「魔神柱」の版間の差分

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: イベント「ぐだぐだ明治維新」にて瀕死のアンドラスに寄り代にされてしまう。
 
: イベント「ぐだぐだ明治維新」にて瀕死のアンドラスに寄り代にされてしまう。
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: 『Fate/EXTRA CCC』とのコラボイベントの際、ゼパルが寄生先に選んだ人間。
  
 
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==

2017年5月14日 (日) 20:48時点における版

魔神柱

  • 読み:まじんちゅう
  • CV:杉田智和

Fate/Grand Order』に登場する、異形の存在。ビーストⅠの眷属。

略歴
本編第二章以降、各章の終盤にて登場人物が変貌することで現れる異形の存在。
個体ごとに名前を持っており、ソロモンが召喚したとされる魔神の集団「ソロモン七十二柱」の魔神と同じ名を冠している。
その正体はソロモンの死後にソロモン七十二柱の魔神たちが暴走したもの。伝承の魔神とかけ離れた姿をしているのは彼らを統括するゲーティアの計画のために受肉・新生したが故。
ゲーティアは紀元前10世紀の時点で子孫である冠位指定、グランドオーダーを持つ魔術師たちの遺伝子に魔神柱の依り代となる呪いを刻んでおり、その呪いを持つ魔術師が"担当の時代"まで存続すると魔神柱である自身を自覚して魔神柱となり、人理焼却のためにあらゆる特異点へと投錨され、人理焼却計画を遂行する。
また、子孫の魔術師本人が変身するのではなく、聖杯の力で召喚者が他者の体を依り代に出現させることも可能である模様。
終局特異点における玉座での決戦後はそれぞれ結合解除、生存の放棄、結合拒否、活動停止、自己崩壊をし、他の魔神柱と共に英霊との議論を続ける、自己矛盾により崩壊する、融合し徹底抗戦する、英霊の盾となって消滅する、後を託されて怒りのまま英霊と最期まで戦う、悲しみを覚えて人間と築き上げた人類史を最期まで無意味だと断じる、己が持たない感情に気づいて計画が失敗する可能性が残っていても主に答えを託する、ゲーティアに見切りをつけて逃亡する、死にたくないという理由で離脱する等、個体ごとに様々な行動を選んだ。
冠位時間神殿から逃亡した魔神柱は人理焼却という目的ではなく、個体ごとにそれぞれの欲望(主人公への復讐、永遠の生命、人類を情報として管理等)を抱いてどこかの時代に潜伏している。そのためゲーティアを倒し人理焼却を防いだ後も2017年より先の未来は崩壊したままとなっている。
人物
見た目は大別して2種類存在し、巨大な柱に幾筋もの太い裂け目が縦に走り、その裂け目から十字の瞳孔が開いた赤い眼が覗くものと、細い裂け目が縦に走る他に横方向にも螺旋状に走っており、縦方向の裂け目からは菱形の眼が飛び出ているものがある。なお、体色は各個体ごとに異なる。
これと相対した面々からは揃って醜いと評され、レフ自身も「この醜悪さがお前達を滅ぼす」とおぞましい外見であることを肯定している。
意思こそあるものの機械的な存在だったが、終章において真のソロモン王の第一宝具、『訣別の時来たれり、其は世界を手放すもの』が発動されたことで個体に自我が生まれ、湧き上がった感情が切欠で変化が起きてしまう。
能力
外見のみならず能力面も常軌を逸しており、Dr.ロマンによるとこの姿を現した時の魔力の反応は人間でもサーヴァントでもなく、伝説上の悪魔そのものであるという。また、最悪の問題点として1体1体を撃破されてもその場限りの撃退に留まり、根本的な打倒が出来ないという性質を持つ。これは「七十二柱の魔神」という存在自体が一つの術式・概念となっており、ソロモンの周囲に常に七十二柱が存在していることを前提とする使い魔であるため、撃破されていずれかの個体が消滅してもこの概念により再生され、常に「七十二体存在する」状態を保持されるためである。また、仮にいずれかの個体が失われたとしてもゲーティアは簡単に補填することができる。
通常攻撃として黒い波動のようなもので相手全体を攻撃する他、「凝視」「まばたき」などの目に関わるスキルや、「○○の時来たれり」(○○には「覚醒」「漂流」などの2文字の単語が入る)というスキルを使用する。
宝具に相当する攻撃として「焼却式 ○○」という攻撃を使用(○○には各魔神柱の名称が入る)。眼球の数を三倍にして一斉に光らせた後、個体ごとに様々な攻撃を行う。
なお、撃破されると変身が解除されて元の人物に戻ってしまうが、魔神柱状態で受けた傷が解除時にどの程度影響するかは個々のケースで差がある。
また、一体を倒すだけでも複数のサーヴァントを必要とするほどの強さを持つが、レフ・ライノールの言葉によると魔神柱の力は「神殿」と呼ばれている場所から長期間離れていると「壊死」という現象を起こし弱体化していくらしい。この「神殿」とは終局特異点『冠位時間神殿ソロモン』、すなわち「戴冠の時来たれり、其は全てを始めるもの」のことだと思われる。

個体

溶鉱炉

Ⅰの座を司る魔神柱。序列は十六位から二十四位。音を知り歌を編むもの。終局特異点におけるクラスはセイバー
ナベリウスを核に、ゼパル、ボディス、バティン、サレオス、プルソン、モラクス、イポス、アイムが複合している。
第一特異点の舞台であるオルレアンで出会ったサーヴァント達と交戦した。

ゼパル
溶鉱炉を司る九柱の一柱。序列十六位。終局特異点に登場。『深海電脳楽土 SE.RA.PH』に名前のみ登場。
自身が終局特異点に召喚されたサーヴァントたちに圧されているのは統括局の設計ミスであるとして弾劾する。
玉座での決戦後はゲーティアに見切りをつけて逃亡。『魔神ゼパル』として独立をした。
『深海電脳楽土 SE.RA.PH』では自分を含めた魔神柱を打ち破った人間に憎しみを抱かず、むしろ可能性を感じて期待し、「人間の感情エネルギーを有効活用するために人類を情報として管理する」という命題を得た。
他の個体と比べると慎重かつ狡猾で、自分たちが一度敗北した事を謙虚に受け止めているが、他の魔神がどの亜種特異点にたどり着いたかは興味を示していない。
しかし玉座での決戦で肉体を失い、魔神柱が生きていることが知れば始末することを見越した彼は、セラフィックスを活動拠点に定め、戦いの際に受けた傷を癒すための緊急処置としてセラフィックスの職員たちに取り付き、人間として活動していた。
その過程で『Grand Order』世界の殺生院キアラと接触して彼女の善性を封じて取り付き、知識と立場を利用してセラフィックスを掌握、月の聖杯が存在する世界のキアラを繋げて電脳化していた。
カルデアの目から逃れる為に2030年にレイシフトし、再誕させるためにマリアナ海溝に潜行し、さらに別の時空にある月の聖杯――ムーンセルの存在を知ってBBと128騎のサーヴァントを召喚した。
だが、その後の変化は彼の予想を超えたものであり、セラフィックスもゼパルの肉体も既にキアラによって支配され、そしてゼパルも意識しか残っておらず、キアラから離脱すれば消滅する事を彼女から聞かされたゼパルは発狂してしまう。
最後にキアラに隷属して生き延びるか、魔神として誇りを示して消滅するか、ゼパルは隷属を選んだが、キアラはそれと真逆な選択をした。人間を利用しようとした彼は、キアラに利用された挙句に消滅する悲惨な末路を迎えた。
尤も、セラフィックス職員を複数名殺害していただけでなく、キアラの善性を封じ込めたことがセラフィックスが最悪な方向に傾いてしまった事で、BBからも因果応報と厳しく評された。
そして、『深海電脳楽土 SE.RA.PH』の事件を虚数事象という形で処理して職員全員を助けると誓ったBBも、事件の元凶であるゼパルを助けることはしなかった。
ボディス、バティン、サレオス、プルソン、モラクス、イポス、アイム
溶鉱炉を司る九柱たち。終局特異点に名前のみ登場。
玉座での決戦後はナベリウスとともに結合解除された。
ナベリウス
溶鉱炉を司る九柱の一柱。序列二十四位。終局特異点に登場し戦闘を行う。黒い体色に丸い目を持つ。
スキルは「成長の時来たれり」「涙目」「伏目」を使用する。
玉座での決戦後はボディスらとともに結合解除された。

情報室

Ⅱの座を司る魔神柱。序列は五十九位から六十七位。知識や学術といった特徴で結び付けられた、文字を得て事象を詠むもの。終局特異点におけるクラスはランサー
フラウロスを核に、オリアス、ウァプラ、ザガン、ウァラク、アンドラス、アンドレアルフス、キマリス、アムドゥシアスが複合。
第二特異点の舞台であるセプテムで出会ったサーヴァントと交戦した。
他の魔神柱への支援は行動予測(情報室による予測)。

オリアス
情報室を司る九柱の一柱。序列五十九位。終局特異点に登場。
「神代の真価も知らぬ有象無象の集合」であるはずの終局特異点に召喚されたサーヴァントたちに圧されることに困惑する。
玉座での決戦後はアムドゥシアス、ウァプラらとともに結合解除された。
ウァプラ、ザガン、ウァラク、アンドレアルフス、キマリス
情報室を司る九柱たち。終局特異点に名前のみ登場。
玉座での決戦後はオリアス、アムドゥシアスとともに結合解除された。
アンドラス
情報室を司る九柱の一柱。序列六十三位。終局特異点に名前のみ登場する他、期間限定イベント『ぐだぐだ明治維新』でも登場。金色の体色に丸い目を持つ。
玉座での戦いの時に、他の魔神柱と比べて個体としての生を強く自覚するようになり、それ故に自己消滅への恐れを抱いてしまった。
玉座での決戦後は「死にたくない」という理由で宙域から離脱したが、力足りずに息絶えてしまう。しかし、手に入れた我をもっと味わいたいという執念によって残留思念として残った。
『ぐだぐだ明治維新』では亡骸から金色魔太閤秀吉に変化し、空間を固定、茶々と融合するが、維新同盟によって敗れてしまう。
その後、手に入れる命題を間違えた事、命を惜しみながら死ぬという答えを得たアンドラスは、崩壊した空間に残った土方歳三に自身の願いを託して消滅した。
フラウロス
情報室を司る九柱の一柱。序列六十四位。第二特異点、スカサハ体験クエスト、終局特異点に登場し戦闘を行う。終局特異点第1節以前は黒い体色に丸い目を、終局特異点第3節では赤い体色に丸い目を持つ。
スキルは「覚醒の時来たれり」に加え、第二特異点では「まばたき」「凝視」「怒っている」を、終局特異点では「赤目」「藪睨み」を使用する。
第二特異点ではレフ・ライノール・フラウロスが自ら変身。
スカサハ体験クエストでは『今までに出会った、あるいはこれから出会う脅威』として登場したが、レフの登場はなく、登場から敗北による消滅まで魔神柱のままで言葉も発さなかった。
他の魔神柱と異なり早い段階で感情的であり、主人公を感情的に煽っているが、ソレは人間に感情移入しているという事の裏返しとも言える。
なので最後まで「認めなかった、諦めなかった」のも、ただ一柱マシュに感情移入していたのも、フラウロスである。
玉座での決戦後は魔神柱の中では最後に消滅した。
アムドゥシアス
情報室を司る九柱の一柱。序列六十七位。終局特異点に名前のみ登場。
本来ならアマデウスが成るはずだったが、音楽に魂を売った事で絶対尊厳に興味を示さなかったことに加え、マリアとの奇蹟の出会いのお陰で魔神柱にはならず、別の誰かが成ったとのこと。
玉座での決戦後はオリアスらとともに結合解除された。

観測所

Ⅲの座を司る魔神柱。序列は二十五位から三十三位。時間を嗅ぎ事象を追うもの。終局特異点におけるクラスはキャスター
フォルネウスを核にグラシャ=ラボラス、ブネ、ロノウェ、ベリト、アスタロス、フォラス、アスモダイ、ガープが複合。
第三特異点の舞台であるオケアノスで出会ったサーヴァントと交戦した。
他の魔神柱への支援は戦況分析(観測所による分析)。

グラシャ=ラボラス(グラシャラボラス)
観測所を司る九柱の一柱。序列二十五位。終局特異点に名前のみ登場する他、コラボイベント「プリズマコーズ」では戦闘を行う。黒い体色に丸い目を持つ。
スキルは「戯れの時来たれり」を使用する。
「プリズマコーズ」では、ナーサリー・ライムに召還されて出現。
終局特異点では玉座での決戦の後、ブネらとともに自ら結合を拒否した。
ブネ、ロノウェ、ベリト、アスタロス、フォラス、アスモダイ
観測所を司る九柱たち。終局特異点に名前のみ登場。
玉座での決戦後はグラシャ=ラボラス、フォルネウスとともに自ら結合を拒否した。
フォルネウス(海魔フォルネウス)
観測所を司る九柱の一柱。序列三十位。第三特異点、終局特異点に登場し戦闘を行う。第三特異点では黒い体色に丸い目を、終局特異点では紫の体色に丸い目を持つ。
スキルは「漂流の時来たれり」に加え、第三特異点では「まばたき」「凝視」「怒っている」を、終局特異点では「着目」「空目」を使用する。
第三特異点ではイアソンメディア〔リリィ〕により変貌させられて出現。
他の魔神柱と違いイアソンは強制的に変化させられたためか変身中は理性を失っていた模様。また他の人間やサーヴァントが変化した魔神柱と違い倒された後のイアソンは瀕死になっている。
海魔と呼ばれているがこれはジル・ド・レェが召喚した異界の海魔と同じものを指すのではなく、フォルネウスは召喚されると海の怪物の姿で現れると伝えられていることから来る呼び名と思われる[1]
玉座での決戦後はブネらとともに自ら結合を拒否した。
ガープ
観測所を司る九柱の一柱。序列三十三位。紫の体色に丸い目を持つ。終局特異点に登場。
玉座での決戦後は最終的に例え失敗するとしても計画の発動することに意義があることを統括局に提案した。

管制塔

Ⅳの座を司る魔神柱。序列は八位から十五位と五十三位。統括を補佐し末端を維持するもの。終局特異点におけるクラスはアサシン
バルバトスを核に、パイモン、ブエル、グシオン、シトリー、ベレト、レラジェ、エリゴス、カイムが複合。
第四特異点の舞台であるロンドンで出会ったサーヴァントと交戦した。
他の魔神柱への支援は攻撃誘導(管制塔からの指令)。

バルバトス
管制塔を司る九柱の一柱。序列八位。第四特異点、終局特異点に登場し戦闘を行う。第四特異点では黒い体色に丸い目を、終局特異点では白い体色に丸い目を持つ。
スキルは「岐路の時来たれり」に加え、第四特異点では「まばたき」「凝視」を、終局特異点では「酔眼」「王眼」を使用する。
第四章終盤にて魔霧計画遂行のために現れたマキリ・ゾォルケンが変身。
玉座での決戦後は撃退に意味を見出せずパイモンらとともに活動停止した。
パイモン、ブエル
管制塔を司る九柱たち。終局特異点に名前のみ登場。
玉座での決戦後は撃退に意味を見出せずバルバトスとともに活動停止した。
グシオン
管制塔を司る九柱の一柱。序列十一位。終局特異点に登場。白い体色に丸い目を持つ。
玉座での決戦後はエリゴスらとともにゲーティアの統括から離脱して最期まで英霊たちとの議論を続けることを選ぶ。
エリゴス、カイム
管制塔を司る九柱たち。終局特異点に名前のみ登場。
玉座での決戦後はグシオンとともにゲーティアの統括から離脱して最期まで英霊たちとの議論を続けることを選ぶ。
シトリー、ベレト、レラジェ
管制塔を司る九柱たち。終局特異点に名前のみ登場。
玉座での決戦後は復元不可能領域に到達した。

兵装舎

Ⅴの座を司る魔神柱。序列は三十四位から四十二位。戦火を悲しみ損害を尊ぶもの。終局特異点におけるクラスはバーサーカー
ハルファスを核に、フルフル、マルコシアス、ストラス、フェニクス、マルファス、ラウム、フォカロル、ウェパルが複合。
第五特異点の舞台であるイ・プルーリバス・ウナムで出会ったサーヴァントと交戦した。
他の魔神柱への支援は魔力供給(兵装舎からの供給)。

フルフル、マルコシアス、ストラス、マルファス、フォカロル、ウェパル
兵装舎を司る九柱たち。終局特異点に名前のみ登場。
玉座での決戦後はハルファスとともに生存を放棄した。
フェニクス
兵装舎を司る九柱の一柱。序列三十七位。終局特異点に名前のみ登場。
玉座での決戦後はゲーティアに見切りをつけて逃亡。
ラウム
兵装舎を司る九柱の一柱。序列四十位。終局特異点に登場。銀色の体色に菱形の目を持つ。
終局特異点にサーヴァントたちが召喚された際は即座に宙域からの離脱を提唱した。
玉座での決戦後はゲーティアに見切りをつけて逃亡。
ハルファス(軍魔ハルファス)
兵装舎を司る九柱の一柱。序列三十八位。第五特異点、終局特異点に登場し戦闘を行う。銀色の体色に菱形の目を持つ。
スキルは「開拓の時来たれり」に加え、第五特異点では「見下し」「血走り」を、終局特異点では「上目」「下目」を使用する。
第五特異点では聖杯を渡すまいとするクー・フーリン〔オルタ〕が変身することで出現。その際は名前表記こそ「クー・フーリン・オルタ」のままだったが、台詞と口調はハルファス本人が喋っているかのようなものに変化していた。
軍魔という名称はハルファスが「武器弾薬を満載した街を建造する」「軍勢を好きな場所へ転送する」といった、軍事行動に関する能力を持つと伝えられていることからきたものと思われる。
玉座での決戦後はフルフルらとともに生存を放棄した。

覗覚星

Ⅵの座を司る魔神柱。序列は一位から七位と五十二位、五十五位。七十二の魔神の思考と理論を司る、論理を組み人理を食むもの。終局特異点におけるクラスはライダー
アモンを核に、バアル、アガレス、ウァサゴ、ガミジン、マルバス、マレファル、アロケル、オロバスが複合。
第六特異点の舞台であるキャメロットで出会ったサーヴァントと交戦した。
他の魔神柱への支援は結果推論(覗覚星による推論)。

バアル
覗覚星を司る九柱の一柱。序列一位。終局特異点に登場する他、亜種特異点Ⅰでは戦闘を行う。金色の体色に菱形の目を持ち、シナリオ上では人化した際はゲーティアに近い姿で登場した。
スキルは「宿願の時来たれり」「瞠目」「3000年の応報」を使用する。
特使五柱を代表して魔術王に英霊たちに圧されている事を報告し、打開するためにゲーティアに第三宝具の使用を懇願するも一蹴されてしまう。
玉座での決戦後はゲーティアに見切りをつけて逃亡、人理焼却を瓦解させた主人公に対して憎悪の感情を湧き上がらせる。
主人公に復讐するために3000年もの間生き延びて主人公殺害計画を練り上げ、幻霊と英霊の融合技術を実用化させた彼はジェームズ・モリアーティと手を組んで「幻影魔人同盟」を結成。新宿幻霊事件を引き起こし、記憶を消し人化することで自身を「悪のモリアーティ」だと思い込み、主人公たちを欺いた。
アガレス、ウァサゴ、ガミジン
覗覚星を司る九柱たち。終局特異点に名前のみ登場。
玉座での決戦後は決戦後湧き上がった感情による自己矛盾で崩壊した。
マルバス、マレファル
覗覚星を司る九柱たち。終局特異点に名前のみ登場。
玉座での決戦後は湧き上がった感情によりアモンと合体し、英霊たちと徹底抗戦することを選ぶ。
アモン(大神アモン・ラー)
覗覚星を司る九柱の一柱。序列は七位。金色の体色に菱形の目を持つ。第六特異点、終局特異点に登場し戦闘を行う。
スキルは「再生の時来たれり」に加え、第六特異点では「見降ろし」「見開き」を、終局特異点では「刮目」「天眼」を使用する。
第六特異点では自身と同盟を求める主人公らを試すため、オジマンディアスが聖杯に自らの血を注ぎ、変身。召喚する際にオジマンディアスによってキリスト教による異教の神の悪魔化で魔神とされる前の存在、エジプトの最高神としての性質を取り戻しており、体色は金と青のエジプト風のものに、名称は「アモン・ラー」になっていた。
玉座での決戦後は湧き上がった感情によりマレファル、マルバスと合体し、英霊たちと徹底抗戦することを選ぶ。
アロケル、オロバス
覗覚星を司る九柱たち。終局特異点に名前のみ登場。
玉座での決戦後は英霊の盾となって消滅した。

生命院

Ⅶの座を司る魔神柱。序列は四十三位から五十一位。生命を司る、誕生を祝い接合を讃えるもの。終局特異点におけるクラスはアーチャー
サブナックを核に、シャックス、ヴィネ、ビフロンス、ウヴァル、ハーゲンティ、クロケル、フルカス、バラムが複合。
第七特異点の舞台であるバビロニアで出会ったサーヴァントと交戦した。
他の魔神柱への支援は原理抑制(生命院による抑制)。

サブナック
生命院を司る九柱の一柱。序列四十三位。黒い体色に菱形の目を持つ。終局特異点に登場し戦闘を行う。
スキルは「宿命の時来たれり」「潤目」「慈眼」を使用する。
玉座での決戦後はシャックスらとともにクロケルに魔力を託し消滅した。
シャックス、ヴィネ、ビフロンス、ウヴァル、フルカス、バラム
生命院を司る九柱たち。終局特異点に名前のみ登場。
玉座での決戦後はサブナック、ハーゲンティとともにクロケルに魔力を託し消滅した。
ハーゲンティ
生命院を司る九柱の一柱。序列は四十八位。ピンク色の体色に丸い目を持つ。終局特異点に名前のみ登場する他、幕間の物語「幸せのパンケーキ」では戦闘を行う。
スキルは「変成の時来たれり」「まばたき」「凝視」「怒っている」を使用する。
メディア・リリィの幕間の物語「幸せのパンケーキ」ではメディア・リリィに召還されて出現。
メディア・リリィが「無限に食べられるパンケーキ」を作るための材料として、どんなに滅ぼしても再生する魔神柱の魔力因子を手にするためだけに召喚された。なんでさ。
魔神柱として明確に喋ったキャラクターは彼が初であり、召喚当初は威厳に満ちていたが、召喚者の目的を聞いた途端に困惑する意外な一面も見られた。
玉座での決戦後はシャックスらとともにクロケルに魔力を託し消滅した。
クロケル
生命院を司る九柱の一柱。序列四十九位。黒い体色に菱形の目を持つ。終局特異点に登場。
玉座での決戦後は怒りと口惜しさから計画達成よりも英霊たちを一騎でも殲滅することを選択しゲーティアから離脱。他の生命院の魔神柱から託された魔力で最期まで抗戦した。

廃棄孔

Ⅹの座を司る魔神柱。五十四位と五十六位から五十八位、六十八位から七十二位。欠落を埋め不和を起こすもの。終局特異点におけるクラスはセイバー
アンドロマリウスを核に、ムルムル、グレモリー、オセ、アミー、ベリアル、デカラビア、セーレ、ダンタリオンが複合。
敵拠点を三か所制圧した主人公の前に現れた「八つ目の拠点」。
期間限定イベント等で登場したサーヴァントたちと交戦した。
他の魔神柱への支援は弱点補強(廃棄孔による補強)。

ムルムル、グレモリー、アミー
廃棄孔を司る九柱たち。終局特異点に名前のみ登場。
玉座での決戦後はオセとともに自己崩壊した。
オセ
廃棄孔を司る九柱の一柱。序列五十七位。終局特異点に登場。ベージュ色の体色に丸い目を持つ。
最終決戦において、互いに相互理解に拒んだ人間が人類最後のマスターを助けるために駆けつけてきたことに驚愕と困惑をしめす。
玉座での決戦後はムルムルらとともに自己崩壊した。
ベリアル、デカラビア、セーレ
廃棄孔を司る九柱たち。終局特異点に名前のみ登場。
玉座での決戦後は英霊と戦い続け敗北、消滅した。
ダンタリオン
廃棄孔を司る九柱の一柱。序列七十一位。終局特異点に名前のみ登場。
玉座での決戦後は魔神柱の中では最後から3番目に消滅した。
アンドロマリウス
廃棄孔を司る九柱の一柱。序列七十二位。ベージュ色の体色に丸い目を持つ。終局特異点、幕間の物語「悪夢、或いは恩讐の呼び声」に登場し戦闘を行う。
スキルは「廃棄の時来たれり」「細目」「逆目」を使用する。
玉座での決戦後は魔神柱の中では最後から2番目に消滅した。
後に巌窟王 エドモン・ダンテスの幕間の物語「悪夢、或いは恩讐の呼び声」にて、「主人公が一年の間に見た夢の中でサーヴァント達と混じったものの廃棄物」の象徴として登場した。

その他

御使いの四柱
第四特異点にてゲーティアが直接召喚したことで四体同時に出現。スキルは「絶望の時来たれり」「閲覧」「嘲笑」を使用する。
個体名は出てこないが、「焼却式・ベレト」を使用することから少なくともベレトが含まれている模様。
クラン・カラティン
第五特異点にて瀕死の状態である女王メイヴが北部戦線においてカルデアに味方しているサーヴァントらを一網打尽にするため、二十八体同時に召喚。幾匹もの魔神柱が融合した大樹とも触手の怪物ともいえる形状になっている。
聖杯を所有することやクー・フーリン〔オルタ〕を倒した『二十八体の戦士』の枠組みに魔神柱を押し込むことで召喚に成功している。
並大抵のサーヴァントでは手に負えない魔神柱の集合体であり、北部戦線で戦っているサーヴァント達の戦意を喪失させかけたが、ニコラ・テスラアルジュナが加勢したことで形勢が逆転、撃破に成功する。
金色魔太閤秀吉
『冠位時間神殿』で茶々を生贄にすることで死亡した魔神柱の一体アンドラスの亡骸から生まれた。魔神柱とはなにか違うもの。魔神柱の残留思念が形となって残ったもの。
『ぐだぐだ明治維新』で流れ着いた死骸が空間を固定してしまったのが原因で空間を生み出してしまった。織田信勝曰く、全ての滅びしモノに永遠を与え、救うとのこと。
元は魔神柱であるため強力な呪具と化し、死にたくないという願いのみに適合し、融合し、実現する聖杯のようなものになった。
媒介となる英霊の霊基がなければ存在を保てない為、同じく死にたくないという願いを持った茶々の霊基を媒介にその存在を保っているが、切り離されば消滅してしまう。
スキルは「瞑目」「黄昏の時来れり」を使用する。ブレイク後は「刀狩り」を使用する。

登場作品と役柄

Fate/Grand Order
第二特異点以降、ボスキャラとして登場。山中虎鉄氏がデザイン担当した。
第二特異点ではレフ・ライノールがフラウロスへと変身し、主人公らに襲い掛かってくる。
第三特異点ではメディア〔リリィ〕がイアソンを変貌させる形でフォルネウスが出現、彼女と共に主人公達と交戦した。
第四特異点ではマキリがバルバトスに変身して立ちはだかり、最終戦においてもソロモン(ゲーティア)がベレトを含む四体を同時に召喚した。
第五特異点ではクー・フーリン〔オルタ〕がハルファスに変身して出現した他、女王メイヴが消滅寸前に二十八体同時に召喚した。
第六特異点ではオジマンディアスがアモン・ラーに変身し、主人公らへの試練として立ち塞がった。
スカサハ体験クエストではフラウロスがボスの一体として登場している。
メディア・リリィの幕間の物語「幸せのパンケーキ」ではある材料を手にするために彼女の手でハーゲンティが犠牲になった召喚された。
アーラシュの幕間の物語「孤独な戦士、獅子の如く勇敢な彼」では疑似エネミーとしてアモン・ラーが「魔神柱」名義で登場している。なお、この時は名義とクラスが変更されている。
イベント「プリズマコーズ」ではナーサリー・ライムがグラシャラボラスを召喚し、あそびと称して共に交戦してきた。
終局特異点では今まで各特異点に登場した魔神柱に加えて、ナベリウス、サブナック、アンドロマリウスがボスとして登場。
亜種特異点Iでは逃亡したバアルが人に変装し、同盟相手であったモリアーティと共に新宿幻霊事件の裏で糸を引き、主人公達と交戦した。
イベント「ぐだぐだ明治維新」では瀕死で逃亡したアンドラスが残留思念となって茶々と融合し「金色魔太閤秀吉」となって特異点を形成した。
その他の魔神柱も、ボスとして登場している魔神柱と複合して出現している。
MELTY BLOOD 路地裏ナイトメア
失敗し、謎の空間に落ちて記憶もなくしたレフ・ライノールの自己イメージの中に登場。
幸い?にも、ラニ=Ⅷの意趣返しと自分自身の意志によって、実物の登場はせずに済んだ。

人間関係

ゲーティア
人類史焼却を実行したレフ達の首魁であり、今回の事件の黒幕。七十二柱を纏める術式。
第四章ではベレトを含む四体の魔神柱を同時に召喚した。
魔神柱達は使い魔として彼の意に従う。
ソロモン
生前、七十二柱という括りを作り上げた元主。
レフ・ライノール
第二章でフラウロスに変貌。この姿を「王の寵愛」と称して誇っている。
イアソン
第三章でメディアの手によりフォルネウスへと変貌させられる。
メディア〔リリィ〕
第三章でイアソンを変貌させる形でフォルネウスを召喚。
後に幕間の物語でパンケーキの材料を手にするためにハーゲンティを召喚して犠牲にした
マキリ・ゾォルケン
第四章で若かりし頃の姿で登場、バルバトスに変貌する。
クー・フーリン〔オルタ〕
第五章で主人公らに聖杯を奪われるのを阻止するため魔神柱ハルファスに変貌。
女王メイヴ
消滅寸前に自身の配下「二十八人の怪物」と組み合わせ、二十八体同時に召喚した。
オジマンディアス
第六章で主人公らへの試練としてアモン・ラーに変貌した。
星と詩の魔法少女 ナーサリー☆ライム
イベント「プリズマコーズ」にてグラシャラボラスを召喚した。
ジェームズ・モリアーティ
亜種特異点Ⅰでバアルと「幻影魔人同盟」を組んだ。
茶々
イベント「ぐだぐだ明治維新」にて瀕死のアンドラスに寄り代にされてしまう。
殺生院キアラ (Grand Order)‎‎
『Fate/EXTRA CCC』とのコラボイベントの際、ゼパルが寄生先に選んだ人間。

名台詞

「顕現せよ。牢記せよ。これに至るは七十二柱の魔神なり」
魔神柱への変身や召喚に際して時折使われる詠唱。唱えずに変貌する者もいるため、必須というわけではない模様。

フラウロス

「起動せよ。起動せよ。情報室を司る九柱。即ち、」
「オリアス。ヴァプラ。ザガン。ウァクラ。アンドラス。アンドレアルフス。キマリス。アムドゥシアス。」
「我ら九柱、文字を得るもの。我ら九柱、事象を編むもの。」
「“七十二柱の魔神”の名にかけて、我ら、この研鑽を消す事能わず……!」
『冠位時間神殿ソロモン』での台詞。

オリアス

「不明なり。不可解なり。我らを相手取りながら、ここまで戦える道理が見えぬ。」
「神代の真価も知らぬ有象無象の集合体。無知の軍勢。凡百の英霊の寄せ集め―――」
「その矮小な統合値が、何故、我ら九柱を押しとどめる―――!」
『冠位時間神殿』での台詞。数値に囚われ、神代の真価も知らず、無知の凡百の英霊の秘めた絆の力を理解できなかった。

アンドラス

「し、死にたくない……、死にたくない……。このままこんなところで死にたくない……。」
「どこか、どこか我だけの世界で……。ただ生き続けていたい……。」
「目的など要らない。理想も信念も不要だ。征服も、支配も、探求も、発展も、友愛も、告別も、不要だ。」
「我は、ただ───手に入れた“我”を、もっと味わっていたかった───」
『ぐだぐだ明治維新』で冠位時間神殿から逃亡した後の台詞。個体としての生を強く自覚したが故に自己消滅への恐れを抱き、「死にたくない」という理由で宙域から離脱した。
皮肉なことに、それは主人公の生きるため答えと近いものであり、永遠を求めた憐憫の獣の願いにも近いものであった。
「死にたくない……、死にたくない……。」
『ぐだぐだ明治維新』で冠位時間神殿から逃亡した後の茶々と出会った時の台詞。それは何よりも純粋な願い。
「茶々……? この記録は……、豊臣を滅ぼした……? そうか、おまえも滅びるのか……。」
「我ももう死ぬ……故に、その感情の働きを理解する。手を取ろう……この体、おまえと同化すれば……!」
『ぐだぐだ明治維新』で冠位時間神殿から逃亡した後の茶々と出会った時の台詞。茶々の記録を知り、その体を媒介に存在し続けようとする。
「そうか、歴史に烙印を押され……滅びの女となったおまえは、我が住処むくろに相応しい……」
「滅びを拒むもの、滅びから目を背けるものこそ我が盟友に相応しい。」
「火焔地獄の姫よ。その強い慚愧ざんきの念が、死の海に瀕する我の灯台となったのだ……!」
『ぐだぐだ明治維新』で冠位時間神殿から逃亡した後の茶々と出会った時の台詞。茶々を一方的に盟友とし、その霊基を媒介として同化しようとする。
全ては死にたくないという願いのために。
「……消える……消える……滅びを拒んだ女が、永遠を受け入れずに。」
「……人間は、分からない。生命は、難しい。だが……」
「一つ、明確な答えを得た。目的の無い生命活動は、航海ではなく、漂流であり───」
「───私は。手に入れる命題の順番を、間違えたのだ。」
『ぐだぐだ明治維新』での台詞。滅びを拒んだ女は永遠を受け入れず、魔神柱は終わりを迎えた。
“死にたくない”という願い自体は間違いではなかった。だが、手に入れる命題の順番を致命的に間違えていた。
「…まだ残っていたのか。
 この座標はもう保たない。遭難する前に退去するがいい。」
「そうだ。その点は無念すぎる。
 だがそのおかげで、私は答えに到達できた。」
「“命を惜しみながら死ぬ───”」
「それが、“我”を獲得した我に与えられた、最後の救いである。」
「だが、貴方は違う。
 我は漂流の果てに消滅し、貴方は、闘争の果てに消滅する。」
「それが貴方の霊基に刻まれた運命だ。
 故に、この先に落ちるのは早すぎる。」
「我が灯火、我が彼岸。
 我が漂流の終わりを看取った狂戦士よ。」
「戦い続けるがいい。
 決して救われぬと知りながら、誠のために。」
「それが私という悪を一時でもすくい上げた貴方への罰であり、私という命の、最後の願いである。」
土方歳三に向けた最後のセリフ。この時、土方からは最初こそ「道連れならまだ分かるが」と言われたが、これがまた土方の誠を動かし、進ませるきっかけにもなった。
なお、このシーンでは名前が「魔神アンドラス」となっており、魔神柱ではなくなり(戻り?)一つの存在として確立したことが示唆されている。
事実、「深海電脳楽土 SE.RA.PH」では魔神柱の一柱であるゼパルも「魔神ゼパル」として独立したことが判明している。

バルバトス

「高貴なる四つの魂を以て、バルバトス現界せよ。」
バルバトスの戦闘開始時の台詞。人理を焼却せんとする魔神の出現。
「高貴なる四つの魂」が何を指すのかは不明。ここまでに魔霧計画に加担し、消滅したサーヴァントの数とは一致するが…。
「お前には無理だ」
バルバトスの攻撃時の台詞。強大な力で主人公達を苦しめた。
「全てを知るが故に全てを嘆くのだ……焼却式。」
焼却式 バルバトス発動。彼の手にした真実に主人公が近づく時は果たして…?
「起動せよ。起動せよ。管制塔を司る九柱。即ち、」
「パイモン。ブエル。グシオン。シトリー。ベレト。エリゴス。カイム。」
「我ら九柱、統括を補佐するもの。我ら九柱、末端を維持するもの。」
「“七十二柱の魔神”の名にかけて、我ら、この統合を止む事認めず……!」
『冠位時間神殿ソロモン』での台詞。

ハルファス

「ソロモン七十二柱が一柱ひとはしら。序列三十六位。軍魔ハルファス」
「この世から戦いが消えることはない。この世から武器が消えることはない。」
定命の者にんげんは螺旋の如く戦い続けることが定められている」
第五章最終幕にて現れた際の台詞。この時点では名前表記こそクー・フーリンのままだが、名乗った名前も語る言葉も伝承の魔神そのものと化している。魔神柱の「意思」らしきものがあることが明確に分かるシーンでもある。
「我は闘争を与えし者。平和を望む心を持つ者たちよ。汝らは不要である……!」
自身の言葉に否を唱えたナイチンゲールとその仲間達に対して。
召喚されたから目の前の相手を斃すのではなく、初めて魔神柱が明確に自身に反する相手を排除しようとする意志を示した。
「道徳を緩げ」
「血肉を求め」
「略奪に努め」
攻撃時の台詞。闘争は道徳を緩げ、血肉を求め、略奪に努めさせる。
「汝ら肉共、互いを食め」
クリティカル攻撃時の台詞。この魔神は互いを食むことを見てきたことを告げる。
「今もって我ら不可解なり。汝ら肉共互いを赦し高め尊び、されど慈愛に至らず孤独を望む。もはや我らの理解は彼岸の果て。死の淵より汝らの滅びを処す。奪い給え、焼却式 ハルファス」
焼却式 ハルファス発動。長きに渡り人間を見てきたことと、しかし人間の在り方が理解できないという諦めとも呆れとも取れる感情が見え隠れする。
「フフフハハハハ……フフフハハハハハハハハ……」
消滅時の台詞。闘争を否定され、打倒される際もやはり闘争によるものだった。

アモン・ラー

「メェエエリィイアメン……過去!未来!」
戦闘開始時の台詞。大神は過去と未来を見通す。
「アメンメセス!」
「サフラー!」
「シェプスセスカーフ!」
攻撃時の台詞。順番に古代エジプト第19王朝第5代目ファラオ、エジプト第5王朝の2代目ファラオ、エジプト第4王朝の6代目ファラオの名前。
「メレルアメン」
クリティカル攻撃時の台詞。ラムセス11世の名を呼ぶ。
「ネフェル……イルカ、ラー……!」
消滅時の台詞。パレルモ石に記された最後の王の名を呼ぶ。
「七十二柱の魔神が一柱ひとはしら。魔神アモン――いいや、真なる名で呼ぶがよい。
 我が大神殿にて祀る正しき神が一柱ひとはしら!其の名、大神アモン・ラーである!!」
魔神柱に本来の神性の名を上書きし、神殿の守護者として呼び出しての名乗り。
「後世で異教により自身らの最高神が魔神扱いされたことを把握している」というオジマンディアスの博識ぶりや、「魔神柱には本来の神性を内包している者がおり、元となった神性の属性を付加できれば存在の在り方を変えることが出来る」という様々な事実が明らかになった。
「メェエエリィイアメン……
 ウセルマアトラー……!」
第六章・第15節で戦闘の合間に呟いている単語。これはどちらもオジマンディアスの名前に関連するものである。
「メリアメン」はオジマンディアスの誕生名ラムセス・メリアメンより。意味としては「アメン神に愛される者」といったもの。
「ウセルマートラー」は即位名ウセルマートラー・セテプエンラーより。こちらの意味は「ラー神のマート(宇宙の秩序)は力強い」、ちなみにセテプエンラーが「ラー神が選んだ者」という意味で、即位名を意訳すると「宇宙の秩序たるラー神に選ばれし者」といったところか。

ハーゲンティ

「この世の終わりの予感……。」
戦闘開始時の台詞。その発端は貴方の上司である。
「困っている!」「どうなっている!」「ふざけている!」「貞操の危機!」
戦闘時の台詞。他の魔神柱と比べてやっぱりコミカルなものとなっている。
「とても暖かい!」
焼却式 ハーゲンティ発動。暖めるというより焼けるというようなものだが、そのあたり腐っても魔神柱である。
「何故私だけがこんなあああーーー!?」
そして戦闘で撃破された際の断末魔。ご愁傷さまです……。
「―――誰ぞ。
 我が同属の断末魔を寄る辺に、我を呼ぶは誰ぞ。」
「―――ほう。神霊に連なるものか。
 ならば認めよう。汝に呼ばれた我を認めよう。」
「我は七十二柱の魔神が一柱、ハーゲンティ。
 水を富に、富を水に替えるもの。」
「女神の希望よ。貴様の望みを語れ。
 人の絶滅か。人の衰退か。人の隷属か。」
よこしまな望みを言え。淫らな望みを言え。
 聞くに堪えぬ呪いの言葉を捧げるがいい!」
メディア〔リリィ〕に呼び出されての名乗り。今まで現れた魔神柱の中でも飛びぬけてはっきりした自我を持っており、当初は、魔神に相応しい威厳溢れるような語り口で召喚者の望みを問うたのだが……
なお、台詞の「水を富に――」というのは、ハーゲンティは水をワインに変えたりその逆を行う、金属を黄金に変えるといった能力を持つと伝えられていることからきたものと思われる。
「うむ、よい、よい言葉だ、人への呪いに満ちて―――
 ――――――なんです?」
望みを問われた召喚者の望みは、邪なものでも淫らなものでもなく、魔力因子を奪ってパンケーキの材料になってもらうという、ある意味でそれ以上に恐ろしいモノであった。
これにはさしもの魔神柱も困惑するしかなく、呆気に取られて思わず敬語になる。そのまま次の言葉もつげないうちに戦闘を仕掛けられた。
「オオ―――オオオォォォオオオ……!
 コンナ―――コンナ悪夢バカナァァアアア!」
その後、霊核を破壊され、メディア・リリィに魔力を奪われながらの断末魔。
同僚達がストーリーで重要な場面の関門を担う中でのこの出来事は、まさに悪夢以外の何物でもない。

バアル

「苦悶せよ!」
「憎悪する!」
「応報する!!」
攻撃時の台詞。ソロモンが指輪を天に還したことにより獲得した自我。
それは自分が納得できない形で計画を台無しにした主人公に対する逆恨みと言える復讐心。
「復讐の火種だ」
クリティカル攻撃時の台詞。主人公に対する復讐の炎は尽きることなく燃え続ける。
「3000年の辛苦に、今こそ報いを」
焼却式 バアル発動。3000年の辛苦を伴った復讐に今こそ報いを。
「我が復讐は……成立、した……!」
消滅時の台詞。例え我が身が滅びようと、復讐は完全に成立した。……ただ一つの欠陥を除いて。

溶鉱炉 ナベリウス

「深みが無い」
「苦味が無い」
「まろみが無い」
攻撃時の台詞。魔神柱に味覚はあるのだろうか?
「美味なり!」
クリティカル攻撃時の台詞。美味しいのだろうか?
「溶鉱炉、解放。一滴の真理に至れ。焼却式 ナベリウス」
焼却式 ナベリウス発動。溶鉱炉を解放し、一滴の真理に至ろうとする。
「礼節が足りぬようだな……」
溶鉱炉、損壊。悪魔が見下した「凡百の英霊と平凡な人間」に敗れ去ったのであった。

情報室 フラウロス

「目障りだ」
「己を知れ…」
「無様ッ!」
攻撃時の台詞。情報室を司る悪魔は最後の戦いを挑む「人間たち」に牙を剥く。
「無駄な動きをするなッ!」
クリティカル攻撃時の台詞。情報室を司る悪魔にはすべてを賭ける英霊たちの戦いが無駄にしか見えない。
「情報室、開廷。過去を暴き、未来を墜とす。焼却式 フラウロス」
焼却式 フラウロス発動。情報室を開廷し、過去から積み重ねてきた業・現実を暴き、未来を墜とす。
「なぜここまでの力をぉ…ッ!」
情報室、終了。それを引き起こした力は、「英霊たちと人間の繋げる絆の力」に他ならない。

観測所 フォルネウス

「熱源、感知」
「動体、発見」
「標的、発見」
攻撃時の台詞。観測所を司る悪魔は敵の姿を観測する。
「消滅を提案する」
クリティカル攻撃時の台詞。観測した敵対者に自ら消滅する事を提案する。
「観測所、起動。清浄であれ。其の痕跡を消す。焼却式 フォルネウス」
焼却式 フォルネウス発動。観測所を起動し、清浄である為に、其の痕跡を消す。
「無意味なり…無意味なり……」
観測所、閉館。「痕跡が消えた先の意味」を観測することだけは最早できなかった。
「我はイカではない。我はエイである。貴様は特に不認なり。」
エドワード・ティーチに対して。なぜか黒髭に集中して攻撃を仕掛けてきたりと、パンケーキにされたハーゲンティとまではいかないが、ギャグ時空であった。
この後、黒髭から「やっぱ怖いから殺す」と滅多打ちにされてしまった。

管制塔 バルバトス

「何を知る」
「何を望む」
「友は全て消えゆく」
攻撃時の台詞。管制塔を司る悪魔は人間が求めるものを否定する。
「お前には無理だ」
クリティカル攻撃時の台詞。敵対者の全てを否定する。
「管制塔、点灯。全てを知るが故、全てを嘆くのだ。焼却式 バルバトス」
焼却式 バルバトス発動。管制塔を点灯し、その否定は全てを知り、全てに嘆きを齎らす。
「オォォォ……オォォォォォォォォォ!!」
管制塔、瓦解。「絶望」とともに「希望」までもを否定した悪魔の末路。

兵装舎 ハルファス

「道徳を緩め」
「血肉を求め」
「略奪に努め」
攻撃時の台詞。兵装舎を司る悪魔は互いに争う人間を殺戮せんとする。
「汝ら肉共、互いを食め」
クリティカル攻撃時の台詞。互いに食む人間を、悪魔は見下す。
「兵装舎、補充。共に愛しながら憎み合うのか。奪い給え。焼却式 ハルファス」
焼却式 ハルファス発動。兵装舎を補充し、共に愛しながら憎み合うモノの命を奪う。
「フフフハハハハ……フフフハハハハハハハハ……」
兵装舎、停止。「人間が誰かを愛し、慈しみ、大切にする」事は理解を超えるものだった。

覗覚星 アモン

「我が光を読め」
「我が怒りを知れ」
「我が眼を見よ」
攻撃時の台詞。覗覚星を司る悪魔は醜いと見なす人間に憤怒の眼差を向ける。
「切断する!」
クリティカル攻撃時の台詞。眼に捉えたものを切断する。
「覗覚星、開眼。数多の残像、全ての痕跡を私は捉える。焼却式 アモン」
焼却式 アモン発動。覗覚星を開眼し、幾多の残像と全ての痕跡を捉える。
「光が……光が、途絶える……!」
覗覚星、消灯。「どんな欲望や獣性でも消えない星」を目にすることはついになかった。

生命院 サブナック

「産声を上げよ」
「強くあれ」
「不滅であれ」
攻撃時の台詞。生命院を司る悪魔は「幸福が続く永遠」という歪な理想を祝福する。
「汝ら、病めることなかれ」
クリティカル攻撃時の台詞。病むことがないよう願いながら、傷つける。
「生命院、証明。生きとし生けるもの、皆平等に燃えるべし。焼却式 サブナック」
焼却式 サブナック発動。生命院を証明し、生きとし生けるものを皆平等に燃やし尽くす。
「我は父なり……! 生命の父なり……!」
生命院、臨終。「求めているのは永遠ではなく今を生きる」という事を理解できなかったことが、この悪魔に死を齎した。

廃棄孔 アンドロマリウス

「何故欲しがるッ!」
「何故持て余すッ!」
「不要不要不要ッ!」
攻撃時の台詞。廃棄孔を司る悪魔は人が持つ欲望を無駄だと断じる。
「身も心も虚無となれ!」
クリティカル攻撃時の台詞。身も心も全て、虚無に変える。
「廃棄孔、崩落。不要なもの、全てを捨てよう! 焼却式 アンドロマリウス」
焼却式 アンドロマリウス。廃棄孔を崩落し、獣の事業には不要な人間と人類史を全て捨て去る。
「もっとだ! もっと吐き出すがいい!」
廃棄孔、閉鎖。「英霊たちを決して見捨てなかった人間」がいた事を最期まで認めなかった。

メモ

  • 戦闘開始時にはボスサーヴァント戦の「FATAL BATTLE」や「GRAND BATTLE」ではなく、赤字で後述の眼球の上に「魔神柱出現」と表示される独自の演出がある。
  • デザインの山中虎鉄氏はスタジオディーン制作の劇場版UBWに関わった人物で、内臓などのグロ系を得意とするが女性である。彼女の絵は一度の修正もなく決定案となったとの事で、その実力に感動した奈須の願いで、ティアマトやゲーティアのデザインも担当する事になった。
  • 初期に登場したフラウロス、フォルネウス、バルバトスのデザインは全て黒い体色に丸い目を持つタイプで統一されていたが、第五章のハルファス以降は個体ごとに異なるデザインのものも登場し、終章ではフラウロス、フォルネウス、バルバトスも体色が黒以外に変更されている。ただしフラウロスの体色が変更されているのは終章3節に登場する「情報室フラウロス」のみであり、終章1節に登場した「魔神フラウロス」は第二章に登場した際と同様の黒い体色に丸い目を持つタイプになっている。
    • また初期に登場するフラウロス、フォルネウスには戦闘ボイスが存在していなかったが、第四章のバルバトス以降にはボイスがあり、終章ではフラウロス、フォルネウスにもボイスが追加されている。
  • ゲーム上のクラスは「UNKNOWN」と表記されているがタイプ相性はあり、三騎士のセイバーアーチャーランサーに対して有利、バーサーカーとは互いに弱点を突き、残るライダーキャスターアサシンに対して不利という特殊な相性になっている。このタイプ相性は魔神王ゲーティアと同様であること、エミヤ〔アサシン〕が魔神柱を「ビーストの眷属」と称していること、同じくビースト直属の使い魔である11体のベル・ラフムのクラスがビースト(ビーストⅡ)であったことなどから、本来のクラスはビースト(ビーストⅠ)だと思われる。
    • 表記上は同じ「クラス:ビースト」であっても、ビーストは各々が独立しているため、ビーストⅠとビーストⅡではクラス相性が異なる。ビーストⅠは上述の通り。ビーストⅡのティアマト、ラフム等は全てのクラスに有利・不利が出ない相性となる。
  • TYPE-MOONにおいて設定は幾度か語られたことがある『悪魔』、それも魔神というより上位の存在の登場に多くのプレイヤーが驚愕した。
    • もっとも、小辞典にもある通りTYPE-MOONにおける悪魔は
      『第六架空要素。人間の願いに取り憑き、その願いを歪んだ方法で成就せんとする存在。
       悪魔に憑かれると他の要素に異常が起き、最後には肉体も変化して異形の怪物と化す。
       高位の悪魔ほど「症状」が表に出づらく検知が困難で、露見するのは大惨事が約束された後になりやすい』
      というもので、ソロモンの操る使い魔であるこの魔神柱とは別種の存在である。
  • 注釈でも言及されているが、ソロモン72柱の悪魔たちは所謂序列の数字がそのまま実力を示すわけではない。あれらはいわば出席番号などのようなものであり、各悪魔の爵位や知名度の高さは連動していないことが多い[2]
    • また、これらの悪魔については伝承に知られていないどころか能力・外見はおろか名前までかぶり気味な存在もあり、数合わせの存在なども混じっているのではないかという声もある。一説には十二星宮を六でさらに分割した領域の支配者として創作されたものではないか、とも言われている。
  • ゲーティアに限らず悪魔の中には他の宗教・伝説で語られていた存在がキリスト教が広がる中で他教排斥の口実のために悪魔として扱われたものがおり、その中には英霊と関わりのあるものも少なくない。第六章のボスとして登場するアモン=アモン・ラーの他にも、女神イシュタルと源流を同じくする女神アスタルテを魔神にした「アスタロス」、ゾロアスター教の悪魔アエーシュマを取り込んだ「アスモダイ(アスモデウス)」、ギリシャ神話の怪物ケルベロスを元とした「ナベリウス」、ただの伝説の生物である不死鳥までも悪魔扱いにした「フェニクス」などがあげられる。
  • 玉座での決戦終了後にそれぞれの魔神柱は、上記の通り各々が手段こそ違えど最終的に消滅した。しかしゼパル、フェニクス、ラウム、バアルの四柱については消滅の様子が語られておらず、登場もしなかった。
    • 続く新章「Epic of Remnant」が四編の断章より構成されること、そしてそのPVでの「魔術王が残した愛すべき“残り物”」という発言から、この四柱が関わっているのではと予想するユーザーも多い。欠けた四柱も、宝具の使用を上奏するも直々に却下されたバアル、戦力を計算ミスした統括局への弾劾を叫ぶゼパル、宙域からの撤退を進言していたラウムと不穏な振る舞いを見せていたメンバーが揃っていることも推測の補強になっている。
    • しかし、玉座から逃亡した一柱であるゼパルはセラフィックスに落ち延びたものの、苗床だったはずのキアラに逆に取り込まれた挙句、意識を切り離されて消滅というまさかの展開を迎えた。それにしてもエロ尼はやりたい放題である。
  • ティアマトの最後の11体のベル・ラフムが魔神柱よりも強いのは、あれがティアマトにとっての『魔神柱の拠点』扱いなため。魔神柱72体であるのに対し、ティアマト直属の使い魔はあの11体のラフムで、つまり量より質となっている。

話題まとめ

採集決戦
終章の実装時には彼配下の魔神柱との疑似レイドを行うイベントがあった。そのステータス・物量は一本につきHP70万・150万体と如何にも終章に相応しいもの……だったのだが、柱ごとにさまざまな素材アイテムがドロップする仕様となっていたのもあり、マスター達に尽く蹂躙されてしまう。その勢いは凄まじく、途中で1柱につき50万体も追加したにもかかわらず、バルバトスが実装からわずか12時間で瓦解され、後を追うように20時間後にフラウロスは終了、24時間後にフォルネウスは閉館、26時間後にサブナックは臨終してしまう。流石にヤバイと思ったのかアンドロマリウスが600万体と追加されたものの、38時間後にハルファスは停止、42時間後にアモンは消灯、61時間後にアンドロマリウスも閉鎖されてしまう。この有様は原作者の奈須きのこからも「人類悪ってこういう事よ」と言われてしまう。是非もない。
ちなみにマイルームのサーヴァントからイベント時ボイスが聞けたため、本当にイベントとして扱われていた模様。
特に(需要の高いアイテムばかり設定されていたため)最速で撃沈したバルバトスはネタにされやすく、「殺したかっただけで死んで欲しくはなかった」という迷言が生まれた。
後に期間限定イベント『ぐだぐだ明治維新』では、前述の通り魔神柱アンドラスの亡骸から誕生した金色魔天閣秀吉が登場。魔神柱の戦闘に入る前に疑似レイドが発生したが、三日足らずで倒幕(三日天下ですらない)。その後、ノッブに「あの時スナック感覚で根絶やしにされた」とまで言われてしまう。もうなにがなんやら。

脚注

  1. 古い挿絵などでは鯨の姿で描かれることが多い
  2. 著名どころでは有名なベルゼブブと同じルーツを持つバアルは第一位だが、トビト記に記されるアスモダイは第三十二位、死海文書など複数の外典・福音書で挙げられるベリアルは六十八位など明らかに実力順としてはおかしいものが多い

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