんです。アニメ版のこのシーンは映像にするならこんな感じ、というドンピシャなものでした。くすぶっていた想いも晴れて成仏したような感じです(笑)』
『Fate/stay night - Unlimited Blade Works』
  • 2010年に上映された劇場用アニメ。
  • 主な製作ジェネオン・エンタテインメント。アニメーション制作会社はスタジオディーン。
  • 全国13劇場という超小規模上映としては異例の好成績を叩きだしFate人気を見せつけた。
  • ストーリーは純正のUBWルート。ただし、映画一本という尺の都合上恋愛描写はほぼ省略されており、バトルに重点が置かれている。
  • 本作はあえて奈須が関わらなかった作品である。アニメシリーズの監督だった山口に対し「Fate/stay nightを任せられる」「思いっきりやって欲しい」と制作が決定したとの事。ただし、武内はクレジットされていないものの、キャラデザ担当の石原に個人的にデザイン監修を行っていた事が明らかになっている。
  • ガイドブックやビジュアルガイドなどでたびたび関係者内では非常に好評だったと記録されており、本作に対し奈須らは「アニメーションの最高峰」「原作としてこれ以上嬉しい事はない」と賛辞を送っている。
  • 本作のメインビジュアルを描いた山中虎鉄氏は、2016年に『Fate/GrandOrdar』のラスボスのビジュアルも担当している。理由は本作のメインビジュアルを描いてくれた縁によるもので、奈須が頼み込んだとの事。
『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』
  • 2014年から2015年にかけて放送されたTVアニメ。
  • 主な製作はアニプレックス。アニメーション制作はufotable。アニプレックスは『Fate/Grand Order‎』などでタッグを組んでいる会社。直系傘下のアニメーションスタジオに「A-1 Pictures」があり、Grand Order‎はそちらが担当している。
  • 奈須きのこが全26話の脚本監修を担当、武内崇がプロデューサー、オリジナル衣装制作を担当している。
  • ストーリーはUBWルート。ただし、新事実(キャスターの元マスター、ロンドン編等)を盛り込みたいという奈須の意向から「UBWルート+アニメオリジナル」となっている。当初はFateルートをアニメ化する予定だったが、奈須はただ映像化するだけなら既に展開されている作品と変わらないため、相当なアレンジを加える必要があると考えていた。その後、「衛宮士郎の物語」としてよりアニメ向きな「UBW」がアニメスタッフ側より提案される。奈須は、UBWならば2クールでリメイクする事に意義を見出せると判断し、正式にUBWルートに変更となった。
  • 劇場版とタイトルが被らないように、UBW部分にカッコが付いている。
  • 本作は、「主人公である士郎を客観的視点でどれだけ視聴者の胸に届けられるか」「2014年の新たなUBWを制作する」ことを軸に制作されている。そのため客観的に伝わりやすくするため、士郎に関する描写が原作より変更されている部分もある。
  • アニメ『Fate/zero』を意識した描写が登場する。それらの場面の音楽はゲストコンポ―サーとして参加した梶浦氏が手を加えるなど、かなり力の入ったものになっている。前述のように奈須はアニメオリジナルに積極的であり、バーサーカーの生命ストックやギルガメッシュ戦の結末など、『Fate/zero』を抜きにしても原作からの大胆な改変が見られる。また、士郎とアーチャーの戦いでは、ufotableが最初に提示した脚本は原作になぞったものであったが、奈須からの提案により自らが脚本をほぼ書き直し、原作とは異なる演出で表現された。放送終盤、奈須は本作に対し「アニメは原作と別物であり、違うジャンルの娯楽です。だから同じ読後感、同じ高ぶりを求めるのは前提が間違いです。アニメ版UBWはゲームでしか表現できない言葉の積み重ねを廃したかわりに、映像と演出、時間のコントロールで物語の裏側を表現しています」と語っている。
  • 放送前には下記の文章が公開されている
別の作者が書いた、『Zero』では『stay night』と直接繋ぎあわせると辻褄が合わない設定・矛盾した発言など多くの問題が発生してしまい、更にアニメ『Fate/Zero』の収益が良かっただけに「ufotableは『Zero』の内容と矛盾が起きないよう、無理矢理『stay night』の設定を変更してくるのではないか?」、という不安の声がファンの間で囁かれた。
奈須氏もこの問題には気づいていて、以下は竹箒日記からの抜粋である。
「極端な話ですが、物語性においても映像面においても『zero』とは別のモノと考えてください。
『stay night』が目指したものと『Zero』が目指したものは別のもの。これを無遠慮に繋げてしまうと物語も空気感も破綻します。
『stay night』も『zero』も違う作家が書いた違う物語だからこそ、互いを尊重しあえるものなんです」

暴論である事は覚悟の上での発言でした。
自分はzeroという大仕事を終えてくれたスタッフに「前の仕事の方法論は忘れてほしい」と言ったのです。
そんな中、その場に集まったスタッフの皆さんははっきりと返してくれました。
「勿論わかっています。これはzeroの続編ではなく、stay nightという新作ですから」と。

―――この時点で、奈須きのこの“でも今になってFateってどうなの?”なんて迷いは消えました。
あれだけの成功の後に、こんな言葉を即答できるスタッフとものづくりができる事に感謝を。
今は『ufo版Fate/stay night』が10年の歳月に相応しいものに仕上がるよう、微力ながらお手伝いさせていただいております
監督の三浦貴博もインタビューで、
「やはり同じ製作スタッフが手掛けている以上、『Fate/Zero』をご覧になった方は、あの物語の続きとして本作を見ると思うんです。切嗣やイリヤの存在については、スタッフも意識せざるえません。
ただ、『Fate/stay night』は『Fate/Zero』とは別の作品であるという意識で臨んでいます。シナリオ打ち合わせの際も、よくそのことをスタッフみんなで確認し合っています。作品の成り立ちもユーザーの視線も『Zero』の続きとしての『stay night』であるけれども、『Zero』は『stay night』原作ゲームがあっての『Zero』であり、今回の『Fate/stay night』はそれ単体で成り立つ映像作品でなければならないと」とコメントした。
  • BDBOXのみでの販売となり、売り上げは最低でも37万枚を超えている。ufotableはufotable史上最高売り上げと発表している。判明している売り上げ枚数ではFate/Zeroの方が上だが、定価で買った場合こちらが数千円高いため最高売り上げ金額としては矛盾はない。
  • 2016年末の特番ではFateルートの解説に本作の映像が使用されている。本作は言うまでもなくUBWルートであり、Fateルートは前述のジェネオン版が存在するが、版権の関係からこの時点のTYPE-MOONはアニプレックスが関わっている作品以外をメディア展開に使用する事はできないという事情を抱えていた(もっと正確に言えば、アニプレックスが型月以外が絡む版権に関われない。TBSでの再放送やAbemaTVでの放映など、2016年現在もジェネオン版はジェネオン版として別枠の連携を行っている)。かといって基本ルートを解説しないわけにもいかない為、苦肉の策として仕方のない結果と言える。なお、前述の通りこのルート解説によって2017年1月1日には逆にDEEN版がTwitterでトレンド入りする等、高い影響力を示す事となった。
『「Fate/stay night」Heaven’s Feel』
  • 2017年以降に上映予定の劇場用アニメ。
  • 主な製作はアニプレックス。アニメーション制作はufotable。
  • 三部作を予定。
  • 漫画「Fate/stay night(Heaven’s Feel)」と被るためか、今回はFate/staynightの部分にカッコが付いている。

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