「プリテンダー」の版間の差分
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2023年8月11日 (金) 09:06時点における版
プリテンダー(Pretender)とは「役を羽織る者」の英霊。エクストラクラスの一つ。
概要
ホームズ曰く、「誰かのふりをすることで本物以上の業績を残したもの」「世界を相手に回して欺いたもの」が適合するとされるクラスである。
サンプルが少なすぎて詳細は不明だが、オベロンは霊基が絶えず変動していて信憑性がまるでなく、正体が判明するとともに「真名熔解」の演出と共にルーラークラスのカードの表面が黒塗りになってプリテンダークラスのそれに変わり、へファイスティオンは正体判明と共に「真名析出」の演出と共に透明なカードに浮かび上がるようにプリテンダークラスのそれになった。他にもゲーム中でオベロンが一時的に味方NPCとして参加した時は毎回違うクラスになっており、このため「自身のクラスや真名を偽装する」能力を持っていることが推測されている。
これまで登場したのは以下5人。
名前 | 登場作品 |
---|---|
オベロン | Fate/Grand Order |
ヘファイスティオン〔プリテンダー〕 | Fate/Grand Order |
レディ・アヴァロン | Fate/Grand Order |
九紋竜エリザ | Fate/Grand Order |
トラロック | Fate/Grand Order |
ケット・クー・ミコケル | Fate/Grand Order |
『Fate/Grand Order』ゲーム上ではバーサーカーのクラスに互いに2倍弱点を突き合う相性になり、フォーリナーのクラスに不利で、アルターエゴに有利。また、セイバー、アーチャー、ランサーのクラスに攻撃のみ有利で、ライダー、アサシン、キャスターのクラスに攻撃のみ不利。[注 1]
メモ
- プリテンダー(Pretender)の意味は「誰かのふりをする者」。まさにそのままの意味である。作中ではホームズが「役を羽織る者」と書いてプリテンダーとルビを振った形で呼んでいる。
- また、「王位を狙うもの」という意味もあり、こちらは最初に登場したプリテンダーであるオベロンの本性にぴったりである。
- プリテンダーというクラス名称はホームズによって看破されたものだが、亜種特異点Ⅳのメインテーマとして登場したフォーリナーと比較すると比較的あっさり明かされる。単に珍しいだけで、フォーリナーほどには「ありえない」クラスではないのか、それともそもそもホームズがその時考えて名付けた全く新しいクラスなのかは不明。
- 比較として、フォーリナーは「外世界からの来訪者」と言うこの世界にとっての異物であるのに対し、プリテンダーはどれほど世界の脅威であっても、この世界から生じた物である、と言う違いが考えられるか。
- 偽りの姿という意味ではフェイカーが先行登場しているが関係性は不明。
- 後にこのクラス属性を持つサーヴァントがプリテンダークラスとなりFGOに実装された。
話題まとめ
- クラス適正について
- 初めてタイプムーンエースでクラス適正について解説された際、このクラスは『「本物ではなかったが、本物そのものとして人理に刻まれた偽物」「本人の名前は歴史に残されていないが、その功績は別の英雄の物として歴史に残されている」と言った者でなければ該当しない』と言う極めて厳しい登録条件が課されていた。
- 例えば、誰かになりすましているだけでは適合せず、具体例として、怪傑ゾロは「他に本物がいる訳ではない」「ドン・ディエゴ・ベガの名が歴史に残っている」ため該当しないとされている。また、自身の伝承が歴史に残されている場合も該当しない。
- 本編時点では説明が少なく、「役を羽織るもの」といういかようにも取れる意味合いから「既存のこの英霊が該当するのでは」「役者や、変装の得意な英霊も該当するだろう」と言う推測が挙げられていたが、この定義でいくと、実際には非常に狭いクラスであり、ほとんどが当てはまらない。
- 例として武蔵坊弁慶は、常陸坊海尊が影武者を演じているサーヴァントなので該当者として有力視されていたが、「常陸坊海尊と言う名が歴史に残されている」ため、この条件に該当する可能性は低い。また、フランソワ・プレラーティについては「世界のテクスチャを騙す幻術」を駆使する事から「世界を相手に回して欺いたもの」として有力視されたものの、弁慶=海尊と同じ理由で可能性が薄まっている。
- 現在登場している中でこの条件に適合しそうなのは、コハエース版徳川家康(影武者であり、自身の名が伝わっていない)かエウクレイデス(複数名の共同ペンネーム説があり、かつその個々の具体的情報が無い)ぐらいであろうか。
- ……と、初期情報ではそういった適正条件のクラスであったのだが、3人目として「真名秘匿のため、自らプリテンダークラスに霊基変換している」と言う設定のレディ・アヴァロンが登場。彼女の特徴はタイプムーンエースで当てはまらないとされた怪傑ゾロの特徴と、大きく一致している。
- また、4人目として登場した九紋竜エリザは、一応「九紋龍史進のふり」はしているものの、元がエリザベート・バートリーである事を全く隠しておらず、尚且つ取り込んだ史進の自意識も生きている。どちらも、前述の初期情報には全く当てはまっていない。
- しかもこの2人は、アヴァロンが「正体を隠しているが、他の英霊の真名を名乗ったり霊基を纏っている訳ではない」、エリザが「他の英霊の真名を名乗り霊基を纏っているが、正体を隠していない」と、不一致の方向が全くの正反対でありプリテンダークラスとしての共通点が全く見いだせない。
- 一応、最初の2人も含めて「霊基が何らかの形で弄られている」と言う共通点がなくもないが、その場合、多少の魔術的素養があれば誰でも簡単にプリテンダーになれてしまう、と言う事になる。
- かくしてこのクラスは「厳しい適正条件」と言う初期設定から転じて「極めて曖昧な適正条件」と言う全く正反対のクラスに変化してしまった。理由としてはやはりムーンキャンサー同様、ゲーム的にこのクラスのサーヴァントを増やす必要が生じたため、と言う所だろうか。ただ、「最初に明かした設定が後々事情によって変更される」と言うのは珍しくないとしても、プリテンダーの場合は最初の情報開示から設定変更までがあまりに早すぎる[注 2]ため、何かしらの行き違いが有ったと言う可能性もあるだろう。
- ともあれ、今後新たな適正条件が公開される可能性や、前述の「可能性がない/薄まった」とされるサーヴァント達がプリテンダーとして登場する可能性も、あるかもしれない。
- なお、ソロモンとして活動していたゲーティアは、ビーストとしてのクラス相性がプリテンダーのそれと酷似している。
- 設定としても「ソロモンになりすまして行動していた」と言う点から、プリテンダーとの関連性が疑われている。
脚注
注釈
出典