アーサー・ペンドラゴン
ナビゲーションに移動
検索に移動
セイバー | |
---|---|
真名 | アーサー・ペンドラゴン |
外国語表記 | Arthur Pendragon |
異名 | 騎士王 |
性別 | 男性 |
身長 | 181cm |
体重 | 68kg |
好きな物 | 特になし |
苦手な物 | 特になし |
出典 | アーサー王伝説 |
地域 | 欧州 |
属性 | 秩序・善 |
副属性 | 地 |
サーヴァント階位 | 第一位 |
一人称 | 私/僕 |
二人称 | 君(きみ)/貴様/お前(おまえ)/○○(呼び捨て) |
三人称 | 彼/彼女/奴 |
声優 | 櫻井孝宏 |
デザイン |
武内崇(原案) 逢倉千尋(鎧デザイン) 中原(蒼銀・FGO) |
設定作成 |
桜井光 奈須きのこ |
レア度 | ☆5 |
初登場作品 | Fate/Prototype |
概要[編集 | ソースを編集]
- 略歴
- 『Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ』では、1991年の聖杯戦争において祖国の滅びの運命を変えるため愛歌の召喚に応じる。愛歌の言動に危ういものを感じつつも、彼女の行動は自分を想ってのものであること、そして何より故国のために聖杯を必ず手に入れねばならないことから、愛歌を強く諌めることができずに善悪の間で苦悩する。終盤において子供だった綾香によって、過去は礎として、現在と確かに繋がってるという事実を受け入れる。
- 最後まで勝ち残った彼は聖杯の本質に気付き、それを利用して人理定礎を破壊するビーストの生贄として綾香を捧げようとする愛歌を殺害し、現界しかけたビーストを「約束された勝利の剣」で倒すも、自身も魔力切れで消滅している。
- 『Fate/Prototype』では、第二の聖杯戦争において沙条綾香によって召喚される。ライダーやキャスターを撃破するも、その経験からセイバーを過信した綾香の油断によってバーサーカーに敗れる。そして綾香の令呪をサンクレイド・ファーンに奪われ、マスター変更を強いられた。
- 『Fate/Grand Order』では『蒼銀のフラグメンツ』と『Prototype』の戦いを終え、アヴァロンに至った直後にマーリンから『原種』なるモノが目覚めたことによってビーストとの三度目の戦いに身を投じる事になったことを知らされた。ビーストを討つための漂流者として並行世界どころか次元が違う世界、異世界に至るまで、武蔵と同列の様々な世界を彷徨う存在となった。
- ビーストとは明言されてないが、『L』と『R』なる存在を追跡している。その最中に人理焼却の数年前にて、冬木大橋の前で千里眼を失った青年と出会い、いつか愛と希望を担う誰かに出会うだろうと告げられる。そして、漂流する中で剪定事象の一つの世界に落ちて来た主人公と出会うこととなった。
- 人物
- 青いフード付きの服と白銀の鎧を纏った金髪青眼の青年。一人称は綾香には「僕」で、普段は「私」。
- 善良なるものを良しとし、悪しきものを倒す、気持ちのいい正統派ヒーロー。綾香を守る理想の王子様だが、同時に大人びた価値観とニヒルな物言いで綾香を導く保護者的な存在でもある。
- 1991年の聖杯戦争で幼少時の綾香と出会い、「故国の救済」という願いから解放されたことが、『Prototype』において綾香を守る理由にもなっている。
- 綾香に対しては『聖杯入手直前にマスターから強制的に契約を破棄され、その後遺症から記憶が曖昧である』と前回の聖杯戦争について誤魔化しているが、実際は大部分の記憶を保っている。
- 実はかなりの天然で、番外編に登場する度に拍車がかかっている。また途轍もない大食漢だが、アルトリアと違い、それを露骨に言及する腹ペコキャラではない。
- 能力
- 「騎士王」の名に相応しい英霊最高峰の剣技と、卓越した戦況把握能力、マスターの身を必ず守る優れた防衛能力を兼ね備えた最優のサーヴァント。
風王結界の風の解放と魔力放出により高い破壊力と機動力を発揮できる。その力は聖剣の解放なしでも神獣のスフィンクスを討ち滅ぼすほど。 - 『Grand Order』では能力が"巨獣"との戦いに特化された状態で召喚されている。
霊衣解放[編集 | ソースを編集]
- ホワイトローズ
- 『カルデアボーイズコレクション2018』にて実装。
- ───白い薔薇。一輪の。異世界の騎士によく似合うだろう。
ステータス[編集 | ソースを編集]
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
セイバー | 沙条綾香 | B | A | B | E | C | C(EX) | 対魔力:? 騎乗:? |
直感:? 魔力放出:? カリスマ:? |
|
沙条愛歌 | A | A+ | B | A | D | C(EX) | ||||
主人公 (Grand Order) | A | A+ | B | B | B | EX | 対魔力:A 騎乗:B |
魔力放出:A 直感:A 巨獣狩り:A カリスマ:B 眩き旅路:EX 赤き竜の徴:A 聖剣使い(星):A+ |
幕間の物語クリアで「直感」→「眩き旅路」に変化。 強化クエストクリアで「魔力放出」→「赤き竜の徴」に変化。 強化クエスト2クリアで「巨獣狩り」→「聖剣使い(星)」に変化。 |
宝具[編集 | ソースを編集]
- 風王結界(インビジブル・エア)
- ランク:C
種別:対人宝具
レンジ:1~2
最大捕捉:1人(剣に対して) - 「約束された勝利の剣」同様、アルトリアの物と変化なし。「聖剣を隠す」という役割は同じだが、こちらは鞘の1つとしての役割も兼ねている。
- 約束された勝利の剣(エクスカリバー)
- ランク:EX
種別:対城宝具(『十三拘束』時) / ???(『十三拘束』のうち六拘束開放時)
レンジ:1~99(『十三拘束』時) / ???(『十三拘束』のうち六拘束開放時)
最大捕捉:999人(『十三拘束』時) / ???(『十三拘束』のうち六拘束開放時) - 星を救う輝きの聖剣。星を滅ぼす外敵を打ち倒すために作り上げられた。およそあらゆる悪を退ける黄金の刃。
- 基本的にはアルトリアの物と全く同じ。だが彼の「約束された勝利の剣」は「風王結界」を含めても二重の封印が掛けられている。
- もう片方の封印については「強力な武器はここぞという時でしか使用を許さない」という円卓の騎士の決議によるものであり、「己よりも強大な者との戦い(ベディヴィエール)」「一対一の戦い(パロミデス)」「精霊との戦いでない(ランスロット)」「邪悪との戦い(モードレッド)」「私欲なき戦い(ギャラハッド)」「世界を救う戦い(アーサー)」「誉れある戦い(不明)」など十三の条件が半分以上クリアされると可決され、拘束が解ける。一説によると、この拘束こそがアーサーの「アヴァロン」であるとも。
- 劇中では過半数を超えたことで使用が許可されたが、その状態もまだ全ての拘束が解除されていない不完全な状態である。しかし、その状態でなおアーチャーの「終末剣エンキ」によって発生した都市を飲み込むほどの大波濤を一撃で蒸発・粉砕するほどの威力を誇る。
- 『Grand Order』では巨いなるものとの決戦を想定しベディヴィエール拘束が自動承認されている他、条件不明のガレス拘束が承認されている。ただゲームシステム上は仕方が無いのだが、どのような状況で使用してもボイス上で承認する騎士は同一になってしまう。このため、本来は精霊であるスプリガンとの戦いでもランスロットは承認してくれるし、種火狩り目的の雑魚戦でも全員承認してくれる。なお、『バレンタイン2018』ではチョコ聖杯くんに対して十三拘束の承認どころか議決開始もなかった。
- なお、通常使用している形態は無骨気味な白銀の大剣で、封印の関係上アルトリアのそれと比べて装飾も多い。しかしすべての鞘を解除すると、すらりと伸びた黄金の刀身のみとシンプルな形態になる。多分の差異はあるものの、全体的なシンプルさはアルトリアの聖剣に近いものがある。
- 『とびたて! 超時空トラぶる花札大作戦』ではアルトリアの物と区別するため便宜上、「エクスカリバー・プロト」と名づけられている。
- 『Grand Order』では「自身の宝具威力をアップ(1ターン)<オーバーチャージで効果アップ>+敵全体に強力な攻撃[Lv]」という効果のBuster宝具。
真名:アーサー・ペンドラゴン[編集 | ソースを編集]
- アーサー・ペンドラゴン。円卓の騎士たちを率いて戦乱の時代を駆け抜けたブリテンの伝説的な君主であり、騎士道の体現として知られる騎士王。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
Fateシリーズ[編集 | ソースを編集]
- Fate/Prototype
- 綾香に召喚されたサーヴァント。
- Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ
- 愛歌のサーヴァント。
- Fate/Grand Order
- 『アーサー・ペンドラゴン〔プロトタイプ〕体験クエスト』の開催に伴い、期間限定サーヴァントとして実装。
- 2018年ホワイトデーイベントではスーツ形霊衣「ホワイトローズ」が実装されている。
Fate関連作品[編集 | ソースを編集]
- とびたて! 超時空トラぶる花札大作戦
- 冬木の聖杯戦争(温泉)に参加。
- Fate/Ace Royal
- 英霊カードの一枚として、「アーサー」名義で登場。
- カプセルさーばんと
- さーばんとの一匹。
その他[編集 | ソースを編集]
- Tmitter2015
- カプさばのUKチャンピオン。日本で行われる世界大会(闇)に参加するべく来日する。
- ……が、実際は闇のカプさばの波動で認識改竄を受けており、日本には正しいカプさばをレクチャーに来ただけであった。
- コハエース
- セイバーの1人として呼ばれる。頭に「プ」と付いてる。
- ちびちゅき!
- 所属不明。アイドルコンテストに愛歌ともども参加するが……
人間関係[編集 | ソースを編集]
Fate/Prototype[編集 | ソースを編集]
- 沙条綾香
- マスター。騎士として彼女を守ろうとしている。
- アーチャー
- ライバルの1人。「聖剣使い」と呼ばれている。
- 『FGO』においては彼がわざわざ顕れることはないとしているが…?
- ランサー
- ライバルの1人。
- 『FGO』では互いにカルデアに召喚され、一度は落ち着いた状況で話をしたいと思っていたが、すれ違いが続いてなかなかゆっくりと話が出来ていない。
- 玲瓏館美沙夜
- 彼女からの「自分のサーヴァントにならない?」という誘いを断り、更に非常に不味い事を口走ってしまったため、かなり痛そうなお仕置きをされる事に……。
- 八年前にバーサーカーに襲われる幼い彼女を救ったことが有り、実は互いに面識がある。
- 沙条愛歌
- かつてのマスター。セイバーにヤンデレ系の愛情を向けている。
Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ[編集 | ソースを編集]
- ランサー
- 八年前に初めて手合せした相手。
- 彼女からは戦士としての敬意と共に「優しい人。誠実な人」呼ばれ、好意を寄せられている。
- 『FGO』では彼女の不安定な霊基を心配しており、責任も感じている。
- アサシン
- 愛歌が密かに引き入れたサーヴァント。だがセイバーは彼女達の関係にまだ気づいていない。
- アーチャー
- 奥多摩山中で死合った相手。山を穿つほどの威力の矢を超絶的な精度と速度で撃ち出すその技量を称え、「トリスタン卿と、どちらが上かな」と、生前自分に仕えたかの騎士を思い出している。
- バーサーカー同様、心より尊敬している大英雄。『FGO』ではライダーとの鉢合わせを避けるため、セイバーのあずかり知らぬところで奔走していた。
- ライダー
- アーチャーとランサー、三つ巴の戦いを演じていた際、突然挑戦を受ける。後に彼が「“招聘” に応じなければ東京全域を焼き払う」と宣言したため、その暴挙を止め決着をつける為に東京湾上の複合神殿に赴くことになる。
- 『FGO』では他の英霊達と関わろうとしない姿とうだうだ言い訳ばかりする様に苛立ち、最終的には助っ人を連れて物理叱責に乗り出した。
- バーサーカー
- 玲瓏館の森で戦ったサーヴァント。当初は彼を生前戦った"唸る獣"のような存在だと感じていたが、戦いの中で彼が「意図的に狂っている」事を看破し、その大義のためならば悪と誹られても構わないという鋼鉄の意志にアグラヴェインを連想する。
- 『FGO』ではアサシンクラスで現界した彼の不安定な霊基を心配しており、責任も感じている。
- キャスター
- 自らと同じく愛歌に仕えるサーヴァント。無辜の民を生贄に捧げようとしているにも関わらず、(過去に囚われたこともあってか)愛歌に剣を向けようとしないセイバーを「きっと正義の味方ではない」と評する。
Fate/Grand Order[編集 | ソースを編集]
- 円卓系サーヴァントたち
- 異なる世界の円卓の騎士たちではあるが、彼らの姿を目にするたびに、無意識に小さな微笑みを浮かべている。
- ちなみにあちらの円卓の騎士側からは、幾人か性別の違いに戸惑ったり驚いたりする者はいれど、アルトリアと同じ『ブリテンの騎士王』と認識し、変わらない忠誠を誓っていることが窺える。
- ベディヴィエール (Grand Order)
- 円卓系サーヴァントを含めてカルデアではあまりコミュニケートしないようにしている中で、数少ない例外として接触する事が多い相手。
- 自分と同じ「カルデアのある世界本来の歴史から外れた存在である」事が最大の理由のようである。
- アルトリア・ペンドラゴン
- 異なるもう一人の「騎士王」。
- マーリン (フラグメンツ)の声に似ているらしく、アルトリアの声を彼女の声に聞き違えていた。
- 存在そのものにかなりの興味を抱いているはいるが、あまりあれこれと話を聞いては礼を失すると自重している。また、ベディヴィエールの振る舞いの様子から、アーサーもまた円卓の騎士達にとって彼女と同等の存在と認識されている事が分かる。
- 『とびたて! 超時空トラぶる花札大作戦』では、背後から急襲して昼食を奪い取る行為にドン引きしていた。
- マーリン (Grand Order)
- 異なる花の魔術師。
- 存在そのものにかなりの興味を抱いているはいるが、あまりあれこれと話を聞いては礼を失すると自重している。
- 『Fate/Grand Order Arcade』では彼自身が知っているマーリンよりはマシだがあまりにふわふわした有様に頭を抱えていた。
- ロムルス
- 幕間の物語「今も、追い続けるもの」にて共演。自分の存在を憂いているが故に知り合いを含めた他の英霊達と関わろうとしないアーサーに、ライダーと共に物理的叱責を仕掛けた。
- モードレッド
- 別の世界における息子。
- 「可愛らしい」と評している。また、それ以上に昔を思い出させる何かがある模様。
- 別人なのだと理解しているが無視できない存在で、しばしば声を掛けているらしい。
- ビーストⅥ
- 名称不明。
- 災厄の獣。二度斃した。完全に滅ぼしたはずだった。
- 本来、三度目などはありえないのだが―――
- ビーストⅥ/S
- ソドムズビースト。追い続けて『Fate/Grand Order』の世界までやってくる羽目になった、ビーストの片割れ。
- 『Fate/Grand Order Arcade』において、ノアに収束特異点へと導かれることで雌雄を決する機会を得た。
- しかし、倒された後の彼女からは「本命は自身ではなくGの方だろう」と指摘されており、自身の旅路はまだ終わっていない事が明かされている。
- ネモ/ノア
- 『Fate/Grand Order Arcade』にて、彼に連れられて世界を超える形で収束特異点にやってくることができた。
生前[編集 | ソースを編集]
- マーリン (フラグメンツ)
- 自身に仕えた女魔術師。アルトリアと声がよく似ているらしく、アルトリアの声を彼女の声に聞き違えていた。
- 男性版のマーリン同様にだいぶ問題のある性格をしていたようで、ろくに説明をせずに事態に巻き込むと生前からずっと思っていた。
- マーリン〔プロトタイプ〕
- 『Fate/Grand Order Arcade』の収束特異点に彼女が居たのを見て、珍しく激怒して問い詰めた。
- 「ビーストを退治するように言ってアヴァロンから追い返した当の本人が「楽しそうだったから」という理由でビースト退治の現場に乗り込んできていた」という状況で怒るなという方が無理筋ではある…。
- レディ・アヴァロン
- 『Fate/Grand Order』のカルデアにやってきた、上記の「マーリン」の水着霊基。
- 「カルデアのマーリンの妹」という触れ込みでごまかそうとしていたのにはさすがに呆れて「それは流石にないだろう」とノリツッコミを入れた。
- ルキウス・ヒベリウス
- ブリテンを欲して攻め寄せて来たローマ皇帝。
- 欲望のままにすべてを求める彼の姿をおぞましいものと見なし、聖剣を以て切り捨てた。
- モードレッド (フラグメンツ)
- 息子。伝承同様、ルキウスを打ち倒した後に反旗を翻され、カムランで倒す事になる。
- アグラヴェイン
- 円卓の一員。
- 沙条愛歌の表裏がなくて嘘はつかない点が彼を思い出させるらしく、「裏で汚い陰謀を弄んでいてもそれは必ずブリテンの為だった」と思い返している。
その他[編集 | ソースを編集]
- ガウェイン
- 『コハエース』にて、その完璧振りから『この方にお仕えしたい』と強い興味を持たれる。
- なお、生前もアーサーの部下にガウェインはいた模様。
- モルガン
- 別の世界もといブリテン異聞帯における姉。
- アーサーは言わずもがなだが、異聞帯のモルガンにとっても彼は亡き仲間の面影を持っているため、双方共に複雑な関係。
名台詞[編集 | ソースを編集]
Fate/Prototype[編集 | ソースを編集]
- 「僕はセイバー。君を守る、サーヴァントだ」
- 綾香との運命の出会い。2人の物語はここから始まる。
- 「過程と結果はワンセットじゃない。
結果を出せない努力に意味はない? 愚かしい詭弁だよ。
過程と成果はそれぞれ独立したものだ。時には選ぶこと自体が、答えになる事もある」 - 綾香に語った言葉。後にサンクレイドに追い込まれた綾香はこの時のことを思い出して戦う覚悟を決め、形勢逆転の切っ掛けとなる。
Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ[編集 | ソースを編集]
- 「量の事なら問題はないよ。
食事は戦場に臨む騎士の活力となるものだ。多くあって困るものではないよ」
「君の振るってくれたものは、すべて頂こう。愛歌」 - 愛歌の朝食として並べられた料理の山を前にして。
- 「卵料理」としてベーコンエッグ、スクランブルエッグ、ポーチドエッグがおよそ六人分。ちなみにポーチドエッグはトーストに添えられていて、これも六人分。緑を基調とした見た目もバランスも良い「サラダ」が六人分。肉料理として白色で肉厚の茸と一緒に焼いたソーセージが六人分。牛の内臓や肉に椎茸を具材としたキドニーパイが丸ごとひとつ。ミルクの麦粥(ポリッジ)も六人分。鮭の切り身とポテトを油で揚げた物は山盛り。桃を切ったものにプラムを添えたデーザートもそれなりに。更にスコーンとクリームがかなりの量でケーキスタンドに置かれていた。
- セイバーを気遣って十九世紀から二十世紀にかけての英国式の朝食にしてみたらしいが、幾らなんでも作り過ぎです愛歌お姉ちゃん。あと、全部六人分なのはなぜ……?
- 愛歌も流石にこれはやりすぎたという思いがあり、「無理はしなくてもいいのよ、食べたいものだけ……」と遠慮していた。だがセイバーは「肉も、芋も、酒も、あるだけ平らげてみせる剛胆をなしてこその騎士という考えも、なくはない」という、なんかよく分からない騎士道を語りだし、完食を宣言する。そして実際に食べきってしまった。
- 求めた場所は、此処に在る。
求めた明日は、綾香(きみ)に違いない。
たとえ、巨大な事象の前に崩れ去ったブリテンという過去が、
現代に至るまでの人類史の中で定められてしまった結果が血塗られていようとも。
「過程と結果はワンセットじゃない」
過程も成果も、それぞれが独立した人間の意志だ。
「時には、選ぶこと自体が答えとなることもある。
僕は、世界を守り、きみを守ろう。沙条綾香」 - ブリテンの滅びを変えるために聖杯戦争に応じ、過去の全てを否定し続けていた。だが幼少期の綾香と出会い、彼女から「何気ない言葉」によって答えを得た彼はようやく気づく[注 1]。
- ブリテンがたとえ過去のものになったとしても、彼女と出会った今と確かに繋がっていることを受け入れ、最後の戦いに赴く。
- 後に綾香がマスターになった際にこれと同じ言葉を発している。
とびたて! 超時空トラぶる花札大作戦[編集 | ソースを編集]
- 「……何だろう、このかつてないガッカリ感は……」
- 平行世界の自分であるアルトリアと出会って。
- 両者が出会った時どんなイベントが起きるのか、とファンも心待ちにしていた。だが現実は「背後から彼を襲ってお弁当を奪って食い散らかし、騎士道に有るまじき振る舞いをしておきながら悪びれもせず、それどころか斬りかかってくるという残念な(ある意味いつも通りな)騎士王」が出てきただけだった。これには、いくら温厚な彼でも失望は隠せなかった……。
- 「ご、誤解だ!
アレはくるくる回る愛歌を、後ろから(聖剣で)バッサリ串刺しにしたというか……」 - 大聖杯の前で愛歌と一体ナニをしていたのか、と綾香に聞かれて。
- セイバーの言動は紛れもない真実なのだが、肝心な所を抜かしてしまってR-18なセリフにしか聞こえない。綾香も当然勘違いし、更に状況は大混乱。
- 「……む。それは良くない愛歌。確かに僕は君を裏切った。
一度目は君の背中を。二度目は綾香との契約を。だから君に復讐されるのも覚悟の上だ。
けど、もうちょっとこう、ヒロインらしい愛の言葉を覚えよう。
年頃の女の子は“わたしの触手”なんて言葉は使っちゃダメだぞ☆」 - 最終決戦において、「わたしの触手で全身を貫いてあげるわ」と迫る愛歌に対して。
いや、こいつヒロインじゃなくてラスボスやん。 - 天然同士なので彼女とは息ピッタリ。愛歌も注意を素直に聞き、触手に「マナカ虐殺ウィップ」という可愛らしい名前を付けてあげた。ラスボスとの決戦でさえ余裕を崩さず、こんなセリフを言い放つ彼は『Prototype』勢1の強心臓の持ち主である。
- 「………………ランサー。どう言いつくろおうと、我々は破壊兵器だ。この手に持っている宝具は、人を救う為のものじゃない」
- 混浴を避けるために綾香が温泉に願い作った男女の壁を壊そうと考えていた。理想の王子様のようでただのケダモノだった。言うまでもないが、塀の向こうにいる綾香には全部筒抜けである。
- 「……君たちの言いたい事は分かっている。うん。口にするのもなんだが、僕は綾香がいちばん怖い」
- あの姉にしてこの妹あり。
Fate/Grand Order[編集 | ソースを編集]
戦闘[編集 | ソースを編集]
- 「戦いだ。ここからはもう加減は出来ない!」
「死力を尽くして来るがいい!」 - 戦闘開始時の台詞。ただ一人の騎士として星の聖剣を加減なく振るう。
- 「ああ、決着を付けよう」
「十三拘束解放 ───円卓議決開始 !」
「是は、世界を救う戦いである」
「『約束された勝利の剣 』!」 - 宝具発動。十三の拘束の内、六つを解放した星の聖剣の光の一撃。ちなみに聖剣の発するシステムボイスの声は、プロト世界のマーリンと同じもの。
- 「騎士の誓いは破れない」
「まだ……、未熟だな」 - 戦闘終了時の台詞。口調は違うが、アルトリアの方も同じセリフを言う。
マイルーム[編集 | ソースを編集]
- 「聖杯探索か。懐かしいな。今の僕には必要のないものだ。悪しきものであれば、正すまで」
- マイルーム会話「聖杯について」。かつてはブリテンの救済を願ったが、ある一件を経てからは最早不要となった。それが全てを食らう悪しきものであるのならば、正すのみ。
- ちなみにあっちのアーサー王も全く同じ台詞を喋っている。
- 「僕は、悪しきものを追っている。それは獣だ。彼方より来たりて、全てを食らうもの」
- マイルーム会話「絆Lv3」。『Prototype』の世界から『Grand Order』の世界に来訪したのは、ビーストが関わっている。
- 「かつて、僕が聖杯戦争に参加した時、僕は迷った。自分が何を成すべきなのかを。けれどもう、迷いはない」
- マイルーム会話「絆Lv4」。祖国の滅びの運命を変えるために愛歌の召喚に応じるも、彼は迷った。それを解き放ったのは───
- 「君は温かいんだね。まるで僕を救ってくれた彼女の様だ。この剣が幾ばくかの力になるのなら……全霊をもって力になろう、マスター」
- マイルーム会話「絆Lv5」。マスターにかつて己を救った少女を重ねた。
- 「君は暖かいんだね。遠い日の、優しくて穏やかな日向を思い出す。あぁ、この剣が幾ばくかの力になるのなら……全霊を以て力になろう、マスター」
- カルデアボーイズコレクション2018開催後はこちらに変更された。以前とは違い、主人公と綾香の事を重ねる台詞ではなくなった。
幕間の物語[編集 | ソースを編集]
イベント[編集 | ソースを編集]
- 「戦う力を君は持っている。技術という意味もそうだが……」
「心に。君は、剣を持っている。」 - 体験クエストにて、主人公と一緒に戦って。
- 一目で見抜くほどの鋭い観察力と、聖剣の使い手らしい表現である。
- 「そして、君の名前は○○。素敵な響きだね。」
- 再会後、主人公の名を聞いて。男であっても女であっても同じ表現をする。
- お世辞や下心を全く感じさせず、さらりと言って見せる紳士である。
- 「私は……
いや。僕は、君と共に戦いたい」
「征 こう。今この瞬間は、君が僕のマスターだ!」
「令呪の繋がりは必要ない。
ただ、世界を救うという意思を見せてくれるのなら!」
「その眩さに添えて!
僕は、星の輝きを───君に、見せよう!」 - 旅路の果てにすれ違った、不思議な彼の想いを継いだ人物を、もう一度目に焼きつけたい───。
- そんな、王としての義務や立場ではなく、彼個人の強い願望が一人称から窺える台詞。
船上のメリークリスマス殺人事件[編集 | ソースを編集]
- 「うん、一部の隙も疑問も挟む余地のない完璧なアリバイだな」
「なんという事だ! 怪しい人物がただの一人も存在しない!!」 - 客船で起こった殺人事件の調査にて。
- 停電中にテレビを見ていたというランサー、使えないはずの内線電話を使っていたというアーチャー、極めつけはブラックサンタの真似をするために「血と臓物求めて、刃物片手に暗闇をぶらぶらしてた」愛歌。容疑者たちの怪しすぎる証言の悉くをスルーし、事件を迷宮入りにしかねなかったため、綾香の「セイバーはバカなの!?」と鋭いツッコミが入った。
- 「騎士王の英知」とか言ってたが、やっぱりポンコツなのでは……。
- 「なんと……いうことだ……
凶器が全く分からない!!」 - 現場を調査して、名前を書かれた人が死ぬノートを含めた多くの凶器が残されていながら全スルー。
その他[編集 | ソースを編集]
- 「えええええええ!? 何で僕の息子が娘に」
- コンプティーク付録ドラマCD『コハトーーク』にて青セイバーや赤セイバーと共演。『Apocrypha』に登場するモードレッドが娘に変わっていることに衝撃を受ける。なお、『Prototype』本編が詳しく描かれていないため、最強セイバー議論では非常に謙虚な態度を保っている。
- 「ところでこの青い人……本当に僕と同じアーサー王なのか?」
- 同上。トークそっちのけでカレーを食いまくる青セイバーに少し引き気味。
メモ[編集 | ソースを編集]
- 『stay night』製作の都合上、主人公を男性にする必要があり、どうにかそれができないかと悩んでいたところに武内氏から出されたのが、「女性の騎士王」案。奈須氏に、「コイツ、俺のセイバーを女にしやがった」と言わしめたらしい。
- 『旧Fate』では『蒼銀のフラグメンツ』で描かれたストーリーと多少流れが異なり、「物語中盤、アーチャーによって倒され消滅。バーサーカーのマスターによってブラック化した状態で再召喚されるもののランサーと仮契約した綾香との戦いによって正純化し、バーサーカー陣営を撃破する」という展開だった。
- 「素直になれない天才少女」と「年上の青年」という関係を奈須氏は気に入っていたらしく、「性格はシニカルな男性サーヴァントと女性マスター」、という関係も含めて、遠坂凛とアーチャーという形で『stay night』へと引き継がれることになる。
なお、ギルガメッシュのデザインは黒化したセイバーを元にしている。 - 彼の鎧は逢倉千尋氏によるデザイン。形状はアルトリアのものと大分異なるが、青と銀のコントラストが醸し出す雰囲気は奈須氏のお気に入りであり、「王子様感と騎士姿が融合した素晴らしいデザインだと思います。そして、フードが最高。マジ萌えます」と、大絶賛している。
- 私服は長袖のシャツにスラックスとラフな格好で、外ではロングコートを着ている。
「蒼銀のフラグメンツ」では、『Fate/Zero』でアルトリアが着ていた物とソックリな黒のスーツを着用して執事のように愛歌に仕えている。どうも『Zero』から輸入したらしい。 - エクスカリバーの完全解放条件は「十三拘束の半分以上がクリアされること」なので、13/2=6.5で「七条以上を満たすこと」となるが、劇中では六条で解放されている ・・・あまり深くツッコんではいけない。
- 基本、騎士らしく真面目だが、『超時空トラぶる花札大作戦』では綾香との相部屋を希望したり温泉で彼女の裸を見ようとしたりと結構むっつりな一面も持っている。
- フルネームは「アーサー・ペンドラゴン」となっているが、これは有名な誤り。「ペンドラゴン」は、アーサーの父ユーサーの持つ称号であり、子に継承されるものではない。当時のブリテンに苗字はなく、「アーサー」と言う名前のみでフルネームなのである。なお、アルトリアの方も同様のフルネームが設定されている。
- もっとも、Fateは原典から多くの設定を大幅に変更しているため、誤りと知った上でなお「苗字があった方がかっこいいよね!」ぐらいの気分でこちらを採用した可能性も大いにある。
- 現代人からすると苗字がないと締まらないためか、英語圏の作品においても「Arthur Pendragon」をアーサー王のフルネームとすることが多い(例:英国のドラマ『魔術師 MERLIN』)
- もっとも、Fateは原典から多くの設定を大幅に変更しているため、誤りと知った上でなお「苗字があった方がかっこいいよね!」ぐらいの気分でこちらを採用した可能性も大いにある。
- なお、Fate/Grand Orderにも参戦を果たした後についたあだ名は「プーサー」と「ニチアーサー」。前者はプロトタイプ由来であるが、後者は完全に宝具演出由来だろう。
- 中の人的にはドアーサーだと思われるのだが、語呂の問題かこうは呼ばれない。
- Fateシリーズでも珍しくド直球にヒロイックなキャラだが、そのせいなのか台詞や宝具などところどころに特撮ヒーローっぽい小ネタがはさまれている。
- 「FGO Fes. 2017 ~2nd Anniversary~」開催記念 メモリアルクエスト報酬の概念礼装である『英霊正装』では風船と花束を持った姿で登場。花束はマスターへのプレゼントとも考察されている
イラスト担当の中原氏によると風船の色はコマンドカードをイメージしたBBAAQとのこと。[出 1]
- 『カルデアボーイズコレクション2018』にて白いタキシードに身を包んだ『ホワイトローズ』が霊衣開放として実装。WD[注 2]アーサーとも呼ばれている。
- 円卓の騎士たちはマントが長いから中原氏が「アーサーもロングマントが絶対良いです!」と言ったが、「いや絶対これぐらいの丈の方がかっこいいから」と武内氏に言われたとのこと。[出 6]