小辞典 (ま-)
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この記事ではTYPE-MOON作品の小辞典について、読みが「ま行」以降の用語を説明する。
用語
ま行
- 空想具現化
- マーブル・ファンタズム。読んで字の如く、自らの空想を具現化し、世界を変化させる能力。精霊種が持つ自然への干渉能力。
- ただし、変化させることのできるのは自身(精霊)と自然物のみという制限があり、自然から離れてしまった、例えば人工物を変化させることはできない。
- 精霊の住むとされる異界(別世界ではない)であるところの隠れ里や常春の国といったものは、精霊の描いた空想が具現化したものであるとされる。アルクェイド・ブリュンスタッドの居城「千年城ブリュンスタッド」も同様。
- 【関連項目】固有結界
- 埋葬機関
- 聖堂教会の最高位異端審問機関。悪魔祓いよりも「悪魔殺し」を行う代行者たちの、その中でもさらにトップエリートが所属する組織。その名に違わぬ超武闘派集団で、七人の代行者と一人の予備役から構成される。
- 状況次第では教会の意向に背くことも出来るほどの強権が与えられており、例えそれが大司教であっても悪魔憑きならば即座に串刺しにするほど。ゆえに、異端を狩る機関でありながら「教会における異端」と囁かれる。
- 【関連項目】聖堂教会、代行者
- マイルーム
- 『Fate/Grand Order』では主人公 (Grand Order)の部屋。ベッドと棚の他、トイレとシャワーが併設されている[注 1]。あまり私物は無い。
- ゲーム上ではお気に入りに設定したサーヴァントを連れ込んでおり、マイルームページでのセリフが聞けるが、特定の条件を満たさない限り聞けないボイスもある。
- 設定上では様々なサーヴァントからの頼まれごとを気安く引き受け、解決のために助力することから、一部のサーヴァントから、主人公のマイルームは「サーヴァント悩み相談室」として扱われている。
- なお、マイルーム会話によると一部のサーヴァントが掃除している他、清姫、源頼光、静謐のハサンが夜這いを仕掛けている。
- シバの女王の幕間の物語『針の穴を通るより難しい』では、マイルームを簡易シミュレーター室にする改装がされていた。カルデアの某職員(ケモ耳&姉属性)にジャガーマンが肉球をぷにぷにさせることでたらしこんだ。工費を聞くと、損益の概念が乱れるとのこと。
- オジマンディアスの幕間の物語『ファラオよりの光悦』におけるギルガメッシュによると、マイルームが棺桶のように並んでいる区画があるとのことなので、本来は各マスターごとに用意されていたものと思われる。
- 幾多のサーヴァントからチョコだけでなく神獣やらぬいぐるみやら聖遺物を貰っている影響で「異界化が進んでいる」とは刑部姫の言。
- 『Fate/EXTELLA LINK』ではベースキャンプ内にある施設。主人公 (EXTRA)とサーヴァントの部屋。操作サーヴァントの変更・カスタマイズやプロフィール閲覧、レベルアップ、礼装やスキルの構築・分解・装備など、各種戦闘準備を行うことが可能。
- サーヴァントからは絆レベルに応じてインストールスキルや礼装レシピなどの贈り物をもらえる。なお操作サーヴァントとはここでも会話を行えるのだが、時系列の関係で一部の絆会話が発生しないことがあり、その場合は宿舎で聞くことができる。
- 幕間の物語
- 『Fate/Grand Order』でプレイヤーが入手したサーヴァントのキャラクエスト。
- 魔眼
- 外界からの情報を得る為の物である眼球を、外界に働きかける事が出来るように作り変えた物。
- 魔術師に付属した器官でありながら、それ自体が半ば独立した魔術回路。血筋に関係なく適応できる特殊な魔術刻印に近いもの。
- 魔眼は単体で魔力を生み出して術式を起動できる。故に、一般の魔術回路に対してノウブルカラーは天体運営に近いと表現される。なので、魔術師とは縁のない一般人でも、ごく稀に魔眼の使い手が現れることがある。
- ただし、魔眼が生み出す魔力と術式が必ずしも釣り合うとは限らず、酷い場合は魔眼が勝手に術式を発動し、魔術師本人の魔術回路から精気(オド)を強引に搾り取りだす。
- 魔力の扱いに卓越していれば、逆に魔眼の魔術回路を自らの魔術回路に上乗せすることも出来る。
- 主に魔術師が持つ一工程の魔術行使で、視界にいるものに問答無用で魔術をかけるというもの。その隠匿性と能力から魔術師の間では一流の証とされる。
- しかし人工的な魔眼では「魅惑」や「暗示」までが限度で、それ以上強力な魔眼の保持者は全て先天的な能力者である。こちらは魔術ではなく超能力にカテゴリーされ、術者が視るだけで能力行使できる。そして、これら先天的な能力は魔術によって再現する事は出来ない。
- 【関連項目】直死の魔眼、ノウブルカラー、魔術
- 魔眼殺し
- かけることで魔眼の力を抑制する眼鏡。
- 『月姫』、『MELTY BLOOD』では遠野志貴の「直死の魔眼」を抑制するために使用。
- 『Fate』ではメドゥーサの「石化の魔眼(キュベレイ)」を抑制するために使用。また、遠坂凛が応用でコンタクトレンズバージョンも作ったりしたが、宝石を使い捨てるという、とんでもないコストがかかるものだった。
- 『フェイト/タイガーころしあむ』に登場したものは改良が加えられており、着用者の胸を小さくする機能が付加されていた。メドゥーサのコンプレックスを解消する為に付加されたものだが、間違って着用した遠坂凛にとっては大迷惑だった。
- マグダラの聖骸布
- 『Fate/hollow ataraxia』で男性を拘束することに特化した魔術礼装とされる。赤い聖骸布。
- 特化しているだけあって、手足に巻き付くだけで呼吸困難にできる。使い手がその場から離れても拘束は解かれない。
- ヘラクレスをも拘束することができるが、殺傷能力はない為、破られるのを待つだけになる。また外からの攻撃には弱い様で、作中ではアルトリア・ペンドラゴンにあっさり切り払われていた。
- 尚、性別は肉体ではなく魂で判断する。「トラぶる花札道中記EX」ではこれでバゼット・フラガ・マクレミッツを拘束できる可能性に触れていた。
- 魔獣
- 幻想種のランク。魔獣ランクならば魔術師でも使役可能だとされる。
- 魔術
- 魔力を用いて人為的に神秘・奇跡を再現する術の総称。「魔法」とはその定義が異なる。
- 【関連項目】魔法、魔術協会、魔術回路、魔術刻印、魔力
- 魔術回路
- 魔術師が体内に持つ、魔術を扱うための擬似神経。生命力を魔力に変換する為の「炉」であり、基盤となる大魔術式に繋がる「路」でもある。魔力を電気とするなら、魔術回路は電気を生み出すための炉心であり、システムを動かすためのパイプラインでもある。回路を励起させ魔力を生成すると、人である体からは反発により痛みが生じる。
- 最初は眠っているが、修行によって「開く」ことで使用できるようになる。一度開いてしまえば、あとは術者の意志でオンオフができ、魔術を使う際にはオンにし魔術回路を活性化させ、使わないときはオフにしている。スイッチの仕方は術者のイメージそれぞれで、これは最初の「開き」に関係している。最初の開きも方法は術者次第で、中には性的興奮とか自傷行為とかもある。
- 魔術師にとっての才能の代名詞で、これの数が多いほど優秀な魔術師であるとされる。これを持たない人間は魔術師にはなれない。生まれながらに持ち得る数が決まっており、魔術師の家系は自分たちに手を加えて、魔術回路が一本でも多い跡継ぎを誕生させようとする。古い家系の魔術師ほど強力なのはこの為。
- 魔術回路は内臓にも例えられ、ひとたび失った魔術回路は死ぬまで再生することはない。また、跡継ぎに魔術回路を増やすよう働きかけるということは、内臓を増やすということにも繋がるが、その手段がまっとうであるはずもない。
- 魔眼は魔術師に付属した器官でありながら、半ば独立した魔術回路であり、魔眼を移植することにより、疑似的に魔術回路を増やすことができる。
- 魔力の扱いに卓越していれば魔眼の魔術回路を自分のものに上乗せすることも出来る。
- 【関連項目】魔術
- 魔術基盤
- 魔術の各流派が「世界に刻み付けた」魔術理論。既に世界に定められたルールであり、人々の信仰がカタチとなったもの。人の意思、集合無意識、信仰心によって「世界に刻み付けられる」もの。
- 各門派ごとによって取り仕切られている基盤(システム)。ここに各々の魔術師が魔術回路を通じて繋がることで命令(コマンド)を送り、基盤が受理、予め作られていた機能(プログラム)が実行される、という流れになっている。
- この時必要とされる、電力に相当するものが魔力である。門派ごとに違いはあるものの、基本的には「術者の体内、もしくは外界に満ちた魔力」を、魔術という技に変換するシステム。
- 「信仰心」と言っても宗教的な信徒であることを示すのではなく、「知名度」に言い換えられる。
- 神秘(魔術)が「ある」と信じられることによって、世界がそれを許容する。
- ここで、「ある」と信じるということは、それが「確信」である必要はない。例えば、「幽霊」という神秘の存在について、現代の人間の大半は否定的な意見を持っている。しかし、現代の科学では「ない」とも言い切れない。「ひょっとしたらあるかも」という考えは、無意識のどこかにある。そういった「疑念」的なものも、信仰心には含まれる。
- 信仰心の反対は「無知」。幽霊の存在自体を知らない、ということのみが、信仰心を産まない。
- つまり、広く大勢の人間に知られていればいるほど、魔術基盤は強固なものになるということ。
- これにより、信仰の弱い、「世界に刻み付ける」力が脆弱な、基盤の小さな一派の魔術は、誰にもその存在を知られていないような他国においては、まっとうに機能しないということが起こる。
- 「魔術に足る神秘の知識」とは、再び幽霊に例えれば、「幽霊という存在がある(かもしれない)ことを知っていること」ではない。「幽霊の『正体』を知っていること」である。一般人にとって幽霊とは、いるかいないかわからない、あやふやなものである。しかし、魔術師にとって幽霊とは、その正体までも知っていて、いることが不思議でも何でもないもの。
- 神秘を起こす「ルーン」という魔術がある。ルーンは奇跡を起こす、と一般には信じる者もいるし、信じない者もいる。ただ、両者に共通なのは、ルーンが「何故」奇跡を起こすことができるのかまでは、知らないということ。しかし、魔術師はその「何故」を少なくとも一般人よりは知っている。
- この差が、「神秘は知る人間が増えれば力を失う」ということと、「広く大勢の人間に知られていればいるほど、魔術基盤は強固なものになる」ということが両立する所以。
- 実際に、現代の世界で最も広く強固な魔術基盤を有しているのは、聖堂教会による神の教え、聖言に他ならない。ただし、彼らは人の手に余る神秘は神の手に委ね、人が手にしてはならないものだと説くゆえに、魔術という神秘を扱うものと敵対する立場にある。
- 魔術協会
- 魔術師たちによって構成された、魔術師を管理する団体。
- 【関連項目】時計塔、アトラス院、彷徨海、魔術、封印指定
- 魔術系統
- 根源から流れ出た事象の川。それをどう解釈(もしくは脚色)するかは、触れた人間の背景にある文化・民族性による。(世界中に、遠く距離を隔てた土地でありながら、類似した神話や伝承があるのはこのため)
- 魔術においてもそれは同じで、「神秘」という意味で類似していながらも異なった解釈で存在するそれらを、「魔術系統」と呼ぶ。
- もし根源へと到達できれば、新しい魔術系統(魔法)を作ることも可能だという。
- 魔術刻印
- 魔術師の家系が持つ遺産。古い魔術師の家系が歴史とともに受け継いできた、ある意味で最大の家宝であり、最大の呪いでもある一子相伝の固定化された神秘。生涯を以って鍛え上げ固定化(安定化)した神秘を、幻想種や魔術礼装の欠片、魔術刻印の一部などを核として刻印にし子孫に遺したもの。
- 本来、魔術刻印は何百年も醸造して作られる新しい臓器のようなもの。臓器であるがゆえ血族以外の者にはまず適合しないし他人が干渉する余地も薄い。
- 魔道書でもあり、本人が習得していない魔術でも式に魔力を走らせれば行使できる。モノによっては刻印そのものにも自律意思が備わっており、持ち主の魔術に連動して独自に補助詠唱を始めたり、意識を失った状態でも自動的に蘇生魔術式を読み出したりする機能がある場合もある。
- その血統の歴史全てが刻まれているといっても過言ではなく、魔術刻印を継承した魔術師は一族の無念を背負って、次の後継者に刻印を譲り渡さねばならない。ある意味、代を重ねて重みを増していく呪いと言える。
- 刻印を複製することはできず、魔術師の家系が一子相伝なのは、刻印を受け継ぐ者を複数にはできないため。
- ただし、何代も続いた刻印を複製するのではなく、新規に魔術師となった人間がその一代の魔術を刻印として残すことは可能。継承者以外の人間が魔術師に弟子入りし、新たに自分の家を興すということはできるので、魔術師の家系には新しいものと古いものがそれぞれある。もっとも、自身と自身の家系の魔術の完成が第一目的である魔術師が弟子をとるというのは、何がしか理由があった場合のことであり、積極的に行われることではない。
- 古い魔術師の家がはばを利かせているのは、魔術刻印の存在が大きい。
- 現代における新たな魔術刻印は、ほとんどの場合有力な家系から魔術刻印のごく一部を移植してもらうことで造られており、それを株分けと呼ぶ。同じ魔術系統を戴く複数の家系による「門派」、同じ家名を持ちながら本家や分家などに複数の魔術師を擁する「一門」などは、過去にそういった株分けにより生まれていったもの。
- 株分けをされる魔術師にとっては幻想種や魔術礼装の欠片などの異物を埋め込むよりもずっと若い世代で魔術刻印を完成させることができるというメリットがあり、また魔術刻印を株分けする魔術師にとっては一時的に刻印に傷はつくもののそれは数ヶ月から一年程度調律師の施術を受けることで回復できる上、株分けした家からの絶大な忠誠を期待できるというメリットがある。
- 大元となる本家の魔術刻印は源流刻印と呼ばれる。
- 刻印は代を重ねる事で強化されていくが無限に強化できるわけではなく、「成長の限界」を迎えた刻印はどれだけ代を重ねても成長しない為、そのような魔術刻印を持った家系は衰退し、やがて消滅する事となる(例:マキリ家)。
- なお、「魔術刻印」という名称はここで述べられている「魔術師の家系が持つ遺産」につけられた固有のものではない。
- 「魔術」で扱われる「刻印」――何らかのモノ(人体も含む)に刻まれることで魔術的効果を発揮する文字・図形(例えば「ルーン文字」など)全般に、「魔術刻印」という名称は使用されている。
- 【関連項目】魔術
- 魔術師
- 「根源」へ至ることを渇望し、そのための手段として魔術を用いる者。
- 魔術組織
- 魔術師による団体。
- 著名なものに魔術協会があるが、これは西洋魔術の組織であり、他にも中東や大陸(中国)にも独自の魔術と組織がある。
- 日本にも魔術組織はあるが、魔術協会に組してはおらず、作品中で描かれたことはない。日本は東西の文化が入り混じる特異な場所で、日本古来の魔術ではなく西洋魔術を使う魔術師も多く生息しており、作品で描かれるのはそういった西洋魔術を学んだ魔術師達である。
- また日本には実戦派法術師の組織が密かに暗躍しているらしいが、遠坂凛によればこれも西洋魔術師と相容れない性質の組織らしい。
- 魔術使い
- 根源への興味がなく、他の目的のために魔術を扱う者。
- 魔術礼装
- ミスティックコード。単に礼装とも呼ばれる。魔術の行使をサポートする特殊武装。一般には「魔法使いの杖」として認知されているもの。当然、杖の形に限定されているわけではない。
- 【関連項目】概念武装、宝具
- 魔人化
- 自らの業によって人間ではなくなってしまい、結果的に悪魔のカテゴリーに含まれること。悪魔、魔人化と銘打ってはいるが、この認識宇宙における「人」ではなくなった結果、異なる文明圏や異なる惑星に住まう高次元生命体と変わらない在り方を持つ。もしくは二十世紀に流行した、とある創作神話における邪神の在り方に近い。エリザベート=バートリー、殺生院キアラはこれに該当する。
- 魔神柱
- 『Fate/Grand Order』に登場する異形の存在。ビーストⅠの眷属。ソロモン七十二柱の魔神の名を持つ。
- その正体はソロモンの死後にソロモン七十二柱の魔神たちが暴走したもの。伝承の魔神とかけ離れた姿をしているのは彼らを統括するゲーティアの計画のために受肉・新生したが故。高次の情報生命体であり、魔術世界では「魔神」と呼ばれていた。
- ゲーティアは紀元前10世紀の時点で子孫である冠位指定、グランドオーダーを持つ魔術師たちの遺伝子に魔神柱の依り代となる呪いを刻んでおり、その呪いを持つ魔術師が"担当の時代"まで存続すると魔神柱である自身を自覚して魔神柱となり、人理焼却のためにあらゆる特異点へと投錨され、人理焼却計画を遂行する。
- また、子孫の魔術師本人が変身するのではなく、聖杯の力で召喚者が他者の体を依り代に出現させることも可能である模様。
- 終局特異点における玉座での決戦後はそれぞれ結合解除、生存の放棄、結合拒否、活動停止、自己崩壊をし、他の魔神柱と共に英霊との議論を続ける、自己矛盾により崩壊する、融合し徹底抗戦する、英霊の盾となって消滅する、後を託されて怒りのまま英霊と最期まで戦う、悲しみを覚えて人間と築き上げた人類史を最期まで無意味だと断じる、己が持たない感情に気づいて計画が失敗する可能性が残っていても主に答えを託する、ゲーティアに見切りをつけて逃亡する、死にたくないという理由で離脱する等、個体ごとに様々な行動を選んだ。
- マスター
- 主人。使い魔との契約者。
- 聖杯戦争の参加者。聖杯の助けでサーヴァントを召喚し、従える。
- 【関連項目】聖杯戦争、サーヴァント、令呪
- 魔猪
- 肉を食み、鎧を食み、ルーンすら貪り食う猪。
- 場合によっては勇者はおろか竜種ですら不覚を取るほど強い種も存在する。何の加護も持たない島であれば在るだけで沈めてしまうほどである。
- 間桐家
- 元の家名はマキリだが、日本に移住して現在の姓に改めた。『Fate/strange Fake』にてキエフの出身らしいと判明した。
- 英霊を使い魔にするサーヴァントシステムや令呪を考案している。
- マナ
- 大源。自然界に満ちている星の息吹たる魔力、つまり地球そのものが持つ魔力を指す。
- 西暦以前のマナは第五真説要素(真エーテル)によるものだったが、西暦以後のマナは人工的に作られた第五架空要素(エーテル)へと変化している。
- 【関連項目】魔力、オド
- 魔法
- 「魔術」とは異なる神秘。魔術師達が目指す最終到達地点である「根源の渦」から引き出された力の発現。その時代の文明の力では、いかに資金や時間を注ぎ込もうとも絶対に実現不可能な「結果」をもたらすものを指して魔法と呼ぶ(対して魔術は、一見ありえない奇跡に見えても「結果」という一点においては、別の方法で代用ができる)。
- 人類が未熟な時代には数多くの魔法があったが、それらは文明の発達にともなって、殆どが魔術へと格下げされた。
- 【関連項目】魔術、根源
- 魔法使いの匣
- 喫茶店アーネンエルベの別名。
- 【関連項目】三咲町、冬木市、魔法、アーネンエルベ
- 魔力
- 魔術を発動させるための要素のこと。加工された生命力であるが、魔力が生命力に還元されることや生存に魔力を必要とする存在もおり、生命力と同一視されることもある。
- 自然に満ちる星の息吹である大源の魔力「マナ」と、生物の生命力より精製される小源の魔力「オド」があるが、魔力である点においてそのほぼ性質に差はなく、基本的には単純にマナのほうがオドよりその絶対量が優れていることとして扱われる。
- 「ほぼ」とあるように全く性質に差がないわけではなく、例としてサーヴァントによっては宝具の使用等の際にはマナを自然界から取り込むことも出来るが、自身の動力源としての魔力はマスターの提供するオドに頼らざる得ない。
- 【関連項目】マナ、オド、魔術
- 魔力供給
- サーヴァントは自力で魔力を生成できるものの、その生産量は彼らの多大な消費量には追いつかない。
- マスターは自身の生体エネルギーを魔力としてサーヴァントに分け与える。
- その方法は様々だが、接触による供給がもっとも効率がよい。
- 魔力枯渇
- オーバーカウント1999。決定的な資源枯渇、人類の衰退の始まりの時期。その原因は不明とされる。人類では食いつぶせない筈の地球の資源は枯渇し、世界から生命が生きていく為の力は失われた[出 1]。
- 1970年、イギリスのある地方都市で起きた儀式を切欠に、大気に満ちていた“地球”の魔力は枯渇。後に大崩壊と呼ばれる地球規模の地殻変動―――ポールシフトを引き起こした[出 2]。
- 神代の終わりと西暦の始まりという二つの衰退期を乗り越えた魔術であったが、この事柄を以てEXTRA世界では完全に過去の御伽噺となった。それに伴い、旧世代の魔術師の時代は終焉を迎え、アトラスの錬金術師しか旧世代の魔術師は存在しない[出 2]。
- 『Last Encore』ではトワイスが「他ならぬ君達によって地球はその魂とも言える核を傷つけられた」と語っているが、いずれもソレの全容は明らかになっていない[出 1]。
- なお、月の聖杯であるムーンセルを以てすれば、枯渇した資源の問題は解決することができる[出 3]。
- まるごしシンジ君
- 主人公 (EXTRA)と共に、エリザベート=バートリーの繰り出した金星辺りの生命体が食すと評される真紅の料理と激しい戦いを繰り広げた、食物処分用のフリーソフト。ダウンロードして名づけたのはラニ=Ⅷで、外見は遠坂凛 (EXTRA)によって間桐シンジそっくりにカスタマイズされており、ぱっくり開けたお口がチャームポイント。
- フリーソフトなので料金はタダ。なのに血の池よりも赤い、異次元のスープを飲み干せる優秀な子。ただし『Fate/Grand Order』での概念礼装のマテリアルによると、優秀なタンクや濾過装置がついているわけではなく、単に安全装置が付いていないだけらしい。
- 最後はなんとも言えない色の煙を吹きながら沈黙した。主人公 (EXTRA)は死闘を共に潜り抜けた彼に敬意を表しており、窮地に陥った間桐シンジを「まるごしシンジ君に似ているから」という理由で救った。
- 『EXTELLA』では「decoy」のコードキャストを使用すると、彼が召喚されて一定時間敵の攻撃を引き付けてくれる。『EXTELLA LINK』ではそのまま「まるごしシンジ君」というAランク礼装が登場。heal(64)の他は全てdecoy(64)という構成の、徹底したデコイ特化の性能となっている。
- マルティーンの聖骸布
- 詳細不明。
- その一部を言峰綺礼が代行者時代に入手し、冬木教会に秘蔵されていた。
- 衛宮士郎がアーチャーの腕を移植された折、その封印に使用された、「魔力殺し」の聖骸布。ただし、「英霊の腕」を恒久的に封じるだけの強度は持ち合わせていない。
- 『Fate/complete material Ⅲ』にて概念武装であるかとの質問に否定はされていない。
- マンドチョコラゴラ
- 『バレンタイン2018 ~繁栄のチョコレートガーデンズ・オブ・バレンタイン~』で登場した空中庭園の設備。チョコラミスがマンドラゴラを品種改良して、チョコレートのボディで生えるようにした謎のチョコ植物。
- 元のマンドラゴラが持つ『抜くときに悲鳴を上げる』『それを聞くと死ぬ』性質は強くなっている。ルーンで耳を守っていながらなお死の危険があるが、録音したものからはダメージ効果は消滅。兵器転用は不可能となった。
- これの対策としてクー・フーリンはネロを連れてきたが、死の悲鳴を壊滅的な音痴で相殺する為であり、実際収穫に成功した。後に収穫体験ツアーとして採ったその場で食べ放題、アカペラ生演奏つきとなっているが、ネロとエリザなので事前に同意書にサインをいただくこととなる。
- 「人の手」でないもので抜くと即座に融解して使えなくなるため、遠隔操作ロボットの類は使えない。しかし望月千代女は自身の操る大蛇にて遠隔で収獲する事に成功している(ピジョンレポートで「人の手で抜く」という条件を満たしているのか?と突っ込まれているが)。これらの問題は後に新兵器『どんぎゅ~』により溶解させずに大量収穫が可能になった(ただしエンジニアのお腹がピンチとなった)。
- なお、柳生但馬守宗矩は無念無想にてノーダメージで抜いていた。
- ミスト
- 『Fate/Grand Order』で現代のセイレムを覆った暗闇に名付けられた名称。この暗黒の空間は可視光その他電磁波を吸収するなど、物理法則に従わないため、当初から魔術的な現象だと判明していた。
- 展開規模は発生の直後から変わらず半径7キロメートルのほぼ真円。上空は平均高度600メートルまで、ミストが達している。
- 空間内への侵入は容易に可能。だが、脱出を果たした者は今のところ皆無。米軍の無人車両や無人偵察機、ドローン、有線ロボット、すべて闇に飲み込まれ消失した。あるいは、接近と同時に動作を停止した。米陸軍のヘリ、アパッチから吊り下ろされたセンサー機材もすべて機能を失った。ドローンは一つ残らず壊れて用をなさなくなっていた。
- 一部のジャーナリストが、軍の封鎖線をくぐり抜け無謀な侵入をはかったが、そのジャーナリストが帰還した形跡はない。訓練された動物を用いた偵察でも同様。鳥類などの野生動物の出入りも確認できない。
- 魔力障壁を施した使い魔や電脳魔、自立型のオートマタなどを送り込んだが、現地スタッフの奮励むなしくことごとく失敗。
- 唯一、表向きは仕掛け時計の修復技師、魔術師としては
人形遣い として生計を立てている男のからくり人形のみが帰還した。人形の材料は木 の歯車と鋳鉄 の釘、くじらのヒゲで出来た、現代の技術は一切使われていないロボット。その中世のロボットの自動書記によってミスト内部のスケッチを持ち帰ることができた。 - 暗闇の内側には17世紀の植民地時代の世界が広がっており、ミストの結界によって17世紀以降の技術が用いられた構造物は排除される。
- 死界魔霧都市 ロンドン
- 第四特異点。産業革命を迎え人類が著しい発展を遂げた時代の十九世紀の西暦1888年の大英帝国の首都ロンドン。
- 御使い
- 量産型のワルキューレ。戦乙女の模造品。北欧の異聞帯で二千数百年前にスカサハ=スカディが魔力分け与えて作った人形。ヴァルハラへと魂を運ぶもの。
- 自動機械としての性質のみを重視して形作られており、魂は搭載されていない。命令を実行する機能だけがある。辛うじて感情を与えられていた戦乙女とは違い、不確実性が存在せず、機能的で効率の良い発想で作られている。内部には疑似心臓などがあり、構造は人体のそれに似て、温かい。
- 融通の利かない機械染みた番人で、所有者であるスカサハ=スカディの博愛を気にしない。原型とは、全員がフードを被っている、楯の色が銀色などの違いがある。
- 原型であり統率個体であるワルキューレ、スルーズ、ヒルド、オルトリンデの方が強い。また、状況を柔軟に判断する性能を持ち合わせない。自動殲滅機能をなるものが存在する。全固体で記憶を連結しており、ナポレオンに狙撃された個体のデータを蓄積して、二度と定めの儀式を失敗しないために、自動的に襲撃に備えて数を大量に用意するなどしている。
- 集落の人々にルーンを授け、ルーンの癒しで病気を治してくれる。定めの日に集落の大扉を開き、25歳の大人を巨人の贄にする役割がある。地下格納庫に収容されている。
- ナポレオン曰く巨人を連れた戦乙女は結構神話的な見た目で、マシュ・キリエライトは一種の壮麗さがあったと言っている。
- 魅了
- 他人(主に異性)を強烈に惹き付ける魔術。「チャーム」とルビが振られることも。支配と違い、相手を操るわけではない。
- 玉藻の前の呪法にはこの要素が含まれており、主に権力者の寵愛を得るために使われていたらしい。ディルムッド・オディナの黒子の呪いもこれに当る。
- 魅了の魔眼
- 意思を込めて目を合わせた相手を魅了し、短時間ながら意のままに操ることが出来る魔眼。「魅了」という名称だが、必ずしも異性に対する性的な魅惑を意味しない。暗示の一種。
- 蒼崎橙子と久遠寺有珠の魔眼は、対象の行動を拘束(ようするに金縛り)することに特化している。
- アルクェイド・ブリュンスタッドとネロ・カオスの魔眼はノウブルカラーでのランクは最上位の吸血種が持つという「黄金」で、サーヴァントのスキルとして表現するとランクA。
- 鈴鹿御前の魔眼はノウブルカラーのランクは不明。サーヴァントのスキルランクはB+。マスターを魅了されたキャスターを挑発する発言ともとれるが、本人曰く「勝手に出ちゃうの コレ」。ただし、実際にはそれは平時の話であり、本気で魔眼を発動させたら一流のウィザードでない限り抵抗は難しい。
- ムーンセル・オートマトン
- 月で発見された、人類外のテクノロジーによる太陽系最古の「古代遺物(アーティファクト)」。
- ムーンクランチ
- ムーンセルの魔力を使いレガリアをマスターがイメージする新たな鎧へと形態変化させる能力。
- レガリアの力でまとう、サーヴァントの霊基拡張礼装。ビッグクランチのムーンセル版と称されるとおり、月内部のすべての疑似霊子を収束したものを意味する[出 4]。
- ネロはローマの剣闘士と新帝国の姫を思わせるもの、玉藻の前は傾国の美女のリッチさと太極をモチーフにしたもの。
- ムーンドライヴ
- レガリアを持たないサーヴァントたちを、ムーンセルの魔力を使い、ステータスをブーストアップさせる強化術式。
- 発動中は仰け反りにくくなり、攻撃力も増大するため、効率的に攻めることが可能となる。ムーンドライヴ中に敵を倒すと金色の魔力球が出現し、これを貯めることで宝具ゲージが上昇。最大まで貯まると宝具を発動できる。
- ムーンマイルラダ―
- 上昇し、七天の海の戦いへと導くもの。聖杯戦争に参加したマスターが、対戦相手であるマスターに勝利した時のみ下ろされるSE.RA.PHの基本原則。
- 下から上の階層へ上るにはこのラダーを使用する必要がある。傷を癒す効果もある。
- 余談ではあるが、下の階層に下りるだけならラダーは必要ではない。
- 冥界
- 地の底の国。死者の魂が凍える荒野。深淵と隣り合う、あらゆる生命が途絶えた世界。太陽も星もない、風も水も花もない、ただ寒さだけがある冥府の国。すべての生き物が流れ着く場所。魂が見る最後の世界。死後の魂たちの国、人生への郷愁の一時を守る静寂の地。衰退した神々の最後の居場所。現世の人間の解析の光が届かぬ神秘の闇。
- どんな英霊であろうと神性であろうと無力化する世界。あそこでは死と、主人であるエレシュキガルが絶対の法律であり、最高権力者。
- 人間のために力を振るう醜さを許さず、権能を振るうのは冥界の為だけ。“自分の為に望まない”という誓約の縛りこそが神々でさえ冥界でエレシュキガルに逆らえない力の根源。
- アヌンナ諸神はエレシュキガルが生まれて千年たったころにはとっくに神性を失っている。裁判官の七柱は法律を読み上げるだけの自動判定粘土板。
- メソポタミア世界では上から天と地、冥界とつながっているが、神代ではそれらが三つ織物の上にある。
- 神性がマイナスに働く効果があり、弱い者はそのままだが、強いものは弱体化してしまう。それは七つの権能を以て冥界に下ったイシュタルも捕まって串刺しにされてしまった。
- 所々に地上で死んだ人間の魂が地上に返さないように収めた槍檻がある。
- 魂が毎日休みなくやってきていたため、新人の槍檻を作るだけで一日が終わるため、自分の住む神殿の工事にさえ、いまだ着手できていなかった。
- 書物だけは冥界からでも調べることはできる。
- 冥界の七門は魂の善悪を問う、公正にして理性の門。善も悪も等価値ではあるがそれを選ぶ人間の価値が変わるだけであり、どちらかが正解ということはない。エレシュキガルが命令しておかないとうんともすんとも言わない。
- また、イシュタルは冥界下りに失敗している以上、門をくぐるたびに七分の一ずつ神性を奪われ、第二の門をくぐる頃には下級の神霊に、第四の門をくぐる頃にはガルラ霊以下の精霊に、そして最終的には無力な羽虫になってしまう。
- 冥界には本来、高さの概念がなく、高さの基準はそこにあるオブジェクトの価値で決定されるのでは、とアルテラ・ザ・サン〔タ〕は推測している。冥界の門は大切なものなので、おそらく高い位置にあると意味づけられている。平地であろうと冥界の門があるなら、そこは標高500メートルぐらいの高さになる。生命体にも当てはまるとされ、冥界の支配者は、冥界で最も高い場所に君臨する。
- しかし『絶対魔獣戦線 バビロニア』において女神の制約が破られたことで規律を失い、『冥界のメリークリスマス』では時間の概念と世界観がふわふわになっている。さらに悪意によって冥界の門は閉じられ、原初のルール誰か一人の犠牲でしか開かなくなっており、冥界下りはできない状況になっていた。それをドゥムジが『生贄(に該当するもの)を捧げれば門は開く』とルールをうまいこと改変しつつ、クリスマスの概念をバラまいてサンタクロースを招き入れた。
- 冬の時期の冥界は横に広い世界ではなく、縦に深い構造に変化し冥界の七門はそのまま冥界の七層に変わっている。次の層に入ると高さがリセットされる。
- 犠牲とは死だけを示す言葉ではなく、プレゼントによる救済で魂は天に昇った。そういう奇跡が、この夜なら許容される。そのため、アルテラサンタとカルデアのマスターは門番にプレゼントを渡す方法で冥界の門をくぐることになった。
- 冥界の神殿は最下層である七層の更に下、シュメル神話の根源、淡水の海、深淵に没した。一切の光を通さない深淵の底。今風に言うとアビス。ドゥムジによると深淵のまん中に冥界がある、と考えると良いらしい。アルテラ・ザ・サン〔タ〕曰く、浅い深淵と深い深淵があると考えられる。エンキ神を失った今、深淵の底は原初ではなく虚無となった。この海に沈むという事は、その魂までもが無に還るということ。生身の人間では深淵の海には溶け込めず、かといって空を飛べたりもしない。案内人の導きなくしては生者は深淵に沈む事さえできないが、ギルガメッシュを深淵に導いた深淵の要石を重しにすれば、沈む事が出来る。
- ネルガルは、魂は苦しみながら消え、大気は淀み、蛆と蝿と腐敗が蔓延るただの墓場、恐怖の園の世界に生まれ変わらせようと企んでいた。
- 『サーヴァント・サマー・フェスティバル!』では冥界の図書館なる存在について言及されている[出 5]。
- メシアン
- 三咲町のカレー屋さん。シエルのお気に入りの店。
- 【関連項目】三咲町
- 異星鍵
- モノリス。月の世界にあり続ける異物。生前のアルテラやカール大帝を導いた「力」と同質の存在であると推測される。
- 異星鍵を起動させることで、カール大帝の第四宝具『最後の審判 (ウルティム・プロパテール)』、またの名を『カロルス・パトリキウス・ディミッテ』は完成する。
や行
- ヤガ
- 魔獣と人間の合成体。
- ヤガ・トゥーラ
- ロシアの異聞帯の地名。
- ヤガ・モスクワ
- ロシアの異聞帯の首都。
- ここだけ雪が弱く、ちょっとだけ温かい。
- 山育ち
- TYPE-MOONにおける強キャラ設定の一つ。人里離れたコミュニティで育ったことで常人を超えたレベルのスキルを身につけていたり、基本性能が人間から逸脱していたりする。
- 【関連項目】葛木宗一郎、静希草十郎、坂田金時、殺生院キアラ
- YARIO
- Fateシリーズに登場するアイドルグループ。元々はエイプリルフール企画出身だが、『Fate/Grand Order』でもたびたび言及されている。
- 農業系アイドルグループを名乗っており、メンバーはクー・フーリン、ディルムッド・オディナ、カルナ、ヴラド三世 (EXTRA)、バゼット・フラガ・マクレミッツ。
- 名前の由来は現実の男性アイドルグループで、同じく農業ネタで有名な「TOKIO」。
- 北米版『Fate/Grand Order』での呼称は「Backspear Boys」。こちらの元ネタはアメリカの男性アイドルグループ「Backstreet Boys」。
- ユグドミレニア
- 『Fate/Apocrypha』の世界において、魔術協会から離反した魔術師の一族。「千界樹」とも。
- 【関連項目】魔術協会、聖杯戦争、聖杯大戦
- ユグドラシル
- 世界樹。北欧神話に於いて重要な位置にある存在。
- 『無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング』の北欧異聞帯に住んでいたゲルダはユグドラシルを知らなかった。
- 抑止力
- カウンターガーディアン。集合無意識によって作られた、世界の安全装置。人類の持つ破滅回避の祈りである「アラヤ」と、星自身が思う生命延長の祈りである「ガイア」の二つがある。
- 【関連項目】ガイア、アラヤ
- 404光年
- ムーンセルが使用している術式。第七階層と中枢の境界線。
ら行
- ライダー
- 聖杯戦争におけるサーヴァントのクラスの一つ。「騎乗兵」を意味する。
- 真名を隠す必要のあるサーヴァントは、慣例的に生前の名前ではなく聖杯戦争におけるクラス名で互いを呼び合う。
- 【関連項目】聖杯戦争、サーヴァント、クラス
- ライヘンバッハ
- シャーロック・ホームズとジェームズ・モリアーティを飲み込んだ瀑布。
- ラグナロク
- 神々の黄昏。北欧神話の終末の伝説。北欧神話における神代終焉の最終戦争。未来へと続く限定的な終末。
- 戒めから解き放たれた悪神ロキの王略に始まり、その蠢動はやがて多くの大災厄を呼び、火炎領域ムスペルヘイムから炎の巨人種ムスペルが顕れる。カトラ山の大規模噴火の正体がこのムスペル。大神オーディンは滅びの巨狼フェンリルに呑まれ、神々と巨人種の激突によって多くの神々と巨人が相打ちながら滅び去り、ムスペルヘイムの支配者である炎の巨人王、スルトの“炎の剣”により大地は焼き尽くされたという。神々と巨人の消えた北欧には、人類の時代が到来し、大地はヒトのものとなる。神秘の多くを失い、文明は急速に発展していく。
- 神々と怪物たちが最後の大戦争を繰り広げ、世界は炎に飲まれ、大地は海に沈む。その時点で神々も怪物も、巨人達も姿を消しており、やがて北欧世界には人間による新たな時代が始まる等、この出来事が一種の“神代の終焉”と言える。
- ラグナロクの正確な年代は、隠された真実を探求する魔術の世界においても諸説あり、最も有力なのは、紀元前1000年頃という説とされる。紀元前1000年頃に発生したカトラ山の大噴火こそが炎の領域ムスペルヘイムの権限と暴走であり、炎の巨人種ムスペルが顕れる。それに連なる形で発生したラグナロクによって、北欧世界に存在した古き神々や巨人は滅びたとされている。また、地誌的な記録で言えば、カトラ山の大規模噴火によって生態系が息づくテクスチャが一枚まるごと消え失せてしまった。その影響により西暦930年より以前の記録が存在せず、現存する最古のサガが9世紀のものしかない。サガやエッダといった北欧神話の伝説群が、断片的にしか残っていないのもこの消失などの影響だというのが魔術師の通説[注 2]。
- 魔術の世界では長きに渡る魔術的調査の結果として、かろうじて魔術師たちは大噴火の痕跡と北欧神代の消滅を知ったわけだが、これも仮説と推論を重ねて導き出したものである為、事実かどうかは断言できない。
- 歴史的記録としては少々異なり、カトラ山の大規模噴火は西暦930年が最古で、紀元前1000年については一切全く記録がない。これは前述のテクスチャごと地表から消え去った事が原因。
- 『無間氷焔世紀ゲッテルデメルング』の北欧異聞帯はそのラグナロクが正しく終わらず、定められた順に死がもたらされずに運命が変わり、終末の予言が違う結果に迷い込んでしまい、世界は狂ってしまった。スカサハ=スカディとオルトリンデ、ヒルド、スルーズの3騎はこの狂えるラグナロクを生き延びた。
- 【関連項目】北欧神話
- ラッシュ
- 『Fate/EXTELLA LINK』からの新システム。敵サーヴァントに連続で攻撃やアクティブスキルをヒットさせて弱らせたところへ、クラス特性に対応したアクティブスキルを当てることで発動する。
- 発動中は敵が無防備となり、ボタン連打で連続攻撃を行えるため大ダメージを与えることができる。またラッシュが発動すると「攻撃力アップ」または「攻撃速度アップ」のどちらかのドロップアイテムが確定でドロップする。
- ラフム
- 『Fate/Grand Order』第七特異点でティアマトによって生み出された「新しい人類」。ビーストⅡの眷属。見た目は紫色の甲殻類のような姿に、縦になった歯を剥き出しにした巨大な口という生理的嫌悪感を催させる姿をした異形の存在。
- ラミュロス
- 地中海世界に存在する、リュカオン王に端を発する「幻想種としての吸血種」。
- 若干色素が薄い以外は人間とそう見た目は変わらず、ステレオタイプな吸血鬼のような外観。
- 【関連項目】幻想種
- ランサー
- 聖杯戦争におけるサーヴァントのクラスの一つ。「槍兵」を意味する。
- 真名を隠す必要のあるサーヴァントは、慣例的に生前の名前ではなく聖杯戦争におけるクラス名で互いを呼び合う。
- 【関連項目】聖杯戦争、サーヴァント、クラス
- 竜種
- 竜、もしくは竜を模した魔獣のこと。
- 【関連項目】幻想種
- 龍
- 主に東洋におけるドラゴンを指す。
- 西洋の竜が"魔"とされるのに対し、中華における龍は神的存在とされている。
- 竜は最強の幻想種だが、龍は無敵であり、戦う必要すらない存在である。
- 【関連項目】竜種
- 霊子
- りょうし。魂、モノの本質、クオリアをデータ化したもの。第三の宇宙を構成する要素。端的に言えば霊魂とでも言うべき概念だが、元素を結合させている『存在の雛形』と言い換えることも出来る。形而上の概念をデータとして形にしたものであり、エネルギーを持った情報、生命を得たデータと考えていい。
- 魂の霊子化は研究途上の技術であり、単一の魂を霊子化するにはクラウド化された演算サービスを用いても凄まじい処理能力とメモリ領域を要求される。しかしそれらのステップを簡略化して意思の力だけで自らの魂を霊子化する技術も存在するとされる。魂の霊子化には特別な才能が必要となる。
- 霊子演算装置・トリスメギストス
- 2015年に完成したカルデアの発明の一つ。
- 【関連項目】人理継続保障機関カルデア
- 霊子構造
- 存在の意味である魂を元に定義される『モノの本質』のこと。ソウルクオリアとも。
- モノのカタチやサイズ、時間の流れ、固定価値が一定ではない電脳空間で、ウィザードが自分の姿を保っていられるのは高次元にあるとされる魂由来のコレと強く繋がってるため。
- 【関連項目】ウィザード、疑似霊子、疑似霊子コンピューター
- 霊子虚構世界
- 第三虚構世界。Serial Phantasm略してSE.RA.PHとも。ムーンセル・オートマトンの表層世界。
- 霊子体
- 霊子によって再現された肉体のこと。
- 現実の肉体を再現するためには肉体と魂そのものの霊子が不可欠であり、通常の人間には極めて難易度が高くコストがかかりすぎる作業になるため、霊子を用いた仮想空間サービスの多くは予め用意されたアバターを操ることで意識体験を提供する。
- しかし優れた霊子ハッカーは自らの肉体を霊子体として構成することが出来る。
- 霊子体による仮想世界での意識体験は現実世界と区別がつかないほどリアルなものになる。
- 霊子ダイブ
- 霊子ハッカーが電脳世界に入ること。理論的には霊子ダイブは夢と同じカテゴリ、よって霊子ダイブをしている状態では夢を見ることはない。
- 霊子ダイブの適性を持つ者は稀有であり、魔術の名門から38人、才能がある一般人から10人の合計48人が2015年にカルデアに集められている。霊子ダイブは慣れていないと脳にくるらしく、主人公 (Grand Order)もカルデアに入館した際、シミュレートで霊子ダイブしてゲートから開放されたあと、表層意識が覚醒しないまま、一種の夢遊状態になっていた。
- 霊子防御
- サーヴァント戦で銃が有効ではない理由。これをどう破るかが重要であるため銃では目晦ましにしかならない。
- ただし近代兵器を己の起源として愛用する英霊であれば話は違ってくる。それと近代兵器を宝具化できる者。
- 霊子ハッカー
- 2つの意味がある。1.エルトナムの錬金術師が称する、エーテライトを介して人の記憶を読む霊子ハッカー。2.Fate/EXTRAに登場する、神秘を失った世界の新しい魔術師。自らの魂を霊子化して電脳世界に直接干渉が出来るハッカー。
- LINKシステム
- 『Fate/EXTELLA』からの新システム。味方のNPCサーヴァントに接近することで「LINK状態」となり、操作サーヴァントの頭上に表示される白い線で結ばれる。
- LINK状態になると、LINKしたサーヴァントに応じたクラス特性を共有できるようになる。例えばセイバーがアーチャーとLINKすると、セイバー側は遠距離攻撃スキルが強化され、アーチャー側も近距離攻撃スキルに強化を受けることが可能となる。またアーチャー同士がLINKすると、遠距離攻撃スキルが二重に強化されるといった具合である。
- さらに、LINK状態でラッシュ攻撃を発動するとLINKしたサーヴァントも自動で攻撃に参加し加勢してくれる。
- このため多くのサーヴァントとLINKすることで有利に戦うことができる。
- ルーラー
- 聖杯戦争におけるサーヴァントのクラスの一つ。「裁定者」を意味する。基本の七つのクラスに該当しないエクストラクラスで、そもそも聖杯戦争を勝ち抜く必要もない中立の審判という非常に特殊なサーヴァント。
- 【関連項目】聖杯戦争、サーヴァント、クラス、エクストラクラス
- ルーン
- ルーン魔術に用いる文字。
- ルーン魔術
- ルーンを用いた魔術。北欧に起源を持つ魔術系統。一工程(シングルアクション)に分類される。
- 呪文の詠唱ではなく「ルーン文字」を刻むことで魔術的神秘を発現させる。それぞれのルーンごとに意味があり、強化や発火、探索といった効果を発揮する。
- 魔術としての歴史はそれなりに長いのだが、20世紀に学院時代の蒼崎橙子が研究して復刻させるまでは時計塔では廃れた魔術分野扱いだったらしい。魔術協会の外ではバゼット・フラガ・マクレミッツのフラガ家がアイルランドにおけるルーン魔術の大家である。
- クー・フーリンも、原初18のルーン魔術を修得している。彼曰く、本来ならオガム文字の魔術を使用するのだが、刻んですぐに効果を発揮するルーンは戦士としては使いやすいために多用しているとか。元締めであるオーディンも「優秀な戦士が生まれるのならそれでいい」と北欧以外の系列の人物が使用する事は問題視していないらしい。
- ブリュンヒルデもルーン魔術を習得しており、十全に使うなら現代魔術師の数百万倍と言う途方も無い規模となる。また、カルデアで本格使用した場合、空間ごと異常をきたしてしまう。エルメロイⅡ世の見立てによると、魔力回路を経路とした魔力逆流といったありえない現象も原初のルーンに侵された空間では発生してしまう。
- 【関連項目】魔術、魔術協会
- 霊衣開放
- 特定のサーヴァントについて、霊衣を開放することで新たな衣装に変化できるようにすること。いわゆる着せ替え。
- これを行うにはそのサーヴァント自身を召喚出来ている事は大前提だが、それに加えて「開放権の獲得」「解放の実行」の2つが必要になる。
- 開放権の獲得はマナプリズム交換で販売されているサーヴァントもいれば、期間限定イベント内の特定クエストクリアなどの報酬で手に入るものもある。開放権の獲得だけならサーヴァント未召喚状態でも可能で、先に開放権だけ獲得しておく事もできる。
- そして開放権を獲得した上で、「サーヴァント強化」の項目からサーヴァント自身の育成段階と素材・QPを揃えた上で開放を実行すると、サーヴァントステータス画面で切り替えができるようになる。
- 2018年末時点で霊衣開放が実装されているサーヴァントは10騎[注 3]。
- なおマシュの「オルテナウス」霊衣だけ例外で、こちらはストーリー進行に伴って自動で追加されるもので開放権の獲得などをする必要はない(開放権獲得画面には表示される)し、唯一霊衣を変えるとサーヴァントの性能が変化する。
- 礼園女学院
- 『空の境界』に登場する、黒桐鮮花たちの通う全寮制のお嬢様学校。ミッション系で、もともとはイギリスにある神学校の姉妹校。学長はマザー・リーズバイフェ。この学校をモデルに、浅上女学院が作られたらしい。
- 【関連項目】浅上女学院
- 霊基再臨
- レベルを限界まで上げたサーヴァントに、特定の素材を用いる事でレベル上限を10上昇させること。
- 多くの場合は再臨の度に衣装が変化したり、新たなスキルを習得したりする。どのサーヴァントも4回行う事ができ、4回の再臨を済ませた状態が事実上の限界レベルと言える。
- 霊器盤
- 聖杯戦争においてサーヴァントの召喚がなされると情報が伝わる道具。監督役が管理している。
- 伝わるのは召喚されたサーヴァントのクラスのみであり、サーヴァントの真名をはじめとする詳細なステータスや、マスターに関する情報は伝わらない。
- 召喚されたサーヴァントの合計数は把握できるため、これをもって七騎のサーヴァントが出揃ったか否かを判断し、監督役は聖杯戦争の開催を宣言する(無論、形式上のものである)。
- レイシフト
- 擬似霊子転移。疑似霊子変換投射。人間を擬似霊子化(魂のデータ化)させて異なる時間軸、異なる位相送り込み、これを証明する空間航法。タイムトラベルと並行世界のミックス。
- 西暦より過去へのレイシフトは余りにも成功率が低く、管制室のスタッフ全員が一丸になっても、紀元前へのレイシフト証明は膨大な時間がかかる。
- 未来へのレイシフトは難易度が高いだけで、本来は不可能ではない。だが、カルデアでは2017年から先のレイシフトはできない。
- 1回レイシフトするごとに、職員一人の日給が飛ぶほどの費用がかかる。
- 令呪
- 聖杯戦争において、サーヴァントとの契約者に与えられる、最大3回の絶対命令権限。
- 【関連項目】聖杯戦争、マスター、サーヴァント
- レイポイント
- 霊脈のターミナル。魔力が収束する場所。Fate/Grand Orderでは、マシュの宝具てある盾を触媒に召喚サークルを設置し、特異点でのベースキャンプとして使用された。
- 魔眼蒐集列車
- レール・ツェッペリン。欧州の森をいまなお走り続ける伝説。
- レガリア
- 「王の指輪」とも言われる、月の聖杯戦争の勝者に与えられる勝利者の証。
- 「レガリアの王権は絶対」と言われる通り、マスターを持たない他のサーヴァントを従える力を持つ他、ムーンセルのシステム更新に必要だが、不慮の事故で分割され、ネロと玉藻の前が所有した状態になっている。
- レクリエーションルーム
- カルデアの倉庫区画の奥にある
大広間 。 - 極寒の基地には不釣り合いな洋館。或いは雪山のロッジを模しているかもしれない。
- レースゲームやFPSなど遊戯用の電子機械が一揃いある他、盤双六[注 4]、将棋、チェス、オセロ、バックギャモン、スペース海賊軍といったボードゲームや二人用のテーブルゲームも用意されている。正月に羽根突きと竹馬を期間限定でメニューに追加されている。
- 巴御前、ギルガメッシュ、オジマンディアス、アルトリア・ペンドラゴン〔ランサー〕などが使用している。諸葛孔明〔エルメロイⅡ世〕もやっているゲームはここのものだと思われる。
- レジスタンス
- 『Fate/EXTRA』の世界において、西欧財閥に敵対する勢力の総称。「解放戦線」とも呼ばれる。一部には滅んだ魔術協会の関係者も参加している。
- 【関連項目】西欧財閥、魔術協会
- レジムマトリクス
- 領域の支配権を示す鍵。先に「レジムマトリクス」を15個集めた者が勝者となる。
- これらを集めて支配権を得ると、領域を守護する強力なサーヴァントが登場する。
- レムナントオーダー
- 魔神柱が生み出した亜種特異点の消滅作戦の正式なオーダー名。
- かつて時間神殿でカルデアと戦いながら、『七十二柱の魔神』の結束から外れた特使の御遣い。自我に目覚めたことで統括局ゲーティアから離反し、それぞれの意思で世界に散らばった獣の残滓。カルデアが果たすべき使命の残滓。本来あってはならない遺物の回収作業。
- これらをふまえて名付けられたオーダー名。グランドオーダーから零れ落ちた、番外の冠位指定だが、難易度自体は七つの特異点と大差ない。
- 錬金術
- 万物、物質の流転をテーマとする学問・魔術。錬金術を扱う魔術師を錬金術師と呼称する。
- ありきたりなものは物質の変換で、よく言われるのは「他の卑金属を黄金へと変換する術」。ようするに魔術を用いて「物を造る」ことである。
- プラハの協会で研究が盛んであり、アインツベルンもその研究の中心は錬金術である。
- アトラス院で行われている錬金術の研究は、中世を発祥とする西洋魔術に傾倒した現代錬金術とは別物で、魔術の祖と言われる錬金術である。
- 万物、物質の流転をテーマとするのは共通だが、アトラス院では事象の変換も研究している。
- アトラス院の魔術師(錬金術師)は魔術回路が少なく、自然干渉系の魔術が使えない。その代わり、人体を演算装置とする術に特化している。思考分割、高速思考は、アトラス院の錬金術師の必須技能で、所属するには最低3つの分割思考と高速思考が必要とされる。
- 「思考分割」は、思考を仮想的に分割し、複数の思考を同時に行う。並列して思考を行うため3つあるからといって3倍になるわけではなく、4倍5倍の思考速度になる。更に「高速思考」で思考速度を上げるため、戦闘時などでは疑似的な未来視となる。
- 分割思考は5つで天才といわれ、過去の院長では最高8つという者もいた。
- 煉獄
- 沖田総司〔オルタ〕が持つ身の丈ほどもある、漆黒の刀身の特殊な大太刀。銘は勝手につけられたもので本来は無銘の謎兵装。
- どういうわけか自律意思のようなものがあるらしく、使用者の気分に合わせて性能がかなり変動する。調子がいいときは刀身の中央が赤く輝く。煉獄という銘はそれなりに気に入っている模様。『第六天魔王の全魔力の5分の3を注ぎ込まれた」とのこと。
- 濾過異聞史現象
異聞帯 という人類史による、地球そのものへの攻撃。- 多くの知られざる異聞史の中からより強力なもの、汎人類史を押しつぶせるほどの可能性を持ったものが、侵略兵器として用いられた。
- 地球は完全に漂白された惑星と化し、一握りの生存者の目の前に映るのは、かつての面影の欠片もない、何もかもが一新された白い荒野が広がっている。
- 宇宙からの侵略が始まり、三ヶ月ものの間は汎人類史の人類は抵抗という名の長い戦いを繰り広げた。
- しかし隣国を牽制・監視する手段に長けていれど宇宙からやってくる侵略者には何のプランを持ち合わせてないために、あらゆる抵抗は無意味に終わり、最後まで侵略に抵抗していた合衆国は消滅してしまった。
- ダ・ヴィンチやクリプターはこれを濾過異聞史現象と呼ぶ。
- ロシアン柳生
- 宮本武蔵が飛ばされた世界のロシアにいた存在。現代まで生き残っていた何か。
- スキーで滑りながら襲い掛かってきたらしい。
- 路地裏同盟
- 定住地を持たず、路地裏に隠れ住むキャラクターたちの集まり。現状女性のみ、メンバーは4名。
- 異聞帯
- ロストベルト。過った選択、過った繁栄による敗者の歴史。
- “不要なもの”として中断され、並行世界論にすら切り捨てられた“行き止まりの人類史”。
- 異聞帯のサーヴァントは存在するが、このサーヴァントは汎人類史のサーヴァントとは比べ物にもならない強さを持つ。
- ロストルーム
- カルデアのちょっとした怪談。
- 管制室の裏手にある、元は休憩室というかサロンだったものを改装した倉庫エリアにあるとされる。
- 午前0時に入ると失われた者を見る、あるいは失う者を見るという報告が多発している。今では倉庫として忘れ去られた前所長時代の遺物。
わ行
- ワカメウォール
- 無敵状態のメルトリリスの追跡を足止めする為に間桐シンジが創りだした特製のファイアウォール。見た目はデジタルな障壁ではなく海を漂うワカメが大量に隙間なく地面から生えているような有機的な形状をしている。
- メルトリリス曰く「ヌメッとしていて気持ちが悪い」との事で感触や質感にも拘った逸品。レベル999状態のメルトリリスの権限をもってしても突破にそれなりに時間を要する所を見るにかなり優秀であると言え、彼女の追撃を逃れるに当たり最高の支援だった。
- 惑星エーサバ
- ヴィラン連合の基地があった惑星。コスモカルデア学園のメンバーとヴィラン連合の決戦が行われ、銀河警察までもが介入する事態となった。
- 惑星グンタマ
- 謎のヒロインXの故郷。本来は避暑地のような穏やかな気候だが、謎のヒロインX〔オルタ〕と共に里帰りした時には高温多湿のジャングルのような有様になっていた。
- 惑星トトーリ
- 謎のヒロインX〔オルタ〕がカカオの買い出しのために訪れた惑星。
- 過疎惑星であり、見所は砂漠しかない。ここのスペースバックスでは来店人数ゾロ目記念のサービスとして宇宙船型チョコをプレゼントする。
- ワルキューレ
- 北欧神話の戦乙女。強大な魔力を有して存在する神々の亜種、或いは半神。北欧神話に於ける最高存在の娘として汎人類史に刻まれた存在。ヴァルハラへと魂を運ぶもの。大神の命令に従って勇士の魂を刈り取り、運ぶ。来たるべき最終戦争の日の為に稼働する自動機械。戦乙女たちが集めた勇士の魂は、最終戦争の日には大神側の軍勢となる。
- ブリュンヒルデの幕間の物語「ディア・マイ・リトル・シスター」では、北欧の大神が「空から落ちた巨いなる何か」の欠片を参考にワルキューレを造り出した事を匂わせている。
- 悪巧み四天王対策マニュアル
- カルデアが配布している悪巧み四天王に対する対抗手段が書かれたマニュアル。
- 『SA156───通称“教授”は一定年齢層の少女にパパと呼ばれると、周囲に一層の被害を及ぼす可能性があります
ただし、その被害は対象の少女には及びません。もし対象が悪巧みをしていたならば、少女の交渉によって一時的に無力化させることも可能です。その場合、速やかにマスターへ連絡して、令呪による完全な封じ込め作業を行う必要があります』といった内容が書かれている。
脚注
注釈
- ↑ 『マンガで分かる!FGO』ではラブホみたいなシャワー等と言われていた。
- ↑ 多くの権威が支持した学説で、時計塔考古学科では常識として扱われている。
- ↑ ネロ・クラウディウス、アーサー・ペンドラゴン、ロビンフッド、パールヴァティー、アストルフォ、女王メイヴ、ギルガメッシュ〔キャスター〕、ケツァル・コアトル〔サンバ/サンタ〕、巌窟王 エドモン・ダンテス、ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕、BB (水着)、マシュ・キリエライトの10人。このうちケツァル・コアトル、BB、マシュの3人は複数の霊衣がある。
- ↑ 巴御前が「戦場を模した盤と駒を用いった、賽の目で強者同士の勝敗を決する遊戯」とはコレのことだと思われる。