間桐桜

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間桐桜
読み まとう さくら
外国語表記 SAKURA MATOU[出 1]
誕生日 3月2日
血液型 O型
身長 156cm(stay night)
120cm(Zero)
体重 46kg(stay night)
25kg(Zero)
スリーサイズ B85(E)/W56/H87
特技
stay night
家事全般、マッサージ
Zero
我慢比べ
好きな物
stay night
甘いもの、怪談
Zero
お菓子、恐い話
苦手な物
stay night
体育、体重計、生の果物
Zero
運動
天敵
stay night
イリヤ遠坂凛
Zero
間桐慎二
魔術属性 虚数
声優 下屋則子
デザイン 武内崇
イメージカラー 桜(stay night)
薄桃(Zero)
初登場作品 Fate/stay night
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概要[編集 | ソースを編集]

衛宮士郎に憧れを抱いている穂群原学園の後輩の少女。間桐慎二の義妹であり、遠坂凛の実妹でもある。

略歴
遠坂時臣遠坂葵の次女として生まれる。
第五次聖杯戦争の11年前、間桐家に養子に出される[注 1]。表向きは遠坂と間桐の同盟が続いていることの証。裏では、間桐臓硯にとっては断絶寸前だった家系を存続させるために、魔術の才能がある子供(というよりは胎盤)を求めていたという事情があった。また遠坂時臣にとっては一子相伝である魔道の家において2人目の子供には魔術を伝えられず、そして凛と桜の姉妹は共に魔道の家門の庇護が不可欠であるほど希少な才能を生まれ持っていたため、双方の未来を救うための方策でもあった。間桐家に入って以後は、遠坂との接触は原則的に禁じられる。
しかしながら「間桐の後継者」の実態は間桐臓硯の手駒であり、蟲の大群に体を嬲らせ、間桐家の魔術師へ改造する修練を受ける。望まれるのは体のみで、逆らうと蟲で再教育を施され最長2時間で発狂した[注 2]
第五次聖杯戦争の4年前の4月、士郎の懸命な姿を見て彼に憧れを抱く。その後、彼が間桐邸に来ると頑張って挨拶した[出 2]
時期は不明だが、士郎を近くで見られる様に、弓道を始める[出 3]
第五次聖杯戦争の3年前、魔術の修練を受けている事が露見して、義兄の慎二から虐待され出し、性交渉も持つ[注 3]
第五次聖杯戦争の1年半前の夏、士郎が弓道部から追い出された事を切っ掛けに、衛宮邸に手伝いとして通い出す。当初は他人に物を食べさせる事に引け目があったが、士郎と一緒にお握りを作ってこれを克服した。
第五次聖杯戦争ではマスターに選ばれライダーを召喚したものの、参加を拒否。臓硯が許可したため意欲を見せた慎二にマスターの権限を譲渡する。
人物
控えめで、流されやすい気質と我慢強さを持つ。士郎と出会った頃は、間桐家での魔術の修行の影響や虐待のせいで、暗く、笑うこともなかった。だが、藤村大河などの影響を受け、徐々に明るい性格に変わっていった。
しかし、姉に対する劣等感と穢れた魔術師である自身を嫌悪している部分が根底にあり、完全に吹っ切れている訳ではない。HFルートで士郎と両想いになったあとはそれが顕著で、「本当の自分を知られたくない」という思いから歪んでいってしまった。他者に対する依存心が強く、自身を間桐から救い上げてくれる「誰か」を強く望んでいた。
誰のことも恨まないが、一番身近な存在である凛に対しては自分に正直になる[出 2]。また自分を差し置いて幸せになっている世界に不公平とも感じている。
『hollow ataraxia』では控えめで気配り上手な性格こそ変わっていないものの、許容できない言葉や行動に対してはたとえ相手が家族(間桐家並びに衛宮家も)であっても震え上がらせるほどの怒りを見せる他、部活動などでは毅然とした態度を見せ、ここぞという時には積極的になるなど、したたかな面が強くなっている。
また、姉が典型的な魔術師で科学や機械に疎いのとは対照的に、魔術師の常識には疎いが一般的な現代人程度には機械を扱え、一般的な常識も備えているなどの差が見られる。
美人でスタイルも良い桜だが学校で男子から告白されることはないとのこと。桜は教室だととても暗くどんなに美人でプロポーションが良くても、男子からは疎遠に、女子からは敬遠されているためである。
能力
魔術回路の数と質は凛と同様で、属性は希少な「架空元素・虚数」。魔道の家門の庇護が無ければホルマリン漬けの標本にされていた、と言われるのは、この持って産まれた属性による。
しかし間桐家の属性である「水」に強引に合わせられた事、胎盤としての期待しかされていなかったため魔術の手解きは受けていないことで、結果として魔術の腕は士郎並み。一応間桐の魔術である吸収や束縛といった魔術の行使は可能だが生来の属性でないため素質に見合った力は発揮できない。そもそも体内の刻印虫に魔力を吸われ、魔術を組み立てることもできない。
魔術の知識は碌に教わっておらず、士郎の鍛錬が鍛錬どころではないとは分かるが、魔法使いのゼルレッチのことは知らない。
マキリ流の聖杯を作成することを目的とした臓硯の実験により、第四次聖杯戦争の小聖杯の欠片を触媒に生み出された刻印虫が体内に埋め込まれている。臓硯としてはあくまで実験であり実際に桜を小聖杯として使うつもりはなく、時間を掛けて小聖杯になりつつ天寿を全う出来るように調整しているため、本来ならば聖杯としての機能は覚醒しないところ、桜ルートでは覚醒した。しかも聖杯の中の存在が小聖杯である桜を通して睡眠時など桜の意識が薄い時に彼女を使い、無差別に生物の生命力や肉体を溶解し吸収する「影」として出現するようになった。使い魔は影の小人で、本来なら肩に乗れる大きさ。
『hollow ataraxia』ではライダーの手ほどきの元、本来の資質にあった魔術の修行を行い、目に見えぬ不確定を以て対象を拘束する、虚数の魔術特性魔術の行使が可能になっており、相手が幽世のモノであれば容易く彼岸に返す暗黒の渦として使用可能。しかし半年ではまだ虚数属性の魔術師としての下地は出来ておらず自身の深層意識(イド)を剥き出しにし、最も暗い負の面を刃にすることでしか魔術を攻撃手段とすることが出来ておらず、自身の暗黒面に引き込まれる危険性がある。主に桜色の刃として使用する他、弓道部だからか左腕に弓掛と弓を形成し、矢として射出する。

バリエーション / コスチューム[編集 | ソースを編集]

黒桜[編集 | ソースを編集]

「マキリのはい」。通称「黒桜」。

「この世全ての悪」アンリマユの汚染により桜が変貌した状態。自分がバケモノであると受け入れて適合して黒化した状態。一種の「反転」存在。

第四次聖杯戦争の後、臓硯は「この世全ての悪」に染まった聖杯の器の欠片を回収し、刻印虫の形で桜に埋め込んだ。これにより桜と「この世全ての悪」の間に繋がりができるが、条件が満たされなければ聖杯の器として完成しない。
しかしHFルートではその条件が満たされてしまい、聖杯の器として覚醒してしまう。桜にとってFateルートやUBWルートでの士郎は「手に入らなかったもの」だが、HFルートでの士郎は手に入った後の「失くしたくないもの」である。加えて凛に対する負の感情が徐々に膨らんでいき、「この世全ての悪」の成長を促した。[出 4]
サーヴァントが死ぬと「この世全ての悪」は桜の影を通してこれを吸収し、1つの人体に英霊の魂が集まって、桜は押し潰されていく。この補助として聖杯の器は大聖杯から魔力を引き出すが、同時に「この世全ての悪」の呪詛も流れ込む。この過程で時間感覚や味覚は正常でなくなり、理性は働かなくなっていった。また全身を刺し貫かれ首を落とされても死ななくなるなど、人間離れしつつあった。
総仕上げとして臓硯がかけた罠に嵌って慎二を殺した時、簡単だった以外に感想が無い事、夢だと思って笑っていた殺人は本当の事だと自覚し、「この世全ての悪」を受け入れる。
その後、黒化が本格化し、世界に拒絶されて大気が猛毒になる体になった。この時点で見た目は白髪に変化し、影をハイネックのワンピースの様にして身に纏っている。
正気でなくなっているが、黒桜は「この世全ての悪」に乗っ取られているのではなく、それまで溜め込んでいた負の感情が「この世全ての悪」によって表面化したもの。壊れて自棄になった桜自身である。

聖杯の器として大聖杯の魔力を使え、その量は兆に達し無尽蔵といえる。また「この世全ての悪」が魂の物質化ができる存在だからか、魂が魔力の永久機関になり、凛からは第三魔法の模造品と評されている。桜の「虚数」、間桐家の「吸収」を掛け合わせた「影」を使役し、ありとあらゆる生物を溶解し、吸収する魔術を使う。
聖杯であるため特に聖杯の力で括られたサーヴァントに有効で、正純に近い英霊ほど影には抗えず近づくだけでも影響が出る。生け捕りにしたサーヴァントは黒化させて支配下に置くことができるが、ギルガメッシュは黒化させられず急いで消化する必要がある[出 4]
半ば無意識に使っていた影の触手は人の頭に当てれば即死させ、腕部や腹部でも瀕死に追い込み、バッドエンドでは人体を解体している。「食事」は当初食べ残しがあったが、後に街の一角に居た人間を丸呑みし、跡形も無くしている。無生物にも有効でアインツベルン城の広間を全壊させている。但し黒桜が意図して攻撃する時は魔力を吸い上げて衰弱させるに留まっている。
使い魔の小人は魔力を過供給されて肥大化し、1体だけでも宝具並のところを無数に操る。しかし桜自身の魔術回路の限界で、一度に出力できる魔力量は数値にして1000程度で凛と同等である。
ここまで行っても霊長の抑止力は働いていない[出 4]

『Fate/hollow ataraxia』では一種のネタに変化。

公式サイトの第2回人気投票では38位と低迷(桜とは別キャラ扱い。ちなみに桜の方は5位)。

間桐桜 (EXTRA)[編集 | ソースを編集]

『Fate/EXTRA』に登場する間桐桜。ムーンセルが過去に生きた人間の中から再現したNPCであり、保健室でマスター達の健康管理を司る上級AI。

詳しくは「間桐桜 (EXTRA)」参照。

間桐桜 (美遊世界)[編集 | ソースを編集]

『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』の「美遊世界」に登場する間桐桜。

詳細は「間桐桜 (美遊世界)」を参照。

へたれ桜[編集 | ソースを編集]

Fateのバッドエンド救済コーナー「タイガー道場」に登場した桜のイロモノ化。2頭身で、顔がポンチ絵になっている。

タイガの失言によって凛とイリヤが予告した「余命あと7回」を実行しにきたりする。DEENアニメ版DVDの特典映像「タイガー道場」にもモブキャラとして登場。

Gサクラ[編集 | ソースを編集]

カプセルさーばんと』で登場したGS-01。正式名称「ギガンティック・SAKURA-01」。時空帝国マト―が開発した巨大人型陸戦兵器。朝起きたらいつの間にか改造されていた悲劇の少女。

GS-02は海戦用。初期型の問題部分を解消しようと開発したら何故かさらにヤンデレ化したブラックサクラ。GS-03は空戦用。今度は性格を適当に調整したらアッパーになったBBサクラ、ちなみにGH・リリスとGM・リップも搭載している。

パールヴァティー[編集 | ソースを編集]

Fate/Grand Order』において、ランサー疑似サーヴァントとして登場。

詳細は「パールヴァティー」を参照。

カーマ[編集 | ソースを編集]

Fate/Grand Order』において、アサシン疑似サーヴァントとして登場。

詳細は「カーマ」を参照。

ドゥルガー、カーリー[編集 | ソースを編集]

Fate/Grand Order』において、アーチャー疑似サーヴァントとして登場。

詳細はそれぞれ「ドゥルガー」「カーリー」を参照。

サクラ (ペーパームーン世界)[編集 | ソースを編集]

Fate/Grand Order』の「ペーパームーン世界」に登場する間桐桜。生産部グロウの筆頭AIかつメドゥーサ〔セイバー〕のマスター。

詳細は「サクラ」を参照。

使用技[編集 | ソースを編集]

Fate/unlimited codes[編集 | ソースを編集]

避けられますか?
腕を振り上げ、地を這う黒い衝撃波を放つ飛び道具。
飛んじゃえ
影の触手を斜め上方に伸ばして攻撃する。
捕まえた
複数の影の触手を前方に伸ばして攻撃する。
お留守ですよ
影の触手で足元を薙ぎ払う。
邪魔です
影の沼を地面に設置する。長押しで前進し、ボタンを離すと上方に衝撃波が吹き上がり攻撃する。空中可。魔力ゲージを消費する。
危ないですよ
影の沼を地面に設置する。長押しで前進し、ボタンを離すと無数の触手が飛び出し攻撃する。空中可。魔力ゲージを消費する。
逃がしません
影の沼を地面に設置する。長押しで前進し、ボタンを離すと沼が周囲に広がり攻撃する。空中可。魔力ゲージを消費する。
削りますよ
螺旋状に束ねた触手で貫く。空中可。
ひどい人……
瞬間移動する移動技。
いただきますね?
影の触手を自分に巻き付ける。この状態で敵の魔力系飛び道具を受けると吸収して魔力ゲージを回復する。
呪層界・魔吸根
魔力開放。攻撃時に敵の魔力ゲージを削る。
呪層界・胎蔵曼荼羅(ヘブンスフォール)
超必殺技。無数の触手で相手を拘束し、影の沼に引きずり込む投げ技。
おなかがすきました
超必殺技。風船のように膨らんで破裂する影を出現させる。
呪層界・悪心祝祭(アート・アンリマユ)
聖杯超必殺技。触手で相手を拘束し、影の巨人による一斉攻撃をかける。

とびたて!超時空トラぶる花札大作戦[編集 | ソースを編集]

頑張れおじさん
チーム「間桐の夏、貧血の夏」で使用。ランダムで時々発動。雁夜の文数を回復する。
呪層界・胎蔵曼荼羅
チーム「大聖杯の花嫁たち」で使用。自分の文数が3文以下の場合のみ発動でき、対戦相手全員のMPを全て奪う。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

Fateシリーズ[編集 | ソースを編集]

Fate/stay night
朝起こしに来て、朝食の支度までする後輩。士郎にとって「日常」の象徴でもある。
だが彼女のルート解禁は一番最後であり、そしてその「Heavens Feelルート」はこれまでの2ルートにおける様々な伏線が回収される。
Fate/hollow ataraxia
『stay night』とは打って変わって間桐家の主導権を完全に掌握。
いうことを聞かない場合は、生殺与奪権を握っていることをちらつかせたり、たまに黒桜の片鱗を覗かせて脅したり。
Fate/Zero
幼少時。既に間桐へ養子に出された後で、彼女の存在が間桐雁夜の参戦動機になる。
アニメ版及び漫画版では蟲の大群に穢されている姿が描写された。
Fate/Apocrypha
設定のみ語られている。大聖杯は強奪され、後継者に恵まれなかった間桐家は魔術師として滅び、桜は遠縁に引き取られ、プロレスラーとしてドリルロール少女と共に来日した。
……が、この世界でも想像を絶するナイスバディであったようだ。凛は泣いてもいい。[出 5]
Fate/unlimited codes
「マキリの杯」。2人目に解禁となった隠しキャラクター。黒桜での参戦。直接登場しないものも含めれば、8ルートで聖杯として目覚めている。
低耐久・鈍足・低火力の三重苦を負っているためキャラランク「三弱」の一人。長所である起き攻めの強さも含め、キャスターをさらにマイルドにした性能といえる。
Fate/Grand Order
多数の概念礼装のイラストの他、疑似サーヴァントであるパールヴァティーカーマドゥルガー及びカーリーの依り代として登場。
『Fate/Zero』とのコラボイベントでは台詞・立ち絵ともにないが少女時代の彼女が登場。破壊された間桐邸から救出され、雁夜ともども冬木市街の病院に放り込まれる形で解放された。

Fate関連作品[編集 | ソースを編集]

フェイト/タイガーころしあむ
通常の桜及び黒桜が登場。
通常桜シナリオでは、ある日突然小さくなり分裂してしまった慎二に、士郎との仲を取り持ってもらうため、交換条件として彼の分身たちを集めて回ることに。
黒桜のシナリオはある目的のためその障害となるキャラを次々と倒していく一見凄惨な内容であり、「黒さが足りない」と気安く黒くした大河すらもドン引きさせたが、その目的が…。
フェイト/タイガーころしあむ アッパー
突然、凛から遠坂邸に来るようにとの電話がかかってくる。どうも様子がおかしい。すぐに遠坂邸に行ってみるが、凛は不在。
桜とライダーはとりあえず凛を探して衛宮邸へと向かうが……?
個別シナリオはないが、黒桜も引き続き参戦。
衛宮さんちの今日のごはん
メインキャラクターの一人。士郎の料理の助手を務めるだけでなく、彼女が単独で腕を振るうエピソードもある。
氷室の天地 Fate/school life
基本的にはモブ。主人公の氷室を含む陸上部三人娘との接点がほぼなく、弓道部関係の話で度々登場。蒔寺によると陸上部が有力な人材として狙っていたらしい。文化祭のミスコンに出場するも、凛の前に敗退。
カプセルさーばんと
敵マスターの一人。外見は悲惨な時期を過ごしたZero時代の姿だが、(少なくとも表面上は)明るい。
臓硯は海外に行って行方不明で、シンジは家では兄をしているためそれなりに慕っている。最近の悩みがカリヤおじさんの作るご飯がまったく美味しくないこと。
また、ボスキャラとして高校生の桜が巨大化した「Gサクラ」も出演している。
Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ
番外編に登場。凛とルヴィアの喧嘩に巻き込まれて倒れていた士郎を発見、介抱し保健室へ連れて行く。
凛との姉妹関係は不明。間桐家の現状も慎二や臓硯が未登場である為良く分からない。
Fate/ゼロカフェ~Fate/Zero Cafeに集う英霊達~
人生を諦観しきった目をした無口な幼女。日々バーサーカーに引きずり回されてボロ切れと化す雁夜おじさんを無感動に見つめている。
間桐家に養子に出され蟲特訓を受けている身の上は変わらないようだが、比較的頻繁に外を出歩いていたり、凛や士郎やイリヤと一緒に遊んでいたりと本編よりは自由度が高い模様。
Fate/mahjong night 聖牌戦争
この世界でも間桐家の一員となっている。
原作同様に家族丸ごと麻雀漬けの上、弓道部や衛宮家といった日常空間にまで麻雀が浸入してきていることに心を痛めている。
麻雀に関する感覚は一般人とそう変わらないため麻雀まみれの周囲に対して強烈な疎外感を抱いており、ライダーもその対象に含まれかかっている分ある意味ではFate本編より闇が深くなってしまっている。

その他[編集 | ソースを編集]

TYPE-MOON エイプリルフール企画
2013年の「路地裏さつき ヒロイン十二宮編」では酉の宮を守るゴールドヒロイン、メガ林桜子として登場。
2015年の「TMitter2015」ではインペリアルローマプロダクション所属の正統派アイドルとして登場。
ALL AROUND TYPE-MOON
凛の付き添いで、ライダーを伴って来店。ギャンブラー凛を倒す。
後に(話数としては前だが)彼女と思しき人物が現れるが……(後述)
カーニバル・ファンタズム
「1st Season」では本編に一切出番がない。アイキャッチに書き込まれていた黒桜の台詞でその事実に初めて気付いた視聴者も多かったとか…。その鬱憤晴らしか「2nd Season」収録の「型月連続テレビ小説 さくら」では大暴れ。素の状態でドス黒い台詞を連発し、原作とは違った結末に至る。あとはカーレースでコンパニオンやってたり。「3rd Season」の「ドキドキデート大作戦 解答編」の「みんなとデート」ルートでは士郎とのデート以外にも、士郎が行っている他者とのデートを先回りしてストーカーするが、それ以外は特に何もしない(できるだけ修羅場になるようタイミングを計っていたような節もある)。これに対し「メインヒロインとデート」ルートでは、黒化して蟲サラダを出すなどの報復を行っており、形はどうあれ自分とデートしてくれた事が桜にとって重要な模様。
ちびちゅき!
『stay night』本編の弓道部部長を務める桜と、初等部に所属する『Zero』時代の桜、保険委員をしている『EXTRA』の桜が全員登場。

人間関係[編集 | ソースを編集]

冬木[編集 | ソースを編集]

遠坂時臣
実父。彼に養子に出され、黒化した際は恨み言を吐き出した。
遠坂葵
実母。桜を養子に出す事へは「魔術師の家系に生まれた者の宿命である」と諦めていたが、内心では間桐家に奪われたとも思っていた。
遠坂凛
実姉。子供の頃はとても仲の良い姉妹だったのだが桜が間桐家に養子に出されたことで離ればなれに。協約により深く関わることは禁止されていたため『stay night』本編開始時はあくまでもお互いに先輩と後輩の関係である。彼女のようになりたいと願う反面、コンプレックスも強い。
間桐臓硯
義理の祖父。魔術の修行と称して日々過酷な拷問を受けさせられていた。
間桐鶴野
義父。臓硯の指示で彼女の調練を担う。桜は心配させてしまった人と思い返している。
間桐慎二
義兄。セイバー曰く、平成残酷物語な関係だとか。聖杯戦争中はマスターとしての資格を彼に譲っている。ただし歪んだ形ではあるものの慎二なりに愛情は持たれている。
凛ルートではエピローグで仲直りするが、後続の作品では歯牙にかけておらず眼中に無い。
間桐雁夜
義理の叔父。実母の幼馴染でもあり、間桐に養子に入る前から親交があった。雁夜は桜を救うために奮戦するが……。
衛宮士郎
好意を寄せる憧れの先輩。HFルートでは恋人に。彼からは保護するべき相手と認識されており、『hollow ataraxia』で「桜だけでも逃げていてもらいたい」と気遣われることもあるが、一方で士郎にとって「(たまに)一番怖い」のは桜らしい。なお彼には自身が魔術師であることを隠している。
ライダー
召喚したサーヴァント。ルートによっては、後に魔術の師となる(ライダーに言わせれば専門ではないので初歩的なものらしい)。姉妹のように仲が良いが、本気で怒ると彼女にも容赦がないらしい。
ライダーは桜に親愛どころか恋心を抱いてるが、桜の方は彼女にどういった感情があるか不明である。
イリヤスフィール・フォン・アインツベルン
境遇が似ている少女。
『stay night』では、ある理由から彼女に苦手にされていたが、『hollow ataraxia』ではメインヒロイン3人のうち一番イリヤに好かれており、義理の妹分としても世話を焼かれている面もちらほら見られる。
藤村大河
尊敬する教師であり部活の顧問。しかし衛宮家で胃袋を握っている関係上、立場が上になることも。
美綴綾子
尊敬する先輩。『hollow』では桜が弓道部の新部長になったため、元部長の綾子にはいろんな意味で頭があがらない。
美綴実典
美綴綾子の弟。弓道部の新入部員であり後輩。想いを寄せられているが、桜は気づいていない。
キャスター
『hollow』では「理想の奥様」として尊敬し、彼女からも親愛を寄せられている。
ただし、彼女も士郎から料理を習っている事は知らないかあえて知らない振りをしている。『衛宮さんちの今日のごはん』では士郎を介して知り合う。
ディーロ
言峰綺礼の後任の神父。割と懐いており、仲も良かったらしい。
バゼット・フラガ・マクレミッツ
『Fate/hollow ataraxia』の『後日談。』では彼女の地雷を踏む。『Fate/unlimited codes』では彼女をループに閉じ込める[出 6]
セラ
『衛宮さんちの今日のごはん』にて、ハーブの栽培を巡って意気投合し、ハーブを使ったレシピをいろいろと教わっていた。
沙条愛歌
『とびたて! 超時空トラぶる花札大作戦』でのチーム「大聖杯の花嫁たち」の相方であり、自身の原典。「マナカ」と呼ぶ。
この時の桜は過去と未来のネガティブな情報が合体した非常に不安定な存在だったが、愛歌の狂気に比べればまだまだ可愛い物。
なので愛歌に気に入られてはいても彼女は正直引いている。コンビとしても互いをサポートしようとしないため、微妙な所。

名台詞[編集 | ソースを編集]

Fate/stay night[編集 | ソースを編集]

「もし、わたしが悪い子になったら先輩は叱ってくれますか?」
衛宮家の土蔵で二人きりになった時に士郎に尋ねると、士郎は「ああ、桜が悪いことをしたら怒る。きっと他のやつの何倍も怒ると思う」と答えた。
劇場版『Fate/stay night[Heaven's Feel] Ⅰ.presage flower』ではプロモーションPVで先行公開された。
同作第一章のエンディングテーマ『花の唄』にも「悪いことをしたらきっと貴方が怒ってくれると約束したよね」という歌詞が使われており、この部分は同作において最も印象が強かったシーンとして多くの人が挙げている。
「先輩。私、処女じゃないんですよ?」
桜が今までどのような辱めにあったのかが察せられる発言。それでなくてもかなり印象が強いので、制作サイドの数人が「印象に残るセリフ」として挙げている。
当然ながら『Réalta Nua』では変更されているが、劇場版HF第二章でまさかの復活を遂げた。[注 4]多くのファンが劇場版は『Réalta Nua』のストーリーに準ずると予想していたため、驚く反応が多かった。
もっとも、その後に描写されたFateアニメ史上初の濡れ場の方が衝撃的だったが。[注 5]
「だってあの人、私には勝てないもの」
桜を勝たせて聖杯を使い、刻印蟲を取り除く方針を決めた士郎は当面の脅威である臓硯を倒すためにイリヤとバーサーカーに協力を求めることを決めた。が、ライダーは臓硯を警戒しながらもそれ以上に言峰を危険視していた。桜もそれには同意見だったが、彼は自分に勝てないと断言した。不気味な笑みで、あっさりと。既に、アレは桜の中で成長していき、桜の意識と同調しつつあった。
この時、ライダーは桜の異変に気づきつつも、士郎の警護のために出ていった。
「そうだ、外に出さなければ良いんだ」
「そうすれば、もう危ない目に遭うこともないよね」
士郎とライダーが外出した後に漏らした独り言。だが、桜は自分が何を言っていたのかすぐに忘れてしまった。士郎との繋がりが強くなったことで、彼女の心の中にある闇が大きく膨れ上がっていく。事態はより最悪の方向へ進んでしまうが、誰も止めることが出来なくなっていた。
「先輩は、どうして私を守ってくれるんですか?」
上記の劇場版HF第2章での濡れ場に繋がる場面。夜分遅くに就寝中だった士郎の部屋を訪れ、下着姿で士郎を背中越しに抱きしめながら発した問い。
それまでの控えめな彼女らしからぬ(半ば逆夜這いのような)大胆な行動ではあるが、これは直前のシーンで士郎の走り高跳びの記憶を凜も共有していたことを盗み聞いてしまい、士郎を凜に取られてしまうという焦りが生じた故の行動であった。
桜「それは家族として、ですか?それとも、女の子として…ですか?」
士郎「…ああ。俺は、桜が好きだ」
桜「なら……抱いて下さい」
上記の続き。前述の問いに「俺の方が桜に居て欲しかった」という返答をした士郎に対し、彼にとって自分がどのような存在なのか知るべく問いを重ねる。
そして、遂に待ち望んでいた言葉を得た事で秘めた感情が抑えきれなくなり、女性として自身を愛してくれるよう懇願する。
この後、積年の想いが叶って士郎と結ばれた事で精神的な余裕が生まれ、凜を「姉さん」と呼べるようになった。
「くうくうおなかがなりました」
いや、だからって「捕食」しないで下さい。
ゲーム版ではこのあたりの描写は背景絵と効果音のみであったが、劇場版アニメでは「夢の中」という表現からかメルヘンチックなものになっており、動物達と共に森の中を進んで行き、集まってきた人形を飴玉に変えてぱくりと食べる表現になっている。……当然ながら、上記の「捕食」の暗喩である
余談だが人形が破裂して飴玉が転がってくる描写は「ピニャータ」というくす玉人形がモチーフとなっており、中南米で子どものお祭りに実際に使われているものである。
「こんな人──いなければいいのに」
間桐邸に帰宅したら慎二に暴行を受け、あまつさえ「士郎に(兄の自分と桜が)肉体関係を持っていることを教えてやろうか」と言われた際に強い憎悪を抱く。桜が長年堰き止めていたソレは形になり、慎二に容赦なく襲い掛かってしまう。その直後に今までの自分の無意識下の行いを自覚した桜は、遂にマキリの杯として覚醒する。
「私は姉さんがうらやましかった!」
マキリの杯として覚醒した力を行使する桜だが、対峙した凛に次々と対処されてしまい、とうとう胸に秘めていた羨望と憧憬を口にする。遠坂家の娘として育てられ、学園では才色兼備の優等生、魔術師としても優秀な姉の在り方に強く憧れており、劣等感を刺激する元凶でもあった。一度でも姉に勝って褒めてほしかったと後に吐露するが、素っ気ない言葉を返されたことで呆然とし、激昂する。
余談だが、桜が無意識に使役した影は凛に対して過剰に攻撃的である。
「――約束の日を迎える為に、永く種を蒔き続ける。贖いの花。私の罪が赦されるまで、ここで春を待ちましょう」
Heaven's Feelノーマルエンドのエピローグ。誰もいなくなった衛宮邸を藤ねえから託されて、何度も何度も春が訪れ、永い永い時が過ぎていく。……遠い月日が過ぎてから見た光景は、懐かしい坂道で、あの頃の姿のままの少年が手を振って―――
凛「桜、幸せ?」
桜「はい」
Heaven's Feelトゥルーエンドのエピローグ。全てが込められた姉からの短い質問に対して桜は満面の笑みで答える。
「いつか自分の前以外でも笑えるように」という士郎の願いが叶ったことを象徴するシーン。
長かった夜は明け、物語はその幕を閉じる。

Fate/hollow ataraxia[編集 | ソースを編集]

「許せない」
日記「ジャプニカ暗殺張」によく記載されている言葉。やった当人たちにとっては些細なことでも、それを繰り返されればやられた側の堪忍袋の緒ももたないということである。
「ふ―――うふふふふ。年頃の女の子の部屋に無断で入るなんて、困った人もいるものですねー。
 恥ずかしいなあ、許せないなあ、いくら兄妹でもちょっと見過ごせないかなー♡」
自らの魔術工房───もとい自分の部屋に勝手に入られた時のセリフ。ハートマーク付きだが、実際には恐ろしい迫力である。女子のプライベートを覗くのであれば命懸けで行動しなければならないようだ。
「だめー! くじけそうになる発言は禁止ーーー!」
最終決戦にて、自分はこの場所を任されたと言い聞かせるも、ライダーから「まあ、実際置いていかれた訳ですが」と突っ込まれた際の台詞。『hollow』の桜は精神的に成長したところが垣間見れるが、弱気な部分もやはり残っていることがわかる。

Fate/Zero[編集 | ソースを編集]

「はい、よく解りました。お爺さま」
雁夜の最期を見届けて。何かうわ言を呟きながら、何故か満ち足りた表情で死んでいった雁夜の死に様は、桜には理解し難いものだった。唯一理解できたのは、これが全て臓硯への反抗の結果だということ。その実例を「授業」とし、幼い少女はその眼に男の死を焼き付けた。
「馬鹿な人……お爺さまに、逆らうから」
アニメ版で雁夜の最期にかけた台詞。事情を聞かされていなかったとはいえ、仮にも彼女のために頑張っていた雁夜を「大人のくせに、とても愚かで物分りの悪い人」だったとして、無表情と酷薄ともとれる声音で見送る。
淡々と目の前の雁夜の死を見ているだけだった原作小説とは対照的であり、視聴者の間でどよめきが広がった。

Fate/unlimited codes[編集 | ソースを編集]

「……待っててね、先輩……あと少しでわたし、 生まれ変わりますから……」
「サナギから蝶になるみたいに……虫にだって、キレイになる時が、あるんだから……」
「あれ、でも……先輩って、誰だっけ……?」
「おかしいなあ……わたし、誰を待って……何を……したかったんだっけ……?」
「ま、どうでもいい事ですよ、きっと」
桜ルートのエンディングにて。自我が崩壊し、士郎の事や行動の目的など何もかもを忘れてしまうが、彼女はそれすらも気にしなかった。

トラぶる花札道中記[編集 | ソースを編集]

「あはは、覚悟はしています」
「けど、わたしの時はイリヤさんが犠牲になっちゃいましたから、これも恩返しになるのかなって」
メインストーリーにて、「イリヤルートができたら確実にラスボスだよ?」と言われて。なんともいい子である。

フェイト/タイガーころしあむ[編集 | ソースを編集]

「ふ、ふふふ、兄さんってば……おいたが過ぎますね…。先輩も先輩です…そんな甘やかして!」
「先輩のばかーっ!!」
自分のルート。ちび慎二の1つが士郎にぺったりくっ付いていた。
けれど士郎は困りつつもペット的感覚なのか、くすぐられても仕方ないなぁと言いながら受け入れていたためつい士郎を攻撃してしまう。
「遠坂先輩、それをいただけませんか?
 こちらで―――処分します」
同上。ちび慎二の1つがぺったりくっついている凛に対して。彼の運命や如何に。
「キャスターさん、その気持ちわかります。兄さんを戻してくれたのは感謝します、が。
 わたしも聖杯が欲しくなりました。手に入れて先輩と…うふふふふ」
同上。桜もキャスターも愛に生きている。
「ダメですよー。先輩怪我してるじゃないですかー。はい、あーん♪」
同上。桜の願いは、評判の良い高い店で士郎と2人で食事というささやかなものだった。怪我の原因は桜だが、士郎がその件をいいやと流してるので問題ない。
「うわ、うわ、うわぁ。せ、先輩がこんな近くで……無防備で……ああもう! 可愛い~」
ドラマCD「虎の威を借るケモノたち」より。「私の好きな人が私を好きになる」と虎聖杯に頼んだら、士郎の精神が赤ん坊になり桜が母親になった。桜はこれでもいいらしい。
「ダメです! 士郎ちゃんは大きくなったら、私と結婚するんです!」
同上。これが光源氏計画か……男女逆だけど。

フェイト/タイガーころしあむ アッパー[編集 | ソースを編集]

「だって先輩、いい声で鳴くんだもの……」
「いつまでも聞きたくなっちゃいます❤」
自分ルート。凛を探すためネコミミ洗脳された士郎を仕方なく攻撃、のわりに楽しんでいた。
この発言に士郎は「ライダー……今の台詞に、つっこんで………甘やかすの、よくない……」と言ったがスルーされた。
「……うん、そうだねライダー。無関係なら手加減しなくていいんだもんね」
同上。ネコアルクに対して。黒桜になっていないのに黒い……だと……さらっと恐ろしい事を言ってのけた。
「……死刑宣告に等しいです……あの、お友達探しなら他の人にしてもらえませんか? 姉さんとか気が合うと思うんです、わたし」
カレンルート。カレンに私に近い心をもった貴方なら、私と同格の魔法少女になれると断言されて、落ち込む。

とびたて!超時空トラぶる花札大作戦[編集 | ソースを編集]

「わたし、願いゴトとか、もうないし」
願い事がなんでも叶う聖杯温泉に行こうと誘われて。既に絶望しきっているのが悲しすぎる。
「ごめんなさい、雁夜おじさん。……それと、ありがとう」
「今回も空回りだったけど……いつか、おじさんにもいいコトがありますように……」
ラスト、自分が偶然口にした願いのせいで温泉に入れなくなり、それでも願いを叶えようと必死な雁夜を見て。原作の結末を知っている以上なんとも言えないが、このセリフに救われたプレイヤーは多いと思える。さらにバーサーカー陣営の脚本は原作者・奈須きのこ担当。きのこGJ。
「すべてを無に帰す、ボス枠として確定してしまった立ち位置に絶望したヒロイン」
「いいんです、アーチャーさん。私のキャラ属性は変えられない事は大聖杯が教えてくれました。私の運命は真っ暗です」
EXTRAチームのラスボスとして登場しての発言。もはや何も言うまい。因みに、上段の台詞はテキストではこの通りなのだが、ボイスでは「ボス枠として確定してしまった「自分の」立ち位置に~」になっている。
「――だが断る。変態同士、すえ長くお幸せに」
同上で、愛歌に助けを求められたときのセリフ。今回の愛歌は不憫。

カプセルさーばんと[編集 | ソースを編集]

「……(なんてすてきな人なんだろう……)うん、わかった。私が負けたら、およめさんになってあげるね」
チュートリアルであっさりやられたシンジの仇を討ちにシロウを探しに来たのだが、出会って早々惹かれたらしい。何と言うか、このシーンの二人は全く会話が成立してない。
「……なるほど、……で、他に何か言い残すことはありますか?」
「 元 お 父 さ ん ? 」
巨大化させられたGサクラの時臣博士に対する説明後の発言。
平行世界でしかも時臣博士のほぼ自業自得、挙句の果てにシロウorリンに後始末を押し付けたとはいえ、桜の実父に対する最初の公式発言がこれというのも酷い話である。
「こんな体じゃもうお嫁にもいけませ~ん!!(チラッ)」
「誰か、もらってくれませんか~!!(チラッ)」
勝手に巨大兵器に改造された女の子の切実な悩み。誰かと言いつつシロウに向けて発言している。

カーニバル・ファンタズム[編集 | ソースを編集]

「やめて兄さん! 私の魅力に負けないで!」
第6話『型月連続テレビ小説 さくら』より。慎二に無理やり押し倒されている……場面なのだが、意外と余裕ある?
「なんてことしてくれたのライダー! 兄さんはダメ人間だからこそ、引き立て役でいられるのにぃ!」
同上。ワカメは添え物。必死で桜の力になろうとした結果がこれだよ!
「ええ、私も楽しみでした。こうやって先輩と二人でお出かけするのが」
第12話『ドキドキデート大作戦 解答編』より。士郎とのデートで映画館に来た際の台詞。注目すべきは「楽しみでした」と過去形になっており、すでに士郎が多重デートをしていることに桜が気づいていることを示している。他のキャラとのデートシーンをよく見てみると桜らしき人物が確認できる。
「せんぱ~い。どこいってたんですか~?」
同上。士郎がイリヤと凛に問い詰められ狼狽する様子を見て、上記の台詞を言いながら士郎に迫る。ちなみに台詞を言う直前に「がッ」という某仮面ゲーム風のカットインが入っている。

その他[編集 | ソースを編集]

「間違っているのはそれを許す大衆よ。いつだってシステムは純真なもの。杯に毒を混ぜるのは、いつだって人間です。
 その結果の極北がこのわたし。格闘ゲームでは悪役、アニメはノールート、CCCにいたってはあの始末!
 おかげでわたしも覚悟ができました! 怨念系の役回りとか超☆上等! 一周まわって楽しくなってきたところです!」
エイプリルフール企画「路地裏さつき ヒロイン十二宮編」より、「メガ林桜子」と化した桜が、シオンから「ここまで暗黒面に満ちたヒロインがトップアイドルになる世界は、間違っている」と言われた際の返答。
なお『CCC』でも扱いが悪いような発言をしているが、これはシナリオ担当の磨伸映一郎が、『CCC』発売前にこのシナリオを書いたためである。
「オモチャ遊びはこれでおしまいです。ゆっくり、じっくりと潰してあげます。例えばそう……例えば……」
「(……なんかカッコイイ言い回しをしなくちゃ……頭のいい比喩表現は……え、えーと、そうだ!)そう、ぎゅっと、おにぎりを握るように!」
同上。オシリスの砂と化したシオンの操るヘルメスを圧倒し、大破寸前まで追いやった際の台詞。メッセージに「桜の ボキャブラリーの 限界!」と突っ込まれている。
また戦闘前にも「ジャガイモを煮るように潰してあげます!」と発言している。
ちなみにおにぎりは士郎と一緒に作ったはじめての料理。いかに暗黒面に堕ちようと桜は桜でしかない事を感じさせる。

 

「例えるなら……白と黒、違う二色の麻雀セットがあったとして、私は白い牌が並べられた中にひとつ混ざった黒の牌なんだよ」
「周りの牌は自分たちのルールで動いていて、それが当たり前で、だけどそれをそばで見てるわたしはこう思うんだ」
「『ふざけすぎでしょ』」
『Fate/mahjong night 聖牌戦争』にて、ライダーから「麻雀が嫌いなのか」と尋ねられての返答。
「嫌い」ならまだマシであった。「聖杯戦争が麻雀で行われる」という異常な事態を皆が当然と思い、それをおかしいと思ってるのは自分だけ。
血も凍るような微笑みとともに放たれた言葉を前に、ライダーはただ沈黙するしかなかった。

メモ[編集 | ソースを編集]

  • 立ち絵数は全ヒロイン中最多。
  • HFルートでは最後に彼女が強く憧れ、同時に妬んだ姉の献身と士郎の意志により、救いの道へと引き戻された。この一件もあったことからか、半年後の『hollow』では弓道部の部長としての一面や友人を持ち始め徐々に外交的にもなり始めるなど、精神的にも成長している姿も見える。
  • 深い悲しみと闇を抱えたヒロインだが、士郎にとっては日常の象徴であり、「人間の振りをしているロボット」と呼ばれる彼を人間に戻すことの出来る唯一の存在である。
  • DEENアニメ版(Fateルート)では、桜が魔術師であることに気付いたキャスターに拉致され、聖杯降霊の拠り代にされそうになるというオリジナルエピソードがある。その時に着ていたボンテージ衣装はセイバーに着替えさせたのと同じ理由でキャスターが用意したという設定である。この設定は奈須きのこ氏が「空気の読めない桜らしい姿」という理由から発案し、武内崇氏がデザインしたものである。『ゲーマガ』(2007年)に奈須氏がそれを明かすまではアニメスタッフのオリジナルという噂が広まってしまっており、批判の対象になっていた。奈須氏は「空気を読めないのは僕でした」と反省していたが、武内氏は「お気に入りは桜のボンテージ衣装」と答える等、好印象を持っている事が伺える。この批判を踏襲してか、この頃の奈須氏はアニメの脚本会議には毎回出席していたと強調する姿が見られた。
    • このボンテージ衣装をオマージュしたのかは定かでないが、後に桜と同じ顔であるキングプロテアは霊衣にてボンテージ姿となる。
  • 没プロットでは天の杯の中で融合七英霊として猛威を奮う隠しルートがあったとか[出 7]。少年の夢が……。
  • 黒桜のコンセプトは、ギルガメッシュとは違う「負の象徴としての立ち位置」で、あからさまな悪人ではなく、犠牲者、生贄として見て欲しかったと奈須氏はコメントしている[出 8]
    • プロットでは初期段階から「桜がボス化する」というものがあって、そのキャラクターが『月姫』の琥珀、『空の境界』の浅上藤乃の系譜であるという段階で、彼女の精神が最後に病むところまで固まった。
      • 黒化するのであればデザインも大幅に変えたほうがいいだろうということで、ボスキャラを臭わせる衣装をイメージして描いたとのこと。また、桜の紋様には呪いのイメージを込めていた。イリヤには全身にタトゥーみたいな紋様が入るので、その対比として桜はもっと恨み節の呪詛みたいなものが張り付いているイメージだとか[出 8]
    • 余談ではあるが、実ははいてない。それどころか服を着てすらいない。そして裸足であるのだが、日本のオバケをイメージしたのだとか[出 8]
  • 黒桜の黒ウィンナー影は奈須氏が「登場人物たちが“まったく訳のわからないモノ”に殺されるシチュエーションにしたい」と要望してデザインされた。スプラッタな怪物ではなく幾何学的なビジターといった二次元的なモノにしようと「テルテル坊主が怖くなったイメージで」と補足したところ、これだというものが上がった。
    • 当時はまだシナリオが上がっていない頃ということもあってか、スタッフの間も意見が割れたような空気もあったものの説得する形で採用した。これは、奈須氏がホラー映画『リング』がテレビから出てくるシーンを見て「肉を持ったヒトガタの生物なら倒せない道理はない」と思い「そういうもの」じゃない怖さを欲したのが元である[出 8]
  • 発売前人気投票ではバーサーカーと同票。サーヴァントであるライダーに毎回人気投票で負けているのが半ばお約束になっていたが、『TYPE-MOON 10周年記念オールキャラクター人気投票』では8位を獲得。遂にライダー(23位)に勝利した。
  • お母さんの葵、お姉さんの凛は似通った体型なのに、桜だけナイスバディとなっている。間桐の蟲の影響? ただし、桜自身は「太っている」と認識[注 6]。二重の意味で姉の歯がぎりぎり言いそう。
    ちなみに身長体重をBMI(肥満度)に当てはめれば18.9(18.5以下で「痩せている」)と、どう考えても世の女性方が羨ましがる数値である。
    • 「太っている」という意識は弓道部の練習で身体をよく動かしており、食事量が多いことから。衛宮家の食欲魔人第3位は実は桜[出 9]
    • 『hollow』では姉に勝る胸を誇っていたが、すぐに上には上がいることを思い知らされ、姉と同じ気分を味わうことになる。
  • 桜がいつもつけている髪のリボンは、幼い頃に凛からもらったもの。黒桜の衣装(?)もリボンがモチーフになっている。
    ちなみに、魔術にとって髪は重要な意味を持つ部位であり、特に女性魔術師の髪留めは必ず魔術品である。微々たるものだが、このリボンにも魔力が蓄えられている。
  • 凛の言葉によれば、純粋な日本人ではなくクォーター。両親の時臣か葵のどちらかがハーフということになる。
  • 髪と目の色を変えられたと本人や言峰綺礼は語るが、文では凛と同じく黒髪だったりする。色合いが微妙に違うのだろうか。絵では髪色が紫になっているだけでなく、髪質も跳ねがなくなっていて、遠坂家の面影はすっかり薄れている。
  • 携帯サイトで2011年12月〜2012年1月に募集された「第2回マイBESTキャラ投票」女性キャラ部門で、初めて凛を順位で上回った(桜4位、凛7位)。『Zero』でのショッキングな登場が票を呼んだのだろうか。
  • 「天敵」が第四次の頃は慎二となっているが、第五次では慎二は含まれていない。理由は不明だが、『Fate/Zero』の時点では慎二と知り合って長くても1年である点、『Fate/stay night』では彼が魔術師になれず劣等感を抱いている事を知っている点も関わっているかもしれない。
  • 『hollow』では自室にライダーから教えられた魔術で結界を張ってあり、臓硯が慎二に「おぬしたちでは生きて帰れぬから気をつけろ」と忠告するほど強力。直接攻撃を加えるものではなかったが、特定の条件下でのみ起動するというそれなりに手の込んだものである。
  • 料理をはじめとする家事のスキルは衛宮邸に通うようになってから身につけたもの。士郎はそっち方面の師匠にあたる。
    なお、桜に家事スキルがなかった頃は、間桐邸では家政婦を雇っていた。『hollow』では解雇して、桜(と一応は慎二)が家事をしている。
  • 間桐の「身内を虐める」悪癖に加え、(凛や時臣ほど目立たないが)「遠坂うっかりエフェクト」をも受け継いでしまっている。
  • 慎二にライダーのマスター権を譲渡する際に与えられた「偽臣の書」だが、『Zero』でも衛宮切嗣が僅かに言及している場面がある。このことから、「偽臣の書」が慎二・桜・ライダー間(間桐一族内)で行われた契約の譲渡に固有のアイテムではないことが伺える。
  • 『stay night』を見るとノーマルエンドでは独学で学びなお弟子を取ったり、トゥルーエンドではライダーから教わり遠坂としての管理を継ぐなど、いずれも魔術に関わる道を進むことになる彼女だが、唯一『hollow』では樹医になることを考えているなど、雁夜の望んでいた魔術には関わらない道を歩む可能性も持っている。
  • 『Fate/stay night[Réalta Nua]』で差し替えられたイベントには、体内の蟲が魔力を欲しがったために士郎の指から血を吸う、というものがある。桜いわく「魔術師の血にはよく魔力が溶ける」との事で、もちろん桜が吸血鬼というわけではない(CGあり)。
  • 序盤で士郎が慎二の暴力だと思った手の痣は、本当に慎二は関係ないとのこと。[出 10]。令呪の兆しをたまたま士郎が見つけて勘違いしただけ。

話題まとめ[編集 | ソースを編集]

桜の愛読書
hollowにて、桜が普段読んでいる本が判明する。以下はタイトル。
  • 「楽しい家庭科・初級編」
  • 「簡単三分ポエリング」
  • 「誰にも言えない!貴方のストレス発散法!」
  • 「中華料理百の罠!中華料理人はこう倒せ!」
  • 「終末の老人介護。首をぎゅっとね。」
………内容が段々と黒くなっている。

脚注[編集 | ソースを編集]

注釈[編集 | ソースを編集]

  1. 西脇だっと版ではこれを指して「10年前の真実」としている。
  2. 『Fate/stay night[Réalta Nua]』では恐怖心を植え付けられているとのみ描かれる。
  3. 『Fate/stay night[Réalta Nua]』では罵倒が基本になっている。
  4. PC版の要素を取り入れたい須藤監督の意向によるもの。
  5. そのためか、劇場三部作で唯一のPG12指定となっている。
  6. 体重計が苦手なのもこのため。

出典[編集 | ソースを編集]

  1. Fate/complete material II Character material
  2. 2.0 2.1 「Fate用語辞典-間桐桜」『Fate/side material』p.74
  3. 「奈須きのこ・一問一答-キャラクター関係の質問」『Fate/complete material Ⅲ World material.』p.135
  4. 4.0 4.1 4.2 「奈須きのこ・一問一答-『Fate』の素朴な疑問」『Fate/complete material Ⅲ World material.』p.130
  5. 「Fate/Apocrypha用語辞典-御三家」『Fate/Apocrypha material』p.166
  6. 「バゼット・フラガ・マクレミッツ」『Fate/complete material Ⅳ Extra material.』p.46
  7. 「Fate Heroine REVIEW」『Fate/side side materiale 3』
  8. 8.0 8.1 8.2 8.3 「奈須きのこ&武内崇・キャラクター別対談-間桐桜」『Fate/complete material Ⅱ Character material.』p.41
  9. 「Fate道場」『コンプティーク』2007年12月号
  10. Fate/stay night公式アカウントTwitter-2014年10月12日1:17

リンク[編集 | ソースを編集]