「ネモ」の版間の差分
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: 懐に忍ばせた拳銃で威嚇射撃を行う事もあるが、こちらはシオンから譲り受けた攻撃手段。 | : 懐に忍ばせた拳銃で威嚇射撃を行う事もあるが、こちらはシオンから譲り受けた攻撃手段。 | ||
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: また、シオンから「分割思考」を教わったことでネモ船長としての「誰でもない」特性とトリトンの神霊としての「霊基を分割できる」特性と組み合わせ、自身の分身といえる存在、通称「ネモ・シリーズ」を複数生み出し、シャドウ・ボーダーやカルデアベースの整備や福利厚生を担っている。 | : また、シオンから「分割思考」を教わったことでネモ船長としての「誰でもない」特性とトリトンの神霊としての「霊基を分割できる」特性と組み合わせ、自身の分身といえる存在、通称「ネモ・シリーズ」を複数生み出し、シャドウ・ボーダーやカルデアベースの整備や福利厚生を担っている。 | ||
: キャプテンはマリーンたちの遠隔監視ができないようだが、報告を聞くなどコミュニケーションを取ることができる。 | : キャプテンはマリーンたちの遠隔監視ができないようだが、報告を聞くなどコミュニケーションを取ることができる。 |
2024年11月11日 (月) 23:20時点における最新版
ライダー | |
---|---|
真名 | ネモ / トリトン |
外国語表記 | Nemo |
異名 | ダカール王子 |
性別 | 不明→男性(Lostbelt No.4以後)[注 1] |
身長 | 150cm |
体重 | 40kg |
好きな物 |
自由な海、巻き貝のフォルム、音楽演奏、アジト作り、デザートのプティング[注 2](キャプテン) 冷たい地面の感触、マンタの泳ぎ方、真空管、構ってもらうこと(プロフェッサー) 整備、洗濯、お風呂掃除、魚雷運び、ランチ(マリーン) |
苦手な物 |
侵略、弱いもの虐め、密航、鼠(キャプテン) キャプテン(エンジン) お薬を嫌う人、夜更かしする人(ナース) |
出典 | ギリシャ神話、『海底二万マイル(海底二万里、海底二万哩など)』 |
地域 | 欧州、インド |
属性 | 混沌・中庸 |
副属性 | 天 |
一人称 | 僕 |
二人称 | 君/○○(呼び捨て) |
三人称 | 彼/彼女/アイツ/○○(呼び捨て) |
声優 | 花守ゆみり |
デザイン | DANGERDROP |
設定作成 | 奈須きのこ |
レア度 | ☆5 |
初登場作品 | Fate/Grand Order |
概要[編集 | ソースを編集]
- 略歴
- シオンによってカルデアのシステムを模倣し、彷徨海で召喚された。しかしまっとうな召喚に必要なマシュの盾(あるいはその代替品となる聖遺物)が無かったため、掛け合わせることで霊基を成立させた幻霊である。
- シオンと共にノウム・カルデアに編入された。
- 人物
- 海軍服のような白い服を身にまとい、頭にターバンを巻いた少年。
- 自分の仕事に誇りをもっている職人気質の持ち主。船を綺麗にするのが趣味。
- 素直で優しく誰からも愛されるトリトンと、信念を貫く行動力の化身であるダカール王子が合わさった結果、性格は両方のオリジナルからやや逸脱している。
- ライダー・ネモは「支配と蹂躙への反抗」という一つの信念を得ており、相手が誰であれ弱者を虐げる行為を許さないが、却ってそれは現代の人間社会=消費文明への反発にも繋がっている。
- ネモとしてはヨーロッパの文化を前にすると眉をひそめ、ギリシャの文化でも同様の態度をとる。しかし海の世界に国境はないとして、海の子トリトンはセーフ、どころかむしろラブだとか。
- 「人間嫌い」と口にするように愛想が悪くてぶっきらぼうだが、それはダカール王子の記憶が無垢なトリトンの魂を怯えさせ、悲劇を生み出す人間たちに警戒心を抱いてしまっていたため。
- 本来の性格は素直で人懐っこく、気に入った相手は絶対に見捨てない。船長として他人に厳しいが、それ以上に自分に厳しい。
- どのような窮地でも打開策・解決案を模索する不屈の心を持つので、表情は常にクール。しかしその表情に陰りが見えると、それはもう「何をしても打開策がない」事を意味している。
- 「キャプテン」と呼ばれるのはあまり好きではないが、別の渾名の「プリンス」よりはマシだと渋々受け入れている。
- 海に拘りがあるようで、比喩に海に関する言葉が混じる事が多い。
- 下記の「ネモ・シリーズ」と比較すると、「キャプテン」の立ち位置にいるためかシリーズの意見を取りまとめて即断即決するのが得意だとか。
- 能力
- 通常武器としては、プブリウス・オウィディウス・ナソの『変身物語』で描かれた渦巻き貝のラッパをモチーフとしたジェット水流キャノンを使用。これは砲撃以外にも水を操る事もでき、音波攻撃も可能。
- 懐に忍ばせた拳銃で威嚇射撃を行う事もあるが、こちらはシオンから譲り受けた攻撃手段。
- 何らかの移動に関する能力を持つらしく、彷徨海ドックから中国異聞帯の近くまでシャドウ・ボーダーの虚数潜航をサポートした。
- また、シオンから「分割思考」を教わったことでネモ船長としての「誰でもない」特性とトリトンの神霊としての「霊基を分割できる」特性と組み合わせ、自身の分身といえる存在、通称「ネモ・シリーズ」を複数生み出し、シャドウ・ボーダーやカルデアベースの整備や福利厚生を担っている。
- キャプテンはマリーンたちの遠隔監視ができないようだが、報告を聞くなどコミュニケーションを取ることができる。
- 同一の人格から分裂して生み出された存在だが、個別に人格が存在しており、ネモシリーズの中で意見が割れる事もある。その場合、それはネモ自身の考えが揺れている事を表す。
- シリーズの中でも権限に違いがあり、艦長を務めるキャプテン・ネモが最上位権限を持ち、プロフェッサー・ベーカリー・ナース・エンジンの個別の役割を与えられている4人がその次の権限を持つ。何らかの理由でキャプテンの思考ルーチンを再起動する等の行為が必要な場合、プロフェッサー・ベーカリー・ナース・エンジン4人の意見が一致する必要がある。
- ネモ・シリーズは分割された時点で霊基は独立しており、消滅しても本体に還元されることは無く再生成も不可能。
- ネモ・シリーズ内訳
-
- 男性にも女性的な思考があり女性にも男性的な思考があることから、ネモ・シリーズは少年体と少女体とに分かれている。性別を示す描写がある者は現状マリーンとベーカリーとエンジンとプロフェッサーの4名。キャプテン含めて男女比率は3:3なので、それぞれの性別もほぼ確定している。
- ・ネモ・マリーン
- にぎやかな性格をしたマリンルックの少年体(性自認も男性)のネモ。見た目・性格は同じだが実は少しの個体差があり、主に作業員として働いている。一度に稼働しているのは12体だが、控え・予備のために分割時点で計24体存在し交代制。異聞帯での戦いで数体が犠牲になり、奏章開始時点で計18人に数を減らしている[注 3]。
- トリトンの素の部分がもっとも強いシリーズ。
- ・ネモ・プロフェッサー
- 眼鏡にロングヘアーの能天気な性格の少女体のネモ。主に解析、計測、作戦立案などを担当している。
- 「男の自分に眼鏡はなじみがない」とキャプテンが言っており、バレンタインイベントでもぎりぎりまでチョコ作りを試みていたことから女性体だと思われる。
- ・ネモ・ベーカリー
- 白衣を着た温厚な性格の外見をした少女。主に調理師として働いており、「お姉さん」と自称している。
- 兵士の士気を保つのには食事が欠かせないので、最終的には最強のネモだとか。
- ・ネモ・ナース
- ナース服を着たお淑やかな糸目の少女風のネモ。医務室でダ・ヴィンチちゃんの助手をしている。
- もっとも成熟したネモではあるが、バレンタインシナリオでの言動から実は腹黒疑惑がある。
- また、ベーカリーとエンジンが女性確定、プロフェッサーがほぼ女性確定であることを考えるとナースは男性である可能性が非常に高い。
- ・ネモ・エンジン
- 機関士服を着たべらんめえ口調の頑固で職人気質なお姉さん。機関室での整備に携わるが、自身が男性体で無いことを悔しがっている。
- 中枢部であるエンジン担当のため、キャプテンと同格の責任を持つ個体で、キャプテンがドジを踏んだら自分と役割を代える、と本気で思っているとか。
バリエーション[編集 | ソースを編集]
- ネモ/ノア
- 『Fate/Grand Order Arcade』の第七特異点『臨界繁栄都市 バビロン』に登場するサーヴァント。
- キャプテンを大人にしたような姿をしており、「誰でもない者」を名乗って「船長」と呼ばれている。
- その正体は「霊基を引き裂かれたノアに自身の身体を提供して誕生した一種のハイ・サーヴァント」。詳細は項目参照。
- ネモ〔サンタ〕
- 2023年のクリスマスイベントにて、サンタサーヴァントとして登場したネモ。
- 詳細は項目参照。
ステータス[編集 | ソースを編集]
クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考 ? シオン・エルトナム・ソカリス ? ? ? ? ? ? ? ? ライダー 主人公 (Grand Order) C B C A A B 嵐の航海者:C++
不撓不屈:B+
旅の導き:C++
証憑機構:EX騎乗:A+
神性:A
海神の加護:B
宝具[編集 | ソースを編集]
- 我は征く、鸚鵡貝の大衝角(グレートラム・ノーチラス)
- ランク:A
種別:対海宝具
レンジ:2~70
最大捕捉:1人 - SF作家ジュール・ヴェルヌによって想像された、ネモ船長の愛船である潜水艦「ノーチラス号」そのもの。「海のどのような場所でも行くことができて、どのような嵐でも超えてゆける万能の船」という夢の結晶。
- この宝具の本体はノーチラス号の衝角であり、その衝角をつける事により、因果を遡りどんな船でも「ノーチラス号」にする事が出来る。
- その性質を持つため虚数領域やインド異聞帯の空想樹を取り巻く乳海でも「潜航」することができ、北欧異聞帯に浮上する直前、虚数領域に潜航していたシャドウボーダーに接触したのもこの船である。
- 後にシャドウボーダーをコアユニットとして合体した上で大幅な改造を施され、「次元境界穿孔艦ストーム・ボーダー」として新生した。
- 真名解放することで「潜水艦ノーチラス号」を限定召喚し、大衝角による突撃を行う。敵がどれほど巨大でも怯まずに衝突・突破できる、特殊な概念を帯びている。
- 水が存在しない地上や空中でも使用可能だが、水が存在する海中や水中だと命中率が著しく向上し、威力も上昇する。
- 『Grand Order』では、「自身の宝具威力をアップ(1ターン)<オーバーチャージで効果アップ>&〔水辺〕または〔虚数空間〕のフィールドにおいてのみ、宝具威力をアップ(1ターン)&〔水辺〕または〔虚数空間〕のフィールドにおいてのみ、必中状態を付与(1ターン)+敵単体に超強力な〔超巨大〕特攻攻撃[Lv]」という効果のArts宝具。
真名:ネモ / トリトン[編集 | ソースを編集]
『海底二万里』に登場する潜水艇ノーチラス号の船長「ネモ」に、ギリシャ神話の海神「トリトン」を掛け合わせた複合サーヴァント。
- ネモ
- キャプテン・ネモ。ジュール・ヴェルヌのSF作品『海底二万里』の主要登場人物の一人であり、同作に登場する潜水艦ノーチラス号の艦長。
- ネモという名は本名ではなく自称している偽名であり、ラテン語で「誰でもない」という意味の"nemo"から取られている。
- 彼の正体は謎に包まれたまま作品は幕を閉じるが、続編である『神秘の島』で正体が明らかとなる。
- トリトン
- トリトン。ギリシャ神話に登場する、深海を司る神。ポセイドンの息子。名前は「(世界を構成する)第三のもの」という意味を持ち、「海そのもの」を意味する。
- 心優しい神であるとされるが、人格者ではないとされている。人魚のような姿で描かれ、三叉矛(トライデント)と波を操る法螺貝を保有している。
- シオンに召喚された当初はトリトンでもありネモでもある、いわばネモの名と記憶と宝具を持ったトリトンであったが、カルデアの助けとなるためにトリトンとしての在り方を封印し、キャプテン・ネモである事を決めた。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
Fateシリーズ[編集 | ソースを編集]
- Fate/Grand Order
- 第2部第3章のプロローグにて、シオンのサーヴァントとして登場。後の期間限定イベント『虚数大海戦イマジナリ・スクランブル~ノーチラス浮上せよ~』でプレイアブルとして実装される。
- 2022年ホワイトデーイベント『15人の理知的なメガネたち』ではメガネ型簡易霊衣「ブローフレーム」が実装されている。
人間関係[編集 | ソースを編集]
Fate/Grand Order[編集 | ソースを編集]
- シオン・エルトナム・ソカリス
- 最初のマスター。ただし彼女に対してもあまり愛想は良くない。
- 人魚使いが荒いようだが一方で人間のことも多く教えてくれたようで、王子の記憶でいっぱいのトリトンに「人は悲劇だけを生むものではない」と飽きもせずに話し続けていたという。
- ラクシュミー・バーイー
- 「ネモ船長」の生前に、同じ反乱を戦った者同士。しかし、途中でインドから逃げ出した手前彼女には負い目を感じている。
- 彼女の幕間の物語でも、様子がおかしい彼女のことを気遣い、積極的に調べまわっていた。
- カイニス
- 大西洋異聞帯では敵対した相手。
- そうでなくてもトリトンの魂は苦手意識を持っており、いじめっ子のような対応をしてくる彼女をネモ・マリーンズは嫌っている。
- 父のせいで人生を狂わされた事に申し訳ない気持ちはあるものの、それとは別に気性の荒さや激しさは許容できない。
- 超人オリオン
- 大西洋異聞帯で縁があった相手。
- ネモ・エンジン的には筋肉ムキムキで非常に羨ましいらしい。
- バーソロミュー・ロバーツ
- 大西洋異聞帯で縁があった相手。
- 同じ「船長」ということで一目置いているが、性癖については「なんであんなに残念なんだろう」と頭を抱えている。
- イアソン
- 大西洋異聞帯で縁があった相手。
- 船長としては不確実性が高い「冒険」は避けたいためあまり評価してはいないが、そういう面がマリーンたちには好かれているらしい。
- ムラッ気が多いとも思ってはいるようだが、自分にはない冒険心は嫌いではない。
- トリトンとしてはアルゴナウタイを手助けした事で縁があり、「昔はもう少し格好良かった気がする」と語っている。
- 謎のアルターエゴ・Λ
- 期間限定イベント『虚数大海戦イマジナリ・スクランブル』で共闘した相手。
- 海の支配者を名乗る彼女にいい感情は向けていないが、ペンギンを魚雷として運用する様子には「その手があったか」と悔しがっている。
- 項羽
- 期間限定イベント『虚数大海戦イマジナリ・スクランブル』で共闘した相手。
- 当初は不可解な行動を続ける彼について不信を露わにしていたが、彼の行動を認めてからは「ジェネラル」と積極的にリスペクトしている。
- ヴァン・ゴッホ
- 期間限定イベント『虚数大海戦イマジナリ・スクランブル』で共闘した相手。
- 彼女をどう扱うかにはネモ・シリーズ内でも紛糾していたが、最終的には自己を定められずに苦悩する彼女を救うために積極的に行動した。
- 殺生院キアラ〔ムーンキャンサー〕
- 何故か彼女を前にするとゾッとするらしい。「人魚の肉を食べた」という特性からくる本能的な恐怖であろうか。
- エドワード・ティーチ
- 期間限定イベント『サーヴァント・サマーアドベンチャー!』ではマリーンたちが船員として彼の船に貸し出されていた。なお、ティーチからは若干邪な視線を向けられている。
- プロフェッサーは男性を「○○氏」と呼ぶので、彼から一方的に親近感を持たれている。
- キャプテンとしてはアン・ボニー&メアリー・リード共々海賊行為はいただけないとしている。
- ボイジャー (Grand Order)
- 同じ「船」の関係者同士。
- 期間限定イベント『ミシシッピ・ミササイザーズ』では同じ映画で共演した。
- トラロック
- 南米異聞帯で敵対した相手。
- 何かと勝負を挑まれることに困惑していたが、建築物としての矜持と知って納得した。
- ククルカン
- 南米異聞帯で敵対した相手。
- 意外と繊細で、カルデアでは一度撃沈したことずっと気に病んでいる事を心配している。
- キングプロテア (Grand Order)
- マリーン達にとっては海水浴仲間。大きな生物は海では珍しくない上に優しいため非常に好意的。
- ただし南米異聞帯のことがあったためオルタの方は苦手とのこと。
- 陳宮
- 期間限定イベント『ミスティックアイズ・シンフォニー』でエンジンが遭遇。
- エンジンルームで機械関係の最大の爆弾発言「自爆」をやろうとしたためブチ切れてスパナを脳天に投げつけた。
- メリュジーヌ〔ルーラー〕
- 彼女の宝具演出でマリーンが登場。
- なお、プロフェッサーが彼女の依頼を受けてストームボーダーに蒸気式回転カタパルトを設置したとのこと。キャプテンも内心ノリノリだったとか。
- フランシス・ドレイク
- 不可能を不可能なまま乗り越えた、輝かしい先達。
- 飛び魚のように華麗でシャチのように凶暴としており、敵には回したくないと語っている。
- クリストファー・コロンブス
- その信念は認めるが、行いは決して認めないとのこと。
生前[編集 | ソースを編集]
- ポセイドン
- トリトンとしての父。
- 嵐のような、火山のような、大ダコのような父神とされている。
- 運命の相手はひとりいれば充分と思っているので、彼が愛が多かった事に関して難しいと零している。
名台詞[編集 | ソースを編集]
Fate/Grand Order[編集 | ソースを編集]
イベント[編集 | ソースを編集]
- 「――げよ――」
「――告げられ――」
「……こちらは潜水艦ノーチラスのキャプテン・ネモ! 繰り返す! 貴艦、艦名を告げられたし !
いいかい! キミは、名乗りたい名を名乗るんだ! 名乗りたい名を、名乗っていいんだ!
名前を手に入れる戦いは、自分を手に入れる戦いだ! とても過酷で、キミにしかできない戦いだ!
だからこそ、勝ち得たものは尊い!
たとえそれがちっぽけだったり、邪悪だったりしても! それを(主人公)は、絶対に受け入れる!
それを、カルデアは、絶対に裏切らない! もちろん、僕も……キャプテン・ネモも、だ!
だから、戦って! どんな手を使ってもいい! 一瞬でもいい! キミの敵に打ち勝って!
そして……繰り返す! 貴艦、艦名を告げよ!
いかなる名が告げられたとしても、本艦は、それに応じた適切な救助作戦を発動する……!!」 - 『虚数大海戦イマジナリ・スクランブル~ノーチラス浮上せよ~』にて。封じられていた自らの正体に気づき、命を絶つ事も出来ずに虚数の海の水底を漂うゴッホ。
- 邪神によってつぎはぎされた心と体。その相克に苦しみ、緩やかに崩壊していこうとする彼女に、同じ幻霊である彼が声を、叫びを叩きつける。浮上せよ。自らを定義せよ、と。
メモ[編集 | ソースを編集]
- 真名については第2部第3章の時点では明かされていなかったが、海軍服を思わせる服装、キャプテンや王子という呼ばれ方、多数の部下を召喚できること、『冥界のメリークリスマス』イベントで潜水艦の英霊の存在が示唆されていること、呼び名を尋ねられて「名無し」と答えたこと、頭に巻いたインド風のターバン等々の要素から、ジュール・ヴェルヌのSF小説『海底二万海里』の登場人物であり、潜水艦ノーチラス号の艦長「ネモ船長」ではないかと早い段階から噂されていた。
- 彼の出自については同じ作者の別作品『神秘の島』にてインドの王族であることが明かされているため、インドの異聞帯でも出番があるのではないかと噂されていた。また『海底二万海里』でもアトランティスの遺跡を訪れる場面があるので、ギリシャ異聞帯との関係性も噂されている。
- Lostbelt No.4『創世滅亡輪廻 ユガ・クシェートラ』にて、上記で噂されていたようにキャプテンが同行、同シナリオ内で真名はネモ船長に加え、ギリシャ神話の海神トリトンが掛け合わされた複合サーヴァントであることが明らかとなった。子どもの外見である理由は今のところ不明。
- 混じった幻霊については千夜一夜物語からシンドバッド説があがっていた。同じく冒険をした船乗りであり、名前は「インドの風」を意味するなど共通点が多い為親和性の高さを指摘されている。現在の時点ではネモ船長とトリトンのみが確定しているが、ヘシアン・ロボのように3人目の幻霊が掛け合わされている可能性もまだ否定できない。
- 彼の出自については同じ作者の別作品『神秘の島』にてインドの王族であることが明かされているため、インドの異聞帯でも出番があるのではないかと噂されていた。また『海底二万海里』でもアトランティスの遺跡を訪れる場面があるので、ギリシャ異聞帯との関係性も噂されている。
- 当初はネモ船長の過酷な記憶がトリトンの無垢な魂を怯えさせた結果、悲劇を生み出す「人間たち」に警戒感があり、それでぶっきらぼうな口調だったという。本来は素直で人懐っこく、気に入った相手は絶対に見捨てない性格。
- 好物はデザートならプティングと答えているほか、パフェをこっそり食べるなど、甘いもの好き。これは分割思考を行っているせいで脳のエネルギー消費が多いため。ただし船長として人前では口にしないようにしている。
- 『Fate/Grand Order 藤丸立香はわからない』では艦の強化案として主人公の要望を聞き、ネモ・シリーズにネモ・ファーマーとネモ・ヨガの追加を前者は「まあいけるか」後者は「できそうな気がする」と検討していた。
- 当然ながら1話きりのギャグなので実際にネモ・シリーズに増員はされなかったが、本編でもその気になれば増員はできるのかもしれない(流石にあまり船に関連のないファーマーとヨガは無理そうだが)。
- 『Grand Order matrial ⅩⅠ』では、このネモは「人理保障の旅」を経験し踏破した事でその印象が世界に強く記録され、以後は幻霊ではなくひとりの英霊として成立したという。
- そしてトリトン以外の英霊と霊基を重ねる事が多くなったとのことで、その内の一つの例がネモ/ノアだと思われる。
話題まとめ[編集 | ソースを編集]
- 史実のノーチラス号
- 「ノーチラス」はオウム貝のラテン語名称だが、艦艇の名前としてフランス、イギリス、アメリカの各海軍で使用されてきた。
- オウム貝は殻の中の空気と水の比率を調整することによって海中を上下に移動するが、この生態が潜水艦の仕組みとよく似ていることから、艦名としてしばしば採用されている。
- 元祖ノーチラス号は1800年にフランスのロバート・フルトンがナポレオンの要請で設計・開発した世界初の実用型潜水艦で、『海底二万里』のノーチラス号は、この潜水艦を元に創作されたものである。
- イギリス海軍では9隻の「ノーチラス」が開発され、この内、7代目までがスクーナー帆船、8代目が駆逐艦、9代目が潜水艦となっている。
- アメリカ海軍では6隻建造され、3代目と5代目、6代目が潜水艦であった。特に1954年に就航した6代目ノーチラスは世界初の原子力潜水艦として有名であり、1958年には浮上する事なく北極点を通過、この時に打電した「ノーチラス、北90度」の無電は原子力潜水艦時代の到来を象徴している。現在はコネチカット州のグロトンで記念艦として保存・公開されている。
脚注[編集 | ソースを編集]
注釈[編集 | ソースを編集]
- ↑ 召喚時は性別が定まっておらず、キャプテン・ネモとして有ることを決めてからは男性体に。作中ではトリトンを「海神の息子」としているが、Fate世界では中性的な存在。
- ↑ パフェも大好きだが、本人はそれを最重要機密として扱っている。
- ↑ 内訳は『神代巨神海洋 アトランティス』でイアソンに着いて行った4人、『妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ』で炎の厄災に襲撃された際ボーダーから落ちた1人、『黄金樹海紀行 ナウイ・ミクトラン』でイスカリに銃殺された1人。
出典[編集 | ソースを編集]