「人理継続保障機関フィニス・カルデア」の版間の差分
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その現状において唯一健在であった[[主人公 (Grand Order)|マスター]]が召喚に成功し契約を結んだサーヴァント達は、カルデアからの魔力提供を受けこの基地にそれぞれ存在の基点を作り一時的な受肉を果たしている。このため、契約した英霊たちは聖杯探索(グランドオーダー)発令中に限り、英霊の座ではなくカルデアをホームとする。カルデアではマスターが負担する現界用の魔力を最小限に抑えるよう、その電力の四割をサーヴァント達との契約維持に費やしている。<br> | その現状において唯一健在であった[[主人公 (Grand Order)|マスター]]が召喚に成功し契約を結んだサーヴァント達は、カルデアからの魔力提供を受けこの基地にそれぞれ存在の基点を作り一時的な受肉を果たしている。このため、契約した英霊たちは聖杯探索(グランドオーダー)発令中に限り、英霊の座ではなくカルデアをホームとする。カルデアではマスターが負担する現界用の魔力を最小限に抑えるよう、その電力の四割をサーヴァント達との契約維持に費やしている。<br> | ||
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一部の英霊の存在は、他の英霊間の生活に大きな影響力を及ぼす場合が確認されている。とりわけエミヤのレイシフトへの出向はカルデアの食事供給ラインの崩壊をきたす可能性が大きく、その場合聖剣や鬼の手が飛び交うことになるとまで噂される<ref group = "出">『ハロウィン・ストライク!』</ref>。<br> | 一部の英霊の存在は、他の英霊間の生活に大きな影響力を及ぼす場合が確認されている。とりわけエミヤのレイシフトへの出向はカルデアの食事供給ラインの崩壊をきたす可能性が大きく、その場合聖剣や鬼の手が飛び交うことになるとまで噂される<ref group = "出">『ハロウィン・ストライク!』</ref>。<br> |
2019年6月30日 (日) 23:37時点における版
概要
人類の未来を語る資料館。時計塔の天体科を牛耳る魔術師の貴族である、マリスビリー・アニムスフィアが創立した未来を保障するための機関。
アニムスフィア家が管理しており、アニムスフィアの使命、一族をかけて成しえる命題、
魔術だけでは見えず、科学だけでは計れない世界を観測し、人類の決定的な絶滅を防ぐ為の各国共同で成立された特務機関。
表面上はどこの国でもない世界の中心にある標高6,000メートルの雪山の地下に作られた地下工房。地球上の最南端、西経0度にある南極大陸に建てられた地球最大にして唯一の人理観測所。
カルデアをどの国にも私的に運用されないように、神秘の残り香によって隠された山脈を魔術結界で補強し、その所在と機密を陰匿し続けた[注 1]。
所在地の秘匿については魔術協会が目を光らせており、一部正規職員や建前上はその使い魔とされているサーヴァント達は把握しているが、元は一般人である主人公には後述の脱出まで開示されていなかった。
カルデアからハワイ諸島に主人公が直接移動することになった際も、かなり迂遠な手段が取られた。一応秘匿組織であるカルデアから飛行機というのは現実的ではなく、主人公を外に連れ出す際には問題が生じる。サーヴァントたちはカルデア職員の使い魔で押し通せるが、カルデアの保持している交通手段では魔術協会の干渉を避けられないと予測された。
そこでホームズに知恵を借りた結果、「主人公には到着まで目隠しに加えて、暫く開かないよう魔術をかけられた状態で、民間の飛行機で現地へ向かう」という立案が用いられた。
サーヴァントたちが霊体化せず搭乗する際にも、服装は暗示魔術で誤魔化し、武装は一時的な霊体化で誤魔化した。当然機内での火器使用・トラブルは厳禁で、問題を起こした場合は、周囲の一般人を催眠状態にすると同時に強制霊体化させられ、現地まで実体化不可になる、という約定を持って送り込まれる流れとなっていた。
内部は非常に広く、百貌のハサンがメンバー全員を動員して総力を挙げてそれなりの時間を使っても完全に探索しきれないほど。
塩基配列や霊器属性の確認、指紋認証、声帯認証、遺伝子認証、魔術回路の測定などを行い、登録名と一致した霊長類の一員と認められ、入館できる。
100年後に時代設定したカルデアス表面の文明の光を観測する事により、未来における人類社会の存続を保障する事を任務とする。
スタッフは全員が魔術師関係の人間ではなく、一部はただの学者。
カルデア職員規約が存在し、第二十三条第二項は「適宜判断、適宜行動、適宜帰還。しかる後に正確な報告」というざっくりした規約[注 2]。
各所に下部組織の存在が言及され、北海に潜伏している海洋油田基地セラフィックスや、ハワイ諸島の天文台として設置されたカルデアハワイ支部が存在する。
Fate/Grand Order劇中におけるカルデアの歩み
2016年の人類滅亡が証明されたことを受けて、本来は存在しないはずの過去の特異点事象を発見し、これに介入して破壊する事により未来を修正するための作戦を始動した。なおこれら各種の研究や実験は国連の承認の下で実施されている。
人理焼却を目論むゲーティアの使いであるレフによってカルデアのレイシフトルームが爆破され、47人のマスター候補は瀕死の重傷を負い、オルガマリーは肉体的に死亡したことで、その動きは早くも叩き潰されたかに見えた。
だがその直後、カルデアスの磁場により人理焼却から免れ、時間軸からはじき出されたことで、カルデアは未来を見通す千里眼を持つゲーティアですら発見できない唯一の反攻拠点となった。
レイシフトの際は、現地の魔力反応や敵性反応、サーヴァント反応などをカルデア側から探知し、主人公達に警告するなどしてサポートしている。
データベースには様々な伝承の他、茨木童子曰く「日本の週末にテレビ放送局が流す、人の子が妖術で持って変化するアニメーション」なども存在する。
その現状において唯一健在であったマスターが召喚に成功し契約を結んだサーヴァント達は、カルデアからの魔力提供を受けこの基地にそれぞれ存在の基点を作り一時的な受肉を果たしている。このため、契約した英霊たちは聖杯探索(グランドオーダー)発令中に限り、英霊の座ではなくカルデアをホームとする。カルデアではマスターが負担する現界用の魔力を最小限に抑えるよう、その電力の四割をサーヴァント達との契約維持に費やしている。
加えて、カルデアで召喚されるサーヴァントの多くは、マスターとの距離が近いほど、端的に言うと力が増幅されるという性質を持つことになる。
カルデア内ならともかく、マスター無しのサーヴァントが単独行動するのは普通の召喚形式では不可能だが、カルデア式の召喚ならば、各々の実体化に必要な魔力を電池として支給する事で可能となる。いざとなればカルデア側から強制送還や強制霊体化も可能。
カルデア召喚式による英霊強化術式によりサーヴァントを霊基再臨させることが出来る。
一部の英霊の存在は、他の英霊間の生活に大きな影響力を及ぼす場合が確認されている。とりわけエミヤのレイシフトへの出向はカルデアの食事供給ラインの崩壊をきたす可能性が大きく、その場合聖剣や鬼の手が飛び交うことになるとまで噂される[出 1]。
他、子供の姿で現界した英霊たちも数人ほど存在し、彼らはカルデア子供チームと総称される。
また、度々騒動を引き起こす英霊の増加に伴い、『悪巧み四天王対策マニュアル』なるものを配布している模様。
幕間の物語「王の休息」において、カルデアの運営は個々人の技量に極度に依存したものであり、特定の誰かを欠いた瞬間に瓦解するリスクがあるとギルガメッシュ〔キャスター〕に指摘されている。
人理が安定しないうちは如何なる“イフ”をも許容し利用する存在ではあるが、自らの欠陥を誰もがわかっていながらも人理焼却によって人材の補充が完全に不可能であったため、根本的な解決策、対抗策を講じることもまたできていなかった。
人理修復が果たされた後、魔術協会に特異点に関する報告を提出したが、特異点が消滅していた為に信憑性に関して問題視されていた[出 2]。
魔術協会から派遣された第一次査問団が到着し次第、人事の再編が行われる予定となった。
創造科からオーガスタス・ヘンリク・アスプルンド、鉱石科からクラスト・レニー・ウェグナー、全体基礎科からはバレイア・サイクルフィ、動物科からはミザリア・クロウラム、さらに法政科までもが絡んでくるとみられた。
データの解析と並行でカルデアの立て直しを図るが、これまでのスタッフは、カルデアの爆破工作を実行し、極めて優秀な魔術師38人を昏睡状態に陥れたレフ・ライノールに実質的に協力した容疑者として沙汰を待つ側となり、カルデア自体もアニムスフィアの後継者が出るまではあらゆる権限は食い尽くされているか、最悪、功績の一切を無視してのカルデアの凍結、人員も含めて封印処理もあり得ると危惧された。事実、(新所長を始めとする査問官がカルデアに到着するまで)魔術協会はカルデアへの援助をストップした。
そうでなくてもグランドオーダー時でやむを得なかったとはいえ、魔術協会に無断での人事異動、一般スタッフへの機密知識の開示、七騎までの制限付きだったサーヴァント召喚の多用、国連の許可なしでのレイシフト敢行など、重犯罪扱いの禁則に多数抵触していた。
その準備と時期を同じくして、冠位時間神殿から逃亡した魔神柱によって形成された亜種特異点の発見に伴い、その解決を目的とする作戦「レムナントオーダー」が発令される。
逃亡魔神柱の再出現に備え、各地でしがらみの無い人材の魔術師や、悪魔学・悪魔祓いの専門家を探し、スカウトして雇い入れた諜報員が、カルデアの局員としてめぼしい都市に配置されている。
こういった手配はロマンが得意としていたが、現状はマニュアルのみが残されている。
管制室の爆発に巻き込まれ、瀕死の重傷を負って凍結保存されていた47人のマスター候補は、人理焼却後に1年をかけて一人一人解放されたが、コフィンを起動中だったAチームは解凍と蘇生が難しく、査問会と共に来る治癒専門の術士の新スタッフによって助ける予定だった。
レムナントオーダー終了後の2017年12月26日に新所長ゴルドルフ・ムジーク率いる査問官達がカルデアに到着し、それに備えてダヴィンチとホームズを除く全サーヴァントの退去が行われた。
その後各既存スタッフに対する6時間にわたる尋問と冷凍保存されていたAチームの解凍作業等が行われた…が、2017年12月31日のAチームの解凍作業終了直後、「表向き」は聖堂協会の査問官だったラスプーチン及び、タマモヴィッチ・コヤンスカヤ、そして異聞帯のサーヴァントであるアナスタシア率いる殺戮猟兵がカルデアを襲撃。制御を乗っ取られ、退避すら儘ならない状況に陥る。
最終的に主人公 (Grand Order)を含めた既存スタッフ10名及びゴルドルフは、ダ・ヴィンチを含む重大な犠牲を払いながらもカルデアを脱出。残るカルデアスタッフ及び査問官・傭兵達は全滅し、カルデアは彼らに完全に制圧、中枢ともいえるカルデアスは物理的に凍結された。
なお2018年度以降、第一部クリア前プレイヤーを対象に入れたイベントではネタバレを防ぐため、カルデア並びにダ・ヴィンチが健在である時期の間に展開されるのだが、厳密な時系列は曖昧にされていることがある。逆に明確に2017年の何時に起こったイベントなのかハッキリしていることもあるのだが、その場合でも夏季イベントなどのように矛盾が生じている場合が存在する。
カルデアの真実
国連主催の組織であるカルデアだが、その内情はロード・アニムスフィアの研究施設であり、「人類の未来を見守る」という大義のもとに、初代所長マリスビリーは極秘裏において英霊と人間を融合させるデミ・サーヴァントの実験といった非人道的な試みも少なからず行っていた[注 3]。
時計塔において、カルデアとアニムスフィア家の理論は「机上の空論に過ぎない」と軽視されたが、2004年に起きた聖杯戦争で参加したマリスビリーが勝者となったことに端を発し、英霊召喚システムの確立や未来観測と時代への干渉による仮想実験といった度重なる成功によってその評価は覆る。これが、天文台に過ぎなかったカルデアが研究施設さながらの設備を持つようになった一因となる。
しかして時計塔での評価・心象は非常に悪く、“信用に値しない魔術理論”“出来の悪い詐欺集団”“
「カルデアスは根源に到達する為に開発された」とラスプーチンが発言していることから、結局の所この組織は、具体的な方法こそ不明ではあるがマリスビリー自身が根源に到達する為を主目的として築き上げられたモノだったといえる。
カルデアの区画
- マイルーム
- マスターの部屋。ベッドと棚の他、トイレとシャワーが併設されている[注 4]。あまり私物は無い。
- ゲーム上ではお気に入りに設定したサーヴァントを連れ込んでおり、マイルームページでのセリフが聞けるが、特定の条件を満たさない限り聞けないボイスもある。
- 設定上では様々なサーヴァントからの頼まれごとを気安く引き受け、解決のために助力することから、一部のサーヴァントから、主人公のマイルームは「サーヴァント悩み相談室」として扱われている。
- なお、マイルーム会話によると一部のサーヴァントが掃除している他、清姫、源頼光、静謐のハサンが夜這いを仕掛けている。
- シバの女王の幕間の物語『針の穴を通るより難しい』では、マイルームを簡易シミュレーター室にする改装がされていた。カルデアの某職員(ケモ耳&姉属性)にジャガーマンが肉球をぷにぷにさせることでたらしこんだ。工費を聞くと、損益の概念が乱れるとのこと。
- オジマンディアスの幕間の物語『ファラオよりの光悦』におけるギルガメッシュによると、マイルームが棺桶のように並んでいる区画があるとのことなので、本来は各マスターごとに用意されていたものと思われる。
- 幾多のサーヴァントからチョコだけでなく神獣やらぬいぐるみやら聖遺物を貰っている影響で「異界化が進んでいる」とは刑部姫の言。
- 廊下
- 円形をした通路。主人公はここで熟睡していた。
- 移動だけでなく立ち話の場でもある。相当に広大であるのか、馬に乗っている奴やソリに乗っている奴は自身の騎乗物で平然と走っている模様。
- ノウム・カルデアでは円形だったカルデアのそれからは一転して、全体的に直線的な構造になっている。
- 中央管制室
- カルデアスが据え付けてあるカルデアの中枢部。
- ここに設置されていたコフィンから各特異点に対してレイシフトを行う。
- 「虚月館殺人事件」では、管制室の端末をシャーロック・ホームズが使用している。
- だが、ホームズでも管制室のメインフレームには立ち入れない。正真正銘のブラックボックス。
- ダ・ヴィンチちゃん工房
- レオナルド・ダ・ヴィンチの工房。魔術礼装などを作成している。宮本武蔵によると、素材の買取など各種取引もここで行っている模様。
- キッチン
- 職員やサーヴァントの為の料理を作る厨房。食料庫も併設されている。
- 普段の食事に加えて、お月見やバレンタインデーなどのイベント用の調理にも使用される。
- 作中ではエミヤとブーディカが主に厨房を取り仕切っており、タマモキャットがサブチーフ。両儀式〔アサシン〕、源頼光、アイリスフィール〔天の衣〕もよく使用しているとか。俵藤太が食事当番になることも。
- イベントや幕間の物語などで舞台になる頻度は高いのだが背景絵がまったくなく、廊下の背景絵が流用されているために「廊下で立ち食いしている」等と揶揄されることも。
- 後に期間限定イベント『ぐだぐだ帝都聖杯奇譚』の際に廊下の背景絵を元にしたフードコード風の飲食スペースの背景絵がようやく登場したが、2018年6月のことだったので既にカルデアは崩壊後であった。
- ノウム・カルデアではきちんと個別のテーブルと調理スペースがある個室の食堂が備え付けられた。
- 体育館
- ステージやバスケットコートが備え付けられた体育館。トレーニングで使用されることもある。
- 謎の区画
- カルデアのとある一角に、サーヴァント達の身に付けていた仮面が収集された謎の区画。
- セイントグラフで見る限り、カーミラ、静謐のハサン、アマデウス、ファントム、ゴルゴーン、呪腕のハサンの仮面が確認されている。
- ちなみにとある窓口係を通せば、誰でもレンタル可能である模様。一番人気は真ん中にあるアマデウスの仮面で、やたらと日本人に人気のようだ。
- ボイラー室
- 下記のプロメテウスの火と同じものなのかは不明。すぐ横の余剰スペースをノッブらぐだぐだ勢が勝手に占拠し、自分たちの黄金茶室(居住スペース)としているが、ボイラーの横なので当然だが暑いらしい。
- 厩舎
- 地下に存在。京極などのサーヴァントが連れている馬などは恐らくここに入れられている。
- 図書室
- ベディヴィエールなどが本を借りるらしいが詳細は不明。
- 地下図書館
- 2019年のバレンタインイベントで新規に追加された区画。
- 紫式部が陰陽術で空間を作り、カルデア内に保管されていた本のデータを紙の本に変換して本棚に収めて誕生した。
- そのためか一時的に読書ブームになり、かなりの数のサーヴァントが本を借りに来ていた模様。
- レクリエーションルーム
- 倉庫区画の奥にある大広間(ホール)。
- 極寒の基地には不釣り合いな洋館。或いは雪山のロッジを模しているかもしれない。
- レースゲームやFPSなど遊戯用の電子機械が一揃いある他、盤双六[注 5]、将棋、チェス、オセロ、バックギャモン、スペース海賊軍といったボードゲームや二人用のテーブルゲームも用意されている。羽根突きと竹馬など、期間限定導入されるものもある。
- 巴御前、ギルガメッシュ、オジマンディアス、アルトリア・ペンドラゴン〔ランサー〕などが使用している。諸葛孔明〔エルメロイⅡ世〕もやっているゲームはここのものだと思われる。
- 格納庫
- シャーロック・ホームズらが虚数潜航艇シャドウ・ボーダー を建造していた場所。
- 車両入出用のハッチも備えており、カルデア凍結時、生存者はここから脱出した。
- ロストルーム
- カルデアのちょっとした怪談。
- 管制室の裏手にある、元は休憩室というかサロンだっものを改装した倉庫エリアにあるとされる。
- 午前0時に入ると失われた者を見る、あるいは失う者を見るという報告が多発している。今では倉庫として忘れ去られた前所長時代の遺物。
- 医療室
- メンタルケア含む各種治療行為を担う医療施設。ロマニが本来常駐すべき場所。
- 大浴場
- 期間限定イベント「バレンタイン2018~繁栄のチョコレートガーデンズ・オブ・バレンタイン~」のピジョンレポートによって存在が明かされており、当イベントの騒動で一時チョコ風呂になってしまった。
- 購買部
- 様々なものを有料で購入できる施設。
- 外部との連絡が非常に難しい施設なので商品の一部はサーヴァントに仕入れてもらっているらしく、2018年以前のサーヴァント用加工チョコレートはジャガーマンが一手に仕入れを行っていたとのこと。
- ティールーム
- 空き蔵をロマニ・アーキマンが改築したもの。ムーンライトと名札が書かれている。
AV 機材、防音設備、カラオケマシンがある。 - カラオケ部屋はネロ・クラウディウスとエリザベート=バートリーが使っており、レオナルド・ダ・ヴィンチが「しばらく近づかない方が良い」という事態になっていた。
カルデアの発明
- 事象記録電脳魔・ラプラス
- 1950年に完成した、全知の悪魔の名を冠する、カルデアの発明の一つ。過去の記録を集計する使い魔で、レイシフトの転移に於いて、マスターを保護する役割を持つ。
- 公にならなかった表の歴史、人知れず闇に葬られた情報を拾い、観測する。
- 疑似地球環境モデル・カルデアス
- 1990年に完成したカルデアの発明の一つ。惑星には魂があるとの定義に基き、その魂を複写する事により作り出された小型の疑似天体。いわば小さな地球のコピーである。アニムスフィアの“地球の人類史の保障”というグランドオーダーの結論として作り上げた魔術礼装。
- カルデアスは同時に地球のライブラリとして機能する。未来は変動するものであるため、100年先の未来の詳細は観測できないとされるが、確定した過去の詳細は引き出せる。いわば人類史の過去に向かう羅針盤であり、人体を量子分解し過去に出力するレイシフトもカルデアスがあればその成功率は格段に跳ね上がる。
- 位相が違うため干渉はできないが、シバによる観測は可能。地球環境のモデルを投影し星の状態を過去や未来に設定し観測する事が出来、現実の地球の様々な時代を正確に再現可能。
マリスビリー・アニムスフィアはカルデアスの設定を100年後に定め、カルデアスに文明の光が灯っていれば人類は100年後も存命していると確認しようとしていたが、人類史が焼却され人理があやふやな状態下では、カルデアスにおける観測は様々な可能性が入り乱れている。 - カルデアスは地球の魂をコピー・再出力した疑似天体であるため、一度回した以上止めることはカルデアスの死と同じ。さらにこれ自体が「高密度霊子の集合体」「次元が異なる領域」でもあるため、物理的には太陽やブラックホールに等しい存在であり、人間が直接触れてしまえば分子レベルにまで分解されて消滅してしまう。
- 公的には「1990年に完成」となっているものの、実際は2004年の時点でも未完成。スポンサーを納得させるために組み上げ、地球モデルとして成立こそしたものの、本来の機能には程遠い状態だった。
なぜならば、理論こそ完成したものの肝心の”動かすための燃料”がなかったのである。カルデアスを回すには一つの国を賄うほどの発電所を半年ほど独占しなければならず、国家予算に匹敵する資金が必要だった。
マリスビリーもソレに悩まされており、手持ちの財産である虎の子の海洋油田基地セラフィックス、当時買い上げたばかりだったフランスの原子力発電所一基ですらも、「これだけでは話にならない」と言わしめている。 - 彼に残された十年の活動時間内では、どうあっても起動は行えないと判断したマリスビリーは、その起動を早める為に冬木の聖杯戦争に参加し勝利、大聖杯に「巨万の富」を願う事で起動を実現した。
- カルデアを制圧したNFFサービスに同行していたグレゴリー・ラスプーチンは「カルデアスは根源に到達する為に開発された」と発言しており、マリスビリー自身が根源に到達する為に必要不可欠な要であったことが確実視されている。
- 近未来観測レンズ・シバ
- 1999年に完成した、シバの女王の名を冠しているカルデアの発明の一つ。カルデアスを観測するための専用望遠鏡。人理保障機関カルデアの顧問を務める魔術師である、レフ・ライノールが開発した、幻視を得る極めて高度な呪具。
- カルデアスを取り囲むように配置された、いわば地球観測衛星のようなもの。カルデア内のほぼ全域を監視し、写し出すモニターとしても機能している。
- 一方でレフの独断により、魔神柱群がゲーティアにとって不慮な行動を取らないための監視・抑止機能が密かに付加されていた[注 6]。実際にあたかも低位の知能の如き行動として、シバの女王を自発的に召喚しセイレムに送り込んでいたのである。
- 観測できるのは西暦までで、紀元前以上に遡ると精度が落ち、必要な魔力と電力も膨大なものとなる。霊基の濃度の他に、その数も観測する。
- 現代に対しては観測できず用をなさないが、『禁忌降臨庭園 セイレム』では観測対象が現代のセイレムにも関わらず、恐るべき精度の情報をもたらした。
- シバの女王の精神状態に同調して稼働する性質を持ち、他の機材にまでも影響が及んで、思わぬ不調を来すことも。
- 『邪竜百年戦争 オルレアン』のジャンヌ・ダルク〔オルタ〕や『神聖円卓領域 キャメロット』の女神ロンゴミニアドは、怨嗟の炎や魔力を特異点からカルデアにまで及ぼしているが、後者のケースではその際にシバを数枚吹き飛ばした。
- 守護英霊召喚システム・フェイト
- 2004年に完成したカルデアの発明の一つ。冬木の聖杯戦争での英霊召喚を元に前所長マリスビリー・アニムスフィアによって作られた召喚式。英霊とマスター双方の合意があって初めて召喚出来る。
- ストーリー上では、カルデアはこれを用いて三騎のサーヴァントの召喚に成功してきた。第一号はソロモン、第二号はマシュ・キリエライトの中に召喚されたギャラハッド、第三号は技術開発部部長として常駐したレオナルド・ダ・ヴィンチ。
- 第三号を除くサーヴァントは機密事項となっており、第一号であるソロモンに至ってはマリスビリーがひた隠しにしていた為か現所長のオルガマリーすらも知らなかった。また、このシステムの基礎は第二号であるギャラハッドの協力によってようやく実証にこぎつけたとのこと。
- マシュがデミ・サーヴァントとなってからは彼女の宝具である十字の大盾を触媒に用いて召喚サークルの設置を行う他、英霊の召喚システムを応用してレイシフトを行う、カルデアの活動にとって第二の要を担っている。
- 加えて人理焼却という未曾有の災害が起きたこと、またカルデアの英霊召喚システムの未熟さによる「その隙間の多さ、曖昧さのおかげ」で、通常ならば例外・不可能・極低確率とされるサーヴァントの召喚も可能となった。
- 何故本来は成立しない“イフの人類史”の英霊まで扱うことができるのかは不明。
- 『禁忌降臨庭園 セイレム』ではシバの女王が英霊召喚システムを暴走させ、自らを触媒に一人の英霊をセイレムに送り込んだ。
- なお、一度召喚・契約すれば、当該サーヴァントの霊基グラフはシステムにデータとして記録されるため、仮にそのサーヴァントが役目を終えて退去したとして、いつでも再契約が可能となっていた。
- レムナントオーダー完遂後は不測の事態に備えてダ・ヴィンチ及びシャーロック・ホームズの手で製作されたトランク型データバンクへの
霊基 データ移植作業が実施され、カルデア陥落寸前にギリギリで作業が完了。脱出直前、ダ・ヴィンチの手から主人公の手に託され、謎の敵勢力の手に渡ることは阻止された。 - 余談であるが、現実世界では2004年1月において『Fate/stay night』が発売されている。
- 霊子演算装置・トリスメギストス
- 2015年に完成したカルデアの発明の一つ。未来観測やレイシフトを管制するコンピューター。カルデアの心臓部。「賢者の石」とされるフォトニック結晶で出来ている。
- ラプラスと併せてカルデアスの事象分析やレイシフトの実行に用いられる。
- 前所長が構築したレイシフトの中枢を担う召喚・喚起システムを実現するためにアトラス院が提供した疑似霊子演算器。
- 虚数潜航艇シャドウ・ボーダー
- 第2部「Cosmos in the Lostbelt」での拠点となる大型特殊車両。ゼロセイルを可能とする船。
- カルデア下層部の格納庫において、避難用の大型コンテナに偽装しつつ、半年の期間をかけてレオナルド・ダ・ヴィンチとシャーロック・ホームズの手によって建造された。
- レオナルド・ダ・ヴィンチが自身の予備ボディとして生み出した少女型人工サーヴァントを制御用に搭載している。
- アトラス院が提供した虚数観測機「ペーパームーン」を搭載しており、これによってゼロセイルを実行可能だが、成功率は三割以下。おまけに何処に出るか分からない。
- 霊基トランク
- 霊基
情報 、有り体に言って“縁”が記録されたグラフを複製して移されたトランク型データバンク。 - レオナルド・ダ・ヴィンチ及びシャーロック・ホームズの手で製作された
- このトランクとマシュ・キリエライトがいれば再び英霊召喚が可能となる。ただし、霊基トランクの記録だけでは短時間の戦闘以外でサーヴァントの力を借りるのは困難で、常時召喚するには相応の霊脈と電力が必要になる。
- タマモヴィッチ・コヤンスカヤと殺戮猟兵たちが探していたが、カルデア陥落寸前にギリギリで作業が完了。脱出直前、ダ・ヴィンチの手から主人公の手に託され、コヤンスカヤの手に渡ることは阻止された。元々はゴルドルフ・ムジークへの対策としてトランクに移した。
- 霊基外骨骼
- オルテナウス。ダ・ヴィンチが改良した。バイザーが付いている。アーマードとも呼ばれる。オルテナウス計画に使う予定だった。
- 内部加圧、燃焼機関、ソフトウェアなどがついている。ソフトウェアは遠距離のシャドウ・ボーダーから更新する事が出来る。
- 魔力探知の機能も付いており、ソフトウェアによって動いている。駆動音と排気音を静音の護符を起動する事で緩和する静音モードがあり、戦闘する際は静音モードを解除する。自動調律機能があり、戦闘前に整備したて一歩手前の調子にしたり、戦闘中に出力が低下した際に回復してくれる。連続で戦闘を行う場合には、連続戦闘対応モードに自動調律され、排気を行う。アマルガムゴートによって機能を拡大し、出力を一時上昇させる事が可能。出力は数値で表示される
- 盾は格納スペースがあり、カルデア式簡易キャンプや寝袋などの野営道具、レーションなどの糧食や携帯食料、飲料水、皿などの一式を入れて常備している。フォウを収納スペースに入れることもある。背中に加速用のブースターが付いており、これを用いて加速する。下部にはパイルアンカーが付いている。
- ただし、元の霊基ではないためギャラハッド由来の
技術 は使う事が出来ない。それらの欠けた部分は霊基外骨骼で補う。 - 第2部ではギャラハッドが抜けた事で霊基の出力が半分以下になったマシュを補うために使用した。
- マシュ・キリエライトの霊衣として実装された。装備すると宝具は『いまは脆き夢想の城』に、スキルは「誉れ堅き雪花の壁」が「バンカーボルト」へ、「時に煙る白亜の壁」が「アマルガムゴート」へ、「奮い断つ決意の盾」が「悲壮なる奮起の盾」へと変化し、更に戦闘モーションも変化する。
- オレルス・ボード
- オルテナウスのアタッチメント。魔力噴射による一種のジェットスキー。
- 高速走行する事でサーヴァントに匹敵する速度を得る事ができる。
- 使用しない際には盾の格納スペースに収納されている。
サークル
- オジさんが本気で朗読する童話の会
- 詳細不明。
- エアバスケ同好会
- 詳細不明。
- サークル仏法僧
- メンバーは武蔵坊弁慶、玉藻の前[注 7]、玄奘三蔵。
- 活動内容は不明。
- カルデア商人会
- メンバーはシバの女王、ガイウス・ユリウス・カエサル。
- カルデア内で行われる経済活動の担い手達が集う。経済会とも。
- 当初は「カルデア・カルテル」という名称もあったが、軽やかな語感だがどこか聞こえが悪いという感じで没となり、ギルドらしい雰囲気のあるこの名称に決定となった。
- ダビデや子ギルを誘おうとしたが、失敗した模様。後にクリストファー・コロンブスも勧誘するが断られてしまうが、最終的には名前だけの裏会員という形で落ち着いた。
- カルデア海賊会
- メンバーはアン・ボニー、メアリー・リード、フランシス・ドレイク。
- カルデアには海が無いので、生前の自慢話をしたり、海や宝に関する情報を交換したりする場になっている。
- 生理的にアウトなのと乗っ取られる危険性を考え、エドワード・ティーチはブラックリスト入り。
- クリストファー・コロンブスも勧誘するが、終わりまで含めて商人会と同じ流れになった模様。
- カルデア悪人会
- メンバーはジェームズ・モリアーティ、メフィストフェレス、エドワード・ティーチ。
- 名前に反して積極的に悪事を行う訳ではなく、悪事のプランを机上の空論レベルで論じ合う集団。
- クリストファー・コロンブスも勧誘するが、やはり海賊会や商人会と同じ流れになった。
関連用語
- レイシフト
- 擬似霊子転移。疑似霊子変換投射。人間を擬似霊子化(魂のデータ化)させて異なる時間軸、異なる位相に送り込み、これを証明する空間航法。時間跳躍(タイムトラベル)と並行世界移動のミックス。マスターを霊子分解し、数値として時空帯に出力する。
- 人間を霊子化して過去に送り込み、事象に介入する、端的に言うと過去への時間旅行だが、適性のある者にしかできない。
- コミカライズ版『-turas réalta-』では詳細な説明がなされている、まずコフィンに入った人間の脳波から何からあらゆる数値を測定し、“○○という個体がどのような数値で成り立っているか”の定義付けをする。
- 定義付けが完了すればコフィンに魔術をかけ、“チャンバー”を形成する。これは、コフィンを魔術的な「生きてるか死んでいるか分からない箱」に仕立て上げることで、入った者の生命活動は観測できなくする。
- 霊子変換こそ最も危険なモノと言われるが、これはコフィンに入った者の肉体を実際に分解する。同時にコフィンに入った人間がいなくなることで起きる歴史や因果の狂いを計算し、それを補正、つまり生きていると世界に“誤認”させる。
- その為に必要な膨大な電力と魔力を用いてカルデア内のあらゆる演算装置を駆動させ続ける。
- コフィンに入ってレイシフトする際は、安全性を上げるために主人公とマシュはレイシフトスーツを着用している。
- ロマンによるとレイシフト先ではいつもの服に戻っているらしい。デミ・サーヴァントでもあるマシュが着ているのは生身の肉体を持っている故なのか、通常のサーヴァントはスーツを着なくても良いのかは不明。
- 西暦より過去へのレイシフトは余りにも成功率が低く、管制室のスタッフ全員が一丸になっても、紀元前へのレイシフト証明は膨大な時間がかかる。
- BB (Grand Order)によると、未来へのレイシフトは難易度が高いだけで、本来は不可能ではないが、カルデアでは2017年から先のレイシフトはできない。
- 1回レイシフトするごとに、職員一人の日給が飛ぶほどの費用がかかる。
- 『禁忌降臨庭園 セイレム』では魔術協会、国連ともに今回の擬似霊子転移を最後にレイシフトを封印する決定を下し、2017年12月に赴任するゴルドルフ・ムジークの許可が降りない限り、何があろうとレイシフトは行われなくなる予定。
- この時点ですでにカルデアの地下炉心は協会からの厳命で停止させられており、大規模なレイシフトを行うための余剰魔力は一往復分しか残らず、また転移可能な人数も非常に限られている。
- 今回のミスト内部への突入に際しては、時間を移動することなくセイレム内部へと転移する「同時代レイシフト」が行われた。
- 特異点以外へのレイシフトでの転移は協定違反となる。また、何か問題が起こっていないとレイシフトできない模様。
- 霊子筐体
- クラインコフィン。略称はコフィン。レイシフトする際に用いるカプセル状の用具。人間を霊子に変換し過去に転写する量子の箱。個人登録が必要。
- コフィンに入らずにレイシフトを試みた場合、高確率で意味消失に耐え切れず失敗する。シフトの成功率が95%を下回ると電源が落ちるというブレーカーが付いている。
- また、コフィンの内部にいる人間を凍結保存する機能も付いている。
- 疑似霊子演算器
- レイシフトの中枢を担う召喚・喚起システムの理論を実現させるためにアトラス院がカルデアに提供したもの。
- プロメテウスの火
- カルデアの炉。マーリン (Grand Order)はこのプロメテウスの火にレイシフトじみた補給方法で魔力リソースを密かに提供していた。
- 霊基グラフ
- 霊基
情報 、有り体に言って“縁”。記録されたグラフを複製してダ・ヴィンチ及びシャーロック・ホームズの手で製作されたトランク型データバンクに移した。 - このトランクとマシュ・キリエライトがいれば再び英霊召喚が可能となる。ただし、起動するには相応の霊脈と電力が必要になる。
- タマモヴィッチ・コヤンスカヤと殺戮猟兵たちが探していたが、カルデア陥落寸前にギリギリで作業が完了。脱出直前、ダ・ヴィンチの手から主人公の手に託され、コヤンスカヤの手に渡ることは阻止された。元々はゴルドルフ・ムジークへの対策としてトランクに移した。
- オルテナウス計画
- カルデアのデミ・サーヴァントに関する初期の計画。
- デミ・サーヴァントはおそらく英霊に拒絶される。健康なサーヴァントとして活動するのは困難だと予想されるため、それを補うものが必要だと考えた。
- ペーパームーン
- 虚数観測機。平面の月という意味を持つ名。虚数空間を観測・立証する羅針盤。アトラス院からカルデアへの贈り物の1つ。
- カルデアスとの位相差を超える手段として用意されたものだが、シバが完成しレイシフトが実証できるようになったため、使い道がなくなった。
- 使うにはアトラス院から使用許可を出してもらう必要があるが、シャーロック・ホームズは第六特異点でアトラス院のトライヘルメスで極秘マニュアルを盗み見たため、使う事ができる。
- 虚数潜航艇シャドウ・ボーダーに搭載されている。
- ゼロセイル
- 虚数潜航。虚数空間に潜ってから目的地に浮上する転移手段。
- カルデア初期に想定されたものの、その困難さ、危険性から廃止された事象干渉手段。
- マスターを霊子分解し、数値として時空帯に出力するレイシフトとは真逆の空間移動法。
- あると定義しなければこの世界は成立せず、かといって人間に触れる事のできない領域。即ち、マイナスの世界への挑戦。
- 世界の隙間に入り込み、現実から完全に消失する“時の海”に沈む行為。
- サポート役
- カルデアのサーヴァントはサポート役として登録することで、特異点にレイシフトしている。
- 『伝承地底世界 アガルタ』ではアストルフォがコフィン担当官のスタッフに手伝ってもらい登録することで密航している。
- 明確に特定の人数しかレイシフトできない、とされている特異点でも、サポート役として一緒にレイシフトしたサーヴァント以外のサーヴァントを戦闘に参加させることができるが、それはマスターとの契約をたどって「英霊の力の幻影」のようなものを呼び出しているに過ぎないとのこと(それすらできない状況は稀にだが実際にある)。
- シミュレーター
- 様々な環境を再現し内部で体験する事が可能なバーチャル・リアリティシステム。
- もっぱら戦闘訓練に利用されており、古今東西の様々な怪異を思いのままに再現できる。ただし、エネミーと戦ったデータが無ければ再現できず、あまりに巨大すぎると時間的に再現が難しい。運営資金の問題もある[出 3]。
- ウェアウルフ、ゴブリン、ワイバーン、ヤドカリ、魔猪、シャドウサーヴァント型などの多くのNPCがマスターの戦闘訓練の相手をしている。何故、シミュレーター戦闘からも素材アイテムの生成がなされるのかは謎。
- 戦闘以外では、大複合神殿を再現したスペースを作っており、オジマンディアスは普段はここで休息をとっているとの事。ただしニトクリスによると、オジマンディアスの宝具であり心象風景である「光輝の大複合神殿」そのものとは全く同じではないとのこと。
- Aチーム
- カルデアから選抜されたA級マスター。天才ぞろいの魔術師集団であるが、局員であるマシュ・キリエライトもこのチームに含まれていた。
- マリスビリー・アニムスフィアはマシュ以外の七人をマスター候補と呼ばず、クリプターと呼んでいた。
- しかしカルデアが準備してきたAチーム含め、47人のマスターたちはレフの妨害工作により瀕死の重傷を負い、生命維持のためにコフィンで凍結保存されていた。
- 47人のマスターたちは一年かけて解放されたが、Aチームは中でも解凍と蘇生が他のコフィンに比べて難しく、2017年12月末の査問会まで後に回されていた。
- 新スタッフの治癒専門の術士と共に解凍されオペを執り行われるはずだったが、コフィンの中にいるAチームの面々は消えていた。
- NPC
- 人理継続機関フィニス・カルデアの戦闘シミュレーションで出現する敵性体を指す言葉。純粋に戦うためだけに作られた存在。
- 悪巧み四天王対策マニュアル
- カルデアが内部で配布している悪巧み四天王に対する対抗手段が書かれたマニュアル。
- 『SA156───通称“教授”は一定年齢層の少女にパパと呼ばれると、周囲に一層の被害を及ぼす可能性があります
ただし、その被害は対象の少女には及びません。もし対象が悪巧みをしていたならば、少女の交渉によって一時的に無力化させることも可能です。その場合、速やかにマスターへ連絡して、令呪による完全な封じ込め作業を行う必要があります』といった内容が書かれている。 - 残りの三名は明言されていないが、『ハロウィン・ストライク!』での周囲の言動から考えると、これまで騒動の源泉となったことのあったSA007、SA034、SA079であろう。
- 元ネタは様々なオブジェクトに奇怪な設定をでっち上げて掲載するコミュニティサイト「SCP Foundation」。
- カルデアとの通信装置
- 『禁忌降臨庭園 セイレム』でカルデアとの通信のための装置。マシュ・キリエライトが預かった特殊な機材。
- ミスト内は魔術的な通信すらも阻まれているため、それをカルデアに残ったサーヴァント達との繋がりがあるマスターの“令呪”と連動する機構でそれを回避する。
- そのため、主人公 (Grand Order)にしか使えない……はずだったが、なぜかキルケーが起動できた。
- ただし、これは近未来観測レンズ“シバ”の暴走の副産物ともいえる
バックドア を利用しており、おそらく『禁忌降臨庭園 セイレム』でのみとなる方法。
人物
- 主人公 (Grand Order)
- 一般公募のマスター候補。
- マシュ・キリエライト
- デミ・サーヴァント実験の被検体。実験中止後、局員になった。
- フォウ
- カルデアに住む謎の生物。マシュ・キリエライトに非常に懐いており、スキあらば肩を(乗り場的な意味で)狙われるらしい。
- ロマニ・アーキマン
- カルデアの医療部門のリーダー。その正体はカルデアによる英霊召喚成功例第一号ソロモン。
- オルガマリー・アニムスフィア
- アニムスフィア家の当主であり、カルデアの所長。
- レフが足元に仕掛けた爆弾で死亡し、特異点Fでレフによってカルデアスそのものの内部に放り込まれ、分子レベルまで分解されて消滅した。
- マリスビリー・アニムスフィア
- オルガマリーの父親であり、カルデアの初代所長。デミ・サーヴァント実験を秘密裏に進めていた。
- 優れた魔術師であるが、物語開始から3年前に死亡している。自身が根源の渦に到達するべくカルデアを設立した。
- ギャラハッド
- マシュの中に召喚された英霊。カルデアによる英霊召喚成功例第二号。
- レオナルド・ダ・ヴィンチ
- 技術開発部部長。カルデアによる英霊召喚成功例第三号。
- シャーロック・ホームズ
- 亜種特異点Iの事件を解決後、霊基に多大な損耗を受けたために自らレイシフトしてカルデアへとたどり着き、安楽椅子探偵としていつくこととなったサーヴァント。
- ハリー・茜沢・アンダーソン
- レイシフト適合者のスカウトマン。
- ジングル・アベル・ムニエル
- コフィン担当官のスタッフ。『伝承地底世界 アガルタ』ではアストルフォとシュヴァリエ・デオンをサポート役に登録して密航する手伝いをした。
- シルビア
- 管制官スタッフ。カルデア解体の際は時計塔のある一派にスカウトされ栄転する予定だった。
- ダストン
- カルデアに15年務めている技師。宇宙線の研究をしていた元物理学者。
- 粒子加速器のノウハウ目的で前所長にスカウトされた。カルデア解体の際は技師としてカルデアに残留する予定だった。
- ゴルドルフ・ムジーク
- 新所長としてカルデアにやってきた錬金術師の名家の嫡子。
- アイリスフィール・フォン・アインツベルン
- イベント『Fate/Accel Zero Order』で聖杯を破壊して行き場のなくなったアイリをカルデアに迎え入れる旨の会話があった。
- アイリスフィール〔天の衣〕とは別人。
離反者
クリプター
- キリシュタリア・ヴォーダイム
- Aチームリーダー。ヴォーダイム家の若き当主で天体科の首席。
- オフェリア・ファムルソローネ
- Aチームメンバー。降霊科所属の魔術師。
- カドック・ゼムルプス
- Aチームメンバー。天才揃いのAチームの中で唯一の平凡。
- スカンジナビア・ペペロンチーノ
- Aチームメンバー。イタリア系のフリーランス魔術師であるのだが、国籍不明、名前もおそらく偽名。
- 芥ヒナコ
- Aチームメンバー。植物科出身者であり元はカルデアの技術者サイドの人間だったがマスター適正を見込まれAチームに加入。
- ベリル・ガット
- Aチームメンバー。詳細不明。
- デイビット・ゼム・ヴォイド
- Aチームメンバー。伝承科を追放された魔術師。
関連組織
- アトラス院
- 霊子演算装置・トリスメギストスの設計図の提供元。
- 時計塔
- ロードの一つであるアニムスフィア家が仕切っていることもあり、マスター適性のある魔術師を派遣する等しているが基本的には没交渉だった。
- 主人公達が人理焼却事件を解決したことを知ってからは、首脳陣や派遣した魔術師達がアニムスフィア家もろとも壊滅していることの調査の為に強く介入しようとし始めている。
- 海洋油田基地セラフィックス
- 前所長マリスビリー・アニムスフィアの虎の子の財産。北海に建設された、アニムスフィア家所有の海洋油田基地。
- 聖堂教会
- 出資元の一つ。あまり交渉はなかったが、主人公達が人理焼却事件を解決したことを知ってからは魔術協会と共に言峰綺礼を監査役として派遣してきた。
- ノウム・カルデア
- クリプターの攻撃によって南極の基地が陥落した後、彷徨海で再編された後継組織。
言及作品
メモ
- 占星術と天文学に秀でたことで有名な古代民族、あるいはそこから派生したバビロニアの占星術師階級の呼び名として「カルデア人」というものがある。フランシス・ドレイクはカルデアという名を聞いた時に星見屋と呼んでいたが、ロマンはそれに対してカルデアの起源を知っているとコメントしていた。
- 人理焼却により外部との物資が断たれた状態でのカルデアの食料備蓄は一年程度は持つが、お菓子に回せる余裕はないとのこと。また、時空間ゲートは主人公とマシュの二人だけでギリギリの大きさでレイシフト先から物資を運ぶ余裕は無く、2人やサーヴァントが帰還時に手に持てる量が限界。具体的にはパンケーキ1つ分程度。
- 聖杯はダ・ヴィンチちゃん製の保管庫で管理している。保管場所の開け方はロマニですら知らない。
- 作中第1部ではエミヤやロマニが時折触れる以外ほとんど言及されないが、主要登場人物以外のスタッフもレフの工作を免れた者はきちんと五体満足な状態で生存しており、20人弱ほどと少人数だが業務に携わっている。
- アニメで描写された施設は相当に大規模。カルデアスの球体はオルガマリーの身長と比較すると少なくとも直径10メートルはあり、管制室はちょっとしたドーム球場並の広さと高さがある。廊下も同様の広さと天井の高さが有り、身長3メートル45センチの巨人や常に馬に乗ってる王様でも楽に通れ、バベッジが廊下でレースマシーンに変形出来る程。
- 一方ゴルゴーンはうっかりすると頭を天井にぶつけてしまうらしい。上記の廊下についての描写を考えると単純にゴルゴーンの身長設定の+??分が凄い値なのかもしれない。
- 召喚されたサーヴァントはスタッフと交流したり、トレーニングしたりと思い思いに過ごしている。中にはカルデア設備のシミュレータを利用して作られた仮想空間や特異点の一角で生活しているサーヴァントもいる。
- 組織として「人理修復」が目的なので、原則として特異点以外への介入は行わない。時空の片隅にある異空間のような場所への介入は可能だが、カルデアへの逆探知を行われる可能性が非常に高くなってしまう。
- 実際、期間限定イベント『プリズマ☆コーズ』では「魔法少女の廃棄場」に介入した結果、コナハト☆メイヴからの逆探知を受けカルデア側にエネミーを直接送り込まれ、一歩間違えばカルデアが丸ごと壊滅する危機的状況に陥っていた。
- カルデアの実験で生まれたデザイナーベビーは「活動限界」…すなわち普通の人間と異なり寿命が設定されている為、細胞の劣化は早い。老化が早まるわけではないため限界までの活動に支障はないが、生命力・運命力の枯渇で息絶えてしまう。
- カルデアは海洋油田基地セラフィックスなどの資産を元手に予算運営しているが、セラフィックスは2017年初めに起きた事件で壊滅し、BBの手で虚数事象として処理するために最終的に同年初頭に解体。
加えて上記の通り魔術協会からの援助も打ち止めとなっており、第二部序章で壊滅するまでは国連からの予算と残されたヘソクリで運営していた。 - 南極大陸にある標高6,000メートルの雪山の地下という極限的な環境にあるため、たとえ人理焼却が解消され外部に出れるようになって以降も、外界とは事実上隔絶された場所であることは変わらない。
セラフィックスほどの状況は未然に脱したとはいえ、カルデアの全職員の心身に重圧を与えやすい状況には変わらない。- カルデアの所在地が南極にあることが明かされたのは2部序章であるが、それ以前のプレイヤー達の推理に(クトゥルフネタで)狂気山脈にあるというものがあった。あながち正解に近いものだったと言える…。
- カルデアの発電装置は扱いが難しいらしく、ゴルドルフが連れてきた魔術師によると「理屈が分からない」とのこと。
- 後にカルデアの機能の劣化再現に成功したシオンによると、本家カルデアなら異聞帯へのレイシフトも可能だったらしい。2部でカルデアが真っ先に襲撃されたのはその辺りも関係しているのかもしれない。
- カルデアによって召喚された英霊は3体ともダビデに由来する逸話を持っている。ただの偶然なのか、何か意図した理由があるのかは不明。
- バレンタインイベント2019ではモブのカルデア職員にもボイスが付いており、男性職員は岡田以蔵の土佐弁監修として関わっている森田了介氏、女性職員は酒呑童子の京ことばの監修で関わっている仲村美沙希氏がボイスを担当している。[出 4]
話題まとめ
脚注
注釈
- ↑ 現実の南極大陸に標高6,000メートルの雪山は存在せず、作中でも主人公はその事を指摘している。
- ↑ ロマニ・アーキマンがいつの間にか書き加えていた項目。
- ↑ 幕間の物語「英霊憑依」ではエルメロイⅡ世がデミ・サーヴァントの説明を聞いた際「そんなふざけた組織だったら即座に解体を提案している」と述べている。
- ↑ 『マンガで分かる!Fate/Grand Order』ではラブホみたいなシャワー等と言われていた。
- ↑ 巴御前が「戦場を模した盤と駒を用いった、賽の目で強者同士の勝敗を決する遊戯」とはコレのことだと思われる。
- ↑ ラウムはこれを「足枷とも言うべきセーフティ」だと述べていた
- ↑ 彼女自身は入会希望した覚えは全くなく、半ば拉致に近い形で入会させられた。
出典
- ↑ 『ハロウィン・ストライク!』
- ↑ 『無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング』第13節「此処に、ふたたびの黄昏を(前編)」
- ↑ 幕間の物語「大百足退治」
- ↑ 九条ケント 2019年2月6日23:02 Twitter