「エクストラクラス」の版間の差分
ナビゲーションに移動
検索に移動
細 (→メモ) |
|||
(23人の利用者による、間の62版が非表示) | |||
1行目: | 1行目: | ||
− | == | + | エクストラクラスとは、通常の7つのクラスのどれにも該当しないクラス。 |
− | + | == 概要 == | |
+ | 各役割を背負った通常クラスの枠から外れたもので、その性質に応じてそれぞれクラス名称が異なる。「英霊」と呼べるか怪しい存在が召喚されることすらある。 | ||
イレギュラーなものばかり召喚されるので、特殊な状況下でしか召喚されないと思われがちだが、冬木の聖杯戦争では7クラス全て基本ラインナップとは限らず、三騎士以外は代わりにエクストラクラスが召喚される可能性があるとされる。 | イレギュラーなものばかり召喚されるので、特殊な状況下でしか召喚されないと思われがちだが、冬木の聖杯戦争では7クラス全て基本ラインナップとは限らず、三騎士以外は代わりにエクストラクラスが召喚される可能性があるとされる。 | ||
+ | <br>これまで登場したのは、以下の12クラス。 | ||
− | + | {| class="wikitable" | |
− | + | |- | |
− | + | ! クラス !! 登場作品 | |
− | + | |- | |
− | + | |[[アヴェンジャー]]<br>「復讐者」||[[Fate/stay night]]<br>[[Fate/hollow ataraxia]]<br>[[Fate/Grand Order]]<br>[[Fate/strange Fake]]<br>[[Fate/Requiem]] | |
− | + | |- | |
− | + | |[[セイヴァー]]<br>「救世主」||[[Fate/EXTRA]] | |
+ | |- | ||
+ | |[[ルーラー]]<br>「裁定者」 ||[[Fate/Apocrypha]]<br>[[Fate/Grand Order]] | ||
+ | |- | ||
+ | |[[ビースト]]<br>「獣」||[[Fate/Prototype]]<br>[[Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ]]<br>[[Fate/Grand Order]] | ||
+ | |- | ||
+ | |[[シールダー]]<br>「盾兵」||[[Fate/Grand Order]] | ||
+ | |- | ||
+ | |[[ウォッチャー]]<br>「番人」||[[Fate/strange Fake]] | ||
+ | |- | ||
+ | |[[フェイカー]]<br>「偽物/影武者」||[[ロード・エルメロイⅡ世の事件簿]] | ||
+ | |- | ||
+ | |[[アルターエゴ]]<br>「別人格」||[[Fate/EXTRA CCC]]<br>[[Fate/Grand Order]] | ||
+ | |- | ||
+ | |[[ムーンキャンサー]]<br>「月の癌」||[[Fate/EXTRA CCC]]<br>[[Fate/Grand Order]] | ||
+ | |- | ||
+ | |[[フォーリナー]]<br>「降臨者」||[[Fate/Grand Order]]<br>[[Fate/Requiem]] | ||
+ | |- | ||
+ | |ボイジャー<br>「航海者」||[[Fate/Requiem]] | ||
+ | |- | ||
+ | |[[プリテンダー]]<br>「役を羽織る者」||[[Fate/Grand Order]] | ||
+ | |} | ||
== メモ == | == メモ == | ||
− | * | + | *既存作品では未登場だが、上記以外にも近現代の銃を用いる英霊が該当するエクストラクラス「ガンナー」が存在し、該当する英霊として[[ビリー・ザ・キッド]]が挙げられている。 |
− | *[[アルクェイド・ブリュンスタッド|アルクェイド]] | + | *名称は不明だが軍勢を指揮して戦った英霊が該当する「指揮官のクラス」が存在するとされる。[[イスカンダル]]、[[ネロ・クラウディウス]]、[[ガイウス・ユリウス・カエサル]]等が該当する模様。 |
+ | *[[アルクェイド・ブリュンスタッド|アルクェイド]]は『EXTRA』においてバーサーカーとして登場したが、本来サーヴァントとして扱う場合のクラスは「ファニーヴァンプ」であるという。その説明では「毒婦」と書いて「ヴァンプ」とも読ませている。 | ||
+ | *『strange Fake』に登場する[[ウォッチャー]]は冬木の聖杯戦争で正しくエクストラクラスとして召喚された場合「ゲートキーパー」として召喚されていたかもしれないらしい。 | ||
+ | **「ゲートキーパー」は『stay night』において没ネタとなった[[ギルガメッシュ]]のクラス名。「ゲートキーパー」=「衛宮」?というミスリードを狙いつつ対比をするつもりだった…らしい。 | ||
*[[カルナ]]もマスター命名のせいで、一時「ランチャー」と呼ばれる。由来は彼が目からビームを出すから、とのこと。<br />『CCC』では他にも「アイドル」だの「ゴージャス」だの「バトラー」だのと名乗る、あるいは呼ばれるサーヴァントがいるが、それぞれが好き勝手に主張したりレッテル貼りをしたりしているだけで、聖杯がシステム的に割り当てたクラスには該当しない。 | *[[カルナ]]もマスター命名のせいで、一時「ランチャー」と呼ばれる。由来は彼が目からビームを出すから、とのこと。<br />『CCC』では他にも「アイドル」だの「ゴージャス」だの「バトラー」だのと名乗る、あるいは呼ばれるサーヴァントがいるが、それぞれが好き勝手に主張したりレッテル貼りをしたりしているだけで、聖杯がシステム的に割り当てたクラスには該当しない。 | ||
− | *『CCC』における[[ギルガメッシュ]] | + | *『CCC』における[[ギルガメッシュ]]は該当するクラスを持たない。これはムーンセルによって封印された状態から、正式な召喚によってクラスが割り当てられるプロセスを経ずにイレギュラーな契約を行ったため。ただし能力自体はアーチャーのものを基本にしており、同様の状況から契約すらせずに単独顕現した『EXTELLA』ではアーチャーとして現界している。 |
**また、[[イスカンダル]]の「王の軍勢」に代表されるサーヴァントの宝具の効果によって、一時的にクラスを持たないサーヴァントが召喚されるケースもある。 | **また、[[イスカンダル]]の「王の軍勢」に代表されるサーヴァントの宝具の効果によって、一時的にクラスを持たないサーヴァントが召喚されるケースもある。 | ||
− | * | + | *冬木の聖杯戦争において三騎士は絶対枠とされており、エクストラクラスのサーヴァントが召喚された場合は残り4つのクラスの代替となる。特殊なマスターばかり集まれば他の4枠がエクストラクラスのという奇妙な聖杯戦争もあり得るらしい。 |
− | ** | + | **このクラスは各役割を背負った通常クラスの枠から外れたものであり、とりわけアヴェンジャーは例外の極致ともいえるクラスとなっている。 |
− | *[[藤村大河]] | + | **第一次は設定の変更がされていなければ第五次と同じく基本の七クラス。むしろ第五次が第一次と同じ基本七クラス構成に回帰したと言うべきか。 |
− | *[[両儀式]] | + | **第二次の召喚サーヴァントは不明だが、[[遠坂凛|凛]]が「聖杯戦争のたびに一つや二つはクラスの変更はあるみたい」と語っているため何らかのエクストラクラスが召喚された可能性が高い。 |
− | **後に式が『Grand | + | **第三次には「復讐者」が喚ばれた分、「狂戦士」のクラスは召喚されなかった。 |
− | ** | + | **第四次は基本ラインナップだが、当初、奈須氏の構想では第四次のライダーはドラゴンを召喚してエクスカリバーでやられるマイナーな中ボス([[ジル・ド・レェ]]がそのポジションにあてがわれた)で、[[イスカンダル]]は第7のエクストラクラスの予定だった。代わりに何のクラスが欠落するはずだったのかは不明。 |
− | + | **様々なルールが冬木のものから逸脱したスノーフィールドの聖杯戦争では、三騎士のランサーの代わりにウォッチャーが召喚されている。 | |
+ | *[[藤村大河]]は[[トラぶる花札道中記]]で「従者(サーヴァント)」のクラスが与えられていた。 | ||
+ | *[[両儀式]]が「モンスター」というエクストラクラスではないかと挙げられる時があるが、[[無銘]]によると「彼女はサーヴァントではない」との事。なので「モンスター」というのはただの便宜上の名称である可能性が高い。 | ||
+ | **後に式が『Grand Order』において『EXTRA』と同じ姿でサーヴァントとして登場した際のクラスはアサシンであった。上記の「モンスターとは便宜上の呼称でクラス名ではない」というのはこれで確定的になったと見て良いだろう。 | ||
+ | **これに関してはマトリクスや戦闘画面で「[[ムーンキャンサー]]」の名称が表記されている[[BB]]や、「[[アルターエゴ|アルター・エゴ]]」とクラス名が表記されている[[パッションリップ]]と[[メルトリリス]]も同様。サーヴァントの情報を利用してはいるがサーヴァントそのものではない。…が、『Grand Order』で登場した際には、便宜上新たなエクストラクラスの一種という特性が備わっている。 | ||
*『stay night』の没ネタの一つに「マスター不在のはぐれサーヴァント」というキャラクターがおり、それが盾のサーヴァントという設定であった。 | *『stay night』の没ネタの一つに「マスター不在のはぐれサーヴァント」というキャラクターがおり、それが盾のサーヴァントという設定であった。 | ||
− | ** | + | **『Fate/Grand Order』で登場する「[[シールダー]]」クラスの[[マシュ・キリエライト]]は、この没案のリブートによって生まれた。 |
− | * | + | *『[[カプセルさーばんと]]』では英霊化した[[バゼット・フラガ・マクレミッツ|バゼット]]が拳の英霊「ボクサー」として召喚されるというシナリオがある。 |
+ | *やはりサーヴァントのクラスとしてはイレギュラーなものであるようで<ref group = "注">一例として、イベント『ぐだぐだ帝都聖杯奇譚』で[[明智光秀]]が[[沖田総司〔オルタ〕|沖田オルタ]]をさして「アルターエゴ?そんなクラスは知らない(意訳)」といったことを言っていたほか、『[[黄金樹海紀行 ナウイ・ミクトラン]]』にて[[U-オルガマリー]]が[[キングプロテア (Grand Order)|キングプロテア]]を見て「アルターエゴなんてクラスは汎人類史には存在しないはず」と述べていた。</ref>、『Fate/Grand Order』の『奏章プロローグ』では「カルデアは汎人類史に本来存在しないはずのエクストラクラスを濫用しすぎたため、汎人類史との接触に支障が出ている」と問題になっている事が明かされた。 | ||
+ | *『Grand Order』では四つの四角形でエクストラクラスの枠組みが表されている。 | ||
== 話題まとめ == | == 話題まとめ == | ||
+ | *『Grand Order』の奏章では「カルデアがエクストラクラスを濫用しすぎている」と問題になり、精算を行うという展開になった。だがその直後にルーラークラスの[[ヨハンナ]]が実装され、その後も続々とエクストラクラスのサーヴァントが実装されている。 | ||
+ | **そのためエクストラクラスが実装される度に、ネット上では「濫用を咎める立場になっている人理がエクストラクラスの新サーヴァント実装に驚く」といったネタが散見される。 | ||
+ | **とはいえ[[カルデアの者]]は「そのエクストラクラスがなぜ存在するのか、どのように汎人類史に寄り添うべきかを理解すれば問題は解決する」と語っており、その言葉通りならば理解を深めさえすればいくら濫用しても問題は無いという事になる。 | ||
+ | |||
+ | == 脚注 == | ||
+ | ===注釈=== | ||
+ | <references group = "注"/> | ||
+ | |||
+ | ===出典=== | ||
+ | <references group = "出"/> | ||
== リンク == | == リンク == | ||
* [[サーヴァント]] | * [[サーヴァント]] | ||
− | {{DEFAULTSORT: | + | {{DEFAULTSORT:えくすとらくらす}} |
[[Category:小辞典]] | [[Category:小辞典]] | ||
− | |||
− |
2024年8月8日 (木) 23:59時点における最新版
エクストラクラスとは、通常の7つのクラスのどれにも該当しないクラス。
概要[編集 | ソースを編集]
各役割を背負った通常クラスの枠から外れたもので、その性質に応じてそれぞれクラス名称が異なる。「英霊」と呼べるか怪しい存在が召喚されることすらある。
イレギュラーなものばかり召喚されるので、特殊な状況下でしか召喚されないと思われがちだが、冬木の聖杯戦争では7クラス全て基本ラインナップとは限らず、三騎士以外は代わりにエクストラクラスが召喚される可能性があるとされる。
これまで登場したのは、以下の12クラス。
メモ[編集 | ソースを編集]
- 既存作品では未登場だが、上記以外にも近現代の銃を用いる英霊が該当するエクストラクラス「ガンナー」が存在し、該当する英霊としてビリー・ザ・キッドが挙げられている。
- 名称は不明だが軍勢を指揮して戦った英霊が該当する「指揮官のクラス」が存在するとされる。イスカンダル、ネロ・クラウディウス、ガイウス・ユリウス・カエサル等が該当する模様。
- アルクェイドは『EXTRA』においてバーサーカーとして登場したが、本来サーヴァントとして扱う場合のクラスは「ファニーヴァンプ」であるという。その説明では「毒婦」と書いて「ヴァンプ」とも読ませている。
- 『strange Fake』に登場するウォッチャーは冬木の聖杯戦争で正しくエクストラクラスとして召喚された場合「ゲートキーパー」として召喚されていたかもしれないらしい。
- 「ゲートキーパー」は『stay night』において没ネタとなったギルガメッシュのクラス名。「ゲートキーパー」=「衛宮」?というミスリードを狙いつつ対比をするつもりだった…らしい。
- カルナもマスター命名のせいで、一時「ランチャー」と呼ばれる。由来は彼が目からビームを出すから、とのこと。
『CCC』では他にも「アイドル」だの「ゴージャス」だの「バトラー」だのと名乗る、あるいは呼ばれるサーヴァントがいるが、それぞれが好き勝手に主張したりレッテル貼りをしたりしているだけで、聖杯がシステム的に割り当てたクラスには該当しない。 - 『CCC』におけるギルガメッシュは該当するクラスを持たない。これはムーンセルによって封印された状態から、正式な召喚によってクラスが割り当てられるプロセスを経ずにイレギュラーな契約を行ったため。ただし能力自体はアーチャーのものを基本にしており、同様の状況から契約すらせずに単独顕現した『EXTELLA』ではアーチャーとして現界している。
- また、イスカンダルの「王の軍勢」に代表されるサーヴァントの宝具の効果によって、一時的にクラスを持たないサーヴァントが召喚されるケースもある。
- 冬木の聖杯戦争において三騎士は絶対枠とされており、エクストラクラスのサーヴァントが召喚された場合は残り4つのクラスの代替となる。特殊なマスターばかり集まれば他の4枠がエクストラクラスのという奇妙な聖杯戦争もあり得るらしい。
- このクラスは各役割を背負った通常クラスの枠から外れたものであり、とりわけアヴェンジャーは例外の極致ともいえるクラスとなっている。
- 第一次は設定の変更がされていなければ第五次と同じく基本の七クラス。むしろ第五次が第一次と同じ基本七クラス構成に回帰したと言うべきか。
- 第二次の召喚サーヴァントは不明だが、凛が「聖杯戦争のたびに一つや二つはクラスの変更はあるみたい」と語っているため何らかのエクストラクラスが召喚された可能性が高い。
- 第三次には「復讐者」が喚ばれた分、「狂戦士」のクラスは召喚されなかった。
- 第四次は基本ラインナップだが、当初、奈須氏の構想では第四次のライダーはドラゴンを召喚してエクスカリバーでやられるマイナーな中ボス(ジル・ド・レェがそのポジションにあてがわれた)で、イスカンダルは第7のエクストラクラスの予定だった。代わりに何のクラスが欠落するはずだったのかは不明。
- 様々なルールが冬木のものから逸脱したスノーフィールドの聖杯戦争では、三騎士のランサーの代わりにウォッチャーが召喚されている。
- 藤村大河はトラぶる花札道中記で「従者(サーヴァント)」のクラスが与えられていた。
- 両儀式が「モンスター」というエクストラクラスではないかと挙げられる時があるが、無銘によると「彼女はサーヴァントではない」との事。なので「モンスター」というのはただの便宜上の名称である可能性が高い。
- 『stay night』の没ネタの一つに「マスター不在のはぐれサーヴァント」というキャラクターがおり、それが盾のサーヴァントという設定であった。
- 『Fate/Grand Order』で登場する「シールダー」クラスのマシュ・キリエライトは、この没案のリブートによって生まれた。
- 『カプセルさーばんと』では英霊化したバゼットが拳の英霊「ボクサー」として召喚されるというシナリオがある。
- やはりサーヴァントのクラスとしてはイレギュラーなものであるようで[注 1]、『Fate/Grand Order』の『奏章プロローグ』では「カルデアは汎人類史に本来存在しないはずのエクストラクラスを濫用しすぎたため、汎人類史との接触に支障が出ている」と問題になっている事が明かされた。
- 『Grand Order』では四つの四角形でエクストラクラスの枠組みが表されている。
話題まとめ[編集 | ソースを編集]
- 『Grand Order』の奏章では「カルデアがエクストラクラスを濫用しすぎている」と問題になり、精算を行うという展開になった。だがその直後にルーラークラスのヨハンナが実装され、その後も続々とエクストラクラスのサーヴァントが実装されている。
- そのためエクストラクラスが実装される度に、ネット上では「濫用を咎める立場になっている人理がエクストラクラスの新サーヴァント実装に驚く」といったネタが散見される。
- とはいえカルデアの者は「そのエクストラクラスがなぜ存在するのか、どのように汎人類史に寄り添うべきかを理解すれば問題は解決する」と語っており、その言葉通りならば理解を深めさえすればいくら濫用しても問題は無いという事になる。
脚注[編集 | ソースを編集]
注釈[編集 | ソースを編集]
出典[編集 | ソースを編集]