「Fate/stay night」の版間の差分

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{{作品概要
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| タイトル = Fate/stay night
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| 発売日 =
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; 無印
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: 2004年1月30日(CD版)<br>2006年3月29日(DVD)
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; Realta Nua
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: 2007年4月19日(PS2版)<br>2011年12月(PC版)<br>2012年11月29日(PS Vita版)
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; REMASTERED
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: 2024年8月8日
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| 機種 =
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; 無印
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: Windows 98/ME/2000/XP
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; Realta Nua
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: PlayStation 2<br>Windows XP/Vista/7<br>PlayStation Vita
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; REMASTERED
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: Steam<br>Nintendo Switch
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| ジャンル = 伝奇活劇ビジュアルノベル
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| 開発元 = TYPE-MOON / 有限会社ノーツ
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| 発売元 =
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; 無印
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:TYPE-MOON / 有限会社ノーツ
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; Realta Nua
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:角川書店
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; REMASTERED
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: 株式会社アニプレックス
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| 前 =
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; 無印
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: [[月箱]](PC)
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; Realta Nua(PS2版)
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: [[MELTY BLOOD Act Cadenza]](PS2)
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; Realta Nua(PS Vita版)
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: [[魔法使いの夜]](PC)
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| 次 =
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; 無印
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: [[MELTY BLOOD Re・ACT]](PC)
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; Realta Nua(PS2版)
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: [[MELTY BLOOD Act Cadenza]](PC)
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; Realta Nua(PS Vita版)
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: [[Fate/EXTRA CCC]](PSP)
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}}
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{{作品概要
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| タイトル = Fate/stay night
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| 放送期間 = 2006年1月 - 6月
 +
| 放送局 =
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| 話数 = 全24話
 +
}}
 +
{{作品概要
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| タイトル = Fate/stay night [Unlimited Blade Works]
 +
| 放送期間 =
 +
;1stシーズン
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:2014年10月 - 12月
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;2ndシーズン
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:2015年4月 - 6月
 +
| 放送局 =
 +
| 話数 = 全26話+特典映像
 +
}}
 +
{{作品概要
 +
| タイトル = Fate/stay night
 +
| 原作 = TYPE-MOON
 +
| 作画 = 西脇だっと
 +
| 監修 =
 +
| 脚本協力 =
 +
| 掲載誌 = 月刊少年エース
 +
| 連載期間 = 2006年2月号 - 2012年12月号
 +
| 単行本 = 全20巻
 +
| 発売元 = 角川書店
 +
|}}
 +
{{作品概要
 +
| タイトル = Fate/stay night [Heaven's Feel]
 +
| 原作 = TYPE-MOON
 +
| 作画 = タスクオーナ
 +
| 監修 =
 +
| 脚本協力 =
 +
| 掲載誌 = ヤングエース
 +
| 連載期間 = 2015年6月号 -
 +
| 単行本 = 既刊10巻
 +
| 発売元 = 角川書店
 +
|}}
 +
{{作品概要
 +
| タイトル = Fate/stay night [Unlimited Blade Works]
 +
| 原作 = TYPE-MOON
 +
| 作画 =森山大輔
 +
| 監修 =
 +
| 脚本協力 =
 +
| 掲載誌 = 電撃大王
 +
| 連載期間 = 2022年2月号 -
 +
| 単行本 = 既刊5巻
 +
| 発売元 = 角川書店
 +
|}}
 +
 
== 概要  ==
 
== 概要  ==
 
半人前の[[魔術|魔術師]]である主人公・[[衛宮士郎]]が偶発的に巻き込まれた[[聖杯戦争]]の顛末を描く伝奇活劇ヴィジュアルノベル。第一ルート「Fate」、第二ルート「Unlimited Blade Works」、第三ルート「Heaven's Feel」三つの物語で構成される。
 
半人前の[[魔術|魔術師]]である主人公・[[衛宮士郎]]が偶発的に巻き込まれた[[聖杯戦争]]の顛末を描く伝奇活劇ヴィジュアルノベル。第一ルート「Fate」、第二ルート「Unlimited Blade Works」、第三ルート「Heaven's Feel」三つの物語で構成される。
 +
 
== 略歴 ==
 
== 略歴 ==
 
:2004年に『Fate/stay night』が発売。PC用 ※18禁
 
:2004年に『Fate/stay night』が発売。PC用 ※18禁
 
:2006年にTVアニメ『Fate/stay night』が放送(内容はFateルート) ※初の全年齢向け及び声付き作品。以降は全て全年齢向け。
 
:2006年にTVアニメ『Fate/stay night』が放送(内容はFateルート) ※初の全年齢向け及び声付き作品。以降は全て全年齢向け。
 
:2006年から2012年までコミック『Fate/stay night』が連載(内容はfateルート)。
 
:2006年から2012年までコミック『Fate/stay night』が連載(内容はfateルート)。
:2007年に『Fate/stay night [Realta Nua]』が発売。『Fate/stay night』のPS2移植版。
+
:2007年に『Fate/stay night [Réalta Nua]』が発売。『Fate/stay night』のPS2移植版。
:2010年に劇場版アニメ『Fate/stay night - Unlimited Blade Works』上映(内容はUnlimited Blade Worksルート)。
+
:2010年に劇場版アニメ『Fate/stay night - UNLIMITED BLADE WORKS - 』上映(内容はUnlimited Blade Worksルート)。
:2012年に『Fate/stay night [Realta Nua]』がPSvitaへ移植。※15才以上対象(15禁ではない)。
+
:2012年に『Fate/stay night [Réalta Nua]』がPSvitaへ移植。※CERO:C(15禁ではない)。
 
:2014年にTVアニメ『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』が放送(内容はUnlimited Blade Worksルート)。
 
:2014年にTVアニメ『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』が放送(内容はUnlimited Blade Worksルート)。
 
:2015年からコミック『Fate/stay night [Heaven's Feel]』が連載(内容はHeaven's Feelルート)。
 
:2015年からコミック『Fate/stay night [Heaven's Feel]』が連載(内容はHeaven's Feelルート)。
:2017年以降に劇場版アニメ『「Fate/stay night」 Heaven's Feel』が発表予定(内容はHeaven's Feelルート)。
+
:2017年から劇場版アニメ『「Fate/stay night」 Heaven's Feel』が3部作で公開(内容はHeaven's Feelルート)。
 +
:2021年年末からコミック『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』が連載中(内容はUnlimited Blade Worksルート)。
 +
:2024年にPS Vita版の[Réalta Nua]をもとにしたリマスター版『Fate/stay night REMASTERED』が発売。
  
 
== あらすじ ==
 
== あらすじ ==
34行目: 127行目:
 
===聖杯戦争参加者===
 
===聖杯戦争参加者===
 
;[[衛宮士郎]]
 
;[[衛宮士郎]]
:主人公で半人前の魔術師。穂群原学園2年生。ひょんなことでセイバーを召喚して聖杯戦争に巻き込まれる。
+
:主人公で半人前の魔術師。[[穂群原学園]]2年生。ひょんなことでセイバーを召喚して聖杯戦争に巻き込まれる。
 
:養父、衛宮切嗣の影響で正義の味方になる夢を本気で追いかけている。
 
:養父、衛宮切嗣の影響で正義の味方になる夢を本気で追いかけている。
  
41行目: 134行目:
  
 
;[[遠坂凛]]
 
;[[遠坂凛]]
:ヒロインの一人。魔術師の家系「遠坂家」の現当主であり本人も魔術師。穂群原学園2年生。
+
:ヒロインの一人。穂群原学園2年生。魔術師の家系「遠坂家」の現当主であり本人も魔術師。
 
:美少女で優等生を演じているが、実は高飛車な「あかいあくま」。アーチャーと契約して聖杯戦争に臨む。
 
:美少女で優等生を演じているが、実は高飛車な「あかいあくま」。アーチャーと契約して聖杯戦争に臨む。
 
;[[エミヤ|アーチャー]]
 
;[[エミヤ|アーチャー]]
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;[[間桐桜]]
 
;[[間桐桜]]
:ヒロインの一人。穂群原学園1年生で、間桐慎二の妹。士郎にとっても妹のような存在。
+
:ヒロインの一人。穂群原学園1年生。間桐慎二の妹で、士郎にとっても妹のような存在。
 
;[[メドゥーサ|ライダー]]
 
;[[メドゥーサ|ライダー]]
 
:バイザーで視界を封じた、妖艶な女性。
 
:バイザーで視界を封じた、妖艶な女性。
  
 
;[[イリヤスフィール・フォン・アインツベルン]]
 
;[[イリヤスフィール・フォン・アインツベルン]]
:通称イリヤ。聖杯戦争に参加するマスターの一人で、バーサーカーと契約している幼女。
+
:通称イリヤ。聖杯戦争に参加するマスターの一人で、バーサーカーと契約している少女。
 
;[[ヘラクレス|バーサーカー]]
 
;[[ヘラクレス|バーサーカー]]
:イリヤのサーヴァント。巨人と見紛うほどの巨躯を持った、巌(いわお)のような男性。
+
:イリヤと契約したサーヴァント。巨人と見紛うほどの巨躯を持った、巌(いわお)のような男性。
  
 
;[[クー・フーリン|ランサー]]
 
;[[クー・フーリン|ランサー]]
100行目: 193行目:
 
;[[後藤劾以]]
 
;[[後藤劾以]]
 
:穂群原学園の生徒。
 
:穂群原学園の生徒。
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;[[高橋和夢]]
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:穂群原学園の生徒。アニメ版でのみ登場。
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:アニメ版では名前が出ていなかったが、後に『[[氷室の天地 Fate/school life]]』で名前が明かされた。
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;[[魃]]
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:マウント深山にある中華料理店「紅州宴歳館 泰山」の店長。
  
 
===その他===
 
===その他===
127行目: 225行目:
 
;[[モードレッド]]
 
;[[モードレッド]]
 
:セイバーの息子。本作では男性として言及されている。
 
:セイバーの息子。本作では男性として言及されている。
:アニメ『Fate/staynight』用にビジュアルと詳細設定が作られ、正式にキャラクター化した。後に女性に設定改変され現在に至る。
+
:アニメ『Fate/stay night』用にビジュアルと詳細設定が作られ、正式にキャラクター化した。後に女性に設定改変され現在に至る。
  
 
;[[ケイ]]
 
;[[ケイ]]
:セイバーの義兄。『Fate/hollow ataraxia』などで言及されていたが、TVアニメ版『unlimited blade works』のドラマCDで霊体として登場した。
+
:セイバーの義兄。『Fate/hollow ataraxia』などで言及されていたが、TVアニメ版『unlimited Blade Works』のドラマCDで霊体として登場した。
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;[[タチエ|シールダー]]
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:盾のサーヴァント。PC版のプロット段階で消えたヒロイン候補。アニメ企画時に再度登場案が練られたが、やはりお蔵入りとなった。
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:特典冊子『Fate/unpublished material』にてアニメ企画時の設定資料が公開されている。
 +
 
 +
;[[アーネスト・グレイヴヒル]]
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:死体使いの魔術師。シールダーの召喚者で本来のマスター。
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:シールダー同様に本編には未登場。設定は『Fate/unpublished material』によるもの。
  
 
==用語==
 
==用語==
 
;[[聖杯戦争]]
 
;[[聖杯戦争]]
:万物の願いをかなえる「聖杯」を奪い合う争い。冬木市を舞台に行われる
+
:万物の願いをかなえる「聖杯」を奪い合う争い。冬木市を舞台に行われる。
 
;マスター
 
;マスター
 
:聖杯戦争の参加者。聖杯の助けでサーヴァントを召喚し、従える。
 
:聖杯戦争の参加者。聖杯の助けでサーヴァントを召喚し、従える。
 
;[[サーヴァント]]
 
;[[サーヴァント]]
:過去・現在・未来に存在する英雄の魂が聖杯の助けによりマスターに召喚された存在。基本的にセイバー・アーチャー・ランサー・ライダー・キャスター・バーサーカー・アサシンの七つのクラスが存在する(が、例外もある)
+
:過去・現在・未来に存在する英雄の魂が聖杯の助けによりマスターに召喚された存在。基本的にセイバー・アーチャー・ランサー・ライダー・キャスター・バーサーカー・アサシンの七つのクラスが存在する(が、例外もある)。
  
 
==舞台==
 
==舞台==
162行目: 268行目:
 
*制服と宝石ペンダントのデザイン:桐原小鳥
 
*制服と宝石ペンダントのデザイン:桐原小鳥
 
*サイドマテリアルおよびアレ本の製作:OKSG
 
*サイドマテリアルおよびアレ本の製作:OKSG
 
==データ==
 
* 発売日(無印)
 
** 2004年1月30日(CD版)
 
** 2006年3月29日(DVD)
 
* 発売日(Realta Nua)
 
** 2007年4月19日(PS2版)
 
** 2011年12月(PC版)
 
** 2012年11月29日(Vita版)
 
* 機種(無印):Windows 98/ME/2000/XP
 
* 機種(Realta Nua)
 
** PlayStation 2
 
** Windows XP/Vista/7
 
** PlayStation Vita
 
* 開発:TYPE-MOON / 有限会社ノーツ
 
* 発売
 
** TYPE-MOON / 有限会社ノーツ(無印)
 
** 角川書店(Realta Nua)
 
  
 
== 主題歌 ==
 
== 主題歌 ==
200行目: 288行目:
 
:; エンディングテーマ「Link」
 
:; エンディングテーマ「Link」
 
:: 作詞:芳賀敬太 / 作曲:KATE / 歌:NUMBER 201 feat. rhu
 
:: 作詞:芳賀敬太 / 作曲:KATE / 歌:NUMBER 201 feat. rhu
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:
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; TVアニメ2006年版
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:; オープニングテーマ
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::; 「disillusion」(1 - 14話)
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::: 作詞:芳賀敬太 / 作曲:Number201 / 編曲:川井憲次 / 歌:タイナカサチ
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::: 「THIS ILLUSION」のリアレンジ版。歌詞・メロディの変更は無い。
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::; 「きらめく涙は星に」(15 - 24話)
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::: 作詞:芳賀敬太 / 作曲:KATE / 編曲:十川知司、Number201 / 歌:タイナカサチ
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:; エンディングテーマ
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::; 「あなたがいた森」(1 - 13、15 - 23話)
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::: 作詞:Manami Watanabe / 作曲:Yoshiaki Dewa / 編曲:Yoshiaki Dewa、Zentaro Watanabe / 歌:樹海
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::; 「ヒカリ」(14話)
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::: 作詞:Manami Watanabe / 作曲:Yoshiaki Dewa / 編曲:Yoshiaki Dewa、Takeshi Fujii / 歌:樹海
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::; 「君との明日」(24話)
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::: 作詞・作曲・歌:タイナカサチ / 編曲:金子隆博
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:; 総集編オープニングテーマ
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::; 「disillusion-2010-」
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::: 作詞:芳賀敬太 / 作曲 - NUMBER201 / 編曲:宮崎歩 / 歌:タイナカサチ
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::: 「THIS ILLUSION」再度のリアレンジ版。
 +
:; 総集編エンディングテーマ
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::; 「With...」(前半分)
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::: 作詞:Manami / 作曲・編曲:Dewa Yoshiaki / 歌:樹海 feat. タイナカサチ
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::; 「雲のかけら」(後半分)
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::: 作詞:芳賀敬太 / 作曲:山元祐介 / 編曲:出羽良彰 / 歌:タイナカサチ feat. 樹海
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:
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; 劇場版『UNLIMITED BLADE WORKS』
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:; 主題歌
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::; 「Voice〜辿りつく場所〜」
 +
::: 作詞・歌:タイナカサチ / 作曲:山元祐介 / 編曲:小山晃平
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:
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; TVアニメ2015年版( [Unlimited Blade Works])
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:; オープニングテーマ
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::; 「ideal white」(1 - 9、11 - 12話)
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::: 作詞:meg rock / 作曲:Carlos K.、Toshi-Fj / 編曲:Carlos K. / 歌:綾野ましろ
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::: 第0話ではエンディングテーマとして使用。第10話では未使用。
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::; 「Brave Shine」(13 - 19、21 - 24話)
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::: 作詞:aimerrhythm / 作曲:小山寿 / 編曲:玉井健二、大西省吾 / 歌:Aimer
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::: 第20・25話では未使用。
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:; エンディングテーマ
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::; 「believe」(1 - 11話)
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::: 作詞・作曲・編曲:梶浦由記 / 歌:Kalafina
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::: 第0・12話では未使用。
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::; 「ring your bell」(13 - 14、16 - 24話)
 +
::: 作詞・作曲・編曲:梶浦由記 / 歌:Kalafina
 +
::: 第25話では未使用。
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::; 「ring your bell (in the silence)」(15話)
 +
::: 作詞・作曲・編曲 - 梶浦由記 / 歌 - Kalafina
 +
::: 上曲リアレンジ版。
 +
:; 挿入歌
 +
::; 「THIS ILLUSION」(12話)
 +
::: 作詞:芳賀敬太 / 作曲:NUMBER 201 / 編曲:深澤秀行 / 歌:LiSA
 +
::: リアレンジ版。実質的に当該回エンディングとして使用。
 +
::; 「LAST STARDUST」(20話)
 +
::: 作詞:aimerrhythm / 作曲:飛内将大 / 編曲:玉井健二、飛内将大 / 歌:Aimer
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:
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;劇場版『[Heaven's Feel]』
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:; 第一章主題歌
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::; 「花の唄」
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::: 作詞・作曲・編曲:梶浦由記 / 歌:Aimer
 +
:; 第二章主題歌
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::; 「I beg you」
 +
::: 作詞・作曲・編曲:梶浦由記 / 歌:Aimer
 +
:; 第三章主題歌
 +
::; 「春はゆく」
 +
::: 作詞・作曲・編曲:梶浦由記 / 歌:Aimer
  
 
==アニメ==
 
==アニメ==
;『Fate/stay night』
+
===『TVアニメ Fate/stay night』===
* 2006年1月~6月に放送されたTVアニメ。
+
* 2006年1月~6月に放送されたTVアニメ。全24話。
 
* Fateシリーズ初のメディアミックス、かつ全年齢向けとして作られた作品。
 
* Fateシリーズ初のメディアミックス、かつ全年齢向けとして作られた作品。
* 主な製作はジェネオン・エンタテインメント(現在はNBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン)。アニメーション制作会社はスタジオディーン、販売会社はジェネオン・エンタテインメント。ジェネオン・エンタテインメントはアニメ化以前から販売会社として型月と関わりを持っている会社で、『[[月姫]]』や原作ゲームである『Fate/stay night』、リメイクとなる『Fate/stay night[Réalta Nua]』のサントラなど、現在もこの会社が販売している製品は少なくない。
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* 主な製作はジェネオン・エンタテインメント(現在はNBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン)。アニメーション制作会社はスタジオディーン、販売会社はジェネオン・エンタテインメント。ジェネオン・エンタテインメントはアニメ化以前から販売会社として型月と関わりを持っている会社で、『[[月姫]]』や原作ゲームである『Fate/stay night』、コンシューマー版となる『Fate/stay night[Réalta Nua]』のサントラなどを販売している。
* 声優による声が初めてついたのもこの作品であり、本作の音響監督である辻谷耕史、原作サイドの奈須きのこと武内崇による本作でのキャスティングが現在に至るまで影響を及ぼしている。
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* 声優による声が初めてついたのもこの作品であり、本作の音響監督である辻谷耕史氏、原作サイドの奈須きのこ氏と武内崇氏による本作でのキャスティングが現在に至るまで影響を及ぼしている。
* 奈須きのこが全24話の初稿プロットと脚本監修を担当、武内崇がキャラクターデザイン監修、オリジナル衣装制作、1期OP絵コンテを担当。奈須は初稿プロットを担当した為、実質的には正規の脚本家扱いとなっている。その為、脚本家座談会にも普通に登場していた。
+
* 奈須きのこ氏が全24話の初稿プロットと脚本監修を担当、武内崇氏がキャラクターデザイン監修、オリジナル衣装制作、1期OP絵コンテを担当。奈須は初稿プロットを担当した為、実質的には正規の脚本家扱いとなっている。その為、脚本家座談会にも普通に登場していた。脚本には岡田麿里や花田十輝など、後にヒット作を多数輩出する脚本家が参加している。
* ストーリーはFateルート。ただし、初稿プロット担当の奈須が他のルートの展開をつまんだ他、アニメオリジナルに積極的な姿勢を示したため、UBWルートとHFルートに加え奈須によるアニメオリジナルが含まれる。終盤には完全なFateルートに帰結する。
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* ストーリーはFateルート。ただし、初稿プロット担当の奈須氏が他のルートの展開をつまんだ他、アニメオリジナルに積極的な姿勢を示したため、UBWルートとHFルートに加え奈須氏によるアニメオリジナルが含まれる。終盤には完全なFateルートに帰結する。
 
* 本編では原作の立ち絵が忠実に再現されており、DVDのホーム画面が原作全ルート制覇後を模した物であるなど、原作プレイヤー向けの細かいファンサービスが豊富。
 
* 本編では原作の立ち絵が忠実に再現されており、DVDのホーム画面が原作全ルート制覇後を模した物であるなど、原作プレイヤー向けの細かいファンサービスが豊富。
* 累計ソフト売り上げは100万枚を超えるミリオンヒットを記録、TYPE-MOON関連アニメで最大のヒット作。
+
* 累計ソフト売り上げは101万枚(1,013,369枚)以上。2010年3月時点で100万枚を超えるミリオンヒットが報道され、同年8月に発売されたDVD-SETがオリコンで13,369枚が記録されている。
;『Fate/stay night - Unlimited Blade Works』
+
* 「FateProject」内で今作は紹介されていない。これはTYPE-MOONとアニプレックスの共同企画の名称である為、版権元が別である本作が紹介されない事は版権の都合上の事で、特別な措置ではない。TYPE-MOON主催のイベントではこの限りではなく、15周年に際しては型月がスタジオディーンからの祝辞を掲載したり、「TYPE-MOON展 Fate/stay night -15年の軌跡」(2019年12月20日~2020年4月5日)では本作の映像も利用されている。
* 2010年に上映された劇場用アニメ。
+
* 本作が後続作品に与えた影響は大きく、声優はほとんどが続投している他、モードレッドやマシュといった本作の初期プロットから誕生にこぎついたキャラも少なくない。また、FGOに関わっているイラストレーターの中には奈須氏が本作を縁に知り合ったと明言している人物もいる。
* 主な製作ジェネオン・エンタテインメント。アニメーション制作会社はスタジオディーン。
+
* 原作サイドのコメント
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::奈須きのこ『アニメ完結おめでとう&おつかれさまでした。準備期間から数えて約一年、これだけ長くアニメ製作に関われたのは初めての事でした。毎回高いクオリティを維持してくださったスタッフの皆さん、原作の無茶なところ、矛盾したところを上手くまとめてくださった山口監督、素晴らしい音楽を提供してくださった川井憲次氏、丁寧な音作りをしてくれた辻谷音響監督、その他たくさんの縁の下の力持ちたちに感謝と拍手を。アニメ版Fate最大の魅力はエンディングです。一つの物語が終わって、誰もいなくなった部屋に残された「ここにいた証」を見た時「ああ、良かった」と心の底から思いました。放映が終わった七月の寂しさに耐える奈須でした。』
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::武内崇『クセの多い原作に最後まで付き合っていただきました。原作ではほとんど描けなかった士郎がアニメでは大活躍。自分にも描けない絶妙な表情を見せてくれ、新たな魅力にたくさん気付けました。一番好きなシーンはギルが消滅する時にセイバーの頬を撫でるシーン。原作では奈須に絵にしなくていいと言われ描けなかった事に後悔があったんです。アニメ版のこのシーンは映像にするならこんな感じ、というドンピシャなものでした。くすぶっていた想いも晴れて成仏したような感じです(笑)』
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{| class="wikitable"
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! 話数  !! サブタイトル !! 脚本 !! 絵コンテ !! 演出 !! 総作画監督 !! 作画監督
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| 第1話 || 始まりの日 || 佐藤卓哉 || 山口祐司 || 吉田俊司 || 石原恵 || 西田亜沙子
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| 第2話 || 運命の夜 || 佐藤卓哉 || 柳沢テツヤ || 古川政美 || 小林利充 || 江森真理子
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| 第3話 || 開幕 || 志茂文彦 || 高本宣弘 || 高山功 || 石原恵 || 石野聡
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| 第4話 || 最強の敵 || 岡田麿里 || 藤原良二 || 秋田谷典昭 || 小林利充  || 塩川貴史
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| 第5話 || 魔術師二人〈前編〉 || 花田十輝 || 喜多谷充 || 岡嶋国敏 || 石原恵  || 波風立流
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| 第6話 || 魔術師二人〈後編〉 || 佐藤卓哉 || 古川政美 || 古川政美 || 小林利充  || かどともあき
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| 第7話 || 蠢動 || 花田十輝 || 柳沢テツヤ || 吉田俊司 || 石原恵 || 藤井まき
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| 第8話 || 不協の旋律 || 志茂文彦 || ほしかわたかふみ || 高山功 || 小林利充 || 徳田夢之介
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| 第9話 || 月下流麗 || 岡田麿里 || 高本宣弘 || 秋田谷典昭 || 石原恵 || 波風立流
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| 第10話 || 穏やかな幕間 || 佐藤卓哉 || 藤原良二 || 岡嶋国敏 || 小林利充  || 江森真理子
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| 第11話 || 鮮血神殿 || 志茂文彦 || うえだしげる || うえだしげる || 小林利充 || かどともあき
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| 第12話 || 空を裂く || 岡田麿里 || 柳沢テツヤ || 吉田俊司 || 石原恵 || 塩川貴史
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|-
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| 第13話 || 冬の城 || 佐藤卓哉 || 藤原良二 || 古川政美 || 小林利充 || 波風立流
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| 第14話 || 理想の果て || 花田十輝 || 高本宣弘 || 吉田俊司 || 石原恵 || 徳田夢之介
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| 第15話 || 十二の試練 || 志茂文彦 || 鎌倉由実 || 岡嶋国敏 || 小林利充 || 波風立流
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| 第16話 || 約束された勝利の剣 || 岡田麿里 || 藤原良二、山口祐司 || 小林浩輔 || 石原恵 || かどともあき
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| 第17話 || 魔女の烙印 || 佐藤卓哉 || うえだしげる || うえだしげる || 小林利充 || 江森真理子、奥野浩行
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| 第18話 || 決戦 || 花田十輝 || 柳沢テツヤ || 吉田俊司 || - || 中野典克、添田直子、佐藤義和、小澤円、小林利充、江森真理子、山元浩
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| 第19話 || 黄金の王 || 志茂文彦 || 高本宣弘、山口祐司 || うえだしげる || 小林利充 || 堀越久美子、奥野浩行
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| 第20話 || 遠い夢跡 || 岡田麿里 || 喜多谷充 || 岡嶋国敏 || 石原恵 || 波風立流
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| 第21話 || 天地乖離す開闢の星 || 花田十輝 || ほしかわたかふみ || 高山功 || 小林利充 || 波風立流、江森真理子
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| 第22話 || 願いの果て || 佐藤卓哉 || 喜多谷充、高本宣弘、山口祐司 || うえだしげる || - || 徳田夢之介
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| 第23話 || 聖杯 || 志茂文彦 || 柳沢テツヤ || 吉田俊司 || 小林利充  || 小林利充、江森真理子、奥野浩行
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| 第24話 || 全て遠き理想郷 || 岡田麿里 || 藤原良二、山口祐司 || 山口祐司 || - || 石原恵、徳田夢之介
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|}
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===『劇場版 Fate/stay night - UNLIMITED BLADE WORKS - 』===
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* 2010年に上映された劇場用アニメ。PG12指定。
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* TVアニメ版に引き続き、主な製作はジェネオン・エンタテインメント。アニメーション制作会社はスタジオディーン。
 
* 全国13劇場という超小規模上映としては異例の好成績を叩きだしFate人気を見せつけた。
 
* 全国13劇場という超小規模上映としては異例の好成績を叩きだしFate人気を見せつけた。
* ストーリーは純正のUBWルート。ただし、映画一本という尺の都合上恋愛描写はほぼ省略されており、バトルに重点が置かれている。
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* 元々はテレビアニメ制作時より制作陣の中で話題に上っており、キャストにも劇場版の予定がある事だけは知らされていた。
* 本作はあえて奈須が関わらなかった作品である。アニメシリーズの監督だった山口に対し「Fate/stay nightを任せられる」「思いっきりやって欲しい」と制作が決定したとの事。ただし、武内はクレジットされていないものの、キャラデザ担当の石原に個人的にデザイン監修を行っていた事が明らかになっている。
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* ストーリーは純正のUBWルート。ただし、映画一本という尺の都合上恋愛描写はほぼ省略されており、バトルに重点が置かれている。山口監督は製作委員会に『映画は分割作品にしたい』と訴えていたが、最終的には1部作の映画作品として制作されることになる。
* ガイドブックやビジュアルガイドなどでたびたび関係者内では非常に好評だったと記録されており、本作に対し奈須らは「アニメーションの最高峰」「原作としてこれ以上嬉しい事はない」と賛辞を送っている。
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* 本作はあえて奈須氏が関わらなかった作品である。アニメシリーズの監督だった山口氏に対し「Fate/stay nightを任せられる」「思いっきりやって欲しい」と制作が決定したとの事。実は武内氏も本名として参加しており、キャラデザ担当の石原氏に個人的にデザイン監修を行っていた事も明らかになっている。
;『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』
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* ガイドブックやビジュアルガイドなどでたびたび関係者内では非常に好評だったと記録されており、本作に対し奈須氏らは「アニメーションの最高峰」「原作としてこれ以上嬉しい事はない」と賛辞を送っている。
* 2014年から2015年にかけて放送されたTVアニメ。
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* 本作のメインビジュアルを描いた山中虎鉄氏は、2016年に『Fate/Grand Ordar』でラスボスのビジュアルも担当している。理由は本作のメインビジュアルを描いてくれた縁によるもので、奈須氏が頼み込んだとの事。
* 主な製作はアニプレックス。アニメーション制作はufotable。アニプレックスは『Fate/Grand Order‎』などでタッグを組んでいる会社。直系傘下のアニメーションスタジオに「A-1 Pictures」があり、Grand Order‎はそちらが担当している。
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*UBWという長い物語を僅か100分に収めるのは製作側としても苦労したようで、監督の山口祐司は映画のパンフレットにて「まずは脚本・構成。PS2版で30時間あるUBWをどう作れば良いんだ、三部構成にしてくれ!って小倉さん(プロデューサー)に何度も言ったくらい(笑)。脚本を削っていく作業がとにかく苦しかった」と語っている。
* 奈須きのこが全26話の脚本監修を担当、武内崇がプロデューサー、オリジナル衣装制作を担当している。
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===『TVアニメ Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』===
* ストーリーはUBWルート。ただし、新事実(キャスターの元マスター、ロンドン編等)を盛り込みたいという奈須の意向から「UBWルート+アニメオリジナル」となっている。当初はFateルートをアニメ化する予定だったが、奈須はただ映像化するだけなら既に展開されている作品と変わらないため、相当なアレンジを加える必要があると考えていた。その後、「衛宮士郎の物語」としてよりアニメ向きな「UBW」がアニメスタッフ側より提案される。奈須は、UBWならば2クールでリメイクする事に意義を見出せると判断し、正式にUBWルートに変更となった。
+
* 2014年から2015年にかけて放送されたTVアニメ。全26話+特典映像。うち3本は1時間SPであり、そのほか未公開映像もBDBOX特典として収録されている。
* 劇場版とタイトルが被らないように、UBW部分にカッコが付いている。
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* ストーリーはUBWルート。ただし、新事実(キャスターの元マスター、ロンドン編等)を盛り込みたいという奈須氏の意向から「UBWルート+アニメオリジナル」となっている。また、劇場版とタイトルが被らないようにUBW部分にカッコが付いている。
* 本作は、「主人公である士郎を客観的視点でどれだけ視聴者の胸に届けられるか」「2014年の新たなUBWを制作する」ことを軸に制作されている。そのため客観的に伝わりやすくするため、士郎に関する描写が原作より変更されている部分もある。
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**結末は原作のトゥルーエンドだが、BD-BOX特典映像として、グッドエンドを描いた約10分の短編『sunny day』が収録されている。
* アニメ『Fate/zero』を意識した描写が登場する。それらの場面の音楽はゲストコンポ―サーとして参加した梶浦氏が手を加えるなど、かなり力の入ったものになっている。前述のように奈須はアニメオリジナルに積極的であり、バーサーカーの生命ストックやギルガメッシュ戦の結末など、『Fate/zero』を抜きにしても原作からの大胆な改変が見られる。また、士郎とアーチャーの戦いでは、ufotableが最初に提示した脚本は原作になぞったものであったが、奈須からの提案により自らが脚本をほぼ書き直し、原作とは異なる演出で表現された。放送終盤、奈須は本作に対し「アニメは原作と別物であり、違うジャンルの娯楽です。だから同じ読後感、同じ高ぶりを求めるのは前提が間違いです。アニメ版UBWはゲームでしか表現できない言葉の積み重ねを廃したかわりに、映像と演出、時間のコントロールで物語の裏側を表現しています」と語っている。
+
* 主な製作はアニプレックス。アニプレックスは『空の境界』『Fate/Zero』のプロデュース・宣伝・販売のほか『Fate/Grand Order』の企画・宣伝を担当しており、直系傘下のアニメーションスタジオ「A-1 Pictures」が『Grand Order』のアニメーションを担当している。本作以降、『stay night』関連商品はアニプレックスや親会社のソニーから主に販売されている。
* 放送前には下記の文章が公開されている
+
* アニメーション制作は『空の境界』『Fate/Zero』アニメーション制作、『[Réalta Nua]』OPアニメーション制作を担当したufotable。映像は全話数をufotable社内でほぼ制作しており、監督、主要スタッフ、各話演出陣、各話脚本家も一部を除き社内スタッフを主に起用している。
::別の作者が書いた、『Zero』では『stay night』と直接繋ぎあわせると辻褄が合わない設定・矛盾した発言など多くの問題が発生してしまい、更にアニメ『[[Fate/Zero]]』の収益が良かっただけに「ufotableは『Zero』の内容と矛盾が起きないよう、無理矢理『stay night』の設定を変更してくるのではないか?」、という不安の声がファンの間で囁かれた。<br>奈須氏もこの問題には気づいていて、以下は竹箒日記からの抜粋である。
+
*奈須きのこ氏が全26話の脚本監修を担当したほか、オリジナル展開の原案・設定制作も担当し、オリジナルシーンや数話分の脚本の執筆も修正という形で自ら担当している。
::''「極端な話ですが、物語性においても映像面においても『zero』とは別のモノと考えてください。<br>『stay night』が目指したものと『Zero』が目指したものは別のもの。これを無遠慮に繋げてしまうと物語も空気感も破綻します。<br>『stay night』も『zero』も違う作家が書いた違う物語だからこそ、互いを尊重しあえるものなんです」<br><br>暴論である事は覚悟の上での発言でした。<br>自分はzeroという大仕事を終えてくれたスタッフに「前の仕事の方法論は忘れてほしい」と言ったのです。<br>そんな中、その場に集まったスタッフの皆さんははっきりと返してくれました。
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* 武内崇氏はプロデューサー、オリジナル衣装制作を担当している。本作は武内氏の要望もあり、絵柄を原作では無く、2014年時点での氏の絵柄に合わせて制作されている。また、衣装も現代に合わせたものになり、特に藤村大河の私服に関しては武内氏の「大人としての立場を強調したい」という要望により大幅な変更が加えられた。
::''「勿論わかっています。これはzeroの続編ではなく、stay nightという新作ですから」と。<br><br>―――この時点で、奈須きのこの“でも今になってFateってどうなの?”なんて迷いは消えました。<br>あれだけの成功の後に、こんな言葉を即答できるスタッフとものづくりができる事に感謝を。<br>今は『ufo版Fate/stay night』が10年の歳月に相応しいものに仕上がるよう、微力ながらお手伝いさせていただいております''。
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* 当初はFateルートをアニメ化する予定だったが、スタッフ内では、どのルートにするか意見が割れていた(全ルート派「奈須・武内」、UBW派「アニプレックス岩上P」、HF派「キャラクターデザイン須藤、三浦監督」)。奈須氏はFateルートをただ映像化するだけなら既に展開されている作品と変わらないため、現代向けに相当なアレンジを加える必要があると考えていた。その後、協議の結果「衛宮士郎の物語」としてよりアニメ向きな「UBW」がアニメスタッフ側より提案される。奈須氏は、UBWならば2クールでリメイクする事に意義を見出せると判断し、正式にUBWルートに変更となった。
::監督の三浦貴博もインタビューで、<br>「やはり同じ製作スタッフが手掛けている以上、『Fate/Zero』をご覧になった方は、あの物語の続きとして本作を見ると思うんです。切嗣やイリヤの存在については、スタッフも意識せざるえません。<br>ただ、『Fate/stay night』は『Fate/Zero』とは別の作品であるという意識で臨んでいます。シナリオ打ち合わせの際も、よくそのことをスタッフみんなで確認し合っています。作品の成り立ちもユーザーの視線も『Zero』の続きとしての『stay night』であるけれども、『Zero』は『stay night』原作ゲームがあっての『Zero』であり、今回の『Fate/stay night』はそれ単体で成り立つ映像作品でなければならないと」とコメントした。
+
* 本作は、「主人公である士郎を客観的視点でどれだけ視聴者の胸に届けられるか」「2014年の新たなUBWを制作する」という奈須氏の方針を軸に制作されている。そのため客観的に伝わりやすくするため、後述のアーチャー戦など士郎に関する描写が原作より変更されている部分もある。
* BDBOXのみでの販売となり、売り上げは最低でも37万枚を超えている。ufotableはufotable史上最高売り上げと発表している。判明している売り上げ枚数ではFate/Zeroの方が上だが、定価で買った場合こちらが数千円高いため最高売り上げ金額としては矛盾はない。
+
* アニメオリジナル展開は奈須氏自らの手で制作・執筆されている。また、当時企画中であった『月姫(リメイク版)』『Grand Order』とシナリオをリンクさせる試みが行われるも、両作品の販売・配信延期により放送時期内の実現は叶わなかった。しかしアニメ第2期や『Grand Order』第1部にその名残が残っている。
;『「Fate/stay night」Heaven’s Feel』
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* 前述のように奈須氏はアニメオリジナル展開に積極的であり、バーサーカーの生命ストックやギルガメッシュ関連については奈須氏自らが大胆な改変を加えている。また、士郎とアーチャーの戦いは、ufotableが用意した原作通りの流れの脚本に待ったをかけ、アニメという媒体向けに自ら脚本を執筆している。これは前述の通り「衛宮士郎という人物の思いを客観的に伝えるため」の改変である。奈須氏は自らが手掛けたオリジナル展開に対し、「アニメは原作と別物であり、違うジャンルの娯楽です。だから同じ読後感、同じ高ぶりを求めるのは前提が間違いです。アニメ版UBWはゲームでしか表現できない言葉の積み重ねを廃したかわりに、映像と演出、時間のコントロールで物語の裏側を表現しています」と語っている。
* 2017年以降に上映予定の劇場用アニメ。
+
* 回想シーンではアニメ『Fate/Zero』を意識した演出も描かれており、これらの場面ではゲストコンポ―サーである梶浦氏が手掛けた音楽が使用されている。ただし、後述の理由もあるため『Zero』を視聴していない視聴者でも本作のみで話が分かる程度に演出は抑えられている。
* 主な製作はアニプレックス。アニメーション制作はufotable。
+
* セイバールート前提で語られる部分も奈須氏を中心に制作されており、奈須氏自身が『stay night』としては初めて小説として手掛けたセイバーの過去を描く小説『Garden of Avalon』がBD BOXⅠの特典として執筆されている。また、この特典小説は後に配信された『Grand Order』の伏線として執筆された面もある。
* 三部作を予定。
+
* 最終話でサプライズ的に展開された「ロンドン編」は、「原作通りのEDでは衛宮士郎の物語として話を終わらせるには少し弱いのではないか」というufotable代表の近藤氏の提案により制作が決定した。奈須氏はロンドン編に合わせ今まで未発表であった魔術協会の設定を提供し、ufotableが脚本を制作、奈須氏が監修と追加執筆を担当している。
* 漫画「Fate/stay night(Heaven’s Feel)」と被るためか、今回はFate/staynightの部分にカッコが付いている。
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* 本作で新たに設定されたアニメオリジナル設定・展開・登場キャラクターは同時期に企画が進行され、後に発表される関連作品『strange Fake』『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』などでも使用されている。
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* 企画発表当時、別の作者が書いた『Zero』が『stay night』と直接繋ぎあわせると辻褄が合わない設定・矛盾した発言など多くの問題が発生してしまい、更にTVアニメ『[[Fate/Zero]]』の収益が良かっただけに「ufotableは『Zero』の内容と矛盾が起きないよう、無理矢理『stay night』の設定を変更してくるのではないか?」という不安の声がファンの間で囁かれていた。<br>奈須氏もこの問題には気づいており竹箒日記で言及している<ref group = "出">[http://www.typemoon.org/bbb/diary/log/201401.html 竹箒日記2014/1/31]</ref>。
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::竹箒日記から放送前には下記の文章が公開されている。
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::''「極端な話ですが、物語性においても映像面においても『Zero』とは別のモノと考えてください。<br>『stay night』が目指したものと『Zero』が目指したものは別のもの。これを無遠慮に繋げてしまうと物語も空気感も破綻します。<br>『stay night』も『Zero』も違う作家が書いた違う物語だからこそ、互いを尊重しあえるものなんです」<br><br>暴論である事は覚悟の上での発言でした。<br>自分はZeroという大仕事を終えてくれたスタッフに「前の仕事の方法論は忘れてほしい」と言ったのです。<br>そんな中、その場に集まったスタッフの皆さんははっきりと返してくれました。''
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::''「勿論わかっています。これはZeroの続編ではなく、stay nightという新作ですから」と。<br><br>―――この時点で、奈須きのこの“でも今になってFateってどうなの?”なんて迷いは消えました。<br>あれだけの成功の後に、こんな言葉を即答できるスタッフとものづくりができる事に感謝を。<br>今は『ufo版Fate/stay night』が10年の歳月に相応しいものに仕上がるよう、微力ながらお手伝いさせていただいております''。
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::本作の監督を務めた三浦貴博氏もインタビューで、<br>「やはり同じ製作スタッフが手掛けている以上、『Fate/Zero』をご覧になった方は、あの物語の続きとして本作を見ると思うんです。切嗣やイリヤの存在については、スタッフも意識せざるえません。<br>ただ、『Fate/stay night』は『Fate/Zero』とは別の作品であるという意識で臨んでいます。シナリオ打ち合わせの際も、よくそのことをスタッフみんなで確認し合っています。作品の成り立ちもユーザーの視線も『Zero』の続きとしての『stay night』であるけれども、『Zero』は『stay night』原作ゲームがあっての『Zero』であり、今回の『Fate/stay night』はそれ単体で成り立つ映像作品でなければならないと」とコメントした。
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**とはいえ実際には明らかに『Zero』を意識としたと思われる描写や設定の大幅な変更なども非常に多く(流石に「『Zero』を見なければ意味が分からない」と言う事は無いが)、この点についてはファンの間で物議を醸すこととなった。ただ、奈須氏の改変癖は本作に限った話ではないし、また本作でも『Zero』とは関係ない設定改変も多い。そのため、「特別『Zero』を意識した訳ではないが、それはそれとして(原作通りにやる事よりも)最新の設定に変更する事を優先した」と考えれば矛盾はない。
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* 映像媒体の販売はBDBOXのみとなり、2015年12月時点で売り上げは37万枚(376,375枚)を超えている。ufotableはTVアニメ作品としては(2015年当時の)ufotable史上最高売り上げと発表している。判明している売り上げ枚数ではFate/Zeroの方が上だが、定価で買った場合こちらが数千円高いため最高売り上げ金額としては矛盾していない。
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* 原作サイドのコメント
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::奈須きのこ『本作は(2015年時点において)最もアニメ制作の現場に関わった作品になりました。僕らはあくまでコンテンツを提供しているだけなので、ufotableさんの100分の1の苦労もしていませんが、見事に走り切ったという充実感と夢だったんじゃ?という気持ちもある。それぐらい素晴らしい映像化となりました。僕らはどこまで行っても、ufotableさんという巨大な船にお邪魔して、「今度はあっち行こうぜ!」と言っているお客さんなんです。「空の境界」を含めufotableさんとは7年以上一緒にやってきましたが、僕らは彼らと"モノ"を作るスタンスがとても近い存在だと思っています。「最終回にロンドン編」という無茶ぶりにも食いついてきてくれる。ufotableさんとのこの関係がずっと続けばと僕は思います。』 <ref group ="出">Fate/stay night [Unlimited Blade Works]アニメビジュアルガイド P148-P152 より</ref>
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::武内崇『自分たちの作品がとても素晴らしい形でアニメ化されていくのを体験させてもらいました。今作は奈須とufotableさんの想いがかたちとなった「stay night」がアニメとして生まれ変わることを成し遂げたと感じます。自分たちとufotableさんは作り手として近いところがあって、一緒に楽しみながらものを作ることができるのですが、それも大人がいないと成立しません。そんな僕たちの無茶をアニプレックスさんがくみ取ってくれる。だからこそ「ロンドン編」も実現できた。長年やってきた座組でお互いに信頼感もあるプロジェクトだと思っており、本当にありがたいと思っています。』<ref group ="出">Fate/stay night [Unlimited Blade Works]アニメビジュアルガイド P148-P152 より</ref>
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{| class="wikitable" style="font-size:small"
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!話数!!サブタイトル!!colspan="2"|脚本!!絵コンテ!!演出!!作画監督
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!colspan="7"|1stシーズン
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|#00||プロローグ||rowspan="13"|ufotable||rowspan="3"|佐藤和治||colspan="2" style="text-align:center"|三浦貴博||須藤友徳、田畑壽之
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|#01||冬の日、運命の夜||colspan="2" style="text-align:center"|野中卓也||佐藤哲人、茂木貴之
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|#02||開幕の刻||笹嶋啓一||栖原隆史||石塚みゆき、青木拓也<br>藤崎静香
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|#03||初戦||佐藤和治<br>一ノ瀬樹||三浦貴博||恒松圭||須藤友徳、碇谷敦
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|-
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|#04||戦意の在処(ありか)||rowspan="2"|佐藤和治||colspan="2" style="text-align:center"|野中卓也||佐藤哲人
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|-
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|#05||放課後に踊る||白井俊行||白井俊行<br>高橋健二||白井俊行
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|-
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|#06||蜃気楼||rowspan="2"|桧山彬||colspan="2" style="text-align:center"|高橋タクロヲ||加藤やすひさ
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|-
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|#07||死闘の報酬(こたえ)||colspan="2" style="text-align:center"|栖原隆史||菊池隼也、石塚みゆき
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|-
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|#08||冬の日、心の所在||佐藤和治||colspan="2" style="text-align:center"|野中卓也||茂木貴之
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|#09||二人の距離||桧山彬<br>佐藤和治||colspan="2" style="text-align:center"|宇田明彦||青木拓也
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|#10||五人目の契約者||一ノ瀬樹<br>佐藤和治||三浦貴博||rowspan="2"|丸山裕介||加藤やすひさ、佐藤哲人
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|#11||来訪者は軽やかに||佐藤和治||高橋健二<br>栖原隆史||緒方美枝子
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|-
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|#12||最後の選択||桧山彬<br>佐藤和治||colspan="2" style="text-align:center"|白井俊行<br>高橋タクロヲ||須藤友徳、田畑壽之<br>茂木貴之、小船井充<br>青木拓也、清水慶太<br>石塚みゆき、菊池隼也
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!colspan="7"|2ndシーズン
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|#13||決別の刻||rowspan="12"|ufotable||rowspan="3"|佐藤和治||三浦貴博||高橋タクロヲ||茂木貴之、石塚みゆき<br>田畑壽之
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|#14||コルキスの王女||colspan="2" style="text-align:center"|栖原隆史||青木拓也、緒方美枝子<br>須藤友徳
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|-
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|#15||神話の対決||三浦貴博||野中卓也||佐藤哲人
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|-
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|#16||冬の日、願いの形||colspan="2" style="text-align:center"|一ノ瀬樹||宇田明彦||田畑壽之、石塚みゆき<br>塩島由佳
 +
|-
 +
|#17||暗剣、牙を剥く||佐藤和治||阿部望<br>安田慎介||青柳隆平||菊池隼也、緒方美枝子
 +
|-
 +
|#18||その縁は始まりに||桧山彬<br>佐藤和治||一ノ瀬樹||野中卓也||茂木貴之
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|-
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|#19||理想の末路(こたえ)||rowspan="6"|佐藤和治||栖原隆史||丸山裕介||青木拓也、須藤友徳
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|-
 +
|#20||Unlimited Blade Works.||colspan="2" style="text-align:center"|栖原隆史||佐藤哲人、石塚みゆき<br>田畑壽之
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|-
 +
|#21||answer||三浦貴博||高橋タクロヲ||緒方美枝子、菊池隼也<br>塩島由佳、田畑壽之
 +
|-
 +
|#22||冬の日、遠い家路||colspan="2" style="text-align:center"|野中卓也||辻雅俊、茂木貴之
 +
|-
 +
|#23||顕現||三浦貴博||三浦貴博<br>竹内將||佐藤哲人、青木拓也<br>石塚みゆき
 +
|-
 +
|#24||無限の剣製||colspan="2" style="text-align:center"|白井俊行||茂木貴之、菊池隼也<br>塩島由佳
 +
|-
 +
|#25||エピローグ||colspan="2" style="text-align:center"|ufotable||三浦貴博||三浦貴博<br>竹内將||須藤友徳、田畑壽之<br>青木拓也
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|-
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|特典映像||sunny day||ufotable||colspan="3" style="text-align:center"|三浦貴博||須藤友徳
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|}
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===『劇場版 Fate/stay night [Heaven’s Feel]』===
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* 2017年より順次公開された、全3章で構成される連作劇場アニメ作品。
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* 前作に引き続き製作をアニプレックス、アニメーション制作をufotableが担当する。
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* 監督は『劇場版 空の境界』以降、ufotable制作のTYPE-MOONアニメーション化作品のキャラクターデザイン・総作画監督を10年以上務めてきた須藤友徳。月姫時代からのファンとして知られており、奈須氏から『桜研究家』『ここまで細かく考察してくれる方は僕の知る限りそういない』と評されるほどのファンであり、本作の監督にも自ら立候補。須藤氏は監督・キャラクターデザインのほか全カットの総作画監督、一部アクションシーンを除く全ての絵コンテ(アクションの一部は『UBW』監督の三浦氏が担当)を担当している。
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* 奈須氏は各章のタイトル決め・脚本監修・アフレコ監修を務めているが、本作のシナリオ構成は須藤氏にほぼ一任しており、制作に深く関わりすぎないスタンスをとっている。
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* 武内氏もキャラクター原案・プロデューサーを務めるが奈須氏と同様に一視聴者という立場をとっている。
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* 『士郎と桜』を中心とした物語に再構成されており、オリジナル展開として第一章序盤では二人の出会いの物語が長い尺で展開されている。また、本作では間桐慎二について視聴者が彼の行動の意味を理解できるようにシナリオが構成されており、エンディングクレジットで慎二は士郎、桜に次いで3番目に表記されている。
 +
* 須藤氏の要望により内容はPC版の要素が強く取り入れられており、そのため第二章はPG12指定となっている。
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* 第一章は累計動員数約98万人、累計興行収入約15億円を記録。Blu-ray・DVDの累計出荷本数は2019年1月17日時点で10万枚を突破している。
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* 第二章は第一章の初週週末動員・興行収入を上回り、日本テレビ系の番組「ZIP!」でも週間映画ランキング1位として取り上げられた<ref group = "出">[https://twitter.com/Fate_SN_Anime/status/1085353625218560000 Fate/stay nightTwitter2019年1月16日10:50]</ref>。公開6週目の時点で累計動員数約100万人、累計興行収入約15億円を記録し、第一章を上回る形となった。
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*第三章は桜の開花時期に合わせ、2020年3月28日に公開される予定だったが、同年に発生した新型コロナウィルスによる世界的な[[ペイルライダー|パンデミック]]の影響で公開が8月15日へ延期となった。
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**後に2021年3月31日のBlu-ray・DVDの発売に先駆けて、ビデオマスター版が全国各地の劇場で2021年3月22日から特別上映という形で、桜の季節での公開が叶った。
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{| class="wikitable" style="font-size:small;text-align:center"
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! !!第一章<br>『presage flower』!!第二章<br>『lost butterfly』!!第三章<br>『spring song』
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!監督
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| colspan="3"|須藤友徳
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!脚本
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| colspan="3"|桧山彬(ufotable)
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!総作画監督
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| colspan="3"|須藤友徳
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!作画監督
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|滝口禎一、浅利歩惟、清水慶太、佐藤哲人、<br>菊池隼也、山岡峻、島袋リカルド、秋山幸児||秋山幸児、佐藤哲人、島袋リカルド、三宅舞子、<br>田中敦士、塩島由佳、浜友里恵、藤原将吾||秋山幸児、佐藤哲人、田中敦士、緒方美枝子、<br>三宅舞子、塩島由佳、渡邉八恵子、浅利歩惟、<br>茂木貴之、五味伸介
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|-
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!絵コンテ
 +
| colspan="2"|須藤友徳、三浦貴博||須藤友徳、三浦貴博、恒松圭
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!演出
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|恒松圭、碇谷敦、三浦貴博||恒松圭、三浦貴博、南野純一、野中卓也||恒松圭、三浦貴博、南野純一、野中卓也、高橋賢
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|}
  
 
==その他==
 
==その他==
;好きなキャラクター(アニメ『Fate/stay night』関係者)
+
;好きなキャラクター(ジェネオン版『Fate/stay night』関係者)
 
:衛宮士郎役・杉山紀彰⇒明言していないが、代表作に士郎を挙げている
 
:衛宮士郎役・杉山紀彰⇒明言していないが、代表作に士郎を挙げている
 
:セイバー役・川澄綾子⇒ギルガメッシュ
 
:セイバー役・川澄綾子⇒ギルガメッシュ
 
:遠坂凛役・植田佳奈⇒ギルガメッシュ(劇場版UBW視聴後は新たにランサー)
 
:遠坂凛役・植田佳奈⇒ギルガメッシュ(劇場版UBW視聴後は新たにランサー)
 
:間桐桜役・下屋則子⇒アーチャー
 
:間桐桜役・下屋則子⇒アーチャー
:イリヤ役・門脇舞⇒バーサーカー
+
:イリヤ役・門脇舞以⇒バーサーカー
 
:藤村大河役・伊藤美紀⇒イリヤ
 
:藤村大河役・伊藤美紀⇒イリヤ
 
:ライダー役・浅川悠⇒間桐慎二
 
:ライダー役・浅川悠⇒間桐慎二
261行目: 576行目:
 
:男性スタッフ総合⇒葛木宗一郎
 
:男性スタッフ総合⇒葛木宗一郎
 
:女性スタッフ総合⇒ギルガメッシュ
 
:女性スタッフ総合⇒ギルガメッシュ
 +
(アニメスピリチュアル、ビジュアルガイド参照)
 +
;好きなキャラクター(アニプレックス版『Fate/stay night』関係者)
 +
:UBW監督、HFアクション演出・三浦貴博⇒衛宮士郎、イリヤスフィール、ギルガメッシュ
 +
:キャラクターデザイン、HF監督・須藤友徳⇒間桐桜、衛宮士郎
 +
(アニメビジュアルガイド参照)
  
==商品情報==
+
== 脚注 ==
===ゲーム関連===
+
===注釈===
ゲーム(PC)CERO Z<br>
+
<references group = "注"/>
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ゲーム(PS2・PS Vita [Realta Nua])<br>
 
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CD<br>
 
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CD(PS2・PS Vita [Realta Nua])<br>
 
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===アニメ(ジェネオン エンタテインメント版)関連===
 
DVD<br>
 
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Blu-ray<br>
 
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CD<br>
 
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ラジオCD<br>
 
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===アニメ(アニプレックス版)関連===
 
Blu-ray<br>
 
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CD<br>
 
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==書誌情報==
 
角川コミックス・エース<br>
 
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Fate/complete material<br>
 
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PS Vita版 [Realta Nua]攻略本<br>
 
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アニメビジュアルガイド<br>
+
===出典===
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+
<references group = "出"/>
  
 
==リンク==
 
==リンク==
*『Fate/stay night』 アニメ公式サイト http://www.nbcuni.co.jp/rondorobe/anime/staynight/top.html
+
* [http://www.nbcuni.co.jp/rondorobe/anime/staynight/top.html 『Fate/stay night』 アニメ公式サイト]
*『Fate/stay night - Unlimited Blade Works』劇場版公式サイト http://www.fatestaynight.jp/index.html  
+
* [http://www.fatestaynight.jp/index.html 『Fate/stay night - Unlimited Blade Works』劇場版公式サイト]
*『「Fate/stay night」Heaven’s Feel』劇場版公式サイト http://www.fate-sn.com/
+
* [http://www.fate-sn.com/ 『「Fate/stay night」Heaven’s Feel』劇場版公式サイト]
 
*『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』アニメ公式サイト ※『Fate/stay night [Heaven’s Feel]』劇場版公式サイトと兼用
 
*『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』アニメ公式サイト ※『Fate/stay night [Heaven’s Feel]』劇場版公式サイトと兼用
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* [https://typemoon.com/products/f-sn/ 『Fate/stay night REMASTERED』公式サイト]
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* [https://twitter.com/fate_sn_anime Project「Fate/stay night」公式Twitter]
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* [https://twitter.com/fate15th Fate/stay night 15th Celebration Project 公式Twitter]
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* [https://twitter.com/fate_sn_game 「Fate/stay night REMASTERED」公式Twitter]
  
 
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2024年9月12日 (木) 19:53時点における最新版

Fate/stay night
発売日
無印
2004年1月30日(CD版)
2006年3月29日(DVD)
Realta Nua
2007年4月19日(PS2版)
2011年12月(PC版)
2012年11月29日(PS Vita版)
REMASTERED
2024年8月8日
機種
無印
Windows 98/ME/2000/XP
Realta Nua
PlayStation 2
Windows XP/Vista/7
PlayStation Vita
REMASTERED
Steam
Nintendo Switch
開発元 TYPE-MOON / 有限会社ノーツ
ジャンル 伝奇活劇ビジュアルノベル
発売元
無印
TYPE-MOON / 有限会社ノーツ
Realta Nua
角川書店
REMASTERED
株式会社アニプレックス
無印
月箱(PC)
Realta Nua(PS2版)
MELTY BLOOD Act Cadenza(PS2)
Realta Nua(PS Vita版)
魔法使いの夜(PC)
無印
MELTY BLOOD Re・ACT(PC)
Realta Nua(PS2版)
MELTY BLOOD Act Cadenza(PC)
Realta Nua(PS Vita版)
Fate/EXTRA CCC(PSP)
テンプレートを表示
Fate/stay night
放送期間 2006年1月 - 6月
話数 全24話
テンプレートを表示
Fate/stay night [Unlimited Blade Works]
放送期間
1stシーズン
2014年10月 - 12月
2ndシーズン
2015年4月 - 6月
話数 全26話+特典映像
テンプレートを表示
Fate/stay night
原作 TYPE-MOON
作画 西脇だっと
掲載誌 月刊少年エース
連載期間 2006年2月号 - 2012年12月号
単行本 全20巻
発売元 角川書店
テンプレートを表示
Fate/stay night [Heaven's Feel]
原作 TYPE-MOON
作画 タスクオーナ
掲載誌 ヤングエース
連載期間 2015年6月号 -
単行本 既刊10巻
発売元 角川書店
テンプレートを表示
Fate/stay night [Unlimited Blade Works]
原作 TYPE-MOON
作画 森山大輔
掲載誌 電撃大王
連載期間 2022年2月号 -
単行本 既刊5巻
発売元 角川書店
テンプレートを表示

概要[編集 | ソースを編集]

半人前の魔術師である主人公・衛宮士郎が偶発的に巻き込まれた聖杯戦争の顛末を描く伝奇活劇ヴィジュアルノベル。第一ルート「Fate」、第二ルート「Unlimited Blade Works」、第三ルート「Heaven's Feel」三つの物語で構成される。

略歴[編集 | ソースを編集]

2004年に『Fate/stay night』が発売。PC用 ※18禁
2006年にTVアニメ『Fate/stay night』が放送(内容はFateルート) ※初の全年齢向け及び声付き作品。以降は全て全年齢向け。
2006年から2012年までコミック『Fate/stay night』が連載(内容はfateルート)。
2007年に『Fate/stay night [Réalta Nua]』が発売。『Fate/stay night』のPS2移植版。
2010年に劇場版アニメ『Fate/stay night - UNLIMITED BLADE WORKS - 』上映(内容はUnlimited Blade Worksルート)。
2012年に『Fate/stay night [Réalta Nua]』がPSvitaへ移植。※CERO:C(15禁ではない)。
2014年にTVアニメ『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』が放送(内容はUnlimited Blade Worksルート)。
2015年からコミック『Fate/stay night [Heaven's Feel]』が連載(内容はHeaven's Feelルート)。
2017年から劇場版アニメ『「Fate/stay night」 Heaven's Feel』が3部作で公開(内容はHeaven's Feelルート)。
2021年年末からコミック『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』が連載中(内容はUnlimited Blade Worksルート)。
2024年にPS Vita版の[Réalta Nua]をもとにしたリマスター版『Fate/stay night REMASTERED』が発売。

あらすじ[編集 | ソースを編集]

―――その杯を手にした者は、あらゆる願いを実現させる。

聖杯戦争。

最高位の聖遺物、聖杯を実現させるための大儀式。

儀式への参加条件は二つ。

魔術師であることと、聖杯に選ばれた寄り代である事。

選ばれるマスターは七人、与えられるサーヴァントも七クラス。

聖杯は一つきり。

奇跡を欲するのなら、汝。

自らの力を以って、最強を証明せよ。

登場人物[編集 | ソースを編集]

聖杯戦争参加者[編集 | ソースを編集]

衛宮士郎
主人公で半人前の魔術師。穂群原学園2年生。ひょんなことでセイバーを召喚して聖杯戦争に巻き込まれる。
養父、衛宮切嗣の影響で正義の味方になる夢を本気で追いかけている。
セイバー
ヒロインの一人。士郎と契約したサーヴァント。金髪の女騎士の姿をしている。
遠坂凛
ヒロインの一人。穂群原学園2年生。魔術師の家系「遠坂家」の現当主であり本人も魔術師。
美少女で優等生を演じているが、実は高飛車な「あかいあくま」。アーチャーと契約して聖杯戦争に臨む。
アーチャー
凛と契約したサーヴァント。クラスは弓兵なのだが、双剣を使った戦法を好む。
間桐桜
ヒロインの一人。穂群原学園1年生。間桐慎二の妹で、士郎にとっても妹のような存在。
ライダー
バイザーで視界を封じた、妖艶な女性。
イリヤスフィール・フォン・アインツベルン
通称イリヤ。聖杯戦争に参加するマスターの一人で、バーサーカーと契約している少女。
バーサーカー
イリヤと契約したサーヴァント。巨人と見紛うほどの巨躯を持った、巌(いわお)のような男性。
ランサー
青い装束と紅の槍を手にした男性。
アサシン
紺色の陣羽織に長大な太刀を帯びた耽美な青年。
葛木宗一郎
穂群原学園の教師。社会科と倫理の担当。寡黙。
キャスター
フードによって顔を隠した女性。
黄金のサーヴァント
いるはずのない八人目のサーヴァント。
言峰綺礼
冬木教会の神父で魔術師。今回の聖杯戦争の監督役。
間桐慎二
士郎の同級生で数年来の友人。ただし、最近は疎遠になっている。桜の兄。
間桐臓硯
間桐家を牛耳る「妖怪」。
真アサシン
黒いマントと白い髑髏の仮面を着用した暗殺者。HFルートにのみ登場。
セイバーオルタ
汚染され黒く染まったセイバー。HFルートにのみ登場。
アトラム・ガリアスタ
キャスターの召喚主。中東系の優男。
存在は示唆されていたが、初出は2015年のアニメ版。

一般人[編集 | ソースを編集]

藤村大河
士郎達が通う穂群原学園の英語教師。士郎のクラス担任。
美綴綾子
穂群原学園の生徒。弓道部主将。
柳洞一成
穂群原学園の生徒。生徒会長。
氷室鐘
穂群原学園の生徒。
蒔寺楓
穂群原学園の生徒。
三枝由紀香
穂群原学園の生徒。
後藤劾以
穂群原学園の生徒。
高橋和夢
穂群原学園の生徒。アニメ版でのみ登場。
アニメ版では名前が出ていなかったが、後に『氷室の天地 Fate/school life』で名前が明かされた。
マウント深山にある中華料理店「紅州宴歳館 泰山」の店長。

その他[編集 | ソースを編集]

衛宮切嗣
故人。士郎の養父。前回の聖杯戦争に参加。
藤村雷画
藤村大河の祖父。藤村組の組長で、切嗣と親交があった。
セラ
アインツベルンのメイド。
リーゼリット
アインツベルンのメイド。
ユスティーツァ・リズライヒ・フォン・アインツベルン
アインツベルンの冬の聖女。
キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグ
魔法使い。
ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト
時計塔での凛のライバル。
マーリン
生前のセイバーを王に導いた魔術師。
ベディヴィエール
答えを得て安らかな眠りについたセイバーを見守る、「Fate」ルートのラストを締めくくる騎士。
モードレッド
セイバーの息子。本作では男性として言及されている。
アニメ『Fate/stay night』用にビジュアルと詳細設定が作られ、正式にキャラクター化した。後に女性に設定改変され現在に至る。
ケイ
セイバーの義兄。『Fate/hollow ataraxia』などで言及されていたが、TVアニメ版『unlimited Blade Works』のドラマCDで霊体として登場した。
シールダー
盾のサーヴァント。PC版のプロット段階で消えたヒロイン候補。アニメ企画時に再度登場案が練られたが、やはりお蔵入りとなった。
特典冊子『Fate/unpublished material』にてアニメ企画時の設定資料が公開されている。
アーネスト・グレイヴヒル
死体使いの魔術師。シールダーの召喚者で本来のマスター。
シールダー同様に本編には未登場。設定は『Fate/unpublished material』によるもの。

用語[編集 | ソースを編集]

聖杯戦争
万物の願いをかなえる「聖杯」を奪い合う争い。冬木市を舞台に行われる。
マスター
聖杯戦争の参加者。聖杯の助けでサーヴァントを召喚し、従える。
サーヴァント
過去・現在・未来に存在する英雄の魂が聖杯の助けによりマスターに召喚された存在。基本的にセイバー・アーチャー・ランサー・ライダー・キャスター・バーサーカー・アサシンの七つのクラスが存在する(が、例外もある)。

舞台[編集 | ソースを編集]

舞台となるのは周囲を山と海に囲まれた自然豊かな地方都市「冬木市」。 例によって月姫空の境界とは共通の世界観を持つが、ある喫茶店越しにしか接点が無い。

製作スタッフ[編集 | ソースを編集]

  • 企画:武内崇・奈須きのこ
  • 原案・構成・シナリオ:奈須きのこ
  • 原画・キャラクターデザイン:武内崇
  • スクリプト:つくりものじ
  • スクリプトアシスト:奈須きのこ、OKSG、笹谷徳郎
  • デザイン・武器イラスト:こやまひろかず
  • グラフィック:こやまひろかず(チーフ)、BLACK、蒼月誉雄
  • プログラム:清兵衛
  • サウンドプロデューサー:芳賀啓太
  • サウンドエフェクト:芳賀啓太、James Harris
  • 音楽:KATE、James Harris、NUMBER 201
  • 広報・HP運営:OKSG
  • ディレクター:奈須きのこ
  • 製作総指揮:竹内友崇
  • 雑誌記事:処刑広報
  • 制服と宝石ペンダントのデザイン:桐原小鳥
  • サイドマテリアルおよびアレ本の製作:OKSG

主題歌[編集 | ソースを編集]

無印
オープニングテーマ「THIS ILLUSION」
作詞:芳賀敬太 / 作曲・編曲:NUMBER 201 / 歌:M.H.
エンディングテーマ「days」
作詞:芳賀敬太 / 作曲・編曲:NUMBER 201 / 歌:CHINO
Realta Nua
オープニングテーマ
「黄金の輝き」(PS2版・PC版)
作詞:芳賀敬太 / 作曲:KATE / 歌:NUMBER201 feat. MAKI
「ARCADIA」(PS Vita版・セイバールート)
作詞:Rico / 作・編曲:齋藤真也 / 歌:earthmind
「HORIZON」(PS Vita版・遠坂凛ルート)
作詞:Rico / 作・編曲:齋藤真也 / 歌:earthmind
「Another Heaven」(PS Vita版・間桐桜ルート)
作詞:Rico / 作・編曲:齋藤真也 / 歌:earthmind
エンディングテーマ「Link」
作詞:芳賀敬太 / 作曲:KATE / 歌:NUMBER 201 feat. rhu
TVアニメ2006年版
オープニングテーマ
「disillusion」(1 - 14話)
作詞:芳賀敬太 / 作曲:Number201 / 編曲:川井憲次 / 歌:タイナカサチ
「THIS ILLUSION」のリアレンジ版。歌詞・メロディの変更は無い。
「きらめく涙は星に」(15 - 24話)
作詞:芳賀敬太 / 作曲:KATE / 編曲:十川知司、Number201 / 歌:タイナカサチ
エンディングテーマ
「あなたがいた森」(1 - 13、15 - 23話)
作詞:Manami Watanabe / 作曲:Yoshiaki Dewa / 編曲:Yoshiaki Dewa、Zentaro Watanabe / 歌:樹海
「ヒカリ」(14話)
作詞:Manami Watanabe / 作曲:Yoshiaki Dewa / 編曲:Yoshiaki Dewa、Takeshi Fujii / 歌:樹海
「君との明日」(24話)
作詞・作曲・歌:タイナカサチ / 編曲:金子隆博
総集編オープニングテーマ
「disillusion-2010-」
作詞:芳賀敬太 / 作曲 - NUMBER201 / 編曲:宮崎歩 / 歌:タイナカサチ
「THIS ILLUSION」再度のリアレンジ版。
総集編エンディングテーマ
「With...」(前半分)
作詞:Manami / 作曲・編曲:Dewa Yoshiaki / 歌:樹海 feat. タイナカサチ
「雲のかけら」(後半分)
作詞:芳賀敬太 / 作曲:山元祐介 / 編曲:出羽良彰 / 歌:タイナカサチ feat. 樹海
劇場版『UNLIMITED BLADE WORKS』
主題歌
「Voice〜辿りつく場所〜」
作詞・歌:タイナカサチ / 作曲:山元祐介 / 編曲:小山晃平
TVアニメ2015年版( [Unlimited Blade Works])
オープニングテーマ
「ideal white」(1 - 9、11 - 12話)
作詞:meg rock / 作曲:Carlos K.、Toshi-Fj / 編曲:Carlos K. / 歌:綾野ましろ
第0話ではエンディングテーマとして使用。第10話では未使用。
「Brave Shine」(13 - 19、21 - 24話)
作詞:aimerrhythm / 作曲:小山寿 / 編曲:玉井健二、大西省吾 / 歌:Aimer
第20・25話では未使用。
エンディングテーマ
「believe」(1 - 11話)
作詞・作曲・編曲:梶浦由記 / 歌:Kalafina
第0・12話では未使用。
「ring your bell」(13 - 14、16 - 24話)
作詞・作曲・編曲:梶浦由記 / 歌:Kalafina
第25話では未使用。
「ring your bell (in the silence)」(15話)
作詞・作曲・編曲 - 梶浦由記 / 歌 - Kalafina
上曲リアレンジ版。
挿入歌
「THIS ILLUSION」(12話)
作詞:芳賀敬太 / 作曲:NUMBER 201 / 編曲:深澤秀行 / 歌:LiSA
リアレンジ版。実質的に当該回エンディングとして使用。
「LAST STARDUST」(20話)
作詞:aimerrhythm / 作曲:飛内将大 / 編曲:玉井健二、飛内将大 / 歌:Aimer
劇場版『[Heaven's Feel]』
第一章主題歌
「花の唄」
作詞・作曲・編曲:梶浦由記 / 歌:Aimer
第二章主題歌
「I beg you」
作詞・作曲・編曲:梶浦由記 / 歌:Aimer
第三章主題歌
「春はゆく」
作詞・作曲・編曲:梶浦由記 / 歌:Aimer

アニメ[編集 | ソースを編集]

『TVアニメ Fate/stay night』[編集 | ソースを編集]

  • 2006年1月~6月に放送されたTVアニメ。全24話。
  • Fateシリーズ初のメディアミックス、かつ全年齢向けとして作られた作品。
  • 主な製作はジェネオン・エンタテインメント(現在はNBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン)。アニメーション制作会社はスタジオディーン、販売会社はジェネオン・エンタテインメント。ジェネオン・エンタテインメントはアニメ化以前から販売会社として型月と関わりを持っている会社で、『月姫』や原作ゲームである『Fate/stay night』、コンシューマー版となる『Fate/stay night[Réalta Nua]』のサントラなどを販売している。
  • 声優による声が初めてついたのもこの作品であり、本作の音響監督である辻谷耕史氏、原作サイドの奈須きのこ氏と武内崇氏による本作でのキャスティングが現在に至るまで影響を及ぼしている。
  • 奈須きのこ氏が全24話の初稿プロットと脚本監修を担当、武内崇氏がキャラクターデザイン監修、オリジナル衣装制作、1期OP絵コンテを担当。奈須は初稿プロットを担当した為、実質的には正規の脚本家扱いとなっている。その為、脚本家座談会にも普通に登場していた。脚本には岡田麿里や花田十輝など、後にヒット作を多数輩出する脚本家が参加している。
  • ストーリーはFateルート。ただし、初稿プロット担当の奈須氏が他のルートの展開をつまんだ他、アニメオリジナルに積極的な姿勢を示したため、UBWルートとHFルートに加え奈須氏によるアニメオリジナルが含まれる。終盤には完全なFateルートに帰結する。
  • 本編では原作の立ち絵が忠実に再現されており、DVDのホーム画面が原作全ルート制覇後を模した物であるなど、原作プレイヤー向けの細かいファンサービスが豊富。
  • 累計ソフト売り上げは101万枚(1,013,369枚)以上。2010年3月時点で100万枚を超えるミリオンヒットが報道され、同年8月に発売されたDVD-SETがオリコンで13,369枚が記録されている。
  • 「FateProject」内で今作は紹介されていない。これはTYPE-MOONとアニプレックスの共同企画の名称である為、版権元が別である本作が紹介されない事は版権の都合上の事で、特別な措置ではない。TYPE-MOON主催のイベントではこの限りではなく、15周年に際しては型月がスタジオディーンからの祝辞を掲載したり、「TYPE-MOON展 Fate/stay night -15年の軌跡」(2019年12月20日~2020年4月5日)では本作の映像も利用されている。
  • 本作が後続作品に与えた影響は大きく、声優はほとんどが続投している他、モードレッドやマシュといった本作の初期プロットから誕生にこぎついたキャラも少なくない。また、FGOに関わっているイラストレーターの中には奈須氏が本作を縁に知り合ったと明言している人物もいる。
  • 原作サイドのコメント
奈須きのこ『アニメ完結おめでとう&おつかれさまでした。準備期間から数えて約一年、これだけ長くアニメ製作に関われたのは初めての事でした。毎回高いクオリティを維持してくださったスタッフの皆さん、原作の無茶なところ、矛盾したところを上手くまとめてくださった山口監督、素晴らしい音楽を提供してくださった川井憲次氏、丁寧な音作りをしてくれた辻谷音響監督、その他たくさんの縁の下の力持ちたちに感謝と拍手を。アニメ版Fate最大の魅力はエンディングです。一つの物語が終わって、誰もいなくなった部屋に残された「ここにいた証」を見た時「ああ、良かった」と心の底から思いました。放映が終わった七月の寂しさに耐える奈須でした。』
武内崇『クセの多い原作に最後まで付き合っていただきました。原作ではほとんど描けなかった士郎がアニメでは大活躍。自分にも描けない絶妙な表情を見せてくれ、新たな魅力にたくさん気付けました。一番好きなシーンはギルが消滅する時にセイバーの頬を撫でるシーン。原作では奈須に絵にしなくていいと言われ描けなかった事に後悔があったんです。アニメ版のこのシーンは映像にするならこんな感じ、というドンピシャなものでした。くすぶっていた想いも晴れて成仏したような感じです(笑)』
話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 総作画監督 作画監督
第1話 始まりの日 佐藤卓哉 山口祐司 吉田俊司 石原恵 西田亜沙子
第2話 運命の夜 佐藤卓哉 柳沢テツヤ 古川政美 小林利充 江森真理子
第3話 開幕 志茂文彦 高本宣弘 高山功 石原恵 石野聡
第4話 最強の敵 岡田麿里 藤原良二 秋田谷典昭 小林利充 塩川貴史
第5話 魔術師二人〈前編〉 花田十輝 喜多谷充 岡嶋国敏 石原恵 波風立流
第6話 魔術師二人〈後編〉 佐藤卓哉 古川政美 古川政美 小林利充 かどともあき
第7話 蠢動 花田十輝 柳沢テツヤ 吉田俊司 石原恵 藤井まき
第8話 不協の旋律 志茂文彦 ほしかわたかふみ 高山功 小林利充 徳田夢之介
第9話 月下流麗 岡田麿里 高本宣弘 秋田谷典昭 石原恵 波風立流
第10話 穏やかな幕間 佐藤卓哉 藤原良二 岡嶋国敏 小林利充 江森真理子
第11話 鮮血神殿 志茂文彦 うえだしげる うえだしげる 小林利充 かどともあき
第12話 空を裂く 岡田麿里 柳沢テツヤ 吉田俊司 石原恵 塩川貴史
第13話 冬の城 佐藤卓哉 藤原良二 古川政美 小林利充 波風立流
第14話 理想の果て 花田十輝 高本宣弘 吉田俊司 石原恵 徳田夢之介
第15話 十二の試練 志茂文彦 鎌倉由実 岡嶋国敏 小林利充 波風立流
第16話 約束された勝利の剣 岡田麿里 藤原良二、山口祐司 小林浩輔 石原恵 かどともあき
第17話 魔女の烙印 佐藤卓哉 うえだしげる うえだしげる 小林利充 江森真理子、奥野浩行
第18話 決戦 花田十輝 柳沢テツヤ 吉田俊司 - 中野典克、添田直子、佐藤義和、小澤円、小林利充、江森真理子、山元浩
第19話 黄金の王 志茂文彦 高本宣弘、山口祐司 うえだしげる 小林利充 堀越久美子、奥野浩行
第20話 遠い夢跡 岡田麿里 喜多谷充 岡嶋国敏 石原恵 波風立流
第21話 天地乖離す開闢の星 花田十輝 ほしかわたかふみ 高山功 小林利充 波風立流、江森真理子
第22話 願いの果て 佐藤卓哉 喜多谷充、高本宣弘、山口祐司 うえだしげる - 徳田夢之介
第23話 聖杯 志茂文彦 柳沢テツヤ 吉田俊司 小林利充 小林利充、江森真理子、奥野浩行
第24話 全て遠き理想郷 岡田麿里 藤原良二、山口祐司 山口祐司 - 石原恵、徳田夢之介

『劇場版 Fate/stay night - UNLIMITED BLADE WORKS - 』[編集 | ソースを編集]

  • 2010年に上映された劇場用アニメ。PG12指定。
  • TVアニメ版に引き続き、主な製作はジェネオン・エンタテインメント。アニメーション制作会社はスタジオディーン。
  • 全国13劇場という超小規模上映としては異例の好成績を叩きだしFate人気を見せつけた。
  • 元々はテレビアニメ制作時より制作陣の中で話題に上っており、キャストにも劇場版の予定がある事だけは知らされていた。
  • ストーリーは純正のUBWルート。ただし、映画一本という尺の都合上恋愛描写はほぼ省略されており、バトルに重点が置かれている。山口監督は製作委員会に『映画は分割作品にしたい』と訴えていたが、最終的には1部作の映画作品として制作されることになる。
  • 本作はあえて奈須氏が関わらなかった作品である。アニメシリーズの監督だった山口氏に対し「Fate/stay nightを任せられる」「思いっきりやって欲しい」と制作が決定したとの事。実は武内氏も本名として参加しており、キャラデザ担当の石原氏に個人的にデザイン監修を行っていた事も明らかになっている。
  • ガイドブックやビジュアルガイドなどでたびたび関係者内では非常に好評だったと記録されており、本作に対し奈須氏らは「アニメーションの最高峰」「原作としてこれ以上嬉しい事はない」と賛辞を送っている。
  • 本作のメインビジュアルを描いた山中虎鉄氏は、2016年に『Fate/Grand Ordar』でラスボスのビジュアルも担当している。理由は本作のメインビジュアルを描いてくれた縁によるもので、奈須氏が頼み込んだとの事。
  • UBWという長い物語を僅か100分に収めるのは製作側としても苦労したようで、監督の山口祐司は映画のパンフレットにて「まずは脚本・構成。PS2版で30時間あるUBWをどう作れば良いんだ、三部構成にしてくれ!って小倉さん(プロデューサー)に何度も言ったくらい(笑)。脚本を削っていく作業がとにかく苦しかった」と語っている。

『TVアニメ Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』[編集 | ソースを編集]

  • 2014年から2015年にかけて放送されたTVアニメ。全26話+特典映像。うち3本は1時間SPであり、そのほか未公開映像もBDBOX特典として収録されている。
  • ストーリーはUBWルート。ただし、新事実(キャスターの元マスター、ロンドン編等)を盛り込みたいという奈須氏の意向から「UBWルート+アニメオリジナル」となっている。また、劇場版とタイトルが被らないようにUBW部分にカッコが付いている。
    • 結末は原作のトゥルーエンドだが、BD-BOX特典映像として、グッドエンドを描いた約10分の短編『sunny day』が収録されている。
  • 主な製作はアニプレックス。アニプレックスは『空の境界』『Fate/Zero』のプロデュース・宣伝・販売のほか『Fate/Grand Order』の企画・宣伝を担当しており、直系傘下のアニメーションスタジオ「A-1 Pictures」が『Grand Order』のアニメーションを担当している。本作以降、『stay night』関連商品はアニプレックスや親会社のソニーから主に販売されている。
  • アニメーション制作は『空の境界』『Fate/Zero』アニメーション制作、『[Réalta Nua]』OPアニメーション制作を担当したufotable。映像は全話数をufotable社内でほぼ制作しており、監督、主要スタッフ、各話演出陣、各話脚本家も一部を除き社内スタッフを主に起用している。
  • 奈須きのこ氏が全26話の脚本監修を担当したほか、オリジナル展開の原案・設定制作も担当し、オリジナルシーンや数話分の脚本の執筆も修正という形で自ら担当している。
  • 武内崇氏はプロデューサー、オリジナル衣装制作を担当している。本作は武内氏の要望もあり、絵柄を原作では無く、2014年時点での氏の絵柄に合わせて制作されている。また、衣装も現代に合わせたものになり、特に藤村大河の私服に関しては武内氏の「大人としての立場を強調したい」という要望により大幅な変更が加えられた。
  • 当初はFateルートをアニメ化する予定だったが、スタッフ内では、どのルートにするか意見が割れていた(全ルート派「奈須・武内」、UBW派「アニプレックス岩上P」、HF派「キャラクターデザイン須藤、三浦監督」)。奈須氏はFateルートをただ映像化するだけなら既に展開されている作品と変わらないため、現代向けに相当なアレンジを加える必要があると考えていた。その後、協議の結果「衛宮士郎の物語」としてよりアニメ向きな「UBW」がアニメスタッフ側より提案される。奈須氏は、UBWならば2クールでリメイクする事に意義を見出せると判断し、正式にUBWルートに変更となった。
  • 本作は、「主人公である士郎を客観的視点でどれだけ視聴者の胸に届けられるか」「2014年の新たなUBWを制作する」という奈須氏の方針を軸に制作されている。そのため客観的に伝わりやすくするため、後述のアーチャー戦など士郎に関する描写が原作より変更されている部分もある。
  • アニメオリジナル展開は奈須氏自らの手で制作・執筆されている。また、当時企画中であった『月姫(リメイク版)』『Grand Order』とシナリオをリンクさせる試みが行われるも、両作品の販売・配信延期により放送時期内の実現は叶わなかった。しかしアニメ第2期や『Grand Order』第1部にその名残が残っている。
  • 前述のように奈須氏はアニメオリジナル展開に積極的であり、バーサーカーの生命ストックやギルガメッシュ関連については奈須氏自らが大胆な改変を加えている。また、士郎とアーチャーの戦いは、ufotableが用意した原作通りの流れの脚本に待ったをかけ、アニメという媒体向けに自ら脚本を執筆している。これは前述の通り「衛宮士郎という人物の思いを客観的に伝えるため」の改変である。奈須氏は自らが手掛けたオリジナル展開に対し、「アニメは原作と別物であり、違うジャンルの娯楽です。だから同じ読後感、同じ高ぶりを求めるのは前提が間違いです。アニメ版UBWはゲームでしか表現できない言葉の積み重ねを廃したかわりに、映像と演出、時間のコントロールで物語の裏側を表現しています」と語っている。
  • 回想シーンではアニメ『Fate/Zero』を意識した演出も描かれており、これらの場面ではゲストコンポ―サーである梶浦氏が手掛けた音楽が使用されている。ただし、後述の理由もあるため『Zero』を視聴していない視聴者でも本作のみで話が分かる程度に演出は抑えられている。
  • セイバールート前提で語られる部分も奈須氏を中心に制作されており、奈須氏自身が『stay night』としては初めて小説として手掛けたセイバーの過去を描く小説『Garden of Avalon』がBD BOXⅠの特典として執筆されている。また、この特典小説は後に配信された『Grand Order』の伏線として執筆された面もある。
  • 最終話でサプライズ的に展開された「ロンドン編」は、「原作通りのEDでは衛宮士郎の物語として話を終わらせるには少し弱いのではないか」というufotable代表の近藤氏の提案により制作が決定した。奈須氏はロンドン編に合わせ今まで未発表であった魔術協会の設定を提供し、ufotableが脚本を制作、奈須氏が監修と追加執筆を担当している。
  • 本作で新たに設定されたアニメオリジナル設定・展開・登場キャラクターは同時期に企画が進行され、後に発表される関連作品『strange Fake』『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』などでも使用されている。
  • 企画発表当時、別の作者が書いた『Zero』が『stay night』と直接繋ぎあわせると辻褄が合わない設定・矛盾した発言など多くの問題が発生してしまい、更にTVアニメ『Fate/Zero』の収益が良かっただけに「ufotableは『Zero』の内容と矛盾が起きないよう、無理矢理『stay night』の設定を変更してくるのではないか?」という不安の声がファンの間で囁かれていた。
    奈須氏もこの問題には気づいており竹箒日記で言及している[出 1]
竹箒日記から放送前には下記の文章が公開されている。
「極端な話ですが、物語性においても映像面においても『Zero』とは別のモノと考えてください。
『stay night』が目指したものと『Zero』が目指したものは別のもの。これを無遠慮に繋げてしまうと物語も空気感も破綻します。
『stay night』も『Zero』も違う作家が書いた違う物語だからこそ、互いを尊重しあえるものなんです」

暴論である事は覚悟の上での発言でした。
自分はZeroという大仕事を終えてくれたスタッフに「前の仕事の方法論は忘れてほしい」と言ったのです。
そんな中、その場に集まったスタッフの皆さんははっきりと返してくれました。
「勿論わかっています。これはZeroの続編ではなく、stay nightという新作ですから」と。

―――この時点で、奈須きのこの“でも今になってFateってどうなの?”なんて迷いは消えました。
あれだけの成功の後に、こんな言葉を即答できるスタッフとものづくりができる事に感謝を。
今は『ufo版Fate/stay night』が10年の歳月に相応しいものに仕上がるよう、微力ながらお手伝いさせていただいております
本作の監督を務めた三浦貴博氏もインタビューで、
「やはり同じ製作スタッフが手掛けている以上、『Fate/Zero』をご覧になった方は、あの物語の続きとして本作を見ると思うんです。切嗣やイリヤの存在については、スタッフも意識せざるえません。
ただ、『Fate/stay night』は『Fate/Zero』とは別の作品であるという意識で臨んでいます。シナリオ打ち合わせの際も、よくそのことをスタッフみんなで確認し合っています。作品の成り立ちもユーザーの視線も『Zero』の続きとしての『stay night』であるけれども、『Zero』は『stay night』原作ゲームがあっての『Zero』であり、今回の『Fate/stay night』はそれ単体で成り立つ映像作品でなければならないと」とコメントした。
    • とはいえ実際には明らかに『Zero』を意識としたと思われる描写や設定の大幅な変更なども非常に多く(流石に「『Zero』を見なければ意味が分からない」と言う事は無いが)、この点についてはファンの間で物議を醸すこととなった。ただ、奈須氏の改変癖は本作に限った話ではないし、また本作でも『Zero』とは関係ない設定改変も多い。そのため、「特別『Zero』を意識した訳ではないが、それはそれとして(原作通りにやる事よりも)最新の設定に変更する事を優先した」と考えれば矛盾はない。
  • 映像媒体の販売はBDBOXのみとなり、2015年12月時点で売り上げは37万枚(376,375枚)を超えている。ufotableはTVアニメ作品としては(2015年当時の)ufotable史上最高売り上げと発表している。判明している売り上げ枚数ではFate/Zeroの方が上だが、定価で買った場合こちらが数千円高いため最高売り上げ金額としては矛盾していない。
  • 原作サイドのコメント
奈須きのこ『本作は(2015年時点において)最もアニメ制作の現場に関わった作品になりました。僕らはあくまでコンテンツを提供しているだけなので、ufotableさんの100分の1の苦労もしていませんが、見事に走り切ったという充実感と夢だったんじゃ?という気持ちもある。それぐらい素晴らしい映像化となりました。僕らはどこまで行っても、ufotableさんという巨大な船にお邪魔して、「今度はあっち行こうぜ!」と言っているお客さんなんです。「空の境界」を含めufotableさんとは7年以上一緒にやってきましたが、僕らは彼らと"モノ"を作るスタンスがとても近い存在だと思っています。「最終回にロンドン編」という無茶ぶりにも食いついてきてくれる。ufotableさんとのこの関係がずっと続けばと僕は思います。』 [出 2]
武内崇『自分たちの作品がとても素晴らしい形でアニメ化されていくのを体験させてもらいました。今作は奈須とufotableさんの想いがかたちとなった「stay night」がアニメとして生まれ変わることを成し遂げたと感じます。自分たちとufotableさんは作り手として近いところがあって、一緒に楽しみながらものを作ることができるのですが、それも大人がいないと成立しません。そんな僕たちの無茶をアニプレックスさんがくみ取ってくれる。だからこそ「ロンドン編」も実現できた。長年やってきた座組でお互いに信頼感もあるプロジェクトだと思っており、本当にありがたいと思っています。』[出 3]
話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督
1stシーズン
#00 プロローグ ufotable 佐藤和治 三浦貴博 須藤友徳、田畑壽之
#01 冬の日、運命の夜 野中卓也 佐藤哲人、茂木貴之
#02 開幕の刻 笹嶋啓一 栖原隆史 石塚みゆき、青木拓也
藤崎静香
#03 初戦 佐藤和治
一ノ瀬樹
三浦貴博 恒松圭 須藤友徳、碇谷敦
#04 戦意の在処(ありか) 佐藤和治 野中卓也 佐藤哲人
#05 放課後に踊る 白井俊行 白井俊行
高橋健二
白井俊行
#06 蜃気楼 桧山彬 高橋タクロヲ 加藤やすひさ
#07 死闘の報酬(こたえ) 栖原隆史 菊池隼也、石塚みゆき
#08 冬の日、心の所在 佐藤和治 野中卓也 茂木貴之
#09 二人の距離 桧山彬
佐藤和治
宇田明彦 青木拓也
#10 五人目の契約者 一ノ瀬樹
佐藤和治
三浦貴博 丸山裕介 加藤やすひさ、佐藤哲人
#11 来訪者は軽やかに 佐藤和治 高橋健二
栖原隆史
緒方美枝子
#12 最後の選択 桧山彬
佐藤和治
白井俊行
高橋タクロヲ
須藤友徳、田畑壽之
茂木貴之、小船井充
青木拓也、清水慶太
石塚みゆき、菊池隼也
2ndシーズン
#13 決別の刻 ufotable 佐藤和治 三浦貴博 高橋タクロヲ 茂木貴之、石塚みゆき
田畑壽之
#14 コルキスの王女 栖原隆史 青木拓也、緒方美枝子
須藤友徳
#15 神話の対決 三浦貴博 野中卓也 佐藤哲人
#16 冬の日、願いの形 一ノ瀬樹 宇田明彦 田畑壽之、石塚みゆき
塩島由佳
#17 暗剣、牙を剥く 佐藤和治 阿部望
安田慎介
青柳隆平 菊池隼也、緒方美枝子
#18 その縁は始まりに 桧山彬
佐藤和治
一ノ瀬樹 野中卓也 茂木貴之
#19 理想の末路(こたえ) 佐藤和治 栖原隆史 丸山裕介 青木拓也、須藤友徳
#20 Unlimited Blade Works. 栖原隆史 佐藤哲人、石塚みゆき
田畑壽之
#21 answer 三浦貴博 高橋タクロヲ 緒方美枝子、菊池隼也
塩島由佳、田畑壽之
#22 冬の日、遠い家路 野中卓也 辻雅俊、茂木貴之
#23 顕現 三浦貴博 三浦貴博
竹内將
佐藤哲人、青木拓也
石塚みゆき
#24 無限の剣製 白井俊行 茂木貴之、菊池隼也
塩島由佳
#25 エピローグ ufotable 三浦貴博 三浦貴博
竹内將
須藤友徳、田畑壽之
青木拓也
特典映像 sunny day ufotable 三浦貴博 須藤友徳

『劇場版 Fate/stay night [Heaven’s Feel]』[編集 | ソースを編集]

  • 2017年より順次公開された、全3章で構成される連作劇場アニメ作品。
  • 前作に引き続き製作をアニプレックス、アニメーション制作をufotableが担当する。
  • 監督は『劇場版 空の境界』以降、ufotable制作のTYPE-MOONアニメーション化作品のキャラクターデザイン・総作画監督を10年以上務めてきた須藤友徳。月姫時代からのファンとして知られており、奈須氏から『桜研究家』『ここまで細かく考察してくれる方は僕の知る限りそういない』と評されるほどのファンであり、本作の監督にも自ら立候補。須藤氏は監督・キャラクターデザインのほか全カットの総作画監督、一部アクションシーンを除く全ての絵コンテ(アクションの一部は『UBW』監督の三浦氏が担当)を担当している。
  • 奈須氏は各章のタイトル決め・脚本監修・アフレコ監修を務めているが、本作のシナリオ構成は須藤氏にほぼ一任しており、制作に深く関わりすぎないスタンスをとっている。
  • 武内氏もキャラクター原案・プロデューサーを務めるが奈須氏と同様に一視聴者という立場をとっている。
  • 『士郎と桜』を中心とした物語に再構成されており、オリジナル展開として第一章序盤では二人の出会いの物語が長い尺で展開されている。また、本作では間桐慎二について視聴者が彼の行動の意味を理解できるようにシナリオが構成されており、エンディングクレジットで慎二は士郎、桜に次いで3番目に表記されている。
  • 須藤氏の要望により内容はPC版の要素が強く取り入れられており、そのため第二章はPG12指定となっている。
  • 第一章は累計動員数約98万人、累計興行収入約15億円を記録。Blu-ray・DVDの累計出荷本数は2019年1月17日時点で10万枚を突破している。
  • 第二章は第一章の初週週末動員・興行収入を上回り、日本テレビ系の番組「ZIP!」でも週間映画ランキング1位として取り上げられた[出 4]。公開6週目の時点で累計動員数約100万人、累計興行収入約15億円を記録し、第一章を上回る形となった。
  • 第三章は桜の開花時期に合わせ、2020年3月28日に公開される予定だったが、同年に発生した新型コロナウィルスによる世界的なパンデミックの影響で公開が8月15日へ延期となった。
    • 後に2021年3月31日のBlu-ray・DVDの発売に先駆けて、ビデオマスター版が全国各地の劇場で2021年3月22日から特別上映という形で、桜の季節での公開が叶った。
第一章
『presage flower』
第二章
『lost butterfly』
第三章
『spring song』
監督 須藤友徳
脚本 桧山彬(ufotable)
総作画監督 須藤友徳
作画監督 滝口禎一、浅利歩惟、清水慶太、佐藤哲人、
菊池隼也、山岡峻、島袋リカルド、秋山幸児
秋山幸児、佐藤哲人、島袋リカルド、三宅舞子、
田中敦士、塩島由佳、浜友里恵、藤原将吾
秋山幸児、佐藤哲人、田中敦士、緒方美枝子、
三宅舞子、塩島由佳、渡邉八恵子、浅利歩惟、
茂木貴之、五味伸介
絵コンテ 須藤友徳、三浦貴博 須藤友徳、三浦貴博、恒松圭
演出 恒松圭、碇谷敦、三浦貴博 恒松圭、三浦貴博、南野純一、野中卓也 恒松圭、三浦貴博、南野純一、野中卓也、高橋賢

その他[編集 | ソースを編集]

好きなキャラクター(ジェネオン版『Fate/stay night』関係者)
衛宮士郎役・杉山紀彰⇒明言していないが、代表作に士郎を挙げている
セイバー役・川澄綾子⇒ギルガメッシュ
遠坂凛役・植田佳奈⇒ギルガメッシュ(劇場版UBW視聴後は新たにランサー)
間桐桜役・下屋則子⇒アーチャー
イリヤ役・門脇舞以⇒バーサーカー
藤村大河役・伊藤美紀⇒イリヤ
ライダー役・浅川悠⇒間桐慎二
キャスター役・田中敦子⇒藤村大河
バーサーカー役・西前忠久⇒イリヤ
ギルガメッシュ役・関智一⇒セイバー
間桐慎二役・神谷浩史⇒ランサー
葛木宗一郎役・中多和宏⇒キャスター
言峰綺礼役・中田譲治⇒セイバーとバーサーカー
衛宮切嗣役・小山力也⇒衛宮切嗣
柳洞一成役・真殿光昭⇒全て
監督・山口祐司⇒藤村大河
キャラクターデザイン・石原恵⇒セイバー(頬を膨らませた)
音響監督・辻谷耕史⇒セイバー
音楽・川井憲次⇒藤村大河
男性スタッフ総合⇒葛木宗一郎
女性スタッフ総合⇒ギルガメッシュ

(アニメスピリチュアル、ビジュアルガイド参照)

好きなキャラクター(アニプレックス版『Fate/stay night』関係者)
UBW監督、HFアクション演出・三浦貴博⇒衛宮士郎、イリヤスフィール、ギルガメッシュ
キャラクターデザイン、HF監督・須藤友徳⇒間桐桜、衛宮士郎

(アニメビジュアルガイド参照)

脚注[編集 | ソースを編集]

注釈[編集 | ソースを編集]


出典[編集 | ソースを編集]

  1. 竹箒日記2014/1/31
  2. Fate/stay night [Unlimited Blade Works]アニメビジュアルガイド P148-P152 より
  3. Fate/stay night [Unlimited Blade Works]アニメビジュアルガイド P148-P152 より
  4. Fate/stay nightTwitter2019年1月16日10:50

リンク[編集 | ソースを編集]