「Fate/KOHA-ACE 帝都聖杯奇譚」の版間の差分

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2019年12月10日には平野稜二氏によるコミカライズ化が決定。
 
2019年12月10日には平野稜二氏によるコミカライズ化が決定。
タイトルは'''『帝都聖杯奇譚 Fate/type Redline』'''となり、スターシステム<del>という手抜き配役</del>として登場していた秋葉や琥珀などのマスター勢は入れ替えとなっている。新しい主人公とヒロインは武内崇氏原案。
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タイトルは'''『[[帝都聖杯奇譚 Fate/type Redline]]』'''となり、スターシステム<del>という手抜き配役</del>として登場していた秋葉や琥珀などのマスター勢は入れ替えとなっている。新しい主人公とヒロインは武内崇氏原案。
  
 
==登場人物==
 
==登場人物==

2019年12月20日 (金) 11:15時点における版

コハエースGO 帝都聖杯奇譚
原作 TYPE-MOON
作画 経験値
掲載誌 コンプティーク
レーベル 角川コミックス
発行日 2016年11月10日
連載期間 2015年6月号~2016年9月号
単行本 全1巻
発売元 KADOKAWA
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概要

コハエースの世界で行われる聖杯戦争の物語。

時ハ太平洋戦争末期 我ラ大日本帝国陸軍ハ 聖杯戦争ヲ掌握セリ 聖杯戦争ヲ掌握セリ

大聖杯ヲ要トスル新型爆弾 驚天動地ノ必殺国防兵器

八一号聖杯爆弾

同盟国ドイツ第三帝国 魔導師団ヨリ強襲セシ

人造英霊兵団ヘルト・クリーガー

ソシテ大聖杯ニ呼バレシ 七騎ノ救国英雄ガ 聖杯爆弾ヲ巡リ繰リ広ゲタ 歴史ノ影ニ埋モレシ 聖杯戦争ノコトデアル!

『コハエースEX』で新シリーズ「Fate/KOHA-ACE 帝都聖杯奇譚」の開始が宣言されたが、『EX』の終了に伴い連載開始前に打ち切られるという衝撃的な結末を迎える。しかし、その1年後の『コハエースGO』中でようやく「帝都聖杯奇譚 Fate/Koha Ace」の連載開始にこぎつける。

2019年12月10日には平野稜二氏によるコミカライズ化が決定。 タイトルは帝都聖杯奇譚 Fate/type Redlineとなり、スターシステムという手抜き配役として登場していた秋葉や琥珀などのマスター勢は入れ替えとなっている。新しい主人公とヒロインは武内崇氏原案。

登場人物

遠野家

桜セイバー
琥珀により召喚されたサーヴァント。その正体は、幕末の京都で活躍したあの集団の病弱な人。
いかにも大正浪漫ちっくで紛らわしいコスチュームは、真名を隠すために琥珀からもらったもの。
琥珀
桜セイバーのマスター。今作の主人公に当たる。
本来は秋葉がマスターとしてサーヴァントを召喚する予定であったが、移動中に敵の襲撃を受けるというトラブルにより、彼女が代わりにセイバーを召喚することになった。
いちおうシリアスな聖杯戦争であるためか、今作では真面目で大人しい。
遠野秋葉
遠野家当主。シエルからの依頼を受け、突如終了した第三次聖杯戦争に介入しようとする。

日本陸軍

魔人アーチャー
本作のボス枠サーヴァント。
自身を召喚した日本陸軍を逆に掌握し、敗戦間近の日本に新たな革新をもたらすべく天下布武を敢行する。
第六天魔王とか、軍帽に輝く木瓜紋とか、真名を隠す気/Zeroである。
マスターアルトリア
セーラー服姿に軍帽を被った、セイバー顔の少女。
召喚直後に圧切長谷部された魔術師に代わり、彼女が魔人アーチャーのマスターを務めている。
陸軍将校と外国人のお妾さんとの間に産まれたという設定。
間桐少佐
陸軍士官にしてバーサーカーのマスター。魔人アーチャーとは対立関係にある。
バーサーカー
巨大な槍を振るう筋骨逞しい偉丈夫。陸軍第四魔導機関謹製の『甲型英霊拘束具』を全身に纏っている。
起動直後に暴走、陸軍の秘密基地にて虐殺の宴を繰り広げる。

ドイツ第三帝国

偽総統
ナチス第三帝国の総統にそっくりな男性。英霊兵の大軍を率いている。
実際の所は本人ではなく、その影武者。
キャスター
サングラスにスーツ姿の怪しげな男。第三帝国の総統の影武者に仕えるサーヴァント。
アーチャーの一撃を受け、名乗る間もなく消滅したかに見えたが……?
連載開始前のEXの用語集の時点では、キャスターについては「ぶっちゃけ、まだ考えていない」と言われていた。
レイター少佐
総統の横に寄り添う女性軍人。外見はライダーさんそっくり。
アサシン
暗い目付きの浪士風の男。セイバー「坂本龍馬」と名乗っているが、どうにも胡散臭い……。
アサシンのクラスでありながら、ある能力によりセイバーにも匹敵する力を有している。
連載前設定では闇夜に紛れて陸海軍の良識派を斬って回る他、とあるスキルによって真名を掴ませず、彼を追う桜セイバー達は大変苦労する事になる。
謎の将校
クー・フーリンを宿した試製英霊兵(ヘルトクリーガープロト)を操り、遠野家当主と使用人を襲う。試製英霊兵を操るが、魔術師ではなく普通の人間の模様。
試製英霊兵が召喚された桜セイバーに敗れた後に魔人アーチャーに射殺される。
人造の神
ドイツ第三帝国が召喚させようと目論む「真なる総統」。

聖堂教会

シエル
聖堂教会からの使いとして、琥珀たちに聖杯戦争への介入を依頼する。
言峰花蓮
ランサーのマスター。
ランサー
花蓮に仕えるサーヴァント。見た目はコートを羽織った老人だが、その槍捌きはまさに『神槍』と言うべき超絶的なもの。
「槍兵」であるにも関わらず槍の宝具を持たず、ただ技量のみでランサー足りえているという特異なサーヴァント。

その他

ライダー
海軍の白い軍服に身を包んだ、少々とぼけた雰囲気の青年。傍らには常に謎の美女「お竜」が寄り添っている。
お竜
ライダーと行動を共にするセーラー服姿の美女。徒手空拳でサーヴァントと互角以上に渡り合う戦闘力を有する。
遠野志貴
直接の登場はしていないが、存在はしているらしい。
本編では『月姫』の物語は1940年代前半に終了しており、その後徴兵されてインド戦線に送られたとのこと。
重度の貧血持ちなのに徴兵検査に通ったのであろうか。そしてインドでは1944年にインパール作戦が実行されているはずだが無事に生き残れたのであろうか。
アルクェイド・ブリュンスタッド
直接の登場はしていないが、存在はしているらしい。
徴兵された志貴にくっついてインドに行った後、現在は欧州戦線で暴れているとのこと。
抑止の守護者
英霊の魂がくべられた聖杯を桜セイバーが手にし、降臨した姿。

連載前設定

桜セイバーのマスター
とある事故によって聖杯戦争に巻き込まれたマイナー魔術師の家の息子で、帝都聖杯奇譚の主人公。
戦時中でありながら妙にのんびりとした、悪く言うと平和ボケした価値観を持ち、特にこれといった信念もなく聖杯戦争の渦中に飛び込むことになる。
セイバーを召喚したのも嘘みたいな偶然と事故の連続によるもの。
ムサシ
桜セイバー、坂本龍馬に続く第三のセイバー。
ムサシといえば佐々木小次郎を下した剣豪が有名だが、日本史には「武蔵」という名の英雄・偉人は何人いるか分からないほどいるため、どの「ムサシ」かは不明。
本編では「鬼武蔵」の異名を持つ武将が登場した。
豊臣秀吉
天下人ヒデヨシ。サーヴァントとして召喚された時のクラスはセイバー。
帝都聖杯奇譚そのものには登場しないが、ノブがちょくちょく口に出すらしい。
徳川家康
信長、秀吉と並ぶ戦国三英傑の一人であり、彼らと三すくみの関係にある英霊。
正確には徳川家康本人ではなく、家康が早い段階で死んでしまった為「徳川というシステム」を維持する為に抜擢された影武者が英霊となったもの。
本体のステータスは非常に低いが、七種の宝具を使い分けることで七つのサーヴァントクラスとそれに応じたステータスに変化するという特異な能力を持つ。
これらは柳生宗矩や本多忠勝なども持ち回りで影武者を勤めていたためと思われる。
その特性上、クラスごとの相性差が激しい信長には有利を取れるが、宝具を没収してくる秀吉には不利になる。
サーヴァントして召喚された時のクラスは定められていなかったが、後に『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』にて、影武者のクラス「フェイカー」というぴったりのものが登場した。

帝都聖杯奇譚 Fate/type Redlineの登場人物

赤城奏丈(あかぎ かなた)
衰退した魔術師一族の末裔。魔術には、ほとんど感心が無い。
藤宮九十九(ふじみや つくも)
聖杯戦争に参加しようとした魔術師の女性。セイバーを召喚しようとしていたが......

帝都聖杯奇譚に登場する用語

八一号聖杯爆弾
帝都聖杯奇譚における聖杯。大聖杯を元に魔人アーチャーが造りだした魔導兵器。
人造英霊兵団ヘルト・クリーガー
ドイツ第三帝国が存亡をかけて送り出した、秘匿魔道兵器。
聖杯戦争における英霊召喚を、大聖杯を介さずに実現させた超魔術で、生体部品の使用によってサーヴァントの霊核を仮想再現し、「擬似英霊」とでも言うべきものを生成する。
構想から無理のある魔術で、実際問題としてこのような計画を実現するのは不可能だったのだが、とある事故により“実現せずして実現してしまった”。
通常のサーヴァント召喚と異なり、運用にマスターを必要とせず、通常は三画存在するはずの令呪は緊急処分用の一画のみ。
基本的にはあくまで「擬似英霊」であり、元となった英霊とは全く別の存在で、その名の通り英霊を「兵士」として運用する事を可能としている。またこの性質によって、通常は召喚することができない神霊クラスのサーヴァントも制限付きで稼働させることができる。
量産性も高く、ドイツ第三帝国は聖杯戦争のためにこの兵器を大量生産しており、擬似英霊の軍勢が帝都に大挙として押し寄せる。
漫画的な描写としての特徴は英霊の頭に偽の文字がつく。
本編でもクー・フーリンによる試作型や、「総統」に率いられた軍勢が登場したものの、前者は混ざった人格に引っ張られた結果セイバーに瞬殺され、後者ももれなく神性スキルを持っていた為にアーチャー独りに殲滅された。
ただ必ずしも弱い訳ではなく、アーチャーの見立てでは実用化されていたらシャレにならない事態になっていたとか。
欧州死徒戦線
最終回で発表された帝都聖杯奇譚外伝。
1945年の欧州を舞台に、徴兵されてインド戦線に向かった遠野志貴とそれについていったアルクェイドが巻き込まれた事件。
一足先に欧州に渡った翡翠とそれを追った琥珀・秋葉・沖田・ちびノブも合流し、事件に関わっていく。
なお、恒例の偽予告であり、本編発表の予定は(今の所)ない。

メモ

  • 「帝都聖杯奇譚」は既存のどの聖杯戦争とまるで関係のないパラレルワールド。なので時期的に近いとはいえ本来の第三次聖杯戦争とは関係ない。
    • 舞台設定は昭和20年の夏。作中では第三次聖杯戦争が「一昨年」の出来事として語られているため、第二次世界大戦の直前に行われたとされている元の第三次聖杯戦争とは数年のズレが生じている。
  • 帝都聖杯奇譚は用語集では

    基本的に全部でたらめ設定なので本気にしないようにしよう!!え?きのこアルク先生の見解?
    限りなくアウトに近い黙認姿勢だよ!!妄想設定、お許しください!!

    とされており、現時点ではあくまで妄想として受け取るのが吉であろう。……なんやかんやで、カプさばやGOに正式採用されてて半ば公式扱いだが。
    • とはいえ、正規に実装されるにあたり多くの設定や能力値などが変更されているため、そういう意味では、(そのままでは公式には使えない)妄想設定と言うのも間違っていない。
  • マスターや関係者数名の中に、他のFate作品の登場人物そっくりな人物が登場しているが、あくまでスターシステムであり、関連性は無い。ただし『月姫』の登場人物に関しては、月姫ストーリーが1940年代前半に終わったという扱いなため、年代こそ違うが本人扱いである。
  • 徳川家康の設定は、隆慶一郎の小説及びそれを原作とする原哲夫の漫画『影武者徳川家康』がモチーフと思われる。同作登場人物の内、2018年1月時点において風魔小太郎柳生宗矩織田信長淀殿の4名が『FGO』に実装済。

関連書籍

脚注

注釈


出典


関連項目

外部リンク