小辞典 (さ-)
2019年3月22日 (金) 02:32時点におけるYqg44cj9Jv (トーク | 投稿記録)による版
この記事ではTYPE-MOON作品の小辞典について、読みが「さ行」の用語を説明する。
用語
さ
- サーヴァント
- 魔術世界における最上級の使い魔。過去・現在・未来に存在する英霊が聖杯の助けによりマスターに召喚された存在。聖杯戦争に則して召喚される。
- 【関連項目】英霊、聖杯戦争、クラス、マスター、使い魔、デミ・サーヴァント、シャドウサーヴァント、疑似サーヴァント
- サーヴァントカード
- クラスカードの正式名称。
- 【関連項目】エインズワース家、クラスカード
- サーヴァント・サマースター・フェスティバル
- カルデア、非カルデア関係なくサーヴァント達が定期的に集まり、交流し、サークルで同人誌を作り、踊り、歌い、楽しむもの。略してサバフェス。
- サーヴァントにとってサバフェスはありったけの夢と希望をかき集めた宝の山。ある者は写真集で己の美を誇示し、ある者はライブDVDという名の悪魔的ミサを販売し、ある者は様々な
冒険 で集めたネタで小説を綴り、ある者は『まにあわないよう』と半べそになりながらホテルで原稿中。 - 刑部姫は本来の〆切間際に
クリーチャー・ハンティング に手を出し原稿が完成していなかった。基本的に『出し物』が間に合ってそうなサークルはあまり無い[注 1]。サークルに参加しないサーヴァントはバカンスを満喫中。サーヴァント達はサバフェスが終わるまでロクに戦わないという誓約の下に集まっている。 - 2017年のサバフェス主催者はBB。会場が決まらなくて困っていると来たので力を貸して、オアフ島とハワイ島を合体させた特異点を会場として提供した。これにより神秘は秘匿されるのでどんな無茶もOK。サーヴァント達は何食わぬ顔でハワイをエンジョイ出来てサバフェスもかつてない規模で開催。ちなみに特異点はサバフェスが終わると消える。このサバフェスでは順位制度が設けられており、サバフェス当日で一番人気になったサークルには聖杯がプレゼントされる。ルルハワに来たサーヴァントの半数はサークル参加を表明している。サバフェスが終わると総合売り上げの結果発表や聖杯の授与式やサーヴァント界で一番の創作力を表彰するセレモニーなどがある。優勝候補は前回の壁サークル、ジャンヌ・ダルクとその友達のサークル『st.オルレアン』。
- 別に創作をしなければならない訳では無く、見るだけでも構わない。五ラックには『作る者』と『楽しむ者』の循環が必要不可欠。要するにサークル参加して活動内容を配布するか、一般参加でのんびり楽しむか。聖杯はサークル参加しないと手に入らない。漫画、小説、グラビア、グッズ、フィギュア、持ち込む活動記録は何でも良い。
- サーヴァントユニヴァース
- サーヴァント達がサーヴァントらしく活躍する宇宙的な世界観、即ちユニヴァース。 原典という重力から解き放たれ、好き勝手やる事を許された世界。
- 【関連項目】サーヴァント
- サーヴァント用・特製プレーンチョコ
- 人理継続保障機関フィニス・カルデアのカルデア購買部で販売されていたチョコレート。
- サーヴァントの特殊な魔力加工に耐えうるチョコとして、ジャガーマンのスタンプ交換で仕入れるゴッドなカカオを原料としたチョコを提供していたが、『繁栄のチョコレートガーデンズ・オブ・バレンタイン』より先日に、ジャガーマンから『なんかムリ。カカオ出せなくなっちったテヘ』との申し出があった事により2018年分の該当商品関しては、入荷見込みのないものとなっていた。
- なおジャガーマンは『私は悪くない。テスカんの領域までニャイッと手を伸ばして
物質転送 していたのがバレたせいかもしれないけどそれつまり私のせいではない事はパーフェクト明らか』などと曖昧な供述を繰り返していた。
- サイバーゴースト
- もしくはネットゴースト。網霊。
- 一般的には、ネット上に分散コピーされた生前の人格データが自律的な行動を停止しない現象のことや、優れた霊子ハッカーの魔術回路がオリジナルの死後もネット上に焼きついた状態を指す。
- 肉体の制限がないため、無制限の魔力行使が可能な上、障壁も無視できる。
- セラフは一般のネットワークとは比較にならない性能を有しているため、また別の意味のサイバーゴーストが存在する。
- 朔月家
- 『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』の『ドライ!!』以降、「美遊の世界」に登場する一族。
- 冬木市の深山町の竹林の中に居を構える、天正年間より代々続く名家。
- 咲き誇る薔薇の帝都 Mare Aurum:黄金の海
- 『Fate/EXTELLA』でネロが治めるローマ風エリア。芸術家を自称するネロらしく煌びやかな雰囲気。エリザベートが勝手に作ったライブステージやガウェイン用集光セクターが存在する。
- 作戦会議室
- ベースキャンプ内にある施設。ここから戦場に出撃する。サポート設定やサイドミッション受注のほか、マイルームと同じくサーヴァントカスタマイズや礼装装備などを行えるが、こちらではサーヴァントとの会話や礼装構築はできない。
- サクラヴェール・グランデ
- ムーンセル中枢への到達を阻む最後の壁の名称。
- サクラファイブ
- 『Fate/EXTRA CCC』の没になった旧プロットに存在したアルターエゴ。愛憎、快楽、純潔、慈愛、渇愛、と五つの感情から作られたBBの分身たち。
- CCC最初期案では、第一階層のボスは赤ランサー、第二~第六階層のボスはサクラファイブ、第七階層のボスはBBか黒幕という構成だった。
- まさにサクラ地獄。お蔵入りになって良かったような、残念のようなとのこと。
- アルターエゴたちは女性の扇情的な身体部位をシンボライズしている。リップは胸、メルトは脚。残りのアルターエゴたちは目、唇、背中。
- サクラ迷宮
- 『Fate/EXTRA CCC』の舞台。月の裏側に出現した謎の構造体。
- 表の聖杯戦争のアリーナを模して造られたもので、定型を保つことが困難な虚数空間の中でも実数を保ち続けられる領域で、サクラ迷宮という名称は巨大な桜の樹に寄り添うように下へ下へと続いている事に由来する。
- 桜の樹とヨーロッパ風の建物が立ち並ぶ場所や廃墟のような場所、マスターをとらえて魔術回路を剥ぎ取る拷問部屋のような場所などさまざまなフロアがある。
- 生徒会では「サクラ迷宮という名称はあんまりなので」と代案もあげられたが、どれもが酷いものだった。
- 初期名称はサクラダンジョン。ダンジョンに突入する、攻略する、という響きが直接的でいやらしかったが、新ビジュアルの完成と共に没になった。
- CCCからちょっと淫靡さが減ったとのこと。
- サクラメント
- 月の裏側限定の貨幣。BBが『EXTRA』における「PP」の名前を変えてしまったモノ。
- 電脳空間において、何かを作る、変える、動かすのに必要な魔力(メモリ)。
- 『Fate/Grand Order』では、『深海電脳楽土 SE.RA.PH』でBB (Grand Order)がSE.RA.PHにおけるQ.P(クォンタム・ピース)の名称を勝手に変えたアイテムとして登場。硬貨と紙幣の二種類が登場した。
- サタン
- ルチフェロなりしサタン。
- キャスター・リンボこと蘆屋道満と英霊剣豪、彼らのマスターである剪定事象の天草四郎が口にしている名前。
- 本来の名は別にあるが、その名は恐るべき音節であり、世界への大いなる呪いである故に意図的に伏せられている。
- サポート部隊
- 操作サーヴァントとは別に、戦闘中のアシストとして出撃させることができるサーヴァント。操作サーヴァント以外の開放済みサーヴァントから任意で2騎まで選択可。
- サポート部隊は戦闘には直接参加せず、操作サーヴァントの被弾時や攻撃時にガードや特定スキルを発動したりするなどのアクションを取ったあと再び退避し待機状態に戻る。絆レベルに応じて戦闘中のアシストが多彩になっていき、「攻撃被弾時ガード」と「アクティブスキル同時撃ち」の2つについては発動頻度や発動対応スキルの異なる「改」バージョンを別枠で習得する。
- サポート役
- カルデアのサーヴァントはサポート役として登録することで、特異点にレイシフトしている。
- 『伝承地底世界 アガルタ』ではアストルフォがコフィン担当官のスタッフに手伝ってもらい登録することで密航している。
- 明確に特定の人数しかレイシフトできない、とされている特異点でも、サポート役として一緒にレイシフトしたサーヴァント以外のサーヴァントを戦闘に参加させることができるが、それはマスターとの契約をたどって「英霊の力の幻影」のようなものを呼び出しているに過ぎないとのこと(それすらできない状況は稀にだが実際にある)
- 三騎士
- サーヴァントに振り分けられる7つのクラスには、それぞれのクラス特性があり、中でも、「セイバー」「アーチャー」「ランサー」の3クラスは優良なスキルや能力値を有するため、三騎士と呼ばれている。
- 冬木の聖杯戦争では三騎士の代わりにエクストラクラスが召喚される事はない。
- 【関連項目】英霊、聖杯戦争、クラス、サーヴァント、セイバー、アーチャー、ランサー
し
- シークレット・ガーデン
- 直訳して秘密の花園。略してSG。その人物が隠していたい、けれど知ってほしい、というアンビバレンスな趣味嗜好のこと。
- シールダー
- 聖杯戦争におけるサーヴァントのクラスの一つ。盾の英霊。基本の七つのクラスに該当しないエクストラクラス。
- 【関連項目】聖杯戦争、サーヴァント、クラス、エクストラクラス
- シールド
- サクラ迷宮に点在する計測不可能の防壁。迷宮にされた少女たちの秘密を守る心の壁。BBがサクラ迷宮に付け足した新術式。迷宮の核に女の子を組み込んだフィアヤーウォール。
- BB曰く、女の子の心は複雑怪奇で、これだけ強固な防壁は他にない。欠点は広さと数に限度があること。女の子一人分の心で塗り替えられるのは3フロアが精一杯。核にできる、密度のある疑似霊子を持った優秀な女の子のマスターもレア素材で滅多にいない。BBが捕まえたマスターの中で核に使えたのは凛とラニだけ。
- SGと連動しており、秘密が明らかになればそれを守る意義を失い、消滅する。あまり壊し過ぎてもいけない。
- 『時間』
- 宇宙を成り立たせている概念。
- 本来、『時間』に未来も過去もない。その軸を頼りにしているのは人類であって、『時間』そのものは積み重なってさえいれば、その前後は入り乱れても問題はない。
- 虚数空間にはその『時間』の積み重ねが存在しない。虚数空間にいる限り経年劣化をしないが、外の通常空間に出た時にどうなるかは分からない。
- 一秒も時間を重ねていないかもしれないし、何百年もの時間を重ねているかもしれない。御伽噺の浦島太郎の玉手箱のような現象が起きても不思議ではない。
- 時間操作
- 時間の流れに干渉する魔術。『Fate/Zero』では固有結界の一種とされる。「時間遡行」は魔法であり、魔術の領域では加減速までが限界。
- 衛宮家はこれを研究しており、衛宮矩賢は根源に至る方法を確立するところまで辿り着いた。
- 【関連項目】固有結界
- 試写室
- ハクノが失意の中で辿り着いた記録。
- 「君は憎しみを知らない」という吐露に反応した誰かの余計なお世話。
- 1000年前に行われた聖杯戦争では校舎の中にあった視聴覚室であったとも。
- 今はやきそばパンだけが残されている。
- 事象記録電脳魔・ラプラス
- 1950年に完成した全知の悪魔の名を冠する、カルデアの発明の一つ。
- 【関連項目】人理継続保障機関カルデア
- 私設軍隊フラッシュフォー
- ゴルドルフ・ムジークがカルデアに連れて来た軍隊。
性質 の悪い愚連隊だが、仕事は立派だった。- クリプターによるカルデアの襲撃時に全滅しており、ゴルドルフは全てが解決した後は、きちんと保険金を支払うつもりでいる。
- 四大奇書
- 中国で元代から明代にかけ、俗語体で書かれた4つの長編小説の総称。よく挙がるのが『西遊記』『三国志演義』『水滸伝』『金瓶梅』である。
- 世界中の熱心な読者の中には、この『金瓶梅』を『封神演義』と入れ替えて四大奇書だと主張したり(『金瓶梅』は今風に言えば『水滸伝』のスピンオフであるため)、『三国志演義』『西遊記』にも並ぶ、三大奇書にこそふさわしいとする事も。
- 玄奘三蔵、哪吒、燕青らが登場している。
- 死徒
- 後天的な吸血鬼。真祖か死徒に血を吸われることによって、または魔術によって成った者。
- 【関連項目】死徒二十七祖、真祖、吸血種
- 死徒二十七祖
- 死徒の中でも最も古い、もしくは最も能力の高い者。
- 現在複数の欠員はあるものの、今後その数は補填される。
- 【関連項目】死徒、真祖、吸血種
- シミュレータ
- 様々な環境を再現し内部で体験する事が可能なバーチャル・リアリティシステム。
- もっぱら戦闘訓練に利用されており、ウェアウルフ、ゴブリン、ワイバーン、ヤドカリ、魔猪、シャドウサーヴァント型などの多くのNPCがマスターの戦闘訓練の相手をしている。何故、シミュレーター戦闘からも素材アイテムの生成がなされるのかは謎。
- 戦闘以外では、大複合神殿を再現したスペースを作っており、オジマンディアスは普段はここで休息をとっているとの事。ただしニトクリスによると、オジマンディアスの宝具であり心象風景である「光輝の大複合神殿」そのものとは全く同じではないとのこと。
- 邪聖剣ネクロカリバー
- 謎のヒロインX〔オルタ〕の持つ赤い魔力を放つ剣。ツインブレードやチェーンソーなど自在に変形するが、よく壊れて爆発する。
- 格好いい武器ほどあまり強くない、というのは宇宙共通の掟らしい。やはり何の変哲もないロングソードこそ至高。
- 因みにこれは怪しい通販で「星を断つ」というカタログスペックに触れ込んで購入した。
- シャドウサーヴァント
- サーヴァントの残留霊基。英霊の霊基を模した偽物、影のようなもの。サーヴァントのなり損ない。英雄にあと一歩及ばなかった霊体。
- あるいは、英霊であるものの、召喚者の実力不足、召喚陣の不着尾などが理由で影となった者たち。サーヴァントにもっとも近い生命体の言える。
- 見た目は名前の通り、黒いシルエット。聖杯の泥に汚染されたものや聖杯で英霊を短時間で無理矢理召喚しようとした場合に出現したもの、聖杯自体の変質によって外に漏れ出たものなど、出現経緯は様々。
- 意思疎通が可能なものと不可能なものがいるが、両者の違いは特にはっきりとはしていない。
- 【関連項目】英霊、サーヴァント
- ジャプニカ暗殺帳
- 一家に一殺。あいんつべるん発行、よいこのめっさつしりーず。横罫22行、大きく「ふくしゅう」と印字されている。
- 何の能力も無いノートだが、呪詛じみた不平不満が書き連ねられ特定の方向性を持つに至ったもの。ある意味アンリマユ。
- 主に間桐桜が書いているが、セイバーや遠坂凛、イリヤも共同で書いている。
- シャルルマーニュ十二勇士
- 中世フランスにおいて、シャルルマーニュ大王(カール大帝)配下で武勇を知られた聖騎士
達。十二の盟友 とも。 - 所属メンバーはシャルルマーニュ大王を筆頭に、ローラン、アストルフォなどがいる。
- 原典の時点で突っ込みどころ満載の集団であるが、Fate世界においても同様らしく、シャルルマーニュはアストルフォ曰く「馬鹿」、ローランとアストルフォは極めつけの変人、残りのメンバーもアストルフォが「ローラン一人で大幅に底上げしているが、全体を平均しても羞恥心はない」と言えるレベルでろくでもなく、相当な変人集団であることが伺える。
- 守護英霊召喚システム・フェイト
- 2004年に完成したカルデアの発明の一つ。
- 【関連項目】人理継続保障機関カルデア、英霊、サーヴァント、冬木
- 十三拘束
- 「最果てにて輝ける槍」や「約束された勝利の剣」などに課せられた合計十三の拘束。十三のカタチに凝縮された祈り。円卓の騎士の決議による13の条件があり、「十三拘束解放
――――円卓議決開始 」という口上により、円卓の騎士たちによる十三拘束の解除の議決が行われ、その中の半分以上クリアされると円卓の騎士たちの間で使用が可決され、拘束が解けていく。 - 条件は「共に戦う者は勇者でなくてはならない 」「心の善い者に振るってはならない 」「この戦いが誉れ高き戦いであること」「是は、生きるための戦いである(ケイ)」「是は、己より強大な者との戦いである事(ベディヴィエール)」「是は、一対一の戦いである事(パロミデス)」「是は、人道に背かぬ戦いである(ガヘリス)」「是は、真実のための戦いである(アグラヴェイン)」「是は、精霊との戦いではない事(ランスロット)」「是は、邪悪との戦いである事(モードレッド)」「是は、私欲なき戦いである事(ギャラハッド)」「是は、世界を救う戦いである事(アーサー)」。
- 獣性魔術
- 自らの内側から獣性を引き出し、魔力を纏うことによって疑似的に人狼のような能力を得る魔術。
- 多くの土地において、魔術は獣の能力を取り込むことに血道を上げた。魔術以外にも中国武術では形意拳や白鶴拳など獣の動きにヒントを得たものは枚挙にいとまがなく、西洋のダンスや芸術でも白鳥や獅子のモチーフは頻繁に取り入れられる。
- 人が獣とたもとを分かった時から、獣は神秘を見出される存在となった。
- アジアの多くの地域では、犬の声は魔を祓うとされ、吼えた音圧だけで、他者の魔力を引き出し、魔術回路で変換した魔力を、まるで魔術を覚えたての末子のように、雲散霧消させることが出来る。
- 使用すれば、体中の筋肉が盛り上がった、一本一本が金属の針にも等しい硬度を持った体毛を生やした人狼に見せかけるほどの、異常な密度の魔力を纏い「幻狼」と呼ばれる状態になり、ある秘法によって自らの内側から絶大な獣性を引き出し、獣の神秘を得た五体は、単なる「強化」の枠を超えて、圧倒的速度と腕力を得る。
- この魔術を使用した者は影響で平時でも常人離れした嗅覚を持つようになり、他人の残り香はおろか魔術も臭いだけで判別できるようになる。
- スヴィン・グラシュエートがこの魔術の使い手。
- 宿舎
- ベースキャンプ内にある施設。味方のサーヴァントが過ごしている個別の部屋。3階建てで1階につき10部屋ずつ、合計30部屋あるが、サーヴァントは全部で26騎しかいないため、一部は常に空室となっている。
- 特定のサーヴァントと絆レベルに応じた会話を行ったり、プロフィールを閲覧することが可能。その部屋にいるサーヴァントによって少しずつ部屋の様子が異なり、彼らの武器がどこかしらに置かれていたり、立てかけてあったりする。
- 粛正騎士
- 第六特異点に現れた聖都の騎士。強大な魔力によって作り替えられた生体兵器のようなもの。反応は人間だが、半ば英霊に近い。倒されると消滅する。
- 守護精霊
- 第七聖典やアルゴンコイン等に憑いている精霊。
- 精霊を大別すると、自然霊、動物霊、そして守護精霊に分けられる。
- 前二者は星寄りの存在であり、本来は人間の味方となる存在ではない。それらに人間の魂を融合させることで人間寄りの意識を持たせ、人工的に造られるのが守護精霊である。
- 【関連項目】概念武装
- 呪術
- 古来からアジア、中東、南米などに伝わっている魔術。
- 玉藻の前が操るダキニ天法は、通常の魔術が「そこにあるものを組み替えるプログラム」であるのに対し、「自身の肉体を素材にして組み替えるプログラム」であり、物理現象にあたる。この性質のためサーヴァント相手でも「対魔力」に一切威力を阻害されない、という圧倒的なアドバンテージを持つ。またメフィストフェレスは古典的西洋呪術を扱う。
- 魔術協会は呪術を学問ではないと蔑視しており、中東圏に大きく遅れをとっている。但しアラブの呪術に端を発する魔術を扱うアトラム・ガリアスタも居る。
- 呪装戦隊♥タマモナイン
- 九尾となったキャスターから切り離された八本の尻尾がアルターエゴとなった存在。分離した事で自我が芽生えたのではなく、自我を持ち始めた尻尾が権利を主張しだした結果捨てられて生まれた存在である。全員が髪型とカラバリの異なる使い回し風ではあるが、裏切り者(オリジナル)への復讐と主人公の奪還の為にEDで姿を表した。
- 元となったキャスターに似て全員が強欲らしく、ムーンセル中枢をハッキングしSE.RA.PHを九等分した上に2Dのドット世界に作り変え、ご主人様へ自身達の城へ来る事を要求、主人公とキャスターが彼女達の元へ向かう所で物語は終わる。
- 『 Fate/Grand Order』イベント「セイバーウォーズ~リリィのコスモ武者修行~」によれば、高級品嗜好のタマモグッチ、マイホーム至上主義のタマモデルモ、野生の獣タマモキャット、敏腕美人秘書タマモヴィッチ、お姫様日和なタマモノヒメ、不思議ちゃんタマモアリアが存在する。また、タマモナインのうち三人くらいはその時の流行廃り次第で能力やルックスが変わるらしい。
- なお、『Fate/EXTRA material』では8人全員のラフ画が掲載されている。
- 呪層界
- 負の念によって反転してしまった、特定の人間を呪い殺すための世界。元の世界に帰るには怨念の元を倒す必要がある。
- 受肉
- 通常、サーヴァントはマスターがいなければ存在を保つことができないが、肉体を得ることによって自力のみで現世に留まることができる。これを「受肉」と呼ぶ。
- 受肉したサーヴァントはマスターやサーヴァント召喚システムの支援なしに魔力を生み出すことができるようになる。
- 主な受肉の方法としては「聖杯に願う」というものがポピュラーであり、「受肉して第二の生を過ごす」などを目的に召喚に応じるサーヴァントも多い。
- 支配
- 他の生物を意のままに操る魔術。間桐(マキリ)家はこれを一番の得手とする。
- 昆虫や小動物程度なら容易だが、人間や幻想種にもなると意のままに操るのは困難。ただし「命令に従う」という契約を一度結んでしまえば、魔術師や英霊をも使役可能。
- 催眠術程度の使い方から令呪まで、様々な場面で使われている。
- ジャヴォル・トローン
- ロシアの異聞帯に棲息する魔獣。多頭の大蛇。
- 体内にアルコールを生成する種。生成するのは蒸留酒ではなく、どちらかというと発酵酒のようなもの。
- 村一つ程度なら、平気で潰す凶悪な存在。
- 修験道
- 魔術理論に極東の宗教形態を習合した日本の魔術。
- 西洋の魔術とは違い、半分が宗教なので神秘の秘匿性にはある程度許諾されている。
- 習得には自然環境での修行を行い、体得すると天狗飛び切りの術や天狗の炎などの「験力」が扱える。
- シュメル熱
- “夏のシュメル熱”。『冥界のメリークリスマス』においてカルデアを襲った熱病。メソポタミアにおける死因ナンバーワンの災厄であり、夏にやってくる冥界への誘い手。
- 日本において死者の魂が身近になるお盆。神代において夏は最も死者の出る季節であり、その厳しさは弱き者、老いた者を容赦なく連れて行く。その猛暑の中でも指向性を持った死の誘いであり、冥界の神の疫病。それがこのシュメル熱。
- 12月でありながら気温が42度という異常気象もあってか、カルデアの職員はおろか、カルデアと契約したサーヴァント、果てにはクリスマスでは無敵のサンタも患って倒れてしまった。
- その為か、冥界で抗体ができた(とされる)カルデアのマスターといかなる病魔も寄せ付けない上に神代のものに強い抵抗力を持つアルテラがカルデアに攻撃した冥界に赴くこととなった。
- 召喚サークル
- 特異点でサーヴァントを召喚するための物。マシュ・キリエライトの宝具である盾を触媒に、レイポイントに設置する。
- カルデアの召喚実験場の物と同じ。
- 焼却炉
- 辺獄の薔薇園。立ち入った生徒の半数は意味消失からの自殺に陥っている。廃棄物として捨てられたものの跡地。良くないもの、悪夢を見る場所として知られる。
- 構造帯そのものが破損しているためSE.RA.PHの清浄機能が働いておらず、ここに訪れた者は三層のレイヤーを同時に視る。
- 一つは元々用意された土台であり本来の廃墟。一つは予選参加者全員に見せていた共通幻想である学園のテクスチャー。そして一つは来訪者が持ち込んだ原風景でありトラウマ。
- 上級AI
- 聖杯戦争を円滑に進めるために作られた仮想生命。
- 製造された経緯はNPCと同じだが、おり、こちらは一般NPCと同じ仮想生命ではあるが、上級AIには確固たる人権と人格、魂が与えられている。非常に高度な知性を持ち合わせ、その人格に従った判断も許容されている。
- 上級AIは製作コストが高いため、一度の聖杯戦争ではオールリセットされない。彼らは定番のキャラクターとして次の聖杯戦争に移行する。経験こそリセットされるが人格は次回以降も引き継がれる。
- マスターたちの監督役である言峰神父、マスターたちの健康管理を担う桜、校内の違法行為を監視する風紀委員、日常を演出するミス・タイガー、謎の黒豹マキジなどが確認されている。
- 中にはマスターを処罰する権限を持つシスターカレンなる上級AIもいるらしいが、主人公 (EXTRA)が参加した聖杯戦争には現れなかったようだ。
- また、上級AIは獲得した記録を自分から消去する事はできない。どれほど陰惨な記憶でも残し続け、ムーンセルに提出する事が彼らの大原則であり、存在意義。
- 触媒
- サーヴァントとなる英霊を指定して召喚する場合に必要となる物品のこと。
- マスターが召喚の儀式の際、サーヴァントとなる英霊を指定して召喚しようとする場合、触媒を用いることでそれが可能になる。
- この場合の触媒とは、その対象となった英霊とゆかりのある何か。
- 触媒が英霊とゆかりの深いもの(例えば英霊の代名詞といっていいもの)であれば、マスターとの相性が悪い場合でも召喚ができる。
- 触媒が英霊とゆかりの浅いもの(特定の英霊の代名詞とはいえないもの)である場合、触媒とマスターとの相性、双方が考慮され決定される。
- また、触媒が複数の英霊に対応したものの場合、その複数の中からマスターとの相性がよい英霊が召喚される。
- 『Fate/complete material Ⅲ』では複数の英霊に対応した触媒としての例にトロイ戦争のシンボルたる「トロイの城門」が挙げられている(この場合、トロイ戦争の英雄達から誰かが召喚される)。
- 『Fate/Apocrypha』では獅子劫界離が「円卓の欠片」を用いてこの「複数の英霊からマスターと相性の良い者が選ばれる」特性を意図的に利用している他、例として「アルゴー船の残骸」を触媒にした場合には大英雄ヘラクレス、キャプテンであるイアソン、裏切りの魔女メディア、医術の神アスクレピオス等の中から、マスターとの相性を考慮して召喚されると示されている。
- なお、触媒によって指定できるのは招かれる英霊のみであり、その英霊が複数のクラス資格を持っていた場合、触媒によってクラスを指定することはできない(単一のクラス資格しか持っていない場合は考慮する必要はない。またバーサーカーに関しては前述のように詠唱によってクラスを決定出来る)。
- なお触媒はサーヴァントを召喚しても無くなりはしないため、呼び出したサーヴァントにより触媒が気に食わないとして破壊されたりせずに回収できれば後の召喚儀式にて使用することも可能。
- 『Fate/Apocrypha』では冬木の聖杯戦争のシステムが知れ渡ったことで世界中に聖遺物が離散し、価格も高騰している。
- 大令呪
- シリウスライト。クリプターだけの特権。新しい世界に塗り替え、異なる世界を構築できる。
- “神”のための令呪で、これがある限りクリプターの命は本人だけのものではなく、魂は最期まで利用され、搾り取られる運命に在る。
- 【関連項目】クリプター
- 私立浅上高等学校
- 花のみやこ!に登場する高等学校。生徒数約2500名、敷地面積25万㎡のマンモス校で、都古たちの通う高校。学内ランキング制度という武術による順位づけを行っており、国内外に優秀なアスリートや武道の生かせる人材を輩出している。一方でそれによるスクールカーストが問題となっている。
- 元は中高大一貫の全寮制女学院であったとされており、当時の制服は『月姫』で登場した浅上女学院の制服と同じデザインになっていた。
- 現在のように変化したのは、今代の理事長の意向によるものである。
- 霊鬼
- ジン。精霊、聖霊、魔神、霊鬼など、いろんな呼ばれ方をされる存在。
- 真エーテル
- 第五真説要素。西暦以前の地球に存在したマナ。惑星を生む力。天体を成すもの。神を成立させる根源となるもの。
- 深淵
- 無の海。天と地、地の下の冥界、さらなる深淵と繋がっている。
- 暗い海よりアプスーとティアマトは現れ、メソポタミアの世界を作った。言うなれば、生命が生まれる前の、黎名の海。
- エンキが深淵を管理しているようだが、紀元前2655年のウルクを舞台とした『絶対魔獣戦線 バビロニア』では既に消えており、そこに落ちれば帰っては来られない。
- また、ギルガメッシュが不老不死の霊草を求めた地でもある。
- 新円卓
- サーヴァントユニヴァースの謎のヒロインXをリーダーとするヒーロー集団。ライオンヘッドやネームレス・レッド、バベジンが所属している。
- 普段はコスモカルデア高等学院の運営陣や教授陣や学生として過ごしている。
- 一工程
- シングルアクション。魔術を起動させるための動作の種類。魔力を通すだけで魔術を起動させる。
- ガンドや魔眼などがシングルアクションに相当する。宝石魔術のように何らかの媒体を使用することでほぼ一小節の詠唱でAランクの魔術行使もできる。
- 人工知能
- 2032年において真に人工知能と呼べる自立的なそれの開発は停滞しており、完成は放棄されている。
- しかし擬似的で限定的な人工知能の開発は極度にネットワーク化が進行したこの時代において飛躍的に進歩しており、特に性風俗においてその発展が著しい。
- 世界性風俗サービス年鑑2028によれば2020年代に入ってから世界各国で、性風俗産業の国営化が進行している。性風俗のシェアの32.7%が仮想空間における擬似人工知能が提供するサービスになっている。
- 真言立川詠天流
- 西暦2030年まで続いた、真言立川流の傍流。
- シンジタンク
- BBに寝返った間桐シンジが、対主人公 (EXTRA)用にゴーレムタイプのエネミーを改造して作り出したロマン兵器。
- 名前からして弱そうだが、パラメーターはパッションリップに匹敵しており、1ターンで倒すのは不可能。その上ある程度追い詰めると凄いビーム(正式名称:ファイナルデッドシュート)を撃ったりするので、メイド・イン・ワカメと侮ると苦戦する。
- 下手なサーヴァントより強い兵器を作れるって、「『EXTRA』世界の慎二は本当に優秀だったんだなぁ」と実感させられる。
- 人心回路
- メカエリチャン、メカエリチャンⅡ号機の彼女の動力炉のすぐとなり、ハートの空白に納められる最後のパーツ。良心回路ならぬ人心回路。
- 機械仕掛けのハートはキラキラと光を放つ。
- 彼女には不要なもの。彼女だったものからは失われたもの。
- もう求めてはいけない“輝き”を夢見させてくれる、パイロットとの絆の結晶。
- 後付けの部品でも、それはとてもたいせつなもの。
- 真性悪魔
- 本物の悪魔。受肉した魔。
- 人間の想念を被って『個体名』に成る偽物ではなく、主が遣わした、人が名付ける前からそうであった本当の『悪魔』の事を聖堂教会では真性悪魔と呼ぶ。
- 生物である以前に「魔」として創造されているが故に、人間より高度な魔術を行使する事が可能。生体機能全てが「魔」を呼び込むモノであるが故に、魔術師が持つような後付の擬似神経である魔術回路を持たない。
- 悪魔の概念は人類にとっても最大の障害として扱われ、神が全知全能であるのなら、悪魔は人知無能の存在。手の届く範囲にありながら決して理解できない淵。
- 『Fate/stay night』においては悪魔は偽物しか存在せず、『Fate/EXTRA』でも真性悪魔を生み出した現象は2030年現在においてもひとつの成功例もない。
- 本物の、受肉した悪魔に人間は太刀打ち出来ないとされる。受肉した悪魔を退散させた例は一件のみ記録されている。
- たいてい悪魔は憑くものとされ、悪魔は人間の体を用いて受肉しようと働くが、苗床になる人間の精神が耐えられず、周囲に間を撒き散らして自壊するのが通例。
- 中には自らの業によって人間ではなくなってしまい、結果的に悪魔のカテゴリーに含まれる人間もいるが、これは、魔人化と呼ばれるもので真性悪魔ではない。
- EXTRA世界において、悪魔憑きであれ、自らの業で変化したものであれ、真性悪魔を生み出した現象は2030年までには、一つの成功例もない。
- 悪魔、魔人化、と銘打ってはいるが、その在り方は異なる文明圏、異なる惑星に住まう高次元生命体と変わらない。この認識宇宙における『人』ではなくなったのだから。その在り方は二十世紀に流行した、とある創作神話における邪神の在り方に近い。
- 『Fate/EXTRA CCC』の真ルートで変生した殺生院キアラはこの域に達していたが、些細なミスで神の座から転落した。
- 新選組
- 幕末の京都を中心に活動した治安組織。剣客集団としても恐れられた
- 一番隊は剣豪ひしめく新選組の中でも最精鋭の部隊で、芹沢鴨暗殺、池田屋事件など常に新選組にとって重要な任務をこなしたといわれ、その中でも沖田総司は最強の天才剣士と謳われた。
- 真祖
- 生まれながらの吸血鬼。人間に対して直接的な自衛手段を持たない星が、人間を律するために生み出した「自然との調停者」「星の触覚」。
- 【関連項目】死徒、吸血種
- 人造英霊兵団ヘルト・クリーガー
- ドイツ第三帝国が存亡をかけて送り出した、秘匿魔道兵器。漫画的な描写としての特徴は英霊の頭に偽の文字がつく。
- 【関連項目】ドイツ第三帝国
- 神造兵装
- 神造兵器とも呼ばれる、人によって造られたモノでない兵装のカテゴリの一つ。
- 神造の定義は「人の望みによって作られながら、人の意思に影響されず生まれるもの」。
- 神造という名の通りに神によって造られた「蒼天囲みし小世界」や「アガートラム」なども存在するが、星の内部で結晶・精製された「約束された勝利の剣」も含まれており、また定義上たとえ神が造ったとしても、人の望みで作られていないもの、人の意志に影響されて生まれたものは該当しないと思われる。
- 公式に神造兵装と明記されているものには、現在「約束された勝利の剣」「乖離剣エア」「無毀なる湖光」「蒼天囲みし小世界」「最果てに輝ける槍」「破壊神の手翳」「アガートラム」「天の牡牛」「ミョルニル」がある他、「人よ、神を繋ぎとめよう」を使用する際にはエルキドゥも神造兵装と化す。
- また「軍神の剣」は神造兵装のプロトタイプであるとされている。
- 【関連項目】宝具
- 神代
- 西暦以前、まだ神秘が世界にそのまま存在していた時代。一言で言うなら「神話の時代」。
- 時代ごとに分類されているようで、1万4000年前のセファール来訪時は第二神代の黎明期であったとされている。
- 現在とは比較にならないほど大気にマナ(真エーテル)が充満しており、仮に五世紀の人間が神代の大気で呼吸をすれば、体が内側から弾け飛んで死んでしまうという。
- 神代における人の『個』としての力や、根源より直接魔力を得て行使されていたという魔術、それを操る神代の魔術師達の力量は、現代のそれとは比較にならないほどの差がある。
- 紀元前931年の魔術王ソロモンの死後、加速度的に世界から神秘が失われて行き、西暦の始まりと同時に神代の終わりを迎えた。
- ブリテンなど、大陸から離れた一部の島国は五世紀時点でも未だ神代の名残が残っていたが、それもアーサー王伝説の終焉と共に世界から完全に消滅した。
- 神代回帰
- 精霊に近い生命体等が、どの程度の魔法以前の神秘を再現出来るかの指標。評価方法は魔術師の魔術回路に近い。
- その神秘の純度を示す質、出力を示す量、その神秘の年代や種別を示す編成が物差しとなる。
- 【関連項目】魔術回路
- 神秘
- 今の時代の一般常識から外れた、巷に流布してはいない、秘匿された知識とその成果。魔術師は「根源」へ至る手段として「神秘」を学び、その「魔術師の学ぶ神秘」を言い換えると、それが「魔術」と呼ばれる。
- 魔術師にとって魔術とは、根源に至るための手段である。言い換えれば、根源へ至る可能性と価値があるからこそ、魔術師は魔術を学んでいる。もし魔術が根源へと至る手段ではないものに成り下がったら、魔術師にとって意味が無い。
- 魔術がその価値を無くすとは、即ち既に述べた「一般に知られる」ということが現実に起こった場合。「神秘」という「事象の太い流れ」が、一般に知られることで「細い流れ」へと姿を変え、前述したように根源から遠ざかる。それを、魔術師は最も忌避する。 一例として、「人体模造はとうに衰退した概念」という記述がしばしば出てくるが、これは科学・医学の発達により人体の構造が詳細に解き明かされ、世界中に広く知れ渡って神秘が薄れたため。もっとも人体の神秘が完全に解明されつくしたわけではないため、蒼崎橙子のような天才的な魔術師ならば魔術として使用できる余地がある。
- 魔術師の学ぶ魔術とは、根源に至る可能性を持つ「太い流れ」=「神秘」でなければ、学ぶ価値が無い。それと共に、「神秘」は大勢に知られてはならない。大勢に知られては、その意味と意義を失う。 ゆえに、魔術とは神秘であり、神秘であり続けるから魔術として存在できる。
- 魔術師は己の研究を公開しない。公開しては「神秘」たりえなくなる。公開しては「神秘」たりえなくなるため、魔術師同士が研究の成果を持ち寄って意見を交換し、互いによりよく発展させようなどということはありえない。そのため、魔術師の自治組織である魔術協会は、その第一義が他を差し置いて「神秘の秘匿」とされている。
- 十の力の浮遊する神秘があったとして、一人なら十の力を使えるが、二人で五と五の力に分けられて使用されると、事実上力が弱くなる。
- 魔術協会は、別に魔術師が新しい魔術師を育てるための学び舎でもないし、互いに切磋琢磨しあう研究の場でもない。ようするに、「他の魔術師が下手を打って神秘を漏らして、自分に迷惑がふりかかってこないよう、互いに監視し合うための組織」として機能している。
- 魔術は神秘を再現するが、神秘はより強い神秘にうち消されるという理がある。在り方そのものが神秘である幻想種に、通用しない魔術があるのはそのため。絶対に折れない剣でも、ソレを上回る神秘を持つモノとぶつかれば、折れることもある。
- 真名
- しんめい。サーヴァントの本当の名前。クラス名ではなく、英雄としての真実。
- その告白は特別な物であり、正しい契約者の物。
- これをサーヴァントから告げられ、マスターは本当の“契約者”となる。
- 人理継続保障機関フィニス・カルデア
- 人類の未来を語る資料館。時計塔の天体科を牛耳る魔術師の貴族である、アニムスフィア家が管理する機関。
- 人理再編
- 詳細不明。『復刻:チョコレート・レディの空騒ぎ -Valentine 2016- 拡大版』でクー・フーリン〔キャスター〕が初めて呼称。
- 人理焼却
- 人類史の焼却。ゲーティアの行った偉業。
- 人理定礎
- 人類史を固定する多くの出来事。フランスやローマといった“これが無かった事になると土台が崩れる”座標。
- 人類悪
- ビースト。人間の獣性から生み出された七つの災害の獣。
- 人類悪とは、文字通り人類の汚点であり、人類史を脅かし、人類を滅ぼす七つの災害を指している。
- 神霊
- 神。太陽、月、といった天体や嵐、地震といった自然現象を信仰の対象とした「元からあったものが神になったもの」と、初めは人間よりだったが、様々な要因で人間から逸脱し、信仰の対象になった「神として生まれ変わったもの」、さらに「宇宙から飛来したものが神になったもの」の3種類が存在する。
- 人狼
- 吸血鬼より遥かに古い起源を持つ、西欧の“森の人”。
- ランクは魔獣だが、一族の長、最高位の血統である銀色の毛並みを持つ人狼は幻獣の域とされる。
- 神話礼装
- サーヴァントの原初の力。英雄の根源とも言える力の奔流を具現化したエンジン。
- 解放するとサーヴァントの意志で霊子階梯を向上させる事ができ、光よりも速く移動できるようになる。『十の王冠』と同格の力である為に『無かったこと』には出来ない。ただし通常のサーヴァントのフレームでは神話礼装の出力に耐え切れず、サーヴァント数十体を収容可能で、BBの干渉からマスターを守れる程のリソースが残っていた旧校舎さえダウンしかねない程の、霊格の階梯の違いから来る凄まじい負荷がかかる。
- 人類史の発端、文明で言うところの黎明、人類の遺伝子が始まった
原型 の力である『十の王冠』を解析した結果、ムーンセルから『原初の力』へのアクセス権を獲得し、サーヴァントにその能力を付加できるようになった。 - サーヴァントの電脳体に侵入し、英霊核に直接アクセスする事でムーンセルの手で封印指定されている英霊根源を解放する。解放すると電脳体中心にブラックボックスが出現する。中の様子を確認できるのはサーヴァント本人のみ。
す
- 雷雲群
- スーパーセル。異聞帯を包んでおり、果てがない。
- 世界の壁のように阻んでおり、あらゆる電磁波はそこから発するオーロラに阻まれ、嵐がかなりの規模であるために核爆弾に匹敵するエネルギーが渦巻いているため物理的な突破は不可能。
- スキル
- サーヴァントの有する技能。生前に為した事柄や、本人の特徴をあらわす。
- 同名のスキルであっても、程度の差でランクが存在している。
- 【関連項目】サーヴァント
- スクラディオ・ファミリー
- アメリカ全土に展開しているマフィア。勢力拡大を狙い、バズディロット・コーデリオンをマスターとして派遣してきている。
- 雷雲
- ストーム。地球の最大勢力である“自然”が作り上げた、強大なエネルギー。
- 鉄を捻じ切り、都市を破壊し、生命を根絶させる。神代で『神』そのものとされたのも頷ける。
- スノーフィールド
- 『Fate/strange Fake』の舞台となる都市。アメリカ政府が確保した冬木市に匹敵する霊地に聖杯戦争開催を目的として数十年がかりで作られた。
- 【関連項目】聖杯戦争
- スパルタ
- 古代ギリシャに存在した都市国家。
- スパルタではとりわけ厳格かつ過酷な軍事訓練を行っており、生まれつき丈夫でない子供や訓練の過程で障害が生じた兵士を殺していた。
- そういった伝承から転じて「厳しい教育」を意味するスパルタ教育という言葉の語源となった。
- 『Fate/Grand Order』では基本的に「脳筋」を生み出す土壌と化し、兵士達はレオニダス一世を除いて皆脳筋ぞろいとなっている。
- レオニダス一世が王に、優れた指揮者になった理由も、スパルタにはレオニダス一世以外に計算が出来る男が居なかったからである。
- スフィンクス
- 天空神ホルスの地上世界での化身、荒ぶる炎と風の顕現として恐れられる、獅子の体と人の貌を持った幻想種。
- 別名を「恐怖の父(アブホール)」といい、地中海から西アジアにかけて数多の伝説を有する事で知られる伝説の四足獣。ランクは神獣。
- その力はサーヴァントに匹敵し、極めて高度な知性も有する。生命力も異常で、頭部を斬り落とされても死なず何事もなかったかのように戦闘を続行する。
- 生身のものと岩石で躰が構成されたものの2種類に分けられるが、備えている能力は変わらない。ベディヴィエールによると、霊的なものを栄養にするとのこと。
- オジマンディアスの宝具『熱砂の獅身獣』として召喚・使役される。
- スフィンクス・アウラード
- スフィンクス・ウェヘ厶メスウトの仔と思しきモノ。サイズや仕草は獅子の仔に良く似て、割と可愛い。
- 厳密にはオジマンディアスの魔力を幾らか与えた分身体。スフィンクス・ウェヘ厶メスウトと同様に体は宇宙となっている。
- 育ちきると相当の巨体になるというが、仔が何年で成獣となるかは不明。
- スフィンクス・ウェヘ厶メスウト
- 神獣スフィンクスを統率する王種。体に宇宙が見える、仮名コスモスフィンクス。『光輝の大複合神殿』内部には、スフィンクス・ウェヘ厶メスウトが眠っている。
- オジマンディアス曰く恐怖の父。荒ぶる炎と風。天空の化身。神王にのみ与えられる、神王の威の具現。『Fate/Grand Order』ではEX攻撃時に出現する。
- またバレンタインのお返しとしてオジマンディアスの魔力を幾らか与えた分身体(見た目はウェヘムメスウトの幼体)スフィンクス・アウラードを主人公にプレゼントしていた。
- スプリガン
- 大きな人型のエネミー。魔術によって形成される存在。
- スペースチョコ
- 『バレンタイン2018 ~繁栄のチョコレートガーデンズ・オブ・バレンタイン~』で登場した空中庭園の設備。三日月を象ったチョコ型宇宙船。
- 謎のヒロインX〔オルタ〕が今までユニヴァースに里帰りしたのと、カルデアにカカオが無いということを聞いた彼女は惑星トトーリのスペースバックスにまで買出しに行ったが、店に入ったところ11人目のゾロ目来店者記念で渡された。
- これに乗って地球に帰還したが、片道飛行の使い捨て宇宙船である。だがチョコとしては量は多く、質も良いので、空中庭園産のチョコと混ぜ合わせることにした。
- チョコ型宇宙船の航行原理は不明であるが、Xオルタは『甘いものが飛ぶのは当たりまえでは?』と疑問を持っていない。
- オジマンディアスはチョコ型宇宙船と大神殿ピラミッド部のドッキングを計画中との噂がある。
- スペースバックス
- サーヴァントユニヴァースに存在するチェーン店。最辺境・惑星トトーリにも出店した。
- 正体不明のダークマターシロップをふんだんに使った、概念礼装・謎のホットココアXが謎のヒロインX〔オルタ〕のお気に入りメニュー。
- スペシャルマイルーム
- EXTRA本編でのスペシャルイベント。
- 味方サーヴァントの過去やらトラウマやら真名を聞ける、本筋とは別の番外編のこと。
- ストーリーを進めつつ、こまめにマイルームでサーヴァントとセラ充(SE.RA.PH充実)していれば見る事が出来る。
- ただし何の間違いか、玉藻の前のみ五回戦以降のフラグ条件が厳しい。マイルームでのサーヴァント会話選択肢で、玉藻の前に「セーブポイントからやり直してくださいまし」と言われたらたとえ二時間ぐらいセーブしていなくとも涙を呑んでやり直すべし。
- すべてがエリになる
- メカエリチャンⅡ号機が作った対サーヴァント抹殺兵器。命名者はⅡ号機。
- 巨大メカエリチャンにエネルギーを供給する役割であるチェイテピラミッド姫路城の地下にあるリアクター。その機能を反転させ、霊基から魔力を吸い取り『エリザ粒子』に変換していく終末思想兵器。
- 名前はふざけているものの、その場にいたサーヴァント達が軒並み魔力を吸い取られており、動くことすらままならなくなっており、メカエリチャンからエネルギーを分け与えて辛うじて戦える状態になっていた。
- メカエリチャンとⅡ号機がリアクター吸いとり無効果機能を備えたことで難を逃れている。
- 【関連項目】エリザ粒子、チェイテピラミッド姫路城
せ
- 西欧財閥
- 『Fate/EXTRA』の世界における地上の最大組織にして実質的な支配者。聖堂教会を取り込み、レジスタンスとは敵対している。
- 【関連項目】聖堂教会、レジスタンス
- 聖骸布
- 聖人の遺骸を包むのに用いられた布のこと。中には、信仰を集めることで、概念武装として機能するものもある。
- これまでに赤原礼装、マルティーンの聖骸布、マグダラの聖骸布、ジャンヌの持つ聖骸布などが登場している。
- サーヴァントが持つスキル「聖人」の効果の中にはこの聖骸布を作成する、というものもある。
- 【関連項目】概念武装、魔術礼装
- 星海交わる混沌宮殿 Mare Origo:原初の海
- 『Fate/EXTELLA』に登場する崩壊した宮殿のような独特のエリア。トップサーヴァントの支配する原初と混沌の世界。
- 正式外典「ガマリエル」
- 対吸血鬼用の「滅び」の概念武装。大型の弦楽器を模した盾でありパイルバンカー。
- パウロの黙示録とエジプト人による福音という二つの外典によって鍛えられた銃盾兼槍鍵。音律を以てあらゆる不浄を弾く正しい秩序の具現とされている。
- 精神
- 第三要素。時間と経験によって育まれた『精神(感情)』。肉体と魂を繋ぎ、個として成立させるために必要な要素。
- 魂と肉体を切り離すのに高度な魔術が必要なのは、精神を無視できないがゆえ。魂と並んで、サーヴァントなど人間霊の食料に成り得る。
- 精神と時とチョコの部屋
- 『バレンタイン2018 ~繁栄のチョコレートガーデンズ・オブ・バレンタイン~』で登場した空中庭園の設備。チョコレートに関与している場合において中にいる対象の時間が遅くなる効果が発生する施設。条件さえクリアすれば無機物、有機物、サーヴァントのような霊的存在を問わずその効果は適用する。
- チョコレートの製造機などを入れれば生産の役に立つが、芸術家系サーヴァントはチョコレートに関する創作活動をしている場合でしかその恩恵を受けられない。
- これには芸術家サーヴァントから「ジャンルがニッチすぎる」「技術の無駄遣いとは正にこの事だ」と酷評されてしまうが、一部のバトルマニア達は『チョコの武器を持って入ればこの部屋で長く鍛錬をし続けられるのではないか』と期待する。
- レオナルド・ダ・ヴィンチにも「とんでもない施設を作った」と評価される。
- 聖槍ロンゴミニアド
- 世界の
織物 が剥がれないように、世界を刺して、惑星 に固定する星の錨であり、最果てにて輝く槍、霊長を守る柱、輝く塔など多くの呼び名を持つ神造兵装。
- 生存力
- 自分たちが住む地盤を住みやすい環境に整える本能。どれほどのエネルギーを持とうが“ただそこにある”だけの古代の神々には欠けているモノ。対して人間の生存力は、ひとりひとりでは小さいが、とにかく数が多く、平均値が高いため並外れている。
- 聖典トライテン
- コーバック・アルカトラスが生み出した聖典魔術と信仰の融合を目指した者たちが求めたもの。
- ロレンツ・トレンデル曰く、「世界にただひとつの奇跡」「神の愛そのもの」。
- 日比乃ひびきの正体。聖典の力を引き出している時は、髪色が白になり、髪型が変化、衣装も白を基調としたタイツ状のものに変わる。口調は無機質で抑揚のないものになり、一人称は「僕」になる。
- 聖典トライテンのの贋作が偽典「ミラビリス」。
- 聖都
- 『Fate/Grand Order』第六特異点『神聖円卓領域 キャメロット』の舞台である西暦1273年のエルサレムに現れた理想都市。
- 細部こそ異なるが、円卓の城キャメロットと似通っている。聖地の上に一夜にして築かれたが、それもその筈、あの都市は「聖槍」そのもの。
- 獅子王は聖都に理想都市を作り、選ばれた人間を集めたが、その実態は理想都市で生きる為ではなく、理想の人間として集めたに過ぎない。
- 選ばれた人間を保護したというが、真相は逃がさないように閉じ込めた。故に聖都に運ばれた人間は、みな聖槍の中に仕舞われたようなもの。
- ちなみに清らかな人間というのは「清く正しい人間」をではなく、「何が起ころうと正しい行いしかできない人間たち」である。
- ヘルメスの計算によると、聖槍には五百人分の魂が収納でき、獅子王は聖都を最果ての塔にし、聖都にいるものを聖槍に取り込ませる。
- こうなれば生命として活動する余地はなく、生きるか死ぬかという話ではなくなり、皆“善良な人間の要素”として管理される。
- 聖都は収束し、一つの塔になるが、その塔の中には圧縮された地獄があり、獅子王の元で人間の価値を証明するように永久に保管される。
- 無論、『塔』が出来るという事は、その一帯は全て『世界の果て』になり、『塔』という完全な世界を作る代わりに、『塔』の外の世界は消滅する。
- 第六特異点が異例中の異例で人理定礎値がEXになっているのは、崩壊が始まり、既に“世界のどこでもない”場所だったからである。
- 獅子王はゲーティアの大偉業により人理は焼却され、人類史は無に返される。
- しかし神が人間によって生み出された以上、人間が消滅すれば神もまた存在できない。そして、彼女もまた人間を愛している。なので、何を犠牲にしようとも人間たちを残すことを決め、清き魂を集めて、聖槍に保管することにした。
- だが、主人公からは「ただの標本」と否定され、獅子王との最終決戦の末にベディヴィエールによって聖剣返還を成され、この時代を乱した原因である聖槍、ひいては聖都も消滅した。
- 聖堂騎士団
- 聖堂教会に所属する騎士と、その騎士団。教会の有する戦力のひとつ。
- 神なき地に遠征することはいかなる理由だろうと許されず、聖地の守護にのみ動く。代行者とは異なり、常に数で圧倒する戦術を執る。
- 【関連項目】聖堂教会
- 聖堂教会
- 「普遍的な」意味を持つ一大宗教。その裏側に存在する組織。
- 教義に反したモノを熱狂的に排斥する者たちによって設立された、「異端狩り」に特化した巨大な部門。
- 【関連項目】埋葬機関、代行者、聖堂騎士
- セイバー
- 聖杯戦争におけるサーヴァントのクラスの一つ。「剣士」を意味する。
- 真名を隠す必要のあるサーヴァントは、慣例的に生前の名前ではなく聖杯戦争におけるクラス名で互いを呼び合う。
- 【関連項目】聖杯戦争、サーヴァント、クラス
- セイバー忍法
- 何かの間違いで海を渡った騎士の王が葛城山に迷い込み、とある行者から教わった魔技。そのことごとくが破格の性能を持つものの味方になると使えなくなるという呪われた技…らしい。
- パーティーメンバーによって使える忍法が変化するという性質があり、セイバー忍法・無敵ランチ、セイバー忍法・デスガッツ、セイバー忍法・デスサミング、セイバー忍法・フグペイン、セイバー忍法・タタミウォール、セイバー忍法・ハンドブレーキ、セイバー忍法・3wave分身の術(またの名を「忍法セイバー無限地獄」)、セイバー忍法・ネンブツ回避などのバリエーションが確認されている。
- 聖杯
- 原義を言うならば、最後の晩餐でキリストが使い、その血を受けた杯のこと。
- 聖杯戦争で奪い合う聖杯は「万能の願望機」と呼ばれるレプリカ。
- 【関連項目】聖杯戦争
- 聖牌
- 冬木の地に現れ、手にした者の願いを叶える万能の願望器。『Fate/mahjong night 聖牌戦争』に登場する。
- 聖杯くん
- 2010年のエイプリルフール企画「fuyuki.com」で冬木市ののマスコットキャラクターとして紹介された。
- 汚染された冬木の聖杯を無理矢理ゆるキャラ化したようなデザインで、口からは常に得体のしれない汚泥を垂れ流している。
- 紹介記事によれば、「あの金ぴかを何とかしよう」という事で『ごーるでん冬木くん』に対抗するキャラを作ろうとしていたところ、柳洞寺在住の若夫婦の奥方が名乗り出てデザインしたキャラクターらしい。市民は名前の由来は何か、何をモチーフにしたか等がさっぱりわからず当惑する毎日とのこと。
- 『カーニバル・ファンタズム』にも出演。声は間桐桜と同じ下屋則子氏で常に「う~ふ~ふ~」と不気味な笑い声をあげている。死の運命を回避する方法をランサーに教えたり、サーヴァントに手を焼くマスター達に秘密道具(名前は違うがいずれも出刃包丁)を渡したりする。
- 聖杯戦争
- あらゆる願いを叶えるとされる「聖杯」を奪い合う争い。
- 『Fate/stay night』では、数十年に一度、冬木市を舞台に行われる。聖杯を求める七人のマスターと、彼らと契約した七騎のサーヴァントがその覇権を競う。
- 最後に残った一組にのみ、聖杯を手にし、願いを叶える権利が与えられる。
- 他にも『Fate』の名を冠する数多の作品にて、様々な形の聖杯戦争が開催されている。
- 【関連項目】聖杯、サーヴァント、冬木市
- 聖牌戦争
- 冬木の地に現れ、手にした者の願いを叶える万能の願望器「聖牌」をめぐり七人の魔術師が覇を競い合う戦い。『Fate/mahjong night 聖牌戦争』で行われている。
- 戦いはもっぱら「麻雀」によって行われ、他の参加者全員を退け、点棒の全てを獲得した者が勝者とされる。
- 参加者はマスターと呼ばれ、それぞれ特性を持つサーヴァントを召喚、使役でき、二万点の点棒と三画の令呪が与えられ、互いの点棒を奪い合う。
- 聖杯大戦
- 『Fate/Apocrypha』で行われた14騎ものサーヴァントが赤と黒の2つの陣営に分かれてぶつかり合うという、冬木の聖杯戦争よりも規模が拡大して大規模化した聖杯戦争に付けられた名称。
- 冬木のようなバトルロワイヤルやムーンセルのトーナメント方式ではなく、同じ陣営に属する他の組との連携が求められるチーム戦。それゆえ、サーヴァント同士の関係が密接で、相性が良い者を組ませると遥かに格が上の敵でも打倒することが可能。
- また通常の聖杯戦争では到底勝ち抜けないような支援に特化した者や集団戦闘で補正がかかるスキルを持つ者が真価を発揮する。
- そのため、傲慢で自らの力を過信する者や正気を失っているため他との連携が取れない者などは非常に不利で、「絶対的な強者」は聖杯大戦においてはあり得ない。しかし、チーム戦ではあるものの聖杯を手にするのは一組というのは他の聖杯戦争と同一である。よって、赤と黒の戦争が終結すれば、一時は味方であった者との第二の争いが始まる。
- 【関連項目】聖杯、聖杯戦争、サーヴァント
- 聖杯転臨
- 「霊基再臨」を全て済ませ上限レベルに達したサーヴァントに聖杯を使い、レベルの限界をさらに突破する事。
- これによりどのサーヴァントもレベル100まで到達することができるが、聖杯を使わない状態での限界レベルはサーヴァントのレアリティによって違うため、レベル100に至るまでに必要な聖杯の個数も異なる。
- 霊基再臨と異なり純粋にレベルとそれに伴いステータスが上がるだけで、これによって新たなスキルを習得したりすることは無い。
- 上限レベル60の状態では聖杯1個につき+10、上限レベル65~85の状態では聖杯1個につき+5の上限突破ができるため、☆4以下の実用的なサーヴァントの能力底上げとして有用だが、上限レベル90以上の状態では聖杯1個につき+2しかされない。また、上位レアリティと同じレベルに達しても、本来のレアリティにより生じるステータス差を埋め合わせるには至らず、ある程度の差は残る。
- そして何より聖杯は各種ストーリーや期間限定イベントで一度きりの「クリア報酬」としてしか手に入る事がなく最も数が限られているため、おいそれとできることではない。また、上記の通りレベル90以降の強化は効率が良くないため、レベル100を達成したサーヴァントを見かけた場合、それはそのプレイヤー最大の「お気に入り」であることを示すと言える。
- セイントグラフのカードの枠の色はレアリティによって決まっている(☆1~2:茶色、☆3:銀色、☆4~5:金色)が、聖杯転臨によって「上限レベルが70~75」の状態になると☆2以下のサーヴァントでも枠が銀色になる。さらに聖杯を使って「上限レベルが80~85」の状態になると金色になる。本来のレアリティの枠色は、セイントグラフ上に追加される聖杯アイコンに反映される。
- 聖杯の泥
- 聖杯をその力ごと汚染し、70年経過しようとも新たな聖杯を汚染する力を保ち続ける『人の悪性』。
- 【関連項目】聖杯
- 聖抜
- 獅子王の法を順守し、何者にも冒されない理想郷の完成のためより善い人間を選び、選ばれない人々を排除する第六特異点で行われた聖都キャメロットに向かい入れる者を選ぶ儀。
- 決して穢れない魂。あらゆる悪にも乱れぬ魂。生まれながらにして不変の、永劫無垢なる人間を選び取るための儀。
- 強い光でありながら眩しくない光を浴び、選ばれた者は身体が光り出す。聖抜で選ばれた者だけが聖都に招き入れられる。
- 聖罰
- 第六特異点で行われた聖抜に選ばれなかった者に対する粛正。
- セイントグラフ
- 『Fate/Grand Order』にてゲーム内で使用されるサーヴァントが宿るカードの総称。
- 世界の裏側
- 人の理で成り立っている人間の世界から外れた場所。神代の終わりに、幻想種たちが去っていった場所。
- 物質的なくびきから解脱できない者、霊体になっても生きられない者は世界の裏側に移動できない。
- 現在の人間が住む世界とは、惑星の地表に薄く広がる織物のようなもので、その下に「地球」という惑星が存在する。
- 一方、世界の裏側とは人間が住む以前の世界、即ち、幻想種たちが闊歩していた時代の〝織物〟。
- つまり地球は惑星の地表が一番下にあり、それを包んでいるのが惑星の地表に張り付いた〝織物〟の一つ「世界の裏側」である。
- そして現在の物理法則が支配する世界は、この上に重ねられた別の〝織物〟に過ぎない。
- この裏側の〝織物〟が剥がれてしまうと、今の世界が崩壊し世界が神代に逆戻りしかねない。
- 神代の終焉を理解した幻想種たちが地上を譲り渡し、この場所に移動した。
- 裏、というよりは海の向こうと言うべき場所。人理という布が星全体を覆うことで、この世界は成り立っている。
- 人理の布が星全体を覆う前に、神代の終焉を理解した幻想種たちは地上を譲り渡し、この場所に退避してきた。
- 聖槍はそれを防ぐ為に裏側を世界に縫い付け、繋ぎとめている。それが『最果ての塔』と呼ばれる現象。
- 『Fate/Grand Order』では、人理が混乱しているため、人間の世界に幻想種が湧き出ている。
- アヴァロン等の理想郷は『星の魂の置き場所』であり、裏側とは別のもの。
- 【関連項目】幻想種、神代、聖槍ロンゴミニアド
- 赤原礼装
- エミヤと無銘の外套。
- 『Fate/side material』で一級品の概念武装とされる。とある聖人の聖骸布から作られたマントで、外敵ではなく外界から守る。
- 『Fate/EXTRA』では魔力増幅機能の付いた魔術礼装とも述べられている。
- セクター
- 拠点。敵陣営の「セクター」を制圧するには、内部にいる敵兵を倒し、拠点を守る存在である「アグレッサー」を撃破する必要がある。
- 「レジムランク」が存在し、高ランクの「セクター」を制圧することで一気に有利な状況に持ち込めるが、強力な敵が待ち受けるというリスクもある。
- 逆に自分の「セクター」を敵に制圧されると「レジムマトリクス」が敵に移行してしまう。
- セファール
- ヴェルバーの尖兵としてのスキル「遊星の紋章」が発動してしまったアルテラの最終形態である巨人。
- 一万四千年前にはかつてムーンセルと地上に現れ、当時の文明と人類やその庇護に回った神々、他天体からの降臨者も含めてそのほぼ全てをこの姿で蹂躙した。
- 最終的には星の聖剣によって討たれ、砂漠へと歩き続けそこで力尽きた。
- 蝉菜マンション
- 冬木市新都玄木坂四番地にあるマンション[出 1]。オーナーは氷室家。氷室鐘とその家族(12階1号室[出 1])、美綴綾子が在住。柳洞寺倒壊以降は柳洞一成も11階に引っ越してくることになる[出 2]。
- 初出は『Fate/hollow ataraxia』。11階1号室で暮らしていた3人家族が一家心中する事件が起き、その際にその一家の娘の遺体だけが発見されず、更にひと月後に2号室に住んでた大学生A氏(『Fate/strange Fake』ではアヤカ・サジョウがそのA氏であるとされる)が失踪するという事件が発生しており、その影響で11階のフロアに借り手がつかない状態になっていた。
- また、この事件以降、行方不明の娘が「両親より虐待を受けていた為、この世に恨みを持ってこの世を彷徨っている」という「玄木坂の赤ずきん」という怪談話として都市伝説化しており、肝試しのスポットとなってしまっている。
- SE.RA.PH
- Serial Phantasm。第三虚構世界とも。規模が巨大になったムーンセルが自身を運営するために作った“月を回す都市型エンジン”。
- 虚数潜航
- ゼロセイル。虚数空間に潜ってから目的地に浮上する転移手段。前人未到の航海。
- カルデア初期に想定されたものの、その困難さ、危険性から廃止された事象干渉手段。
- マスターを霊子分解し、数値として時空帯に出力するレイシフトとは真逆の空間移動法。
- あると定義しなければこの世界は成立せず、かといって人間に触れる事のできない領域。即ち、マイナスの世界への挑戦。
- 世界の隙間に入り込み、現実から完全に消失する“時の海”に沈む行為。
- 存在そのものをマイナスにする危ない状態。
- センチネル
- BBによって改造されたサクラ迷宮の術士。各階層のメインコアであり、迷宮そのもの。
- 良質な魔術回路と“心”を持つ少女にしか務まらないため、攻性プログラムのように量産は出来ない。迷宮を変革させるためには高度な演算能力が必要とされる。
- センチネル化の際、外付け端末としてBBの意識を差し込まれるため、多少なりとも性格が歪んでしまうらしい。多分。恐らく。凛とラニの名誉の為にとりあえずそう言っておきたいとのこと。
- センチネルとなった少女は霊子核である魂を迷宮の核として封印され、五感全てを迷宮の増築材料として使用される。迷宮の構造を変えたりトラップを増やしたりするのはセンチネルにとっても苦痛を伴う行為。また、大我は核となって封じられるが、小我というそれぞれ独立した趣味・嗜好の人格は『欲身』と呼ばれる分身となり、それぞれ担当する迷宮内の管理人となる。
- マスターからは遠坂凛 (EXTRA)、ラニ=Ⅷ、ジナコ=カリギリが犠牲となり、センチネル化した。凛とラニは迷宮を変革させるのに必要な演算の基準値を満たしていたが、ジナコは基準値を満たしていなかったため、彼女の迷宮は作りが簡素になったいる。
- 剪定事象
- それ以上発展の可能性がなく、これ以上継続する必要無しと判断され、世界から切り捨てられた平行世界。
- 災害や攻撃者によって滅亡するのではなく、単純にある時いきなり世界そのものが消滅してなくなる。
- ここでいう「発展の可能性がない」というのは、大災害や戦争などによって修復不可能なレベルの致命的ダメージを受けてしまった世界、修復を試みたが方向性を間違えて行き詰ってしまった世界の他、逆に高度に完成してしまった世界も含まれる。完成とはすなわちそれ以上のステップへ進む事が無くなるという事であり、文字通り「それ以上の発展があるか無いか」だけで判断される。
- 千夜一夜物語
- シェヘラザードが語ったとされる入れ子構造の物語群。シェヘラザードは入れ子構造の物語群の最外枠、全体の語り部の役割を務める。
- 今伝わっている千近くの物語は、その大部分が後世の訳者たちの手によって付け加えられたものである。一説には、核となった最初期の説話数は二百数十話程度しかなく、結末も存在していなかったとされる。
- シェヘラザードが書物で読んで知った物語、自身が即興的に考え出して語った物語、後世に付け加えられたが「彼女が語っていてもおかしくはない」物語、そういった元々確固たる枠組みがあったわけではなく、それらの曖昧模糊とした集合体こそ、後に『千夜一夜物語』と呼ばれるようになった概念の正体であり、彼女自身はその内容の編纂権を有している。
- 重要なのは正しさではなく、王が面白がるかであり、端的に言えば「何が千夜一夜物語に該当する物語なのかは彼女自身によって決められる」とも言える。
- 千里眼
- 最高位の魔術師の証である「此処に居ながら彼方を見据える」眼。古来より、神々から土地を任され、人々の生活を守る祈祷師に必要とされるもの。
- 「識る」事が魔術の基本にして最奥であるというのなら、彼ら千里眼の魔術師たちは生まれながらにして真理に到達している。どれほど重厚な魔術回路を持ち、強大な魔術式を操れようと、この千里眼を持たない魔術師は最高位の座に呼ばれることはない。
- いくつか種類があり、マーリンは世界を見通す眼を、ギルガメッシュは未来を見通す眼を、ソロモンは過去と未来を見通す眼を所有している。
- 全てを視通すとされてるが、彼らは太陽系圏内の範囲しか知覚できないらしく、元々は異星の存在でそれが地球に隕石の形で落下して現地の生物に寄生して神となったという南米の神話大系の神々のことは知らなかった。
- 彼ら千里眼持ちたちには独特の連帯感があり、直接面識がせなくても互いを意識しあっているため、初対面であってもタメ口だったり馴れ馴れしかったりするという。
- アルジュナ等も同名のスキルを持つが、こちらは未来や過去を見渡した等という描写は無いため、純粋に並外れた視力を表すスキルだと思われる。
そ
- 聖剣集う絢爛の城
- ソード・キャメロット。ハーウェイ一族に伝わる秘蔵のコードキャスト。宝具『いまは遙か理想の城』を元に西欧財閥が作り上げた決着術式。
- 名誉を重んじる二人の騎士が、余人に阻まれる事なく雌雄を決する為の城。周囲を覆う炎の壁は騎士たちの戦いに異を唱えられる聖剣の担い手でなければ破壊できない。
- 炎の壁はBBが驚きを隠せないほどの威力を誇り、捕えた対象の空間転移すら封じる効力を持つ。ただし、レオですら三分程度しか維持できない。
- 『Fate/EXTRA CCC』ではレオナルド・ビスタリオ・ハーウェイがガウェインの力を借りて使用した。
- ソロ・サーヴァント
- 設定変更により「開かれた、一つの大きな世界」となった新生ムーンセルSE.RA.PHにおいて、その世界開拓の一要因としてランダムに召喚されたサーヴァント。
- NPCのモデルと同様、基本的に聖杯戦争で重要な役割を示したサーヴァントが優先される。しかし中には聖杯戦争の記録には存在しないサーヴァントも含まれている。
脚注
注釈
- ↑ 人理の守護に勤しんでいたため。