エドワード・ティーチ
ライダー | |
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真名 | エドワード・ティーチ |
外国語表記 | Edward Teach |
性別 | 男性 |
身長 | 210cm |
体重 | 114kg |
出典 | 史実 |
地域 | カリブ海 |
属性 | 混沌・悪 |
一人称 | 拙者/俺 |
二人称 | お主/お前 |
三人称 | あいつ |
声優 | 西前忠久 |
デザイン | Bすけ |
設定作成 | 東出祐一郎 |
レア度 | ☆2 |
初登場作品 | Fate/Grand Order |
概要
- 略歴
- 『Fate/Grand Order』第三特異点『封鎖終局四海 オケアノス』では、西暦1573年の大海原に召喚されている。
- フランシス・ドレイクと同じく聖杯を保有し、またそれによって他のサーヴァントを使役しており、彼女(と行動を共にする主人公)と聖杯を巡って激しい戦いを繰り広げるが、敗北。
- 直後、味方であったはずのヘクトールにトドメを刺されて聖杯を奪われ、ドレイクらに看取られて消滅する。
- 終局特異点『冠位時間神殿 ソロモン』では冠位時間神殿に召喚され、アンとメアリー、エイリークとともに『女王アンの復讐号』に乗って登場。ドレイクら『黄金の鹿号』と共同戦線を敷き、Ⅲの座を統括する観測所フォルネウスに猛攻を仕掛ける。
- 人物
- 黒髭が特徴的な半裸の大男。
- 極めて典型的な海賊らしい風体で、酒と金と女と暴力が好きであるが、海賊としての気風もよく、海賊らしい海賊と呼ぶにふさわしい人物。大人たちにはとことん厳しいが、彼に憧れるような子供たちは例外であり、彼らには暴力を振るわない。…が、サーヴァントとなってからは壮絶な生前時代からいったい何があったのかと疑ってしまう程の豹変をしており、台詞の節々にネットスラングを使うほどの全方位オタクキャラと化している。
- ふざけているのは生前と変わらないものの、聖杯に賭ける願望が「ハーレム作りたい」、マスターに「薄い本買ってきてくだちい」とせがむ、同人ゲームを作ろうとする[注 1]など、もはやただのダメなオッサン。
- 生前では愛人は大勢いたが、彼女たちが寄ってきたのは溜め込んだお宝目当てだったらしく実質恋愛と結婚に無縁と言う有様。なので海賊稼業に明け暮れた人生に嘆く人間らしい一面も持っているが、サーヴァントとして現界してもその振る舞いと言動のせいで女性サーヴァントからドン引きされる始末。故にバレンタインイベではいわゆる『リア充』を一掃しようと行動したことも。
- 有事の際であっても余程のことがない限りその言動は変わらないが、エウリュアレに魅了された部下を躊躇い無く始末したり、ヘクトールをして追い詰められるまで裏切る隙を一切見出せないなど、大海賊の名に恥じない冷徹さや判断力、用心深さは十分に秘めている。
- 当人も悪党だと自覚しているが、胸を張って誇れないようなチンケな悪事はお断りである。
- 能力
- 通常攻撃には銃どころか剣すら使わず、なんと素手でのみ行う(霊基再臨二段階目からは腕にフックを持つ手甲をつける様になるが)。『Fate/Grand Order』第三章では、ヘクトールに対して拳銃で攻撃している。
- 神秘要素が薄い為か対魔力は低く、最低ランクのE。他に対魔力をEランクとして持つサーヴァントは、同じ神秘要素が薄い桜セイバーなど数体しかいない。
- 反対に耐久のランクはAと高く、低ランクの精神汚染、勇猛、戦闘続行が複合された特殊スキル「海賊の誉れ」を有しており、作中でも聖杯を奪われた後の瀕死の状態でヘクトールに二度にわたって反撃するなど、その逸話に相応しいしぶとさを見せている。
ステータス
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
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ライダー | 主人公 (Grand Order) | B+ | A | E | D | C | C | 騎乗:- 対魔力:E |
嵐の航海者:A 海賊の誉れ:B 紳士的な愛:C |
宝具
- アン女王の復讐(クイーンアンズ・リベンジ)
- ランク:C++
種別:対軍宝具
レンジ:1~20
最大捕捉:300人
由来:黒髭艦隊の旗艦『女王アンの復讐号』 - 黒髭の愛船『女王アンの復讐号』を呼び出す。速度はさほどでもないが、装甲が厚く強度に長ける。
- 敵船にはまず四十門の大砲を打ち込み、その後で低級霊となった名も無き「黒髭の部下」と共に猛然と襲いかかる。奪い去る、ということに特化した怪物船。その圧倒的物量の暴力は幾多の宝具でも極めつけである。
- また、この船は海に限ってならば「常時展開宝具」として顕現するが、大量に魔力を消費すれば空や陸も進むことはできる。
- この船は搭乗している部下の力量が上がるほどに船自体の性能も強化されるという特性のため、黒髭以外の同乗しているサーヴァントが存在すると、ダメージが飛躍的に向上する。
- 聖杯大戦や『Grand Order』のような、サーヴァントが大量に仲間として運用出来る状況で最大の効果を発揮できる宝具と言える。黒髭本人を含めて5騎のサーヴァントが搭乗した際には、砲弾が一切通じないなどドレイクの「黄金の鹿号」を圧倒する性能を見せた。
- 『Grand Order』のゲーム中では艦砲射撃により敵全体にダメージとチャージ減少を与え、さらにスター獲得という効果になっている。
真名:エドワード・ティーチ
- エドワード・ティーチ。黒髭の異名を持ち、世界で最も有名な海賊。海賊というイメージを決定付けた大悪党。
異名の由来となった豊かに蓄えられた髭には、ところどころに導火線が編み込まれ、爛々と光る眼はまさに地獄の女神とも悪魔の化身と恐れられた。 - 大航海時代が終わりを告げた直後、植民地貿易で繁栄する船を一度略奪すれば、巨万の富が手に出来る海賊時代が幕を開けた。
そんな時代に海賊として世界に名を轟かす男、黒髭―――エドワード・ティーチは産声を上げた。
- 真名であるエドワード・ティーチが本名なのかどうかは定かではなく、海賊になる前の素性もまた不明。
有力な海賊の一人であるベンジャミン・ホーニーゴールドの傘下にいたが、離脱したあとだが彼は海賊として身を起こし、瞬く間に大船団を作り上げると、カリブ海を支配下に置き、酒と女と暴力に溺れ、莫大な財宝を手に入れたのであった。 - その残忍さから一般の船人だけでなく、他の海賊たちはおろか部下たちですら黒髭を恐れたというが、栄枯盛衰。
世界各地で海賊対策が打ち立てられるにつれて、海で暴れ、栄えていた黒髭の海賊団も次第に追い詰められ、遂に軍の奇襲を受けてしまう。
それでも黒髭はわずかな部下たちと共に果敢に迎え撃ち、ニ十箇所の刀傷と五発の銃弾を受けても憤怒の形相で戦い続けたが、銃の装填中にとうとう力尽きて斃れてしまった。 - その後は首を切り落とされ、胴体は海に投げ捨てられたが、三日三晩首を探して泳ぎ回った逸話があったという。
- ――――その残虐さで人類史に刻まれた彼も、サーヴァントとして現界すれば、一体どうやってそんな知識を知ったのか、気づけばオタクとなって楽しんでいるそうな。
登場作品と役柄
Fateシリーズ
- Fate/Grand Order
- ゲーム開始時から実装されている。
その他
- ちびちゅき!
- 愉悦同好会特別顧問。ただし、単純に同人誌に興味津々なだけのようである。
人間関係
Fate/Grand Order
- フランシス・ドレイク
- 自分の時代より100年ほど前の大海賊。
- 女性としては眼中外なのでBBA呼ばわりするが、世界一周を成し遂げた「星の開拓者」としては最大限にリスペクトしている。
- 『封鎖終局四海 オケアノス』では共に聖杯を持つもの同士として敵対関係であり、上記のような言動で煽りまくる。
- エウリュアレ (Grand Order)
- 女性としてドストライクだったようで、『封鎖終局四海 オケアノス』では「脇と鼠蹊部をprprしたい」だの「ゴキブリを見るような蔑んだ眼を向けられながら踏まれたい」などと繰り返し、身柄を確保しようとする。
- なお、彼の名誉の為に言っておくと、上記の宝具の性能上昇を見込んで同乗させようとしていた面も(ごく一部)ある。
- マシュ・キリエライト
- どうやら合格点らしい。エウリュアレほどではないが執着する。
- アン・ボニー&メアリー・リード
- 『封鎖終局四海 オケアノス』での部下の二人。百合もイケる口なので彼女らに対しても高評価だが、もちろん好意を表すたびに罵倒で返される。
- ただ、『空の境界』コラボイベントでは彼女達にネットを教えてしまったために、自堕落な冥府魔道に引きずり込んでしまうきっかけを齎した。
- エイリーク・ブラッドアクス
- 『封鎖終局四海 オケアノス』での部下の一人。男性バーサーカーということからあまりアテにしていなかったようで、やられた際も「あいつなど我等の中で一番の小物」呼ばわりした。
- ヘクトール
- 『封鎖終局四海 オケアノス』での部下の一人。腹に一物あるのを見抜いていたのか、寝首をかくスキは死ぬ直前まで一切見せなかった。
- フォルネウス
- 『冠位時間神殿 ソロモン』で交戦した魔神柱。彼(?)から「貴様は特に不認なり」と敵意を剥き出しにされる。
- ジル・ド・レェ〔セイバー〕
- イベント『セイバーウォーズ』にてコンビを組んだ相手。「黒髭」と「青髭」つながりであろうか。
- だが、本当はセイバーオルタと組みたかったとぶっちゃけた挙げ句、「こんなのってないよ! 弾除けにもならないなんて大損じゃないか!」とディスる始末。
- ……上記のエイリークといい、男性と女性とで態度が露骨なまでに違っている。
- アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕
- イベント『セイバーウォーズ』にて本当はコンビを組みたかったが、怖いので誘えなかったとのこと。
- アルトリア・ペンドラゴン〔リリィ〕
- 「ちんまい金髪の姫騎士」で彼の好みには完全にストライクだった模様……当の彼女からは何度も宝具を股間にブチ込まれたが(無論、リリィは悪意ゼロ)。
- 謎のヒロインX
- ジャージ姿の彼女はお気に召さなかったらしい。クラス相性的にもアレだったのか、上記のジルに「好きにしていいよ」と投げてしまった。
- メフィストフェレス
- イベント『チョコレート・レディの空騒ぎ』にて共演。リア充爆発しろと叫んでたら本当に爆発させられてしまった。
- 相性としても、メフィストフェレスにとってティーチは退屈しない奴であろうし、ティーチ自身も根っこに残忍な部分があるため、かなり危険な組み合わせと言える。
- 後にカルデア悪人会での同僚となった。
- 清姫
- 大悪党である黒髭をして「ちょっと怖い」「洒落にならない」と言わしめる人物。女性としての評価については不明。
- イリヤスフィール・フォン・アインツベルン (Grand Order)
- 小学校五年生女子が完全にジャックポットだったのか、出会い頭に奇声を上げて失神してしまった。
- 案外、純粋に真っ当な対応をされた事でテンパり過ぎてしまったのかもしれないが。
- 巴御前
- 彼女に「それ、実はヒロインがボスなんでござるよ~?(原文ママ)」などと密告した結果、樽に詰められてインフェルノされてしまった。
- トマス・ドウティ
- ドレイクの幕間の物語で登場。
- 彼女を裏切った事について内心かなり思う所があったようで、捕まえた際には端から見ていると怖気が走るような態度で真意について問い質していた。
- ニコラ・テスラ
- ドレイクの幕間の物語にて、「ノリが良さそうだったから」とプロレス系の変なスラングを吹き込んでいた。
- ジェームズ・モリアーティ
- カルデア悪人会での同僚。
- クリストファー・コロンブス
- 同じ「邪魔するものは37564」系のオーラを感じ取って、カルデア悪人会への参加を勧めていた。
生前
- バーソロミュー
- 海賊仲間にしてオタク趣味仲間。イケメンで、片目メカクレ属性だか両目メカクレ属性だからしい。
- 推測される本名は、大航海時代最後の大海賊「ブラックバート」バーソロミュー・ロバーツ。
- もっとも、バーソロミュー・ロバーツが海賊として活動しだしたのはティーチの死後なので、座で知り合ったのかもしれない。
- ラカム
- 同じく海賊仲間でこちらは美少年好き。
- 「メアリーには騙された」と嘆いていたそうで、間違いなくアンと男装していたメアリーが乗った船の長であるジョン・ラカムのことである。
- これをメアリーが知っていたのかは不明だが、知ったところでラカムへの二人の評価が史実以上に下がるだけであろう。
名台詞
Fate/Grand Order
- 「いくでござる! いくでござる! 『
アン女王の復讐 』! ん~、一方的ですぞ!」 - 宝具開放。航海者と海賊に恐怖を与えた地獄の砲撃。
- 「せめて首は残してくれるとありがたいなあ、と思いつつ黒髭は倒れるのであった、まる」
- 敗退時。史実での最期を考えると納得はできるが、言い回しで何もかもが台無しである。
- 「おやおや、これはこれは奇遇ですな。デュフフフ。黒髭、参上ですぞー! 緑は敵ですぞー!」
- 召喚時。大海賊時代において恐れられた海賊…の姿は何処へやら、初っ端からネットスラングを仕込む黒髭のオッサンである。
- ですぞ口調に「緑は敵」という発言は某掲示板における赤モップのネタと思われるが、ティーチは『ピーターパン』におけるフック船長の元ネタともされているため、"緑"はピーターパンのこととも解釈できる。FGO的には第三章のヘクトールの裏切りに関する伏線かもしれなかったが。
- 「子どもと遊ぶのは好きですぞーい! ……あの、その冷たい目は止めてください。痛いです。ちょっと痛いです。ほんとに普通に純粋に子どもと遊ぶのが好きなだけ…ですよ?」
- マイルーム会話「好きなこと」。……えぇ~?本当にござるかぁ?
- 「聖杯にかける望みぃ? 海賊たる黒髭に、そんなものがあるはずハーレム作りたーい!」
- 聖杯にかける願い。どこの「そんな餌に釣られるクマ」かオマエは。
- 「誕生日でござるよマスター。そこで拙者の黒歴史ノートを貸します。一緒にCV決めてくだちぃ!」
- プレイヤー誕生日限定の台詞。なんでさ。
- 「夏でもないのにぃ、冬でもないのにぃ、イベントでござるぅ!」
- イベント発生時限定の台詞。どういう意味なのかは推して知るべし。
- 「……この大渦の中を逃げ延びたか……。英霊でもない身で、よくよく信じられん……
だがーーークク、ハハハハハ! それでこそフランシス・ドレイク、伝説は真実だった!
ハハハ。ハハハ、ハハハハハ! アーーハッハッハドゥーフフフフフwwwwwww!!!!!」 - 『封鎖終局四海 オケアノス』にて。
- 冒頭でシルエットで登場して格好つけたつもりなのかもしれないが、最後の笑い声で盛大にネタバレし(たかどうかはともかく)威厳もぶちこわしにしてしまった。
- 「とにかくそこの
鯖 、名前を聞かせるでござる!さもないと――。」
「今日は拙者、眠る時にキミの夢を見ちゃうゾ♪」 - 『封鎖終局四海 オケアノス』にて。
- 一目見て気に入ったマシュに放った前代未聞の脅し文句。マシュはすぐさま名乗った。
- 「ほーら、返り血で濡れちゃったじゃん? 無闇やたらとこうなるワケDEATHヨ?」
- 『封鎖終局四海 オケアノス』にて。
- エウリュアレに魅了された部下を即座に処刑しての一言。普段のおちゃらけた態度そのままな分、余計に怖い。
- 「そうか、じゃあしょうがないな! は、いいさ、いいさ、いいってことさ!
黒髭が誰より尊敬した女が! 誰より焦がれた海賊が!
黒髭の死を看取ってくれる上に、この首をそのまま残してくれるなんてな!
それじゃあ、さらばだ人類! さらばだ海賊!
黒髭は死ぬぞ! くっ、ははははははははははははは!!」 - 『封鎖終局四海 オケアノス』にて。
- 最期の言葉であり、極めて貴重なシリアス黒髭。既に瀕死であるにもかかわらず直前までいつも通りの言動で振舞うしぶとさを見せていたが、最後の最後で自分のわずか前の時代を生きた大海賊への想いを吐露し、消滅する。
- 「なーんで接者にだけフレンドリーに話しかけてくるのかなー。もしかして同類と思われてる? やだ怖い!
よし、怖いからやっぱり殺すかァ!
オラ! 目! 鼻! ない! なのでまた目! 目! 目!
目だけしかねえじゃねえかこの野郎!!」 - 『冠位時間神殿 ソロモン』にて。
- 魔神柱フォルネウスから「貴様は特に不認なり」と二度も言われた黒髭はフォルネウスから同類と思われていることに何を考えてか、目玉を次々と滅多打ちにしていた。
- 「よーし、いいか、俺たちはカリブの海賊 誇りも命も全ては海においてきた!!
いつも通り、奪い、犯し、殺す。ただそれだけだ!! いくぜ野郎ども!!」 - キャラクエ「男の戦い」にて。戦闘開始の合図とともに、お宝を手に入れるべく部下達に突撃の号令をかける。残虐非道で知られた大海賊の面目躍如である。
- ……目当てのお宝が裸婦(ラフ)画集「フランシス・BBA百選」でなければ、最高にカッコいいシーンなのであるが。
- 「まあ拙者の場合、BBA好きとは言っても、いわゆる海賊としてのフランシス・ドレイクでなく、星の開拓者として見ているちょっと変わり者ですのでwwwフェルディナンド・マゼランの影響がですねwwwデュフwwwつい本音が、失敬、失敬www」
- 「フォカヌポウコピペ」や「長門コピペ」と呼ばれるネタの改変。ティーチがドレイクをどう評価しているかを吐露する重要なセリフでもある。
- 「謝れ!スカートのフリル一つ一つを丹精込めて造形している
職人 さんに謝れよーぅ!」
「詫びだとォ!?謝ればこのフィギュアが蘇るとでも思ってるのか!」
「これはっ、この子はなぁ……エルフ耳の職人さんが丹精込めて手作りした一品で、再販など望むべくもなく――――」 - 百貌のハサンの幕間の物語より。
- 自室でいかがわしいフィギュアにいかがわしい行為を働こうとした瞬間、ハサンによる無言の奇襲でフィギュアが破損したことに対する涙ながらの抗議。
- この子という表現に並々ならぬ思いが伺える。と、いうかメディアさん、一体何を作って……。
- 自分自身も冤罪から叩きのめされ、憤懣遣る方ないといった様子だったが……。
- 「許す。」
「ええとまずはこのニーハイを健康的な素足にしてもらって眼鏡と縦笛とリボンを追加して服は半脱ぎでそれから脇を」 - 百貌の一人、『
露塗 』の手にかかれば復元どころか魔改造も可能と聞き、あっさり手の平を返す。 - 恐ろしく趣味に走った詳細な願望を垂れ流しているが、途中で気を失ったため実際はこれ以上の要求があったものと思われる。
- しかし『露塗』は『露塗』で魔改造が最も好きな仕事らしい。
カルデアの英霊はそんなんばっかか
- 「リア充爆発しろ!」
- バレンタインイベントより、チョコを貰えない男たちの心を代弁する魂の叫び声。本作では(宝具発動時等以外の通常会話では)初となる、文字サイズ大の台詞であった。
- 「デュフフフ。無人島……脱出不可能……女性陣にモミクチャにされるハーレム生活がこれから始まるのは確実。」
「……なのに。なのに――どうして――」
「今のところ一番頑張った拙者が、そこに参加できないのかー! テラ理不尽!」
「呪う! 拙者、世界を呪いますぞぉぉぉー! うおおお、聖パイに呪いあれぇえええ!」 - 期間イベント『カルデアサマーメモリー』の序盤にて。
- 流木とただの板で島外の海へと突入した(させられた)ティーチは、翌日虫の息で戻ってきた。
- 命懸けの報酬であったメアリーとのワンタッチも裏切られる結果となり、かのZeroランサーのように絶叫し消滅。(見ていた当人も妙な親近感を覚えるほどだった)
- なお相当無念だったのか、その怨念を持ってしてイチャつくリア充達の前にシャドウサーヴァントとして復活するも、即排除された。
- 「デュフフフ……メアリーたん、首を洗って、否、脇とかヘソとか洗って待っててくだちい!」
「あ。違うな。そりゃあ違うぜ黒髭。オレ様ともあろうものが幽霊になって耄碌したかあ?」
「前言撤回。別に洗わなくても良いですぞ?」 - 上記幽霊となって復活した際、ワンタッチの約束を履行するための主張。さすがにこれにはメアリーも「もうやだ」と悲鳴を上げた。
- 「ぐぬぬ……どうしても連れて行ってくれぬのですかぁー! フォォォこうなったらぁぁ拙者ぁぁ―――。
赤嫁王 と酒呑童女 さまにチクってやりますぞー! 拙者超本気ですぞー!」 - 期間イベント『プリズマ☆コーズ』にて。
- 主人公に魔法少女達がいる固有結界へと連れて行くように懇願するも、あしらわれてしまう。
- これに業を煮やした黒髭はそのことをネロと酒呑童子にチクろうとしたが、ファントムに清姫のことを振られると怖気ついた。
- 余談だが、ネロを演じた丹下桜氏と酒呑童子を演じた悠木碧氏はそれぞれ過去の他社作品で魔法少女の声を当てたことがあるので、所謂「声優ネタ」の類といえる。
- 「なにね、男ってのは手に入っちまったお宝にはめっきり欲が失せるもんなのよ。
でもなぁ、オレはとにかく面倒ごとは嫌ぇだからよ! あんまり高嶺の花すぎてもゲンナリするワケ!
できる限り近くにあって、手が届きそうで届かない。そういうお宝がいいんだわ……」
「……って思うじゃん!? ヴァーカそれじゃ一生手に入らないっしょ!
陵辱がナッシングでしょ! なんかいい感じに関係を築いたところでガーッといきたいの海賊的に!
それでこそ最高のエンタメってもんでしょ!? 石橋を渡ってもつまんないンですよ!」 - 同上。上記のやり取りの後でこじらせた挙げ句、理想の魔法少女の降臨の為に暴走した彼の、魔法少女に対する持論。
- 相変わらずの内容だが、一人称が「オレ」なあたり割とマジモードのようである。そして憧れと欲望と破滅願望が同居しているある意味恐ろしい内面が伺える言葉でもある。
- 「あれは誰だ!?湯けむり美女だ!?
温泉 だ!?もちろん―――
拙者だよ!
はいどうも。来る事は分かっていたと各所で言われていそうなティーチたんです。
―――だがな、しょうがねぇんだよ。
動きを読まれていようが、嫌がられようが。男にゃやらなきゃなんねぇときってのがあるんだよォ!
そうだろ、なあ……野郎共!」 - イベント『節分酒宴絵巻 鬼楽百重塔』にて。
- どこかのローマが言いそうな言い回しで登場
お前かよ。男の矜持を声高に叫びながら、完全犯罪計画を企む湯煙のパパ、守りが得意なオジサン、物語中毒の劇作家、自分中心な古代王、女好きの狩人達仲間と共にお約束(覗き)に挑むが、当然お約束の展開を迎えた模様。
- 「拙者、どんな戦いであれハーレム志望ですので! 笑顔こそ最高のチャームポイントなので!」
「明るく楽しく、無垢な女の子しかいない異世界とかに転生した――い!」 - ドレイクの幕間イベントで、ドレイクの「大将はどんな窮地でも強がって笑え」という主人公への助言を聞いての同意。
- 陰気くさい大将だと集まるメンバーが殺人鬼ばかりになるとのことで、転生してライトノベルのような主人公ライフを望んでいるようだが…。
- この少し前にドレイクから「嘘つき」「たまには本音を口にしろ」「そして死ね」と言われているので、これも本音ではないと思われる。
- 「助けるとか助けないとか、そういう小難しい話してんじゃねえよ。知らねえよ。
オレが知りてぇのは理由だよ。なんで裏切ったんだって聞いてんだよ。
なあ話せよ、気になってネットサーフィンもできねえんだよ。できねえんならテメエ死ねよ。
オレはそっちでもいいんだよ。ようはスカッとしたいだけなんだからよ。」 - ドレイクの幕間イベントで、逃亡したトマス・ドウティを見つけて捕まえ、命乞いをする彼に対しての言葉。なお、この直前に当ててはいないが鉛玉を一発ブチ込んでいる。
- 一人称も「オレ」であり、完全なマジモード。最大限にリスペクトしているドレイクを裏切った相手ということもあり、本気で言葉通りのことを思っていそうなのが背筋が凍る話である。
メモ
- 残忍さで歴史に名を轟かせた大海賊とは思えないキャラの崩壊ぶりであるが、設定を作成した東出氏曰く「自分でも通ると思えないレベルで弾けさせたところ全部通ってしまった結果」だとか。
- キャラクターデザインを担当したBすけ氏はそのオタク設定に笑撃を受け、表情もそれにあわせてコミカルなものとなっている。
- とはいえ、「寝床も食事も娯楽もボタン一つで簡単に手に入る現代文明に触れたら、所詮犯罪でしか食っていけないから海賊やってたヤツらが嵌るのも当然」という見方も一部ではあった。
- 後にやはりロマンを求める海賊であるメアリー&アンもネットに嵌って引き蘢り強盗になってしまったことを考えると、あながち的外れな推測でもなかったのかもしれない。
- 黒髭の旗艦である『女王アンの復讐号』は1717年頃に拿捕したラ・コンコルドという奴隷船が元になったとされる。
- 銃や剣は『FGO material』で見ることができ、「第二段階」で装着されるフックも伸縮自在に曲がる。
- 黒髭が奇襲を受けたとされているのは、1718年11月21日ノースカロライナのオクラコーク湾だったと言われ、黒髭討伐を命じたイギリスの軍艦パール艦長ロバート・メイナードに襲撃されたとされている。
- この時メイナードの放った弾丸が黒髭の胸に命中し、部下達が一気に黒髭に襲い掛かったが、それでも黒髭はなかなか倒れず、それどころかメイナードの剣をへし折ったなどといった逸話を残している。彼の筋力・耐久の高さはこれが影響している可能性が高い。
- メイナードは最終的に黒ひげの首を切り落として船首に吊し、胴体は海に投げ捨てたとされている。
が、それでもなお海に投げ捨てられた首の無い胴体は生きることへの執念を失わず、船の周りを3周泳いだという伝説まで残している。- 彼のスキル『海賊の誉れ』で付与されるガッツは効果が発動するまで永続ストックという破格の性能である。これも史実の生き汚い逸話からであろうか。
- 生前に女性にモテなかったことを嘆いているものの黒髭の女性関係の伝承はそれなりにある。14名の妻を持ち最後の妻は16歳であったという。
- 『FGO materialⅠ』でも妻は大勢いたものの、その全てが財宝目当ての強欲女ぞろいであり、バレンタインイベントでのやりとりでは女性たちからチョコ一つを渡す際に宝石一個を交換していたようだ[出 1]。その為か、黒髭としてはリアルに充実したとは言えなかったようだ。
- なお、黒髭も子供だけでなく女性には優しかったとされる。上記の男性と女性に対する態度の差はそこから来ているのかもしれない。
- 2016年7月30日において新たに追加されたスキル『紳士的な愛』の効果は「味方全体のHPを回復&自身を除く味方全体の[男性以外]のHPを回復」というものであり、要は女性サーヴァントに対してのみ回復量が倍になる。明らかに逸話以上にキャラの方由来であろうツッコミ所の塊である。しかし素の回復量が一線級の水準を満たすため、回復メインのサーヴァントの回復スキルに引けをとらないどころか、女性パーティで使えばむしろトップクラスの次点につける代物と化している。
- なお、回復量増加対象は他の厳密な「女性対象」スキルとは異なっており、黒髭氏が「女性っぽい」と判断する人物ならば全て対象に入る。つまり、性別不定であるシュヴァリエ・デオンや男の娘のアストルフォ、男が性転換したダ・ヴィンチちゃんに性別「なし」のエルキドゥも含まれている。しかし英霊としての本体が男性かつ熊のぬいぐるみであるオリオンだけは対象外。
- ちなみに、実装当初エルキドゥはコレの対象外に設定されていたのだが、後に修正されて効果の対象に入ったという経緯がある。姿かたちの元は女性だから黒髭的にやっぱりOKだったと思われるが、それにしたって節操なさ過ぎないか……。
- なお、回復量増加対象は他の厳密な「女性対象」スキルとは異なっており、黒髭氏が「女性っぽい」と判断する人物ならば全て対象に入る。つまり、性別不定であるシュヴァリエ・デオンや男の娘のアストルフォ、男が性転換したダ・ヴィンチちゃんに性別「なし」のエルキドゥも含まれている。しかし英霊としての本体が男性かつ熊のぬいぐるみであるオリオンだけは対象外。
- 世界でもっとも有名な大海賊だけはあるのか、「黒髭」をモチーフにした人物・キャラクターは少なくない。ロングセラー商品「黒ひげ危機一発」は言わずもがな。他に有名な所では、『ピーターパン』のフック船長のモデルとしても知られる。
- 彼の絆クエスト「男の戦い」は名台詞の項の通りの内容だが、そこで戦う敵海賊からは通常なら彼らとは縁もゆかりもない貴重な素材アイテム「禁断の頁」がなぜかほぼ確定で大量ドロップするという、ゲーム的にもツッコミ所満載な大盤振る舞いになっている。
- 解説を読むと死後にオタク化したように書かれているが、「男の戦い」におけるパイケットの様子を見ると、生前からカリブの海賊全体がオタク集団だったか、或いはその強い素質があったのかしれない。当時そんな文化があったかどうかはおいといて。
脚注
注釈
- ↑ ただし本人が担当するのはディレクターと主人公役の声優のみでシナリオと原画はマスターに任せようとしている。