「ヤマトタケル」の版間の差分
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| 真名 = ヤマトタケル(<ruby><rb>日本武尊</rb><rt>やまとたけるのみこと</rt></ruby>) | | 真名 = ヤマトタケル(<ruby><rb>日本武尊</rb><rt>やまとたけるのみこと</rt></ruby>) | ||
− | | 外国語表記 = | + | | 外国語表記 = Yamato Takeru |
| 初登場作品 = [[Fate/Samurai Remnant]] | | 初登場作品 = [[Fate/Samurai Remnant]] | ||
| 声優 = 山村響 | | 声優 = 山村響 | ||
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; 人物 | ; 人物 | ||
− | : | + | :古代日本の装束を身に纏った優美の剣士。見ようによっては女性にも男性にも見える(女性として見る人間が多いようではある)。 |
:生前は「慈悲なき戦闘装置」と言われるほどにただ敵を殲滅すべく行動し、そして勝利していた。弱いものは躊躇なく切り捨てようとする性質を持っているのだが、『Grand Order』ではなるべくそうしないようにと努めている素振りがある。 | :生前は「慈悲なき戦闘装置」と言われるほどにただ敵を殲滅すべく行動し、そして勝利していた。弱いものは躊躇なく切り捨てようとする性質を持っているのだが、『Grand Order』ではなるべくそうしないようにと努めている素振りがある。 | ||
:大雑把なところがあり、周囲の被害を顧みずにあらゆるものを吹っ飛ばそうとする。ただし、伊織によって釘を差された際は渋々ながらも従っている。 | :大雑把なところがあり、周囲の被害を顧みずにあらゆるものを吹っ飛ばそうとする。ただし、伊織によって釘を差された際は渋々ながらも従っている。 | ||
:非常に大食いであり、特に米が好物である模様。また初めて見るものや珍しいものに目がない。江戸では見世物小屋や南蛮船などに興味を示している。 | :非常に大食いであり、特に米が好物である模様。また初めて見るものや珍しいものに目がない。江戸では見世物小屋や南蛮船などに興味を示している。 | ||
:カルデアに来てからは新しく食べる料理に舌鼓を打っており、特にパンや米と合うカレーが気に入った様子。 | :カルデアに来てからは新しく食べる料理に舌鼓を打っており、特にパンや米と合うカレーが気に入った様子。 | ||
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:盈月にかける願いは作中では明かされなかったが、彼の台詞からして恐らく「友達が欲しい」「オトタチバナに謝りたい」だったと思われる。『Grand Order』においてはそれらを果たした記憶があるためか、聖杯にかける願いはもう無いとしている。 | :盈月にかける願いは作中では明かされなかったが、彼の台詞からして恐らく「友達が欲しい」「オトタチバナに謝りたい」だったと思われる。『Grand Order』においてはそれらを果たした記憶があるためか、聖杯にかける願いはもう無いとしている。 | ||
:所持している神剣が常軌を逸した代物であるために『Samurai Remnant』でも『Grand Order』でも一種のハンデとして聖杯から「当時の社会の常識および聖杯戦争の知識」が十分にインストールされておらず、上記の過剰に粗暴な振る舞いもその影響と思われる。 | :所持している神剣が常軌を逸した代物であるために『Samurai Remnant』でも『Grand Order』でも一種のハンデとして聖杯から「当時の社会の常識および聖杯戦争の知識」が十分にインストールされておらず、上記の過剰に粗暴な振る舞いもその影響と思われる。 | ||
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; [[新井助之進]] | ; [[新井助之進]] | ||
: 伊織と顔馴染みの同心。完全に伊織の恋人だと思われており、時々飛び出る物騒な発言も都合よく解釈されてしまう。 | : 伊織と顔馴染みの同心。完全に伊織の恋人だと思われており、時々飛び出る物騒な発言も都合よく解釈されてしまう。 | ||
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+ | ; [[鬼子母神]] | ||
+ | : 『断章・白龍紅鬼演義』で対峙したサーヴァント。 | ||
+ | : 事件解決後には伊織と彼女が友誼を結ぶこととなったが、その際彼女がそれを強制してきた様子に「暴走していた時と何も変わっていない」と驚いていた。 | ||
=== Fate/Grand Order === | === Fate/Grand Order === | ||
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: 物語終盤では自身の気持ちを問われるも、贋作空想樹に取り込まれた由井正雪を助けたいと思う気持ちを彼に伝え、協力を得ることとなった。 | : 物語終盤では自身の気持ちを問われるも、贋作空想樹に取り込まれた由井正雪を助けたいと思う気持ちを彼に伝え、協力を得ることとなった。 | ||
: なお、彼の強さや覇気などは感じ取っていたものの、その真名や「転輪聖王」という肩書きの意味は知らなかったらしい。 | : なお、彼の強さや覇気などは感じ取っていたものの、その真名や「転輪聖王」という肩書きの意味は知らなかったらしい。 | ||
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+ | ; [[柳生但馬守宗矩]] | ||
+ | : 「盈月の儀」に召喚された[[柳生宗矩]]の本来の霊基。 | ||
+ | : 彼に対し、良い年の取り方をしたと評している。 | ||
=== 生前 === | === 生前 === | ||
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: 双子の兄。父の命により手に掛けることとなった。<ref group="注">暗殺の動機については、古事記では「父の命令を勘違いした」とされているが、Fateシリーズにおいてその設定が反映されているかは不明。</ref> | : 双子の兄。父の命により手に掛けることとなった。<ref group="注">暗殺の動機については、古事記では「父の命令を勘違いした」とされているが、Fateシリーズにおいてその設定が反映されているかは不明。</ref> | ||
: シナリオ上で何度か言及されている「兄弟殺し」は名前こそ出てこないものの、彼を殺したことを指していると思われる。 | : シナリオ上で何度か言及されている「兄弟殺し」は名前こそ出てこないものの、彼を殺したことを指していると思われる。 | ||
− | : | + | : なおFateシリーズでは語られていないものの、タケルが行った兄に対しての殺害方法というのが「素手で掴み殺した後、手足を引きちぎった」という凄まじいもので、タケルの怪物的な能力を示す逸話でもある。 |
; [[伊吹童子]] | ; [[伊吹童子]] | ||
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: 霊基第三では立ち向かおうとするもやはり強く抱きしめられ、水着霊基には逆に応援されてしまう。 | : 霊基第三では立ち向かおうとするもやはり強く抱きしめられ、水着霊基には逆に応援されてしまう。 | ||
: 伊織のバレンタインシナリオでは、「自身が神剣を持っていることで現界の際に与えられる知識が少し減らされている」のだろうと彼女から教わった様子。 | : 伊織のバレンタインシナリオでは、「自身が神剣を持っていることで現界の際に与えられる知識が少し減らされている」のだろうと彼女から教わった様子。 | ||
+ | : また『Samurai Remnant』では「断章・慶安神前試合」にて[[伊吹童子〔ルーラー〕|ルーラーとして召喚された彼女]]と対峙している。 | ||
=== その他 === | === その他 === | ||
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: 曰く、「黒髪のアルトリア」を意識している模様。健啖家な点が共通しており、実は身長も一緒。 | : 曰く、「黒髪のアルトリア」を意識している模様。健啖家な点が共通しており、実は身長も一緒。 | ||
: しかし、『Grand Order』では、所謂「アルトリア顔」と認定されていない(ヒロインXの独断だが)。 | : しかし、『Grand Order』では、所謂「アルトリア顔」と認定されていない(ヒロインXの独断だが)。 | ||
− | : | + | : 他に「島国を統一した」「伝説の剣を持つ」などいくつか共通点がある。 |
;[[ヘラクレス]] | ;[[ヘラクレス]] | ||
− | : | + | : 直接の関係性は無いが「有力者の息子」、「凶暴な性格」、「圧倒的な実力」、「神話の英雄」、「女装」など共通する部分が多く、ギリシャ神話と日本の神話の共通性の一つに挙げられる。 |
== 名台詞 == | == 名台詞 == | ||
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== 話題まとめ == | == 話題まとめ == | ||
− | ; | + | ; 徹底した性別秘匿 |
− | : | + | :現状、性別に対する描写が意図的に避けられている唯一のサーヴァント。 |
− | : 『Grand | + | : 武内崇氏がデザイン原案であり、なおかつアルトリアをオマージュしているという事で女体化を疑われていたが、『Samurai Remnant』本編では女性扱いされても結局肯定も否定もしておらず、公式プロフィールでさえ「?」表記と、性別は依然不明なままである。 |
− | : | + | : 『Grand Order』のバレンタインシナリオでも、「[[アストルフォ|実際は男性だが]][[アストルフォ〔セイバー〕|それを隠している]]」、「[[シュヴァリエ・デオン|男女どちらにもなれる]]」、「[[オリオン|同一霊基を男女二]][[ディオスクロイ|人で共有している]]」、「[[レオナルド・ダ・ヴィンチ|性自認こそ男性だが女性の肉体で現界している]]」、「[[エルキドゥ|そもそも無性別]]」、「[[始皇帝|性別を超越した朕]]」、「[[魔王信長|男女問わず様々な信長が混ざり合った結果性別不明となっている]]」といった性別不明に分類されるサーヴァントと同様に、贈りものとお返しの二つのシナリオが用意されている<ref group ="注">2021年以降は[[平景清]]や[[鬼一法眼]]など、贈りものかお返し片方のバレンタインシナリオしかない性別不明サーヴァントしかいなかった中で、両方のシナリオがあるというのはかなり異例。</ref>。 |
+ | : 極めつけは2023年の年末特番内の「セイバーとバーサーカーの日本列島くいだおれの旅」での一コマで、某温泉宿に宿泊する[[宮本武蔵 (Samurai Remnant)|バーサーカー]]とセイバー(タケル)だが、バーサーカーが年末の贈り物と言わんばかりのサービスシーンを披露する一方で'''一切タケルは映らない'''など、徹底的にぼかされている。 | ||
+ | : しかし、バレンタインシナリオではチョコをもらうことに対して想定外だったような様子を見せており、その上当初は元マスターの伊織や妻のオトタチバナを言い訳にして不自然にためらっていた。 | ||
+ | : また女装してクマソ兄弟を討った逸話から、女装しても違和感がないほど容姿が女性に似ていた=元々女性だったという説もあり得る。 | ||
; 「古事記」と「日本書紀」での差異 | ; 「古事記」と「日本書紀」での差異 | ||
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; 日本神話の英雄 | ; 日本神話の英雄 | ||
− | : | + | :ヤマトタケルが実在したという資料は挙げられておらず、実在性は低く神話のキャラクターという見方が多数である。『Samurai Remnant』作中でも、キャスターがヤマトタケルを「空想の存在」として扱っている。 |
+ | :しかし、大和朝廷が遠征を続け領土を広げたことは事実であるため、複数の天皇の偉業をまとめたのが「ヤマトタケル」であるとされている。また、武勇の偉業が多い「雄略天皇」の遠征と重なる部分も指摘され、同一人物説もある。 | ||
:また、彼の子供は「仲哀天皇」で、その后は著名な「神功皇后」である。この神功皇后は'''[[卑弥呼]]と同一人物説'''がある。 | :また、彼の子供は「仲哀天皇」で、その后は著名な「神功皇后」である。この神功皇后は'''[[卑弥呼]]と同一人物説'''がある。 | ||
; ギリシャ神話と日本神話 | ; ギリシャ神話と日本神話 | ||
− | : | + | : 上記の通りヘラクレスとヤマトタケルは共通項が多い。また、他にも日本神話にはギリシャ神話と近似点が多々ある。実は「ギリシャ神話」が日本へと伝わり、それを元ネタにして生まれたのが「日本神話」であるという説がある。 |
: 年代的には矛盾はなく、[[イスカンダル]]の作ったヘレニズム文化が法隆寺に影響を与えたことを考えれば、あながちトンデモ説とは言えない。 | : 年代的には矛盾はなく、[[イスカンダル]]の作ったヘレニズム文化が法隆寺に影響を与えたことを考えれば、あながちトンデモ説とは言えない。 | ||
− | + | ;神剣所有によるマイナス補正 | |
− | + | :神剣を宝具として持ち込んでいるため、召喚時に普通であれば与えられる知識類が付与されていない。宝具の使用などに制限がかかる例は少なくないが、持ち込んだ宝具そのものでデメリットが発生するのはレアケース。 | |
− | + | :実質同じ宝具を伊吹童子も所有しているが、あちらは特にデメリットがあったり制限がかかっている様子もないため、何かしらの違いがあるのだと思われるが詳細は不明。 | |
+ | :なお、神剣である宝具『界剣・天叢雲剣』の効果としては「一時的に神/カミになる」ため、タケルの知識欠損が神剣を持ち込んだことによるデメリットではなく、ただの記憶飽和である可能性もある。 | ||
+ | :しかし、『界剣・天叢雲剣』の説明通りであるならば使用することで「神になる」ため、その場合宝具を使った後に現界してから得た知識を失うことになりそうなものだが、そういった様子はない。 | ||
+ | :また、所持しているだけで記憶飽和が起きていると考えた場合は、現界してから後天的に知識を得ることが困難になると思われるが、やはりそういった様子もない。 | ||
+ | :『Grand Order』で召喚された際も『Samurai Remnant』での出来事はしっかりと覚えていたため、記憶飽和の線は正直薄い。そもそも「神性」スキルを持っているので、記憶飽和には多少なりとも耐性がありそうなものである。 | ||
+ | :余談だが、神剣のデメリットについての情報判明が2024年2月のバレンタインイベントであったのは、メタ的な視点からすると恐らく「人間の身で神の力を使ったら記憶飽和を避ける方法はない」という直接[[白若瓏]]の正体に繋がるヒントを、2023年12月の[[ロード・エルメロイⅡ世の冒険]]7巻発売前に公開しないためだと思われる(ただし、デメリットが記憶飽和由来であると考える前提の考察になってしまうが)。 | ||
== 脚注 == | == 脚注 == |
2024年9月17日 (火) 21:36時点における最新版
セイバー | |
---|---|
真名 |
ヤマトタケル( |
外国語表記 | Yamato Takeru |
性別 | ? |
身長 | 154cm |
体重 | 49kg |
好きな物 | 食事(特に米[注 1]) |
苦手な物 | 昔の自分 |
天敵 | 若旦那 |
弱点 |
伊吹山の神 伊吹山の神由来の力 |
出典 |
日本書紀、古事記など Fate/Samurai Remnant(FGO) |
地域 | 日本 |
属性 | 中立・善 |
副属性 | 天 |
一人称 | 私 |
二人称 | キミ/貴様/○○(呼び捨て[注 2]) |
三人称 | 彼/彼女 |
声優 | 山村響 |
デザイン |
渡れい 武内崇(原案) |
レア度 | ☆5 |
初登場作品 | Fate/Samurai Remnant |
概要[編集 | ソースを編集]
「剣士」のサーヴァント。
『Fate/Samurai Remnant』では主人公である宮本伊織と共に戦う。
- 略歴
- 『Fate/Samurai Remnant』において、盈月によって宮本伊織のもとに召喚されたサーヴァント。真名を明かすことを拒否したまま、盈月の儀を戦い抜く。
- 最初から宝具を抜きかけるも、伊織に令呪を用いて止められ、家屋を幾つか吹き飛ばしたことで宝具を抜くことを禁止される。
- そして事態を飲み込めない伊織に「盈月の儀」のいろはを教え、「君は弱いのだから戦うな」と切り捨てる。
- 人物
- 古代日本の装束を身に纏った優美の剣士。見ようによっては女性にも男性にも見える(女性として見る人間が多いようではある)。
- 生前は「慈悲なき戦闘装置」と言われるほどにただ敵を殲滅すべく行動し、そして勝利していた。弱いものは躊躇なく切り捨てようとする性質を持っているのだが、『Grand Order』ではなるべくそうしないようにと努めている素振りがある。
- 大雑把なところがあり、周囲の被害を顧みずにあらゆるものを吹っ飛ばそうとする。ただし、伊織によって釘を差された際は渋々ながらも従っている。
- 非常に大食いであり、特に米が好物である模様。また初めて見るものや珍しいものに目がない。江戸では見世物小屋や南蛮船などに興味を示している。
- カルデアに来てからは新しく食べる料理に舌鼓を打っており、特にパンや米と合うカレーが気に入った様子。
- 盈月にかける願いは作中では明かされなかったが、彼の台詞からして恐らく「友達が欲しい」「オトタチバナに謝りたい」だったと思われる。『Grand Order』においてはそれらを果たした記憶があるためか、聖杯にかける願いはもう無いとしている。
- 所持している神剣が常軌を逸した代物であるために『Samurai Remnant』でも『Grand Order』でも一種のハンデとして聖杯から「当時の社会の常識および聖杯戦争の知識」が十分にインストールされておらず、上記の過剰に粗暴な振る舞いもその影響と思われる。
- 能力
- 宝具『水神』による加護と、スキル『魔力放出(水)』による水流を用いた攻撃と剣術による戦闘を行う。この影響で周囲の水を操ることも可能となっており、敵に水礫をぶつけたり、周辺の水を動かすことで船などを動かす事もできる。
- 戦闘はほぼ天才的な才能に頼っているようだが、その力量は人間の領域を遥かに超えている。そのため戦闘方法も大雑把で、何も考えずただ斬れば良いという考えであるため、剣の型に拘る伊織には苦言を呈する。
- しかしその伊織の剣に興味を抱いた彼は自ら剣技の訓練をしており、伊織の剣の合理を密かに学習していたことが、「可惜夜に希う」ルートで伊織の剣技を一歩上回ることにつながった。
ステータス[編集 | ソースを編集]
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
セイバー | 宮本伊織 | A | C | B | A+ | A? | EX | 対魔力:A 騎乗:A 神性:D |
魔力放出(水):? | |
主人公 (Grand Order) | A | C | B | A+ | A? | EX | 対魔力:A 騎乗:A 神性:D |
血塗れの皇子:EX 神魔鏖殺:A 魔力放出(水):B+ |
幸運値については自己申告。
宝具[編集 | ソースを編集]
- 水神(みなかみ)
- ランク: C
種別:対人宝具
レンジ:-
最大捕捉:1人 - ヤマトタケルが持つ『天叢雲剣』の刀身を水の魔力で覆い隠し、蛇行剣の形と成す隠蔽宝具。
- スキル『魔力放出(水)』を強化する効果もあり、宝具を使用することで水の魔力による水流を駆使した攻撃を行うことができる。
- 魔力を消費して本宝具を使用することで、ジェット水流による遠距離攻撃も可能としている。
- 宝具自体が鞘となることや、魔力放出による攻撃を加える等、アルトリア・ペンドラゴンの宝具『風王結界』のオマージュになっている。
- 絶技・八岐怒濤(ぜつぎ・はっきどとう)
- ランク: B
種別:対人/対軍絶技
レンジ:1〜10
最大捕捉:1〜20人 - 水の斬撃を1度に8本放つ絶技。蛇のようにうなる斬撃は、さながら八岐大蛇を彷彿とさせる。
- 破壊力が高すぎるため、対人技であるはずが範囲効果まで付帯してくる(当然、対軍とまでなれば威力は落ちる)。
- 作中では魔性・神性に対して効果を発揮すると伊織に目されており、実際にアサシンの召喚した大おろちに向けて放たれた。
- この宝具を見た伊織はその迫力に圧倒されると同時に、「破らねばならない」と打ち勝つことを目標にする。
- 『Grand Order』では「敵単体のArts攻撃耐性をダウン(1ターン)+敵全体に強力な攻撃[Lv]&防御力をダウン(3ターン)<オーバーチャージで効果アップ>」という効果のArts宝具。
- 界剣・天叢雲剣(かいけん・あめのむらくものつるぎ)
- ランク: EX
種別:対界宝具
レンジ:1〜99
最大捕捉:1〜900人 - スサノオ神話にて生み出され、ヤマトタケル伝説にて振るわれた神剣。
- 水の鞘を開放した神剣本来の姿。伊吹童子の『神剣・草那芸之大刀』と同一の剣。
- 普段は宝具『水神』によって隠蔽されているが、開放することで白色の蛇行剣から翡翠色の刀身が顕になる。
- 討ち取られた災害竜の尾から生じたこの剣は、かの竜自身が備える数多の威、天地自然の諸力の具現である神造兵装の一種と扱われている。故にこれを行使することは、一時的に「神/カミ」すなわち世界と一体になる事と同義である。
- 真名解放した場合、ただちに「神/カミ」の力が行使される。
- 効果については使用者が選択可能。破壊を望めば、一帯に無尽の暴威をもたらす。或いは何をも傷付けず、護ることや、救うことを望むならば―――神剣は、対界規模の奇跡を顕すかもしれない。
- 天叢雲の名は大蛇の纏っていた雲気に由来し、元は『史記』の斬蛇剣伝説に連なるものであるという。別名は草薙剣、都牟刈の太刀、草那芸之大刀。
- 一振りにより青白い光が放たれる光景は、さながらアルトリアの『約束された勝利の剣』を彷彿とさせる。
真名:ヤマトタケル[編集 | ソースを編集]
- 古事記や日本書紀に登場する、景行天皇の皇子「
小碓尊 」。「ヤマトタケルノミコト」とも。 - 列島各地を平定した大征服者にして神剣使い。
- 古代日本最大の英雄であり、父に命じられ、九州、出雲、東国などに遠征し、多くの兵士、王、神々を殺して、血を流した。日本における最初の英雄とも言える。
- だが、血の繋がった兄弟すら手にかける凶暴な性格は父に疎まれ冷遇される。そして、遠征最中に最愛の妻──オトタチバナヒメを亡くしてしまう。
- 東国遠征が終わり帰路につく途中で、伊吹山に入り、最期は神の力によって死んだとされている。死後は白鳥となって羽ばたいた、とも伝わっている。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
Fateシリーズ[編集 | ソースを編集]
- Fate/Samurai Remnant
- 初登場作品。他の登場サーヴァントと違い、ほとんどの場面でプレイアブルキャラクターとして使用できる。
- Fate/Grand Order
- 年末アニメ『藤丸立香はわからない ~大忘年お楽しみ会2023~』で先んじて登場し、正月の期間限定サーヴァントとして『ヤマトタケル体験クエスト』の開催とともに実装された。
- 出典に『Samurai Remnant』とある通り、盈月の儀についての記憶を持ったままの参戦。
- 期間限定イベント『盈月剣風帖』では逸れのセイバーとして登場する。
人間関係[編集 | ソースを編集]
Fate/Samurai Remnant[編集 | ソースを編集]
- 宮本伊織
- 自身のマスター。最初は剣の腕前はともかく、無謀にもサーヴァント相手に立ち向かう姿に呆れ「弱い」と断じるも、互いに信頼関係を築いていく。
- 彼と協力して「共闘絶技」という大技を放ったり、進む道を切り開いて、共に盈月の義を勝ち進む。
- しかし彼の潜んだ本性も感じ取っているようで、「可惜夜に希う」ルートではその本性と正面から向き合うこととなる。[注 3]
- 小笠原カヤ
- 伊織の義妹。出会った当初はいきなり伊織の恋人と勘違いされてしまうが、全く気付いていない。
- 彼女の手料理を気に入り、良好な関係を築くものの、やがて彼女が自身の最愛の相手の依代となっていることに気づいてしまう。
- 若旦那
- 傲岸不遜な態度である故に苦手意識を持っている。
- その一方で彼の王気や強さを感じ取っているらしく、侮れない相手だともしている。
- 彼のルートでは不本意ながらも「盈月の儀」を放棄して旅に同行することとなり、「これでいいのかなぁ……」と首を捻っていた。
- 地右衛門、ランサー
- 「盈月の儀」におけるランサー陣営。度々カヤを攫うため、目の敵にしている。
- 「復讐の焔」ルートにおいては、彼らが盈月によって変貌した姿である「盈月の怪異」を宝具「界剣・天叢雲剣」で消滅させる。
- 由井正雪
- ライダーのマスター。物語序盤では御家人たちを操り、けしかけてきていると思い込んで敵視していた。
- 『Grand Order』の期間限定イベント「盈月剣風帖」ではサーヴァントとして召喚された彼女と再度対立したものの、最終的に空想樹に囚われた彼女を救出することに成功した。
- ライダー
- 正雪のサーヴァント。
- 物語内で度々対決し、彼女が本性を表した際は自身の宝具「界剣・天叢雲剣」で消滅させることとなった。
- 『Grand Order』の期間限定イベント「盈月剣風帖」ではアヴェンジャークラスとなった彼女と再び刃を交えることとなる。
- その後彼女がカルデアに召喚された際は、伊織や正雪などと共に彼女を交代制で監視している。
- 土御門泰広
- 儀の監督役。彼の仕掛けた術にかかり、操られかける。後に他のサーヴァントも操られていた事を知った際に「ツチミカドめ!」と憤っていた。
- 『Grand Order』の期間限定イベント「盈月剣風帖」で彼が怪異として召喚された際は、自身の宝具「絶技・八岐怒濤」で消滅させている。
- キャスター
- キャスターのサーヴァント。古事記の編纂者であるために、「一条の光」ルートでは真名を一目で見抜かれてしまう。
- 同じく「一条の光」ルートにおいて、最終的には彼が呼び出した擬神・八十禍津日神もろとも宝具「界剣・天叢雲剣」で消滅させる。
- アサシン
- 自身の宝具はよく効くが、死因とされる伊吹大明神の力を使うため非常に相性の悪い相手。
- そのためアサシン討伐の際には伊織が注意を引き付けて、自身の宝具による一撃必殺を狙った。
- バーサーカー
- バーサーカーのサーヴァント。健啖家である点が共通しており、竹を割ったような快活な性格だからか気が合う様子。
- そのため、カルデアに召喚された際には既に彼女が"いない"ことを残念がっていた。
- 新井助之進
- 伊織と顔馴染みの同心。完全に伊織の恋人だと思われており、時々飛び出る物騒な発言も都合よく解釈されてしまう。
- 鬼子母神
- 『断章・白龍紅鬼演義』で対峙したサーヴァント。
- 事件解決後には伊織と彼女が友誼を結ぶこととなったが、その際彼女がそれを強制してきた様子に「暴走していた時と何も変わっていない」と驚いていた。
Fate/Grand Order [編集 | ソースを編集]
- キルケー
- 「盈月の儀」で友誼を結んだ、逸れのサーヴァントのうちの一騎。
- 目の前で伊織や紅玉の書を豚に変えられたことがよほど衝撃だったのか、カルデアで再会した際には非常に驚いている。
- タマモキャット
- 逸れのライダーことタマモアリアと同じくタマモナインの一人。
- 玉藻の前と同様にアリアの名前に反応してきたために困惑している。
- 期間限定イベント『盈月剣風帖』では逸れのサーヴァントとして召喚された彼女と直接出会ったが、アリアとは似ても似つかない支離滅裂な言動に伊織共々終始困惑しっぱなしであった。
- 坂田金時
- 平安京特異点にて、彼が神剣「草那芸之大刀」を用いて空想樹を伐採したことから、剣を借りたことについて礼を言われる。
- しかし、特異点においては自身ではなく伊吹童子が剣を貸したために「伊吹童子に礼を言うべきでは?」と返した。
正に!正論! - 霊基第三では神剣の振るい心地について聞き、返事を聞いて上機嫌になっていた。
- ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕
- ランサーと似た姿の黒いジャンヌ。
- 一瞬ランサーかと思いかけるが、放つ炎がランサーのものとは秘めるものが違う事に気づき、別人と看破した。
- 千子村正
- 「見事な鍛冶師」と褒めるが、彼からはやはりというべきか、自身の宝具である神剣を見せてほしいと懇願される。
- 佐々木小次郎
- 宮本武蔵と戦ったとされる剣士。
- 彼の秘剣「燕返し」を見て、彼が伊織の第二の師であることに気づいた。
- 謎のヒロインX
- 自分以外のアルトリア顔絶対殺すウーマン。
- 彼女曰く「髪の一部パーツにやや近いものはあるがアルトリア顔ではない」とのことで、抹殺対象判定としてはセーフの模様。
- 宮本伊織 (Grand Order)
- サーヴァントとなった自身の元マスター。
- 期間限定イベント『盈月剣風帖』では当初は彼に盈月の儀の記憶が無いことに拗ねており、また彼の剣鬼としての側面には警戒していた。
- しかし行動を共にする中で絆を紡ぎ、そして彼の善を為そうとする心が本物であると判断して「盈月の儀」で見せたコンビネーションを発揮することとなる。
- カルデアでも彼とは仲良くしていて、食堂に誘ったり霊基第三の衣装を見せつけている。
- またバレンタインで主人公にチョコレートをもらった際には妻のオトタチバナヒメと並んで彼の事を気にかけていた。そして「何故俺が気にする必要がある」と記憶がないため当然の対応をされて不貞腐れていた。
- スパルタクス
- 期間限定イベント『盈月剣風帖』で出会った逸れのバーサーカー。
- 彼からの圧制者認定を厳粛に受け止め、それでも未来に向かって善行を積もうとする様子を見せたため最終的に和解した。
- 玖賀耳之御笠
- 期間限定イベント『盈月剣風帖』で敵対した相手。
- 時代がずれていたため直接の面識はなかったが「朝廷に反抗する地方勢力」という点では生前多く打倒してきた相手であり、ある意味では因縁の相手。
- アショカ王
- 期間限定イベント『盈月剣風帖』で出会ったサーヴァント。
- 物語終盤では自身の気持ちを問われるも、贋作空想樹に取り込まれた由井正雪を助けたいと思う気持ちを彼に伝え、協力を得ることとなった。
- なお、彼の強さや覇気などは感じ取っていたものの、その真名や「転輪聖王」という肩書きの意味は知らなかったらしい。
生前[編集 | ソースを編集]
- オトタチバナヒメ
- 最初の妻。海神を静めるために海に身を投げた彼女の犠牲と、彼女への思いを伝えきれなかったことをサーヴァントとなった今でも悔やんでいる。
- しかし「盈月の儀」において再会を果たすことができ、再び言葉を交わして今度は自分の思いを伝える事ができた。
- クマソ兄弟(熊襲兄弟)
- 九州の豪族であり、大和朝廷に反抗し続けた。そのため、景行天皇は自身の息子である皇子(後のヤマトタケル)に彼らの討伐を命じる。
- 皇子は父の命に従い、宴会時に女装して二人を暗殺した。その豪胆さから、クマソ兄弟は景行天皇の皇子に「タケル」の名前を贈った。
- 伊織がタケルの精神世界に入った際、タケル自身に殺されかけながらも讃えている豪族の台詞があるが、これは彼ら兄弟のものだと思われる。
- 景行天皇
- タケルの父。多くの遠征を命じる。時には彼の兄弟の暗殺を命じることもあった。
- タケルとの関係性は古事記と日本書紀で大きく異なる。古事記ではろくな兵力も与えず立て続けにタケルに出陣を命じることから、タケルが「父は私を殺したいのだ」と嘆く場面がある。
- 作中ではタケルの精神世界で彼に命を出している。
- 大碓命
- 双子の兄。父の命により手に掛けることとなった。[注 5]
- シナリオ上で何度か言及されている「兄弟殺し」は名前こそ出てこないものの、彼を殺したことを指していると思われる。
- なおFateシリーズでは語られていないものの、タケルが行った兄に対しての殺害方法というのが「素手で掴み殺した後、手足を引きちぎった」という凄まじいもので、タケルの怪物的な能力を示す逸話でもある。
- 伊吹童子
- 自身の死因とされている伊吹山の神。
- そのためカルデアで再会した際は(霊基が再臨しても)非常に苦手意識を持っているものの、彼女からは一方的に距離を詰められスキンシップされている。
- 水着霊基からは『苦手克服個人レッスン』なるものを持ちかけられるも、遠慮している。
- 霊基第三では立ち向かおうとするもやはり強く抱きしめられ、水着霊基には逆に応援されてしまう。
- 伊織のバレンタインシナリオでは、「自身が神剣を持っていることで現界の際に与えられる知識が少し減らされている」のだろうと彼女から教わった様子。
- また『Samurai Remnant』では「断章・慶安神前試合」にてルーラーとして召喚された彼女と対峙している。
その他 [編集 | ソースを編集]
- アルトリア・ペンドラゴン
- デザイン担当が武内崇氏であり、彼女のオマージュと見られる箇所がいくつも見受けられる。
- 曰く、「黒髪のアルトリア」を意識している模様。健啖家な点が共通しており、実は身長も一緒。
- しかし、『Grand Order』では、所謂「アルトリア顔」と認定されていない(ヒロインXの独断だが)。
- 他に「島国を統一した」「伝説の剣を持つ」などいくつか共通点がある。
- ヘラクレス
- 直接の関係性は無いが「有力者の息子」、「凶暴な性格」、「圧倒的な実力」、「神話の英雄」、「女装」など共通する部分が多く、ギリシャ神話と日本の神話の共通性の一つに挙げられる。
名台詞[編集 | ソースを編集]
Fate/Samurai Remnant[編集 | ソースを編集]
- 「察するに、きみが私の喚び人か?」
- 召喚して初めて伊織に対面した時の台詞。
- Fate名物の運命構図。
- 「じゅるり……」
- 町の屋台を通った時の台詞。
- 食事好きの彼らしく、美味しそうな匂いを嗅ぐとよだれが止まらなくなってしまうようだ。
- 「どうだ。私の特大ばびゅーんは!」
- 突然伊織を担いで、崖をジャンプした時の台詞。
- 伊織からは「次からはもう少し優しく頼む……」とリアクションされた。
- 「わからいでかー!」
- アーチャー陣営との同盟を組んだ後に、「『セイバーに剣を抜くなと言ったのは正しかった』と思っていたな」と伊織に聞くと、「解るか?」と伊織が返して放った台詞。
- セイバーは伊織に宝具を禁止されて不服を言い、最終的に「ぶー」と言って、拗ねてしまう。
Fate/Grand Order[編集 | ソースを編集]
メモ[編集 | ソースを編集]
- 健啖家であり、食べ物は積極的に食べる。特に白米を好んでおり、食べ物をねだる姿についつい買い与えてしまうプレイヤーも。
- 古代の人間であるためか江戸の町は非常に新鮮に映ったようで、まるで遊園地へ来た子供のようにはしゃぐ。
- 「わくわくポイント」ではその様子が顕著だが、満開の桜など古代日本を思わせる風景を見ると、普段の様子が嘘のように感傷に浸る。
- 伊織と比べると、戦いに無辜の市民を巻き込むことも視野に入れるなど、情が薄い場面が多い。生前でも敵に対して「騙し討ち」「暗殺」「奇襲」などの卑劣な手段を使って殲滅してきた性格を反映していると思われる。
- とはいえ、父である景行天皇が遠征に対してまとな兵を出さず[注 6]、このような手段を取るしか無かったことも考慮して置く必要がある。
- 伝承ではオトタチバナヒメを亡くした後も何人か妻を娶ったとされているが、作品内では言及されていない。
- 『Grand Order』における『Samurai Remnant』初登場サーヴァントの実装第一号だが、実装までの期間が相当なまでに短く、プレイヤーからも驚きを以て迎えられた。
- 実装に対する伏線は一週間以上前から張られていたと言え、前年の12月22日付でFate/SR公式サイトにおいて彼の真名のみ公開されていた。
- 実装直前の年末特番は、恒例のスタッフ&キャストトークが一切なく、ゲーム情報もほとんどが既出のおさらいで、1コーナーの「セイバーとバーサーカーの日本列島くいだおれの旅」ではほぼほぼ前フリと言ってもいいくらいにタケル関連の内容が放送されていた。
- 同じく年末特番で放送されたアニメ『Fate/Grand Order 藤丸立香はわからない』の「大忘年会おたのしみ会2023」にて、タケルが2024年の正月に実装される情報をジェームズ・モリアーティが掴んでいたが、シャーロック・ホームズの活躍によってネタバレは回避された。そしてアニメのラストでカルデアにてタケルが白米を食べている姿が映され、これが事実上の2024年正月実装サーヴァントの情報公開となった。
- 『Grand Order』における第三再臨では、腹部と足に赤い文様が現れる。
- 『Grand Order』の期間限定イベント『盈月剣風帖』では伊織の剣鬼としての側面を警戒していたため、「可惜夜に希う」ルートのような出来事を経験していると思われる。
話題まとめ[編集 | ソースを編集]
- 徹底した性別秘匿
- 現状、性別に対する描写が意図的に避けられている唯一のサーヴァント。
- 武内崇氏がデザイン原案であり、なおかつアルトリアをオマージュしているという事で女体化を疑われていたが、『Samurai Remnant』本編では女性扱いされても結局肯定も否定もしておらず、公式プロフィールでさえ「?」表記と、性別は依然不明なままである。
- 『Grand Order』のバレンタインシナリオでも、「実際は男性だがそれを隠している」、「男女どちらにもなれる」、「同一霊基を男女二人で共有している」、「性自認こそ男性だが女性の肉体で現界している」、「そもそも無性別」、「性別を超越した朕」、「男女問わず様々な信長が混ざり合った結果性別不明となっている」といった性別不明に分類されるサーヴァントと同様に、贈りものとお返しの二つのシナリオが用意されている[注 7]。
- 極めつけは2023年の年末特番内の「セイバーとバーサーカーの日本列島くいだおれの旅」での一コマで、某温泉宿に宿泊するバーサーカーとセイバー(タケル)だが、バーサーカーが年末の贈り物と言わんばかりのサービスシーンを披露する一方で一切タケルは映らないなど、徹底的にぼかされている。
- しかし、バレンタインシナリオではチョコをもらうことに対して想定外だったような様子を見せており、その上当初は元マスターの伊織や妻のオトタチバナを言い訳にして不自然にためらっていた。
- また女装してクマソ兄弟を討った逸話から、女装しても違和感がないほど容姿が女性に似ていた=元々女性だったという説もあり得る。
- 「古事記」と「日本書紀」での差異
- Fateシリーズでは出典を記紀の両者とされているが、それぞれの書でヤマトタケルの行為に差異が見られる。
- 大きな違いとしては、古事記では兄殺しを行い父・景行天皇から疎まれたのに対し、日本書紀では兄殺しを行っておらず父に遠征の功績を讃えられていることが挙げられる。
- 『Samurai Remnant』では兄を殺したという言及が多く、また古事記の編纂者に一目で真名を見破られていることから、出典の比重としては古事記をベースにしていると思われる。
- 日本神話の英雄
- ヤマトタケルが実在したという資料は挙げられておらず、実在性は低く神話のキャラクターという見方が多数である。『Samurai Remnant』作中でも、キャスターがヤマトタケルを「空想の存在」として扱っている。
- しかし、大和朝廷が遠征を続け領土を広げたことは事実であるため、複数の天皇の偉業をまとめたのが「ヤマトタケル」であるとされている。また、武勇の偉業が多い「雄略天皇」の遠征と重なる部分も指摘され、同一人物説もある。
- また、彼の子供は「仲哀天皇」で、その后は著名な「神功皇后」である。この神功皇后は卑弥呼と同一人物説がある。
- ギリシャ神話と日本神話
- 上記の通りヘラクレスとヤマトタケルは共通項が多い。また、他にも日本神話にはギリシャ神話と近似点が多々ある。実は「ギリシャ神話」が日本へと伝わり、それを元ネタにして生まれたのが「日本神話」であるという説がある。
- 年代的には矛盾はなく、イスカンダルの作ったヘレニズム文化が法隆寺に影響を与えたことを考えれば、あながちトンデモ説とは言えない。
- 神剣所有によるマイナス補正
- 神剣を宝具として持ち込んでいるため、召喚時に普通であれば与えられる知識類が付与されていない。宝具の使用などに制限がかかる例は少なくないが、持ち込んだ宝具そのものでデメリットが発生するのはレアケース。
- 実質同じ宝具を伊吹童子も所有しているが、あちらは特にデメリットがあったり制限がかかっている様子もないため、何かしらの違いがあるのだと思われるが詳細は不明。
- なお、神剣である宝具『界剣・天叢雲剣』の効果としては「一時的に神/カミになる」ため、タケルの知識欠損が神剣を持ち込んだことによるデメリットではなく、ただの記憶飽和である可能性もある。
- しかし、『界剣・天叢雲剣』の説明通りであるならば使用することで「神になる」ため、その場合宝具を使った後に現界してから得た知識を失うことになりそうなものだが、そういった様子はない。
- また、所持しているだけで記憶飽和が起きていると考えた場合は、現界してから後天的に知識を得ることが困難になると思われるが、やはりそういった様子もない。
- 『Grand Order』で召喚された際も『Samurai Remnant』での出来事はしっかりと覚えていたため、記憶飽和の線は正直薄い。そもそも「神性」スキルを持っているので、記憶飽和には多少なりとも耐性がありそうなものである。
- 余談だが、神剣のデメリットについての情報判明が2024年2月のバレンタインイベントであったのは、メタ的な視点からすると恐らく「人間の身で神の力を使ったら記憶飽和を避ける方法はない」という直接白若瓏の正体に繋がるヒントを、2023年12月のロード・エルメロイⅡ世の冒険7巻発売前に公開しないためだと思われる(ただし、デメリットが記憶飽和由来であると考える前提の考察になってしまうが)。
脚注[編集 | ソースを編集]
注釈[編集 | ソースを編集]
- ↑ カルデアに来てからはパンやカレーも好きになった模様。
- ↑ 呼び捨てにする場合、名前の表記はカタカナになる。
- ↑ なお『Samurai Remnant』のキャッチコピーにある「━━きみの願いを、切り捨てる。」という部分は「可惜夜に希う」ルートでのセイバーとの最期の戦いを表していると思われる。
- ↑ ヤマトタケルの場合は「海神を鎮めるためにオトタチバナヒメが海に身を投げたこと」だと思われる。
- ↑ 暗殺の動機については、古事記では「父の命令を勘違いした」とされているが、Fateシリーズにおいてその設定が反映されているかは不明。
- ↑ 荷物持ちや食事係レベルが数人程度のみであった。
- ↑ 2021年以降は平景清や鬼一法眼など、贈りものかお返し片方のバレンタインシナリオしかない性別不明サーヴァントしかいなかった中で、両方のシナリオがあるというのはかなり異例。
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