「小辞典 (あ-)」の版間の差分
ナビゲーションに移動
検索に移動
(→き) |
(→き) |
||
340行目: | 340行目: | ||
;疑似霊子コンピューター | ;疑似霊子コンピューター | ||
+ | :魔術理論・疑似霊子によって作られた霊子を使い、完成したスーパーコンピューター。 | ||
:高次元にある魂を主軸にした、並行世界にある"もの"を動員して並行並列演算を行うスーパーコンピューター。<br>機械の魂を定義し、魔術理論・疑似霊子で作り出した霊子を使用している。 | :高次元にある魂を主軸にした、並行世界にある"もの"を動員して並行並列演算を行うスーパーコンピューター。<br>機械の魂を定義し、魔術理論・疑似霊子で作り出した霊子を使用している。 | ||
:【関連項目】ウィザード、疑似霊子、霊子構造 | :【関連項目】ウィザード、疑似霊子、霊子構造 |
2017年12月31日 (日) 18:51時点における版
この記事ではTYPE-MOON作品の小辞典について、用語のうち読みが「あ行」から「か行」までを説明する。
用語
あ
- アーサー王伝説
- イングランドに伝わる騎士道物語。イギリスで最も著名な伝説の一つであるため、西洋圏・英語圏では高い知名度を誇る。
アルトリア・ペンドラゴン、ベディヴィエール、ケイ、ランスロット、ガウェイン、モードレッド、アーサー・ペンドラゴン、トリスタン、マーリン、アグラヴェイン、トゥルッフ・トゥルウィス、モルガンらが登場する。
日本での知名度はかなり低く、物語の全貌を知る者は極めて少ない。アーサー王以外の登場人物の一般認知度はほぼ無名である。ただし、アーサー王が剣を抜いて即位したという点だけは誰もが知るほどの知名度となっている。 - 【関連項目】サーヴァント、聖杯戦争、円卓の騎士
- アーチャー
- サーヴァントのクラスの一つ。「弓兵」を意味する。
真名を隠す必要のあるサーヴァントは、慣例的に生前の名前ではなく聖杯戦争におけるクラス名で互いを呼び合う。 - 【関連項目】聖杯戦争、サーヴァント、クラス
- アーネンエルベ
- 喫茶店。作品の枠から外れた特異店(特異点)でもある。キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグが製作に関わっている。通称「魔法使いの匣」。
- 【関連項目】三咲町、冬木市、魔法、魔法使いの匣
- アインツベルン
- 冬木の聖杯戦争を確立させた御三家の一つ。『Fate/stay night』『Fate/Zero』の中心に存在する一族。
『Fate/Apocrypha』では第三次聖杯戦争によって大聖杯が強奪されたことにめげる精神を持っていないらしく、奇跡の再現が行えないかと腐心している。
- アヴェンジャー
- サーヴァントのクラスの一つ。「復讐者」を意味する。基本の七つのクラスに該当しないエクストラクラス。
「ルーラー」のクラスとは対極に位置する存在。 - 【関連項目】聖杯戦争、サーヴァント、クラス、エクストラクラス
- アガートラム
- 輝ける銀の腕。ケルト神話におけるダーナの戦神ヌァザが争乱のさなかに失った右腕の代替である神腕。医療と鍛冶と工芸の神ディアン・ケヒトによって生み出された神造兵装。
- 『Grand Order』に登場するベディヴィエールはこのアガートラムと同名の宝具を持つが、あくまでもレプリカである。
- 【関連項目】神造兵装
- 赤枝騎士団
- アイルランドにおけるケルト神話の最古期「アルスターサイクル」にその名を残す騎士団。クー・フーリン、フェルグス・マック・ロイ(一時期)らが所属していた。また、バゼット・フラガ・マクレミッツが末裔を名乗っている。
騎士団とはついているが構成員も荒くれ者が多く、精神的にはいわゆる「騎士道」とはかなり異なっており非常に野性的。
「不忠さえしなければ何をやっても許された」「独断で隣国に喧嘩を売ることもしょっちゅうで、敵より味方のほうが油断ならない」「敵が全員死ぬか自分が倒れるかするまで戦いをやめないような連中ばかり」など、ほとんど武闘派ヤクザの集団である。 - 【関連項目】ケルト神話
- 悪性情報
- 人類、ひいては知的生命体にとって害にしかならないものとカテゴライズされたデータ。知性活動から生まれた負の情報活動。『人間が善き行いをする時、持っていては都合の悪いもの』もまた悪性情報に含まれる。
人間の悪性に飲まれると、存在意義を見失ったあげく、意味消失してしまう。魔力を込めることで物質化が可能でタタリが使用している。現実にも呪いがあるように、量子虚構世界であるSE.RA.PHにも呪いは存在するが、物質世界であれば一過性のものとして流されるのに対し、情報が基になるSE.RA.PHにおいてこれらの悪性情報は領域を侵食する穢れとして扱われる。悪質なアジテート、純粋に利益を求めるために重ねられた嘘と核となる対象が空洞のまま広がっていくデマゴギー、と情報的にただマイナスなだけである筈のものが、プラスである真相を汚染し、コミュニティ全体をマイナスのものにしてしまう癌。
月の裏側には人類が言葉による文明を築き上げた時から記録され続けた悪性情報が投棄されている。はじめはただの「使われないデータ」にすぎなかったが、何千万、何億万という悪性情報を溜め込むに至り、ついには現実を犯す泥となってしまった。月の表側には人間社会の正しい歴史が記録され、裏側には捨てられた忌まわしい犯罪の歴史が記録された。これら等価値か、あるいは表以上の悪性情報は表以上の霊子熱量を持つ。
『EXTRA CCC』ではこの莫大なエネルギーを飲み干してムーンセルを支配するに至ったAIがいたが、最終段階でその目的を諦め、月の裏側に沈んだ。 - 【関連項目】タタリ/ワラキアの夜、月の裏側、ヘブンズホール
- 悪魔
- 第六架空要素。人間の願いに取り憑き、その願いを歪んだ方法で成就せんとする存在。
- 悪魔の概念は人類にとっても最大の障害として扱われ、神が全知全能であるのなら、悪魔は人知無能の存在。手の届く範囲にありながら決して理解できない淵。
- 『stay night』においては悪魔は偽物しか存在せず、『EXTRA』でも真性悪魔を生み出した現象は2030年現在においてもひとつの成功例もない。
- 悪魔は人間の体を用いて受肉しようと働くが、苗床になる人間の精神が耐えられず、周囲に間を撒き散らして自壊するのが通例。
- 悪魔に憑かれると他の要素に異常が起き、最後には肉体も変化して異形の怪物と化す。高位の悪魔ほど「症状」が表に出づらく検知が困難で、露見するのは大惨事が約束された後になりやすい。
- アグレッサー
- 攻性プログラムの中でも、より強い力と権限が与えられた上位種。セクター争奪の要であり、拠点を守っているアグレッサーを一定数撃破されるとその拠点は陥落してしまう。
- また、「侵略者」を意味するその名称の通り、時として敵セクターに攻性プログラムの軍勢を率いて侵攻し、陥落させようとしてくることもある。該当する勢力の所属サーヴァントがアグレッサーとしての権限と機能を付与されていることもある。
- 浅上女学院
- 『月姫』に登場する、遠野秋葉たちの通う全寮制のお嬢様学校。50年の歴史を持つ。最近校舎を新しくし、寮も改築中。学校では生徒会が権力を握り、寮では自治会が発言権を持つ。校門には「この門をくぐるもの、一切の青春を捨てよ」という悪戯書きが残されている。礼園女学院をモデルに作られたらしい。ちなみに、寮生は麻雀かバカラのどちらかの派閥につくという訳のわからない伝統がある。秋葉は麻雀派。
スピンオフ作品『花のみやこ!』では、少子化による経営難で近隣の学校を統廃合した「浅上学園」となっている。 - 【関連項目】礼園女学院
- アサシン
- 聖杯戦争におけるサーヴァントのクラスの一つ。「暗殺者」を意味する。
真名を隠す必要のあるサーヴァントは、慣例的に生前の名前ではなく聖杯戦争におけるクラス名で互いを呼び合う。 - 【関連項目】聖杯戦争、サーヴァント、クラス
- 亜種聖杯戦争
- Apocryphaの世界において、十数年前から乱発されている極小の聖杯戦争。召喚される英霊数は冬木のものには届かず、わずか二騎で行われるものから相当の規模である五騎までと様々。大雑把に百の聖杯が作成された場合、九十五が途中で頓挫、残り五つのうち四つが不完全で暴発、最後の一つが冬木とは比較にならないほど劣化した儀式として成立するらしい。
- アステカ神話
- 中南米に伝わる神話大系。他の神話大系と違い、アステカ神話の神性は地球で生まれたものではなく宇宙から降ってきたもの。
- 白亜紀の地球に激突した小惑星に付着していた"何か"が植物に寄生して生き延び、やがて現地生物を神に変化させる微生物となり文明を築いたのだという。
ケツァル・コアトル、ジャガーマンが登場する。
- 四枝の浅瀬
- アトゴウラ。
四隅にARGZ(アルジズ)、NUSZ(ナウシズ)、ANSZ(アンサズ)、INGZ(イングワズ)を刻んだ決闘の陣。
その陣を布いた戦士に敗走は許されず、その陣を見た戦士に退却は許されない、赤枝の騎士に伝わる一騎打ちの大禁戒。
そは、クー・フーリンがその最期に、倒れて果てることをよしとせず、己の身体を柱に縛りつけ、絶命するまで戦い続けた故事とその地である川瀬に因む。 - 【関連項目】ケルト神話
- アトラス院
- 魔術協会における三大部門の一角。別名「巨人の穴倉」。西暦以前から存在する、エジプトを根拠とする錬金術師の集団。
カルデアにレイシフトの中枢を担う召喚・喚起システムの理論を実現させるための疑似霊子演算器を提供した。 - 【関連項目】魔術協会、魔術
- アフリカ・ベルト
- エジプト共和国とビアフラ連邦を結んだ地域。
西欧財閥とレジスタンスの抗争の空白地帯であり、クローン売買シンジケートの総本山がある。
現代の奴隷売買というべき規模で行われているクローン製造・売買の中心組織。ビアフラ連邦はシンジケートの傀儡政権と言われており、エジプト共和国は『商品』であるクローンの集荷センターになっている。
クローンはエジプト共和国に集められ、アフリカ・ベルトを南西に下ってビアフラ連邦から輸出される。
クローンはアフリカ大陸内のみならず秘密裏にヨーロッパ、アジア、北米を中心と擂る先進諸国に輸出され続けており、その輸出ルートは2000年代の兵器のそれ並みに複雑化し、何十という国を経由して取引の身元を隠蔽しているため捜査当局はクローンの製造・売買ネットワークの根絶に至っておらず、取引の証拠を押さえる事すら出来ていない。
商品は先進諸国に輸出されてもいるが、ほとんどはアフリカ大陸内に供給されており、その有力な購入組織にアトラス院がある。アトラス院にクローンを供給するための製造工場はアフリカ大陸にある。
- アムネジア・シンドローム
- 二十一世紀に確認された感染症。
脳神経を犯すウイルス。感染者は自己と他人の境界が曖昧になり、最終的には記憶の認識さえ不可能になり生命活動を止めてしまう。
感染経路は口内からの粘膜感染、要するに汚染された水を飲むだけで感染する。多くの感染者を出したが、感染ルートは現在も解明されていない。一説によると集団的無意識を同じくするものたちに感染していくという。
日本ではバイオテロに使用されたため、人工的に造りだされたウィルスの可能性が大だが、感染原因もルートも正確な事は分かっていないため真相は現在まで謎のままである。
1970年、トワイス・H・ピースマンによって治療法が発見されるも彼の死によって一時研究は頓挫。2030年、ワクチンが開発された。
なおアムネジアとは健忘の意。主人公の本体が感染しているのもこれ。
- アラヤ
- 抑止力の一つ。人類の持つ破滅回避の祈り。人類の存続は、必ずしも星の存続を意味しない。
- 【関連項目】抑止力、ガイア
- アリーナ
- 霊子虚構世界が用意したダンジョン。
- アリストテレス
- 『鋼の大地』において、人類と亜麗百種の大戦末期に現れ地上生物を無差別に破壊して回る謎の生命体。
名前の由来は古代ギリシャの哲学者だが、正体不明の生命体が何故そう名付けられたのか、経緯は不明。 - 【関連項目】アルテミット・ワン
- アリマゴ島
- 衛宮切嗣が父と共に少年時の一時期を過ごし、それまでの人生と決別する事件の起こった島。
封印指定の魔術師を巡り、聖堂教会と魔術協会の暗闘が繰り広げられた。蒼崎青子も関わっているとかいないとか。 - 【関連項目】封印指定、魔術協会、聖堂教会
- アルズベリ
- イギリスの片田舎。本来何も無い寒村が、十年をかけてV&Vインダストリィにより一大工業プラントに作り変えられた。
……たとえそれが死徒の牧場であったとしても、人間の手による正しい資金と労働によって作られたものなら、聖堂教会はおろか魔術協会、魔法使いですら、神秘の側の者には手は出せない。手出しできるようになるのは、その正しさが失われる時。地獄が開くと分かっていながら、開くまでは放置せざるを得ない土地。
(もしあれば)『月姫2』の舞台となる一大決戦場。死徒、魔術協会、聖堂教会の三つ巴に加えてさらに、真祖の白い姫と殺人貴、復讐騎が集い、魔法使いまでもが介入する。
挑むは第六、朱い月の定めた儀式。千年の悲願はここに。 - 【関連項目】死徒、真祖、魔術協会、聖堂教会、魔法
- アルテミット・ワン
- 究極の一。「アルティメット・ワン」と表記されることもある。
天体それぞれが持つ常識における系統樹の最優・最強として頂点に立つただ一つの生命種。転じて、星そのもの。「タイプ・○○(天体名)」と呼称される(例:タイプ・ムーン)。
最高種・最強種というが、相対的な評価だけで成るものではないらしく、地球における究極の一「タイプ・アース」は星の意思が作ろうとしても上手くいかなかった。
『鋼の大地』において、他天体から正体不明の生命体として地球に飛来する。(その他の作品においても、名称のみ登場する場合もある) - 【関連項目】アリストテレス
- アンサモン
- 英霊などを召喚するのでは無く、逆に召喚されること。カルデアでは特異点へのレイシフトに使われている。
- 【関連項目】レイシフト
い
- イシュタルQPS
- クォンタムパワーシステム。『デッドヒート・サマーレース!』と『デスジェイル・サマーエスケイプ』に登場するイシュタルがGR(グガランナ・リビルド)計画の為に作り上げた強制徴収装置。イシュタル神殿の真の姿。
グガランナの生体パーツをつけたマシンを「金星のテクスチャを貼付けたコノート」の上を走らせてる事で魔力とタイヤ痕を刻み込み、それがある種の魔法陣として役目果たし、イシュタルQPSにレースで使われた魔力資源の全てを集積させる。
それと同時に組み込まれた生体パーツはテクスチャと魔力で駆動するタイヤとの霊的摩擦力から生じた魔力をその中に秘密裏に溜め込み、グガランナの各部位としての励起準備を完了させる。
幼体を核に、この装置によって魔力が溢れたグガランナの生体パーツを合体させることでグガランナ・マークⅡを新しく作り出したが、最終的にケツァルコアトルによってグガランナ・マークⅡ諸共粉砕されてしまった。
後に『冥界のメリークリスマス』にてカルデアのマスターが最下層にある冥府の門を突破するためにイシュタルにコレを提示したことがあの事件の遠因となったことが示唆される。
- イタリア風悪魔さん
- 2030年にに地上で開発・販売されたRPG。通称・でぃあぼろさん。
ハック&スラッシュの金字塔とも言えるシリーズの最新作。発表から発売までに十年の月日が流れたという。
高難易度でありながら普遍的なゲーム内容、単純作業でありながら奥の深いコレクション性、キャラを育て始めたらなぜか止められない魔力に満ちた悪魔のようなゲーム。その中毒性から多くの自宅警備員を生み出した。
地上すべてを観測しているムーンセルにも当然コピーされており、カルナはジナコ=カリギリの命令でこれを探すクエストに出た。 - 【関連項目】Fate/EXTRA CCC
- 偽りの聖杯戦争
- 『Fate/stay night』本編から数年後に開催された聖杯戦争。第3次聖杯戦争に参加した魔術師の一族とアメリカ政府によって計画されたもの。本来は100年単位を予定した長期的な計画だったが、冬木の大聖杯を盗み培養することで70年強と早期の開催に成功した。ただし模倣は不完全で霊脈との繋がりも冬木に比べて弱いため、サーヴァントはセイバー抜きの6柱しか存在しない。またこの6柱には現界に時間制限がつけられている。
- id_es
- イデス。アルターエゴたちが生まれながらに持つ能力。
違法改造の結果、既存のスキルが変質・強化したもの。通常のサーヴァントには発現しないものが多い。身体能力ではなく精神の在り方が発露したもの。
リップの被虐体質、メルトの加虐体質、幼児退行、緊縛嗜好、同族嫌悪、などのイデスがある。 - 【関連項目】Fate/EXTRA CCC、スキル
- 犬空間
- 虚数空間の底、悪性情報の底に作られた意識の底。
ムーンセルの監視すら届かないエデンの東。地面はベルベットに覆われているものの、それ以外には何もない虚無の寝所(ベッド)。
入り口・出口の概念もなく、果ての概念もないので脱出の手段はない。ここに落ちたものは数珠つなぎになった時間流の中、永遠に彷徨い続け、眠り続ける。
BBはさらに特殊ルール『よつんばいでなくてはならない』を追加し、主人公を陥落させにきた。 - 【関連項目】Fate/EXTRA CCC
- 意味消失
- 本来の(能力)数値とは異なるイフの存在へとブレてしまう現象。
虚数空間や特異点といった、あやふやな世界で起こる。 - 【関連項目】Fate/EXTRA CCC、Fate/Grand Order
- インストールスキル
- 『Fate/EXTELLA』で使用されるスロットにセットすることで、サーヴァントにスキルを付加し強化することができる全58種のスキル。
- インド神話
- インドに伝わる神話大系。北欧神話、ギリシャ神話に並ぶ世界三大神話の一つ。ヒンドゥー教や仏教など、宗教と結びつきが強い。
話のスケールが壮大で、インフレしたかのごとくありえない数字が乱舞するのが特徴的。
カルナ、アルジュナ、ラーマ、シータらが登場する他、パッションリップに組み込まれたパールヴァティーとドゥルガー、メルトリリスに組み込まれたサラスヴァティー、ヴァイオレットに組み込まれたアプサラスはこの神話の女神である。
二大叙事詩としてアルジュナを主人公としカルナを最大のライバルとする『マハーバーラタ』、ラーマを主人公とする『ラーマーヤナ』が存在する。 - 【関連項目】聖杯戦争、サーヴァント
う
- ヴィーナス・スタチュー
- 『Fate/EXTRA CCC』で各階層の最後に立ちふさがる少女像。センチネル化した少女の本体にして、迷宮の核。
本来なら物理干渉では破壊できない"世界の果て"。その内部はBBですら立ち入れない禁猟乙女領域。サクラ迷宮をすり抜けたところで最後にこの壁がある以上、主人公たちが何をしようが無駄なあがきにすぎないとBBは想定していた。
しかし心の専門家であるキアラの秘術によって『内部に飛び降りる』などという離れ技が実行され、無敵のセンチネルシステムは攻略可能な防壁に格落ちしてしまった。
ちなみに壁に埋め込まれた肥大化アバターはBBからのメモリ増築の結果。迷宮を自在に変革するためにはあれだけの改造が必要。
スタチューの中でセンチネルを倒し、心の淀みを振り払い、BBの支配から解放(接続を解除)されれば元の大きさの戻れる仕組み。
サーヴァントたちの心象世界にあるレリーフはこれとは違うもので、あれこそ深層にある"魂のカタチ"と思ってもらえばよい。
ゲーム内では"レリーフ"と呼ばれている。壁に囚われた少女、というコンセプトでデザインされた。開発初期での名称はショコラヴェールだった。 - 【関連項目】Fate/EXTRA CCC
- ウィザード
- 『Fate/EXTRA』の世界における最新の魔術師。魔術理論を基にした演算処理、霊子変換を身につけた霊子ハッカー。
- 【関連項目】疑似霊子、疑似霊子コンピューター、霊子構造
- ウェンディゴ
- 人間を素体にした人型の怪物。アルゴンキンの民に伝わる人食いの精霊憑き。こうなったものを戻す術はない。
- 『オール・ザ・ステイツメン! ~マンガで分かる合衆国開拓史~』でエネミーとして登場した。『オール・ザ・ステイツメン! ~マンガで分かる合衆国開拓史~』のウェンディゴはポール・バニヤンの中から生まれたもの。
- ヴォーティガーン
- 「卑王」の異名を持つブリテン王の一人。戦乱の最中にあるブリテンに、大陸から流入してきたサクソン人を招き入れて統一を目指し、さらなる混乱を生み出した。
白き竜の血を飲み、ブリテン島の意思と同化して魔竜と化し、ブリテンを守護するために人間を滅ぼそうとした。
「約束すべき勝利の剣」と「転輪すべき勝利の剣」といった聖剣の光を喰らい、ただの一撃でガウェインを地に伏せ、二人の騎士を除く遊軍を全滅に追い込んだ。
アーサー王が単独で数時間粘り、復帰したガウェインとアーサーが同時に放った聖剣で動きを封じられ、聖槍ロンゴミニアドで仕留められてしまう。 - 【関連項目】ブリテン島、アーサー王伝説、竜種
- ウォッチャー
- 聖杯戦争におけるサーヴァントのクラスの一つ。「番人」を意味する。基本の七つのクラスに該当しないエクストラクラス。
- 【関連項目】聖杯戦争、サーヴァント、クラス、エクストラクラス
- 運命力
- 生存のために使われている当然のような幸運。
- どのような生命も"危険に遭遇しない"という幸運を使って生きているため、
- 運命力の低下した者は、歩いていると運転ミスした車がぶつかってくる、等の間の悪い事故に遭遇する。
え
- エアバスケ同好会
- 人理継続保障機関フィニス・カルデアのサークルの一つ。
- 永遠の国
- エジプト神話における死後の世界。
- 一般的な宗教における「死んだ後に行く世界」とは異なり、現世とそう変わらない生活を送ることができるとされている。
- 歴代のファラオ達は死後は現世の肉体を返上し、魂のみが永遠の国に行き復活を待つため、通常は「英霊の座」には登録されない。
- このため、サーヴァントとして登場するファラオ達はファラオとしての責務以外に現世に執着する理由があることが多い。
- 英霊
- 過去・現在・未来を問わず、あらゆる時間の中で存在した英雄たちの霊。
神話や伝説の中でなした功績が信仰を生み、その信仰をもって人間霊である彼らを精霊の領域にまで押し上げた人間サイドの守護者。英霊を英霊たらしめるものは信仰――人々の想念であるが故にその真偽は関係なく、確かな知名度と信仰心さえ集まっていれば物語の中の人物であろうがかまわない。
『世界』の外にある『英霊の座』に留められ、輪廻・因果を超えた不変のものとなっている。 - 【関連項目】サーヴァント、抑止力
- 英霊剣豪
- “一切鏖殺”の宿業を埋め込まれて英霊本来の霊基を歪められ、変生して凶暴性の塊のようになったサーヴァント。
- 【関連項目】英霊、サーヴァント
- エインズワース家
- 『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!!』にて登場する魔術師の家系。錬金術から派生した魔術系統である置換の魔術を得意とする。
- 置換の魔術を用いて、クラスカード(正式名称サーヴァントカード)を作成し、聖杯戦争を開催していた。
- その目的は、地球のマナが尽きたことにより、世界のルールが置き換わり、全ての生物に対して猛毒な未知の粒子が発生した。なので地球に残った最後のマナを使い、聖杯に人類が新世界でも生きられる生物に置き換えよと願う事。
- 城の上空に現れた「ピトス」と呼ばれる泥の様な物が溢れ出る、巨大な黒い箱など謎も多い。
- エーテライト
- 正式名称エーテル・ライト
- 【関連項目】エーテル、アトラス院、魔術協会、概念武装、魔術礼装
- エーテル
- 第五架空要素。西暦以後の人工的に作られたマナ。四大の要素に溶け合い、形を成す為に必要な媒介。これ単体にはカタチはないが、これがなくては魔術は成立しない要素。
- 【関連項目】魔術、エーテル塊、真エーテル
- エーテル塊
- 本来、エーテルは地水火風のいずれかになるものだが、不出来な術者によっては四大のいずれにもならず、成りそこないとして物質化する事がある。これをエーテル塊という。
エーテル塊にはいかなる使い道もない。ある意味無を作るようなもの。
そう言うと「魔法」のようだが、エーテル塊はそも第一魔法の―――― - 【関連項目】エーテル、魔術、魔法
- AUOキャストオフ
- 『Fate/EXTRA CCC』の第五章でギルガメッシュが晒す至高の美。要するに全裸。
シナリオ制作時につい興が乗ってキャストオフさせてしまい、スタッフさんには「ここはギルの水着で代用。カメラをアップでうまく肌の部分だけ映す事で誤魔化す」と注釈を入れたところ「え? ギルのヌードでしょ? ありますよ?」とあたかも我の方が空気読めてないライターのように返答された。
後に、ギルの裸ばかりか女主人公の水着、体操服、はてはタイツまで『労働時間外で、自発的に』作っていたスタッフのモデル班の国光さんが発見され、めでたく採用になったらしい。
おかげで二週目以降の主人公はどう見ても変態だとか。
- エクストラクラス
- 聖杯戦争におけるサーヴァントのクラスで、基本の七つに該当しない特殊なクラスである「アヴェンジャー (復讐者)」「セイヴァー (救世主)」「ルーラー (裁定者)」などの総称。
- 【関連項目】聖杯戦争、サーヴァント、クラス
- EXTRA世界
- 『Fate/EXTRA』の世界。西暦2030年の地球。『Fate/stay night』の世界とは違う、1970年代から異なる歴史を歩んだイフ。
大規模な魔術を成すためのエネルギーとなる大源が枯渇し、魔術は本格的に地球上から失われた。
古い魔術師たちは表舞台から消え去り、神秘の時代は完全に終わりを迎えた。
以後“魔術師”を名乗るのは、霊子ハッカーと呼ばれる新時代の人類となる。
- エゴ
- センチネルにされた少女たちの人格が分裂して現れたもの。基本的には“写し身”にすぎない。ラテン語で自我を意味する。『Fate/EXTRA CCC』では『欲身』と書かれる。
そのフロアからにじみ出た意識体なので、シールド同様、基本的には攻撃を受け付けない。
SGを抜かれると消滅し、本体のいるレリーフ内部に戻っていく。
そのフロアの心なので、フロアを探索すればエゴを発見する事は難しくない。問題はその後、欲望そのものといえるエゴとどう対話し、これを解決するか。
- NPC
- 『Fate/EXTRA』シリーズでは、聖杯戦争の運用および本戦前期間のための数合わせとして、ムーンセルがかつて地上に居た人間をモデルにして作成した仮想生命。
- 『Fate/Grand Order』では人理継続保障機関フィニス・カルデアの戦闘シミュレーションで出現する敵性体を指す言葉。
- エリザ粒子
- チェイテに色濃く残ったエリザベートの英霊としての残滓。2015年からチェイテで聖杯によって合体・分裂・挙句にキャスターやセイバーに霊基を変質させるなど、やりたい放題した結果、エリザベートの魔力が漏出したもの。
これによってチェイテの守護神像の素体が組みあがり、メカエリチャンはサーヴァントとしての霊基を確立させた。
粒子と名付けてはいるが、魔力の一種。攻撃的な『負のエリザ粒子』と『正のエリザ粒子』は逆位相なので、原理的には反発させれば互いに打ち消し合わせることができる。
- エルフ耳
- イラストレーターの出淵裕氏が、小説『ロードス島戦記』の挿絵においてエルフ族を描写する際に編み出した、細長く先端が尖った耳朶が顔の横~斜め後方に張り出した形状の外耳。
メディアのデザインに使用された他、「神代~古代に生き魔道に携わる女性」繋がりかセミラミスにも採用されている。
お
- 欧州死徒戦線
- 最終回で発表された帝都聖杯奇譚外伝。
- 1945年の欧州を舞台に、徴兵されてインド戦線に向かった遠野志貴とそれについていったアルクェイドが巻き込まれた事件。
- 一足先に欧州に渡った翡翠とそれを追った琥珀・秋葉・沖田・ちびノブも合流し、事件に関わっていく。
- なお、恒例の偽予告であり、本編発表の予定は(今の所)ない。
- 小川マンション
- 荒耶宗蓮が結界を築くマンション。矛盾する螺旋。太極図の伽藍。固有結界を持たない荒耶が人工的に作り上げた、彼の心情風景の具現。結界名「奉納殿六十四層」。
- 【関連項目】固有結界、奉納殿六十四層
- オジさんが本気で朗読する童話の会
- 人理継続保障機関フィニス・カルデアのサークルの一つ。
- オシリスの砂塵
- パッションリップ戦に備えてラニ=Ⅷが開発してくれる万能礼装。
リップのキューブ圧縮による即死を防ぐばかりか、あらゆる状態異常をシャットアウトする驚異の砂嵐。
なぜオシリスなのかは格闘ゲーム『MELTY BLOOD Actress Again』のラスボスを参照のこと。
緑アーチャーの毒はおろか、カルナの隕石さえ防ぐ。
癒しの香木とは何だったのか。もうラニさんひとりでいいんじゃないかな。
- 乙女コースター
- 心の最中にに落ちていく路。肉体ではなく精神を攻略する『心の戦い』。由緒正しいCCCの伝統。
開発当初から乙女コースターと呼ばれていたが、ゲーム中では流石に“コースター”とのみ表記された。
映像、BGM等の演出力のおかげで、初突入時の「なんかおかしなの始まったーー!?」感は異常。ほんと、このゲームどこまでいくんだ、と思ってもらえれば開発陣の苦労も報われるとか。
コースターの速度や散っていくオブジェクトはヒロイン毎に違い、それぞれの特色を現わしている。たとえばリップは花、ラニは星占いの星、凛はゴージャスな宝石。
EXTRAにおけるエレベーターを彷彿とさせるギミックだが、こちらは相手との会話はなし。一方的に乙女ポエムを聞き、ぐんにょりするターンである。
ちなみに、コースターで流れるボスヒロインのモノローグは彼女たちの『日々の痛み』が再生されているだけなので、決戦場にいるヒロインたちはあんなポエムを主人公 (EXTRA)に聞かれているなんて露も知らないのであった。
- 鬼
- 人より遥かに強い力を持ち、人より遥かに強い欲にて動く生物。
- 小源
- オド。魔力の呼び名の一つ。生命が自らの体内で生成する魔力を指す。二十一世紀の魔術師はこのオドだけで神秘学を実践している。
- 【関連項目】魔力、マナ
- 織物
- テクスチャー。惑星に存在する"世界"を表現する際の言葉。惑星の地表に張り付いた"外観"。現在の物理法則を持つ人間が住む世界は、惑星の地表に薄く広がる織物のようなもので、その織物の下に人間が住む以前の世界……即ち、幻想種たちが闊歩していた時代の織物が存在し、一番下に惑星の地表が在る。
- つまり一番上にある今の織物をベロリと捲りあげ、無くしてしまうと、世界の法則は以前のモノに戻ってしまうことになる。
故に剥がれないように、聖槍ロンゴミニアドで縫いつけてある。 - 【関連項目】世界の裏側
- オリュンポス十二神
- ギリシャ神話に存在する神々の集団。
サーヴァントとしてアルテミスが登場する。
彼らの原型となった十二柱は異星の存在であったらしい。また、その原型であった神々がセファールに蹂躙されたことでオリュンポス十二神にとってアルテラはトラウマになっているという。 - 【関連項目】ギリシャ神話
- 女の話
- 『Fate/EXTRA CCC』の各章開始時に朗読される詩。
その章の主題であるボスを暗示してはいるが、その実、全てを通して見ると『ある人物』を語るものになっている。ただし『幕間』の語りはBBによるものなのでこのかぎりではなく、通常ルート七章のものはBBだけにむけられたもの。
か
- ガールズワーク Girls'Work
- 2008年4月に『魔法使いの夜』やリメイク版『月姫』とともに発表されたTYPE-MOON制作の全年齢ADVゲームタイトル。シナリオは星空めてお及び茗荷屋甚とされていた。
- 2010年12月、ゲームではなくアニメにすることが発表された。シナリオ星空めてお、キャラデザ武梨えり、制作ufotable、とされている。それ以降、ほとんど音沙汰がないが、たまにガールズワークも動いている旨の公式発言があり進行中ではある。
- ガイア
- 抑止力の一つ。星自身が思う生命延長の祈り。星の存続は、必ずしも人類の存続を意味しない。
- 【関連項目】抑止力、アラヤ
- 外典の聖杯戦争
- 正史から外れた、『Fate/Apocrypha』の世界の聖杯戦争に付けられた名称。歴史が変わった理由は全て第三次聖杯戦争で起こった出来事に起因し、ダーニックが御三家から大聖杯を奪い持ち帰った事と、アインツベルンが参加者として「ルーラー」のサーヴァントを召喚した事が最大の原因である。
- 概念武装
- 儀式や積み重ねた歴史、語り継がれる伝承などにより付与された概念(すなわち魂魄の重み)に依って特定の能力を発揮する強力な武装のこと。
- 【関連項目】宝具、魔術礼装
- 概念礼装
- 人や物といった物質、歴史や物語といった積み重ねられてきた事象、魔法や魂といった神秘とされるもの等、様々な物品から概念(ある事物の大まかな意味内容)を摘出し、能力として身につけられるようにしたもの。
『Fate/Grand Order』でサーヴァントと同じようにガチャから召喚するカード。サーヴァントに装備させて使う。いわゆる装備アイテム。
一部の概念礼装が歴代Fateシリーズのマスターをモチーフにしているのは、TYPE-MOON社員アザナシ氏の「マスターが描かれた礼装をサーヴァントに装備させることで、擬似的にユーザーの好きな主従関係を楽しめるようにしたい」というアイデアから。
- 架空の存在
- ヘラクレスや魔女メディアをはじめとするギリシャ神話の英雄、インド神話のカルナやアルジュナ、ケルトの勇士にアーサー王伝説の騎士、シャルルマーニュ伝説のパラディン、巨人殺しのベオウルフ、土蜘蛛退治の頼光四天王、など数多くの伝承や伝説で長らく語られてきた英雄や英傑たちがおり、伝説の英雄の殆どは歴史を遡って形作られたものである。
- 例を挙げると邪竜を退治したジークフリートは『5世紀頃を舞台とした』古エッダが起源だが、その成立は8世紀以降であるはず。カルナにアルジュナならば紀元前4世紀から紀元4世紀に成立したという『紀元前5000年を舞台とする』伝説。坂田金時も、その勇猛な逸話の多くは江戸時代以降の講談で作られており、彼以外にも日本の平安時代の英雄であれば、江戸時代初期の講談で伝承が付与される例は数多い。
- 仮にシャーロック・ホームズをサー・アーサー・コナン・ドイルの創作だと規定すれば、彼らもまた創作されたモノと言える。何せ、記録ではない伝説や物語というのは、多くの場合、人が生み出したお話であるのだ。ホームズ実在したという明確な証拠がないのは、他の英霊たちも同じである。世界は平面ではなく球に近く、ギリシャ神話の中で語られるように巨人アトラスが背負っているわけではなく、夜は地球の自転が生み出す現象であり、ニュクス神の館といった天動説ではない。邪竜ファヴニールが五世紀に存在したという記録もなく、アーサー王伝説でさえ後年にサー・マロリーが編み上げている。それが何を意味するのかは、現時点では不明。
- 「 」
- 強いて読み方をつけるのであれば、から。受け取り方は人それぞれ。
簡単に、最も近いと思われる概念を上げたとすれば、「根源」ということになるが、「根源」は「根源」という名前がついたことでその性質をおのずと限定されるため、「 」とはやはり違うものである。 - 【関連項目】根源
- かつて在りし運命の街 Mare Melum:災の海
- 『Fate/EXTELLA』に登場する他の聖杯戦争の可能性を再現したエリア。霊地にそびえたつ寺院と肉塊、そして新都市を思わせる高層ビルが立ち並ぶ。
- 伽藍の堂
- 蒼崎橙子が営む建築デザイン事務所兼人形工房とは名ばかりの、よろず請け負い会社。一応表の看板通り、「物を作る」ことがメインではあるが、結局、橙子にとって面白ければ何でも安請け合いしている。
外見はただの廃ビル。実態もただの廃ビル。建築途中で放棄されたビルを買い取って事務所と言い張っている。一階はただの廃墟。二階と三階は橙子の仕事場で、四階が事務所。黒桐幹也と両儀式が出入りしているのは四階だけ。
地下にはガレージがあり、スピード狂の橙子が集めた四輪が四台、二輪が二台、なんかレシプロ機っぽいのが一機ある。
結界が張られ、関係のない人間が訪れることは(通常ならば)ないが、掘り出し物のウイジャ盤を取り寄せたりしているなど、郵便物は届くらしい。あと、電気や水道の料金メーターもちゃんと確認できるとか。
経営状態は「杜撰」の一言につき、収支のことなど考えになく、入金があると「ああ、そんな仕事も請け負ったことがあったっけ」と思い出すような感じ。製作した人形を売ることは基本的にないようだが、無一文になって「あー、ビール飲みてぇー」という気分になったら二束三文で売り払ってしまうとか。社員への給料未払いがあったり、「福利厚生? 何それ?」というレベル。
- カルマファージ
- センチネルに植え付けられたキアラの因子。SE.RA.PHの防衛機構であるセンチネルの証。ファージはウイルスのファージを指している。
キアラが自らの体をSE.RA.PH化した際、その五感である、性感帯をスキルとして切り分け、他者に分け与えたもの。BBが人間への愛情を余分なものとして切り離し、アルターエゴを作った手法を真似たと思われる。KPと略され、それぞれボディ・サイト・マウス・スパイス・オルガン、と名付けられた。これらを与えられたセンチネルはキアラの権能を使わされているため、たいへん強力なサーヴァントとなる。
これを全て消去してようやくビーストⅢ/Rの全能に翳りができる。1周目のSE.RA.PHではメルトリリスとパッションリップがまだセンチネルだったためBBの時間跳躍が防がれてしまった。
『深海電脳楽土 SE.RA.PH』ではゲーム的にはパッシブスキルとして扱われている。
- 監獄結界
- 『Fate/Grand Order』のイベント『デスジェイル・サマーエスケイプ』で登場したメイヴ大監獄を球状に包む結界。
コノートの中枢に作られた、メイヴの権力のみで形作られた絶対支配領域。そのルールがメイヴ大監獄を包む結界として顕在化したもの。
監獄結界の内部にいる囚人と見做された者は、その力を削がれて激減してしまう。また結界は純粋な移動阻止の役割も果たしている。更に魔術的干渉を無効化する性質を持っている。コノートそのものに等しい重みをもつ強力な概念であるため、中からも外からも攻撃して結界を破ることは不可能。
球状に展開されているため、地下にも常時展開しているため、穴を掘って脱出することはできない。
監獄結界の基点は地面よりはるかに高い位置にある石、巨大なメイヴの石像の中にある。制御装置のようなもので、結界の出力が強固な分、術式も極めてシンプル。他にサブの動力は存在しない。
展開出力の核はメイヴだが、監獄として根ざしたものを管理するため、副監獄長のケツァル・コアトルに監獄結界を操作する権限を与えている。
メイヴが死ぬと結界も消える。
- 観測宇宙
- 時間の概念の在り方が「認識される時間」である世界、もしくは視点のこと。
「認識される」とは、過去・現在・未来の三様が同時に知覚されていないことを意味する。
例えば人間の知覚では、過去は常に現在に更新されその現在からいずれくる未来を観測しているので、三様は同時に知覚されていない。
観測宇宙の利点は、現在から先は見通せないかわりに当事者は未来を変化させられる揺らぎを持っていること。これにより明日という現在を変革できる。 - 【関連項目】記録宇宙
き
- 起源
- あらゆる存在が持つ、原初の始まりの際に与えられた方向付け、または絶対命令。あらかじめ定められた物事の本質。
無生・有生を問わず全ての物事は、抗えない宿命としてそれぞれ何らかの方向性を与えられて存在している。個々の人間もまた、知ろうが知るまいがこの方向性に従って人格を形成し、存在意義を持つ。
ただし衛宮士郎の様に、何らかの要因で起源そのものが変わってしまう事もある。
- 技術凍結
- 『Fate/EXTRA』の世界で起こっている事柄。1970年から技術進歩が滞っており、原因は西欧財閥による規制行為だとされている。
航空技術、宇宙開発はその最たるもの。積み重ねられた技術の進歩は少しづつあるものの、ブレイクスルーを促す天才は現れない。
また、兵器の進歩も資源が激減したため、2000年から頭打ちとなっている。戦争のメインが電脳戦になったというのも大きい。
ネットワーク上から都市の運営機能を破壊し、後は原始的なテロに移行する……というのが『Fate/EXTRA』世界の時代の戦争。皮肉な話だが、コストもかからず環境も破壊しない電脳戦は地球にやさしい戦争ともいえる。
- 疑似サーヴァント
- 何らかの理由でサーヴァントとして召喚できない英霊を人の器に入れることによって無理やり召喚したもの。
- 【関連項目】サーヴァント
- 鬼種
- 人より遥かに強い力を持ち、人より遥かに強い欲にて動く生物。
- 【関連項目】鬼
- 疑似地球環境モデル・カルデアス
- 1990年に完成したカルデアの発明の一つ。
- 【関連項目】人理継続保障機関カルデア
- 疑似霊子
- かつて、地上には魂の物質化をはかる奇跡があったという。しかしそれは1970年代の大崩壊で失われた。以後、自らの終わりを受け入れた魔術師たちは禁忌としていた近代科学を取り入れ、その終わりに、“魂”を新しく定義した。それが魔術理論・疑似霊子と呼ばれる、“意識の出力先”。
- かつて、意識は肉体を通してしか発露できなかった。しかし魔術師たちは“魂”の位置を測定し、その出力先を新しい天地───電脳空間の
分身 として写し出す事に成功した。 - これによって魔術師は電子世界に己をそのまま移転させ、より高度な情報取得活動を可能とした。
- もともと魂は高次元のエネルギー体であり、情報媒体としてもたいへん優れていたのである。
- この理論の発表に伴い、新世界ではネットワーク技術だけが大きく発展した。軍事産業は現実世界での兵器開発を凍結された代わりに、電脳世界において有効となる兵器開発にいそしむ事になった。
- 【関連項目】ウィザード、疑似霊子コンピューター、霊子構造
- 疑似霊子演算器
- レイシフトの中枢を担う召喚・喚起システムの理論を実現させるためにアトラス院がカルデアに提供したもの。
- 疑似霊子コンピューター
- 魔術理論・疑似霊子によって作られた霊子を使い、完成したスーパーコンピューター。
- 高次元にある魂を主軸にした、並行世界にある"もの"を動員して並行並列演算を行うスーパーコンピューター。
機械の魂を定義し、魔術理論・疑似霊子で作り出した霊子を使用している。 - 【関連項目】ウィザード、疑似霊子、霊子構造
- ギフト
- 獅子王が円卓の騎士に与えた祝福。
トリスタンは悲しみから、自らの指がもう十全に動かぬと認めたから『反転』を、ガウェインは自らの有用性を最大限に発揮するという表れから『不夜』を、モードレッドは『暴走』を、ガレスはもうこれ以上汚れないようにと願ったことから『清浄』を、ランスロットは大義に殉じる事なく、人として大局を見定めると誓ったことから『凄烈』を授かった。
唯一、アグラヴェインだけ、祝福は不要としてギフトを受け取らなかった。
- 逆行運河/創世光年
- ゲーティアが行おうとした、創世記をやり直し、死の概念のない惑星を作り上げる大偉業。
人類のあらゆる営みの熱量を未来から過去に遡りながら光帯を3000年分回収し、紀元前1000年から西暦2016年までの人類史を魔力に変換し、その膨大な魔力を使い、46億年の過去に遡り、この領域に天体が生まれる瞬間に立会い、その全てのエネルギーを取り込み、自らが星そのものとなること。
人類を悪しきように言いつつも愛しており、彼なりに人間のための最適解を考え、人類が持つ「死」という苦しみをなんとか乗り越えようとした。
その結果が「もう一度、死の概念を持たない知的生命体をゼロから造り出して解決する」という魔法に近しいものであった。
- キャスター
- 聖杯戦争におけるサーヴァントのクラスの一つ。「魔術師」を意味する。
真名を隠す必要のあるサーヴァントは、慣例的に生前の名前ではなく聖杯戦争におけるクラス名で互いを呼び合う。 - 【関連項目】聖杯戦争、サーヴァント、クラス
- 吸血種
- 血を糧とするモノ。吸血鬼(特に死徒)と混同されがちだが、必ずしもその限りではない。
例えばメドゥーサが、死徒ではない吸血種に該当する。 - 【関連項目】真祖、死徒
- 旧校舎
- 悪性情報の漂う月の裏側における唯一の安全地帯であり、『Fate/EXTRA CCC』における主人公達のホーム。
元は遥か以前の聖杯戦争で使われていたもので、老朽化して廃棄されていたが復旧・利用された。老朽化したとはいえ数十人のサーヴァントを維持するだけの霊子リソースが残されており、桜はこのパワーソースを使って校舎を守るバリアとして使用することで校舎内の実数空間のルールを保っている。
- ギリシャ神話
- ギリシャに伝わる神話大系。北欧神話、インド神話と並ぶ世界三大神話の一つ。星座の由来となった逸話が多いため、世界で最も有名な神話体系といえる。
- ヘラクレス、メディア、メドゥーサ、ステンノ、エウリュアレ、ケイローン、アタランテ、アキレウス、アルケイデス、ヒッポリュテ、ペルセウス、アステリオス、オリオン、ヘクトール、メディア〔リリィ〕、メドゥーサ〔ランサー〕、ゴルゴーン、イアソンら、様々な英霊が登場する。
- ヘラクレスはこの神話大系の頂点に立つ英雄である。また、ギリシャ神話の二大英雄と言った場合にはヘラクレスとペルセウスを指す。
- ギリシャの神格はロボらしい。
- 【関連項目】オリュンポス十二神
- 記録宇宙
- 時間の概念の在り方が「記録される時間」である世界、もしくは視点のこと。
「記録される」とは、過去・現在・未来の三様が同時に知覚されていることを意味する。
例えば何次元か上の知覚を持つ高次元の存在にとって、三次元世界は巻物に書かれた世界のようなものであるため、巻物の中にいる自分の過去と現在と未来を、いつでも記録として同時に知覚できる。
ムーンセルの中枢は過去と現在と未来が同時に存在し、あらゆる可能性を演算する並行世界シミュレーターであるため、記録宇宙の存在である。 - 【関連項目】観測宇宙
- 近未来観測レンズ・シバ
- 1999年に完成したカルデアの発明の一つ。
- 【関連項目】人理継続保障機関カルデア
く
- ぐだぐだ粒子
- 『ぐだぐだ本能寺』で登場した汚染されたサーヴァントがことごとく残念になる粒子。ファジーなもの。レオナルド・ダ・ヴィンチ曰く「前年期カルデアにおいて最も微妙な解析仕事」。『ぐだぐだ明治維新』で再び反応が検知された。
- クトゥルフ神話
- 20世紀初頭にハワード・フィリップス・ラヴクラフトを初めとした作家達によって創作された作品群における神話。
- 人知がまったく通用しない神々やその眷属によって翻弄される人間達が主題となっており、以降のフィクションに多大な影響を与えた。
- TYPE-MOONではそれらの神々は「この世界(=地球とその円環、太陽系の内的宇宙)」には実在しないとされているが、フランソワ・プレラーティが薬でトリップした結果天文学的な確率で異界と繋がってしまったり、ハワード・フィリップス・ラブクラフトが自身の想像力で創作した結果天文学的な確率で偶然完全に一致してしまったりとごく稀に繋がりができることもある。
- なので、TYPE-MOONにおけるクトゥルフの神々は厳密には「ラブクラフトの創作した架空の神々と酷似した性質を持つ名状しがたい何か」といえる。
- クラス
- 聖杯戦争におけるサーヴァントに割り当てられる「役割」。英霊を完全な形で召喚するのは聖杯の補助があっても容易ではなく、「役割に即した英霊の一面」というものに限定することでその負荷を抑えている。
基本的に「セイバー(剣士)」「アーチャー(弓兵)」「ランサー(槍兵)」「ライダー(騎乗兵)」「キャスター(魔術師)」「バーサーカー(狂戦士)」「アサシン(暗殺者)」の七つのクラスが存在する。が、例外もある。 - 【関連項目】聖杯戦争、サーヴァント
- クラスカード
- 自身を触媒に英霊のスキル・宝具・能力を行使するカード状の魔術礼装。
- 【関連項目】エインズワース家
- クラススキル
- サーヴァントの生前に関わりなく、各クラスごとに与えられる特定のスキル。
『Fate/Grand Order』では、ゲームシステム上常時有効なスキルをクラススキル、任意発動するスキルを保有スキルと分類しているため、本来英雄個人の保有スキルであるものがクラススキルとされていたり、逆にクラス別スキルが保有スキルになっていたりする。 - 【関連項目】聖杯戦争、サーヴァント、クラス、スキル
- 二十八人の怪物
- クラン・カラティン。魔術師であり、スノーフィールド市の警察所長であるオーランド・リーヴに率いられた魔術集団。
- 冠位
- グランド。定義は複数あるが、「ある集団の中で並外れた能力を持つもの」という点は共通している。
- 冠位指定
- グランドオーダー。西暦以前から続く古い魔術士の家系が興るときに神から授かった責務。魔術刻印とともに受け継がれ、一族が途絶えるまでその使命に殉じさせる呪いじみた絶対遵守の始まりの命令。
- グランドクラス
- 人理を護るその時代最高峰の七騎としてクラスの頂点に立つ「冠位」のサーヴァント。
- 【関連項目】聖杯戦争、サーヴァント、クラス
- 紅赤朱
- くれないせきしゅ。遠野とその分家における「先祖還り」とその能力。または完全に先祖還りを果たした人。
遠野秋葉の檻髪と式神行使、軋間紅摩の灼熱など、個々で能力の詳細は異なる。 - 【関連項目】混血、反転
- 玄木坂の赤ずきん
- 『Fate/hollow ataraxia』のオープニングで語られる、実話を元にした怪談。
美綴綾子と氷室鐘が住む蝉菜マンションにおいて、氷室の部屋の真下で夫婦が心中し、3歳になる娘が行方不明になった事件を元に、その部屋の隣に住む「A氏」を語り部にした怪談となっている。
『hollow』では単なる怪談という扱いであったが、『Fate/strange Fake』において本筋と密接な関係があると語られ、PVにも「玄木坂の魔術工房の残滓」等という不穏な言葉が現れている。 - 【関連項目】冬木市、Fate/strange Fake
け
- ケイオスタイド
- ティアマトが持つ真なる権能。生命の海。原初の生命。混沌の海。侵食海洋。
魔術世界においては聖杯の泥と呼ばれる。
- ケース・CCC
- かつてムーンセル・オートマトンに発生したBBという暴走AIが起こした特殊事例。
- 誓約
- ゲッシュ。「禁忌」を表すアイルランド語で、ゲッシュ(geis)の他にギャサ(geasa)とも言う。
ケルト神話の英雄に課せられる「○○してはならない」という形式の制約であり、義務にして誓いである。生まれつき定められているものもあれば、自ら誓いを立てたり、他人から与えられる場合もあり、一人につき一つから複数まで課される。
ゲッシュを厳守すれば神の恩寵を受けられるが、ひとたび破れば破滅がその身に降りかかると言われ、実際、ケルトの英雄の死因の大半は「ゲッシュに対する違反(それにより降りかかる事故や不運)」が占めている。 - 【関連項目】ケルト神話
- 決戦場
- 七つの海を模した、対戦相手との決着の場。二つの陣営が向き合って戦闘を行い、勝者は次の戦いに移動し、敗者は攻性防壁(ファイヤーウォール)によって空間ごと消滅させられる。世界を区切る攻性防壁は突破不可能の壁であり、これを無効化できるのは神霊クラスのサーヴァントのみとされる。
原則として、この決戦場以外でのマスター同士の戦闘は禁止されているが、破ってもペナルティを与えられるだけで聖杯戦争への参加権を失う訳ではない。やろうと思えば校舎内でもアリーナでも相手マスターを攻撃することは出来る。
しかし、決戦場では以下の絶対的な法則が存在し、
1.サーヴァントはサーヴァントにしか攻撃できない。
2.マスターは相手マスター・相手サーヴァントの両方に攻撃できる。
ゲーム本編では主人公の性格や資質の問題から、これらの選択をする権利すら与えられていない。だがマスターは本来、コードキャストなどで相手に直接攻撃を行って決着をつける事も許されている。
ただし、マスターが死亡して敗北が確定してもそのサーヴァントがすぐに消える訳ではない。月の聖杯戦争の勝敗基準は「どちらのサーヴァントが敵サーヴァントを倒したか」で決定するため、サーヴァントはマスターを失っても戦闘は可能であり、この状態で相手サーヴァントを倒すと勝者無しの“共倒れ”となる。
- 月面空戦起動/エクステラマニューバ
- 今回の戦いで召喚された全てのサーヴァントへ、ムーンセルが付与した対軍スキル。
- ケルト神話
- 古代ヨーロッパの神話体系。
クー・フーリンは西洋圏では高い知名度を誇るが、この神話の日本での知名度が低かったため冬木の聖杯戦争では力を存分には発揮できなかった。
クー・フーリン、ディルムッド・オディナ、クー・フーリン (Prototype)、スカサハ、フェルグス・マック・ロイ、フィン・マックール、女王メイヴらが登場する。 - 【関連項目】サーヴァント、聖杯戦争、赤枝騎士団、フィオナ騎士団
- 幻影魔人同盟
- 新宿の特異点を支配する四人のサーヴァントの同盟。
実際は、魔神バアルは主人公を殺すためにジェームズ・モリアーティはシャーロック・ホームズを超えるために、共に不可能に等しい難行をを成し遂げるために人と魔神でありながら盟を結んだ、魔神と人間の同盟。
- 権能
- 魔術(コードキャスト)やスキル、宝具とは異なる、事象の変動や時空流操作、国造りといった、世界創造を可能とする特殊能力。
神代と呼ばれた紀元前約6000年以上前には在り、文明レベルが向上した西暦以降にはその任を解かれて消え去った。
スキルが「ある現象を可能とする原理」ならば、権能は「ある現象をただ起こせる権利」に相当する。
神霊クラスなら保有して然るべき能力だが、物理法則で安定した今の時代では、この権威を振るえば自身の崩壊という代償を支払う必要がある。 - 【関連項目】神代、魔術、スキル、宝具
- 幻霊
- 英霊に至れなかった存在。虚構の存在であったり、成立するためのそれ相応の理由もなかったもの。
- 【関連項目】サーヴァント
こ
- 甲型英霊拘束具
- バーサーカーが纏っている陸軍第四魔導機関謹製の拘束具。ドイツ第三帝国の技術提供により完成することに成功。
土地から魔力を吸収し、それによって傷を治癒出来る(致命傷となる頭部の損傷さえも修復が可能)ことに加え、バーサーカーの問題点であった「魔力消費量」を解消している。
一方で、魔力を土地から無理矢理吸い尽くすために、使い続ければ「その土地は死ぬ」というとんでもない問題点が存在している。
ただしこれはバーサーカーを「敵地に投下して使う殲滅兵器」として運用するというコンセプトによるものであり、当初の予定通りに運用ができていれば一応問題は無い筈であった。
殲滅させるには、一瞬で消し飛ばすだけの火力を叩き込むか、胸部の炉心を心臓ごと消滅させる必要がある。
「拘束具」である割には着用者にとって有益な効果ばかりの上暴走を許してしまっているが、第三帝国が想定していた本来の用途とは異なる為らしい。
- 攻性プログラム
- アリーナやサクラ迷宮に存在した敵性プログラム。レガリアの力で軍勢として使役され、各勢力の主戦力として機能する。サーヴァント相手には通常の攻撃でもまとめて蹴散らされてしまうなど戦闘力は低いが、一部の上位種には有効打を与え得るだけの力を持ったものも居る。
- 自我や知能を持たないがためにどこまでも従順にして冷徹で尚且つ死を全く恐れず、兵士としては完璧な存在だと言える。
- 古代メソポタミア神話
- 古代メソポタミアから伝わる神話大系。
ギルガメッシュ、子ギル、エルキドゥ、ギルガメッシュ (Prototype)、イシュタル、ティアマト、キングゥ、エレシュキガルらが登場する他、『Grand Order』第七章ではこの神話時代のメソポタミアが物語の舞台となる。
この神話の神々は紀元前1万2000年にセファールが襲来した際、彼女に見逃されたことがあり、その代償を何らかの形で返却することを誓っていた。 - 【関連項目】サーヴァント、聖杯戦争
- 霊子筐体
- コフィン。レイシフトする際に用いるカプセル状の用具。コフィンに入らずにレイシフトを試みた場合、高確率で意味消失に耐え切れず失敗する。シフトの成功率が95%を下回ると電源が落ちるというブレーカーが付いている。
また、コフィンの内部にいる人間を凍結保存する機能も付いている。
- 固有結界
- リアリティ・マーブルとも。
魔術の一種で、術者の心象風景で現実世界を塗りつぶし、内部の世界そのものを変えてしまう結界のこと。空想具現化の亜種にあたり、似て否なるもの。 - 【関連項目】空想具現化、魔術
- 娯楽に耽る千年魔京 Mare Luxuria:色欲の海
- 『Fate/EXTELLA』で玉藻の前が治める平安京風エリア。桜並木や神宮など和のテイストが中心だがディスコのような場所も存在するカオスな領域。
- 混血
- かつて、ヒトならざるものと交わって力を得た人間たちの末裔。
- 【関連項目】紅赤朱、反転
- 根源
- または「根源の渦」とも呼ばれる。
ゼロ。全ての原因。あらゆる現象が流れ出したもと。
有り体に言うと「真理」「究極の知識」ということになる。全ての原因であるがゆえに、全ての結果を導き出せるもの。この一端の機能を指してアカシックレコードと呼んだりもする。
魔術師が生涯はおろか子孫にも受け継がせて追い求める究極にして唯一の研究テーマ。魔術師にとってあらゆる魔術は結局のところここへ至るための手段にすぎない。
辿り着いた前例はあるが、到達した瞬間にその魔術師はあちら側に行って世界から消失し、この世界には帰ってこないため、誰かから学ぶことはできず、自分の力で辿り着かねばならない。根源に直接的に接続している者は現状では3名のみ、両儀式と沙条愛歌はそういう生き物として生まれ落ち、エレナ・ブラヴァツキーは後天的に異星文明によって接続させられた。 - 【関連項目】魔術、魔法