主人公 (Grand Order)
主人公 (Grand Order)
- CV:島﨑信長(男性)
『Fate/Grand Order』でプレイヤーの分身たる役目を担う主人公。男性と女性が選択可能。
アニメ版『First Order』での名前は「藤丸 立香(ふじまる りつか)」で、性別は男。
- 略歴
- 人理継続保障機関カルデアのマスター候補の中から、ただの数合わせとして呼ばれた「素人」の日本人。そのためサーヴァントや聖杯に関する知識はほとんど無いが、強い意志を内に秘めている。
- カルデアの最後の来館者として入館しており、それより以前の経歴は不明。しかし二十一世紀の日本都市部の光景に馴染みがあることから、それに近い水準環境で生活していた模様。
- 狂った人類史を正すため、英霊召喚システム「フェイト」を使ってサーヴァント達を召喚し、時空を超えて7つの聖杯探索に挑む事になる。
- 説明会で居眠りしてしまったために最初のレイシフト実験からは外されていたのだがそれがある意味功を奏し、レフ・ライノールの仕組んだ爆発事故のために、成り行きでマシュ・キリエライトと共にファーストオーダー=冬木へのレイシフトを行うこととなる。
- カルデアの外は滅亡同然の状態となってしまった上、他のマスター候補は全員[1]爆発によって危篤状態にあり、治療も行き届かないためにやむなく凍結保存を行ったため、増員は不可能。主人公はただ一人、最後のマスターとして戦いに臨むこととなる。
- 人物
- カルデアのアナウンスによると、塩基配列はヒトゲノム。霊器属性は善性・中立。オルガマリーに年下と言われること、酒盛りのシーンでもソフトドリンクを勧められることからおそらく未成年。一人称はほとんどの場面で「自分」となっているが、第五章では「オレ(男主人公)」「わたし(女主人公)」になっていた。なお、ドラマCDの男主人公は「俺(音声なので表記は不明)」、『マンガで分かる!』の女主人公は「私」。
- 原則的に選択肢によってのみ発言するが、主人公 (EXTRA)ほど大きく変わって見える選択肢がそう無いので一貫的にも見える。中にはツッコミに回る一面もあったり、天然なのか意図的なのかボケることもあったりとコミカルなシーンが多い今作ではオールラウンダーな所もあったりする。
- 敵どころかサーヴァントクラスの相手にも基本的に臆しないなど、一般人らしからぬ大胆不敵さの持ち主であり、第一章ではエリザベートや清姫に対してキレて煽る様な発言をしたり、サーヴァントによっては「怖くないか?」という問に対しても自然な対応で返している。一方で歯に衣着せぬ物言いが多い事から「一言多い」と突っ込まれる事もしばしば。
- ただし、彼我の力の差や死への感情など、状況判断や精神に欠陥・欠落があるわけではなく、ヘラクレスに追われたときや、マシュを守るためにモードレッドの前に立った時など、内にある恐怖心をサーヴァントに見抜かれることもある。時折挫けそうになり、振り返りもするがそれも一瞬で、己の弱さを言い訳にせず、前に出る決断力があり、自分が一番苦しい状況であっても他者に手を差し伸べている。
- 自分に出来る事を出来る範囲で努力し、出来ない事は出来る範囲に収めようとする。先達の助けを借りて未来を夢見ており、絶望的な状況下でも人間として正しく抗い続ける。
- そういった性格や姿勢はサーヴァント側からも見込まれる事も多く、実際に主人公と一時的に共闘・仮契約したサーヴァントからは別れの際「良い指示(采配)だった」「またどこかで契約できれば」などと再会を望まれている。
- マイルームでは性別問わずサーヴァントに触りたがるところがあり、困惑されたり窘められたり怒られたりと、積極的なボディタッチもコミュニケーションの一つの模様。
- 善を知りながら悪を成し、善にありながら悪を許す故に、善悪や強弱で区別したり引き下がる性格ではない。作中での非道に怒ることはあっても、全てのサーヴァントを憎まず慈しむため、形式として従うだけで馴れ合いを拒絶するサーヴァントも最終的には根負けした形で変わり者のマスターを受け入れるケースが多い。また、自ら望んで変質し離れて行ったサーヴァントであっても自分の意志で助けようとするなど、例えその経緯が世界の危機と関係ない他人事であっても看過せず、損得関係なしに行動し、個々人と向き合う姿勢を貫いている。仮に一部のサーヴァントが自身に叛逆したとしても、サーヴァントの意思を尊重した上で「何度でも止める」という意思表示を見せている。そういった、戦術とは異なる意味でサーヴァントの扱いにはずば抜けて優れており、多種多様なサーヴァントを惹きつける強い心と求心力を持っているが、同性関係なく女性サーヴァントから好意を持たれるため、所謂「女難の相」を持っている。
- なお、様々なサーヴァントからの頼まれごとを気安く引き受け、解決のために助力することから、一部のサーヴァントから、主人公のマイルームは「サーヴァント悩み相談室」として扱われている。
- 能力
- マスター候補ではあるが、数合わせの一般枠であるため、訓練も受けていない。カルデア入館時に模擬戦闘を一回行ったのみである。
- 非常に多くのサーヴァントと契約することになるが、維持し続けるだけの魔力を持ち合わせているわけではなく、カルデアの魔力提供によるところが大きい。そのため、カルデアがサーヴァントの体を繋ぎ止め、そして主人公が心を繋ぎ止めておくことで互いを補完し、多くの契約を成り立たせていると言える。とはいえ、これほど多くのサーヴァントを繋ぎ止めたマスターは過去に例を見ない。そのことからエリザベート・バートリーやエミヤからは「世界で一番サーヴァントを知っているマスター」とされ、戦力編制に信頼を置かれるようになり、第5章の大規模な戦争を制した他、「二代目オルタちゃん」では誰がどの役割に適しているか、誰がサンタ・リリィを導くべきかを理解していた。どんなに破天荒な英霊であろうとサーヴァントの制御には問題はなく、この絶望的な状況においては根拠のない自信と楽観が最大の武器。
- 魔術の才能や魔力は平凡、凡庸と評されることが多く、目立った才能はない。しかしレオニダス曰く、どのような天才であれど此度のような天変地異の前では無力なため、魔術の才能は重要ではなく、人理を守る為にもっとも必要なものは困難から目を背けない性質とのこと。そのためか、平凡と評したサーヴァントもマスターの力を嘆いたり軽んじるような様子はない。
- 能力らしい能力といえば序章で出会うクー・フーリンから、運命を掴む天運(およびそれを前にした時の決断力)を持っていると評され、苦境を切り開く武器になっている。その先見の明を証明するかのように、延ばした手はあらゆる星を掴み、坂田金時をして「このマスターは神も鬼も人間とも繋がっちまう傑物だ」とまで言われるようになる。
- その他、呪腕のハサンからは「危険感知は一流」と言われており、勝ち目のない戦いであれば"少し"躊躇すると言われている(躊躇するだけで結局は誰かのために戦う)。感知能力の専門ともいえる一流のアサシンから認められるのは相当なものであるが、それが生まれ持っての先天的なものか、数多もの死地を乗り越えた故に身についた後天的なものかは不明。時として選択肢にもよるが、マシュからも「カルデアに来る前はブラック企業に居たのでは?」と理不尽なハードワークに対する適正の高さに疑いを示される面もある。
- また、ランスロットを援護するために丸太を運搬と投げ渡しを数回行っている他、第三章では味方側サーヴァント達の援護があったとはいえヘラクレスから逃れるためにエウリュアレを抱えながら走れるなど身体能力も優れている(「二代目はオルタちゃん」では援護なしにナーサリーやジャック、サンタ・リリィを抱えながら人形から逃走している)。第四章では普通の人間なら無事では済まない魔霧の中でも問題無く活動し、第六章では通常なら即死する静謐のハサンの猛毒でも「ちょっと痺れた程度」で平然としている。作中ではマシュとの契約の影響で耐毒スキルの類が付加されているためだろうとされているが詳細は不明。
- 戦闘ではサーヴァントのサポート役に徹しており、装備した礼装に応じたサポートスキルや、令呪を用いた回復などで自身のサーヴァント達を支援する。実際の戦闘ではマスターの有無の差が度々サーヴァントから語られ、令呪や魔力供給の関係上、マスターがいなければシャドウサーヴァントと変わらないらしく、戦いの要、力の中心、勝つも負けるもマスター次第と言われ、重要な役割を担うことになっている。
- なお、装備する礼装はプレイヤー自身が選択可能。礼装が切り替え可能なことはサービス開始初期から明言されていたものの、長らく基本であるカルデア礼装以外の礼装が実装されていなかったが、第四章の実装と同時に三種の礼装が追加され、以降も増える模様。追加礼装は、特定のクエストのクリアによって解放される。
魔術礼装
マスターの服装として装備するアイテムで、礼装を切り替えることで使用できるマスタースキルを切り替えられる。 外見も礼装に合わせて衣服と表情が変化し、同じ礼装でも男性と女性でデザインが異なっている。
- 魔術礼装・カルデア
- 人理継続保障機関・カルデアのマスターに支給される魔術礼装。デフォルトなだけあり多くの媒体ではこの姿で描かれる。アニメでの描写から、カルデア到着前に支給されていた模様。
- スキルは、味方単体のHPを大回復する『応急手当』、味方単体の攻撃力を超アップする『瞬間強化』、味方単体に回避状態を付与する『緊急回避』。
- カルデア戦闘服
- 人理継続保障機関・カルデアの技術部が激化する戦闘に耐えられるように作りだした魔術礼装。アニメ「First Order」ではファーストオーダーに向かう他のマスターが着用していることが確認できる。男性は白とグレー、女性は黄色と白を基調としている。
- スキルは、味方全体の攻撃力を上昇させる『全体強化』、無効・耐性を持たない敵単体に確実にスタンを付与する『ガンド』、バトルメンバー1人をサブメンバーと入れ替える『オーダーチェンジ』。
- 魔術協会制服
- 魔術協会の時計塔が優秀と認めた生徒に送られる魔術礼装。外見はオルガマリーの服装に近い。
- スキルは、味方全体のHPを回復する『全体回復』、味方単体の宝具ゲージを増やす『霊子譲渡』、コマンドカードを配りなおす『コマンドシャッフル』。
- アトラス院制服
- アトラス院が「最強であるものを作る」目的で試作した魔術礼装。シオン・エルトナム・アトラシアの服装に酷似している。メガネ着用。
- スキルは、味方単体に無敵状態を付与する『オシリスの塵』、味方単体の弱体状態を解除する『イシスの雨』、味方単体のスキルチャージを2進める『メジェドの眼』。
- アニバーサリー・ブロンド
- 騎士王が着用していた衣装を模した魔術礼装。女性ver.は遠坂凛から譲り受けたセイバーの私服、男性ver.はセイバー (Prototype)の私服がデザインベースになっている。
- スキルは、味方単体のバスター性能を超アップする『魔力放出』、スターを大量獲得する『勝利への確信』、味方単体にガッツを付与する『騎士の誓い』。
- ロイヤルブランド
- ある聖杯戦争で使用された、麗しき騎士の魔術礼装。女性ver.は髪型がポニーテールに変化する。
- スキルは、味方単体のクイック性能を超アップする『反応強化』、味方単体にスター集中状態を付与する『鉄の専心』、味方単体に必中状態を付与する『必至』。
- ブリリアントサマー
- ダ・ヴィンチ工房特製、対熱帯地帯用装備。つまりは水着であるが、戦闘機能も備えた魔術礼装。男性ver.はグリーンのハーフパンツ、女性ver.はオレンジのチューブトップビキニ。
- スキルは、味方全体のクイック性能をアップする『ランブル・パーティー』、味方単体に無敵貫通状態を付与する『必殺トライデント』、味方単体のHPを回復し宝具ゲージを増やす『シーハウス・シャワー』。
- 月の海の記憶
- とある並行世界にあるという、ある学園の制服を模した魔術礼装。
- スキルは、味方単体のアーツカード性能をアップする『霊子向上』、味方単体のスター発生率をアップする『完勝への布石』、敵単体に1回の強化無効状態を付与する『パニッシュメント』。
主人公 (マンガで分かる!FGO)
マンガで分かる!Fate/Grand Orderで登場する主人公。
登場作品と役柄
- Fate/Grand Order
- 主人公。
- ちびちゅき!
- 高等部所属。男女両方登場するが、転入早々廊下で寝腐れるというやらかしっぷり。(FGO本編でもカルデア施設内の廊下で寝ている場面から始まる)
- さらに寝言を聞くに、男のほうはエロキャラ、女のほうは所謂『リヨぐだ子』準拠の「とんでもない濃いキャラ」の疑惑が濃厚である。
人間関係
Fate/Grand Order
- マシュ・キリエライト
- パートナー。彼女に投げかける選択肢にはとても気遣いをかけ、彼女の成長を逐一褒めたり等優しい言葉が多い。
- また後述のように彼女が他者にバカにされた時は珍しく怒ったりもする。
- フォウ
- カルデアで最初に接触した相手。何故かはわからないがよく懐かれている。
- ロマニ・アーキマン
- 様々な面からサポートを行ってくれる上司。基本は敬語で接するも、サポートに障害があればロマニのせいかと疑ったり、空気を読めないときはタメ口で辛辣な言葉をぶつけたりもする。
- 揉めたり険悪な空気になることはなく、仲が良いと言える。
- オルガマリー・アニムスフィア
- 上司。初対面で遅刻・居眠りの上に全くのド素人ときて、あちらからの心象は最悪。冬木でなし崩し的に同行するうちに少しずつ認められるものの……
- レオナルド・ダ・ヴィンチ
- ロマニと同じようにサポートを行ってくれる天才サーヴァント。
- 基本はロマニに任せているが、要所でその並外れた知識や見識または技術を以って窮地を救ってくれる……が、平穏時には混乱を招くこともある。
- レフ・ライノール
- 本性を現す前は好意的に接されていた。
- ゲーティア
- この聖杯探求の旅における仇敵。この狂った人類史における最後のマスターとして敵対する立場だが、相手からは歯牙にもかけられていない。
- 「聖杯を七つ回収してみせたら敵として認識してやろう」という挑発と「諦めろ、それが一番楽な生だ」という、極めて屈辱的ながらも憐れみを投げられる。
- エドモンによると、視線を合わせた事で魂を縛られて監獄塔に送り込まれる為、もう”終わるもの”と認識された事が理由となっている。
ちびちゅき!
- 主人公 (EXTRA)
- コラボイベント等に先駆けて夢の主人公対決が実現。……内容はアメ食い競争であったが。
名台詞
Fate/Grand Order
本編
- 「おまえこそ何者だ」
- 序章にてロマニとの出会い。主人公の自室にいる彼に、何者かと聞かれての選択肢の一つ。
- 開口一番「サボッてた」と言うロマニの残念な人柄を見抜いたのか、あるいは部屋を使われた不満なのか、先輩らしき初対面の相手を"おまえ"呼ばわりである。
- 「いや、つい面白くて」
- 序章にて度々所長を刺激していることについて。
- 出会いからして印象最悪、嫌われていると言っても過言ではないが、主人公の方は所長に好意的で、あえて地雷を踏み抜く台詞。
- 怒鳴られても嫌われても気にせず、率直に踏み込んでいくこのスタンスは、後に契約する多くのサーヴァントとの関係に活かされていく。
- 「は虫類よりマシだ」/「ほ乳類の方が格上だ」
- 第一章オルレアン編より、町のど真ん中で大喧嘩しているトカゲとヘビへの仲裁の二択。当然どちらを選んでも2人は怒って襲いかかってくる。
- 直前の会話でマシュを「子犬」「猪武者」とバカにされたのが相当腹に据えかねたのか、サーヴァント相手に恐ろしく肝が座っている。
- 「よし、容赦なく倒してしまおう!」
- 第二章セプテム編にて、トカゲか竜かアイドルらしき生物反応に対しての選択肢で、一章で共闘して以来の再会だが敵と認識する方。
- これを選んでもエリザベートの制止により
残念ながら戦闘にはならない。
- 「海賊とか関係ない」/「フランシス・ドレイクが必要だ」
- 第三章オケアノス編にて、海賊だろうが頼るしかないんだろ、と揶揄するドレイクに対しての選択肢。
- 初対面、それも
悪魔 と呼ばれる程の大海賊に対して、真っ直ぐな言葉で口説く主人公に、豪快なドレイクも珍しく顔を赤くして感嘆するように息をついた。 - 善人・悪人問わず好かれやすい人柄が出ているシーンの一つ。
- 「傷は深いぞ、がっかりしろ」/「がんばれ、乙女」
- 第三章オケアノス編にて。信仰していたアルテミスの
恋愛脳 を目の当たりにし、傷心状態のアタランテに対しての心ない追い打ち。 - 明らかに冷かしており嫌がらせ以外のなにものでもないのか、アタランテに怒られてしまった。
- 「マシュと戦うのなら、その前に自分が――」
- 第四章ロンドン編にて、マシュに襲いかかろうとするサーヴァントに生身で挑もうとする無謀なシーン。
- 足が震えていると指摘されており、相当の恐怖を感じているようだが、それでもマシュを守るという彼女への想いと心の強さが窺える。
- その姿からモードレッドには「担ぎ甲斐のある阿呆」、マシュからは「カルデア一のマスター」と称賛される。
- 「言いたいことを言ったんだよ」
- 第四章ロンドン編にて、アルトリアが敵対した理由を述べるマシュと、それを同情や慰めと捉えて顔をしかめたモードレッドへの仲介。
- 言いたいことがあるならまずはっきりと言え――それはモードレッドが度々発していた言葉。逆手に取られた彼女は、一転して笑顔を見せた。
- 共に死線を越えてきた3人は言いたいことを言える仲になっていた。
- 「気のせいじゃないかなななな」/「幻覚だだだだ」
- 第五章イ・プルーリバス・ウナム編にて、どこかで聞いたことがあるような歌を聞いたときの主人公の発言。流石にトラウマになっていた模様。そして……
- 「何度も出てきて恥ずかしくないんですか?」
- 第五章イ・プルーリバス・ウナム編にて、
性懲りもなく本編に3度目の登場を果たしたエリザベートに対しての発言。マシュに促されてついにぶっちゃけてしまった。元ネタ、というか元のセリフは言うまでもなく専属マネージャーの発言。面食らった彼女は当然怒ったが、発言者が発言者なのですぐに怒りは収まった。 - なお、本作の選択肢は一つのみが表示されるパターンが時々あるが、この台詞はわざわざ同じ台詞の二択である。
- 「あなたは子どもたちの憧れだ」
- 第五章イ・プルーリバス・ウナム編にて、トーマス・エジソンと和解を果たした際の選択肢の一つ。迷いを振りきった誰もが知る近世の大英雄に、この上ない言葉をかける。
- 「信じてもらえたようですね!」
「貴女を助けたものですが、何か!」
「ところで水が飲みたいのですが!」
「果物とかも食べたいです!」 - 第六章『神聖円卓領域 キャメロット』にて誤解が解けたニトクリスに対して。
- レイシフトした場所はカルデアとの通信も利かない砂嵐吹き荒れる砂漠の真ん中。休める場所を求めて歩き続けたと思ったらハサンに襲われるわ、完全な誤解から助けたニトクリスに攻撃されるわと散々な目にあったからか、ダ・ヴィンチちゃんの煽りを受けていつになく強気な口調でふてぶてしく攻め寄っている。
- 「記録には残らなくても、意味は残るよ」
- 第六章『神聖円卓領域 キャメロット』にて、消えゆく運命にある特異点での交友を悲しむマシュに対して。
- たとえみんなから忘れられても、その時あった気持ちが今を積み上げている――。
- 人の記憶にも人類史にも残らない、名誉すら与えらえない中で、世界を救い続ける最後のマスターならではの言葉。
- 「そんなの、ただの標本だ!」
- 第六章『神聖円卓領域 キャメロット』最終盤にて、世界を閉ざそうとしているのは、人理焼却から清らかな魂を持った人間を守ろうとし、それを永遠に聖槍に収めんとする獅子王に対して。
- 端的に言えば、「選ばれた『理想の人間』は聖都に閉じ込められ、外の世界と選ばれなかった人間は消滅する」というもので、第六特異点の前日譚では獅子王は「この行為が、円卓の騎士達の信条とは相容れぬものである事」も理解しており、そして同士討ちが起こってしまった。獅子王に従う騎士達も心を殺し、同胞たちと民たちの血で染めて主人公達の敵として立ちはだかったのだ。第四特異点で共に戦ったモードレッドでさえも。
- 最後のマスターはそのやり方を真っ向から否定した。サーヴァントを萎縮させる獅子王の神格を跳ね除けて、戦うと決めたのだ。
- 「……これ、ダメだ……」/「……………ちくしょう」
- 第六章『神聖円卓領域 キャメロット』最終盤にて獅子王との一戦目が終わった後に出てくる選択肢。
- これまで数多くの強力なサーヴァントや魔神柱を相手にしてもマシュや仲間サーヴァントとの絆で勝利を掴んできた。魔術王と対面した時も見逃される形になったとはいえなんとかその場を切り抜けることができた。
- しかし幾多の修羅場を潜り抜け強くなった主人公でさえ絶望し、弱音を吐いてしまう程に獅子王の力は圧倒的過ぎた。
- 「……行くぞ、ベディヴィエール!」/「……貴方が、それを望むなら」
- 第六章『神聖円卓領域 キャメロット』最終盤にて、自身の正体を明かしかつての罪に対する贖罪を望むベディヴィエールに対して。
- 主君を死なせたくない、その願いは彼の王を「死ぬことができず彷徨い続ける亡霊の王」にする結果を生んでしまった。その罪を悔やみ、清算すべく悠久ともいえる時を行き抜いてきた旅の果て。銀腕の輝きに焼かれ、体は土塊のように崩れ、すぐそこに死が迫る状況になっても、彼は最後の贖罪を望んだ。
- そんな彼の決意に対し主人公とマシュは悲しみを抑え、最後まで彼と共に戦うことを誓う。そして―――第六特異点最大最後の戦いの幕が上がった。
- 「最後にはならないよ」
- 第七章『絶対魔獣戦線バビロニア』にて、人類最後のマスターで間違いないか、とイシュタルに問われて。
- 最終決戦の前夜でも「最後の挨拶に来たか?」と言うギルガメッシュに対しても同様に「最後にはなりませんよ」と答えるシーンもあり、
- 過去最大級の脅威を前にしても、決して諦めないという決意を感じる言葉である。
- 「デ・ナーダ。ムーチョムーチョ!」
- 第七章『絶対魔獣戦線バビロニア』にて、主人公にラブラブだと言うケツァル・コアトルに対しての返事。
- スペイン語で『どういたしまして』『もっともっと』の意味。
- その場のノリと勢いによるいい加減な返事であり「シリアスな場で覚えたてのスペイン語を使わないでください」とマシュに叱られることになる。
- 他にも「これが……ムーチョ……ムーチョ……」や「グラシアス、アミーゴ! ルチャドーラ!」などという発言もあり、大変気に入った様子。
- 「―――いいえ。いいえ―――!」/「っ……ウルクはここに健在です!」
- 第七章『絶対魔獣戦線バビロニア』にて。
- 民のほとんどは死に絶え、街もケイオスタイドやラフムに蹂躙され、象徴たるギルガメッシュはティアマトから致命傷を受けた。
- それでも、無理ではない、限界ではない、まだ戦えると、ウルクはここに健在であると王に向かって声を張り上げた。
- 「決まっている…!」「『生きる為』だ――!」
- 終章『冠位時間神殿ソロモン』にて。
- 令呪を使用してゲーティアに渾身の一撃を入れながら、何故ここまで戦ってこれたのかという問いへの答えを返す。
- 世界を救うためでもない、人理を守るためでもない、ただ生きていたい、ごく普通の人間として生きる為に足掻いたからこそ彼/彼女はここまでこれた。
- その答えに、人類悪はついに人間というものを理解する。
- 「…戦う理由はある、んだろう?」/「…オレがおまえでも、同じ事をするよ」
「…戦う理由はある、でしょう?」/「…わたしがあなたでも、同じ事をするよ」 - 終章『冠位時間神殿ソロモン』にて。
- 『譲れないもの』の為に、無駄なはずの戦いを挑もうとするゲーティアに対して、その行動に共感する。
- 決して結果が覆らないと知っていても、それは断じて無価値なものではないのだから。
イベント
- 「そんな事より眼鏡似合ってるねマシュ」
- 秋の月見団子収集イベント冒頭より。カルデアの月見菓子パーティー用の菓子が何者かにより持ち去られたことを報告に来たマシュに投げかけた選択肢の一つ。
- …なんだかすごくどこかの誰かの陰謀を感じる台詞である。ちなみにマシュはこの言葉に上述の件を一瞬忘れて頬を染め嬉しがる。
- なお、磨伸氏がライターを担当したドラマCD「The Blue Bird」でもこれとほぼ同じ台詞を発している。
むしろ彼のことだからそれを言わせたかったのかも。
- 「応ッ!!!」
- スカサハ体験クエストより、ケルト流に中てられてしまった主人公。
- スカサハやフェルグスに返す選択肢ではほぼ毎回下側がコレになっている有様である。「!」の数は二つになったり一つになったりする。
- 「ダンボールに入って恥ずかしくないんですか?」
- 『歌うカボチャ城の冒険』にて、元の場所に戻れなくなったエリザベートに「捨てられた子竜を放っておけないタチでしょアナタ」と言われて。
- 元ネタは彼女の専属マネージャーの発言。何だかんだ言っても拾ってあげるので「ちょろい」と思われている。
- そして、時が進んで第五章にて、ついに元ネタそのままのセリフを発することになる。
- 「もうスキップしていいかな?」/「二人とも倒す方法はないかな!?」
- 『ぐだぐだ本能寺』最終幕で現れた良いノッブと悪いノッブの2人に対して。良いノッブは味方であり倒す必要は全くないが、面倒なのでさっさと終わらせたいらしい。
- 「つまり、他に頼る人がいなかったんだね?」
- 『ほぼ週間サンタオルタさん』にてサンタオルタの呼び出し・要求に対しての選択肢の一つ。まだ面識の少ない相手に、遠慮のない直球すぎる一言。
- 「でもゲームはちゃんとやらないと……」
- 『ほぼ週間サンタオルタさん』にて、モノポリーで自分本位な特別ルールを行使するジャンヌ・オルタの横暴を見て。
- 「友達もできない」という指摘や「自分はひとりでいい」という返答など、真面目で悲しい話に移る中……それはさておきと、話を元に戻して冷静に指摘する。主人公の図太さがよく出ているシーンである。
- 「強い英霊、弱い英霊、そんなの人の~」
- 期間限定クエスト『セイバーウォーズ』でアルトリア・リリィの悩みを聞いての選択肢の1つ。よほど言いたいのか2回も発生する。
- マシュが元ネタを知っているのか、あるいはおふざけの空気を感じ取ったのか、「口にホッチキスをしますよ」と注意されてしまい、2回とも最後まで言えなかった。
- なお、続くフレーズはおそらく「~勝手。本当に強いマスターなら好きなサーヴァントで勝てるように頑張るべき。」であり、別クエストで病弱サーヴァントも自己弁護のため使用している。
- ちなみに元ネタは某携帯獣ゲーに登場するとある人物の言葉である。
- 「細かいことはいいんだよ」/「あの顔はみんなセイバーの筈だよ」
- 同上。アサシンであることを認めないヒロインXに対しての適当なフォロー・曲論。ヒロインXは「…………話のわかるマスター……いい……」と感動しており、やはりサーヴァントの扱いが手馴れている。
- 実際のところは彼女も含め、セイバー以外のアルトリア顔が増加中であるが、時には真実から目を背け、曖昧にするのも処世術。
- 「だいじょうぶ、マシュはきっと強くなる」
- 同シナリオにて、宝具レベルが1から上がらない現実に「いつまでも不甲斐ない」と嘆くマシュに対する言葉。
- ヒロインXから「嘘のないまっすぐな言葉」「いいマスター持った」と言われており、心からマシュの成長を信じていることがわかる。
- 「神様、夢でありがとう!」
- バレンタインイベントより。バレンタインデーの朝にとんでもない悪夢を見て、思わず神に感謝する。しかし、このあとに待っていたのは悪夢より質の悪い現実だった…。
- 「やばい法に触れてる!」/「かくじつに殺される!」
- バレンタインの期間中アリスの固有結界の中で過ごした場合を想定しての
選択肢 。 - 監禁されているのは主人公の方だが、幼女と人目につかないところに隠れて失踪した場合、世間がどう思うかは明白。
先輩最低です。 - 法に社会的に殺されるか、主人公を慕う女性サーヴァント逹に物理的に殺されるか(もしくは両方)の違いである。
- 「だって、みんな苦しそうだ」/「おまえと同じ、自分の趣味だよ」
- 『空の境界 / the Garden of Order』より。事件の黒幕に加担した悪メフィストになぜ骨を折ってまでサーヴァントを助け、放置しても問題ない特異点もどきを破壊しようとするのかと疑問を投げかけられた際の答え。
- 利益とは関係なく、必要だと感じたから解決する。変質したサーヴァントの明かされた悲しく辛い一面から目を背けず立ち向かう。マシュはそんな主人公を心から信服し、両儀式は幹也を重ねていた。
- 「ハウス、式ちゃん!」
- 同上イベントより。高層ビルの屋上から飛び降りてでも黒幕を追おうとする式に対しての制止の言葉。
直死 の向き先が変わりかねない命令である。 - しかし式も気が抜けてしまったのか、無言のまま白けた顔で立ち止まるので、結果的には成功と言える。しかし彼女のマスターとして失ったものもあるかもしれない。
- なお初対面のときにも「両儀ちゃん」と呼ぶこともでき、このときは「恥ずかしくないのか?」と真顔で突っ込まれたが、やはり全く懲りていないことがわかる。
- 「ダ・ヴィンチちゃんの真作が見たい」
- 『ダ・ヴィンチと七人の贋作英霊』にて、ダ・ヴィンチの贋作を追求しても人理修服とは関係ない案件と知り、カルデア一行をレイシフトで退却しようとするロマニにレイシフトを中止させ、その行動に驚いたダ・ヴィンチちゃんに対して。
- 「そちらが撤退させればこちらも手出しはしない」とアルジュナに取引を持ちかけられても、ダ・ヴィンチが人類のためにあえて贋作を黙認しようとも、そこで騒動を放っておくつもりはなかった。
- 「デンジャラス……ビースト……!」/「この感触……ビーストですよコイツは……」
- 期間限定イベント『鬼哭酔夢魔京 羅生門』にて、酒の匂いに酔った
おっぱいサーヴァントマシュに抱き着かれての表現。 - あえてなにが、どこがとは明かされていないが、ノリを金時に合わせているものと思われる。
- 「お師さんは大切な人ですよ」/「聞く必要あるの?」
- 期間限定イベント『星の三蔵ちゃん、天竺に行く』にて、三蔵に「大切な人のもとへと帰るべき」と諭されて。
- 道を阻む強敵牛魔王を前にしても迷うことなく、大切な師と共に、
いざ――西へ !
- 「ハグしてくれたら許します」/「じゃあハグを……」
- 期間限定イベント『天魔御伽草子 鬼ヶ島』にて、迷惑をかけたことの謝罪をする源頼光に対しての見返り要求。
- 頼光からにじみ出る母性愛に魅入られたのか、彼女を母と慕う金時や、主人公を慕うマシュや義経の前で、堂々と己の欲望を口にした。
- 一度目は冗談とも取れたが、類似の選択肢を2回続けるのはかなり稀であり、2回目は選択すらできず1択強制と、主人公の強い意志を感じさせた。
- 「真の英雄は……眼で肉を焼く!」
- 期間限定イベント『夏だ! 海だ! 開拓だ! FGO 2016 Summer』で、カルナが佐々木小次郎に唆されて、『梵天よ、地を覆え』で肉を焼こうとした時の台詞。
- カルナの台詞を元にしたネタ。尚、焼いた肉は炭火肉ならぬ炭化肉となった。
- 「マルタさんの聖水、飲みたぁい!」
- 同上イベントにて。一緒に作った井戸から汲んだ最初の水を、マルタからいただくという何とも微笑ましいシーン――のはずだが……。
- マルタから貰っただけで聖水になるわけではないのに、なぜかこのテンション上々なセリフが出る。
- 後日別イベントで「マルタさんの聖水……おいくらですか?」と尋ねるシーンもある。他意はない、はず……。
- 「クールな顔で、交尾、とか……いいですね」 / 「クールな顔で、繁殖、とか……いいですね」
- 同上イベントにて。スカサハと言えど家畜用の動物を増やすにはつがいが必要であり、交尾させて繁殖させようと真面目に語っていたところ、
- 思春期の主人公には刺激的だったのか、怪しげな視線で呟き始めた。強制の2択であることから冗談やセクハラではなく本心であることが窺える。
- 「令呪を以て魔法少女エレナに命ず。イリヤを手助けせよ」/「一緒に来るように」
- 期間限定イベント『魔法少女紀行 ~プリズマ・コーズ~』にて。
- 石を奪うことでエレナを
亡霊 にしたくない勝者イリヤと、亡霊 達のことを想う敗者エレナ……2人の優しさを汲んだ主人公が辿りついた答えである。 - エレナは主人公のサーヴァントではないため令呪は効かないし従う理由もないが――エレナは呆れながらも敗者として"仕方なく"その偉そうな
命令 を受け入れた。
- 「よし、マシュ!今日は解散だ!」
- 期間限定イベント『ハロウィン・カムバック! 超極☆大かぼちゃ村 ~そして冒険へ……~』より。
- 騒動の原因がチェイテ城にあることを知るや否や、去年の
悪夢 が蘇って反射的に叫び、マシュも速攻で同意するも、カルデアの職員達に取り押さえられてしまい……。
- 「来ちゃったかー……」 / 「気が重い……」
- 期間限定イベント『ハロウィン・カムバック! 超極☆大かぼちゃ村 ~そして冒険へ……~』にて。
- これまで人理修復はもちろん、それと全く関係のない騒動でも自分が必要だと感じたから解決してきた。人並みの恐怖心を持っても前に進み、自分が一番苦しくても他者に手を差し伸べてきた。
- そんな主人公でさえ自分からこの騒動を避けようとし、挫けてしまう程にエリザベートの歌は圧倒的に酷すぎた。
- 何せ、報酬がエリザベートのライブの特等席だと分かっているときは気が落ち込み、ライブが中止になるかもと知ったときは声が弾んでいるので……。
- 「おうちかえる!!!」
- 期間限定イベント『ハロウィン・カムバック! 超極☆大かぼちゃ村 ~そして冒険へ……~』にて。
- 溶岩地帯に進んだ所で、清姫、頼光、静謐のハサンに出くわしてしまい、その場から逃げ出そうとした。なお、このシーンのくだりで静謐のハサンだけでなく、清姫と頼光も主人公に夜這いをかけていた事が判明する。
- 「集合、全員集合。」
- 期間限定イベント『ハロウィン・カムバック! 超極☆大かぼちゃ村 ~そして冒険へ……~』より。
- クレオパトラの望みを一通り聞いた後、カエサルが痩せていたという言葉に、クレオパトラ以外の面子を集めて内緒話を始める。主人公の知っているカエサルは例のDEBUなのだから無理もないが。
- 「霊基変換の刑に処す」
- 『二代目はオルタちゃん ~2016クリスマス~』にて。
- 「クリスマスはお母さんがたくさんできる日」などと、お母さんの前で子供に変なことを吹き込む変な仮面の男への
極刑 宣告である。
幕間の物語
- 「だ、脱皮したぁ!?」
分身の術 を披露したメドゥーサに対しての選択肢の一つ。蛇に縁があるとはいえ、女性にはあまりに酷い爬虫類扱いである。
- 「それを、聞いて、どうする、つもり」
- 清姫のキャラクエ『虚ろな唇を重ねて』にて。清姫からの質問攻めに対しての動揺。
- 1日のスケジュール、身長・体重・視力・握力・速力・持久力・肺活量、等々……。あらゆるサーヴァントと向き合うマスターも
清姫 の重い愛は持て余し気味。
- 「同感だ」
- フランケンシュタインのキャラクエ『11月の物寂しい夜の出来事』にて、自分を慕うイヴを利用するだけ利用した挙げ句肉体を乗っ取ったヴィクター・フランケンシュタインに対して心底の嫌悪を見せたマシュに対する返答。
- 他の質問同様選択肢が出てくるが、ここでは選択肢は一つきりで他には選べない。マシュ同様、彼/彼女も心底腹が立ったのだろう。
- 「マシュはいつだってオンリーワンだよ」
- トーマス・エジソンのキャラクエにて。エミヤであっても、マシュの盾は模倣が不可能な領域の代物であり、それに安堵するマシュへの言葉。
- マシュの心情を理解した上で、彼女への信愛が感じられるやりとりであり、メディアは「肌が潤うわ」と若い青春に顔を綻ばせた。
- 「未来が欲しい」/「平和が欲しい」
- アン&メアリーのキャラクエにて「聖杯が欲しい?」というメアリーの質問に対して。
- 一見欲が無い言葉だが、メアリーはその逆だと感じており、未来や平和を望むのはもの凄い欲張りであり、小さい願い事など考える余裕がないとのこと。
- 人類の未来を背負ったマスターの大きな願いを受けるには、聖杯は小さな器であり、通過点でしかないことがわかる。
- なお、「監獄塔に復讐鬼は哭く」では天草四郎の願い「全人類の救済」を成す事を知っているエドモンは「彼以上に強欲な生き物はいない」「彼の欲は文字通り世界にも及ぶ」と評している。
ちびちゅき!
- ぐだ子「体は正直ね、うふふ…」
ぐだお「マシュマロ…」 - 『ちびちゅき!』初登場時、廊下で寝ている時の寝言。特にぐだ子の発言から『リヨぐだ子』的な危険な香りが漂ってくる。
- 「んー この刺激がたまんない!」
- 体育祭にて、静謐のハサンお手製のおにぎりを食べながら。
やはりこのぐだ子、中身はリヨぐだ子なのでは……。 - 弁当からは危険なオーラが発せられており、マシュも「耐性のない方はやめた方が……」と、女性陣に昼食をタカリにきたフィン・マックール&ディルムッド・オディナ主従に警告しているほどの代物だが、ぐだ子はむしろ楽しんでいる。
メモ
- キャラクターデザインのコンセプトは衛宮士郎と遠坂凛の性別をそれぞれ反転したもの。つまり女主人公は士郎、男主人公は凛をイメージしてデザインしたという(髪や目の色等を見ると解りやすいか)。
- 設定上は二人とは無関係であるが、ある意味では彼らの子供だと感じても不思議ではないとの事。
- ゲーム中ではいつでも性別を変更可能で、イラスト以外の実用面での差異はなく、シナリオについても「彼/彼女」のような性別を示す言葉及び一部の会話を除いて大きな変化はない。
- スマホ用ゲームである『Grand Order』は主人公=プレイヤーとして作られているため、これまでの作品の主人公のように「実は○○」などの背景設定は全く無く、真実ただの一般人。「たまたま駅前でマスター募集しているのを知って、軽い気持ちで受けてみたら「合格です」と採用され、いつの間にかカルデアまで連れて行かれた人が主人公」、といった認識でいいとのこと。
- アニメ『First Order』で名付けられた名前は上記の通り藤丸立香。奈須氏曰く、「基本的に主人公の名前はないほうが好ましいが、アニメ版である以上付けなければならないし、男性主人公にも、女性主人公にも合う名前として、男性の場合は名字で、女性の場合は名前で呼ばれるとそれっぽく感じるように名付けた」とのこと。
- 選択肢という形でセリフはあるが声はなく、CVはドラマCD・テレビアニメのみである。
- ファンからの愛称はぐだ男・ぐだ子。男主人公はぐだお・ぐだ夫とも。名前の由来は「グランドオーダー」もしくは「ぐだぐだオーダー」から。
- 公式PR漫画『ぐだぐだオーダー』での仮称として付けられたが、セイバーとライダーから「ヘンなアダ名つけないでください!!」と突っ込まれてしまう。
- ちなみに名付け親である経験値氏は「さすがにこの愛称をネットとかで見た時は、ぐだぐだオーダーの功罪とはなんぞや、と自問自答せざる得ない感じでした」とコメントしている。
- 『Fate/Grand Order』公式ホームページやPV、『ちびちゅき!2学期』の予告漫画、『教えてFGO! 偉人と神話のぐらんどおーだー』などでこの名称が使われていることから公式でも定着しているようだ。
- 『マンガで分かる!FGO』では女主人公があまりに強烈なキャラ付けをされているためか、ファンからは作者の名前を取って通称「リヨぐだ子」と呼ばれている。作中ではほぼ「主人公」「先輩」「マスター」とだけ呼ばれているが、一度「藤丸立香」と自身で名乗ったことも。
- 男女ともに基本的なストーリーや人間関係の変更はないため、女性主人公の場合はマシュや清姫ら主人公に好意を抱く女性キャラクターとの関係から『EXTRA』の女性主人公よろしくある種の百合ゲーと化す。本人もマリーにキスされて喜んだり、メドゥーサの個別イベントにて彼女とノリノリでデートしたりと満更ではない模様。
- 主人公の性別によって対応が少し変化することはある。エミヤの場合だと男性なら「おまえ」、女性だと「君」、エリザベート=バートリーの場合は男性なら「子イヌ」、女性だと「子ジカ」になっていたり、先述のメドゥーサとの個別イベント「ゴルゴンの花嫁」では、女性主人公の場合の方が若干嬉しそうだったりする。
- マシュの盾の効果によってか、毒耐性スキル(仮)が付与されている模様。
- 「鬼哭酔夢魔京 羅生門」ではマシュのみが酒気に酔い主人公は無事という状態になっていたが、これはロマンの推測によれば本来はマシュが持つべき守護の力を主人公のために譲渡したということらしい。
- 第六章において、サーヴァントでも即死するレベルの猛毒である静謐のハサンの毒ですら少し痺れた程度で済ませている。
- 人物像に明確な設定がされていないため、漫画作品で描かれるキャラクターはかなり自由。
能天気そうに見えるが色んな意味で容赦が無くアクの強い性格をしている、黒八氏の漫画では男女で主人公の座を巡って争う、元気が余り過ぎて所長にライダーキックを喰らわせる、など自己主張の少なかった主人公 (EXTRA)と比べてかなり濃いキャラ付けをされる事が多い。 - マルタからは彼女の妹に、クー・フーリン (Prototype)からはスカサハに、スカサハからはクー・フーリンに、ベディヴィエールからはアルトリアに似ていると評され、オジマンディアスにはモーセの気風があると言われる。更には、清姫からは安珍と、ファントム・オブ・ジ・オペラからはクリスティーヌと混同されたり、カリギュラからは姪のネロや妹のアグリッピナに似ていると言われ、巌窟王 エドモン・ダンテスは自身やエデ、ファリア神父と重ねる(後に主人公は主人公であると認識し直したが)。一部精神汚染や狂気の影響と思われる者もいるが、「これらの人物が全員互いに似ている」「どのサーヴァントにとっても理想のマスター像に映っている」とネタにされることも。
- 令呪のデザインは男女で異なる。男主人公のデザインは『Fate/Apocrypha』の近衛乙嗣氏が担当した。(本人のツイートより)
- アニメ『First Order』では主人公は男性だが、その他47人のマスター候補の中に女性主人公と同じデザインの人物がいる。デザインが共通しているというのみで特別他のマスター候補との違いは語られておらず、彼女もまた爆破事件で重症を負いコールドスリープ状態になっていると思われる。
- 第一部終章にて人理修復を果たし、ダ・ヴィンチちゃんから「開位」の称号を与えられた。
話題まとめ
- ぐだ子の中の人?
- 上記の通り、今のところCVが存在するのは男主人公のみだが、イベント「ハロウィン・カムバック!」にて、「主人公が酒呑童子の声真似をした後、男主人公の場合は『似てない』と評されるが、女主人公の場合は『異常なほど似ていた』と評される」というシーンがあったことから、「女主人公のCVが(酒呑童子役の)悠木碧氏になるのでは?」という説が唱えられた。
- そもそも異性か同性かという大きな差はあれど、似ているか否かが性別だけで決まるわけでもない以上、このような真逆の差分を設定する理由になるとは言い難く、何かしらの含みがあると考えるのもおかしな話ではないとは言える。
- ただ、イベントの直後に発表されたメディアミックスはTVアニメで、そちらも男主人公であった。
脚注
- ↑ マシュは除く。作中では「47人全員」と表記されており、二人を除けば46人のはずと思われていたが、アニメ「the First Order」ではマシュは48人に数えられていないことが確認できる。
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