「イリヤスフィール・フォン・アインツベルン (プリズマ☆イリヤ)」の版間の差分

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2017年8月3日 (木) 02:02時点における版

ここでは『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』におけるイリヤについて説明する。
Fate/stay night』でのイリヤについては「イリヤスフィール・フォン・アインツベルン」を参照。

イリヤスフィール・フォン・アインツベルン (プリズマ☆イリヤ)

  • スペル:Illyasviel Von Einzbern
  • 誕生日:7月20日
  • 身長:133cm / 体重:29kg
  • スリーサイズ:B61/W47/H62
  • 性別:女性
  • CV:門脇舞以

Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』におけるイリヤ。並行世界の可能性の一つ。

略歴
穂群原学園小等部(5年1組)に通う小学生。義兄の衛宮士郎、本来はメイドだがほぼ家族同然に接しているセラリーゼリットの姉妹と四人で暮らしている。父の衛宮切嗣、母のアイリスフィール・フォン・アインツベルンは仕事で家を空けていてあまり帰ってこない。なお、士郎切嗣の養子で、イリヤとの血縁はない。切嗣アイリは夫婦ではあるがイリヤ曰くいろいろあって籍は入れていない。そのため、アイリ・イリヤと切嗣士郎とでは姓が異なる。「魔法少女マジカル☆ブシドームサシ」というアニメを好んで見ている。
カレイドステッキに見初められ、ただの一般人だったイリヤが、詐欺同然の強引な手口で契約させられ、魔法少女プリズマ☆イリヤとなる。物語当初は「巻き込まれただけの一般人」だったイリヤだが、次第に彼女にも秘密があることが明らかになっていく。
人物
重たい運命とか使命とかとは一切関係ない一般の家庭に育っているため、比較的素直な性格で捩れていない。言ってしまえば単純な性格。精神的に追い詰められるととりあえず逃げの一手を打ち、安全圏に脱出してほとぼりが冷めるのを待ちながら打開策を考えようとする悪癖がある。
ただ、基本的な性格骨子はFate本編のイリヤと共通なのか、隠れたSっケなどの素養は持っているようである。
義兄である士郎に異性として好意を寄せており、やきもちを焼いて士郎をトンカチで殴ったり素手で脇腹を殴ったりと意外と攻撃的な一面、メイドというものに異常なまでに興奮してメイド姿の美遊を(たぶん)性的な意味で襲ったり、極限状態とはいえ士郎を幼女三人がかりで性的な意味で襲ったりと若干おかしな部分もある。
性格的にまっとうな為か見知らぬ相手とも友達になる事ができ、「敵とも友達になってしまえる事」が最大の長所だと評される。実際、彼女の周囲に居る人間はほとんどがかつては敵として戦ったことのあった存在である。
『Fate/stay night』のイリヤと異なりネコ好きで、好きな季節も夏と対になっている。
能力
能力の大半は彼女自身のものではなく、カレイドステッキのマジカルルビー及び回収したクラスカードを利用した「魔法少女」としてのもの。アニメで培った想像力と発想力のおかげで、本来難度の高い飛行能力を難なく会得するなどの才能を見せる。
この他、凛やルヴィアすら思いつかなかったクラスカードの夢幻召喚(インストール)という使い方を発見している。ただしこれは彼女自身も把握していない魔術の素養(すなわち『stay night』のイリヤの項で解説した聖杯の器、願望器としての機能)がもたらした発見であり、彼女の発想力から生まれたものではない。
稀有な才能を持っていたイリヤだったが、後にクロが分裂したことで出力は3分の1以下に弱体化。以後はそれを魔力の収束刃や、障壁を拘束に応用するなどの方法で補って、何とか戦っているという状態。ただ、『幸運』は異様に高く、クロエ分離後も生命の危機をすんでのところで回避し続けるなど、イリヤの安全確保に一役買っている。原作のイリヤはそこまで幸運とは言えないので、ある意味こちらのイリヤ特有のものともいえる。また、地味ながら足が非常に速く、美遊が転入してくるまで短距離走はクラスで一番だったらしい。
ツヴァイフォーム
2本のステッキを合体させて変身する強化フォーム。黒化ギルガメッシュと融合した子ギルが繰り出した数々の宝具を通常攻撃だけで片っ端から粉砕するほどの出力に、それを可能とする斬撃・砲撃の強化、降り注ぐ宝具の雨を置き去りするほどのスピードを得る。
最後に放った「多元重奏飽和砲撃(クヴィンテット・フォイア)」は、黒化し巨大化したギルガメッシュが使用した最大出力の「天地乖離す開闢の星」を上回る威力を持つ。両者の激突で地形が変わり、円蔵山に大規模なクレーターが生まれ、巨大化ギルガメッシュはこれによって跡形もなく消滅した。
このモードは使用者の限界を遥かに超えた力を引き出し、実体化した最強クラスのサーヴァントですら圧倒するほどの力を得るが、通常の魔術回路だけでなく筋系、血管系、リンパ系、神経系まで擬似的に魔術回路として使用している。そのため非常に消耗が激しく、発動中は力を使えば使うほどそれらが摩耗していき、使用後は全身が引き裂かれるような激痛に苛まれる程の大きなダメージを負い、生命の危険すら伴う。

クラスカード / 宝具

各カードと宝具の詳細な性能はクラスカードのページを参照。ここではイリヤの固有の仕様や、作中での使用状況を記述する。

バーサーカー
限定展開
宝具「射殺す百頭」を得る。
射殺す百頭(ナインライブズ)
通常時のイリヤでは重過ぎて使いこなせない。子ギル戦でツヴァイフォームと併用しようとしたが、子ギルが繰り出した「真・射殺す百頭」で破砕されてしまう。
夢幻召喚
英霊ヘラクレスと一時的に同化し、バーサーカーの宝具とスキル、身体能力を会得する。
エインズワース家との最終決戦の際、ベアトリスに対して使用。
ランサー
限定展開
宝具「刺し穿つ死棘の槍」か「突き穿つ死翔の槍」を得る。
刺し穿つ死棘の槍(ゲイ・ボルク)
学校に突然現われたクロに対し使用しようとしたが、限定展開する前に邪魔が入って不発に終わる。
突き穿つ死翔の槍(ゲイ・ボルク)
番外編コラボコミックやドラマCD「イリヤエ・ロボマエ」で使用。
夢幻召喚
英霊クー・フーリンと一時的に同化し、ランサーの宝具とスキル、身体能力を会得する。
平行世界で合流したクロとの屋上の戦闘で使用。
刺し穿つ死棘の槍(ゲイ・ボルク)
ルビー曰く「手加減できないガチ宝具」であるため、真名解放を行ったことはない。
キャスター
限定展開
宝具「破戒すべき全ての符」を得る。
破戒すべき全ての符(ルールブレイカー)
ダリウスに対し使用。短い間合いを補うためにセイバーの夢幻召喚と併用して攻撃した。攻撃は命中したものの直後にカードを奪われ、正体を現したジュリアンに砕かれて「クラスカード・キャスター」の消失と言う結果を招いた。
夢幻召喚
英霊メディアと一時的に同化し、キャスターの宝具とスキル、魔術能力を会得する。
高速神言
神代の魔術を詠唱するスキル。ベアトリス戦ではこれによって「神言魔術式・灰の花嫁(ヘカティック・グライアー)」を行使するも、「悉く打ち砕く雷神の鎚」に敗れる。
ライダー
夢幻召喚
英霊○○○○○と一時的に同化し、ライダーの宝具とスキル、身体能力を会得する。
平行世界で合流したクロとの屋上の戦闘で使用。
自己封印・暗黒神殿(ブレイカー・ゴルゴーン)
イリヤの場合は美遊と違い、右目だけを覆う眼帯状になっている。
石化の魔眼・キュベレイ
宝具ではなくスキル扱い。本来のライダーはランクA+だったが、イリヤの場合はランクB。しかも美遊と違って両目ではなく、右目のみに発現するにとどまっている。
ベルレフォーン
本編では未登場だが、『ディバインゲート』とのコラボイベントでは宝具扱いになっていたため、使用可能と思われる。
セイバー
限定展開
宝具「約束された勝利の剣」を得る。
約束された勝利の剣(エクスカリバー)
黒化バーサーカー戦では、イリヤと美遊が協力しての「並列限定展開(パラレル・インクルード)」にて九本同時に出現させ、一斉照射により黒化バーサーカーを倒した。
『ドライ』では群れを成す泥の英霊の宝具への迎撃に用いた。
夢幻召喚
英霊アーサー王と一時的に同化し、セイバーの宝具とスキル、身体能力を会得する。イリヤが夢幻召喚した場合の衣装は美遊と違い、セイバー・リリィに近いデザインとなっている。
約束された勝利の剣(エクスカリバー)
真名解放せずともその切れ味は最強の聖剣にふさわしく、クロの投影した贋作を叩き折った。
アサシン
限定展開
宝具「妄想幻像(ザバーニーヤ)」による自身のデコイ。カレイドステッキの仕様上、転身状態との併用が不可能。
バゼット戦、子ギル戦にて使用。
夢幻召喚
英霊○○○と一時的に同化し、アサシンの宝具とスキル、身体能力を会得する。
気配遮断
「暗殺者」のクラス特性。アンジェリカから一時的に身を隠す際に効果を発揮した。
アーチャー
限定展開
黒塗りの弓を得る。ただし矢が一緒に具現化されなかったため、戦闘では使用されなかった。
夢幻召喚
英霊○○○と一時的に同化し、アーチャーの宝具とスキル、能力を会得する。
干将・莫耶
黒化セイバー戦で使用。投影宝具。アニメ版では「オーバーエッジ」も披露した。
偽・螺旋剣(カラドボルグII) / 偽・偽・螺旋剣(カラドボルグIII)
投影宝具。TVアニメ版にて、黒化セイバー戦で使用。真名解放はしていない。コミック版にも同様のシーンは存在するが、はっきりとこの剣と判る描写はされていない(そもそもコミック版はカラドボルグでなかった可能性もある)。このため、この宝具の正確な名称は不明。
クロが使う際は「III」だが、この時のイリヤは分離した後のクロと比べても高い出力を有していたため、「III」ではなく「II」だった可能性も否定できない。
熾天覆う七つの円環(ロー・アイアス)
投影宝具。『ツヴァイ』にて、円蔵山の大空洞の崩落から身を守る為に使用。TVアニメ版では黒化セイバーとの戦いでも使用。
約束された勝利の剣(エクスカリバー)
投影宝具。黒化セイバー戦で使用。
本来このカードには神造兵装であるこの剣を投影する力まではないのだが、イリヤは何故か投影ができ、真名解放までやってのけた。
黒化セイバーの持つ真作の「約束された勝利の剣」と競り合い、凌駕する。

キャスター (Grand Order)

  • 真名:イリヤスフィール・フォン・アインツベルン
  • 身長:133cm / 体重:29kg
  • 出典:Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ
  • 地域:日本・冬木市
  • 属性:中立・善
  • CV:門脇舞以

魔術師」のサーヴァント

略歴
Fate/Grand Order』ではイベント「魔法少女紀行 ~プリズマ・コーズ~」にて初登場。
鏡面界への離界(ジャンプ)の際、友人の美遊と共にこの魔法少女の集う固有結界へ来てしまい、美遊がさらわれてしまい彼女を探していたところ、同じく迷い込んだカルデアのマスターと遭遇する。
終局特異点『冠位時間神殿 ソロモン』では冠位時間神殿にサーヴァントとして召喚。勝算が薄いことを承知の上で、クロエとともにⅩの座を統括する廃棄孔アンドロマリウスとの交戦に挑む。
人物
穂群原学園小等部に通う、ごく普通の女の子。銀髪赤目で名前が貴族っぽくて、留守がちな両親は謎の仕事をしていて、なぜか一般邸宅にメイドが二人も居て、ついでに血の繋がらない兄がいるけれど、ごくごく普通の小五女子である。別世界に迷い込むのは割と慣れっこ。
ヘンテコステッキを手懐けたり、寡黙な少女の心を開かせたり、自分を殺しに来た少女を家族として迎え入れたりと、なにげに適応力とコミュ力が極めて高い。悪く言えば流され体質。
能力
魔力の斬撃を飛ばす、魔力弾を複数飛ばす、魔力の全力砲撃、カレイドステッキのマジカルルビーを投げつけてマジカルルビー自体が体当たりするなどの攻撃を行う。
カルデアおよび魔法少女の固有結界が彼女の本来いた世界とは根本的に異なる為か、クラスカードの限定展開や夢幻召喚はできなくなってしまっている。
後にマジカルルビーが道具作成スキルを持つサーヴァント達と暗黒取引を交わした結果、カルデアの霊基を参考に封印されていたクラスカードの擬似的な使用を可能としたことが示唆されている。ゲーム的には絆礼装効果でカード性能が上がるということだけで、クラスまで変更になる訳ではないが。

ステータス

クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考
キャスター 主人公 (Grand Order) E C D B A A+ 対魔力:B
無限の魔力供給:C
愉快型魔術礼装:A
自然の嬰児:B
あやしい薬:A

宝具

多元重奏飽和砲撃(クウィンテットフォイア)
ランク:A+
種別:対人宝具
筋系、神経系、血管系、リンパ系を疑似的な魔術回路と誤認させることにより、瞬間的な出力を得る捨て身の技。
全身を巡る五つの回路が奏で上げた壮絶な魔力の奔流は、星の光にも匹敵する殲滅力を誇る。
『Grand Order』ゲーム内での性能はキャスターで2人目となる「単体への超強力な攻撃」だが、使用後は攻撃力と防御力が若干低下する。なお、スキル「あやしい薬」使用時にランダム発動する弱体無効付与でこの欠点は相殺可能。

登場作品と役柄

Fate

Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ
主人公。stay nightなど本編シリーズとは異なる並行世界の一般人であったが、たまたま出くわした魔法の杖のせいで魔法少女として戦うハメになった少女。
Fate/Grand Order
  • 〔キャスター〕キャラクターデザイン:ひろやまひろし / 設定作成:??? / レア度:☆5
『魔法少女紀行 ~プリズマ・コーズ~』の開催に伴い期間限定でガチャに追加。イベントガチャ限定サーヴァントであり、恒常的な入手手段は現状ない。
一応は生身の人間のはずなのだが、魔法少女としての能力のためか、カルデアでは何故か擬似ですらないサーヴァントと同格の扱いを受けている。

Fate関連

とびたて! 超時空トラぶる花札大作戦
美遊、クロと共にチーム「盗んだステッキで走り出す魔法少女の夜」の一人として参戦。

その他

アーネンエルベ狂詩曲
美遊ともどもゲストとして出演。その場に居た士郎や凛やルヴィアとちょっとしたトラブルに。
かんぱに☆ガールズ
DMMゲームズ開発のブラウザゲーム。コラボイベントでゲスト出演した。

人間関係

冬木市

美遊・エーデルフェルト
親友。同様にカレイドステッキを持つ魔法少女だが、彼女のもつ友情の価値観は「正直重い」と思っている。
クロエ・フォン・アインツベルン
イリヤから分裂して誕生した、もう一人のイリヤ。当初は命を狙われたり日常生活を浸食されかけたことなどから険悪だったが、イリヤがクロの気持ちを理解したことや母・アイリスフィールの仲裁もあって和解し正式に家族になる。
マジカルルビー
魔法少女になった最大の原因で、うさんくさくてはた迷惑な魔法のステッキ。しかし、共に過ごすうちにお互いにとって大切なパートナーへと変わっていく……はず。
マジカルサファイア
自分のパートナーの姉妹機にして、親友のパートナー。『ドライ』では一時的にパートナーとなる。
ルビーよりはまともだと見なしているが、性格に問題があるのは姉妹共通だと諦めている模様。
遠坂凛
魔法少女になった原因のひとり。同じ女性として凛の女性としての姿勢に憧れているのか「かっこいい」と称することもあったが、トラブルメーカーなのも事実なので時折冷たい。
衛宮士郎
義兄。イリヤ含め色々な女子に好かれており、時折腹いせに殴ったりしているが、義兄妹としては仲良し。むしろ大好き。
仮にそうなったとしても法律上何も問題ないという事は知っているが世間体や士郎の気持ちや自身の幼さ、今の兄妹関係の居心地の良さ等々の理由により現状で満足している。
セラ
アイリスフィールに雇われたハウスメイド。教育ママのような彼女を若干苦手にしている節はあるが、家族同然に接している。
リーゼリット
セラの妹(?)で同じハウスメイドのひとり……のはず。家事しないけど。イリヤと同じアニメ等を好んでおり、趣味が合うこともあってか「リズおねーちゃん」と慕っている。
アイリスフィール・フォン・アインツベルン
母親。『プリズマ☆イリヤ』では普通に存命しており、何故か切嗣が「おとーさん」なのに対しこちらは「ママ」。奇行で雰囲気をぶち壊すエアブレイカーママと恐れているが、基本的に仲の良い母娘である。
衛宮切嗣
父親。「おとーさん」と呼んでおり嫌ってもいないが、本編で絡んだことが一度もない。切嗣は泣いていい。
桂美々
小学校のクラスメイトで、親友である仲良し四人組の一人。
美々の隠された趣味を知り、一瞬拒否感を示すが雀花の姉・火雀の言葉を受けて、彼女の気持ち無視して強要しようとした事を反省し、和解する。
でも美々の持論にはついていけない。
栗原雀花
小学校のクラスメイトで、親友である仲良し四人組の一人。
森山那奈亀
小学校のクラスメイトで、親友である仲良し四人組の一人。
嶽間沢龍子
小学校のクラスメイトで、親友である仲良し四人組の一人。
藤村大河
小学校の担任教師。
カレン・オルテンシア
小学校の養護教諭。

平行世界の冬木市

子ギル
イリヤと聖杯を奪い合う。『ドライ!!』では一時共闘することに。
『Grand Order』にて、一回魔法少女の格好をさせてみたい等と危険な考えを持っていた事が判明した。
田中
平行世界で出会った記憶喪失の少女。エインズワース家打倒のために、行動を共にする。
ジュリアン・エインズワース
ドールズ達を使って美遊をさらった張本人。
エリカ・エインズワース
平行世界で出会った少女。束の間の交流を持つが…
アンジェリカ
ドールズの一人。何度も戦うが、無数の宝具と魔術の前に苦戦を強いられる。
後にジュリアンを救う事を約束して和解し、友人同士となる。ディアンドル風のブラウス(通称「童貞を殺す服」)を着て微笑む彼女を前に変なスイッチが入りかかったことも。
ベアトリス・フラワーチャイルド
ドールズの一人。こちらも何度も戦うが、ケタ違いの防御力と攻撃力に圧倒される。
エインズワース家との最終決戦の際はバゼットと組んで彼女とマッチアップした。

Fate/Grand Order

主人公
平行世界で出会った「かっこいい」人。男女どちらであっても、かっこいいと称する。
マシュ・キリエライト
同行する「魔法少女」。事態解決の為に共闘する。
家族に雰囲気が似ていて、一緒に居ると落ち着くらしい。
フォウ
モフモフな毛並みに、変なスイッチが入りかけて撫で回したい衝動に駆られていた。
ファースト・レディ
自分と美遊、クロエを固有結界内部に閉じ込めた張本人。
その世界を救いたいという意志を、自分よりもずっと強固で大きいものと見なしつつも、美遊やクロエとの絆の為にも戦いを挑む。
ナーサリー☆ライム
お菓子の国の女王。遊んでくれたお礼として宝石を受け取る。
メディカル☆メディア
大海原と竜の国の女王。絶望の淵に沈んでいたが、イリヤに希望を託す。
イアソンくん
メディアの使い魔。言動は辛辣だが、的確なアドバイスを送った。
マハトマ♀エレナ
死せる書架の国の墓守。イリヤとの戦いの中で彼女に希望を見出す。
コハナト☆メイヴ
雪華とハチミツの国の女王。イリヤ達を自分の軍団に加えようとする。
アストルフォ
そのボーイッシュさに変なスイッチが入っていた。

その他

衛宮士郎(Fate世界?)
「アーネンエルベ狂詩曲」で共演。誕生日プレゼントを買う為にアルバイトしており、アドバイスを受けた。
なおその際にちょっとしたトラブルに巻き込まれるのだが、おそらく意図的に「衛宮士郎が投影を使うシーン」を認識しないように描写されていた。(ルヴィアがルビーの力で謎空間を展開したため、投影した物が花束になり、「手品」と認識された)
遠野秋葉
ドラマCD「イリヤエ・ロボマエ」で共演。琥珀の企みを打ち破るべく、彼女に協力した(させられた)。
琥珀
同上。声が一緒だった上に、言動を聞いて完全にルビーの同類と認識した。
高町なのは
コラボコミックで共演した他社シリーズ『魔法少女リリカルなのは』の主人公。実は魔法少女モノへのスピンオフ作品であるという共通点も。
年下(小学三年生)なのに非常に礼儀正しく可愛らしい姿ではあるが、正体不明のプレッシャーを感じていた。(ルビー曰く「魔法少女力」1万を持つイリヤのさらに53倍らしい)
「友達になりたい人がいる」という彼女の願いに共感し、一緒にその友人を探すことに。
戦闘では彼女の超火力にドン引きするが、一方の彼女からは「より先鋭的・限定的に特化した魔法体系で、おまけに戦い慣れてる」とどっちもどっちな感じにリスペクトされていた。
カレナ・ストレーム
『かんぱに☆ガールズ』とのコラボイベントで共演。コスプレアイテム「変幻の鏡」で自身に仮装した彼女から「イリヤお姉ちゃん」と呼ばれて変なスイッチが入りかかっていた。
なお、彼女のCVもイリヤと同じく門脇舞以女史である。

名台詞

Fate/kareid liner プリズマ☆イリヤ

あまりに突然の出来事だったけど…わたしの直感が告げていた―――
こいつは うさんくさい!
いきなり風呂場に飛び込んできた謎のステッキにいきなり魔法少女に勧誘されての独白。
……………うん。ですよねー。
「お兄ちゃんは朴念仁じゃないよ!」
初対面のうさんくさいステッキにお兄ちゃんを「朴念仁っぽい方」と評されてこの反論。
……残念ながら、お兄ちゃんはこちらの世界でも筋金入りの朴念仁である。
「あ、そっか。飛んじゃえばよかったんだね」
「魔法少女って、飛ぶものでしょ?」
本来なら訓練を必要とする飛行を、思いついただけであっさりこなす、頼もしい思い込み。
この強固なイメージ力が、本作におけるイリヤの強みの一つでもある。
「倒さなくちゃ………倒さなくちゃ……」
セイバーの強大な力に打ちのめされるも、無意識のまま立ち上がる。直後、秘められた力が発動してアーチャーのクラスカードを夢幻召喚する。
アニメ版では、このとき画面いっぱいに「どうやって?」という問い掛けが映し出される。
「なん…なの?どうしてわたしがこんなこと…」
「敵も…ミユたちまで巻き込んで…」
「もう…もう…もういや!!」
敵に追い詰められた際に秘められた力が発動。結果を見ればイリヤのおかげで美遊達は助かったのだが、イリヤは自分の力への恐怖と、覚えのない自分の力の余波で傷ついた美遊達の姿に心を痛めて逃げ出してしまう。
イリヤの人間的弱さが露呈したともいえるシーンだが、そもそもこちらの世界のイリヤはただの小学生であり、今までこうならなかった方が奇跡だったのかもしれない。
原作ではイリヤが自責の念に駆られ突然逃げ出し、凛たちが内心でツッコミを入れるというコメディ要素が含まれている展開が、アニメ版では美遊から拒絶の言葉をかけられた結果逃走するという完全なシリアス展開に改変されている。
「でも、本当にバカだったのは、逃げ出したことだ!」
「〝友達〟を見捨てたままじゃ、前へは進めないから…ッ!」
一期クライマックス。ウソみたいな現実と自分の力への恐怖を乗り越えて、大切な友達のためにイリヤは前へ進みだす。
「私のパパはおとーさんだけだよ」
アニメ第1期BD/DVD特典ドラマCD『アインツ家集合! 家族の団欒CD』より。今のところプリヤでイリヤと切嗣と絡んでいる唯一の場面。

Fate/kareid liner プリズマ☆イリヤ2wei!

「うぬぬ…おのれ此奴め戯れ言を弄するか!」
怒りのあまり語調が変になったイリヤ。
「なんてこと…! テロだわ!! これは兄妹の仲をヤバい感じに破壊するテロ行為だわ!」
ルヴィアたちの拘束をブッちぎって兄の士郎に「イリヤとして」迫るクロを物陰から目撃しての一言。士郎との兄妹の仲が壊れる事に危機感を抱いたイリヤだったが、一方のルビーからは「望んでたことじゃないんですか?」とツッコミが入った。そしてイリヤは兄の貞操を守るため、自衛のための自傷行為に走る。
「みぎゃっ…」
士郎をクロから守るためにとった最終手段。壁の角を足の小指のみで思いっきり蹴った。やらかしたイリヤはもちろん、当然、痛覚を共有するクロも悶絶して痛み分けとなった。
「わたしはもう逃げない!」
「出会った人も 起こってしまったことも」
「なかったことになんて絶対しない!」
「普通の生活に戻りたい」という願いは、自分たち全員との出会いの否定だと受け取り、それが望みならわたしたちに関わらないでとクロは怒るがイリヤも引き下がらない。
みんなとの出会いを否定する気などまったくないのだから。自分の力に怯え、逃げ出した頃よりイリヤは強く成長していた。
「年収220万のT子さんは年収460万のKくんと結婚しました。
 月々の生活費を18万とした場合、3300万のマンションを買えるまで何年かかるでしょう。」
タイガから出されたおしおき問題・算数編。あまりの生々しさにクロが「解きたくない!」と叫んだ。
「ていうかさー! この二人がうまくいってないのって結局T子が臆病だからじゃない!?」
同上の国語編。T子とKくんとN子の色恋沙汰について。なお、KくんT子N子には、どこかで見たような面々がキャスティングされている。
因みにこのセリフを叫んだ時イリヤら三人が片付けている宿題は最後に残った漢字の書き取り。どうやらそれをやりながら直前に解いた文章読解の、クロの言うところの「100ページはある昼ドラのような小説」についての感想を熱くなって叫んでいる様子(三人とも目が据わっている)。ついでに言えばその漢字の書き取りに出題されたと思しき問題も、「年収」「柵」「結納」「不倫」「年金」「賠償」「姑」「相続」と小学生に出すレベルで無い上に生々しい。
「お兄ちゃんは…渡さないんだから!」
コミックス4巻限定版ドラマCDより。小学生3人が士郎を奪い合って戦おうとしていた。

Fate/kareid liner プリズマ☆イリヤ3rei!!

「わたしは―――」
「イリヤ」
「イリヤスフィール・フォン・アインツベルン」
「わたしは ミユを助けるために この世界に来た!!」
田中さんに自身が何者であるのかを問われた際に出た答え。
そして少女は前に進む。ただ「友情」という何よりも尊い願いのために。
「ラーメン屋さんが放っていいレベルの殺気じゃないよッ!!?」
おごりだと思ってたラーメンが実は有料(2杯で3200円)だった。料金を請求された際に文無しをラーメン屋さんに見抜かれ、スープの材料にされかけた際の絶叫。
平行世界のラーメン屋さんというのはである。そりゃ背後に髑髏が浮かぶほどの殺気も放つ。
「人は 飛べる」
「飛びたいと願って 飛ぼうとする意志があれば きっと誰だって―――」
「あなたたちが奪った翼は わたしが取り返す!!」
イリヤ、エインズワース家に対する真の宣戦布告。友を助ける決意の言葉。
作内では田中さんの言葉からの対峙であるが、実は『プリズマ☆イリヤ』第1期の美遊の言葉「人は…飛べません」との対語にもなっている。
「今は…敵わなくても、届かなくても、いつか、必ず助け出す!」
「ミユは、あなたたちの道具じゃない!!!」
美遊を捕らえたエインズワーズの力に撤退を余儀なくされるイリヤだったが、同じような状況でかつて敵の強大さに震えていた時とは違い、美遊を必ず助け出すことを大声で宣言する。
いつかまた、大事な親友と笑い合うために。
「……ひとりじゃ何もできないの」
「ルビーがいて、ミユがいて、クロがいて…いつも誰かが一緒にいてくれたから戦えてた」
「そんな当たり前のことを…ようやく思い出せたの」
「だから…クロ。わたしの隣にいて。もう離れ離れになるのは…ヤだよ」
敵の強大さを思い知り、また、美遊の孤独さを知ったイリヤ。美遊を助けたいのなら甘えを捨てろと忠告するクロの言葉を理解しつつも、イリヤは誰かの助けがなければ何もできないと漏らす。
だがそれは、その誰かの後ろにいるという意味ではなく、隣に立ち、一緒に戦うという意味。もう誰も、自分の隣からいなくなってほしくないから。
なおこの時のイリヤの表情はとても可愛らしく、あのクロですら頬を染めて一瞬黙り込んだ。
「こっ……この子…!!」
「本気で言ってる…! 無邪気に…何の悪意もなくこんな方法を選んだんだ…!」
「いったいどんな育ち方をしたらこんなふうになるの…!? なんて……なんて」
「歪な子…!!」
なんの因果かぬいぐるみに意識だけ入れられてしまったイリヤ。それを実行して無邪気に喜ぶエリカを目の当たりにして。エリカに対しては美遊も全く同じ評価をしており、それ自体は間違ってはいないのだが……。
原作のイリヤを知る読者は「お前が言うな」と突っ込まずにはいられない。
「立った――! 立ったよわたし!! 
 動けるよぉぉぉ!! 空想と気合があればなんでもできるんだー!」
身動きがとれないぬいぐるみの体に絶望しかけるも、諦めない不屈の意思と気合が奇跡を起こす―――!
しかし魔法少女というよりプロレスラーか何かのような根性論である。
「どっちかしか選べない……なんて、はじめからそれが間違ってる!」
「聖杯なんでしょう!?人の願いを!希望を託すのが聖杯なんでしょう!?」
「だったらどうして…全ての人の幸せを願わないの!!!」
世界(たすう)を殺すか、美遊(ひとり)を殺すか。アンジェリカから詰問された末の回答。
「全ての人が救われるなど空想のおとぎ話」「誰かを救うことは誰かを犠牲にすること」そんな小賢しい理屈を踏み越え、魔法少女は進んでいく。未だかつて誰も成し得なかった領域……「みんなを幸せにする」道へと。
それは奇しくも、平行世界の父・衛宮切嗣の夢、兄・衛宮士郎の理想と同じ「願い」だった。

とびたて!超時空トラぶる花札大作戦

「こ、怖かった―……。
 世の中には小さな子どもに興奮する特殊な人がいるって聞いてたけど……こういう人たちのことだったんだね」
ロリコンとかそんなチャチな物じゃ断じて言い表せない、もっとヤバイ面々――ジル・ド・レェ雨生龍之介と出会ってしまった時。
「ママ、おとーさん!わたしだよ、イリヤだよー!」
「ちょっと!?」
「私だって好きで恥ずかしい格好してるんじゃないんですけどー!?」
平行世界の両親と遭遇し、娘だと分かってもらおうとするが、「よく見たら全然似てない」やら「うちの娘があんなふざけた恥ずかしい恰好するはずがない」と踏んだり蹴ったりであった……。
「うわーん、やっちゃったー!もうお家に帰れないよー!」
両親とそのサーヴァントを負かした際の台詞。別世界の両親だと知らないため家に帰れないと勝利を喜べず困っていた。
「まぁまぁ、泣かないで最長老さま」
某国民的人気漫画の某星人のような肌色になったクロに対して。
これにはクロも「誰が最長老さまか!」とお約束のようにツッコんだ。

Fate/Grand Order

「これがわたしの全て……! 『多元重奏飽和砲撃クウィンテットフォイア』!」
宝具発動。全身を巡る五つの回路が奏で上げた壮絶な魔力の奔流は、星の光にも匹敵する殲滅力を誇る。
「おっきくなったかな……? はっ、身長がだよ!?」
レベルアップ時。自分でも気にしてるのか突っ込まれる前に反応した。
「お疲れ様でーす!でも、まだまだお仕事あるんだよね。頑張ってー!私も応援するからー!」
マイルーム会話。魔法少女特有の明るさが溢れ出る。
「マスター、かぁ…前にもそう名乗ってきた赤い人がいまして…」
マイルーム会話。マジカルルビーと契約したせいで、赤い人に一時期サーヴァント下僕扱いされていたことについて。
「最近、ときどき視線を感じるの。振り返るとサッといなくなるんだけど、その時に赤い外套がチラッと見えちゃった。
 何か用があるのかなぁ……ハッキリ言ってくれればいいのに」
マイルーム会話。カルデアのおかんも彼女に対してはより心配性なお兄ちゃん。しかし行為自体はストーカーと化してしまっている。
「ん……えへへー。マスターさんに頭なでられるの、好き……。
 あ、今度お風呂上りに髪乾かしてほしいなー、なんて……ほぇっ!? お、お風呂いっしょには、ダメーっ!……まだ……」
マイルーム会話絆Lv5。優しいお兄さん(お姉さん)に完全に心を許しているようだがお風呂はダメ。しかしボソっと付け足した言葉に、お兄さん(お姉さん)の期待は膨らむ。
ただし、(並行世界であり直接の繋がりがないとはいえ)カルデアには彼女の家族が召喚されている可能性もあるため、周りが許してくれるかどうかは別問題。
「穏やかじゃない! それってもう、隕石ってレベルじゃないし!」
『魔法少女紀行~プリズマ・コーズ』にてミッション確認画面で聞けるセリフ。マジカルルビーが「直径3500キロぐらいの隕石でも降ってきませんかねぇ?」と言った時の台詞。
まさか製作者が魔法で打ち返した衛星のことだろうか。
「それとあの、こちらの (ごにょ) かっこいい (ごにょ)
 お兄さん/お姉さんは……?」
『魔法少女紀行~プリズマ・コーズ』にて初めて会ったカルデアのマスターに対して。
小学五年生の少女らしく、顔を赤くしてかっこいい年上の男(女)を意識している。
マシュやロマンには普通に接しているため、好みのタイプだったのかもしれない。主人公の容姿を作中で具体的に評した珍しいケース。
なお、サービス開始前から明言されている通り、主人公の容姿は士郎と凛をそれぞれ性転換したようなモデルとなっている。
「ちょっとそのイアソンくんにチョップしていいですか!」
同上イベントにてイアソンから「嘘をつくだけの知性がない。その胸のようにまっすぐな、公正な性格だ」と言われて。
平和主義なイリヤが珍しく攻撃の意思を露わにしたシーン。胸のことはやっぱり禁句。しかしその報復がチョップというツッコミであるあたりがやはり優しい子供である。
「自分が一番苦しいのに、他の人に手を差し伸べられる。それって、どんな魔法でも起こせない奇跡だと思います。」
「そんな人にしかたぶん世界は救えないんです」
お別れのとき。子供ながらに主人公が背負っている大きな使命を察していたらしく、そんな状態で無関係な自分やミユやクロを助けてくれたことに感銘を受けている。
しかしながらスケールの違いはあれど、誰かのために戦うという奇特な精神はイリヤ自身にも当てはまるものが有り、そんな二人だからこそ縁が結ばれ、共に戦い、そして魔法少女達を救うことができたのだろう。
なお、主人公の行いに対するこの見解は、本編6章におけるレオナルド・ダ・ヴィンチの評価とほぼ同じ。すなわち、小学生にして本質を見抜く洞察力――要は人を見る目を十分に持ち合わせていたということになる。

メモ

  • 『stay night』のバッドエンドの一つにイリヤが士郎の魂を人形に入れてしまうというものがあるが、『プリズマ☆イリヤ』では自身がエリカによって精神をぬいぐるみに入れられてしまう。とんだ平行世界の因果もあったものである。
  • ドイツ系のハーフと言えど、アインツベルンに居た頃の記憶を封印された上で冬木で育ってきた為、主言語と価値観は完全に日本人のものになっている。このためか、『Fate/Grand Order』では2016年ハロウィンイベントや鬼ヶ島イベント復刻版などにおいてクロ共々「日本人」の区分に入っている。

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