「ハベトロット」の版間の差分
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2023年7月9日 (日) 11:12時点における版
ライダー | |
---|---|
真名 | ハベトロット |
外国語表記 | Habetrot |
愛称 | ハベにゃん |
性別 | 女性 |
身長 | 50~60cm |
体重 | 10~20kg |
特技 | 裁縫 |
好きな物 | 猫 |
苦手な物 | 糸を咥えていて唇が腫れること |
出典 | ブリテン島妖精史 |
地域 | スコットランド |
属性 | 中立・善 |
一人称 | ボク |
二人称 | 君、マスター |
三人称 | あの子/○○(名前呼び) |
声優 | 伊藤彩沙 |
レア度 | ☆4 |
初登場作品 | Fate/Grand Order |
概要
「騎兵」のサーヴァント。
- 略歴
- Lostbelt No.6『 妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ』に登場。
- 記憶をなくしたマシュがシェフィールドの町まで送られてきて領主のボガードに見初められた際、花嫁衣装を用意するように命じられたことでマシュと出会う。その後シェフィールドが妖精騎士達によって陥落しボガードが死亡し、マシュが花嫁になる事が無くなった後も花嫁を送り出すのは自分の義務と称して彼女に付き添い、導き続けた。
- 前編終盤でマシュが「水鏡」で消えてしまうのと入れ違いに主人公と『予言の子』一行の前に現れ、彼女が眠っているオークニーの鐘撞き堂までナビゲーターを務める。そしてマシュが目覚め再び主人公達と合流すると、今度は体調不良を理由にソールズベリーのマイクの酒場の一室に引きこもるようになる。
- その正体は、モルガンが統治する妖精國としての「女王暦」が始まるより前、救世主トネリコと共に旅をしていた「初代妖精騎士トトロット」。翅の氏族の暴れん坊として周囲に迷惑をかけていたが、トネリコとの一騎打ちに敗北して以来、彼女と共に旅を続けていた。
- マシュがモルガンの「水鏡」によって過去に飛ばされてきた事で分岐した「3回目の過去のブリテン」においては、彼女から汎人類史の伝承における『妖精ハベトロット』の話を聞いた事で「もしブリテンが平穏になったら、自分がこの世界で花嫁を送りだす妖精になる」という新たな目的を見出し、その後何度目かになる妖精達の裏切りによって失意のトネリコが世界を救う事を止めた後は、マシュが自身を導いてくれた御礼に今度は自分が「未来のブリテン」で彼女とその大切な人達の力になろうと決め、賢人グリムの力を借りて自らを石にして女王暦2017年での出会いの時がくるまで眠り続け、再び活動を開始したのがハベトロットである。しかし、女王暦はマシュと言う異物が無かった「2回目の過去のブリテン」から繋がる世界であるため、女王暦には「妖精暦にマシュがいたという事実」を持ち込む事ができない。そのためトトロットはマシュとの友愛の証である『ハベトロット』へと名を変え、彼女に会っても初対面を演じる事で、彼女が忘れていた「妖精暦でトトロットに出会った記憶」を思い出さないように努めていた。
- また、シェフィールド脱出時になくしたと思われていたブラックバレルを密かに回収して隠し持っており、本来妖精にとって『鉄』は毒物同然の代物なので、マシュが再び主人公達と合流した中盤からは体調不良に陥るも、それを逆手にとってオークニーの『棺』から戻ったマシュがふとした拍子に自分を思い出しても大丈夫なように隠れ蓑代わりにしていた。そしてダ・ヴィンチの助力で『厄災』の元凶ケルヌンノス討伐の覚悟を決めたマシュと主人公に「忘れ物」を届け終えると、そのタイミングで全てを思い出したマシュに激励を送りながら朝日の中に消えていった。
- その後、異聞帯における一連の功績と縁が結ばれた事が讃えられる形で『汎人類史のハベトロット』が英霊に迎えられ、恐らくだが事態の収拾直後にサーヴァントとしてカルデアに召喚された事が窺える。
- 人物
- 乗り物仕様の糸車に乗ったパイロット風の格好をした小柄な妖精。
- やや内向的だがとても能動的な妖精。妖精と言えば関わった人間は大抵ロクな事にならないが、ハベトロットに関しては「花嫁を送り出して幸せにする事」が存在意義であるため、少なくとも花嫁足り得る女性に対してはそれがどんな後ろ暗い過去を持っていようと常に味方であり、それは「その人間にとっての幸福」に繋がるため、傍にいても害にならない珍しい妖精。
- 情に厚く善を好むがそれは「その方が楽だから」にすぎず、争いを好まないのも「しんどいから」。つまり善や悪のどちらかを上と決めつけるような価値観は持っていない。
- 異聞帯のハベトロット(トトロット)でもそれは変わらないが、ブリテン異聞帯では「花嫁を送り出す」という文化そのものがほぼ存在しなかったため、自らの在り方と現実との差異に耐えきれず乱暴な性格になっていた。また、自らの存在意義を果たす事ができないために記憶容量に障害が生じており、マシュに「日記」と言う概念を教えてもらうまでは元々できる事しかできず、新しい事を教えられても覚えられなかった。
- カルデアに召喚されたハベトロットは汎人類史のハベトロットに一部異聞帯での要素が混入しただけの存在であり、「花嫁」という概念が定着している汎人類史では本来のとても賢い性格に落ち着いている。
- 能力
- 「花嫁を送り出して幸福にする」事のために存在する妖精であり、その象徴とも言えるドレスを仕立てる高い技術を持つ。付随する能力として、女性に必要なメイク技術なども全般的に得意。
- 戦闘時は縫製糸による捕縛や糸車から放つ砲弾攻撃を主としている。
ステータス
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ライダー | 主人公 (Grand Order) | E | D | B | C | A+ | B | 騎乗:C 道具作成:B 妖精眼:C |
幸運の糸紡ぎ:A 早縫の糸紡ぎ:B 花嫁の守護者:EX |
|
- | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | 幸運の糸紡ぎ:A 早縫の糸紡ぎ:B |
宝具
- 花嫁に贈る糸車(ブライダル・スピンホイール)
- ランク:不明
種別:不明
レンジ:不明
最大捕捉:不明
由来:ハベトロットの本来の宝具。自らが騎乗している糸車を用いて「花嫁に着せるドレス」を織り上げ、味方全体に支援効果をもたらす。 - 『Grand Order』ではメインストーリークエスト中にゲストNPCとして登場した場合にのみ使用可能な宝具で、「味方全体に毎ターンHP回復状態を付与[Lv](5ターン)+スターを大量獲得<オーバーチャージで効果アップ>+自身のスター集中度をダウン(3ターン)」という効果のArts属性の宝具。
- きみに紡ぐ刻の車輪(スピンスター・ハベトロット)
- ランク:EX
種別:対軍宝具
レンジ:1~99
最大捕捉:30人
由来:カルデアに召喚されたハベトロットが持っていた宝具。 - ブリテン異聞帯ではマシュがシェフィールドの領主ボガードに献上された際、持っていたブラックバレルを取り上げられており、シェフィールドが陥落する際にひそかに回収して自身の糸車の中に収納してずっと持っていた。妖精であるハベトロットにとって「最新の機械」であるブラックバレルはあるだけで毒になる存在だが、それでもマシュという大切な友達がいつか必要にするはずのものを保管し続けた。その出来事の影響が召喚されたハベトロットに混入し、こちらの『すごい大砲ですごい弾丸を撃つ』宝具を持つこととなった。ただしカルデアに召喚された汎人類史のハベトロットはそれらの記憶を持たないため、何故自分がこんな宝具を持つのかを知らない。
- 糸車の中から取り出した通称「ハベにゃん砲」を敵に向かって発射する。ただし見た目はブラックバレルによく似ているが天寿の概念武装ではなく、魔力で加速したボタンをレールガンよろしく撃ち込む物理兵器である。ちなみにマシュがブラックバレルを発射する際はバンカーボルトで姿勢を固定する必要があるが、ハベトロットがハベにゃん砲を撃つ時は根性で姿勢を固定しているらしい。
- 『Grand Order』では「自身の宝具威力をアップ(1ターン)+敵全体に強力な防御無視攻撃[Lv]+スターを大量獲得<オーバーチャージで効果アップ>+自身のスター集中度をダウン(3ターン)」という効果のArts属性の宝具。
真名:ハベトロット
スコットランドに伝わる、糸紡ぎの妖精。「ヘーベトロット」とも。ハベトロットが織り上げた布地を使って作られた衣服は、それを着た人間の病を治す。
伝承に伝わるハベトロットは、厚く腫れたたらこ唇をしている醜い老婆として伝えられる事が多い。これは毎日糸紡ぎをしているためであり、逸話の中には「領主に嫁ぐ予定の娘が糸紡ぎを申し付けられて困っていた所を助け、さらに領主に糸紡ぎをし続けた結果の自分の姿を見せた事で領主に『糸紡ぎはとても大変な仕事だ』と教えた」というものもある。
英霊としてのハベトロットは小柄な女の子の姿でありたらこ唇ではないが、糸紡ぎをし続けるとそうなる事は知っているため、日々の唇のケアは欠かさない。
登場作品と役柄
- Fate/Grand Order
- 第二部第六章メインストーリー中に一部ゲストNPCとして使用できる他、ストーリークリア後に報酬として一騎がプレゼントされる。
- また、プレゼントされた後はフレンドポイントガチャから低確率で排出されるようになる。
人間関係
Fate/Grand Order
- マシュ・キリエライト
- ブリテン異聞帯でのハベトロットが縁を結んだ相手。同時に、花嫁を送り出す事が存在意義であるハベトロットにとって「ビビっときた」一推しの女性でもある。
- ただしマシュに対してお嫁さんの話を持ち出すと何かを思い出してしまうからか悲しい顔をしてしまうが、ハベトロットは異聞帯での記憶を持たないためそれが何故か理解できない。
- レオナルド・ダ・ヴィンチ〔ライダー〕
- 異聞帯では記憶容量の障害や日に日に活動限界が近づいて弱っていく理由などを察して気遣ってくれていた相手。
- 主人公 (Grand Order)
- カルデアでのマスター。主人公の性別によって態度が変わるが、女性である場合はマシュだけでなくマスターも「花嫁になり得る女性」なので全面的に味方になり、男性である場合でもマシュとの関係が「そういうもの」であることを察して応援してくれるため総じて良好な関係になる。
- なお自身は恋のキューピッド役に徹するつもりではあるが、男性主人公にもしそういう風に迫られたらまんざらでもないらしい。
- 妖精騎士ガウェイン
- こちらも「カルデアのハベトロット」は初対面だが、その内に秘めた高いお嫁さん力は見抜いている。
- ただしそれが「負のお嫁さん力」である事も指摘しており、お嫁さん力が高まるほど結婚が遠のくと予想している。
- カーマの幕間の物語「愛神様は働かない」では一緒にカーマの内面に潜入した。
- モルガン
- ブリテン異聞帯では、かつて彼女が「トネリコ」と名乗っていた時に妖精騎士として長く旅をした間柄。
- カルデアのハベトロットはそれらの記憶が一切無いが、モルガンの方はかつてトネリコとして旅をしていた頃の事も覚えており、ハベトロットを「友人」と呼ぶ。なのでカルデアでは仲が良いらしく、しばしばアフタヌーンを一緒している。
- ただしお嫁さん力は全く感じておらず、そしてそのことに「惜しい」ではなく「悲しい」と感じてしまっている理由が分からずに戸惑っている。
- 鬼女紅葉、アルテラ
- どちらもその服装などからお嫁さん力を感じている相手。
- 前者は日本における花嫁衣裳である白無垢そのものを着ており目を輝かせているが、恐竜が着ている事を不思議がっている。
- 後者はアルテラの身につけているケープがお嫁さんっぽいとのことだが、アルテラ自身にも高いお嫁さん力があると感じている。
- 清姫
- 花嫁衣裳を欲しがる彼女にストーキングされているらしく、ドン引きした口調で愚痴をこぼしている。
- キングプロテア
- 彼女も女性なので当然応援対象なのだが、その身体のあまりのデカさ(というより大きさが変化すること)にドレスを作るのは無理だ、と一度言う。
- しかし工夫を凝らして何とかできそうな糸口を見つけ、何千年かかるかも知れないがやってみせると豪語する。
- バレンタインイベントでは、「普段は奥手だけど特別な日には勇気を出せる人」としてカウントしていた。
- カレン・C・オルテンシア
- 「恋のキューピッド」としてのあり方に対して「そうじゃないだろ」と抗議している。
- しかしそれはそれとして可愛いので寸法を測らせてもらえないか尋ねている。
- ミス・クレーン
- 「応援する対象のために身を削ってでも服を仕立て上げる」事を存在意義とする英霊繋がり。ただし初期召喚時は言及はなかった。
- 期間限定イベント『ハロウィン・ライジング!』の礼装「小人の仕立て屋さん」にてカード上で早速共演となり、 カーマの幕間の物語「愛神様は働かない」で交流があることが明言された。
- ベディヴィエール
- ただ一つの『目的』を果たすために過酷で長い道のりを超え、その過程で主人公達と出逢い縁を結んだことと成し遂げた功績により英霊となった繋がり。
- エリザベート=バートリー〔シンデレラ〕
- 彼女に監禁されてドレスを作らされそうなのを察しているのか、逃げ回っている模様。
- カーマ
- 彼女の幕間の物語「愛神様は働かない」にて、眠り続ける彼女の内面に入ったことで共演。
- 愛の神と花嫁の守護者という繋がりもあり、彼女についても若干ずれてはいたがコメントをしていた。
- 刑部姫、パッションリップ、ハサン・サッバーハ〔静謐のハサン〕、エレシュキガル
- バレンタインイベントで、「普段は奥手だが特別な日には勇気を出せる」女性としてカウントしていた人達。
- 岡田以蔵、シャルル=アンリ・サンソン、キャプテン
- バレンタインイベントで、「普段は奥手だが特別な日には勇気を出せる」男性としてカウントしていた人達。
- キャプテンはまだ性別不詳なのだが、残りの2人はどうなのだろうか。何となくわかる感じもするが。
生前
- 黒騎士エクター
- ブリテン異聞帯で「トネリコ」と共に旅をしていた仲間の妖精騎士。縫製の師でもある。
名台詞
メモ
- 前述の通りストーリークリア報酬+フレポ排出という形になるが、フレポ召喚にレア枠が追加されるのは2020年1月にアルトリア・ペンドラゴン〔リリィ〕が追加されて以来の1年8か月ぶりとなり、メインストーリークリア報酬でサーヴァントがプレゼントされるのは2016年12月実装の第1部第七特異点のジャガーマン以来の4年半ぶりとなる。
- 先述の要素に加えてこの「ストーリークリア報酬」という共通点もあってか、「もしモルガン配下として着名していれば彼女がベディヴィエール役になっていたのではないか」という見方も。
「1騎目獲得後の宝具強化のハードルが高い」というプレイヤー的には有難くない部分のシンクロ度も高いが…。
- 先述の要素に加えてこの「ストーリークリア報酬」という共通点もあってか、「もしモルガン配下として着名していれば彼女がベディヴィエール役になっていたのではないか」という見方も。
- スキル3「花嫁の守護者(EX)」は女性のみを対象とするスキル。FGOにおける女性判定は厳密に性別が女性であるサーヴァントのみを指す場合と、ある程度性別不明を含む場合とがあるが、ハベトロットは厳密な女性のみを対象とする。なのでいかにも花嫁として送り出されたそうなお竜さんがいる坂本龍馬とかアルテミスがいるオリオンにも反応しない。
- 主人公の性別選択状態によってマイルームの会話内容が変化するサーヴァントの一人。ただし、性別でマイルーム会話の内容が変わるサーヴァントは複数いるが、それらは基本的に2人称などが性別に応じて変わるのみで言っている内容は同一である事が殆どなのに対し、ハベトロットは性別に応じて全く別の事を言うため、セリフのボリュームがかなり多い。
- 妖精という理由もあるが身長、体重共にとんでもないミニサイズ。これまでのサーヴァントと比較しても群を抜いて小さい。最終再臨の絵にあるように猫よりもやや大きいくらいで大型犬と大差ないサイズである。
話題まとめ
- 新たな過労死枠
- ストーリークリア報酬で確実に手に入るサーヴァントでありながら、「Arts属性で多段ヒットする全体攻撃宝具」「宝物庫を周回しやすいライダー」「NPを一挙に80%もチャージするスキルを持つ」「アーラシュのように自爆して自主退場する能力」など、これまで周回要員としてこき使われてきたサーヴァント達の特徴を複数兼ね備えているため、早くも新たな過労死枠として数えられてしまっている。