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TYPE-MOON作品について、用語と説明を簡単にまとめた小辞典。用語の分量が増えてきたら分離します。また説明の分量が増えてきたら、別ページを制作してリンクするようにします。
用語
あ行
- アーサー王伝説
- イングランドに伝わる騎士道物語。イギリスで最も著名な伝説の一つであるため、西洋圏・英語圏では高い知名度を誇る。
アルトリア・ペンドラゴン、ベディヴィエール、ケイ、ランスロット、ガウェイン、モードレッド、アーサー・ペンドラゴン、トリスタン、マーリン、アグラヴェイン、トゥルッフ・トゥルウィス、モルガンらが登場する。
日本での知名度はかなり低く、物語の全貌を知る者は極めて少ない。アーサー王以外の登場人物の一般認知度はほぼ無名である。ただし、アーサー王が剣を抜いて即位したという点だけは誰もが知るほどの知名度となっている。 - 【関連項目】サーヴァント、聖杯戦争、円卓の騎士
- アーチャー
- 聖杯戦争におけるサーヴァントのクラスの一つ。「弓兵」を意味する。
真名を隠す必要のあるサーヴァントは、慣例的に生前の名前ではなく聖杯戦争におけるクラス名で互いを呼び合う。 - 【関連項目】聖杯戦争、サーヴァント、クラス
- アーネンエルベ
- 喫茶店。作品の枠から外れた特異店(特異点)でもある。キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグが製作に関わっている。通称「魔法使いの匣」。
- 【関連項目】三咲町、冬木市、魔法、魔法使いの匣
- アインツベルン
- 冬木の聖杯戦争を確立させた御三家の一つ。『Fate/stay night』『Fate/Zero』の中心に存在する一族。
『Fate/Apocrypha』では第三次聖杯戦争によって大聖杯が強奪されたことにめげる精神を持っていないらしく、奇跡の再現が行えないかと腐心している。
- アヴェンジャー
- 聖杯戦争におけるサーヴァントのクラスの一つ。「復讐者」を意味する。基本の七つのクラスに該当しないエクストラクラス。
「ルーラー」のクラスとは対極に位置する存在。 - 【関連項目】聖杯戦争、サーヴァント、クラス、エクストラクラス
- アガートラム
- 輝ける銀の腕。ケルト神話におけるダーナの戦神ヌァザが争乱のさなかに失った右腕の代替である神腕。医療と鍛冶と工芸の神ディアン・ケヒトによって生み出された神造兵装。
- 『Grand Order』に登場するベディヴィエールはこのアガートラムと同名の宝具を持つが、あくまでもレプリカである。
- 【関連項目】神造兵装
- 赤枝騎士団
- アイルランドにおけるケルト神話の最古期「アルスターサイクル」にその名を残す騎士団。クー・フーリン、フェルグス・マック・ロイ(一時期)らが所属していた。また、バゼット・フラガ・マクレミッツが末裔を名乗っている。
騎士団とはついているが構成員も荒くれ者が多く、精神的にはいわゆる「騎士道」とはかなり異なっており非常に野性的。
「不忠さえしなければ何をやっても許された」「独断で隣国に喧嘩を売ることもしょっちゅうで、敵より味方のほうが油断ならない」「敵が全員死ぬか自分が倒れるかするまで戦いをやめないような連中ばかり」など、ほとんど武闘派ヤクザの集団である。 - 【関連項目】ケルト神話
- 悪性情報
- 人類、ひいては知的生命体にとって害にしかならないものとカテゴライズされたデータ。
- 『人間が善き行いをする時、持っていては都合の悪いもの』もまた悪性情報に含まれる。
- 人間の悪性に飲まれると、存在意義を見失ったあげく、意味消失してしまう。
- 魔力を込めることで物質化が可能でタタリが使用している。
- 【関連項目】タタリ/ワラキアの夜、月の裏側、ヘブンズホール
- 悪魔
- 第六架空要素。人間の願いに取り憑き、その願いを歪んだ方法で成就せんとする存在。
- 悪魔の概念は人類にとっても最大の障害として扱われ、神が全知全能であるのなら、悪魔は人知無能の存在。手の届く範囲にありながら決して理解できない淵。
- 『stay night』においては悪魔は偽物しか存在せず、『EXTRA』でも真性悪魔を生み出した現象は2030年現在においてもひとつの成功例もない。
- 悪魔は人間の体を用いて受肉しようと働くが、苗床になる人間の精神が耐えられず、周囲に間を撒き散らして自壊するのが通例。
- 悪魔に憑かれると他の要素に異常が起き、最後には肉体も変化して異形の怪物と化す。高位の悪魔ほど「症状」が表に出づらく検知が困難で、露見するのは大惨事が約束された後になりやすい。
- アグレッサー
- 攻性プログラムの中でも、より強い力と権限が与えられた上位種。セクター争奪の要であり、拠点を守っているアグレッサーを一定数撃破されるとその拠点は陥落してしまう。
- また、「侵略者」を意味するその名称の通り、時として敵セクターに攻性プログラムの軍勢を率いて侵攻し、陥落させようとしてくることもある。該当する勢力の所属サーヴァントがアグレッサーとしての権限と機能を付与されていることもある。
- 浅上女学院
- 『月姫』に登場する、遠野秋葉たちの通う全寮制のお嬢様学校。50年の歴史を持つ。最近校舎を新しくし、寮も改築中。学校では生徒会が権力を握り、寮では自治会が発言権を持つ。校門には「この門をくぐるもの、一切の青春を捨てよ」という悪戯書きが残されている。礼園女学院をモデルに作られたらしい。ちなみに、寮生は麻雀かバカラのどちらかの派閥につくという訳のわからない伝統がある。秋葉は麻雀派。
スピンオフ作品『花のみやこ!』では、少子化による経営難で近隣の学校を統廃合した「浅上学園」となっている。 - 【関連項目】礼園女学院
- アサシン
- 聖杯戦争におけるサーヴァントのクラスの一つ。「暗殺者」を意味する。
真名を隠す必要のあるサーヴァントは、慣例的に生前の名前ではなく聖杯戦争におけるクラス名で互いを呼び合う。 - 【関連項目】聖杯戦争、サーヴァント、クラス
- 亜種聖杯戦争
- Apocryphaの世界において、十数年前から乱発されている極小の聖杯戦争。召喚される英霊数は冬木のものには届かず、わずか二騎で行われるものから相当の規模である五騎までと様々。大雑把に百の聖杯が作成された場合、九十五が途中で頓挫、残り五つのうち四つが不完全で暴発、最後の一つが冬木とは比較にならないほど劣化した儀式として成立するらしい。
- アステカ神話
- 中南米に伝わる神話大系。
他の神話大系と違い、アステカ神話の神性は地球で生まれたものではなく宇宙から降ってきたもの。白亜紀の地球に激突した小惑星に付着していた"何か"が植物に寄生して生き延び、やがて現地生物を神に変化させる微生物となり文明を築いたのだという。
ケツァル・コアトル、ジャガーマンが登場する。
- 四枝の浅瀬
- アトゴウラ。
四隅にARGZ(アルジズ)、NUSZ(ナウシズ)、ANSZ(アンサズ)、INGZ(イングワズ)を刻んだ決闘の陣。
その陣を布いた戦士に敗走は許されず、その陣を見た戦士に退却は許されない、赤枝の騎士に伝わる一騎打ちの大禁戒。
そは、クー・フーリンがその最期に、倒れて果てることをよしとせず、己の身体を柱に縛りつけ、絶命するまで戦い続けた故事とその地である川瀬に因む。 - 【関連項目】ケルト神話
- アトラス院
- 魔術協会における三大部門の一角。別名「巨人の穴倉」。西暦以前から存在する、エジプトを根拠とする錬金術師の集団。
カルデアにレイシフトの中枢を担う召喚・喚起システムの理論を実現させるための疑似霊子演算器を提供した。 - 【関連項目】魔術協会、魔術
- アフリカ・ベルト
- エジプト共和国とビアフラ連邦を結んだ地域。
西欧財閥とレジスタンスの抗争の空白地帯であり、クローン売買シンジケートの総本山がある。
現代の奴隷売買というべき規模で行われているクローン製造・売買の中心組織。ビアフラ連邦はシンジケートの傀儡政権と言われており、エジプト共和国は『商品』であるクローンの集荷センターになっている。
クローンはエジプト共和国に集められ、アフリカ・ベルトを南西に下ってビアフラ連邦から輸出される。
クローンはアフリカ大陸内のみならず秘密裏にヨーロッパ、アジア、北米を中心と擂る先進諸国に輸出され続けており、その輸出ルートは2000年代の兵器のそれ並みに複雑化し、何十という国を経由して取引の身元を隠蔽しているため捜査当局はクローンの製造・売買ネットワークの根絶に至っておらず、取引の証拠を押さえる事すら出来ていない。
商品は先進諸国に輸出されてもいるが、ほとんどはアフリカ大陸内に供給されており、その有力な購入組織にアトラス院がある。アトラス院にクローンを供給するための製造工場はアフリカ大陸にある。
- アムネジア・シンドローム
- 二十一世紀に確認された感染症。
脳神経を犯すウイルス。感染者は自己と他人の境界が曖昧になり、最終的には記憶の認識さえ不可能になり生命活動を止めてしまう。
感染経路は口内からの粘膜感染、要するに汚染された水を飲むだけで感染する。多くの感染者を出したが、感染ルートは現在も解明されていない。一説によると集団的無意識を同じくするものたちに感染していくという。
日本ではバイオテロに使用されたため、人工的に造りだされたウィルスの可能性が大だが、感染原因もルートも正確な事は分かっていないため真相は現在まで謎のままである。
1970年、トワイス・H・ピースマンによって治療法が発見されるも彼の死によって一時研究は頓挫。2030年、ワクチンが開発された。
なおアムネジアとは健忘の意。主人公の本体が感染しているのもこれ。
- アラヤ
- 抑止力の一つ。人類の持つ破滅回避の祈り。人類の存続は、必ずしも星の存続を意味しない。
- 【関連項目】抑止力、ガイア
- アリーナ
- 霊子虚構世界が用意したダンジョン。
「情報の海」ということから、現実の海をモチーフに作られていて、それぞれ二階層で構成されている。一の月想海第一層から七の月想海第二層まで、深海から海面に向けて構成されており、七の月想海第二層は海上に出ている。なお日没はシステムに制御されているので、通常、探索中に陽が沈むことはない。
入り口は誰でも共通で、一階の奥の扉だが、転送されるアリーナは対戦者同士のみが共通のものでそれ以外は個別。
不適格なマスターを排除するためムーンセル・オートマトンが産み出したエネミーが徘徊しており、これを倒すことで経験値や霊子虚構世界で流通している通貨が入手できる。
アリーナそのものへのハッキングは規制されているが、アリーナにトラップを仕掛ける程度ならば規制されない。
データバグは一旦アリーナに転送され、消去待ち状態になり、アリーナ内に残された物は二日ほどで消去される。
- アリストテレス
- 『鋼の大地』において、人類と亜麗百種の大戦末期に現れ地上生物を無差別に破壊して回る謎の生命体。
名前の由来は古代ギリシャの哲学者だが、正体不明の生命体が何故そう名付けられたのか、経緯は不明。 - 【関連項目】アルテミット・ワン
- アリマゴ島
- 衛宮切嗣が父と共に少年時の一時期を過ごし、それまでの人生と決別する事件の起こった島。
封印指定の魔術師を巡り、聖堂教会と魔術協会の暗闘が繰り広げられた。蒼崎青子も関わっているとかいないとか。 - 【関連項目】封印指定、魔術協会、聖堂教会
- アルズベリ
- イギリスの片田舎。本来何も無い寒村が、十年をかけてV&Vインダストリィにより一大工業プラントに作り変えられた。
……たとえそれが死徒の牧場であったとしても、人間の手による正しい資金と労働によって作られたものなら、聖堂教会はおろか魔術協会、魔法使いですら、神秘の側の者には手は出せない。手出しできるようになるのは、その正しさが失われる時。地獄が開くと分かっていながら、開くまでは放置せざるを得ない土地。
(もしあれば)『月姫2』の舞台となる一大決戦場。死徒、魔術協会、聖堂教会の三つ巴に加えてさらに、真祖の白い姫と殺人貴、復讐騎が集い、魔法使いまでもが介入する。
挑むは第六、朱い月の定めた儀式。千年の悲願はここに。 - 【関連項目】死徒、真祖、魔術協会、聖堂教会、魔法
- アルテミット・ワン
- 究極の一。「アルティメット・ワン」と表記されることもある。
天体それぞれが持つ常識における系統樹の最優・最強として頂点に立つただ一つの生命種。転じて、星そのもの。「タイプ・○○(天体名)」と呼称される(例:タイプ・ムーン)。
最高種・最強種というが、相対的な評価だけで成るものではないらしく、地球における究極の一「タイプ・アース」は星の意思が作ろうとしても上手くいかなかった。
『鋼の大地』において、他天体から正体不明の生命体として地球に飛来する。(その他の作品においても、名称のみ登場する場合もある) - 【関連項目】アリストテレス
- アンサモン
- 英霊などを召喚するのでは無く、逆に召喚されること。カルデアでは特異点へのレイシフトに使われている。
- 【関連項目】レイシフト
- イタリア風悪魔さん
- 2030年にに地上で開発・販売されたRPG。通称・でぃあぼろさん。
ハック&スラッシュの金字塔とも言えるシリーズの最新作。発表から発売までに十年の月日が流れたという。
高難易度でありながら普遍的なゲーム内容、単純作業でありながら奥の深いコレクション性、キャラを育て始めたらなぜか止められない魔力に満ちた悪魔のようなゲーム。その中毒性から多くの自宅警備員を生み出した。
地上すべてを観測しているムーンセルにも当然コピーされており、カルナはジナコ=カリギリの命令でこれを探すクエストに出た。 - 【関連項目】Fate/EXTRA CCC
- 偽りの聖杯戦争
- 『Fate/stay night』本編から数年後に開催された聖杯戦争。第3次聖杯戦争に参加した魔術師の一族とアメリカ政府によって計画されたもの。本来は100年単位を予定した長期的な計画だったが、冬木の大聖杯を盗み培養することで70年強と早期の開催に成功した。ただし模倣は不完全で霊脈との繋がりも冬木に比べて弱いため、サーヴァントはセイバー抜きの6柱しか存在しない。またこの6柱には現界に時間制限がつけられている。
- id_es
- イデス。アルターエゴたちが生まれながらに持つ能力。
違法改造の結果、既存のスキルが変質・強化したもの。通常のサーヴァントには発現しないものが多い。身体能力ではなく精神の在り方が発露したもの。
リップの被虐体質、メルトの加虐体質、幼児退行、緊縛嗜好、同族嫌悪、などのイデスがある。 - 【関連項目】Fate/EXTRA CCC、スキル
- 犬空間
- 虚数空間の底、悪性情報の底に作られた意識の底。
ムーンセルの監視すら届かないエデンの東。地面はベルベットに覆われているものの、それ以外には何もない虚無の寝所 。
入り口・出口の概念もなく、果ての概念もないので脱出の手段はない。ここに落ちたものは数珠つなぎになった時間流の中、永遠に彷徨い続け、眠り続ける。
BBはさらに特殊ルール『よつんばいでなくてはならない』を追加し、主人公を陥落させにきた。 - 【関連項目】Fate/EXTRA CCC
- 意味消失
- 本来の(能力)数値とは異なるイフの存在へとブレてしまう現象。
虚数空間や特異点といった、あやふやな世界で起こる。 - 【関連項目】Fate/EXTRA CCC、Fate/Grand Order
- インストールスキル
- 『Fate/EXTELLA』で使用されるスロットにセットすることで、サーヴァントにスキルを付加し強化することができる全58種のスキル。
- インド神話
- インドに伝わる神話大系。北欧神話、ギリシャ神話に並ぶ世界三大神話の一つ。ヒンドゥー教や仏教など、宗教と結びつきが強い。
話のスケールが壮大で、インフレしたかのごとくありえない数字が乱舞するのが特徴的。
カルナ、アルジュナ、ラーマ、シータらが登場する他、パッションリップに組み込まれたパールヴァティーとドゥルガー、メルトリリスに組み込まれたサラスヴァティー、ヴァイオレットに組み込まれたアプサラスはこの神話の女神である。
二大叙事詩としてアルジュナを主人公としカルナを最大のライバルとする『マハーバーラタ』、ラーマを主人公とする『ラーマーヤナ』が存在する。 - 【関連項目】聖杯戦争、サーヴァント
- ヴィーナス・スタチュー
- 『Fate/EXTRA CCC』で各階層の最後に立ちふさがる少女像。センチネル化した少女の本体にして、迷宮の核。
本来なら物理干渉では破壊できない"世界の果て"。その内部はBBですら立ち入れない禁猟乙女領域。サクラ迷宮をすり抜けたところで最後にこの壁がある以上、主人公たちが何をしようが無駄なあがきにすぎないとBBは想定していた。
しかし心の専門家であるキアラの秘術によって『内部に飛び降りる』などという離れ技が実行され、無敵のセンチネルシステムは攻略可能な防壁に格落ちしてしまった。
ちなみに壁に埋め込まれた肥大化アバターはBBからのメモリ増築の結果。迷宮を自在に変革するためにはあれだけの改造が必要。
スタチューの中でセンチネルを倒し、心の淀みを振り払い、BBの支配から解放(接続を解除)されれば元の大きさの戻れる仕組み。
サーヴァントたちの心象世界にあるレリーフはこれとは違うもので、あれこそ深層にある"魂のカタチ"と思ってもらえばよい。
ゲーム内では"レリーフ"と呼ばれている。壁に囚われた少女、というコンセプトでデザインされた。開発初期での名称はショコラヴェールだった。 - 【関連項目】Fate/EXTRA CCC
- ウィザード
- 『Fate/EXTRA』の世界における最新の魔術師。魔術理論を基にした演算処理、霊子変換を身につけた霊子ハッカー。
- 【関連項目】疑似霊子、疑似霊子コンピューター、霊子構造
- ウェンディゴ
- 人間を素体にした人型の怪物。アルゴンキンの民に伝わる人食いの精霊憑き。こうなったものを戻す術はない。
- 『オール・ザ・ステイツメン! ~マンガで分かる合衆国開拓史~』でエネミーとして登場した。『オール・ザ・ステイツメン! ~マンガで分かる合衆国開拓史~』のウェンディゴはポール・バニヤンの中から生まれたもの。
- ヴォーティガーン
- 「卑王」の異名を持つブリテン王の一人。戦乱の最中にあるブリテンに、大陸から流入してきたサクソン人を招き入れて統一を目指し、さらなる混乱を生み出した。
白き竜の血を飲み、ブリテン島の意思と同化して魔竜と化し、ブリテンを守護するために人間を滅ぼそうとした。
「約束すべき勝利の剣」と「転輪すべき勝利の剣」といった聖剣の光を喰らい、ただの一撃でガウェインを地に伏せ、二人の騎士を除く遊軍を全滅に追い込んだ。
アーサー王が単独で数時間粘り、復帰したガウェインとアーサーが同時に放った聖剣で動きを封じられ、聖槍ロンゴミニアドで仕留められてしまう。 - 【関連項目】ブリテン島、アーサー王伝説、竜種
- ウォッチャー
- 聖杯戦争におけるサーヴァントのクラスの一つ。「番人」を意味する。基本の七つのクラスに該当しないエクストラクラス。
- 【関連項目】聖杯戦争、サーヴァント、クラス、エクストラクラス
- 運命力
- 生存のために使われている当然のような幸運。
- どのような生命も"危険に遭遇しない"という幸運を使って生きているため、
- 運命力の低下した者は、歩いていると運転ミスした車がぶつかってくる、等の間の悪い事故に遭遇する。
- 永遠の国
- エジプト神話における死後の世界。
- 一般的な宗教における「死んだ後に行く世界」とは異なり、現世とそう変わらない生活を送ることができるとされている。
- 歴代のファラオ達は死後は現世の肉体を返上し、魂のみが永遠の国に行き復活を待つため、通常は「英霊の座」には登録されない。
- このため、サーヴァントとして登場するファラオ達はファラオとしての責務以外に現世に執着する理由があることが多い。
- 英霊
- 過去・現在・未来を問わず、あらゆる時間の中で存在した英雄たちの霊。
神話や伝説の中でなした功績が信仰を生み、その信仰をもって人間霊である彼らを精霊の領域にまで押し上げた人間サイドの守護者。英霊を英霊たらしめるものは信仰――人々の想念であるが故にその真偽は関係なく、確かな知名度と信仰心さえ集まっていれば物語の中の人物であろうがかまわない。
『世界』の外にある『英霊の座』に留められ、輪廻・因果を超えた不変のものとなっている。 - 【関連項目】サーヴァント、抑止力
- 英霊剣豪
- “一切鏖殺”の宿業を埋め込まれて英霊本来の霊基を歪められ、変生して凶暴性の塊のようになったサーヴァント。
- 【関連項目】英霊、サーヴァント
- エインズワース家
- 『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!!』にて登場する魔術師の家系。錬金術から派生した魔術系統である置換の魔術を得意とする。
- 置換の魔術を用いて、クラスカード(正式名称サーヴァントカード)を作成し、聖杯戦争を開催していた。
- その目的は、地球のマナが尽きたことにより、世界のルールが置き換わり、全ての生物に対して猛毒な未知の粒子が発生した。なので地球に残った最後のマナを使い、聖杯に人類が新世界でも生きられる生物に置き換えよと願う事。
- 城の上空に現れた「ピトス」と呼ばれる泥の様な物が溢れ出る、巨大な黒い箱など謎も多い。
- エーテライト
- 正式名称エーテル・ライト
- 【関連項目】エーテル、アトラス院、魔術協会、概念武装、魔術礼装
- エーテル
- 第五架空要素。西暦以後の人工的に作られたマナ。四大の要素に溶け合い、形を成す為に必要な媒介。これ単体にはカタチはないが、これがなくては魔術は成立しない要素。
- 【関連項目】魔術、エーテル塊、真エーテル
- エーテル塊
- 本来、エーテルは地水火風のいずれかになるものだが、不出来な術者によっては四大のいずれにもならず、成りそこないとして物質化する事がある。これをエーテル塊という。
エーテル塊にはいかなる使い道もない。ある意味無を作るようなもの。
そう言うと「魔法」のようだが、エーテル塊はそも第一魔法の―――― - 【関連項目】エーテル、魔術、魔法
- AUOキャストオフ
- 『Fate/EXTRA CCC』の第五章でギルガメッシュが晒す至高の美。要するに全裸。
シナリオ制作時につい興が乗ってキャストオフさせてしまい、スタッフさんには「ここはギルの水着で代用。カメラをアップでうまく肌の部分だけ映す事で誤魔化す」と注釈を入れたところ「え? ギルのヌードでしょ? ありますよ?」とあたかも我の方が空気読めてないライターのように返答された。
後に、ギルの裸ばかりか女主人公の水着、体操服、はてはタイツまで『労働時間外で、自発的に』作っていたスタッフのモデル班の国光さんが発見され、めでたく採用になったらしい。
おかげで二週目以降の主人公はどう見ても変態だとか。
- エクストラクラス
- 聖杯戦争におけるサーヴァントのクラスで、基本の七つに該当しない特殊なクラスである「アヴェンジャー (復讐者)」「セイヴァー (救世主)」「ルーラー (裁定者)」などの総称。
- 【関連項目】聖杯戦争、サーヴァント、クラス
- EXTRA世界
- 『Fate/EXTRA』の世界。西暦2030年の地球。『Fate/stay night』の世界とは違う、1970年代から異なる歴史を歩んだイフ。
大規模な魔術を成すためのエネルギーとなる大源が枯渇し、魔術は本格的に地球上から失われた。
古い魔術師たちは表舞台から消え去り、神秘の時代は完全に終わりを迎えた。
以後“魔術師”を名乗るのは、霊子ハッカーと呼ばれる新時代の人類となる。
- エゴ
- センチネルにされた少女たちの人格が分裂して現れたもの。基本的には“写し身”にすぎない。ラテン語で自我を意味する。『Fate/EXTRA CCC』では『欲身』と書かれる。
そのフロアからにじみ出た意識体なので、シールド同様、基本的には攻撃を受け付けない。
SGを抜かれると消滅し、本体のいるレリーフ内部に戻っていく。
そのフロアの心なので、フロアを探索すればエゴを発見する事は難しくない。問題はその後、欲望そのものといえるエゴとどう対話し、これを解決するか。
- NPC
- 『Fate/EXTRA』シリーズでは、聖杯戦争の運用および本戦前期間のための数合わせとして、ムーンセルがかつて地上に居た人間をモデルにして作成したAI。柳洞一成や藤村大河がこれにあたる。
聖杯戦争を円滑に運営するための代理人。ムーンセルの蔵書の中から「かつて存在した何者か」をモデルに「再現」したもの。
サーヴァントとは違いプログラミングされた仮想生命でしかなく、自律意思を持ち経験も積むがその思考は役割に縛られ、魂と言うべき高い人間性は持たない。また、聖杯戦争ごとに新しく作製され、聖杯戦争が終結すれば破棄される。
重要な役割を担い役回りが固定されている上級AI(言峰神父など)も存在しており、こちらは一般NPCと同じ仮想生命ではあるが、非常に高度な知性、人間と区別がつかないの程の確固たる人格と魂を持ち合わせ、その人格に従った判断も許容されている。そして聖杯戦争が終結しても、経験こそリセットされるが人格は次回以降も引き継がれる。
なお、主人公とヒロインのひとり・遠坂凛との奇妙な縁の始まりは、記憶も何も無いままに曖昧な状態になっている主人公に対し、それ故に凛が彼を「敵」と認識出来ずに、NPCと誤認し接触を図った事がきっかけである。 - 『Fate/Grand Order』では人理継続保障機関フィニス・カルデアの戦闘シミュレーションで出現する敵性体を指す言葉。純粋に戦うためだけに作られた存在。特異点における敵性存在を模しており、NPCデータはいずれも攻撃的。
NPCは人工生命という訳でもなく、感情も人格も存在しないが、あくまで戦闘用の思考と知性はある。戦うために思考する知能 が組み込まれている。故に主人公が勝利し敗北に際して、『怒り』を抱いていた。人格も感情もないため本来は勝つために行動する自分達であるのに勝てなかった、という事実への認識以外ないはずだが、その認識を怒りという感情に変えられていた。
訓練終了時の自動リセットによって消去されるはずだが、レジストリ内などに欠片が残っており、戦闘シミュレータ専用のメインフレームのメモリ内部にダストデータが蓄積されていた。シャーロック・ホームズの体験クエストで怪しいデータとして発見され、解決のためカルデアの電脳空間へと入り込んだ。
ウェアウルフ、ゴブリン、ワイバーン、ヤドカリ、魔猪、シャドウサーヴァント型なども多く設計されている。
- エリザ粒子
- チェイテに色濃く残ったエリザベートの英霊としての残滓。2015年からチェイテで聖杯によって合体・分裂・挙句にキャスターやセイバーに霊基を変質させるなど、やりたい放題した結果、エリザベートの魔力が漏出したもの。
これによってチェイテの守護神像の素体が組みあがり、メカエリチャンはサーヴァントとしての霊基を確立させた。
粒子と名付けてはいるが、魔力の一種。攻撃的な『負のエリザ粒子』と『正のエリザ粒子』は逆位相なので、原理的には反発させれば互いに打ち消し合わせることができる。
- エルフ耳
- イラストレーターの出淵裕氏が、小説『ロードス島戦記』の挿絵においてエルフ族を描写する際に編み出した、細長く先端が尖った耳朶が顔の横~斜め後方に張り出した形状の外耳。
メディアのデザインに使用された他、「神代~古代に生き魔道に携わる女性」繋がりかセミラミスにも採用されている。
- 欧州死徒戦線
- 最終回で発表された帝都聖杯奇譚外伝。
- 1945年の欧州を舞台に、徴兵されてインド戦線に向かった遠野志貴とそれについていったアルクェイドが巻き込まれた事件。
- 一足先に欧州に渡った翡翠とそれを追った琥珀・秋葉・沖田・ちびノブも合流し、事件に関わっていく。
- なお、恒例の偽予告であり、本編発表の予定は(今の所)ない。
- 小川マンション
- 荒耶宗蓮が結界を築くマンション。矛盾する螺旋。太極図の伽藍。固有結界を持たない荒耶が人工的に作り上げた、彼の心情風景の具現。結界名「奉納殿六十四層」。
- 【関連項目】固有結界、奉納殿六十四層
- 乙女コースター
- 肉体ではなく精神を攻略する『心の戦い』。
由緒正しいCCCの伝統。
- 鬼
- 人より遥かに強い力を持ち、人より遥かに強い欲にて動く生物。
- 小源
- オド。魔力の呼び名の一つ。生命が自らの体内で生成する魔力を指す。二十一世紀の魔術師はこのオドだけで神秘学を実践している。
- 【関連項目】魔力、マナ
- 織物
- テクスチャー。惑星に存在する"世界"を表現する際の言葉。惑星の地表に張り付いた"外観"。現在の物理法則を持つ人間が住む世界は、惑星の地表に薄く広がる織物のようなもので、その織物の下に人間が住む以前の世界……即ち、幻想種たちが闊歩していた時代の織物が存在し、一番下に惑星の地表が在る。
- つまり一番上にある今の織物をベロリと捲りあげ、無くしてしまうと、世界の法則は以前のモノに戻ってしまうことになる。
故に剥がれないように、聖槍ロンゴミニアドで縫いつけてある。 - 【関連項目】世界の裏側
- オリュンポス十二神
- ギリシャ神話に存在する神々の集団。
サーヴァントとしてアルテミスが登場する。
彼らの原型となった十二柱は異星の存在であったらしい。また、その原型であった神々がセファールに蹂躙されたことでオリュンポス十二神にとってアルテラはトラウマになっているという。 - 【関連項目】ギリシャ神話
か行
- ガールズワーク Girls'Work
- 2008年4月に『魔法使いの夜』やリメイク版『月姫』とともに発表されたTYPE-MOON制作の全年齢ADVゲームタイトル。シナリオは星空めてお及び茗荷屋甚とされていた。
- 2010年12月、ゲームではなくアニメにすることが発表された。シナリオ星空めてお、キャラデザ武梨えり、制作ufotable、とされている。それ以降、ほとんど音沙汰がないが、たまにガールズワークも動いている旨の公式発言があり進行中ではある。
- ガイア
- 抑止力の一つ。星自身が思う生命延長の祈り。星の存続は、必ずしも人類の存続を意味しない。
- 【関連項目】抑止力、アラヤ
- 外典の聖杯戦争
- 正史から外れた、『Fate/Apocrypha』の世界の聖杯戦争に付けられた名称。歴史が変わった理由は全て第三次聖杯戦争で起こった出来事に起因し、ダーニックが御三家から大聖杯を奪い持ち帰った事と、アインツベルンが参加者として「ルーラー」のサーヴァントを召喚した事が最大の原因である。
- 概念武装
- 儀式や積み重ねた歴史、語り継がれる伝承などにより付与された概念(すなわち魂魄の重み)に依って特定の能力を発揮する強力な武装のこと。
- 【関連項目】宝具、魔術礼装
- 概念礼装
- 人や物といった物質、歴史や物語といった積み重ねられてきた事象、魔法や魂といった神秘とされるもの等、様々な物品から概念(ある事物の大まかな意味内容)を摘出し、能力として身につけられるようにしたもの。
『Fate/Grand Order』でサーヴァントと同じようにガチャから召喚するカード。サーヴァントに装備させて使う。いわゆる装備アイテム。
一部の概念礼装が歴代Fateシリーズのマスターをモチーフにしているのは、TYPE-MOON社員アザナシ氏の「マスターが描かれた礼装をサーヴァントに装備させることで、擬似的にユーザーの好きな主従関係を楽しめるようにしたい」というアイデアから。
- 架空の存在
- ヘラクレスや魔女メディアをはじめとするギリシャ神話の英雄、インド神話のカルナやアルジュナ、ケルトの勇士にアーサー王伝説の騎士、シャルルマーニュ伝説のパラディン、巨人殺しのベオウルフ、土蜘蛛退治の頼光四天王、など数多くの伝承や伝説で長らく語られてきた英雄や英傑たちがおり、伝説の英雄の殆どは歴史を遡って形作られたものである。
- 例を挙げると邪竜を退治したジークフリートは『5世紀頃を舞台とした』古エッダが起源だが、その成立は8世紀以降であるはず。カルナにアルジュナならば紀元前4世紀から紀元4世紀に成立したという『紀元前5000年を舞台とする』伝説。坂田金時も、その勇猛な逸話の多くは江戸時代以降の講談で作られており、彼以外にも日本の平安時代の英雄であれば、江戸時代初期の講談で伝承が付与される例は数多い。
- 仮にシャーロック・ホームズをサー・アーサー・コナン・ドイルの創作だと規定すれば、彼らもまた創作されたモノと言える。何せ、記録ではない伝説や物語というのは、多くの場合、人が生み出したお話であるのだ。ホームズ実在したという明確な証拠がないのは、他の英霊たちも同じである。世界は平面ではなく球に近く、ギリシャ神話の中で語られるように巨人アトラスが背負っているわけではなく、夜は地球の自転が生み出す現象であり、ニュクス神の館といった天動説ではない。邪竜ファヴニールが五世紀に存在したという記録もなく、アーサー王伝説でさえ後年にサー・マロリーが編み上げている。それが何を意味するのかは、現時点では不明。
- 「 」
- 強いて読み方をつけるのであれば、から。受け取り方は人それぞれ。
簡単に、最も近いと思われる概念を上げたとすれば、「根源」ということになるが、「根源」は「根源」という名前がついたことでその性質をおのずと限定されるため、「 」とはやはり違うものである。 - 【関連項目】根源
- かつて在りし運命の街 Mare Melum:災の海
- 『Fate/EXTELLA』に登場する他の聖杯戦争の可能性を再現したエリア。霊地にそびえたつ寺院と肉塊、そして新都市を思わせる高層ビルが立ち並ぶ。
- 伽藍の堂
- 蒼崎橙子が営む建築デザイン事務所兼人形工房とは名ばかりの、よろず請け負い会社。一応表の看板通り、「物を作る」ことがメインではあるが、結局、橙子にとって面白ければ何でも安請け合いしている。
外見はただの廃ビル。実態もただの廃ビル。建築途中で放棄されたビルを買い取って事務所と言い張っている。一階はただの廃墟。二階と三階は橙子の仕事場で、四階が事務所。黒桐幹也と両儀式が出入りしているのは四階だけ。
地下にはガレージがあり、スピード狂の橙子が集めた四輪が四台、二輪が二台、なんかレシプロ機っぽいのが一機ある。
結界が張られ、関係のない人間が訪れることは(通常ならば)ないが、掘り出し物のウイジャ盤を取り寄せたりしているなど、郵便物は届くらしい。あと、電気や水道の料金メーターもちゃんと確認できるとか。
経営状態は「杜撰」の一言につき、収支のことなど考えになく、入金があると「ああ、そんな仕事も請け負ったことがあったっけ」と思い出すような感じ。製作した人形を売ることは基本的にないようだが、無一文になって「あー、ビール飲みてぇー」という気分になったら二束三文で売り払ってしまうとか。社員への給料未払いがあったり、「福利厚生? 何それ?」というレベル。
- カルマファージ
- センチネルに植え付けられたキアラの因子。SE.RA.PHの防衛機構であるセンチネルの証。ファージはウイルスのファージを指している。
キアラが自らの体をSE.RA.PH化した際、その五感である、性感帯をスキルとして切り分け、他者に分け与えたもの。BBが人間への愛情を余分なものとして切り離し、アルターエゴを作った手法を真似たと思われる。KPと略され、それぞれボディ・サイト・マウス・スパイス・オルガン、と名付けられた。これらを与えられたセンチネルはキアラの権能を使わされているため、たいへん強力なサーヴァントとなる。
これを全て消去してようやくビーストⅢ/Rの全能に翳りができる。1周目のSE.RA.PHではメルトリリスとパッションリップがまだセンチネルだったためBBの時間跳躍が防がれてしまった。
『深海電脳楽土 SE.RA.PH』ではゲーム的にはパッシブスキルとして扱われている。
- 監獄結界
- 『Fate/Grand Order』のイベント『デスジェイル・サマーエスケイプ』で登場したメイヴ大監獄を球状に包む結界。
コノートの中枢に作られた、メイヴの権力のみで形作られた絶対支配領域。そのルールがメイヴ大監獄を包む結界として顕在化したもの。
監獄結界の内部にいる囚人と見做された者は、その力を削がれて激減してしまう。また結界は純粋な移動阻止の役割も果たしている。更に魔術的干渉を無効化する性質を持っている。コノートそのものに等しい重みをもつ強力な概念であるため、中からも外からも攻撃して結界を破ることは不可能。
球状に展開されているため、地下にも常時展開しているため、穴を掘って脱出することはできない。
監獄結界の基点は地面よりはるかに高い位置にある石、巨大なメイヴの石像の中にある。制御装置のようなもので、結界の出力が強固な分、術式も極めてシンプル。他にサブの動力は存在しない。
展開出力の核はメイヴだが、監獄として根ざしたものを管理するため、副監獄長のケツァル・コアトルに監獄結界を操作する権限を与えている。
メイヴが死ぬと結界も消える。
- 観測宇宙
- 時間の概念の在り方が「認識される時間」である世界、もしくは視点のこと。
「認識される」とは、過去・現在・未来の三様が同時に知覚されていないことを意味する。
例えば人間の知覚では、過去は常に現在に更新されその現在からいずれくる未来を観測しているので、三様は同時に知覚されていない。
観測宇宙の利点は、現在から先は見通せないかわりに当事者は未来を変化させられる揺らぎを持っていること。これにより明日という現在を変革できる。 - 【関連項目】記録宇宙
- 起源
- あらゆる存在が持つ、原初の始まりの際に与えられた方向付け、または絶対命令。あらかじめ定められた物事の本質。
無生・有生を問わず全ての物事は、抗えない宿命としてそれぞれ何らかの方向性を与えられて存在している。個々の人間もまた、知ろうが知るまいがこの方向性に従って人格を形成し、存在意義を持つ。
ただし衛宮士郎の様に、何らかの要因で起源そのものが変わってしまう事もある。
- 疑似サーヴァント
- 何らかの理由でサーヴァントとして召喚できない英霊を人の器に入れることによって無理やり召喚したもの。
- 【関連項目】サーヴァント
- 鬼種
- 人より遥かに強い力を持ち、人より遥かに強い欲にて動く生物。
- 【関連項目】鬼
- 疑似地球環境モデル・カルデアス
- 1990年に完成したカルデアの発明の一つ。惑星には魂があるとの定義に基き、その魂を複写する事により作り出された小型の疑似天体。いわば小さな地球のコピーである。
地球環境のモデルを投影し星の状態を過去や未来に設定し観測する事が出来、現実の地球の様々な時代を正確に再現可能だが、シバを使わなければ観測できない。
これ自体が「高密度霊子の集合体」「次元が異なる領域」でもあるため太陽やブラックホールと変わりなく、人間が直接触れてしまえば分子レベルにまで分解されて消滅してしまう。
人類史が焼却されたことで人理があやふやな状態に陥り、カルデアスにおける観測は様々な可能性が入り乱れている。
公的には「1990年に完成」となっているものの、実際は2004年の時点でも未完成。スポンサーを納得させるために組み上げ、地球モデルとして成立こそしたものの、本来の機能には程遠い状態だった。
なぜならば、理論こそ完成したものの肝心の”動かすための燃料”がなかったのである。カルデアスを回すには一つの国を賄うほどの発電所を半年ほど独占しなければならず、国家予算に匹敵する資金が必要だった。
マリスビリーもソレに悩まされており、手持ちの財産である虎の子の海洋油田基地セラフィックス、当時買い上げたばかりだったフランスの原子力発電所一基ですらも、「これだけでは話にならない」と言わしめている。
彼に残された十年の活動時間内では、どうあっても起動は行えないと判断したマリスビリーは、その起動を早める為に冬木の聖杯戦争に参加し勝利、大聖杯に「巨万の富」を願う事で起動を実現した。 - 【関連項目】人理継続保障機関カルデア
- 疑似霊子
- 肉体を通してしか発露できなかった意識を、電脳空間のアバターとして写し出した"意識の出力先"のこと。
魔術理論・疑似霊子とも言い、その過程で魂の位置を測定している。 - 【関連項目】ウィザード、疑似霊子コンピューター、霊子構造
- 疑似霊子演算器
- レイシフトの中枢を担う召喚・喚起システムの理論を実現させるためにアトラス院がカルデアに提供したもの。
- 疑似霊子コンピューター
- 高次元にある魂を主軸にした、並行世界にある"もの"を動員して並行並列演算を行うスーパーコンピューター。
機械の魂を定義し、魔術理論・疑似霊子で作り出した霊子を使用している。 - 【関連項目】ウィザード、疑似霊子、霊子構造
- ギフト
- 獅子王が円卓の騎士に与えた祝福。
トリスタンは悲しみから、自らの指がもう十全に動かぬと認めたから『反転』を、ガウェインは自らの有用性を最大限に発揮するという表れから『不夜』を、モードレッドは『暴走』を、ガレスはもうこれ以上汚れないようにと願ったことから『清浄』を、ランスロットは大義に殉じる事なく、人として大局を見定めると誓ったことから『凄烈』を授かった。
唯一、アグラヴェインだけ、祝福は不要としてギフトを受け取らなかった。
- 逆行運河/創世光年
- ゲーティアが行おうとした、創世記をやり直し、死の概念のない惑星を作り上げる大偉業。
人類のあらゆる営みの熱量を未来から過去に遡りながら光帯を3000年分回収し、紀元前1000年から西暦2016年までの人類史を魔力に変換し、その膨大な魔力を使い、46億年の過去に遡り、この領域に天体が生まれる瞬間に立会い、その全てのエネルギーを取り込み、自らが星そのものとなること。
人類を悪しきように言いつつも愛しており、彼なりに人間のための最適解を考え、人類が持つ「死」という苦しみをなんとか乗り越えようとした。
その結果が「もう一度、死の概念を持たない知的生命体をゼロから造り出して解決する」という魔法に近しいものであった。
- キャスター
- 聖杯戦争におけるサーヴァントのクラスの一つ。「魔術師」を意味する。
真名を隠す必要のあるサーヴァントは、慣例的に生前の名前ではなく聖杯戦争におけるクラス名で互いを呼び合う。 - 【関連項目】聖杯戦争、サーヴァント、クラス
- 吸血種
- 血を糧とするモノ。吸血鬼(特に死徒)と混同されがちだが、必ずしもその限りではない。
例えばメドゥーサが、死徒ではない吸血種に該当する。 - 【関連項目】真祖、死徒
- 旧校舎
- 悪性情報の漂う月の裏側における唯一の安全地帯であり、『Fate/EXTRA CCC』における主人公達のホーム。
元は遥か以前の聖杯戦争で使われていたもので、老朽化して廃棄されていたが復旧・利用された。老朽化したとはいえ数十人のサーヴァントを維持するだけの霊子リソースが残されており、桜はこのパワーソースを使って校舎を守るバリアとして使用することで校舎内の実数空間のルールを保っている。
- ギリシャ神話
- ギリシャに伝わる神話大系。北欧神話、インド神話と並ぶ世界三大神話の一つ。星座の由来となった逸話が多いため、世界で最も有名な神話体系といえる。
ヘラクレス、メディア、メドゥーサ、ステンノ、エウリュアレ、ケイローン、アタランテ、アキレウス、アルケイデス、ヒッポリュテ、ペルセウス、アステリオス、オリオン、ヘクトール、メディア〔リリィ〕、メドゥーサ〔ランサー〕、ゴルゴーン、イアソンら、様々な英霊が登場する。
ヘラクレスはこの神話大系の頂点に立つ英雄である。また、ギリシャ神話の二大英雄と言った場合にはヘラクレスとペルセウスを指す。 - 【関連項目】オリュンポス十二神
- 記録宇宙
- 時間の概念の在り方が「記録される時間」である世界、もしくは視点のこと。
「記録される」とは、過去・現在・未来の三様が同時に知覚されていることを意味する。
例えば何次元か上の知覚を持つ高次元の存在にとって、三次元世界は巻物に書かれた世界のようなものであるため、巻物の中にいる自分の過去と現在と未来を、いつでも記録として同時に知覚できる。
ムーンセルの中枢は過去と現在と未来が同時に存在し、あらゆる可能性を演算する並行世界シミュレーターであるため、記録宇宙の存在である。 - 【関連項目】観測宇宙
- 近未来観測レンズ・シバ
- 1999年に完成したカルデアの発明の一つ。カルデアスを観測するための専用望遠鏡。人理保障機関カルデアの顧問を務める魔術師である、レフ・ライノールが開発した。
カルデアスを取り囲むように配置された、いわば地球観測衛星のようなもの。カルデア内のほぼ全域を監視し、写し出すモニターとしても機能している。
観測できるのは西暦までで、紀元前以上に遡ると精度が落ち、必要な魔力と電力も膨大なものとなる。
女神ロンゴミニアドの魔力が特異点からカルデアまで届き、シバを数枚吹き飛ばしたこともある。 - 【関連項目】人理継続保障機関カルデア
- ぐだぐだ粒子
- 『ぐだぐだ本能寺』で登場した汚染されたサーヴァントがことごとく残念になる粒子。ファジーなもの。レオナルド・ダ・ヴィンチ曰く「前年期カルデアにおいて最も微妙な解析仕事」。『ぐだぐだ明治維新』で再び反応が検知された。
- クラス
- 聖杯戦争におけるサーヴァントに割り当てられる「役割」。英霊を完全な形で召喚するのは聖杯の補助があっても容易ではなく、「役割に即した英霊の一面」というものに限定することでその負荷を抑えている。
基本的に「セイバー(剣士)」「アーチャー(弓兵)」「ランサー(槍兵)」「ライダー(騎乗兵)」「キャスター(魔術師)」「バーサーカー(狂戦士)」「アサシン(暗殺者)」の七つのクラスが存在する。が、例外もある。 - 【関連項目】聖杯戦争、サーヴァント
- クラスカード
- 自身を触媒に英霊のスキル・宝具・能力を行使するカード状の魔術礼装。
- 【関連項目】エインズワース家
- クラススキル
- サーヴァントの生前に関わりなく、各クラスごとに与えられる特定のスキル。
『Fate/Grand Order』では、ゲームシステム上常時有効なスキルをクラススキル、任意発動するスキルを保有スキルと分類しているため、本来英雄個人の保有スキルであるものがクラススキルとされていたり、逆にクラス別スキルが保有スキルになっていたりする。 - 【関連項目】聖杯戦争、サーヴァント、クラス、スキル
- 二十八人の怪物
- クラン・カラティン。魔術師であり、スノーフィールド市の警察所長であるオーランド・リーヴに率いられた魔術集団。
- 冠位
- グランド。定義は複数あるが、「ある集団の中で並外れた能力を持つもの」という点は共通している。
- 冠位指定
- グランドオーダー。西暦以前から続く古い魔術士の家系が興るときに神から授かった責務。魔術刻印とともに受け継がれ、一族が途絶えるまでその使命に殉じさせる呪いじみた絶対遵守の始まりの命令。
- グランドクラス
- 人理を護るその時代最高峰の七騎としてクラスの頂点に立つ「冠位」のサーヴァント。
- 【関連項目】聖杯戦争、サーヴァント、クラス
- 紅赤朱
- くれないせきしゅ。遠野とその分家における「先祖還り」とその能力。または完全に先祖還りを果たした人。
遠野秋葉の檻髪と式神行使、軋間紅摩の灼熱など、個々で能力の詳細は異なる。 - 【関連項目】混血、反転
- 玄木坂の赤ずきん
- 『Fate/hollow ataraxia』のオープニングで語られる、実話を元にした怪談。
美綴綾子と氷室鐘が住む蝉菜マンションにおいて、氷室の部屋の真下で夫婦が心中し、3歳になる娘が行方不明になった事件を元に、その部屋の隣に住む「A氏」を語り部にした怪談となっている。
『hollow』では単なる怪談という扱いであったが、『Fate/strange Fake』において本筋と密接な関係があると語られ、PVにも「玄木坂の魔術工房の残滓」等という不穏な言葉が現れている。 - 【関連項目】冬木市、Fate/strange Fake
- 誓約
- ゲッシュ。「禁忌」を表すアイルランド語で、ゲッシュ(geis)の他にギャサ(geasa)とも言う。
ケルト神話の英雄に課せられる「○○してはならない」という形式の制約であり、義務にして誓いである。生まれつき定められているものもあれば、自ら誓いを立てたり、他人から与えられる場合もあり、一人につき一つから複数まで課される。
ゲッシュを厳守すれば神の恩寵を受けられるが、ひとたび破れば破滅がその身に降りかかると言われ、実際、ケルトの英雄の死因の大半は「ゲッシュに対する違反(それにより降りかかる事故や不運)」が占めている。 - 【関連項目】ケルト神話
- 決戦場
- 七つの海を模した、対戦相手との決着の場。二つの陣営が向き合って戦闘を行い、勝者は次の戦いに移動し、敗者は攻性防壁(ファイヤーウォール)によって空間ごと消滅させられる。世界を区切る攻性防壁は突破不可能の壁であり、これを無効化できるのは神霊クラスのサーヴァントのみとされる。
原則として、この決戦場以外でのマスター同士の戦闘は禁止されているが、破ってもペナルティを与えられるだけで聖杯戦争への参加権を失う訳ではない。やろうと思えば校舎内でもアリーナでも相手マスターを攻撃することは出来る。
しかし、決戦場では以下の絶対的な法則が存在し、
1.サーヴァントはサーヴァントにしか攻撃できない。
2.マスターは相手マスター・相手サーヴァントの両方に攻撃できる。
ゲーム本編では主人公の性格や資質の問題から、これらの選択をする権利すら与えられていない。だがマスターは本来、コードキャストなどで相手に直接攻撃を行って決着をつける事も許されている。
ただし、マスターが死亡して敗北が確定してもそのサーヴァントがすぐに消える訳ではない。月の聖杯戦争の勝敗基準は「どちらのサーヴァントが敵サーヴァントを倒したか」で決定するため、サーヴァントはマスターを失っても戦闘は可能であり、この状態で相手サーヴァントを倒すと勝者無しの“共倒れ”となる。
- 月面空戦起動/エクステラマニューバ
- 今回の戦いで召喚された全てのサーヴァントへ、ムーンセルが付与した対軍スキル。
- ケルト神話
- 古代ヨーロッパの神話体系。
クー・フーリンは西洋圏では高い知名度を誇るが、この神話の日本での知名度が低かったため冬木の聖杯戦争では力を存分には発揮できなかった。
クー・フーリン、ディルムッド・オディナ、クー・フーリン (Prototype)、スカサハ、フェルグス・マック・ロイ、フィン・マックール、女王メイヴらが登場する。 - 【関連項目】サーヴァント、聖杯戦争、赤枝騎士団、フィオナ騎士団
- 幻影魔人同盟
- 新宿の特異点を支配する四人のサーヴァントの同盟。
実際は、魔神バアルは主人公を殺すためにジェームズ・モリアーティはシャーロック・ホームズを超えるために、共に不可能に等しい難行をを成し遂げるために人と魔神でありながら盟を結んだ、魔神と人間の同盟。
- 権能
- 魔術(コードキャスト)やスキル、宝具とは異なる、事象の変動や時空流操作、国造りといった、世界創造を可能とする特殊能力。
神代と呼ばれた紀元前約6000年以上前には在り、文明レベルが向上した西暦以降にはその任を解かれて消え去った。
スキルが「ある現象を可能とする原理」ならば、権能は「ある現象をただ起こせる権利」に相当する。
神霊クラスなら保有して然るべき能力だが、物理法則で安定した今の時代では、この権威を振るえば自身の崩壊という代償を支払う必要がある。 - 【関連項目】神代、魔術、スキル、宝具
- 幻霊
- 英霊に至れなかった存在。虚構の存在であったり、成立するためのそれ相応の理由もなかったもの。
- 【関連項目】サーヴァント
- 甲型英霊拘束具
- バーサーカーが纏っている陸軍第四魔導機関謹製の拘束具。ドイツ第三帝国の技術提供により完成することに成功。
土地から魔力を吸収し、それによって傷を治癒出来る(致命傷となる頭部の損傷さえも修復が可能)ことに加え、バーサーカーの問題点であった「魔力消費量」を解消している。
一方で、魔力を土地から無理矢理吸い尽くすために、使い続ければ「その土地は死ぬ」というとんでもない問題点が存在している。
ただしこれはバーサーカーを「敵地に投下して使う殲滅兵器」として運用するというコンセプトによるものであり、当初の予定通りに運用ができていれば一応問題は無い筈であった。
殲滅させるには、一瞬で消し飛ばすだけの火力を叩き込むか、胸部の炉心を心臓ごと消滅させる必要がある。
「拘束具」である割には着用者にとって有益な効果ばかりの上暴走を許してしまっているが、第三帝国が想定していた本来の用途とは異なる為らしい。
- 攻性プログラム
- アリーナやサクラ迷宮に存在した敵性プログラム。レガリアの力で軍勢として使役され、各勢力の主戦力として機能する。サーヴァント相手には通常の攻撃でもまとめて蹴散らされてしまうなど戦闘力は低いが、一部の上位種には有効打を与え得るだけの力を持ったものも居る。
- 自我や知能を持たないがためにどこまでも従順にして冷徹で尚且つ死を全く恐れず、兵士としては完璧な存在だと言える。
- 古代メソポタミア神話
- 古代メソポタミアから伝わる神話大系。
ギルガメッシュ、子ギル、エルキドゥ、ギルガメッシュ (Prototype)、イシュタル、ティアマト、キングゥ、エレシュキガルらが登場する他、『Grand Order』第七章ではこの神話時代のメソポタミアが物語の舞台となる。
この神話の神々は紀元前1万2000年にセファールが襲来した際、彼女に見逃されたことがあり、その代償を何らかの形で返却することを誓っていた。 - 【関連項目】サーヴァント、聖杯戦争
- 霊子筐体
- コフィン。レイシフトする際に用いるカプセル状の用具。コフィンに入らずにレイシフトを試みた場合、高確率で意味消失に耐え切れず失敗する。シフトの成功率が95%を下回ると電源が落ちるというブレーカーが付いている。
また、コフィンの内部にいる人間を凍結保存する機能も付いている。
- 固有結界
- リアリティ・マーブルとも。
魔術の一種で、術者の心象風景で現実世界を塗りつぶし、内部の世界そのものを変えてしまう結界のこと。空想具現化の亜種にあたり、似て否なるもの。 - 【関連項目】空想具現化、魔術
- 娯楽に耽る千年魔京 Mare Luxuria:色欲の海
- 『Fate/EXTELLA』で玉藻の前が治める平安京風エリア。桜並木や神宮など和のテイストが中心だがディスコのような場所も存在するカオスな領域。
- 混血
- かつて、ヒトならざるものと交わって力を得た人間たちの末裔。
- 【関連項目】紅赤朱、反転
- 根源
- または「根源の渦」とも呼ばれる。
ゼロ。全ての原因。あらゆる現象が流れ出したもと。
有り体に言うと「真理」「究極の知識」ということになる。全ての原因であるがゆえに、全ての結果を導き出せるもの。この一端の機能を指してアカシックレコードと呼んだりもする。
魔術師が生涯はおろか子孫にも受け継がせて追い求める究極にして唯一の研究テーマ。魔術師にとってあらゆる魔術は結局のところここへ至るための手段にすぎない。
辿り着いた前例はあるが、到達した瞬間にその魔術師はあちら側に行って世界から消失し、この世界には帰ってこないため、誰かから学ぶことはできず、自分の力で辿り着かねばならない。根源に直接的に接続している者は現状では3名のみ、両儀式と沙条愛歌はそういう生き物として生まれ落ち、エレナ・ブラヴァツキーは後天的に異星文明によって接続させられた。 - 【関連項目】魔術、魔法
さ行
- サーヴァント
- 聖杯戦争に則して召喚される特殊な使い魔。過去・現在・未来に存在する英霊が聖杯の助けによりマスターに召喚された存在。
- 【関連項目】英霊、聖杯戦争、クラス、マスター、使い魔、デミ・サーヴァント、シャドウサーヴァント、疑似サーヴァント
- サーヴァントカード
- クラスカードの正式名称。
- 【関連項目】エインズワース家、クラスカード
- サイバーゴースト
- もしくはネットゴースト。網霊。
一般的には、ネット上に分散コピーされた生前の人格データが自律的な行動を停止しない現象のことや、優れた霊子ハッカーの魔術回路がオリジナルの死後もネット上に焼きついた状態を指す。
セラフは一般のネットワークとは比較にならない性能を有しているため、また別の意味のサイバーゴーストが存在する。
- 咲き誇る薔薇の帝都 Mare Aurum:黄金の海
- 『Fate/EXTELLA』でネロが治めるローマ風エリア。芸術家を自称するネロらしく煌びやかな雰囲気。エリザベートが勝手に作ったライブステージやガウェイン用集光セクターが存在する。
- サクラ迷宮
- 『Fate/EXTRA CCC』の舞台。
表の聖杯戦争のアリーナを模して造られたもので、定型を保つことが困難な虚数空間の中でも実数を保ち続けられる領域で、サクラ迷宮という名称は巨大な桜の樹に寄り添うように下へ下へと続いている事に由来する。
桜の樹とヨーロッパ風の建物が立ち並ぶ場所や廃墟のような場所、マスターをとらえて魔術回路を剥ぎ取る拷問部屋のような場所などさまざまなフロアがある。
- サクラメント
- 月の裏側限定マネー。『EXTRA』における「PP」の名前を変えてしまったモノ。
電脳空間において、何かを作る、変える、動かすのに必要な魔力(メモリ)。
- サタン
- ルチフェロなりしサタン。
- キャスター・リンボこと蘆屋道満と英霊剣豪、彼らのマスターである剪定事象の天草四郎が口にしている名前。
- 本来の名は別にあるが、その名は恐るべき音節であり、世界への大いなる呪いである故に意図的に伏せられている。
- 三騎士
- サーヴァントに振り分けられる7つのクラスには、それぞれのクラス特性があり、中でも、「セイバー」「アーチャー」「ランサー」の3クラスは優良なスキルや能力値を有するため、三騎士と呼ばれている。
冬木の聖杯戦争では三騎士の代わりにエクストラクラスが召喚される事はない。 - 【関連項目】英霊、聖杯戦争、クラス、サーヴァント、セイバー、アーチャー、ランサー
- シークレット・ガーデン
- 直訳して秘密の花園。略してSG。その人物が隠していたい、けれど知ってほしい、というアンビバレンスな趣味嗜好のこと。
- シールダー
- 聖杯戦争におけるサーヴァントのクラスの一つ。盾の英霊。基本の七つのクラスに該当しないエクストラクラス。
- 【関連項目】聖杯戦争、サーヴァント、クラス、エクストラクラス
- 事象記録電脳魔・ラプラス
- 1950年に完成した全知の悪魔の名を冠する、カルデアの発明の一つ。レイシフトの転移に於いて、マスターを保護する役割を持つ。過去の記録を集計する使い魔。
公にならなかった表の歴史、人知れず闇に葬られた情報を拾い、観測する。 - 【関連項目】人理継続保障機関カルデア
- 四大奇書
- 中国で元代から明代にかけ、俗語体で書かれた4つの長編小説の総称。よく挙がるのが『西遊記』『三国志演義』『水滸伝』『金瓶梅』である。
世界中の熱心な読者の中には、この『金瓶梅』を『封神演義』と入れ替えて四大奇書だと主張したり、『三国志演義』『西遊記』にも並ぶ、三大奇書にこそふさわしいとする事も。
玄奘三蔵、哪吒、燕青らが登場している。
- 死徒
- 真祖、もしくは他の死徒に血を吸われて吸血鬼となった者。
- 【関連項目】死徒二十七祖、真祖、吸血種
- 死徒二十七祖
- 死徒の中でも最も古い、もしくは最も能力の高い者。
現在複数の欠員はあるものの、今後その数は補填される。 - 【関連項目】死徒、真祖、吸血種
- シャドウサーヴァント
- サーヴァントの残留霊基。英霊の霊基を模した偽物、影のようなもの。サーヴァントのなり損ない。英雄にあと一歩及ばなかった霊体。
あるいは、英霊であるものの、召喚者の実力不足、召喚陣の不着尾などが理由で影となった者たち。サーヴァントにもっとも近い生命体の言える。
見た目は名前の通り、黒いシルエット。
序章に登場した聖杯の泥に汚染されたものや聖杯で英霊を短時間で無理矢理召喚しようとした場合に出現したもの、聖杯自体の変質によって外に漏れ出たものなど、出現経緯は様々。
意思疎通が可能なものと不可能なものがいるが、両者の違いは特にはっきりとはしていない。 - 【関連項目】英霊、サーヴァント
- ジャプニカ暗殺帳
- 一家に一殺。あいんつべるん発行、よいこのめっさつしりーず。横罫22行、大きく「ふくしゅう」と印字されている。
何の能力も無いノートだが、呪詛じみた不平不満が書き連ねられ特定の方向性を持つに至ったもの。ある意味アンリマユ。
主に間桐桜が書いているが、セイバーや遠坂凛、イリヤも共同で書いている。
- シャルルマーニュ十二勇士
- 中世フランスにおいて、シャルルマーニュ大王(カール大帝)配下で武勇を知られた聖騎士(パラディン)達。ドゥーズペール(十二の盟友)とも。
所属メンバーはシャルルマーニュ大王を筆頭に、ローラン、アストルフォなどがいる。
原典の時点で突っ込みどころ満載の集団であるが、Fate世界においても同様らしく、シャルルマーニュはアストルフォ曰く「馬鹿」、ローランとアストルフォは極めつけの変人、残りのメンバーもアストルフォが「ローラン一人で大幅に底上げしているが、全体を平均しても羞恥心はない」と言えるレベルでろくでもなく、相当な変人集団であることが伺える。
- 守護英霊召喚システム・フェイト
- 2004年に完成したカルデアの発明の一つ。冬木の聖杯戦争での英霊召喚を元に前所長マリスビリー・アニムスフィアによって作られた召喚式。英霊とマスター双方の合意があって初めて召喚出来る。
カルデアはこれを用いて三騎のサーヴァントの召喚に成功している。第一号はソロモン、第二号はマシュの中に召喚されたギャラハッド、第三号は技術開発部部長として常駐したレオナルド・ダ・ヴィンチ。
第三号を除くサーヴァントは機密事項となっており、第一号であるソロモンに至ってはマリスビリーがひた隠しにしていた為か現所長のオルガマリーすらも知らなかった。
このシステムの基礎は第二号であるギャラハッドの協力によってようやく実証にこぎつけたとのこと。
マシュがデミ・サーヴァントとなってからは彼女の宝具である十字の大盾を触媒に用いて召喚サークルの設置を行う他、英霊の召喚システムを応用してレイシフトを行う。
人理焼却という未曾有の災害が起きたこと、またカルデアの英霊召喚システムの未熟さによる「その隙間の多さ、曖昧さのおかげ」で、通常ならば例外・不可能・極低確率とされるサーヴァントの召喚も可能となっている。
余談であるが、現実世界では2004年1月において『Fate/stay night』が発売されている。 - 【関連項目】人理継続保障機関カルデア、英霊、サーヴァント、冬木
- 十三拘束
- 「最果てにて輝ける槍」や「約束された勝利の剣」などに課せられた合計十三の拘束。十三のカタチに凝縮された祈り。円卓の騎士の決議による13の条件があり、「十三拘束解放(シール・サーティーン)――円卓議決開始(ディシジョン・スタート)」という台詞により、円卓の騎士たちによる十三拘束の解除の議決が行われ、その中の半分以上クリアされると円卓の騎士たちの間で使用が可決され、拘束が解けていく。
条件は「共に戦う者は勇者でなくてはならない 」「心の善い者に振るってはならない 」「この戦いが誉れ高き戦いであること」「是は、生きるための戦いである(ケイ)」「是は、己より強大な者との戦いである事(ベディヴィエール)」「是は、一対一の戦いである事(パロミデス)」「是は、人道に背かぬ戦いである(ガヘリス)」「是は、真実のための戦いである(アグラヴェイン)」「是は、精霊との戦いではない事(ランスロット)」「是は、邪悪との戦いである事(モードレッド)」「是は、私欲なき戦いである事(ギャラハッド)」「是は、世界を救う戦いである事(アーサー)」。
- 粛正騎士
- 第六特異点に現れた聖都の騎士。強大な魔力によって作り替えられた生体兵器のようなもの。反応は人間だが、半ば英霊に近い。倒されると消滅する。
- 守護精霊
- 第七聖典やアルゴンコイン等に憑いている精霊。
精霊を大別すると、自然霊、動物霊、そして守護精霊に分けられる。
前二者は星寄りの存在であり、本来は人間の味方となる存在ではない。それらに人間の魂を融合させることで人間寄りの意識を持たせ、人工的に造られるのが守護精霊である。 - 【関連項目】概念武装
- 呪層界
- 負の念によって反転してしまった、特定の人間を呪い殺すための世界。元の世界に帰るには怨念の元を倒す必要がある。
- 召喚サークル
- 特異点でサーヴァントを召喚するための物。マシュ・キリエライトの宝具である盾を触媒に、レイポイントに設置する。
カルデアの召喚実験場の物と同じ。
- 真エーテル
- 第五真説要素。西暦以前の地球に存在したマナ。惑星を生む力。天体を成すもの。神を成立させる根源となるもの。
- 人工知能
- 2032年において真に人工知能と呼べる自立的なそれの開発は停滞しており、完成は放棄されている。
しかし擬似的で限定的な人工知能の開発は極度にネットワーク化が進行したこの時代において飛躍的に進歩しており、特に性風俗においてその発展が著しい。
世界性風俗サービス年鑑2028によれば2020年代に入ってから世界各国で、性風俗産業の国営化が進行している。性風俗のシェアの32.7%が仮想空間における擬似人工知能が提供するサービスになっている。
- 真祖
- 生まれながらの吸血鬼。人間に対して直接的な自衛手段を持たない星が、人間を律するために生み出した「自然との調停者」「星の触覚」。
- 【関連項目】死徒、吸血種
- 人造英霊兵団ヘルト・クリーガー
- ドイツ第三帝国が存亡をかけて送り出した、秘匿魔道兵器。漫画的な描写としての特徴は英霊の頭に偽の文字がつく。
聖杯戦争における英霊召喚を、大聖杯を介さずに実現させた超魔術で、生体部品の使用によってサーヴァントの霊核を仮想再現し、「擬似英霊」とでも言うべきものを生成する。
構想から無理のある魔術で、実際問題としてこのような計画を実現するのは不可能だったのだが、とある事故により“実現せずして実現してしまった”。
通常のサーヴァント召喚と異なり、運用にマスターを必要とせず、通常は三画存在するはずの令呪は緊急処分用の一画のみ。
基本的にはあくまで「擬似英霊」であり、元となった英霊とは全く別の存在で、その名の通り英霊を「兵士」として運用する事を可能としている。
またこの性質によって、通常は召喚することができない神霊クラスのサーヴァントも制限付きで稼働させることができる。
量産性も高く、ドイツ第三帝国は聖杯戦争のためにこの兵器を大量生産しており、擬似英霊の軍勢が帝都に大挙として押し寄せる。
本編でもクー・フーリンによる試作型や、「総統」に率いられた軍勢が登場したものの、前者は混ざった人格に引っ張られた結果セイバーに瞬殺され、後者ももれなく神性スキルを持っていた為にアーチャー独りに殲滅された。
ただ必ずしも弱い訳ではなく、アーチャーの見立てでは実用化されていたらシャレにならない事態になっていたとか。
- 神造兵装
- 神造兵器とも呼ばれる、人によって造られたモノでない兵装のカテゴリの一つ。
神造の定義は「人の望みによって作られながら、人の意思に影響されず生まれるもの」。
神造という名の通りに神によって造られた「蒼天囲みし小世界」や「アガートラム」なども存在するが、星の内部で結晶・精製された「約束された勝利の剣」も含まれており、また定義上たとえ神が造ったとしても、人の望みで作られていないもの、人の意志に影響されて生まれたものは該当しないと思われる。
公式に神造兵装と明記されているものには、現在「約束された勝利の剣」「乖離剣エア」「無毀なる湖光」「蒼天囲みし小世界」「最果てに輝ける槍」「破壊神の手翳」「アガートラム」「天の牡牛」「ミョルニル」がある他、「人よ、神を繋ぎとめよう」を使用する際にはエルキドゥも神造兵装と化す。
また「軍神の剣」は神造兵装のプロトタイプであるとされている。 - 【関連項目】宝具
- 神代
- 西暦以前、まだ神秘が世界にそのまま存在していた時代。一言で言うなら「神話の時代」。
時代ごとに分類されているようで、1万4000年前のセファール来訪時は第二神代の黎明期であったとされている。
現在とは比較にならないほど大気にマナ(真エーテル)が充満しており、仮に五世紀の人間が神代の大気で呼吸をすれば、体が内側から弾け飛んで死んでしまうという。
神代における人の『個』としての力や、根源より直接魔力を得て行使されていたという魔術、それを操る神代の魔術師達の力量は、現代のそれとは比較にならないほどの差がある。
紀元前931年の魔術王ソロモンの死後、加速度的に世界から神秘が失われて行き、西暦の始まりと同時に神代の終わりを迎えた。
ブリテンなど、大陸から離れた一部の島国は五世紀時点でも未だ神代の名残が残っていたが、それもアーサー王伝説の終焉と共に世界から完全に消滅した。
- 神代回帰
- 精霊に近い生命体等が、どの程度の魔法以前の神秘を再現出来るかの指標。評価方法は魔術師の魔術回路に近い。
その神秘の純度を示す質、出力を示す量、その神秘の年代や種別を示す編成が物差しとなる。 - 【関連項目】魔術回路
- 人理継続保障機関フィニス・カルデア
- 人類の未来を語る資料館。時計塔の天体科を牛耳る魔術師の貴族である、アニムスフィア家が管理する機関。
- 人理再編
- 詳細不明。『復刻:チョコレート・レディの空騒ぎ -Valentine 2016- 拡大版』でクー・フーリン〔キャスター〕が初めて呼称。
- 人理焼却
- 人類史の焼却。ゲーティアの行った偉業。
- 人理定礎
- 人類史を固定する多くの出来事。フランスやローマといった“これが無かった事になると土台が崩れる”座標。
- 神霊
- 神。太陽、月、といった天体や嵐、地震といった自然現象を信仰の対象とした「元からあったものが神になったもの」と、初めは人間よりだったが、様々な要因で人間から逸脱し、信仰の対象になった「神として生まれ変わったもの」の2種類が存在する。
- スキル
- サーヴァントの有する技能。生前に為した事柄や、本人の特徴をあらわす。
同名のスキルであっても、程度の差でランクが存在している。 - 【関連項目】サーヴァント
- スクラディオ・ファミリー
- アメリカ全土に展開しているマフィア。勢力拡大を狙い、バズディロット・コーデリオンをマスターとして派遣してきている。
- すべてがエリになる
- メカエリチャンⅡ号機が作った対サーヴァント抹殺兵器。命名者はⅡ号機。
巨大メカエリチャンにエネルギーを供給する役割であるチェイテピラミッド姫路城の地下にあるリアクター。その機能を反転させ、霊基から魔力を吸い取り『エリザ粒子』に変換していく終末思想兵器。
名前はふざけているものの、その場にいたサーヴァント達が軒並み魔力を吸い取られており、動くことすらままならなくなっており、メカエリチャンからエネルギーを分け与えて辛うじて戦える状態になっていた。
メカエリチャンとⅡ号機がリアクター吸いとり無効果機能を備えたことで難を逃れている。 - 【関連項目】エリザ粒子、チェイテピラミッド姫路城
- 西欧財閥
- 『Fate/EXTRA』の世界における地上の最大組織にして実質的な支配者。聖堂教会を取り込み、レジスタンスとは敵対している。
- 【関連項目】聖堂教会、レジスタンス
- 聖骸布
- 聖人の遺骸を包むのに用いられた布のこと。中には、信仰を集めることで、概念武装として機能するものもある。
作品中ではマルティーンの聖骸布、マグダラの聖骸布などが登場している。
サーヴァントが持つスキル『聖人』の効果の中にはこの聖骸布を作成する、というものもある。 - 【関連項目】概念武装
- 星海交わる混沌宮殿 Mare Origo:原初の海
- 『Fate/EXTELLA』に登場する崩壊した宮殿のような独特のエリア。トップサーヴァントの支配する原初と混沌の世界。
- 精神
- 第三要素。第一要素(肉体)と第二要素(魂)を繋ぎ、個として成立させるために必要な要素。魂と肉体を切り離すのに高度な魔術が必要なのは、精神を無視できないがゆえ。魂と並んで、サーヴァントなど人間霊の食料に成り得る。
- 聖槍ロンゴミニアド
- 世界の
織物 が剥がれないように、世界を刺して、惑星 に固定する星の錨であり、最果てにて輝く槍、霊長を守る柱、輝く塔など多くの呼び名を持つ神造兵装。
- 生存力
- 自分たちが住む地盤を住みやすい環境に整える本能。どれほどのエネルギーを持とうが“ただそこにある”だけの古代の神々には欠けているモノ。対して人間の生存力は、ひとりひとりでは小さいが、とにかく数が多く、平均値が高いため並外れている。
- 聖堂騎士
- 聖堂教会所属の騎士のこと。神なき地に遠征することはいかなる理由だろうと許されず、聖地の守護にのみ動く。代行者とは異なり、常に数で圧倒する戦術を執る。
- 【関連項目】聖堂教会
- 聖堂教会
- 「普遍的な」意味を持つ一大宗教。その裏側に存在する組織。
教義に反したモノを熱狂的に排斥する者たちによって設立された、「異端狩り」に特化した巨大な部門。 - 【関連項目】埋葬機関、代行者、聖堂騎士
- セイバー
- 聖杯戦争におけるサーヴァントのクラスの一つ。「剣士」を意味する。
真名を隠す必要のあるサーヴァントは、慣例的に生前の名前ではなく聖杯戦争におけるクラス名で互いを呼び合う。 - 【関連項目】聖杯戦争、サーヴァント、クラス
- 聖杯
- 原義を言うならば、最後の晩餐でキリストが使い、その血を受けた杯のこと。
聖杯戦争で奪い合う聖杯は「万能の願望機」と呼ばれる魔術礼装。 - 【関連項目】聖杯戦争、魔術礼装
- 聖牌
- 冬木の地に現れ、手にした者の願いを叶える万能の願望器。『Fate/mahjong night 聖牌戦争』に登場する。
- 聖杯戦争
- 万物の願いをかなえる「聖杯」を奪い合う争い。
『Fate/stay night』では、数十年に一度、冬木市を舞台に行われる。聖杯を求める七人のマスターと、彼らと契約した七騎のサーヴァントがその覇権を競う。
最後に残った一組にのみ、聖杯を手にし、願いを叶える権利が与えられる。
他にも『Fate』の名を冠する数多の作品にて、様々な形の聖杯戦争が開催されている。 - 【関連項目】聖杯、サーヴァント、冬木市
- 聖牌戦争
- 冬木の地に現れ、手にした者の願いを叶える万能の願望器『聖牌』をめぐり七人の魔術師が覇を競い合う戦い。『Fate/mahjong night 聖牌戦争』で行われている。
戦いはもっぱら「麻雀」によって行われ、他の参加者全員を退け、点棒の全てを獲得した者が勝者とされる。
参加者はマスターと呼ばれ、それぞれ特性を持つサーヴァントを召喚、使役でき、二万点の点棒と三画の令呪が与えられ、互いの点棒を奪い合う。
- 聖杯大戦
- 『Fate/Apocrypha』で行われた14騎ものサーヴァントが赤と黒の2つの陣営に分かれてぶつかり合うという、冬木の聖杯戦争よりも規模が拡大して大規模化した聖杯戦争に付けられた名称。
冬木のようなバトルロワイヤルやムーンセルのトーナメント方式ではなく、同じ陣営に属する他の組との連携が求められるチーム戦。それゆえ、サーヴァント同士の関係が密接で、相性が良い者を組ませると遥かに格が上の敵でも打倒することが可能。
また通常の聖杯戦争では到底勝ち抜けないような支援に特化した者や集団戦闘で補正がかかるスキルを持つ者が真価を発揮する。
そのため、傲慢で自らの力を過信する者や正気を失っているため他との連携が取れない者などは非常に不利で、「絶対的な強者」は聖杯大戦においてはあり得ない。しかし、チーム戦ではあるものの聖杯を手にするのは一組というのは他の聖杯戦争と同一である。よって、赤と黒の戦争が終結すれば、一時は味方であった者との第二の争いが始まる。 - 【関連項目】聖杯、聖杯戦争、サーヴァント
- 聖杯の泥
- 聖杯をその力ごと汚染し、70年経過しようとも新たな聖杯を汚染する力を保ち続ける『人の悪性』。
- 【関連項目】聖杯
- 聖抜
- 獅子王の法を順守し、何者にも冒されない理想郷の完成のためより善い人間を選び、選ばれない人々を排除する第六特異点で行われた聖都キャメロットに向かい入れる者を選ぶ儀。
決して穢れない魂。あらゆる悪にも乱れぬ魂。生まれながらにして不変の、永劫無垢なる人間を選び取るための儀。
強い光でありながら眩しくない光を浴び、選ばれた者は身体が光り出す。聖抜で選ばれた者だけが聖都に招き入れられる。
- 聖罰
- 第六特異点で行われた聖抜に選ばれなかった者に対する粛正。
- セイントグラフ
- 『Grand Order』にてゲーム内で使用されるサーヴァントが宿るカードの総称。
- 世界の裏側
- 神代の終わりに、幻想種たちが去っていった場所。アヴァロン等の理想郷は『星の魂の置き場所』であり、裏側とは別のもの。
- 【関連項目】幻想種、神代、聖槍ロンゴミニアド
- セクター
- 拠点。敵陣営の「セクター」を制圧するには、内部にいる敵兵を倒し、拠点を守る存在である「アグレッサー」を撃破する必要がある。
- 「レジムランク」が存在し、高ランクの「セクター」を制圧することで一気に有利な状況に持ち込めるが、強力な敵が待ち受けるというリスクもある。
- 逆に自分の「セクター」を敵に制圧されると「レジムマトリクス」が敵に移行してしまう。
- 千里眼
- 最高位の魔術師の証である「此処に居ながら彼方を見据える」眼。古来より、神々から土地を任され、人々の生活を守る祈祷師に必要とされるもの。
「識る」事が魔術の基本にして最奥であるというのなら、彼ら千里眼の魔術師たちは生まれながらにして真理に到達している。どれほど重厚な魔術回路を持ち、強大な魔術式を操れようと、この千里眼を持たない魔術師は最高位の座に呼ばれることはない。
いくつか種類があり、マーリンは世界を見通す眼を、ギルガメッシュは未来を見通す眼を、ソロモンは過去と未来を見通す眼を所有している。
全てを視通すとされてるが、彼らは太陽系圏内の範囲しか知覚できないらしく、元々は異星の存在でそれが地球に隕石の形で落下して現地の生物に寄生して神となったという南米の神話大系の神々のことは知らなかった。
彼ら千里眼持ちたちには独特の連帯感があり、直接面識がせなくても互いを意識しあっているため、初対面であってもタメ口だったり馴れ馴れしかったりするという。
アルジュナ等も同名のスキルを持つが、こちらは未来や過去を見渡した等という描写は無いため、純粋に並外れた視力を表すスキルだと思われる。
- ソロ・サーヴァント
- 設定変更により「開かれた、一つの大きな世界」となった新生ムーンセルSE.RA.PHにおいて、その世界開拓の一要因としてランダムに召喚されたサーヴァント。
NPCのモデルと同様、基本的に聖杯戦争で重要な役割を示したサーヴァントが優先される。しかし中には聖杯戦争の記録には存在しないサーヴァントも含まれている。
た行
- 第一次聖杯戦争
- 西暦1800年頃に開催された聖杯戦争。聖杯降臨地は柳洞寺。
もともと御三家にはこの儀式を聖杯を奪い合う戦争にする意図はなく、「聖杯戦争」というシステム自体が発足しておらず、この時には令呪すらなかった。(聖杯戦争と呼ばれるようになったのも第二次から)
実際には聖杯を使えるのは一組だけであることが発覚し、御三家の間で聖杯の所有権を決めるための諍いが発生する。(アイリ師匠いわく「ちょっとした いがみ合い」)
第一回目なだけに、まともなルールが規定されていなかった。更にこの頃は令呪が存在しなかった為サーヴァントが制御不能になるなど大規模な混乱が発生し、儀式としての体をなさず失敗に終わる。(殺し合いをしている間に終わってしまったらしい)
- 代行者
- 聖堂教会の異端審問員であり、教義に存在しない「異端」を力ずくで排除するモノたち。法王を支える百二十の枢機卿たちによって立案された、武装した戦闘信徒。
一般的に連想される「エクソシスト(悪魔祓い師)」ではなく「エクスキューター(悪魔殺し)」であり、目的は悪魔を消し去ること。悪魔を追い払う(同時に犠牲者の魂を救う)わけではない。 - 【関連項目】聖堂教会、埋葬機関
- 第三次聖杯戦争
- 西暦1930年頃に開催。第二次世界大戦の直前に開催された聖杯戦争。帝国陸軍やナチスが介入し、帝都で戦いが繰り広げられる(詳細不明。冬木市で行われる前の前哨戦?)第二次が大まかな取り決めしかないルール無用の殺し合いになったため、第三次ではもっと細かなルールが決められた。
初めて魔術協会と聖堂教会が介入し、言峰璃正を監督役として置く。(聖杯戦争を公正に監督させるために、アインツベルン側から教会に聖遺物を監督するようけしかけた)
戦いの過程で小聖杯が破壊され無効試合となって終わった。
アインツベルンが必勝を期して「復讐者」のサーヴァントを召喚するも早期に敗退。だが、この「復讐者」のサーヴァントの為に聖杯が「この世全ての悪」に汚染されてしまう。『Fate/Apocrypha』の世界では「復讐者」は召喚されず、代わりに「裁定者」のサーヴァントが召喚される。
エーデルフェルトの双子姉妹が参戦し、妹が戦死。姉はなんとか生還し、この一件で同家の日本嫌いが始まる。聖杯降臨地は冬木教会。
「聖杯の器」が途中で破壊され、聖杯戦争は無効となって終わる。第三次までの「聖杯の器」は無機物であった。(「お願い!アインツベルン相談室」によれば、聖杯は起動したが正しい所有者を得られないまま消滅した)。 『Apocrypha』の世界ではユグドミレニアとナチスによる大聖杯強奪事件が発生し、冬木における聖杯戦争は幕を閉じる。
また、非公式ではあるが「アインツベルンが復讐者を召喚し、帝国陸軍が聖杯を奪取する」場合、『帝都聖杯奇譚』の物語に繋がることが示唆されている。
この聖杯戦争を参考にして、アサシンのマスターとして参加していた魔術師の一族がシステムを模倣し、末裔に当たるファルデウスの所属する組織の手によって後述するスノーフィールドにおける「偽りの聖杯戦争」が開催される。
なお、この時点でアメリカ政府が協力していたらしく、第二次大戦末期の冬木空襲に乗じる形で何らかのアプローチを行った事が『氷室の天地』で語られている。
- 大帝都
- 三咲町の焼肉屋さん(正確には、隣町にある)。品質よりも安さで勝負する、学生にはありがたいお店。
人間の限界に挑戦する食べ放題がスペシャルメニューとして存在し、上位メンバーの名が店には貼り出されている。一月単位で変動するそれらだが、一位と二位の「あおざきあおこ」「あおざきとうこ」の記録は化け物じみているので、向こう数年は変わらないだろう、と噂されているとかなんとか。 - 【関連項目】三咲町
- 第二次聖杯戦争
- 西暦1860年頃に開催された聖杯戦争。令呪を始めとする細部のルールを整備して、ようやく「聖杯戦争」というシステムが機能し出す。聖杯降臨地は遠坂邸。
外来の魔術師は聖杯の起動式を知る事だけを報酬として招かれ、本来は御三家だけが争う予定だったが、御三家が決裂していることをチャンスと見て他の4組も聖杯獲得を狙う。
儀式は失敗に終わる(「お願い!アインツベルン相談室」によれば、勝者が決することなく全滅したらしい)。
- 第二東京大学最先端情報科学研究所
- ネットワーク研究で名を馳せる研究所。魂の霊子化についての専門研究が行われている。この研究所の魂の霊子化研究の被験者リストにある魂を霊子化させる才能を持つ人間の名前と、西欧財閥に一斉検挙・摘発されたハッカー達の名前が97.2%の割合で一致していた。
- 退魔四家
- 浅神、七夜、巫浄、両儀の四家。混血の天敵とされるが、両儀以外は断絶または没落している。
作中にも用語辞典にも無い名称なのだがファンの間ではそれなりに使われており、記念本一問一答にて奈須きのこも使用した。
- 第二要素
- 「魂」を参照。
- 第三要素
- 「精神」を参照。
- 第五元素、第五仮説要素、第五架空要素
- 「エーテル」を参照。
- 第五真説要素
- 真エーテル。第五架空要素を自壊させる。
- 第六架空要素
- 「悪魔」を参照。
- 台湾製の不味い煙草
- シリーズの要所に登場する小道具。蒼崎橙子の知り合いの煙草職人がダンボール1箱分だけ製作したもので、橙子が愛飲している。作中で繰り返し不味いと言われながら、愛用者が幾人も存在する。
- 『Fate/Apocrypha』に出てくる獅子劫界離もこれと思わしきモノを吸ってる。
- 魂
- 第二要素。物質界において唯一永劫不滅でありながら、肉体という枷に引きずられ、単体でこの世に留めることはできない。
記憶、魔術回路などは本来、肉体ではなく魂に存在する。魔術において必要な要素とされていながらも、魔術的には扱いが難しい物とされ、魔術による干渉はあくまで「内容を調べるモノ」、「器に移し替えるモノ」に限られ、魂本体には加工や消費といった利用価値は無いとされる。真に利用法を確立した人物は第三魔法の体現者である一人しかいない。(ミハイル・ロア・バルダムヨォンやタタリ/ワラキアの夜が行っているのは、魂の「情報化」であってコピーの類)。
また、人間霊であるサーヴァントにとっては精神と並んで魔力の供給源となる「食事」ともなる。 - 【関連項目】魔法、魔術、サーヴァント
- チェイテハロウィン叙事詩
- チェイテピラミッド姫路城の姫路城の部分の屏風にメカエリチャンが2017年までのハロウィンイベントの記録を参照し、ジェットインク技法で出力したもの。
- この屏風はハロウィンの記録であると同時に、エリザベート=バートリーのやらかした多くの不手際の歴史の証拠。
- これを見た者は誰もが、エリザベート・バートリーはチェイテの領主に向いていない、と実感するとか。
- メカエリチャンは題材はともかく、アートとしてはなかなか良いできだと思っている。
- チェイテピラミッド姫路城
- チェイテ城の上に逆様のピラミッドがぶっ刺さり、その上に姫路城が乗っているという禍々しい混沌の城塞。西洋/中東/東洋の建物全文乗せ。
ダ・ヴィンチちゃん曰く、「ハンバーグの上にチョコパフェと刺身を乗せてチリソースで食べさせられる」みたいなグロテスクさらしい。
逆さまのピラミッドはオジマンディアスから借りたものであり、クレオパトラはライブステージの役目を果たすチェイテ城の強化、領民の安眠が減少するリスクを間接的に止めるためにそのまま放置している。
このため、エリザベートが撤去しようにも「多額に賠償金を支払われる」ことや領民それをさせるわけには行かないということから2017年度では後回しにしていた。その上にに聖杯が刑部姫の「引き籠もりたい」という願いを叶えるために、姫路城が着陸した。
- 超能力
- 「魔術」という神秘に根ざしたある種の技術ではなく、「混血」のようにヒト以外の魔の力を取り入れた結果でもなく、ヒトがヒトのまま持つ特異能力。俗に言う超常現象を引き起こす回線。
魔術と違い、先天的な資質が不可欠とされ、基本的には「一代限りの突然変異」。ただし、近親婚を繰り返すなどして血脈の中に超能力を留めておこうとする一族等の例外はある。また、別の資質だったものが、後天的に変化して、別の超能力を持つに至る場合もある。
高度なものになると、魔術では再現できない。直死の魔眼などがこれに相当する。これを「魔」に対抗するための人類という種の祈りの結晶――つまりアラヤの抑止力と捕らえる考え方もあるが、真偽は定かではない。
一見すると魔術でできないこと=魔法=超能力のように思えてしまうが、魔術と魔法の差は「結果をもたらせるか否か」であるので、例えば直死の魔眼がもたらすのは「死」であり、どれほど特殊な過程を経ようと結果は結果であるため、魔法の域には至らない。 - 【関連項目】直死の魔眼、抑止力
- 直死の魔眼
- 対象の「死」を視覚情報として捉えることが出来る目。死の情報は黒い「線」と「点」で示される。
- 【関連項目】超能力、魔眼
- チョコ・サーヴァント
- カルデアのサーヴァントたちが湯煎で溶かしていたチョコレートが合体してサーヴァントを模した人型になり走って逃げだしたもの。
ヴァン・ホーエンハイム・パラケルススがチョコの食べ過ぎはマスターの健康に良くないと考え、魔術で食材としてのチョコレイトを根絶やしにしようとしたのが原因。
- 使い魔
- 魔術師が使役する従者。
- 【関連項目】魔術、サーヴァント、マスター
- 月の裏側
- 『Fate/EXTRA CCC』の舞台。表は地球側、裏はその反対側である。
この領域はムーンセルが不要と判断した情報、主に知的生命体にとって害にしかならないもの、を保管しておく廃棄場として使用されている。
- デミ・サーヴァント
- 人間と英霊の融合体。融合した者は身体能力、魔術回路、全てが向上する。
- 【関連項目】サーヴァント
- 伝承防御
- 限定的な概念防御。ある決まりに添った攻撃でなければ通らない。
- 【関連項目】久遠寺有珠、ロビンフッド
- テンプル騎士団
- 聖地巡礼する信徒たちを守るために、聖職者によって結成された騎士団。
- その任務の一つに教徒や騎士の財産を管理運営するという役割もあり、信徒と十字軍が増えることに比例して、管理する財産も膨れ上がり、最終的には貸し付けも行う銀行業務へと発展し、一国の財産を預かるまでに至った。
- 巨額の負債を抱えたフランス王国は借金の帳消しと財産没収のために彼らを逮捕、拷問にかけ、借金の帳消しには成功したものの、財宝の大部分は危険を察知していた彼らに秘匿され手に入れることができなかった。
- 一説では聖杯を所有したとも、黒魔術に関わったとも言われている。
- 『Grand Order』の幕間の物語「テンプル騎士団の財宝を追え!」ではアンとメアリーが闇に消えたテンプル騎士団の財宝を捜し求めている。
- 『Prototype』におけるバーサーカーのマスター、サンクレイドはこの組織の一員。
- 投影六拍
- 無限の剣製による投影の理屈。創造理念(どのようないとで)、基本骨子(なにをめざし)、構成材質(なにをつかい)、製作技術(なにをみがき)、成長経験(なにをおもい)、蓄積年月(なにをかさねたか)。これを追想(トレース)することで、より高度な複製を可能とする。
- 【関連項目】衛宮士郎、エミヤ、無銘、クロエ・フォン・アインツベルン
- 遠坂家
- 冬木の管理者の家。キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグに宿賃代わりに少し筋を見てもらい、宝石剣の設計図を宿題として残された。
武術で根源に至ろうとしたが、マキリとアインツベルンに勧誘され聖杯戦争を行う場所を提供した。
- ドールズ
- エインズワース家の使役する兵隊。『概念置換』を使い「死者の人格を人形と置換することによる擬似的な死者蘇生」を行われた人形。
- 【関連項目】エインズワース家
- 特異点
- 魔術王ソロモンが人理定礎を掻き乱すことで誕生した「間違った歴史」。
- 時計塔
- 魔術協会における三大部門の一角。倫敦は大英博物館を拠点とする、現在の魔術協会の総本部。
作中で用いられる魔術協会という呼称は、特に注釈がない限りほぼこの時計塔のことを指す。 - 【関連項目】魔術協会、魔術
- トップ・サーヴァント
- アルテラ解放を感知したムーンセルによって召喚されたサーヴァント。
- 大英雄として広く伝わる英雄の中の英雄、通常の七分類とは異なる特殊クラスで召喚された英傑。
- 『EXTELLA』作中ではギルガメッシュ、イスカンダル、ジャンヌ・ダルク、カルナ、アルトリア・ペンドラゴンが該当する他、ロムルスもムーンセル・トップサーヴァントの資格を有するという。
な行
- 肉体
- 第一要素。物質界に形あるモノとして存在する。しかしこれだけでは動物も人間も機械と相違ない。
- 日本
- 極東にある島国。権能によって出来た国。
- 日本三大化生
- 日本における、強大な力を持つ三体の化生を指す呼称。玉藻の前が日本三大化生の一人であることについて言及されているものの、残りの二人については不明。
一般的に日本三大妖怪として挙げられる大嶽丸、酒呑童子、玉藻前が、そのまま日本三大化生である可能性もある。
- ネコ二十七キャット
- 死徒二十七祖とは別に太古から活動している謎のクリーチャーアライアンス。グレートキャッツビレッジのネコ精霊たちの頂点に立つネコたち。
『AATM』の時点で空席は24あったが、わるい由紀香、きれいな蒔寺、ヘンな氷室が加入した。一番下っ端のネコアルク・バブルスはリストラ予定。
FESパンフレットでは番外も含めて23匹。
01.はじまりのネコアルク 02.cosmo murder 03.偽乳疑惑の猫又妹 04.(欠番) 05.(欠番)
06.きれいな蒔寺 07.ヘンな氷室 08.わるい由紀香 09.(欠番) 10.虎竜(こたつ)で眠るSSF
11.(欠番) 12.最強のカリヤーン 13.エクスペリエンス・コハッキー 14.貞淑なステンノー 15.爛漫なエウリュアレ
16.エイイチロー版サジョーアーヤカ 17.(欠番) 18.正体不明系魔法少女プリンセスフォーチュン
19.鉄拳ヴァイオレスト・リーズちゃん 20.白レン 21.縞レン 22.三毛レン 23.ぶちレン 24.パンダ師匠
25.NG秋葉 26.製パン合体巨神キッツィーちゃん 27.華麗なるコマドリー EX.働かざるネコカオス
- ノウブルカラー
- 特例。魔術協会における、生まれ持った特殊な資質に対する呼称。魔術回路の働きが天体運営に近い(通常は地殻流動に近い)。
主に「魔眼」持ちに与えられており、志貴の直死やライダーの石化のように、先天的に他者への運命干渉が可能である強力な魔眼は確実にノウブルカラー。「主に」とされるように、「先天的な資質」が該当するのであって、魔眼だけが対象ではない。厳密な意味では魔眼のカテゴリから外れる直死の魔眼でも、ノウブルカラーである。 - 【関連項目】魔術協会、魔眼、直死の魔眼
は行
- バーサーカー
- 聖杯戦争における[[サーヴァント}}のクラスの一つ。「狂戦士」を意味する。
- 真名を隠す必要のあるサーヴァントは、慣例的に生前の名前ではなく聖杯戦争におけるクラス名で互いを呼び合う。
- 【関連項目】聖杯戦争、サーヴァント、クラス
- はぐれサーヴァント
- 召喚者のいないサーヴァント。
- 八一号聖杯爆弾
- 帝都聖杯奇譚における聖杯。大聖杯を元に魔人アーチャーが造りだした魔導兵器。
- パララララ機関
- かつて存在した、神論と魔術論の融合を旗印とした魔術機関。
- 当然のごとく聖堂教会にとっては存在自体が異端かつ冒涜なため壊滅させられたが、残党の一部が逃げ散った模様。
- 残党と思しき人物が「マスター」と呼びかけていることから、創設者は彼ではないかと言われているが、真偽は不明。
- 【関連項目】聖堂教会、魔術
- バレンタインデー
- セント・バレンタイン・デーとも。親愛の意を示す、あるいはこれから懇意になりたい、という意思表示をする催し。
- 2月14日に行われる。本来は古きローマ神話にこそ由来するが、ウァレンティヌスの殉教が古き婚姻の女神を残した。
- その名と行いが、古くから連綿と続く豊穣の祭りと合わさったことで新たな催しとなり、今日における「恋人たちの日」となった。
- 現代の極東では一般的に女性が男性にチョコレートを贈る、という習慣に固着しているが、それも時代の流れ故か、最近はそこらへんもボーダーレスになり、友人、上司、部下、家族、恋人からチョコを贈り贈られるのが主流となった。
- 欧米はそうとは限らず、イギリスでは特に男性も女性も変わりなく、意中の相手にチョコレートを送るが、元々チョコレートを贈るという習慣は、イギリスから派生したものである。
- また、イギリスではチョコに加えて、ワインや花、シャンパンといったものを贈り、そして極々普通の愛の言葉を綴る名前のないメッセージカードが必須となる。
- 端的に言えば、発祥は地中海、極東では商品販促として発展し、南米由来のカカオマスのお菓子を贈る、その習慣は英国から派生したモノという、世界に股をかけた催し、文化の混淆と言える。
- 『Fate/Grand Order』ではバレンタインデーを題材にしたイベント「チョコレート・レディの空騒ぎ -Valentine 2016-」が開催されていた。
- ハロウィン
- 元々はケルトの年末をお祝いする日であったが、今では形を変えて、万聖節……聖人に祈りを捧げる日の前夜祭として親しまれている。
- 反英雄
- 悪を行い人々から呪われる存在ながら、それが結果的に人々の救いとなって奉られた英雄。
- 【関連項目】英霊
- 反転
- 混血の者がその血ゆえに人外のものとしての欲に飲まれた状態。
- 転じて、間桐桜に対する黒桜のような、欲望が現出したもう一方の人格を指すことも。こちらの意味の場合は、対象となる人物によっては他に「黒化」とも言われる。
- 【関連項目】混血、紅赤朱
- ビアフラ連邦
- 2016年に建国されたアフリカ東南部の小国家。クローン売買シンジケートによる傀儡政権であるとの国際的な指摘がある。しかし北半球資源機構に参加してはいないものの資源採掘権を放棄しているため、北半球資源機構としても軍事介入をする大義名分がなく、国連も人道的な立場から攻撃することが出来ない。
2030年代においてネットワークへの接続を拒否している国家の一つであり、厳しい情報管制が布かれている。また入国も難しいようで、Fate/the Factの記者は事実上密入国するしかないビアフラ連邦での取材を諦めている。
- ビースト
- 七つの人類悪。人間の獣性から生み出された七つの災害。災害の獣どもの総称。
- 【関連項目】聖杯戦争、サーヴァント、クラス、エクストラクラス
- ピクト人
- スコットランドに在住していた先住民族。ローマ帝国やその後のブリテンとは対立関係にあった。
- 【関連項目】円卓の騎士、ブリテン島
- ヒュドラ
- Fateシリーズで度々名前が出てくる幻想種。ギリシャ神話に登場する多頭の蛇の怪物。
- 伝承通り猛毒を持ち、その殺傷力はサーヴァントにとっても脅威となるほど。幻想種としては強力な部類らしく、ヘラクレスの十二の難行の中でもヒュドラ殺しは別格の功績として扱われている。
- 近年のファンタジー界隈では竜の一種とされることもあるが、TYPE-MOON世界での扱いは不明。ギルガメッシュの王の財宝内には食用(毒あり)がある。
- 【関連項目】ギリシャ神話
- ファヴニール
- 邪竜。伝承では元々は人間だった存在。「悪竜現象」によって人から竜に変じた存在。ジークフリートとシグルドによって退治された。
- 『Fate/Apocrypha』では聖杯大戦の終盤において起動した大聖杯を世界の裏側に持ち去るためにジークもファヴニールと化した。
- 『Fate/Grand Order』では百年戦争時代のフランスにて竜の魔女ジャンヌ・オルタによって竜の群れやサーヴァント共々召喚された。
- 数多く語られながらも本編に出てくることのなかった竜種の中で、初めて作品登場を果たした記念すべき竜種。
- 【関連項目】竜種
- ファンタズムサーキット
- 宝具を真名解放する際に、対軍性能を付加し威力を上げる外付けの魔術回路。宝具を使用するのに3つ集める必要がある。
- フィオナ騎士団
- フィアナ騎士団とも。アルスター神話の時代であるクー・フーリンの赤枝の騎士団から約300年後ほど後の時代に活躍した、エリン(アイルランド)の守護を行う騎士団。
- 「エリンの守護」には外敵から国を守るという意味以外にも、時として現世に顕現する神霊から人間を守る、という意味もあった模様。
- 騎士団長はフィン・マックールであり、ディルムッド・オディナが随一の戦士として活躍していた。
- しかしグラニアの一件でディルムッドを見殺しにしたことが原因で二つに分かれて戦争を起こす形で瓦解してしまう。
- 【関連項目】ケルト神話
- 封印指定
- 学問的に習得不可能レベルの魔術を身につけた魔術師に対し、魔術協会がサンプルとして保護する、と伝える令状。
魔術師としては栄誉であるが、軟禁生活を強いられるため、たいてい逃亡する。 - 【関連項目】魔術協会
- 冬木市
- 『Fate』シリーズの中心的舞台となる地方都市。西日本の日本海側に存在し、古くから魔術師達が住み着く特異な霊地。
- 【関連項目】聖杯戦争
- ブリテン島
- 現在のイギリスの領土のほとんどを占める島。アーサー王物語やケルト神話の主要な舞台となる。
- 『Fate』シリーズの世界では神秘上の特異点として存在しており、聖槍ロンゴミニアドによって「世界の裏側」と「人間の世界」が交わらないように結びつけられた臍として機能している。
- このため、西暦以後になっても失われたとされた神代の神秘が存在していた。
- 【関連項目】アーサー王物語、ヴォーティガーン、ケルト神話
- プロメテウスの火
- 人理継続保障機関フィニス・カルデアの炉。マーリンはこのプロメテウスの火にレイシフトじみた補給方法で魔力リソースを密かに提供していた。
- 並行世界
- 別の可能性を描いた世界。平行世界とも。
- 宝具
- 英雄(英霊)を象徴する、奇跡を成す兵器。物質化した奇跡とも称される。武器が代表的だが、防具や無形の秘術も含む。
- 聖杯戦争においては、サーヴァントがもつ最終武装であり、切り札。同時に、宝具を使うことはサーヴァントの正体の露見を意味する。
- 【関連項目】英霊、サーヴァント
- 彷徨海
- 魔術協会における三大部門の一角。別名「移動石柩」。北欧を根城とする原協会で、その名の通り海上を彷徨い移動する山脈の形をしているという。
- 【関連項目】魔術協会、魔術
- 奉納殿六十四層
- 小川マンションの結界名。固有結界を持たない荒耶が人工的に作り上げた、彼の心情風景の具現。矛盾する螺旋。太極図の伽藍。
- 【関連項目】固有結界、小川マンション
- 北欧神話
- 北欧に伝わる神話大系。ギリシャ神話、インド神話に並ぶ世界三大神話の一つ。ゲルマン神話と同一視されることもある。
- 戦いを尊ぶ精神と強固な運命論的価値観が特徴であり、『ニーベルングの指輪』など多くのフィクションの元ネタにもなっている。
- ブリュンヒルデやシグルドが登場する他、雷神トールや魔術神オーディン、その持ち物であるグングニルやミョルニル、ルーンについて触れられている。
- 【関連項目】サーヴァント、ルーン
- 星
- TYPE-MOON世界では、基本的に地球のこと。また、地球の意思のこと。
- 惑星というのはその地表で活動する生命によって物理法則を変えていく特性を持つ。
- 【関連項目】抑止力、ガイア、アラヤ
- 捕食遊星ヴェルバー
- 一万四千年前に地球の先史文明を破壊しつくした遊星。ムーンセル・オートマトンが唯一「敵」と認識する存在。
- ホムンクルス
- 人造人間。錬金術において、人の精と幾つかの要素を以って育てられる、子宮を用いない生命の誕生法によって生まれる者達。
- 【関連項目】魔術
- 本物の聖杯戦争
- 偽りの聖杯戦争を生け贄として開催された、7柱で行われる聖杯戦争。偽りの聖杯戦争によって荒らされ一定方向に『波』が集約した霊脈の反動を利用することで行われる。
ま行
- 空想具現化
- マーブル・ファンタズム。読んで字の如く、自らの空想を具現化し、世界を変化させる能力。精霊種が持つ自然への干渉能力。
ただし、変化させることのできるのは自身(精霊)と自然物のみという制限があり、自然から離れてしまった、例えば人工物を変化させることはできない。
精霊の住むとされる異界(別世界ではない)であるところの隠れ里や常春の国といったものは、精霊の描いた空想が具現化したものであるとされる。アルクェイド・ブリュンスタッドの居城「千年城ブリュンスタッド」も同様。 - 【関連項目】固有結界
- 埋葬機関
- 聖堂教会の最高位異端審問機関。悪魔祓いよりも「悪魔殺し」を行う代行者たちの、その中でもさらにトップエリートが所属する組織。その名に違わぬ超武闘派集団で、七人の代行者と一人の予備役から構成される。
状況次第では教会の意向に背くことも出来るほどの強権が与えられており、例えそれが大司教であっても悪魔憑きならば即座に串刺しにするほど。ゆえに、異端を狩る機関でありながら「教会における異端」と囁かれる。 - 【関連項目】聖堂教会、代行者
- 魔眼
- 主に魔術師が持つ一工程の魔術行使で、視界にいるものに問答無用で魔術をかけるというもの。
- 【関連項目】直死の魔眼、ノウブルカラー、魔術
- 魔術
- 魔力を用いて人為的に神秘・奇跡を再現する術の総称。「魔法」とはその定義が異なる。
- 【関連項目】魔法、魔術協会、魔術回路、魔術刻印、魔力
- 魔術回路
- 魔術師が体内に持つ、魔術を扱うための擬似神経。
- 【関連項目】魔術
- 魔術協会
- 魔術師たちによって構成された、魔術師を管理する団体。
- 【関連項目】時計塔、アトラス院、彷徨海、魔術、封印指定
- 魔術刻印
- 魔術師の家系が持つ遺産。生涯を以って鍛え上げ、固定化(安定化)した神秘を刻印にし、子孫に遺したもの。
- 【関連項目】魔術
- 魔術礼装
- 単に礼装とも呼ばれる。魔術の行使をサポートする特殊武装。一般には「魔法使いの杖」として認知されているもの。当然、杖の形に限定されているわけではない。
- 【関連項目】概念武装、宝具
- 魔人化
- 自らの業によって人間ではなくなってしまい、結果的に悪魔のカテゴリーに含まれること。悪魔、魔人化と銘打ってはいるが、この認識宇宙における「人」ではなくなった結果、異なる文明圏や異なる惑星に住まう高次元生命体と変わらない在り方を持つ。もしくは二十世紀に流行した、とある創作神話における邪神の在り方に近い。
- 魔神柱
- 『Fate/Grand Order』に登場する異形の存在。 ソロモン七十二柱の魔神の名を持つ。
- マスター
- 主人。使い魔との契約者。
- 聖杯戦争の参加者。聖杯の助けでサーヴァントを召喚し、従える。
- 【関連項目】聖杯戦争、サーヴァント、令呪
- 間桐家
- 元々は日本の魔術師ではなく、西洋の出身。
英霊を使い魔にするサーヴァントシステムや令呪を考案している。
本来の家名はゾォルケン。
- マナ
- 魔力の呼び名の一つ。大源。自然界に満ちている星の息吹たる魔力、つまり地球そのものが持つ魔力を指す。
西暦以前のマナは第五真説要素(真エーテル)によるものだったが、西暦以後のマナは人工的に作られた第五架空要素(エーテル)へと変化している。 - 【関連項目】魔力、オド
- 魔法
- 「魔術」とは異なる神秘。魔術師達が目指す最終到達地点である「根源の渦」から引き出された力の発現。その時代の文明の力では、いかに資金や時間を注ぎ込もうとも絶対に実現不可能な「結果」をもたらすものを指して魔法と呼ぶ(対して魔術は、一見ありえない奇跡に見えても「結果」という一点においては、別の方法で代用ができる)。
人類が未熟な時代には数多くの魔法があったが、それらは文明の発達にともなって、殆どが魔術へと格下げされた。 - 【関連項目】魔術、根源
- 魔法使いの匣
- 喫茶店アーネンエルベの別名。
- 【関連項目】三咲町、冬木市、魔法、アーネンエルベ
- 魔力
- 魔術を発動させるための要素のこと。加工された生命力であるが、魔力が生命力に還元されることや生存に魔力を必要とする存在もおり、生命力と同一視されることもある。
自然に満ちる星の息吹である大源の魔力「マナ」と、生物の生命力より精製される小源の魔力「オド」があるが、魔力である点においてそのほぼ性質に差はなく、基本的には単純にマナのほうがオドよりその絶対量が優れていることとして扱われる。
「ほぼ」とあるように全く性質に差がないわけではなく、例としてサーヴァントによっては宝具の使用等の際にはマナを自然界から取り込むことも出来るが、自身の動力源としての魔力はマスターの提供するオドに頼らざる得ない。 - 【関連項目】マナ、オド、魔術
- ムーンクランチ
- ムーンセルの魔力を使いレガリアをマスターがイメージする新たな鎧へと形態変化させる能力。
- ムーンドライブ
- レガリアを持たないサーヴァントたちを、ムーンセルの魔力を使い、ステータスをブーストアップさせる強化術式。
- 冥界
- どんな英霊であろうと神性であろうと無力化する世界。あそこでは死と、主人であるエレシュキガルが絶対の法律であり、最高権力者。
- メソポタミア世界では上から天と地、冥界とつながっているが、神代ではそれらが三つ織物の上にある。
- 神性がマイナスに働く効果があり、弱い者はそのままだが、強いものは弱体化してしまう。それは七つの権能を以て冥界に下ったイシュタルも捕まって串刺しにされてしまった。
- 所々に地上で死んだ人間の魂が地上に返さないように収めた槍檻がある。
- メシアン
- 三咲町のカレー屋さん。シエルのお気に入りの店。
- 【関連項目】三咲町
や行
- 山育ち
- TYPE-MOONにおける強キャラ設定の一つ。人里離れたコミュニティで育ったことで常人を超えたレベルのスキルを身につけていたり、基本性能が人間から逸脱していたりする。
- 【関連項目】葛木宗一郎、静希草十郎、坂田金時、殺生院キアラ
- ユグドミレニア
- 『Fate/Apocrypha』の世界において、魔術協会から離反した魔術師の一族。「千界樹」とも。
- 【関連項目】魔術協会、聖杯戦争、聖杯大戦
- 抑止力
- カウンターガーディアン。集合無意識によって作られた、世界の安全装置。人類の持つ破滅回避の祈りである「アラヤ」と、星自身が思う生命延長の祈りである「ガイア」の二つがある。
- 【関連項目】ガイア、アラヤ
- 404光年
- ムーンセルが使用している術式。第七階層と中枢の境界線。
全長3.82205348×10^15Kmの空間と思わせて、実際は何百年かけても突破できない無限距離が作られており、中枢への無断侵入者を防いでいる。
聖杯戦争の勝者が現れた時は勝者を招くアリーナを、ムーンセルが中枢への架け橋として用意し、突破可能となる。
マテリアル曰く名称の由来は、光である疑似霊子の速さで突破しても404年かかりますよ、という警告と、そのアドレスは存在しません、という忠告が混ざったもの。
ら行
- ライダー
- 聖杯戦争におけるサーヴァントのクラスの一つ。「騎乗兵」を意味する。
真名を隠す必要のあるサーヴァントは、慣例的に生前の名前ではなく聖杯戦争におけるクラス名で互いを呼び合う。 - 【関連項目】聖杯戦争、サーヴァント、クラス
- ラフム
- 『Fate/Grand Order』第七特異点でティアマトによって生み出された「新しい人類」。ビーストⅡの眷属。見た目は紫色の甲殻類のような姿に、縦になった歯を剥き出しにした巨大な口という生理的嫌悪感を催させる姿をした異形の存在。
- ランサー
- 聖杯戦争におけるサーヴァントのクラスの一つ。「槍兵」を意味する。
真名を隠す必要のあるサーヴァントは、慣例的に生前の名前ではなく聖杯戦争におけるクラス名で互いを呼び合う。 - 【関連項目】聖杯戦争、サーヴァント、クラス
- 竜種
- 竜、もしくは竜を模した魔獣のこと。
- 【関連項目】幻想種
- 龍
- 主に東洋におけるドラゴンを指す。
西洋の竜が"魔"とされるのに対し、中華における龍は神的存在とされている。
竜は最強の幻想種だが、龍は無敵であり、戦う必要すらない存在である。 - 【関連項目】竜種
- 霊子
- りょうし。魂、モノの本質、クオリアをデータ化したもの。第三の宇宙を構成する要素。端的に言えば霊魂とでも言うべき概念だが、元素を結合させている『存在の雛形』と言い換えることも出来る。形而上の概念をデータとして形にしたものであり、エネルギーを持った情報、生命を得たデータと考えていい。
魂の霊子化は研究途上の技術であり、単一の魂を霊子化するにはクラウド化された演算サービスを用いても凄まじい処理能力とメモリ領域を要求される。しかしそれらのステップを簡略化して意思の力だけで自らの魂を霊子化する技術も存在するとされる。魂の霊子化には特別な才能が必要となる。
- 霊子演算装置・トリスメギストス
- 2015年に完成したカルデアの発明の一つ。未来観測やレイシフトを管制するコンピューター。
- ラプラスと併せてカルデアスの事象分析やレイシフトの実行に用いられる。
- 前所長が構築したレイシフトの中枢を担う召喚・喚起システムを実現するためにアトラス院が提供した疑似霊子演算器。
- 【関連項目】人理継続保障機関カルデア
- 霊子構造
- 存在の意味である魂を元に定義される『モノの本質』のこと。ソウルクオリアとも。
モノのカタチやサイズ、時間の流れ、固定価値が一定ではない電脳空間で、ウィザードが自分の姿を保っていられるのは高次元にあるとされる魂由来のコレと強く繋がってるため。 - 【関連項目】ウィザード、疑似霊子、疑似霊子コンピューター
- 霊子虚構世界
- 第三虚構世界。Serial Phantasm略してSE.RA.PHとも。
細菌から人間に至るまで、何兆、何京もの生命の記憶が保存されている。
ムーンセル・オートマトンの表層世界。いわば電脳世界だが、スーパーコンピュータや有機ネットワークなどのものとはそれこそ桁が違う。通常の電脳世界では英霊の再現をしようとすれば一体でも即座にリソースを使い果たしてシステムダウンするのだが、それが霊子虚構世界では100体以上が存在している。そのうえ極めて精巧なNPCの作りこみや世界そのもののモデリングなども一般的な電脳世界の比ではない。
これにアクセスできるのは魔術師(ウィザード)だけ。ムーンセル・オートマトンは自らに接触できる人々(=霊子ハッカー)に対してこれへのアクセスを許可した。これに入場する際にはあらゆる記憶が削除され、修正された記憶が返却される。
入場時に記憶を消され月海原学園の一生徒として日常を送るが、その中で四日間のタイムリミットまでに自我を呼び起こし自分を取り戻した者だけがマスターとして聖杯戦争本戦に参加する。この予選通過者には本来の記憶が返却される。予選を通過できなかった者は精神の死を迎える。
腕が確かな霊子ハッカーならば侵入はたやすいが、脱出できるのは聖杯戦争に勝ち抜いたただ一人だけ。聖杯戦争のルール上、敗北すると霊子化した魂ごとデリートされる。
ほぼ全員が似たような容姿なのはアクセスに使用したアバターが似たようなものだからで、遠坂凛や間桐慎二がそれらと一線を画す容姿をしているのはカスタムアバターを使用しているため。カスタムアバターを使用できるのは特に腕のよい魔術師に限られる。
中にはいわゆる3D酔いをするマスターもいる。
- 霊子体
- 霊子によって再現された肉体のこと。
現実の肉体を再現するためには肉体と魂そのものの霊子が不可欠であり、通常の人間には極めて難易度が高くコストがかかりすぎる作業になるため、霊子を用いた仮想空間サービスの多くは予め用意されたアバターを操ることで意識体験を提供する。
しかし優れた霊子ハッカーは自らの肉体を霊子体として構成することが出来る。
霊子体による仮想世界での意識体験は現実世界と区別がつかないほどリアルなものになる。
- 霊子ダイブ
- 霊子ハッカーが電脳世界に入ること。理論的には霊子ダイブは夢と同じカテゴリ、よって霊子ダイブをしている状態では夢を見ることはない。
霊子ダイブの適正を持つ者は稀有であり、魔術の名門から38人、才能がある一般人から10人の合計48人が2015年にカルデアに集められている。霊子ダイブは慣れていないと脳にくるらしく、主人公 (Grand Order)もカルデアに入館した際、シミュレートで霊子ダイブしてゲートから開放されたあと、表層意識が覚醒しないまま、一種の夢遊状態になっていた。
- 霊子防御
- サーヴァント戦で銃が有効ではない理由。これをどう破るかが重要であるため銃では目晦ましにしかならない。
ただし近代兵器を己の起源として愛用する英霊であれば話は違ってくる。それと近代兵器を宝具化できる者。
- 霊子ハッカー
- エルトナムの錬金術師が称する、エーテライトを介して人の記憶を読む霊子ハッカーとFate/EXTRAに登場する、神秘を失った世界の新しい魔術師の二種類の意味を持つ。後者は、自らの魂を霊子化して電脳世界に直接干渉が出来るハッカーの事で、霊子ハッカーと呼ばれる。
- ルーラー
- 聖杯戦争におけるサーヴァントのクラスの一つ。「裁定者」を意味する。基本の七つのクラスに該当しないエクストラクラスで、そもそも聖杯戦争を勝ち抜く必要もない中立の審判という非常に特殊なサーヴァント。
- 【関連項目】聖杯戦争、サーヴァント、クラス、エクストラクラス
- ルーン
- 北欧に起源を持つ魔術系統。歴史は長いが、20世紀の魔術協会ではほとんど廃れていた。
劇中に登場する使い手は、ランサー、バゼット・フラガ・マクレミッツ、蒼崎橙子など。 - 【関連項目】魔術、魔術協会
- 礼園女学院
- 『空の境界』に登場する、黒桐鮮花たちの通う全寮制のお嬢様学校。ミッション系で、もともとはイギリスにある神学校の姉妹校。学長はマザー・リーズバイフェ。この学校をモデルに、浅上女学院が作られたらしい。
- 【関連項目】浅上女学院
- レイシフト
- 擬似霊子転移。疑似霊子変換投射。人間を擬似霊子化(魂のデータ化)させて異なる時間軸、異なる位相送り込み、これを証明する空間航法。タイムトラベルと並行世界のミックス。
- 西暦より過去へのレイシフトは余りにも成功率が低く、管制室のスタッフ全員が一丸になっても、紀元前へのレイシフト証明は膨大な時間がかかる。
- 未来へのレイシフトは難易度が高いだけで、本来は不可能ではない。だが、カルデアでは2017年から先のレイシフトはできない。
- 1回レイシフトするごとに、職員一人の日給が飛ぶほどの費用がかかる。
- 令呪
- 聖杯戦争において、サーヴァントとの契約者に与えられる、最大3回の絶対命令権限。
- 【関連項目】聖杯戦争、マスター、サーヴァント
- レイポイント
- 霊脈のターミナル。魔力が収束する場所。Fate/Grand Orderでは、マシュの宝具てある盾を触媒に召喚サークルを設置し、特異点でのベースキャンプとして使用された。
- レガリア
- 「王の指輪」とも言われる、月の聖杯戦争の勝者に与えられる勝利者の証。
- 「レガリアの王権は絶対」と言われる通り、マスターを持たない他のサーヴァントを従える力を持つ他、ムーンセルのシステム更新に必要だが、不慮の事故で分割され、ネロと玉藻の前が所有した状態になっている。
- レジスタンス
- 『Fate/EXTRA』の世界において、西欧財閥に敵対する勢力の総称。「解放戦線」とも呼ばれる。一部には滅んだ魔術協会の関係者も参加している。
- 【関連項目】西欧財閥、魔術協会
- レジムマトリクス
- 領域の支配権を示す鍵。先に「レジムマトリクス」を15個集めた者が勝者となる。
- これらを集めて支配権を得ると、領域を守護する強力なサーヴァントが登場する。
- レムナントオーダー
- 魔神柱が生み出した亜種特異点の消滅作戦の正式なオーダー名。
かつて時間神殿でカルデアと戦いながら、『七十二柱の魔神』の結束から外れた特使の御遣い。自我に目覚めたことで統括局ゲーティアから離反し、それぞれの意思で世界に散らばった獣の残滓。カルデアが果たすべき使命の残滓。本来あってはならない遺物の回収作業。
これらをふまえて名付けられたオーダー名。グランドオーダーから零れ落ちた、番外の冠位指定だが、難易度自体は七つの特異点と大差ない。
- 路地裏同盟
- 定住地を持たず、路地裏に隠れ住むキャラクターたちの集まり。現状女性のみ、メンバーは4名。
わ行
- 悪巧み四天王対策マニュアル
- カルデアが配布している悪巧み四天王に対する対抗手段が書かれたマニュアル。
- 『SA156───通称“教授”は一定年齢層の少女にパパと呼ばれると、周囲に一層の被害を及ぼす可能性があります
ただし、その被害は対象の少女には及びません。もし対象が悪巧みをしていたならば、少女の交渉によって一時的に無力化させることも可能です。その場合、速やかにマスターへ連絡して、令呪による完全な封じ込め作業を行う必要があります』といった内容が書かれている。
その他
- 7
- 『TYPE-MOON』作品群において良く使用される数字。二桁の場合でも、一の位が7というケースはよくある。
- シエルの切り札は第七聖典。
- 埋葬機関の代行者は7人。(それプラス予備役1人)
- 聖杯戦争で選ばれるのは7人のマスター。召喚されるのは七騎のサーヴァント。
- 遠野志貴の出自は七夜一族で、短刀の銘は「七ツ夜」
- アトラス院は七大兵器を展示。
- アトラス院が発行した契約書は7枚。
- ヴァン=フェムは七大ゴーレム『魔城』を創像。
- アルクェイドは吸血衝動の抑制に7割の力を割いている。
- バーサーカーが『勝利すべき黄金の剣』で殺された回数は7回。
- アーチャーが防御用に使う盾は『織天覆う七つの円環』
- 「空の境界」は原作、映画版共に七章+αで構成される。
- 大聖杯となったユスティーツァ・リズライヒは、アインツベルンの7代目当主。
- 焼却された人類史を修復するために7つの聖杯探索を巡る。
- 朔月家で代々生まれる「神稚児」は無差別に周囲の願いを叶える力を持つが、7歳で普通の人間になる。
- アルクェイドは志貴に17回切断され、17塊の肉片に分割された。
- ロアが転生したのは17回。初代ロア+17回で、18代目に四季が選ばれた。
- マシュの手作りチョコ「カルデアスタンダード」は試行錯誤は17回、特異点での材料探しは27回を経て完成した。
- 死徒の祖は27体。
- 衛宮士郎の魔術回路の数は27個。
- アーチャーがランサーに短剣を弾かれた数は27回。
- 衛宮切嗣の礼装「起源弾」は、第四次聖杯戦争開催前までに37発を消費。