Fate/hollow ataraxia

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Fate/hollow ataraxia
発売日 2005年10月28日(PC版)
2014年11月27日(PS Vita版)
機種
PC版
Windows 98 / ME / 2000 / XP
PS Vita版
PlayStation Vita
開発元 ノーツ(PC版)
角川ゲームス(PS Vita版)
発売元 ノーツ(PC版)
角川ゲームス(PS Vita版)
定価 7,140円(PC版)
6,000円(PS Vita版 / 通常版)
8,000円(PS Vita版 / 限定版)
PC版
MELTY BLOOD Act Cadenza(AC)
PC版
MELTY BLOOD Act Cadenza(PS2)
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Fate/hollow ataraxia
原作 TYPE-MOON
作画 雌鳥
掲載誌 月刊少年エース
連載期間 2013年7月号 -
単行本 既刊2巻
発売元 角川書店
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概要[編集 | ソースを編集]

Fate/stay night』のファンディスク。

舞台は聖杯戦争が終結してから半年後の冬木市。聖杯戦争が終結しているにも関わらず、サーヴァントとマスターが全員生存しているという状況に、誰も気付かないまま繰り返される4日間を描いている。

内容はコメディ色が強く、前作では語られなかったキャラクターの一面が補完されていたりもする。

2014年にフルボイス化されたPS Vita版が発売された。

2024年8月3日にNintendo Switch/Steamでのリマスター版『Fate/hollow ataraxia REMASTERED』の制作決定が発表された。

あらすじ[編集 | ソースを編集]

聖杯戦争の終焉から半年間が過ぎた。あくまでも穏やかに重ね綴られる爽秋の日々は、アンバランスを押し隠している。

在るべき感傷。もはや触れ得ぬはずの優しさ。語られることの無かった言葉。

奇妙な罠にとらわれた冬木の町に、その不条理に至らぬまま、再び現界するサーヴァントたち。

彼らの胸に残響するのは、安息か、それとも忘れ得ぬ誓いか。

死にも似た瞬きのつど、繰り返される夜と昼。

聖杯戦争は終わった。ではこの身に翳りゆく痛みは、何者との闘いの爪跡なのか。

再び運命の幕が上がる、

それは、約束の四日間―――

登場人物[編集 | ソースを編集]

今作からの登場人物[編集 | ソースを編集]

バゼット・フラガ・マクレミッツ
魔術協会から派遣された武闘派魔術師
アヴェンジャー
第八のクラス「復讐者」のサーヴァント。物語の鍵となる人物。
カレン・オルテンシア
冬木教会の司祭代行。聖職者なのが信じられない毒舌家。
蛍塚音子
大河の親友。愛称は「ネコ」。
柳洞零観
一成の兄。弟とは似ていない豪快な僧侶。
美綴実典
美綴綾子の弟。桜に想いを寄せるが……。
ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト
時計塔での凛のライバル。
ステンノ
ライダーの姉。
エウリュアレ
ライダーの姉。

前作からの登場人物[編集 | ソースを編集]

衛宮士郎
主人公で半人前の魔術師。終わったはずの聖杯戦争が再び始まったという情報に、市内各地を回って何が起こったのかを調べ始める。
セイバー
士郎と契約したサーヴァント。staynight時よりも健啖家っぷりが強調されている。また、アホ毛を握ると化する。
遠坂凛
魔術師の家系「遠坂家」の現当主で本人も魔術師。連絡を受け、倫敦留学から舞い戻り……。
間桐桜
間桐慎二の妹。いつの間にか間桐家の実権すべてを掌握していたり、体重計を恐れたり。
アーチャー
凛と契約していたサーヴァント。真実を探るものの一人。……釣りとかしてたりもするけど。
ライダー
桜と契約しているサーヴァント。様々なコンプレックスが暴露される。
ランサー
ザ・サバイバー。本当にどこにでもいる。
ギルガメッシュ
子ギル化。オニューのダサ私服解禁☆
イリヤスフィール・フォン・アインツベルン
メイドと一緒に愛車に乗って、爆走してきます。
セラ
イリヤのメイド。
リーゼリット
イリヤのメイド。
葛木宗一郎
穂群原学園の教師にして、キャスターのマスター。
キャスター
若奥様。
アサシン
お地蔵さん。三枝由紀香といい雰囲気。
間桐慎二
士郎の同級生で数年来の友人。もう真っ白(灰になった的な意味で)
間桐臓硯
桜達の祖父。聖杯を失い、もはやボケ老人と化してしまった。枯れたワカメ
柳洞一成
士郎の同級生で友人。女狐に苦しむ。
後藤劾以
士郎の同級生で友人。
美綴綾子
凛の同級生で友人。乙女全開。
氷室鐘
陸上部三人娘の一人。氷室恋愛探偵。
蒔寺楓
陸上部三人娘の一人。はっちゃけすぎ。
三枝由紀香
陸上部三人娘の一人。地味にサーヴァントキラー。
藤村大河
士郎達が通う学園の英語教師。相変わらず食いますよ?

用語[編集 | ソースを編集]

聖杯戦争
万物の願いをかなえる「聖杯」を奪い合う争い。冬木市を舞台に行われる。
マスター
聖杯戦争の参加者。聖杯の助けでサーヴァントを召喚し、従える。
サーヴァント
過去・現在・未来に存在する英雄の魂が聖杯の助けによりマスターに召喚された存在。
冬木市
前作に引き続き舞台となる。今回は戦場としてだけではなく、日常を謳歌する場所として町の魅力を存分に見せてくれる。

ミニゲーム&おまけ[編集 | ソースを編集]

トラぶる花札道中記
花札。ストーリーモードあり。後に配布パッチによりバージョンアップが可能となった。
Vita版では封入特典として実装されているが、Fate/stay night [Realta Nua]の封入特典と同一の内容となっている。
風雲イリヤ城 〜とつげきアインツベルン〜
いわゆるヘタレ絵のサーヴァントを操作して難関を突破していくアクションゲーム。
タイトルや個々のゲーム内容は往年の人気テレビ番組のパロディー。
TYPE-MOONのHPから、スマートフォン用アプリとして発売中。
Vita版ではフルボイス化されている。
開運 遠坂神社
御神籤と絵馬が購入できる。
Wall Paper
壁紙ギャラリー。24種。
カプセルさーばんと
Vita版のミニゲーム。対戦型のタワーディフェンスゲームで、少年シロウと少女リンが街の平和を守るために様々なマスターと多数のさーばんとを率いて戦っていく。フルボイスで、48騎のさーばんとが登場。

スタッフ[編集 | ソースを編集]

  • 原画:武内崇
  • シナリオ:奈須きのこ、阿羅本景、森崎亮人、星空めてお※
  • プログラム:清兵衛
  • スクリプト:つくりものじ
  • グラフィック:こやまひろかず、BLACK、蒼月誉雄、moriya
  • サウンド:KATE & NUMBER201

※スタッフロールには記載されていない。『Girls' Work』発表を強調する目的で伏せてあった。(タイプムーンエースVol.6 p.40)

主題歌[編集 | ソースを編集]

PC版
オープニングテーマ
「アタラクシア」
作詞:奈須きのこ / 作曲:KATE / 編曲:James Harris / 歌:rhu(from "Colorvariation")
テーマソング
「hollow」
作詞:芳賀敬太 / 作曲:KATE / 編曲:James Harris / 歌:rhu(from "Colorvariation")
エンディングテーマ
「僕たちの未来」
作詞:芳賀敬太 / 作曲:KATE / 編曲:NUMBER 201 / 歌:rhu(from "Colorvariation")
PS Vita版
オープニングテーマ
「broKen NIGHT」
作詞:aimerrhythm / 作曲:浅見武男 / 編曲:玉井健二、大西省吾 / 歌:Aimer
挿入歌
「holLow wORlD」
作詞:aimerrhythm / 作曲:岡本剛、玉井健二 / 編曲:玉井健二、大西省吾 / 歌:Aimer
エンディングテーマ
「Open The Doors」
作詞:芳賀敬太 / 作曲:KATE / 訳詞:深野香 / 編曲:玉井健二、大西省吾 / 歌:Aimer
上記の「僕たちの未来」の英訳アレンジ。アップデートにて追加された。

雑誌付録ドラマCD[編集 | ソースを編集]

あるいは怪物という名の食卓
月刊コンプティーク2014年8月号付録。
シナリオ:磨伸映一郎
ノーマネーノーライフ バゼット=サン
月刊コンプティーク2015年1月号付録。
シナリオ:ACPI

メモ[編集 | ソースを編集]

hollowの状況は原作Fate/stay nightのどのルートにも該当しない。各ルートの最終結果が混ぜ合わさったような状態。当然それでは矛盾を内包するわけだが、その矛盾について登場人物達は気づいていなかったり、考えないようにしていたり、気づいているが無視していたりする。

各ルートそれぞれで死亡している登場人物も「生存の可能性」が他(Fate/stay nightで語られるものとは限らない別の可能性も含めて)にある限りはこの四日間に登場する資格を持つ。根本的な矛盾は抱えたままだが、表面的に多少は整合性を持たせるための「初期設定」が設定されている。

  • 奈須きのこ氏の発言ほか より類推。
1. 士郎は令呪を2回行使し、最後の令呪を残している。
2. 聖杯は凛の令呪でセイバーが破壊した事になっている。
3. 桜の正体が士郎に知られている。他にも聖杯戦争中秘匿されていたそれぞれのサーヴァントとマスターの関係、ギルガメッシュの存在などは、関係者全員に公開された状態になっている。
4. 凛と士郎の師弟関係は継続中。
5. 凛はアーチャーと「聖杯戦争後」に契約破棄。
6. アーチャーの正体が知られている。
7. ライダーとセイバーは宝具同士で激突し、セイバーが勝利した。
8. 言峰綺礼は確実に死亡。登場せず。

2.補足=よってセイバーのマスター権は一時的に凛に委譲され、その後再び士郎に戻されている
8.補足=彼が聖杯戦争で生存する可能性は、どのような結末であれ存在しない。少なくとも、Fate/hollow ataraxiaが引き起こされる可能性を持った次元においては。

葛木はギルガメッシュと対決して死亡し、この際キャスターは生存する(ただし、キャスターも死亡している可能性がある)という結末を垣間見るシーンがある。葛木がFate/hollow ataraxiaに登場していることからもわかる通り、可能性の一つであってもこれが「初期設定」に含まれるかどうかは不明。

脚注[編集 | ソースを編集]

注釈[編集 | ソースを編集]


出典[編集 | ソースを編集]


リンク[編集 | ソースを編集]