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:『無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング』では神話の再演、見立てによる類感魔術を用いた大規模魔術儀式による結界として、ガルフピッゲン山の山頂に燃焼の対象物がないまま空間に固定された魔術の炎の壁が取り囲む、氷の建造物として存在し、中に汎人類史の[[ブリュンヒルデ]]を封じていた。 | :『無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング』では神話の再演、見立てによる類感魔術を用いた大規模魔術儀式による結界として、ガルフピッゲン山の山頂に燃焼の対象物がないまま空間に固定された魔術の炎の壁が取り囲む、氷の建造物として存在し、中に汎人類史の[[ブリュンヒルデ]]を封じていた。 | ||
− | ;ホムンクルス | + | ;[[ホムンクルス]] |
:錬金術で作られた『嬰児』を意味する。人造人間。錬金術において、人の精と幾つかの要素を以って育てられる、子宮を用いない生命の誕生法によって生まれる者達。魔術回路を素体として鋳造される。 | :錬金術で作られた『嬰児』を意味する。人造人間。錬金術において、人の精と幾つかの要素を以って育てられる、子宮を用いない生命の誕生法によって生まれる者達。魔術回路を素体として鋳造される。 | ||
:ホムンクルスに年齢の概念はなく、生まれた時に必要な知識、存在意義は自然から引き継いでおり、人間の様に何年もかけて成長したりはしない。 | :ホムンクルスに年齢の概念はなく、生まれた時に必要な知識、存在意義は自然から引き継いでおり、人間の様に何年もかけて成長したりはしない。 |
2024年8月19日 (月) 22:09時点における最新版
この記事ではTYPE-MOON作品の小辞典について、読みが「は行」の用語を説明する。
用語[編集 | ソースを編集]
は[編集 | ソースを編集]
- ハーウェイカレー
- 旧校舎の裏庭で、ドラム缶を用いて作られるブラックカレー。調理人はユリウス・ベルキスク・ハーウェイ。
- ドラム缶いっぱいに胡椒を入れて水とオリーブオイルを混ぜて煮込んだ結果生まれた、黒いコールタールのような何か。
- その味はべったりとしてコクしかなく、口当たりはザワやかで胃にこびりつくようにいつまでも残る。辛いか如何かのレベルに達していない、ぶっちゃけただのコールタールである。意外なことに西瓜にかけて食べると美味しい。
- レオがカレーを食べたいとユリウスに頼んだが、ユリウスにとってカレーとは「レーションにかける粉末状のもの」だったらしく、再現に苦心していた。
- 『Fate/EXTRA material』の用語辞典にも個別説明が載っているのだが、あろうことか「攻撃スキル」扱いされている。
- ハーウェイトイチシステム
- 遠坂マネーイズパワーシステムにお金を振り込む際に頼れる。借金すると後にガウェインが取り立てに来る。
- バーサーカー
- 聖杯戦争におけるサーヴァントのクラスの一つ。「狂戦士」を意味する。
- 真名を隠す必要のあるサーヴァントは、慣例的に生前の名前ではなく聖杯戦争におけるクラス名で互いを呼び合う。
- 【関連項目】聖杯戦争、サーヴァント、クラス
- 廃棄孔
- 悪性情報の廃棄先である孔。
- 第三魔法の亜種であるヘブンズホールも、その本質は廃棄孔である。
- 『Fate/Grand Order』においては主人公の精神世界に存在しており、監獄塔の巌窟王が日々そこに溜まっていく悪性情報を灼いていた。
- 双角馬
- バイコーン。幻想種の一種。
- ハイ・サーヴァント
- 複数の神話エッセンスを合成して作られた人工サーヴァント。女神系のサーヴァントの英霊複合体として創造された存在。
- 通常のサーヴァントは、神性を帯びている者も数多いとはいえ、「神霊」の域に至らない「英霊」を受肉させたものであり、ハイ・サーヴァントはその上位の存在といえる。
- 女神の情報を材料にしたアルターエゴたちの中でも、BBから生まれたものは正規の宝具を違法改造したものを有する。
- はぐれサーヴァント
- 召喚者のいないサーヴァント。
- ハサン・サッバーハ
- イスラム教の伝承に残る「暗殺教団」の教主。通称「山の翁」。
- ハサン・サッバーハという名前は教団の教主に代々襲名されてきたものであり、冬木の聖杯戦争においてはこの名前を襲名した複数のハサンの中から誰か1人がアサシンとして召喚される。
- バシュム
- 大毒蛇。ティアマトが生み出した十一の魔獣の内の一つ。海中で創られたという、色鮮やかな二本の角と前肢を持つ巨大蛇。
- 竜種と比較しても遜色ない階位に到達したおぞましき大妖。幻想種の到達点、神獣の一種。
- 掠っただけで致命傷になる、ヒュドラ以上の毒が詰まった牙と、顎を開いて吐いた瞬間モードレッドを即死させるほどの毒息を持つ。
- セミラミスが宝具『驕慢王の美酒』で召喚した。流石に一瞬で召喚することは出来ず、『Fate/Apocrypha』では上半身のみとなっている。
- バスター(Buster)
- 『Fate/Grand Order』ゲーム中での通常攻撃のうち、赤いカードによって出る攻撃。アーツに対する威力および1枚目への威力ボーナスが1.5倍となり目に見えてダメージを奪える。少しだけクリティカルスターも発生するが、NPゲージは全く増加しない。
- ただしアーツの1stボーナス或いはマイティチェインの効果を受けることによって、多少ではあるがNPゲージを貯めることは可能。
- バスターチェイン
- 3枚のカードをすべて「バスター」でそろえることで、攻撃ダメージにさらに「サーヴァントのATKの20%分の固定値」が追加されるチェイン。
- 八一号聖杯爆弾
- 帝都聖杯奇譚における聖杯。大聖杯を元に魔人アーチャーが造りだした魔導兵器。
- 蝶魔術
- パピリオ・マギア。芋虫が蛹を経て、一度躰をどろどろに溶かしきってから蝶に変わる様に神秘性を見出した魔術。
- 生物の肉体を材料にし、まったく別の生物へと変貌させる。他者の死体から使い魔を生成することや、自分の精子から作ったホムンクルスに人格や記憶を転写するなど応用範囲は広い。オルロック・シザームンドがこの蝶魔術の重鎮である。
- パラケル君
- 『バレンタイン2018 ~繁栄のチョコレートガーデンズ・オブ・バレンタイン~』で登場した空中庭園の設備。限定的な能力のみを持つホムンクルス。外見はパラケルススを模した人形のようなもの。
- ヴァン・ホーエンハイム・パラケルススが日々増えていくカカオ豆の量に反して一人ではなかなか手がまわらないという対策として製作した。
- 『カカオ豆からチョコレートを製造する』という行動においてのみ、優れた性能を発揮する。『効率的にチョコレートを製造する』ことに機能のほぼすべてが集約されているため、他の命令は受けられないが、チョコレート製造であれば任せることができる。
- 自律的な行動が可能で遠隔操作などは必要がないが、『効率的にチョコレートを製造する』ことに関しては、かなり広範に判断するようになっており、製造システムを勝手に改造することもある。
- 現在を生きるものに分かりやすく言えば、一つの動作に特化したロボット、のようなもの。純粋なホムンクルスと認識するよりは、ロボットと認識してもらうのがよいのだとか。
- これらの個体を製造するほどに、チョコレートの製造効率はぐんと上昇するとのこと。増産の際にはマスターが材料の調達をする。
- 静謐のハサンが夜中にこっそりパラケル君のメンテを無償でしており、彼女に懐く姿が目撃されている。
- 騒動の終結後は、封印シールを貼って段ボールに仕舞われた。
- パララララ機関
- かつて存在した、神論と魔術論の融合を旗印とした魔術機関。
- 当然のごとく聖堂教会にとっては存在自体が異端かつ冒涜なため壊滅させられたが、残党の一部が逃げ散った模様。
- 残党と思しき人物が「マスター」と呼びかけていることから、創設者は彼ではないかと言われているが、真偽は不明。
- 【関連項目】聖堂教会、魔術
- バレルレプリカ
- ブラックバレルの模造品であり、「天寿」の概念武装。対象の寿命に比例した毒素(攻撃力)を発揮する。
- バレンタインデー
- セント・バレンタイン・デーとも。親愛の意を示す、あるいはこれから懇意になりたい、という意思表示をする催し。
- 2月14日に行われる。本来は古きローマ神話にこそ由来するが、ウァレンティヌスの殉教が古き婚姻の女神を残した。
- その名と行いが、古くから連綿と続く豊穣の祭りと合わさったことで新たな催しとなり、今日における「恋人たちの日」となった。
- 現代の極東では一般的に女性が男性にチョコレートを贈る、という習慣に固着しているが、それも時代の流れ故か、最近はそこらへんもボーダーレスになり、友人、上司、部下、家族、恋人からチョコを贈り贈られるのが主流となった。
- 欧米はそうとは限らず、イギリスでは特に男性も女性も変わりなく、意中の相手にチョコレートを送るが、元々チョコレートを贈るという習慣は、イギリスから派生したものである。
- また、イギリスではチョコに加えて、ワインや花、シャンパンといったものを贈り、そして極々普通の愛の言葉を綴る名前のないメッセージカードが必須となる。
- 端的に言えば、発祥は地中海、極東では商品販促として発展し、南米由来のカカオマスのお菓子を贈る、その習慣は英国から派生したモノという、世界に股をかけた催し、文化の混淆と言える。
- 『Fate/Grand Order』では毎年2月頃にバレンタインデーを題材にしたイベントが開催されており、過去には「チョコレート・レディの空騒ぎ -Valentine 2016-」「バレンタイン2018 ~繁栄のチョコレートガーデンズ・オブ・バレンタイン」といったイベントが開催されていた。
- ハロウィン
- 元々はケルトの年末をお祝いする日であったが、今では形を変えて、万聖節……聖人に祈りを捧げる日の前夜祭として親しまれている。
- 『Grand Order』においては毎年10月頃にハロウィンイベントが開催されるが、何故か毎回エリザベートが増える。
- なお2019年と2020年、2023年にはハロウィンイベントは開催されていない。
- ハワイ諸島
- ハワイ。南国。世界有数の観光名所。
- 反英雄
- 悪を行い人々から呪われる存在ながら、それが結果的に人々の救いとなって奉られた英雄。『Fate/EXTELLA』以降は「反英霊」という語も出て来ている。
- 【関連項目】英霊
- 叛逆軍
- ロシアの異聞帯で、イヴァン雷帝に叛逆するヤガたち。
- Lostbelt No.1『永久凍土帝国 アナスタシア』ではアタランテ〔オルタ〕が率いている。
- パンクラチオン
- 全ての力。拳闘と組技を複合させた世界最古の総合格闘技。
- 使い手であるケイローンは魔力放出による爆発的な加速と高所からの落下による運動エネルギーを加わったモードレッドの斬撃を受け流し、逆にその力を利用して投げ技で地面に叩き付けるカウンターを行った。
- 万色悠滞
- 殺生院キアラが開発した医療ソフト。詠天流の密教修法をアレンジして作られた、霊子化電脳体へのハッキングコード[出 1]。
- メンタルケアを目的として開発された
電脳術式 だが、人権を侵す危険性を含んでいる事からキアラ自身の手で封印された違法プログラム。他者の電脳体に侵入し、交信・感応から、その精神と魂とを自在に読み取る[出 1]。 - 言ってしまえば電脳世界での裸の付き合いで、文字通り、術者は相手の全てを受け入れる事になる[出 2]。
- 医療目的で開発されたものの、皮肉な事にその多幸感、安心感はあらゆる電脳ドラッグを上回っており、自我が薄いもの、意志が弱いものがこれを使用すると苦界である、現実に戻る事を放棄してしまう事例が多発している。一部政府高官にも流行しだした時点で西欧財閥はこのソフトを違法と認定し、開発者である殺生院キアラを電脳犯罪者として国際指名手配犯とした[出 2]。
- このソフトは電脳犯罪史上、最大の禁忌とも、当然の終着点とも言われている[出 2]。
- 汎人類史
- “現在”の正しい選択、正しい繁栄による勝者の歴史。
- 反転
- 混血の者がその血ゆえに人外のものとしての欲に飲まれた状態。
- 転じて、間桐桜に対する黒桜のような、欲望が現出したもう一方の人格を指すことも。こちらの意味の場合は、対象となる人物によっては俗に「黒化」とも言われる。
- 【関連項目】混血、紅赤朱
ひ[編集 | ソースを編集]
- ビアフラ連邦
- 2016年に建国されたアフリカ東南部の小国家。クローン売買シンジケートによる傀儡政権であるとの国際的な指摘がある。しかし北半球資源機構に参加してはいないものの資源採掘権を放棄しているため、北半球資源機構としても軍事介入をする大義名分がなく、国連も人道的な立場から攻撃することが出来ない。
- 2030年代においてネットワークへの接続を拒否している国家の一つであり、厳しい情報管制が布かれている。また入国も難しいようで、Fate/the Factの記者は事実上密入国するしかないビアフラ連邦での取材を諦めている。
- ビースト
- 七つの人類悪。人間の獣性から生み出された七つの災害。災害の獣どもの総称。
- 【関連項目】聖杯戦争、サーヴァント、クラス、エクストラクラス
- BBチャンネル
- BBのハックによる視聴させられる番組。提供BB、制作BB、主演BBによるハイパー自演タイム。本放送六回+追加放送三~四回。自称、ムーンセル閲覧数一位の人気コンテンツ。第二章以降はステージ紹介ムービーとして階層の導入部に差し込まれる。
- 旧校舎にいる人たちの視覚と聴覚をハックして強制的に視聴させているため、眼を塞いでも耳を塞いでも視聴させられる。発言権があるのは主人公だけで、主人公と契約しているサーヴァントにも発言権はシェアされている。
- BBが痛いほどにハイテンションなのは、ここでしか主人公 (EXTRA)と関われないため、必死にアピールしているから。だが努力むなしく逆方向にフラグを立ててしまうBBであった。
- レオはBBチャンネルのことをBB時間帯(バイオレンス・ブロッサムアワー)と呼んだことがある。
- 当初は一枚絵の背景CGとBBのフェイス絵だけで進む予定だったが、開発スタッフの熱意と頑張りによって、気が付くとムービー形式のイベントになっていた。実にマスタータイアップの一ヶ月前の出来事。
- 『Fate/EXTRA material』では、BBチャンネルを収録していたアリーナの調査とかがあったら面白かったかもしれない。中に入ると、そこには『EXTRA おまけ劇場』で使われたホワイトボードとサクライダーのコスプレ衣装が、などと書かれている。
- BBB
- 『Fate/EXTRA CCC』第三章で登場する予定だった、対サーヴァント用無敵殲滅ロボ。
- ムーンセルによって廃棄されたアリーナを丸ごと部品として使って造りだされたが、所詮はBBの色違いコンパチキャラ、差別化が出来てもガンダムサイズくらいのガッカリ巨大ボスになったという。だが製作者より素直な分、多分可愛い。
- パッションリップは「可愛くないから」という理由で潰してしまったが、本当の理由とは何だったのかは「言わぬが華」である。
- ピクト人
- スコットランドに在住していた先住民族。ローマ帝国やその後のブリテンとは対立関係にあった。
- 【関連項目】円卓の騎士、ブリテン島
- 飛行
- 飛行、浮遊する魔術。術式自体は極めて単純で、小石を浮遊させるくらいならば見習い魔術師でも可能。しかし対象の質量が増えるごとに魔力消費が桁違いに増えるので、人間並みの質量を浮遊させることは幾つか例外はあるが相当に難しい。
- 意識しての飛行は難しく、ヒト単体ではさらに難しい。蒼崎橙子でさえ箒がなくては飛べず、成功率も三割程度にとどまる。
- 女性魔術師が箒に乗るのは魔術基盤・黒魔術の一種で全世界に神秘設定がされており、女性の魔術師が箒を使用すると「地に足がつかなくなる」「大地から追放される」等の魔術特性が発露しやすい。さらに「大地から追放される」効果を高める魔女の軟膏を併用すると引力が六分の一になると言われるが、魔女の軟膏は一種の麻薬であるため、鮮明な意識を保ちながら飛行するのは困難。またこれだけでは単にふわふわ浮くだけで、推進方法は魔術師ごとに異なる。
- 推進方法は最大瞬間風速的なジェット飛行法、低燃費でのんびり空を行くエーテルセイル帆船法、目的地に楔を打って魔術アンカーで引っ張ってもらう蒼崎橙子立案のアンカーアトラクションアセンション、通称トーコトラベルがある。女性魔術師の中では新たな推進方法を発表するのがトレンドであるが、トーコトラベルを超える新発明はなされていない。
- ごく短時間の浮遊であれば専用の礼装が存在し、召喚した低級霊でも滑空くらいは可能だが、長距離を確実に飛行するのは現代では至難で、実行するとなると色位レベルの魔術師が自分の土地や魔力確保の条件などをひたすら揃えるくらいは必要となる。なお、トーコトラベルは飛行魔術の中でも反則技である。
- 非常大権
- ロシアの異聞帯では
皇帝 こそが絶対。それがイヴァン雷帝に許された、ロシアの異聞帯の大地を操作する最高特権。 - アナスタシア・ニコラエヴナ・ロマノヴァが帝位に就く事で獲得した。
- 微小特異点
- 『Fate/Grand Order』に出て来る、微小な特異点。
- 第1部では七つの特異点が発生したことで大きな時間の揺らぎが他の歴史に波及したことにより、一年を通して微小特異点が発生している。カルデアがそれらを逐一潰していたのはその危険性を考慮した結果でもある。
- ピトス
- 『プリズマ☆イリヤ』で、エインズワース邸の上空に隠されていた、一辺が2km弱ほどもある巨大な黒色の立方体構造物。
- 『ドライ!!』以降の物語全体のキーになっているアイテム。詳細は項目参照。
- 【関連項目】聖杯
- ヒポグリフ
- 魔獣グリフォンが餌であるはずの雌馬を孕ませた際に生まれる、上半身は鷲、下半身は馬という魔獣。
- グリフォンが捕食者で馬が被食者である以上、この二者の間に子供が生まれるはずがないため、本来は有り得ない存在。あくまで言語上、哲学的な象徴としてヒポグリフは存在するだけだった。
- アストルフォの宝具「この世ならざる幻馬」として召喚・使役される。
- ヒュドラ
- Fateシリーズで度々名前が出てくる幻想種。ギリシャ神話に登場する多頭の蛇の怪物。
- 伝承通り猛毒を持ち、その殺傷力はサーヴァントにとっても脅威となるほど。幻想種としては強力な部類らしく、ヘラクレスの十二の難行の中でもヒュドラ殺しは別格の功績として扱われている。
- また、生前の荊軻は始皇帝を暗殺するためにこの毒を匕首に焼き入れたほか、ギルガメッシュの王の財宝内には食用(毒あり)がある。
- 【関連項目】ギリシャ神話
- 氷凍領域ニヴルヘイム
- 北欧世界を構成する九つの領域の一つ。この領域と「火炎領域ムスペルヘイム」の衝突で溶けだした霜が毒の川となり、霜の巨人の元になった。
- ヒロインダンジョン
- 五章ラストに展開される特殊ダンジョン。メルトウィルスに侵された桜をケアするために、主人公はコードキャスト・万色悠滞によって桜の電脳体に侵入した。
- 要はインナースペース。医療行為として人体に潜るのは古典SFに良く見られるギミック。
- CCCの初期基本コンセプトは『ヒロインへのサイコダイブ』だったので、使用が変更されてもこのイベントはきっちり残された。没になったシナリオでは、ヒロインダンジョンにされるのは桜・凛・ラニの三名で、この中で最も好感度が高いヒロインがメルトリリスに襲われる設定だった。後に凛とラニが序盤に生贄、ではなくボスに格上げされたため、ダンジョンになるのは桜だけとなった。
- 端的に言うと、『Fate/stay night』の18禁シーンの代わりで、ヒロインと深く結びつく行為をRPG的に落とし込んだもの。『Fate/EXTRA material』では「電脳お医者さんごっこと思いねえ。」とかなんとか。
- ちなみにこの話を聞いた武内崇(BIG BOSS)は「なるほど。それはいいアイデアだ。───当然、赤セイバーのもあるんだよね?」と切り返してきたらしい。奈須きのこは確かに桜だけではユーザーの期待に応えきれていない、と反省して、サーヴァントダンジョンも実装できるようにシナリオを付けたした。余談だが、きのこもこのあたりの勘どころは凄まじいと褒めていた。
ふ[編集 | ソースを編集]
- ファーム
- 西欧財閥による都市管理、ないし、その在り方を揶揄したもの。
- 争いのないユートピア。或いは自意識を眠らされたディストピア。
- 支配階級と労働階級を明確に区分けし、支配階級であろうとその将来をきっかり管理する調和都市。人種差別はなく、能力区別があるだけ。人類皆平等は謳っておらず、それぞれの民族内部での平等を良しとする。
- 究極の人種差別だが、これも完成された社会の一つ。西欧財閥は敵対勢力を鎮圧し、西欧財閥が理想とする社会で地球という星を統一しようと邁進している。
- 決着術式
- ファイナリティ。非常に特殊なコードキャスト。かつて魔術の名家に伝えられていた、秘蔵の魔術を電子虚構世界に再現する。
- 悪竜現象
- ファヴニール。何らかの要因で竜に変じた存在。伝承ではジークフリートとシグルドが退治した。
- 『無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング』では人類の総人口がおよそ1万人に固定されており、貨幣制度や国家の概念などの欲を加速させるものも存在しないため、悪竜現象が発生するほどの大欲を抱く者はいない。
- 【関連項目】竜種
- ファヴニール
- 邪竜。伝承では元々は人間だった存在。「悪竜現象」によって人から竜に変じた存在。ジークフリートとシグルドによって退治された。
- 『Fate/Apocrypha』では聖杯大戦の終盤において起動した大聖杯を世界の裏側に持ち去るためにジークもファヴニールと化した。
- 『Fate/Grand Order』では百年戦争時代のフランスにて竜の魔女ジャンヌ・オルタによって竜の群れやサーヴァント共々召喚された。
- 数多く語られながらも本編に出てくることのなかった竜種の中で、初めて作品登場を果たした記念すべき竜種。
- 【関連項目】竜種
- ファンタズムサーキット
- 『Fate/EXTELLA』にて宝具を真名解放する際に、対軍性能を付加し威力を上げる外付けの魔術回路。宝具を使用するのに3つ集める必要がある。
- フィオナ騎士団
- フィアナ騎士団とも。アルスター神話の時代であるクー・フーリンの赤枝の騎士団から約300年後ほど後の時代に活躍した、エリン(アイルランド)の守護を行う騎士団。
- 「エリンの守護」には外敵から国を守るという意味以外にも、時として現世に顕現する神霊から人間を守る、という意味もあった模様。
- 騎士団長はフィン・マックールであり、ディルムッド・オディナが随一の戦士として活躍していた。
- しかしグラニアの一件でディルムッドを見殺しにしたことが原因で二つに分かれて戦争を起こす形で瓦解してしまう。
- 【関連項目】ケルト神話
- 封印指定
- 学問的に習得不可能レベルの魔術を身につけた魔術師に対し、魔術協会がサンプルとして保護する、と伝える令状。
- 魔術師としては栄誉であるが、軟禁生活を強いられるため、たいてい逃亡する。
- 【関連項目】魔術協会
- フォーリナー
- 聖杯戦争におけるサーヴァントのクラスの一つ。「降臨者」を意味する。基本の七つのクラスに該当しないエクストラクラス。
- 【関連項目】サーヴァント、クラス、エクストラクラス
- フォトニック結晶
- 光そのものを閉じ込める事が出来る鉱物。光そのものを記録媒体や回路として使える。強力な魔力集積結晶。霊子演算器。賢者の石(エリクシール)とも。
- 屈折率が周期的に変化するナノ構造体であり、内部に投射した光をナノ構造によって制御できる。その性質から量子コンピューターへの活用も期待されているが、研究は入り口程度。天然ものではオパールが該当する。精製の度合いによっては擬似的な不死を任意の対象にもたらすことも可能。
- EXTRA世界では、月の内部は一つの巨大なフォトニック結晶で出来ているとされる。疑似霊子演算装置トライヘルメスの材料でもある。
- 複製サーヴァント
- サーヴァントの霊基情報を、とある「素材」と、膨大な魔力量を用いて作成されている、いわゆる「違法コピー」。本物とは遜色のない能力を有している。
- とある「素材」はサーヴァントを複製するのに必要なリソースを、例えば海の水ほどに「大量」であるところをプールの水程度の「大量」にまで減らすことができるという。
- 藤村邸
- 冬木市にある藤村大河の自宅。『フェイト/タイガーころしあむ アッパー』とアニメ版『衛宮さんちの今日のごはん』に登場。
- 大河の祖父である藤村雷画が親分を務めるヤクザ「藤村組」の本拠。強面のお兄さんが何十人と離れに住んでいる。
- ルートによってはイリヤが住み着く。
- 冬木市
- 『Fate』シリーズの中心的舞台となる地方都市。西日本の日本海側に存在し、古くから魔術師達が住み着く特異な霊地。
- 【関連項目】聖杯戦争
- 黒い銃身
- ブラックバレル。アトラス院における七大兵器の一つ。
- 『Notes.』ではジンに相克する鉱物から作られた兵器とされている。ジンを微量でも含んでいるものには天敵で、多く含んでいればいる程その攻撃力は高まる。ジンの影響下にあるなら銃身に触れることもできない。神殺しの銃(Longinus)。
- 逆にいえばジンの影響を受けていなければ扱えるジョーカー。ゴドーは封印区アトラシアからオリジナルとレプリカの2丁を発掘してオリジナルを愛用した。
- 『Character material』では六人姉妹から「天寿」の概念武装と呼ばれ、第五架空要素を自壊させる第五真説要素でできた兵器とされる。この銃から放たれた弾丸は、真エーテルで活動しているものを問答無用で傷付ける。
- ブリテン島
- 現在のイギリスの領土のほとんどを占める島。アーサー王物語やケルト神話の主要な舞台となる。
- 『Fate』シリーズの世界では神秘上の特異点として存在しており、聖槍ロンゴミニアドによって「世界の裏側」と「人間の世界」が交わらないように結びつけられた臍として機能している。
- このため、西暦以後になっても失われたとされた神代の神秘が存在していた。
- 【関連項目】アーサー王物語、ヴォーティガーン、ケルト神話
- プリテンダー
- 聖杯戦争におけるサーヴァントのクラスの一つ。「役を羽織る者」を意味する。基本の七つのクラスに該当しないエクストラクラス。
- 【関連項目】サーヴァント、クラス、エクストラクラス
- ブレイクスルー
- 現在の技術・文明の成長を阻む障害・問題を突破することを指す。
- “できなかったことができるようになる”“限界を超える”といったように使われがちだが、それはただの成長、進歩にすぎない、生命であれば当たり前のように備わっているモノである。
- しかし人類の歴史には“突破するのにあと何十年もかかるもの”“その技術系統では本来、突破できないもの”といった問題、障害が度々顔を出す。
- 「人類の進化を阻む神の意志」ともいえる問題・障害を神秘や技術の進歩にも頼らず、今ある技術・資源だけで突破した者、つまりただ個人の人間力だけで障害を乗り越え、後の歴史においてそれを常識として人類に広めた者を、人類の版図、人類の意識を次のスケールに拓いた功績を称え、『星の開拓者』と呼んでいる。
- ブレイブチェイン
- 3枚を同一サーヴァントのカードで揃える事で、エクストラアタックが発生し、追加の一撃を加えることができるチェイン。
- また「同一種類」のカード3枚ならば下記のチェインと複合し「バスターブレイブチェイン」等になり、エクストラアタックの威力が大幅に跳ね上がる。
- コマンドカードのみで同一種類のカードを3枚持つサーヴァントは限られるため、下記の宝具カードを絡めた場合にしかできないケースが多いが、全てのサーヴァントは宝具を含めた6枚のカード構成においていずれかの同一種類のカードによるブレイブチェインが可能なように設定されている(ただし、アーラシュのようにデメリットの関係で実質的には不可能に近いという場合もある)。
- フロアマスター
- 各階層の仕組みがそれぞれ独立したものになって、階層に残ったマスターが自動的になったもの。
- その時に生存していたもの、あるいはその階層の戦歴の中でもっとも優れたマスターが選ばれる。
- プロイキッシャー
- 「童話の怪物」とも称される久遠寺有珠の使い魔。略称は「プロイ」。
- 純血の魔女マインスターの血統に伝わる秘儀。神秘を体現する魔術世界の中にあってもすこぶるつきの異端であり、破格の魔術系統。
- 童話をモチーフとしており、元となった伝承や童話に即した使用・発動条件があるものの、発動可能であるなら、あらゆる寓話、あらゆる不思議を許容する、「魔法以上に魔法に近い」と謳われる性能を発揮する。奈須きのこ曰く「魔法と魔術の関係とかほとんどブチ壊し」。
- 「伝承防御」と呼ばれる特性を有しており、近代兵器では傷つかず、生半可な魔術(神秘)でも傷つかない(例外はある)。対抗するには、元となった伝承・童話に即した欠点をつく必要がある。
- 文明圏では著しく威力を削がれるため、夜と霧、深い森の中などで用いるのが望ましい。
- プロイキッシャーは一つではなく数多くの種類が存在している。有珠が作った物のみならず、代々の魔女から継承してきたものもあり、正確な総数は有珠も把握していない。先代から受け継いだプロイは20個ほど、有珠の作ったものは10個ほどらしい。
- プロイには主にマザーグースを元にしたものと、ルイス・キャロルの創作童話を元にしたものの二系統がある。魔女は自分の代で、先代から遺されたプロイを自分用にチューンナップするとされており、後者の系統は、有珠の母がルイス・キャロルにはまったためにアレンジされたものらしい。
- 初代の魔女から伝わる三つの奇跡、特に強い三大プロイを「グレートスリー」と呼ぶ。
- プロメテウスの火
- 人理継続保障機関フィニス・カルデアの炉。マーリンはこのプロメテウスの火にレイシフトじみた補給方法で魔力リソースを密かに提供していた。
- 接続強化型魔術礼装
- ブロンズリンク・マニピュレーター。フィオレ・フォルヴェッジ・ユグドミレニアが独自に考案した魔術礼装。右手にも装着している。三流の魔術師でも一流を仕留めると言われる程の剣呑な代物。動かない両足の役割を果たしている、背中に装着する戦況に合わせて多段変形する金属腕。魔力を通しやすい特殊合金で鍛造されており、一本の腕につき一体、合計四体の動物霊(犬)を憑依させることで、フィオレの意のままに動きつつも、状況によっては自動的に動いて主人を守る魔術礼装。
- 普段はスーツケースの中に収納されているが、用車を軽々と引き裂くほどの怪力とどれほどの悪状況でもバランスを一切失わないほどの精密性を持つ。通常時は二本だが分割変形して現れた二本が足となり、重度の障害を負っている彼女のハンデを軽減している。
- ケイネス・エルメロイ・アーチボルトが考案した月霊髄液とは異なり、行動パターンの記憶は最低限に留まっている。これはあまりに多様なパターンを記憶させようとすると、動物霊の思考能力の限界を凌駕してしまうため。なので、攻撃力という面では、月霊髄液にやや劣る。その代わり、主人を守るという点に関しては、動物霊の反射速度をフル活用するため、並大抵の礼装では打ち破れない。
- 自分で操作すると魔力の負担はそれなりに大きいが、自動操縦(オートモード)に切り替えると魔力の負担は軽減される。攻撃より、防御の側面が強く打ち出された礼装と言える。
- カウレス以外には秘密にしているが、四本の義腕にはそれぞれアスタ、ブランカ、コメット、ヴォルフ、とペットとしての名前をつけている。
へ[編集 | ソースを編集]
- 並行世界
- 別の可能性を描いた世界。平行世界とも。
- ベースキャンプ
- 『Fate/EXTELLA LINK』での戦いにおける拠点基地。マイルーム、宿舎、作戦会議室といった施設が立ち並ぶ。ここからセーブやロードを行うことも可能。
- 庭園内には噴水や簡易テント、玉藻の前が寛ぐ玉座が設置されている。庭園内では味方サーヴァントが自由に過ごしているほか、話しかけることでボーナスサイドミッションを受注したり、会話を楽しむことができる。
- ベースキャンプの正体はシャルルマーニュの第二宝具、『我が儚き栄光よ (シャルル・パトリキウス) 』。空中に浮かぶ庭園要塞であり、人を乗せたまま戦場の近くまで移動することができる。そのため庭園外には次の攻略ステージに対応した景観が広がっている。カール大帝の機動聖都とは同じ仕組みである模様。
- ペーパームーン
- 虚数観測機。平面の月という意味を持つ名。虚数空間を観測・立証する羅針盤。アトラス院からカルデアへ贈呈された特級魔術礼装。
- 通常空間と虚数空間を同時に観測する事が出来る。また、ドラムロールのように回る筒状の平面化された世界地図を空中に映す事も可能。異聞帯のある7箇所は他のものと質感、レイヤーが違う。
- カルデアスとの位相差を超える手段として用意されたものだが、シバが完成しレイシフトが実証できるようになったため、使い道がなくなった。
- 使うにはアトラス院から使用許可を出してもらう必要があるが、シャーロック・ホームズは第六特異点でアトラス院のトライヘルメスで極秘マニュアルを盗み見たため、使う事ができる。
- 『無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング』ではスルトに奪われ、虚数空間に干渉を可能とする力で否定に否定を重ねる事で空想樹を喰らい、取り込んでしまった。
- 虚数潜航艇シャドウ・ボーダーに搭載されている。
- 奏章Ⅰでは内部に特異点が発生し、主人公やシオンがその内部世界に取り込まれた。
- 【関連項目】人理継続保障機関フィニス・カルデア、アトラス院
- ヘブンズホール
- 第三魔法の亜種。天の孔とも。
- ブラックホールのように超重力で物質を引き寄せるが、本質は人間の悪性情報の廃棄先であり、これを受け止め広がり続ける機構。
- 醜悪な淀みではあるが社会において無くてはならないものであり、知性活動が行われる限りその規模を拡大していく。
- ヘルメス
- ラニ=Ⅷの心臓。フォトニック結晶の一種、オパールでできた第六世代型量子コンピューター。この世界においてもまだ完成されていない筈の物で、アトラス院の技術の結晶である賢者の石ではないかと考察できる。
- 最後の平行変革機(パラダイマイザー)でもあり、勝ち目が無くなった際は魔術回路の臨界収束による炉心融解を起こすことでムーンセルそのものを破壊するつもりだった。この炉心融解を目撃した凛はラニの心臓を本物の第五真説要素(エーテライト)と呼んで危険視し、クー・フーリンに穿させた。
- 尚、『路地裏ナイトメア』によれば、ホムンクルスである為、この心臓は取り外せる。『Fate/EXTRA』で実際に心臓抜きで生き続け、『路地裏ナイトメア』でもレフ・ライノールに刺された後、仮死状態に陥っただけで平然と蘇っている。一方で『Last Encore』では心臓の特殊さ故にハクノは彼女の治療ができず、死亡するという皮肉な結果を迎えている。
- 同名のコンピューターとの関係は不明。
ほ[編集 | ソースを編集]
- 宝具
- 英雄(英霊)を象徴する、奇跡を成す兵器。物質化した奇跡とも称される。武器が代表的だが、防具や無形の秘術も含む。
- 聖杯戦争においては、サーヴァントがもつ最終武装であり、切り札。同時に、宝具を使うことはサーヴァントの正体の露見を意味する。
- 【関連項目】英霊、サーヴァント
- 宝具カード
- 『Grand Order』においてNPゲージが100%以上溜まっているサーヴァントがいる場合、通常攻撃の出現に関わらず常に選択可能になるカード。
- 通常攻撃のコマンドカード同様に「バスター」「アーツ」「クイック」の属性を持ち、各種チェインやブレイブチェインの判定にも組み込めるが、宝具カード自体はバスターチェインやカードの順番によるボーナスは一切受けられない。
- 宝石
- 宝石魔術の触媒として使われる魔術礼装。Heaven's Feelルートでは補助礼装、『Fate/side material』では使い捨ての限定礼装として紹介されている。
- 魔力を宝石に溜め込み、媒介や増幅装置として扱うことが多い。年季や曰く付きのものの方が魔力をこめやすいために新品はあまり使われない。
- ただし、触媒として使ってしまうと灰になって消えてしまうため、費用が非常にかさむ。
- 宝石剣ゼルレッチ
- キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグ生み出した、自身の名前を冠する魔術礼装。
- その本質は剣ではなく杖。限定的ながらも、第二魔法を行使する限定礼装である。使用した空間に、平行世界へとつながる極小の穴を穿ち、大気中のマナを採取する。人間が通れるような穴はあけられないが、無限大のマナ供給を得られる。獲得・結束した魔力を光の斬撃として射出する。
- かつて、キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグが朱い月の大技「月落とし」を打ち破った際にも使われていた。
- 『Fate/stay night』では遠坂凛が使用。大聖杯が収められた龍洞での最終決戦で用いられた。
- 遠坂凛が使用したものは、ペナルティとして、使用するごとに腕の筋繊維が一本一本切断されていくという弱点があるが、キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグの所有するオリジナルにもこの弱点があるかどうかは不明。
- 宝石剣チョコリッチ
- 『バレンタイン2018 ~繁栄のチョコレートガーデンズ・オブ・バレンタイン~』で登場した空中庭園の設備。宝石のように煌びやかなチョコ塊を組み合わせて剣の形にした特殊礼装。
- 第二魔法の応用で作られた破格の性能を持つ魔術礼装カレイドステッキの力に目をつけ、手にした後にコレを開発。
- 振るうだけでどこからかチョコを引き寄せてくる性質で、さらにチョコの生産量を引き上げることに成功。
- この魔術礼装を女帝が振るう姿を直接目にしたものはいない。儀式は厳重警備の自室のみで行われ、チョコだけが別の場所に転送される。
- なお、宝石剣と聞いて奪取しにきたイシュタルはチョコの波に流される。
- 宝石魔術
- 宝石などの鉱物に魔力を込めて行う魔術。
- 宝石は持ち主の念を溜めやすく、魔力を宿しやすい。中でも長く地中に眠っていた鉱石には自然霊が形成されやすく、属性を帯びた宝石はそれだけで簡易的な魔術刻印となる。火の自然霊が宿った宝石は、魔力を通すだけで燃えやすいというふうに。
- 基本的には使い捨て。威力は高いが、コストも高い。
- 遠坂家やエーデルフェルト家などが得意とする。
- エーデルフェルト家が使用するものは、厳密に言えば原典の宝石魔術とは異なり「魔力そのものの流動に宝石という媒体を使った、特殊なルーン魔術」。その魔術の本質は「価値を誇ること」ではなく、「価値を流動させる事」にある。
- 奉納殿六十四層
- 小川マンションの結界名。固有結界を持たない荒耶が人工的に作り上げた、彼の心情風景の具現。矛盾する螺旋。太極図の伽藍。
- 【関連項目】固有結界、小川マンション
- 北欧神話
- 北欧に伝わる神話大系。ギリシャ神話、インド神話に並ぶ世界三大神話の一つ。ゲルマン神話と同一視されることもある。
- 自らの滅びをもって幕を閉じる神話体系であり、滅びを
結末 とする世界。北欧の民にとって善い結末とは、現代人にとっては悪い結末になりかねない。 - 九つの領域で構成され、神々や巨人など多くの神秘が存在する。紀元前1000年前[注 1]、北欧神代の世界を覆う現実城
はカトラ山噴火から始まるラグナロクで神々や巨人種ごと、幻想種やら何やらも丸ごと含めて地上から消え去り、この時に神話の多くや伝承までも消し飛んだ、というのが魔術師の間での推測・通説[注 2]。汎人類史では神代北欧の全ては把握できず、断片を繋げて、当時の状況や信仰を朧気に推測するしかない状態で、実際のところ何が如何なのかは不明[注 3]。 - 戦いを尊ぶ精神と強固な運命論的価値観が特徴であり、『ニーベルングの指輪』など多くのフィクションの元ネタにもなっている。
- ブリュンヒルデやシグルドが登場する他、雷神トールや魔術神オーディン、その持ち物であるグングニルやミョルニル、ルーンについて触れられている。
- 【関連項目】サーヴァント、ルーン、ラグナロク
- 星
- TYPE-MOON世界では、基本的に地球のこと。また、地球の意思のこと。
- 惑星というのはその地表で活動する生命によって物理法則を変えていく特性を持つ。
- 【関連項目】抑止力、ガイア、アラヤ
- 捕食遊星ヴェルバー
- 一万四千年前に地球の先史文明を破壊しつくした遊星。ムーンセル・オートマトンが唯一「敵」と認識する存在。
- 補助礼装
- 魔術師の魔術行使を増幅・補充し、魔術師本人が行う魔術そのものを強化する「増幅機能」を持つ魔術礼装。
- 炎の館
- 大神結界こと“炎の館”。詩のエッダこと古エッダに於けるシグルドリーヴァの歌、そしてヴォルスンガ・サガに曰く、ヒンダルフィヨルの山頂に燃える炎の輝き、神の盾で造られた垣根に囲まれる、旗掲げた館。炎に包まれた館。ブリュンヒルデの逸話に登場する。
- 『無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング』では神話の再演、見立てによる類感魔術を用いた大規模魔術儀式による結界として、ガルフピッゲン山の山頂に燃焼の対象物がないまま空間に固定された魔術の炎の壁が取り囲む、氷の建造物として存在し、中に汎人類史のブリュンヒルデを封じていた。
- ホムンクルス
- 錬金術で作られた『嬰児』を意味する。人造人間。錬金術において、人の精と幾つかの要素を以って育てられる、子宮を用いない生命の誕生法によって生まれる者達。魔術回路を素体として鋳造される。
- ホムンクルスに年齢の概念はなく、生まれた時に必要な知識、存在意義は自然から引き継いでおり、人間の様に何年もかけて成長したりはしない。
- 完璧なホムンクルスとは人の手によって作られた自然の触覚で、星に緑があり大気に
魔力 が満ちている限り寿命を迎える事はない。ただし破壊されれば消えてしまうため不老不死と言うわけではない。ホムンクルスは人間より寿命の概念が強い代わりに、生命としての強さは人間に大きく劣る。 - 『Fate/EXTRA』の世界では、錬金術で作られた『嬰児』を意味していたのは過去の旧世界でのこと。EXTRA世界ではクローンやホムンクルスの技術は裏社会ではポピュラーなものになっている。宗教的倫理観から禁止されていた技術だが、少子化問題や出産率の低下、労働力の不足などから、非合法に取引される商品となっている[出 3]。
- 西欧財閥の管理下に置かれている地域ではホムンクルスの製造は倫理的な問題もあり、公に行われる事はないが、西欧財閥管轄外のアフリカや中東、アジア地域の貧しい国では、売春、労働力の増強、臓器売買の目的で質の悪いホムンクルスが大量生産されている[出 4]。
- 西欧財閥による資源の独占→貧しい国がさらに貧しくなる→外貨を得るための手段としてホムンクルスを作成→西欧財閥に臓器、労働力が還元される→西欧財閥が潤う、という悪循環が発生している[出 4]。
- 真の意味でのホムンクルスは、アトラス院でのみ鋳造されているが、アトラス院の扉は未来永劫に閉ざされたままだという[出 4]。
- 【関連項目】魔術
- 本物の聖杯戦争
- 偽りの聖杯戦争を生け贄として開催された、7柱で行われる聖杯戦争。偽りの聖杯戦争によって荒らされ一定方向に『波』が集約した霊脈の反動を利用することで行われる。