ダンテ・アリギエーリ

提供: TYPE-MOON Wiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
プリテンダー
真名 ダンテ・アリギエーリ
外国語表記 Dante Alighieri
性別 男性
身長 175cm
体重 69kg
好きな物 物語を紡ぐこと、イタリア料理を食べること
思索(第三再臨)
苦手な物 運動、戦闘、多人数相手のお喋り、自分を故郷に帰さない陰謀、古くなって傷んだ肉と野菜[注 1]
故郷に帰れないこと(第三再臨)
出典 史実、『神曲』
地域 イタリア
属性 中立・中庸
副属性
声優 千葉翔也
デザイン 白浜鴎
レア度 ☆5
初登場作品 Fate/Grand Order
テンプレートを表示

概要[編集 | ソースを編集]

役を羽織る者サーヴァント

略歴
『CBC2025 彼の名はダンテ』にて登場。
カルデアがレイシフトした特異点にある「ホテル・デノヴォ」でコンシェルジュとして働いており、聖杯を探すために一行と手を組む。
そして一行と共に、コンシェルジュとしての業務と聖杯探索の両方をこなしつつ過ごす事となる。
人物
怪しげな雰囲気を持った細身の男性。
性格は慎重でありながらもとぼけたところがあり、意識してボケを挟んできたりとややめんどくさい愉快な人物。
とはいえ本人は自分を「ギャグ要素一切なしのシリアス系サーヴァント」だと語っている。
よく話し始めに「フフ……」と意味深な笑いをするが、これは基本的に何を言うべきか考えるための時間稼ぎ。
『神曲』の主人公であるダンテの役を羽織っているものの、実在したダンテとの違いは「物語を実体験した」という点以外に無いため、羽織っている役も素という珍しい存在。
第三再臨では、要因は不明だが明るい声色になり、言葉尻に含みを持たせる事が少なくなる。
能力
『神曲』の地獄編で描かれた様々な魔人、魔獣の召喚や、宝具である切先を潰した天使の剣を駆使して攻撃を行う。

ステータス[編集 | ソースを編集]

クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考
プリテンダー 主人公 (Grand Order) B+  B++  EX  単独行動:B+
陣地作成:D++ 
三世界放浪:EX
百歌の星:A+
七罪の刻印:B 

宝具[編集 | ソースを編集]

汝、この門を潜る者、一切の希望を捨てよ(ラシャーテ・オーニ・スペランツァ、ヴォイ・ケントラーテ)
ランク:EX
種別:対界宝具
レンジ:0
最大捕捉:不明
『神曲』でもっとも有名なオブジェクト、「地獄の門」の具現化。
門を開くと、中から地獄の魔獣や罪人たちが溢れ出す。その様子はさながら欧風百鬼夜行といった様相。
門を開く度、ダンテは絶望に耐えなければならない。絶望に屈したとき、門は開いたままとなって大変なことになる。
なお、ダンテ自身としては発音の難しさも気になる様子。
『Grand Order』では「フィールドが〔天国〕の時、自身に〔天の力を持つ敵〕特攻状態を付与(1ターン)+フィールドが〔地獄〕の時、自身に〔地の力を持つ敵〕特攻状態を付与(1ターン)+自身の宝具威力をアップ(3ターン)<オーバーチャージで効果アップ>+敵全体に強力な攻撃[Lv]&呪い状態を付与(5ターン)&チャージを減らす」という効果のArts宝具。
七罪の刻印剣(ペッカティ・スパーダ)
ランク:B+
種別:対人宝具
レンジ:1
最大捕捉:1人
切先を潰した(攻撃ではなく防御主体の)天使の剣。ダンテの額に文字を刻んだ。
罪を刻印することにより、様々な危難をもたらすが、罪を浄化されると逆に相手のパワーアップを許してしまう。
罪を明示化するためのものだが、機械的な存在に用いた場合の効果は未知数。
ダンテ曰く、意外と重いのだとか。
『Grand Order』では通常武器として使用され、真名解放による能力は喪失している。

真名:ダンテ・アリギエーリ[編集 | ソースを編集]

中世イタリアにおける名高き詩人、哲学者、あるいは作家、そして政治家。
傑作叙事詩『神曲』を世に送り出したことで、中世ヨーロッパ文学に多大な影響を与え、同時にルネッサンスの基礎を築いた。

関連[編集 | ソースを編集]

神曲
「地獄篇」「煉獄篇」「天国篇」の三部で構成される、長編叙事詩。
内容としては作者であるダンテが、古代ローマの詩人ウェルギリウスと出会って地獄、煉獄、天国を巡るという物語。
イタリア文学最大の古典とされる作品であり、世界的にも傑作と評される。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

Fateシリーズ[編集 | ソースを編集]

Fate/Grand Order
イベント『CBC2025 彼の名はダンテ ~ホテル・デノヴォのコンシェルジュ~』にて、サーヴァントとして実装。
ストーリー召喚限定サーヴァントであり、奏章Ⅳクリアでストーリー召喚に追加される。

人間関係[編集 | ソースを編集]

Fate/Grand Order[編集 | ソースを編集]

ジニー・ホーリーグレイル
『CBC2025 彼の名はダンテ』にて出会った存在。
物語終盤で彼女が消える定めを知った後は、「彼女という子供が消える」という現象に我慢ならず、彼女のためにカルデアと戦った。
黒髪ロン毛の葉巻プカプカしてる人
『CBC2025』にて、何をすればいいのか彼に尋ねた所、長い薀蓄を延々と聞かされたらしい。
内容はよく覚えていなかったらしく、また薀蓄を語ればいいのだと勘違いもしていた。
胡散臭いアラフィフ
『CBC2025』にて、彼からコントをするべきだと吹き込まれ、信じてしまった。
レオナルド・ダ・ヴィンチ
同郷の英雄。
「フィレンツェの至宝」「地元の大天才」と讃えており、先輩として誇り高いと語っている。
また、彼女との合作を狙ってもいる様子。
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
作家である彼が子供になっているのを見て、「子供になれば締切に追われない」と解釈していた。
しかし、相変わらず締切に追われる実情を聞き及んだ際には「酷くない?」と零している。
ウィリアム・シェイクスピア
どんよりした感じの文豪だとイメージしていたらしく、陽気な彼に違和感を抱く。
しかし「締め切りが近いと大体どんよりしている」と聞くと受け入れかけたが、やはりダメだった模様。
ヴァン・ゴッホ
外なる神と関わるサーヴァントという事で、彼女に新しく斬新な地獄を描いてもらえるかもしれないと踏んでいる。
そこで十二枚くらいの連作を依頼したが、病みそうだからダメだと断られてしまった。
葛飾北斎
極東出身の彼女の視点からなら、新しいベアトリーチェが生まれるかもしれないとしている。
だが、挿絵の指定は守らない事が多いと聞き、例としてウェルギリウスを源為朝にしてもいいかと聞かれて難色を示している。
とはいえ、「地獄巡りにロボが付いてくる」というのは一周回ってアリとも感じた模様。

生前[編集 | ソースを編集]

ベアトリーチェ
『神曲』においては、早くに亡くした恋人。
自身を助けるためにウェルギリウスを送られ、煉獄で再会した後は天国を案内された。
モデルは実在の少女であるビーチェだとされる[注 2]
史実においては9歳の頃彼女に一目惚れし、数年後に再会したものの恋心を悟られないよう行動した結果、彼女を悲しませやがて先立たれた。
その死に多大なるショックを受け、後に彼女についての詩をまとめた『新生』を世に送り出している。
サーヴァントとして現界した際にも、彼女の事を度々口にしており、大切に想っている模様。
ウェルギリウス
古代ローマの詩人。『神曲』における地獄と煉獄の案内人。
「師匠」と呼んでいるようで、『CBC2025 彼の名はダンテ』終盤においては彼に倣って行動しようとした。
地獄の番犬
戦闘時に使役する地獄の魔獣。
三つ首を持ちながらも、顔にはボロ布がかかっていて見えない。首からはそれぞれ異なる色の炎を出す。
スキルモーションでは「お手」を披露するなど、ダンテには懐いている模様。
ダンテに「ケルベロス」と呼ばれてはいるものの、先に『Grand Order』へ登場しているケルベロスと姿は全く異なっている。
船乗り
第三再臨の戦闘時に使役する存在。
灰色のローブを纏った人物で、出現時には霧が発生する。
『神曲』におけるカロンと思しい。
ミノタウロスケイローン
『神曲』では、地獄界にて彼らと遭遇している。
戦闘時には彼ららしき存在を使役しているが、『神曲』における彼らかどうかは不明[注 3]

名台詞[編集 | ソースを編集]

メモ[編集 | ソースを編集]

  • 赤と黒の服装や、第三再臨で身に着ける月桂樹の冠は、西洋画におけるダンテの姿をモデルにしていると推察される。
    • 第三再臨のExtra Attackは、ギュスターヴ・ドレ作の『至高天を見つめるダンテとベアトリーチェ』が元ネタと考えられる。
  • 著作である『神曲』の要素自体は、登場以前にも『Grand Order』の『屍山血河舞台 下総国』では英霊剣豪の一部の忌名として使われていた。
    • 同章でキャスター・リンボが口にしていた「ルチフェロなりしサタン」についても、『神曲』由来の単語だと思われる。
    • イベント『アイアイエーの春風』においても、迷宮内の立て看板に「この門を潜る者、一切の希望を捨てよ」と宝具の元となった一文が引用されていた。
  • 『CBC2025』のメッセージにて披露したアラフィフのモノマネは、収録の際に「この声は土師さんです」と千葉翔也氏に伝えたところあの演技が出たらしい。
    • なんでも、千葉氏はかつて主役を務めた作品で土師氏と共演していたらしく、収録に携わった九条ケント氏やスタッフも似ていると評していた模様[出 1]
      • なお、上記の作品はアニメ『ALL OUT!!』だと思われる。

話題まとめ[編集 | ソースを編集]

  • 第一・第二再臨の暗めな声色や、時折ボケを口にするという特徴からか、ネット上の一部では「男版ゴッホ」と呼ばれている。
  • 東京にある国立西洋美術館には、前庭にオーギュスト・ロダン作の「地獄の門」が展示されており、これを触媒としてダンテを狙ったマスターもいるとか。
    • なお、これ以外にも「地獄の門」のブロンズは世界各地にあり、現在は東京のものを含め計七つあるとされる。
  • オーディール・コールのPVで「神曲」という単語があった事や、白紙化地球における奏章Ⅳの位置がフィレンツェであった事から、彼の登場を予想する声は多かった。
    • また『スペース・ファンタズムーン アナザー・クリスマス』ではファンタズムーンがどこに住んでいるのかという話題になった際「フィレンツェ」とコメントしていたルーラーがいたため、それがダンテではないかと噂されてもいた[注 4]

脚注[編集 | ソースを編集]

注釈[編集 | ソースを編集]

  1. 他にもたくさんあって数えきれないのだそう。
  2. 彼女は非実在の人物であり、神学の象徴ではないかとする説も存在している。
  3. 特にケイローンについては、同じケンタウロスであるネッソスも神曲に登場しているため、どちらなのかも曖昧である。
  4. 「フィレンツェ出身でルーラー」に当てはまる人物としては既にレオナルド・ダ・ヴィンチ〔ルーラー〕がいたものの、彼女は通常霊基でファンタズムーンの配信を知らないような態度であった。

出典[編集 | ソースを編集]

リンク[編集 | ソースを編集]