「Fate/Grand Orderシナリオ一覧」の版間の差分

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=== 第1部 Observer on Timeless Temple ===
 
=== 第1部 Observer on Timeless Temple ===
魔術王によって引き起こされた人理焼却を解決するべく、[[主人公 (Grand Order)|主人公]]達が7つの[[特異点]]を巡る物語。
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[[ゲーティア|魔術王]]によって引き起こされた人理焼却を解決するべく、[[主人公 (Grand Order)|主人公]]達が7つの[[特異点]]を巡る物語。
  
 
シナリオライターは東出氏と桜井氏が各章を交互に担当しているが、奈須氏によると人類史を遡るシナリオを手がける以上、自分1人では厳しいと判断しており、東出氏と桜井氏に協力を仰いだ。<br>奈須氏は序章や各章の冒頭と終わり、キャラクターの口調監修、ボスを倒した後のまとめ等、「章内の物語」の外側にある基盤部分「FGOとしての物語」を担当している<ref group = "出" name="コンプ対談">『月刊コンプティーク』2015年12月号106ページ「東出祐一郎・桜井光 Fate/Grand Orderシナリオ対談」</ref>が、第六特異点からメインを担当している。<br>「ゲームの人気が振るわなくても決めていた結末まではやりきろう」という目標を定めており、ラスボスの関連は特異点Fを制作している段階でやりきってしまおうという考えもあった。
 
シナリオライターは東出氏と桜井氏が各章を交互に担当しているが、奈須氏によると人類史を遡るシナリオを手がける以上、自分1人では厳しいと判断しており、東出氏と桜井氏に協力を仰いだ。<br>奈須氏は序章や各章の冒頭と終わり、キャラクターの口調監修、ボスを倒した後のまとめ等、「章内の物語」の外側にある基盤部分「FGOとしての物語」を担当している<ref group = "出" name="コンプ対談">『月刊コンプティーク』2015年12月号106ページ「東出祐一郎・桜井光 Fate/Grand Orderシナリオ対談」</ref>が、第六特異点からメインを担当している。<br>「ゲームの人気が振るわなくても決めていた結末まではやりきろう」という目標を定めており、ラスボスの関連は特異点Fを制作している段階でやりきってしまおうという考えもあった。
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: 副題:序章<br>人理定礎値:C<br>年代:A.D.2004<br>シナリオ担当:奈須きのこ
 
: 副題:序章<br>人理定礎値:C<br>年代:A.D.2004<br>シナリオ担当:奈須きのこ
  
: 西暦2004年の日本の地方都市、冬木市を舞台にしたシナリオ。
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: 西暦2004年の日本の地方都市、[[冬木市]]を舞台にしたシナリオ。
: 比喩ではなく町の全てが燃え盛っている光景は[[Fate/Zero|並行世界の10年前の大火]]の比ではなく、未確認座標としか表記されないそれは元の場所の名前すら識別が困難なほどの有様。元々は『stay night』同様に大聖杯を巡っての聖杯戦争が繰り広げられていたようだが……。
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: 比喩ではなく町の全てが燃え盛っている光景は[[Fate/Zero|並行世界の10年前の大火]]の比ではなく、未確認座標としか表記されないそれは元の場所の名前すら識別が困難なほどの有様。元々は『[[Fate/stay night]]』同様に[[聖杯|大聖杯]]を巡っての[[聖杯戦争]]が繰り広げられていたようだが……。
: 現在ではもはや人間の気配は無く、正体不明の魔物と聖杯戦争の参加者だった7騎のサーヴァントが残るのみとなっている。
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: 現在ではもはや人間の気配は無く、正体不明の魔物と聖杯戦争の参加者だった7騎の[[サーヴァント]]が残るのみとなっている。
: カルデアを襲う異常事態の最中この特異点に飛ばされてしまった主人公達は、なし崩しにこの炎上都市の探索を開始する。
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: [[人理継続保障機関フィニス・カルデア|カルデア]]を襲う異常事態の最中この特異点に飛ばされてしまった主人公達は、なし崩しにこの炎上都市の探索を開始する。
: 戦場となる市内各所は、大橋、教会、港など、以前からのFateユーザーには見慣れた場所が揃う。「TYPE-MOONエース Fate/Grand Order」によると、マップには明らかに「とある宝具」をぶっ放した跡が一直線に延びている。さらにこの特異点のステージBGMは『stay night』の初期タイトル及び劇中曲「Into The Night」のアレンジとなっている。
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: 戦場となる市内各所は、大橋、教会、港など、以前からのFateユーザーには見慣れた場所が揃う。「TYPE-MOONエース Fate/Grand Order」によると、マップには明らかに「[[アルトリア・ペンドラゴン#宝具|とある宝具]]」をぶっ放した跡が一直線に延びている。さらにこの特異点のステージBGMは『stay night』の初期タイトル及び劇中曲「Into The Night」のアレンジとなっている。
: 最初の特異点を『stay night』の舞台となった[[冬木市]]に設定したうえで完全に廃墟になっているのは、『stay night』からのユーザーに対する'''「貴方たちが愛してくれたFateであるが、今までのFateではない」'''という決意表明も兼ねているため。
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: 最初の特異点を『stay night』の舞台となった冬木市に設定したうえで完全に廃墟になっているのは、『stay night』からのユーザーに対する'''「貴方たちが愛してくれたFateであるが、今までのFateではない」'''という決意表明も兼ねているため。
 
: この時点ですでに第1部の結末はあらかじめ決まっており、この特異点はそこから逆算で少しずつ真相の痕跡を散りばめた形となっている。
 
: この時点ですでに第1部の結末はあらかじめ決まっており、この特異点はそこから逆算で少しずつ真相の痕跡を散りばめた形となっている。
  
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: 複数の歴代皇帝が集まり正当なローマ帝国を名乗る「連合ローマ帝国」が突如出現し、本来のローマ帝国との戦争の真っ最中。
 
: 複数の歴代皇帝が集まり正当なローマ帝国を名乗る「連合ローマ帝国」が突如出現し、本来のローマ帝国との戦争の真っ最中。
 
: 件の連合がこの特異点の異常と見たカルデア一行は、ネロ帝の誘いを受け彼女の陣営に加わることを選択する。
 
: 件の連合がこの特異点の異常と見たカルデア一行は、ネロ帝の誘いを受け彼女の陣営に加わることを選択する。
: なおマップのBGMは長らく一章と共通のものであったが、2016年11月9日のメンテナンス以降、専用のBGMが使用されるようになった。
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: なおマップのBGMは長らく第一章と共通のものであったが、2016年11月9日のメンテナンス以降、専用のBGMが使用されるようになった。
  
 
====第三特異点「[[封鎖終局四海 オケアノス]]」====
 
====第三特異点「[[封鎖終局四海 オケアノス]]」====
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: 人理焼却により海を四方に閉ざされ、更に様々な時代、地域の海が封じ込まれているため、正確な地理情報が不明となる。
 
: 人理焼却により海を四方に閉ざされ、更に様々な時代、地域の海が封じ込まれているため、正確な地理情報が不明となる。
 
: 人類で初めて、世界一周を生きて成し遂げた偉大な海賊船長[[フランシス・ドレイク]]と出会った主人公達は、彼女の協力を得て広大な大海原への航海に乗り出す。
 
: 人類で初めて、世界一周を生きて成し遂げた偉大な海賊船長[[フランシス・ドレイク]]と出会った主人公達は、彼女の協力を得て広大な大海原への航海に乗り出す。
: なお基本シナリオは東出氏の担当だが、シナリオ中の[[フランシス・ドレイク]]の台詞は全面的に奈須氏が担当している。[[エドワード・ティーチ|黒髭]]はほぼ全部通ったとのこと<ref group = "出">[https://twitter.com/Higashide_Yu/status/662258146321141760 東出祐一郎Twitter2015年11月5日5:20]</ref>。
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: なお基本シナリオは東出氏の担当だが、シナリオ中のドレイクの台詞は全面的に奈須氏が担当している。[[エドワード・ティーチ|黒髭]]はほぼ全部通ったとのこと<ref group = "出">[https://twitter.com/Higashide_Yu/status/662258146321141760 東出祐一郎Twitter2015年11月5日5:20]</ref>。
  
 
====第四特異点「[[死界魔霧都市 ロンドン|<ruby><rb>死界魔霧都市</rb><rt>ミストシティ</rt></ruby> ロンドン]]」====
 
====第四特異点「[[死界魔霧都市 ロンドン|<ruby><rb>死界魔霧都市</rb><rt>ミストシティ</rt></ruby> ロンドン]]」====
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: 2015年12月28日のアップデートにより追加。大英帝国が産業革命を迎え人類が著しい発展を遂げた時代の核となる、西暦1888年のロンドンを舞台にしたシナリオ。
 
: 2015年12月28日のアップデートにより追加。大英帝国が産業革命を迎え人類が著しい発展を遂げた時代の核となる、西暦1888年のロンドンを舞台にしたシナリオ。
: 世紀末の都市は全く視界が効かない程の濃霧に覆われており、人体に有害な程の濃度の魔力を含んだソレの中ではホムンクルスや機械人形が動き回っている。
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: 世紀末の都市は全く視界が効かない程の濃霧に覆われており、人体に有害な程の濃度の魔力を含んだソレの中では[[ホムンクルス]]や機械人形が動き回っている。
: 円卓の騎士[[モードレッド]]に窮地を救われた主人公達は、この特異点の調査をしているという彼女に協力することになる。
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: [[円卓の騎士]]である[[モードレッド]]に窮地を救われた主人公達は、この特異点の調査をしているという彼女に協力することになる。
 
: 魔の霧の背後にうごめく3人の魔術師。そしてその背後に立つ一連の事態の黒幕とは。霧に包まれた都市でカルデアは、最大の敵と対峙する。
 
: 魔の霧の背後にうごめく3人の魔術師。そしてその背後に立つ一連の事態の黒幕とは。霧に包まれた都市でカルデアは、最大の敵と対峙する。
 
: シナリオ中の[[ハンス・クリスチャン・アンデルセン|アンデルセン]]の台詞は全面的に奈須氏が執筆している。
 
: シナリオ中の[[ハンス・クリスチャン・アンデルセン|アンデルセン]]の台詞は全面的に奈須氏が執筆している。
: なお、第六特異点につながる伏線が張られていたことが後にとある人物により語られた。
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: なお、[[チャールズ・バベッジ|第六特異点につながる伏線]]が張られていたことが後に[[シャーロック・ホームズ|とある人物]]により語られた。
  
 
====第五特異点「[[北米神話大戦 イ・プルーリバス・ウナム]]」====
 
====第五特異点「[[北米神話大戦 イ・プルーリバス・ウナム]]」====
 
: 副題:鋼鉄の白衣<br>人理定礎値:A+<br>年代:A.D.1783<br>シナリオ担当:東出祐一郎<br>監修・加筆:奈須きのこ
 
: 副題:鋼鉄の白衣<br>人理定礎値:A+<br>年代:A.D.1783<br>シナリオ担当:東出祐一郎<br>監修・加筆:奈須きのこ
  
: 2016年3月30日のアップデートにより追加。独立戦争の最中にある西暦1783年の北アメリカを舞台にしたシナリオ。「イ・プルーリバス・ウナム」とはラテン語で「多からなる一」を意味する言葉であり、アメリカという国を指している。
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: 2016年3月30日のアップデートにより追加。独立戦争の最中にある西暦1783年の北アメリカを舞台にしたシナリオ。「イ・プルーリバス・ウナム」とはラテン語で「多からなる一」を意味する言葉であり、[[アメリカ合衆国|アメリカ]]という国を指している。
: 本来ならばイギリス本国とその植民地の民がアメリカという領土をかけて戦っているはずなのだが、現在はケルト神話縁の戦士たちとそれに対抗するアメリカ全国のレジスタンスが東西に分かれて相争う戦場が展開されている。
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: 本来ならばイギリス本国とその植民地の民がアメリカという領土をかけて戦っているはずなのだが、現在は[[ケルト神話]]縁の戦士たちとそれに対抗するアメリカ全国のレジスタンスが東西に分かれて相争う戦場が展開されている。
 
: 負傷し担ぎ込まれたレジスタンスの野戦病院で[[ナイチンゲール]]と出会った主人公は、彼女と共にアメリカ全土を巡る戦いの旅を始める。
 
: 負傷し担ぎ込まれたレジスタンスの野戦病院で[[ナイチンゲール]]と出会った主人公は、彼女と共にアメリカ全土を巡る戦いの旅を始める。
 
: また、遠く違う世界のアメリカを舞台にした[[Fate/strange Fake|偽りの聖杯戦争]]を意識したような台詞や単語が見受けられる。
 
: また、遠く違う世界のアメリカを舞台にした[[Fate/strange Fake|偽りの聖杯戦争]]を意識したような台詞や単語が見受けられる。
 
: 余談だが、実装翌日に各節のタイトルが変更されており、変更前は「[[ラーマ|傷ついたサーヴァント]]」「[[ネロ・クラウディウス〔ブライド〕|問題児のセイバー]]」「聖杯をかけた最終決戦」といったシンプルな題が付けられていたのだが、変更後は「ラーマは戦場へ行った」「スタア誕生」「シールダー、マスター、ソルジャー、ナース」(それぞれ前述のものと同じ節)など、ほとんどが洋画や小説のパロディになった。
 
: 余談だが、実装翌日に各節のタイトルが変更されており、変更前は「[[ラーマ|傷ついたサーヴァント]]」「[[ネロ・クラウディウス〔ブライド〕|問題児のセイバー]]」「聖杯をかけた最終決戦」といったシンプルな題が付けられていたのだが、変更後は「ラーマは戦場へ行った」「スタア誕生」「シールダー、マスター、ソルジャー、ナース」(それぞれ前述のものと同じ節)など、ほとんどが洋画や小説のパロディになった。
 
: 竹箒日記によると、この章をリライトしたことで当初は200kbだったシナリオが300kbに増加したという<ref group = "出">[http://www.typemoon.org/bbb/diary/log/201607.html 竹箒日記2016/7/30]</ref>。
 
: 竹箒日記によると、この章をリライトしたことで当初は200kbだったシナリオが300kbに増加したという<ref group = "出">[http://www.typemoon.org/bbb/diary/log/201607.html 竹箒日記2016/7/30]</ref>。
: また、『[[Fate/Grand Order Arcade]]』では「[[北米神話侵食 イ・プルーリバス・ウナム|北米神話'''侵食''' イ・プルーリバス・ウナム]]」と名前が微妙に異なっており、ストーリーラインも元とは大幅に変わっている。
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: また、『[[Fate/Grand Order Arcade]]』では「北米神話'''侵食''' イ・プルーリバス・ウナム」と名前が微妙に異なっており、ストーリーラインも元とは大幅に変わっている。
  
 
====第六特異点「[[神聖円卓領域 キャメロット]]」====
 
====第六特異点「[[神聖円卓領域 キャメロット]]」====
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: この章で奈須氏がメインを担当することになったのは、「キャメロットが主題になる」ことに伴い「円卓の騎士の説明をするため」である。それも関連してか、ドラマCD版「Garden of Avalon」の劇伴BGMが導入されている<ref group = "出">[https://twitter.com/eicheph/status/759218913565630465 深澤秀行Twitter2016年7月29日19:47]</ref>。
 
: この章で奈須氏がメインを担当することになったのは、「キャメロットが主題になる」ことに伴い「円卓の騎士の説明をするため」である。それも関連してか、ドラマCD版「Garden of Avalon」の劇伴BGMが導入されている<ref group = "出">[https://twitter.com/eicheph/status/759218913565630465 深澤秀行Twitter2016年7月29日19:47]</ref>。
 
: 実は奈須氏はこれまでずっと円卓関連の話の描写をあえて避けており、本人もこれを「もしかしたら一生書かないかもしれなかった」と語っていた。そして当初も全く別物のシナリオを書いていたのだが、坂本真綾氏のライブで楽曲『レプリカ』を聴いたのが切っ掛けとなり全編を書き直し、現行の形になったとのことである。ちなみに、最終節のタイトルも「レプリカ」となっている。
 
: 実は奈須氏はこれまでずっと円卓関連の話の描写をあえて避けており、本人もこれを「もしかしたら一生書かないかもしれなかった」と語っていた。そして当初も全く別物のシナリオを書いていたのだが、坂本真綾氏のライブで楽曲『レプリカ』を聴いたのが切っ掛けとなり全編を書き直し、現行の形になったとのことである。ちなみに、最終節のタイトルも「レプリカ」となっている。
: 事前予告では「過去最大規模のメインクエスト」と銘打たれており、竹箒日記でも「五章が300kbなら六章は550kb」と説明している。奈須氏は自分1人では無理があると判断したのか、エジプト関係と「蒼銀のフラグメンツ」で登場したアーラシュ、静謐のハサンに関連する部分は桜井氏との合作として協力体制を取った。
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: 事前予告では「過去最大規模のメインクエスト」と銘打たれており、竹箒日記でも「五章が300kbなら六章は550kb」と説明している。奈須氏は自分1人では無理があると判断したのか、エジプト関係と「[[Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ|蒼銀のフラグメンツ]]」で登場した[[アーラシュ]]、[[ハサン・サッバーハ〔静謐のハサン〕|静謐のハサン]]に関連する部分は桜井氏との合作として協力体制を取った。
 
: この章から、ボスエネミーに付与され解除不可能となる特殊な状態変化が導入されている。これが一因となりプレイ難易度が急激に跳ね上がっているが、これは危機的状況をプレイヤーに体感させるための意図的なストーリー演出であることが語られている。
 
: この章から、ボスエネミーに付与され解除不可能となる特殊な状態変化が導入されている。これが一因となりプレイ難易度が急激に跳ね上がっているが、これは危機的状況をプレイヤーに体感させるための意図的なストーリー演出であることが語られている。
 
: 当初のタイトルは「第六特異点 神聖円卓領域 エルサレム」だったが、4月27日のアップデートにより変更された。変更当初は宗教関係の問題が原因かと噂されたが、第六特異点実装後しばらくして実はストーリーに即しての変更だったことが発覚。この特異点の名称変更に至る第六特異点の前日譚が竹箒日記上に掲載されている<ref group = "出">[http://www.typemoon.org/bbb/diary/log/201607.html 竹箒日記 2016/7/31]</ref>。
 
: 当初のタイトルは「第六特異点 神聖円卓領域 エルサレム」だったが、4月27日のアップデートにより変更された。変更当初は宗教関係の問題が原因かと噂されたが、第六特異点実装後しばらくして実はストーリーに即しての変更だったことが発覚。この特異点の名称変更に至る第六特異点の前日譚が竹箒日記上に掲載されている<ref group = "出">[http://www.typemoon.org/bbb/diary/log/201607.html 竹箒日記 2016/7/31]</ref>。
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: すべてのマスターと協力して一定数を倒すことで“最終戦”となり、それをクリアすることで制圧完了となり、制圧された魔神柱は他への支援を行わなくなる。
 
: すべてのマスターと協力して一定数を倒すことで“最終戦”となり、それをクリアすることで制圧完了となり、制圧された魔神柱は他への支援を行わなくなる。
 
: これを繰り返して全ての魔神柱を駆逐することで、メインストーリー最後の戦いを迎えられるという流れだった。
 
: これを繰り返して全ての魔神柱を駆逐することで、メインストーリー最後の戦いを迎えられるという流れだった。
: このイベントにはこれまでの戦いを潜り抜けてきた、特に実装からそれほど間が空いていない第七特異点を短期で突破したマスター達に対するご褒美としての側面もあったようだが、それにより報酬を大判振る舞いした結果、予定より早すぎる2016年12月25日にイベントは終了した。この過程・結果に奈須きのこは「人類悪ってこういうことよ」とコメントを寄せている。
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: このイベントにはこれまでの戦いを潜り抜けてきた、特に実装からそれほど間が空いていない第七特異点を短期で突破したマスター達に対するご褒美としての側面もあったようだが、それにより報酬を大判振る舞いした結果、予定より早すぎる2016年12月25日にイベントは終了した。この過程・結果に奈須きのこ氏は「人類悪ってこういうことよ」とコメントを寄せている。
 
: なお、イベント終了後に最終章に到達したプレイヤーには“制圧戦”及び魔神柱の支援効果が発生せず、“最終戦”のみを行いストーリーを進める形となる。
 
: なお、イベント終了後に最終章に到達したプレイヤーには“制圧戦”及び魔神柱の支援効果が発生せず、“最終戦”のみを行いストーリーを進める形となる。
 
: この章に限りサーヴァントとの絆レベルが5以上の場合、絆レベルの高さに応じて当該サーヴァントの攻撃力が上昇するボーナススキル「絆の力」が付与される。絆レベルの上昇がメインクエストの進行とリンクしている「[[マシュ・キリエライト]]」については、常時絆レベル10に相当するボーナスが与えられている。
 
: この章に限りサーヴァントとの絆レベルが5以上の場合、絆レベルの高さに応じて当該サーヴァントの攻撃力が上昇するボーナススキル「絆の力」が付与される。絆レベルの上昇がメインクエストの進行とリンクしている「[[マシュ・キリエライト]]」については、常時絆レベル10に相当するボーナスが与えられている。
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新たに発見された4つの亜種特異点で語られる、第2部に繋がる『残骸の叙事詩』。<br>それぞれが一つの章に相当する大きな外伝の4部で構成されており、その4章それぞれにテーマソングが用意されている。
 
新たに発見された4つの亜種特異点で語られる、第2部に繋がる『残骸の叙事詩』。<br>それぞれが一つの章に相当する大きな外伝の4部で構成されており、その4章それぞれにテーマソングが用意されている。
  
参加条件はすべてが終章のクリア。必ず亜種特異点Ⅰからというわけではなく、順番は好きに選ぶことができる。<ref group = "注">ただし亜種特異点Ⅱは時系列的にはっきりと亜種特異点Ⅰの後であり、さらにシナリオ中に重大なネタバレが入っているため、順番通りにプレイする方が無難である。</ref><br>また難易度も概ね一律とされており、後に公開された章では少なからず新たなギミックが登場するが、必ずしも前の章より高難易度とは限らない……とされていた。
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参加条件はすべてが第1部終章のクリア。必ず亜種特異点Ⅰからというわけではなく、順番は好きに選ぶことができる<ref group = "注">ただし亜種特異点Ⅱは時系列的にはっきりと亜種特異点Ⅰの後であり、さらにシナリオ中に重大なネタバレが入っているため、順番通りにプレイする方が無難である。</ref><br>また難易度も概ね一律とされており、後に公開された章では少なからず新たなギミックが登場するが、必ずしも前の章より高難易度とは限らない……とされていた。
  
コンセプトは1部でも、そして2部でも見られないであろう『''とびきりピーキーなFGO''』。<br>第1部における奈須氏の監修は『人理焼却』を主軸に全体を監修させているが、今回はそれぞれの作家の特色を生かしてもらうために監修は設定・キャラチェック程度に止めている。<br>なお、この4章のシナリオ担当は非公開となっている。
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コンセプトは第1部でも、そして第2部でも見られないであろう『''とびきりピーキーなFGO''』。<br>第1部における奈須氏の監修は『人理焼却』を主軸に全体を監修させているが、今回はそれぞれの作家の特色を生かしてもらうために監修は設定・キャラチェック程度に止めている。<br>なお、この4章のシナリオ担当は非公開となっている。
  
 
また「第1部」では全サーヴァントの真名が最初から明かされていたが、亜種特異点Ⅰ以降の追加サーヴァントはストーリーを進行させることで真名が判明する者が多い。<br>真名判明前のサーヴァントは、霊基一覧画面や編成画面など各種画面において真名が隠された状態で表示されるほか、宝具名も同様に、真名が判明するまでは正式な名称が隠された状態となる。
 
また「第1部」では全サーヴァントの真名が最初から明かされていたが、亜種特異点Ⅰ以降の追加サーヴァントはストーリーを進行させることで真名が判明する者が多い。<br>真名判明前のサーヴァントは、霊基一覧画面や編成画面など各種画面において真名が隠された状態で表示されるほか、宝具名も同様に、真名が判明するまでは正式な名称が隠された状態となる。
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:歌:ROUND TABLE feat.Dan 作詞:宮川弾 作曲:北川勝利 編曲:acane madder、北川勝利
 
:歌:ROUND TABLE feat.Dan 作詞:宮川弾 作曲:北川勝利 編曲:acane madder、北川勝利
 
:'''完全犯罪計画、起動<br>──幻霊よ、背徳の街で踊り狂え'''
 
:'''完全犯罪計画、起動<br>──幻霊よ、背徳の街で踊り狂え'''
:2017年2月24日のアップデートにより追加された、外界と隔絶した監獄の街区と化した1999年の新宿で展開される新たなシナリオ。
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:2017年2月24日のアップデートにより追加された、外界と隔絶した監獄の街区と化した1999年の[[東京|新宿]]で展開される新たなシナリオ。
 
:歪んだ歴史を修復しようとする時に発生した膨大な取りこぼし。そのうち排斥された狂気が作り上げた脚本・忘れ去られた世紀末の神話は、かつてない規模の殺人事件が繰り広げられる亜種特異点として完成する。
 
:歪んだ歴史を修復しようとする時に発生した膨大な取りこぼし。そのうち排斥された狂気が作り上げた脚本・忘れ去られた世紀末の神話は、かつてない規模の殺人事件が繰り広げられる亜種特異点として完成する。
 
:亜種特異点Ⅰのクエストでは、ストーリーのテーマとなる〔悪〕属性を持つサーヴァントに、クエストで得られる絆ポイントの獲得量がアップするボーナススキル「悪の遍満」が付与される。
 
:亜種特異点Ⅰのクエストでは、ストーリーのテーマとなる〔悪〕属性を持つサーヴァントに、クエストで得られる絆ポイントの獲得量がアップするボーナススキル「悪の遍満」が付与される。
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:本来は「亜種特異点Ⅲ」とされていたが、アバンタイトルを終えると「寛永十六年 亜種並行世界」に変化した。
 
:本来は「亜種特異点Ⅲ」とされていたが、アバンタイトルを終えると「寛永十六年 亜種並行世界」に変化した。
 
:亜種並行世界のクエストでは、セイバー、アーチャー、ランサークラスの全サーヴァントに、クエストで得られる自身の絆ポイントの獲得量がアップするボーナススキル「真剣勝負」が付与される。
 
:亜種並行世界のクエストでは、セイバー、アーチャー、ランサークラスの全サーヴァントに、クエストで得られる自身の絆ポイントの獲得量がアップするボーナススキル「真剣勝負」が付与される。
:また、メインクエストのボスバトルの殆どが、バトル開始時に特殊な演出が入る。これについて、蒼喬氏が筆文字デザインを担当している。同時にサポート枠に編成制限が付いたものとなっているが、これと敵の特殊状態が原因となり、1.5部ステージの中では難易度が突出して高いものとなっている。
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:また、メインクエストのボスバトルの殆どが、バトル開始時に特殊な演出が入る。これについて、蒼喬氏が筆文字デザインを担当している。同時にサポート枠に編成制限が付いたものとなっているが、これと敵の特殊状態が原因となり、第1.5部クエストの中では難易度が突出して高いものとなっている。
:実はこの世界は特異点ではないため、[[抑止力]]の干渉がなされ千子村正が召喚された。
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:実はこの世界は特異点ではないため、[[抑止力]]の干渉がなされ[[千子村正]]が召喚された。
 
:滅びずして消滅した剪定事象───ではなく、並行世界とも近いようで些か違う世界となっており、端的に表現するならば『[[異星の神|異なる星の神]]が、その異なる目で観測した異世界───<ruby><rb>特異点と似て非なる異界</rb><rt>・・・・・・・・・・・</RT></RUBY>』といったところ。
 
:滅びずして消滅した剪定事象───ではなく、並行世界とも近いようで些か違う世界となっており、端的に表現するならば『[[異星の神|異なる星の神]]が、その異なる目で観測した異世界───<ruby><rb>特異点と似て非なる異界</rb><rt>・・・・・・・・・・・</RT></RUBY>』といったところ。
  
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===第2部 Cosmos in the Lostbelt===
 
===第2部 Cosmos in the Lostbelt===
人理修復を果たした後の、全ての未来に打ち克つための大いなる戦い。<br>毎章のプロローグとエピローグは奈須氏が担当している。<ref group = "出">[http://www.typemoon.org/bbb/diary/ 2018/11/24竹箒日記]</ref><br>Lostbelt No.1~5の各異聞帯の世界設定については、それぞれの担当ライターによって『我々の歴史とは違う、行き止まりの人類史』をテーマに自由に考察・作成された。<ref group = "出" name="2020/4/16竹箒日記">[http://www.typemoon.org/bbb/diary/log/202004.html 2020/4/16竹箒日記]</ref>
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人理修復を果たした後の、全ての未来に打ち克つための大いなる戦い。<br>毎章のプロローグとエピローグは奈須氏が担当している<ref group = "出">[http://www.typemoon.org/bbb/diary/ 2018/11/24竹箒日記]</ref><br>Lostbelt No.1~5の各異聞帯の世界設定については、それぞれの担当ライターによって『我々の歴史とは違う、行き止まりの人類史』をテーマに自由に考察・作成された<ref group = "出" name="2020/4/16竹箒日記">[http://www.typemoon.org/bbb/diary/log/202004.html 2020/4/16竹箒日記]</ref>
  
 
====序/2017年 12月31日====
 
====序/2017年 12月31日====
 
:2017年12月26日のアップデートにより追加された、第2部のプロローグ。当初のタイトルは「'''序/2017年 12月26日'''」。
 
:2017年12月26日のアップデートにより追加された、第2部のプロローグ。当初のタイトルは「'''序/2017年 12月26日'''」。
:特異点の消滅によって人類を脅かす危機は去り、カルデアも役目を終えるかのようにレイシフト技術は凍結、英霊召喚システムも停止によりサーヴァント達もダ・ヴィンチを除いて退去した。
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:特異点の消滅によって人類を脅かす危機は去り、カルデアも役目を終えるかのように[[レイシフト]]技術は凍結、英霊召喚システムも停止によりサーヴァント達も[[レオナルド・ダ・ヴィンチ|ダ・ヴィンチ]]を除いて退去した。
:だが、特異点はおろか人理焼却をも凌ぐ未曾有の驚異が待ち受けていることも、カルデアだけでなく地球全世界に再び未曾有の危機が迫っていることを、まだ誰も知らなかった…
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:だが、特異点はおろか人理焼却をも凌ぐ未曾有の驚異が待ち受けていることも、カルデアだけでなく地球全世界に再び未曾有の危機が迫っていることを、まだ誰も知らなかった……
:エピソード公開時の12月26日~30日までの間、公式サイトもストーリーに沿ってアクセス封鎖中のカルデアを模した赤い画面で閉鎖されていた<ref group = "注">普段トップページから直接見られるコンテンツへの大部分のページの閲覧が不可能となっていた。</ref>。
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:エピソード公開時の12月26日~30日までの間、公式サイトもストーリーに沿ってアクセス封鎖中のカルデアを模した赤い画面で閉鎖されていた<ref group = "注">普段トップページから直接見られるコンテンツへの大部分のページの閲覧が不可能となっていた。同時に公式Twitterも、アイコンやヘッダーが赤い閉鎖画面に変更されていた。</ref>。
 
:31日になると新規なデザインへと一新し、18時になったことで第3節以降のエピソードが解放された。
 
:31日になると新規なデザインへと一新し、18時になったことで第3節以降のエピソードが解放された。
 
:なお、海外においては配信開始の時期が異なることもあり、地域に応じてその都度「2018年」や「2019年」とタイトルが変更されている。
 
:なお、海外においては配信開始の時期が異なることもあり、地域に応じてその都度「2018年」や「2019年」とタイトルが変更されている。
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====Lostbelt No.1「[[永久凍土帝国 アナスタシア]]」====
 
====Lostbelt No.1「[[永久凍土帝国 アナスタシア]]」====
 
: 副題:獣国の皇女<br>異聞深度:D<br>年代:A.D.1570?  
 
: 副題:獣国の皇女<br>異聞深度:D<br>年代:A.D.1570?  
:[[虚数潜航艇シャドウ・ボーダー|シャドウ・ボーダー]]で虚数世界に逃げ込んでから一週間が経過し、備蓄も尽きかけていたため、地上に残った唯一の縁である[[殺戮猟兵]]との縁を頼りに現実世界に浮上し、ロシア異聞帯に侵入する。
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:カルデア残党が[[虚数潜航艇シャドウ・ボーダー|シャドウ・ボーダー]]で虚数世界に逃げ込んでから一週間が経過し、備蓄も尽きかけていたため、彼らは地上に残った唯一の縁である[[殺戮猟兵]]との縁を頼りに現実世界に浮上し、ロシア異聞帯に侵入する。
: 酷薄な運命が待ち受ける、絶望に満ちた旅路の幕開けであった。
+
: それは酷薄な運命が待ち受ける、絶望に満ちた旅路の幕開けであった。
 
:2018年4月4日のアップデートにより追加。魔獣との合成体「[[ヤガ]]」と化した人類の住まう極寒のロシアを舞台とする第2部第1のシナリオ。
 
:2018年4月4日のアップデートにより追加。魔獣との合成体「[[ヤガ]]」と化した人類の住まう極寒のロシアを舞台とする第2部第1のシナリオ。
: 本シナリオの終盤にて、[[マシュ・キリエライト|マシュ]]が新たな霊衣を入手し、スキル・宝具が変化する。原則第2部やその時系列にあたるイベントシナリオにおいて、マシュはその霊衣で固定されることとなる。
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: 本シナリオの終盤にて、[[マシュ・キリエライト|マシュ]]が新たな霊衣「オルテナウス」を入手し、スキル・宝具が変化する。原則第2部やその後の時系列にあたるイベントシナリオにおいて、マシュはその霊衣で固定されることとなる。
  
 
====Lostbelt No.2「[[無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング]]」====
 
====Lostbelt No.2「[[無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング]]」====
188行目: 188行目:
 
: そこへ[[スルト|魔剣を携える騎士]]が強襲を仕掛け、ホームズに重傷を負わせると共に、虚数潜航に必要なペーパームーンを奪っていった。
 
: そこへ[[スルト|魔剣を携える騎士]]が強襲を仕掛け、ホームズに重傷を負わせると共に、虚数潜航に必要なペーパームーンを奪っていった。
 
: そしてカルデア一行はペーパームーンを取り戻すべく、異聞帯の攻略を余儀なくされた。
 
: そしてカルデア一行はペーパームーンを取り戻すべく、異聞帯の攻略を余儀なくされた。
:2018年7月18日のアップデートにより追加。神代の神秘が未だ残された、巨人の闊歩する北欧を舞台とするシナリオ。
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: 2018年7月18日のアップデートにより追加。神代の神秘が未だ残された、巨人の闊歩する北欧を舞台とするシナリオ。
  
 
====Lostbelt No.3「[[人智統合真国 シン]]」====
 
====Lostbelt No.3「[[人智統合真国 シン]]」====
195行目: 195行目:
 
: ついに彷徨海に辿り着いたカルデア一行を待ち受けていたのは、アトラス院の錬金術師、[[シオン・エルトナム・ソカリス (Grand Order)|シオン・エルトナム・ソカリス]]であった。
 
: ついに彷徨海に辿り着いたカルデア一行を待ち受けていたのは、アトラス院の錬金術師、[[シオン・エルトナム・ソカリス (Grand Order)|シオン・エルトナム・ソカリス]]であった。
 
: 彼女の助力、そして彷徨海の目溢しのおかげで、彷徨海に新生カルデア、「[[ノウム・カルデア]]」のベースを設立することが叶った。
 
: 彼女の助力、そして彷徨海の目溢しのおかげで、彷徨海に新生カルデア、「[[ノウム・カルデア]]」のベースを設立することが叶った。
: しかしその喜びも束の間、[[タマモヴィッチ・コヤンスカヤ|コヤンスカヤ]]の罠によりゴルドルフ、そして主人公は毒を盛られてしまう。その特殊な毒を解毒すべく、カルデア一行は中国異聞帯を目指す。
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: しかしその喜びも束の間、[[タマモヴィッチ・コヤンスカヤ|コヤンスカヤ]]の罠により[[ゴルドルフ・ムジーク|ゴルドルフ]]、そして主人公は毒を盛られてしまう。その特殊な毒を解毒すべく、カルデア一行は中国異聞帯を目指す。
:2018年11月23日にプロローグが配信され、その後11月27日のアップデートにより追加。不死を得て、世界を統合した始皇帝によってすべてが統率された中国を舞台とするシナリオ。
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:2018年11月23日にプロローグが配信され、その後11月27日のアップデートにより追加。不死を得て、世界を統合した[[始皇帝]]によってすべてが統率された中国を舞台とするシナリオ。
 
:Lostbelt No.2クリア時点で明かされたタイトルは「'''人智統合真国 SIN'''」であり、第2部PVにおける伏字の数とも一致していたが、プロローグ配信と同時にタイトルが変更された。
 
:Lostbelt No.2クリア時点で明かされたタイトルは「'''人智統合真国 SIN'''」であり、第2部PVにおける伏字の数とも一致していたが、プロローグ配信と同時にタイトルが変更された。
:Zeroコラボ『Fate/Accel Zero Order』でもシナリオを執筆した虚淵氏がまさかのメインストーリーでシナリオを担当。[[始皇帝]]というビッグネームを扱えて外国でも認められているライターに書いて貰おうと考えていたので、虚淵氏に頼んだとのこと。<ref group = "出" name="『週刊ファミ通 2019年8月22・29日合併号』 p122">『週刊ファミ通 2019年8月22・29日合併号』 p122</ref>
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:『[[Fate/Zero]]』とのコラボイベント『Fate/Accel Zero Order』でもシナリオを執筆した虚淵氏がまさかのメインストーリーでシナリオを担当。始皇帝というビッグネームを扱えて外国でも認められているライターに書いて貰おうと考えていたので、虚淵氏に頼んだとのこと<ref group = "出" name="『週刊ファミ通 2019年8月22・29日合併号』 p122">『週刊ファミ通 2019年8月22・29日合併号』 p122</ref>
:虚淵氏といえばバッドエンドや鬱展開で知られており、シナリオ担当が発表された時は[[クリプター]]である[[芥ヒナコ]]は救いがない結末を迎えるのではないかとプレイヤーたちも戦々恐々としていた。ニコ生でも某魔法少女アニメで出演した悠木氏が'''「私知ってます!絶対幸せになりません!」'''と<del>被害者の会として妙に説得力のあることを</del>言っていた。だが奈須氏は『Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀』の脚本を書き終わったタイミングの'''“光の虚淵”'''ならシナリオも凄惨なものにならないだろうと思ってシナリオ執筆を頼んだらしい。<ref group = "出" name="『週刊ファミ通 2019年8月22・29日合併号』 p122"/>
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:虚淵氏といえばバッドエンドや鬱展開で知られており、シナリオ担当が発表された時は[[クリプター]]である[[芥ヒナコ]]は救いがない結末を迎えるのではないかとプレイヤーたちも戦々恐々としていた。ニコ生でも某魔法少女アニメで出演した悠木氏が'''「私知ってます!絶対幸せになりません!」'''と<del>被害者の会として妙に説得力のあることを</del>言っていた。だが奈須氏は『Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀』の脚本を書き終わったタイミングの'''“光の虚淵”'''ならシナリオも凄惨なものにならないだろうと思ってシナリオ執筆を頼んだらしい<ref group = "出" name="『週刊ファミ通 2019年8月22・29日合併号』 p122"/>
:ちなみにテーマソングである「Thest」は架空の言語で歌ってるので歌詞に意味は無い。<ref group = "出">「FGO カルデアパークキャラバン 2019-2020」福岡会場FGOスタッフトーク ~音楽・CM編~</ref>
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:ちなみにテーマソングである「Thest」は架空の言語で歌っているので歌詞に意味は無い<ref group = "出">「FGO カルデアパークキャラバン 2019-2020」福岡会場FGOスタッフトーク ~音楽・CM編~</ref>
:ゲームシステム面においては、プロローグで主人公が摂取した毒の影響で、ストーリーが進むごとにマスタースキルの使用に制限が掛かるようになった。
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:ゲームシステム面においては、プロローグで主人公が摂取した毒の影響で、ストーリーが進むごとに[[マスタースキル]]の使用に制限が掛かるようになった。
  
 
====Lostbelt No.4「[[創世滅亡輪廻 ユガ・クシェートラ]]」====
 
====Lostbelt No.4「[[創世滅亡輪廻 ユガ・クシェートラ]]」====
220行目: 220行目:
 
: 辛くも切り抜けた主人公たちは、異聞帯の人間に襲われながらも「破神同盟」と合流した。
 
: 辛くも切り抜けた主人公たちは、異聞帯の人間に襲われながらも「破神同盟」と合流した。
 
: 彼らの力、そして新たな武器「バレルレプリカ」を得たマシュたちは、神々を破り、キリシュタリアの野望の阻止を試みる。
 
: 彼らの力、そして新たな武器「バレルレプリカ」を得たマシュたちは、神々を破り、キリシュタリアの野望の阻止を試みる。
:2020年4月9日のアップデートにより追加。Lostbelt No.5における後編であり、クリプター編最後のシナリオ。<ref group = "出" name="2020/4/16竹箒日記">[http://www.typemoon.org/bbb/diary/log/202004.html 2020/4/16竹箒日記]</ref>
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:2020年4月9日のアップデートにより追加。Lostbelt No.5における後編であり、クリプター編最後のシナリオ<ref group = "出" name="2020/4/16竹箒日記">[http://www.typemoon.org/bbb/diary/log/202004.html 2020/4/16竹箒日記]</ref>
  
 
====「[[地獄界曼荼羅 平安京]]」====
 
====「[[地獄界曼荼羅 平安京]]」====
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: しかしその最中、白紙化した地球では出現することのない規模の新たな特異点が観測される。
 
: しかしその最中、白紙化した地球では出現することのない規模の新たな特異点が観測される。
 
: 特異点の修正を行うべく、主人公たちはレイシフトを敢行する。しかしそこには、因縁深い「美しき肉食獣」の魔の手が差し迫っていた。
 
: 特異点の修正を行うべく、主人公たちはレイシフトを敢行する。しかしそこには、因縁深い「美しき肉食獣」の魔の手が差し迫っていた。
:2020年12月4日のアップデートにより追加。平安時代の日本の都、平安京を舞台としたシナリオにして、異星の神の使徒が1人、「[[蘆屋道満]]」との決着をつけるシナリオ。
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: 2020年12月4日のアップデートにより追加。平安時代の日本の都、平安京を舞台としたシナリオにして、[[異星の神]]の使徒が1人、「[[蘆屋道満]]」との決着をつけるシナリオ。
:第2部の5.5章に当たるシナリオであり、その存在はオリュンポス攻略後にLostbelt No.6のシナリオ名が明かされず、謎の黒点が表示されていたことにより示唆されていた。
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: 第2部の第5.5章に当たるシナリオであり、その存在はオリュンポス攻略後にLostbelt No.6のシナリオ名が明かされず、謎の黒点が表示されていたことにより示唆されていた。
 
: 亜種特異点Ⅲと同様、殆どのボスバトル開始時に特殊な演出が入る。こちらについては青柳美扇氏が筆文字デザインを担当している。
 
: 亜種特異点Ⅲと同様、殆どのボスバトル開始時に特殊な演出が入る。こちらについては青柳美扇氏が筆文字デザインを担当している。
 
: 2022年9月28日のアップデートにより、本章をクリアせずともLostbelt No.6に進むことが可能となった。
 
: 2022年9月28日のアップデートにより、本章をクリアせずともLostbelt No.6に進むことが可能となった。
  
 
====Lostbelt No.6「[[妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ]]」====
 
====Lostbelt No.6「[[妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ]]」====
: 副題:星の生まれる刻<br>異聞深度:EX<br>年代:A.D.0500?→■.■.2017
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: 副題:星の生まれる刻<br>異聞深度:EX<br>年代:A.D.0500?→■.■.2017<br>シナリオ担当:奈須きのこ
: シナリオ担当:奈須きのこ
 
 
: 異星の神の使徒の1人であるリンボを撃滅してから3週間が過ぎ、異星の神の潜伏する南米異聞帯の攻略作戦を練っていた時、既に空想樹のないブリテン異聞帯に異変が観測される。
 
: 異星の神の使徒の1人であるリンボを撃滅してから3週間が過ぎ、異星の神の潜伏する南米異聞帯の攻略作戦を練っていた時、既に空想樹のないブリテン異聞帯に異変が観測される。
 
: それは24時間後のブリテン異聞帯の崩壊と同時に、地球もまた寿命を迎え崩壊する、という観測レンズ・シバによる最悪の予測結果であった。
 
: それは24時間後のブリテン異聞帯の崩壊と同時に、地球もまた寿命を迎え崩壊する、という観測レンズ・シバによる最悪の予測結果であった。
 
: シオンよりその結果を伝えられた主人公たちは、その原因を突き止めそれを阻止し、同時に異星の神に対抗する兵器を入手するため、ブリテン異聞帯の調査を敢行する。
 
: シオンよりその結果を伝えられた主人公たちは、その原因を突き止めそれを阻止し、同時に異星の神に対抗する兵器を入手するため、ブリテン異聞帯の調査を敢行する。
: 嵐の壁でなく光の壁によって閉ざされた、妖精の女王の統べる妖精と人間の棲まう国・妖精國の広がるブリテン島を舞台とするシナリオ。
+
: 嵐の壁でなく光の壁によって閉ざされた、[[モルガン (Grand Order)|妖精の女王]]の統べる[[妖精]]と人間の棲まう国・妖精國の広がるブリテン島を舞台とするシナリオ。
 
: 2021年6月11日のアップデートにより前編、2021年7月14日のアップデートにより後編、2021年8月4日のアップデートによりエピローグ(崩壊編)が追加された。
 
: 2021年6月11日のアップデートにより前編、2021年7月14日のアップデートにより後編、2021年8月4日のアップデートによりエピローグ(崩壊編)が追加された。
: 第2部5章が前後編に分割されていたのは予定通りだったのに対し、本章の分割は単純にボリュームが膨大になったことによる。全編通してのボリュームはおよそ文庫本4冊。<ref group = "出">[https://www.youtube.com/watch?v=ys3be37loLA Fate/Grand Order カルデア放送局 Vol.16 第2部 第6章 アヴァロン・ル・フェ 配信直前SP]</ref>
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: 第2部第5章が前後編に分割されていたのは予定通りだったのに対し、本章の分割は単純にボリュームが膨大になったことによる。全編通してのボリュームはおよそ文庫本4冊分<ref group = "出">[https://www.youtube.com/watch?v=ys3be37loLA Fate/Grand Order カルデア放送局 Vol.16 第2部 第6章 アヴァロン・ル・フェ 配信直前SP]</ref>
: なお、事前放送では前後編の分割のみ告知がなされており、エピローグ(崩壊編)の存在は伏せられており、公開に先駆けて公式サイトおよびTwitterが、戴冠式の公示を行う仕様となっていた。
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: なお、事前放送では前後編の分割のみ告知がなされ、エピローグ(崩壊編)の存在は伏せられており、公開に先駆けて公式サイトおよびTwitterが、戴冠式の公示を行う仕様となっていた。
: また本章を攻略後、表示されるLostbelt No.7のバナーにはノイズが掛かっているうえ、白い点が表示されていることから、6.5章の存在が示唆されていた(後に奈須氏が存在を明言<ref group = "出">『週刊ファミ通 2021年8月19・26日合併号』 p.101</ref>)。
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: また本章を攻略後、表示されるLostbelt No.7のバナーにはノイズが掛かっているうえ、白い点が表示されていることから、第6.5章の存在が示唆されていた(後に奈須氏が存在を明言<ref group = "出">『週刊ファミ通 2021年8月19・26日合併号』 p.101</ref>)。
  
====「[[非霊長生存圏 ツングースカ・サンクチュアリ]]」====
+
====「非霊長生存圏 ツングースカ・サンクチュアリ」====
 
:ブリテン異聞帯を攻略したカルデアは[[彷徨海]]の滞在期限である2017年12月31日を間近に控えていた。
 
:ブリテン異聞帯を攻略したカルデアは[[彷徨海]]の滞在期限である2017年12月31日を間近に控えていた。
 
:そんな折、シオンの観測によりツングースカに突如特殊領域が発生したことが判明。
 
:そんな折、シオンの観測によりツングースカに突如特殊領域が発生したことが判明。
255行目: 254行目:
 
====Unknown Record「[[死想顕現界域 トラオム]]」====
 
====Unknown Record「[[死想顕現界域 トラオム]]」====
 
: 副題:或る幻想の生と死<br>人理定礎値:ERROR<br>年代:A.D.XX17
 
: 副題:或る幻想の生と死<br>人理定礎値:ERROR<br>年代:A.D.XX17
:コヤンスカヤとの和平交渉後、『[[異星の神]]』の襲撃を受けストームボーダーにより北極圏にて潜伏していたカルデア。
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:コヤンスカヤとの和平交渉後、[[U-オルガマリー]]の襲撃を受けストームボーダーにより北極圏にて潜伏していたカルデア。
 
:最後の異聞帯へと向かうカルデアは突如過去最大級の『人類史への直接攻撃』となる大規模特異点を確認。
 
:最後の異聞帯へと向かうカルデアは突如過去最大級の『人類史への直接攻撃』となる大規模特異点を確認。
 
:人理定礎値ERRORという異常事態に元Aチームマスター[[カドック・ゼムルプス]]と共に挑む。
 
:人理定礎値ERRORという異常事態に元Aチームマスター[[カドック・ゼムルプス]]と共に挑む。
 
:2022年6月1日のアップデートにて追加。サーヴァントの軍勢を率いる3つの界域とその王に挑みながら特異点と白紙化の謎に挑むシナリオ。
 
:2022年6月1日のアップデートにて追加。サーヴァントの軍勢を率いる3つの界域とその王に挑みながら特異点と白紙化の謎に挑むシナリオ。
:第2部の6.5章に当たるシナリオであり、5.5章と同様に謎の白点が表示されていたことにより存在が示唆されていた。
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:第2部の第6.5章に当たるシナリオであり、第5.5章と同様に謎の白点が表示されていたことにより存在が示唆されていた。
  
 
====Lostbelt No.7「[[黄金樹海紀行 ナウイ・ミクトラン]]」====
 
====Lostbelt No.7「[[黄金樹海紀行 ナウイ・ミクトラン]]」====
: 副題:惑星を統べるもの<br>異聞深度:A++<br>年代:B.C.????
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: 副題:惑星を統べるもの<br>異聞深度:A++<br>年代:B.C.????<br>シナリオ担当:奈須きのこ
: シナリオ担当:奈須きのこ
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: 犠牲を払いつつも大規模特異点から辛くも脱出した主人公たちは、[[ジェームズ・モリアーティ〔ルーラー〕|モリアーティ]]より「U-オルガマリーが[[ORT〔亜種〕|ORT]]と融合し霊基の強化を目論んでいる」という情報をもたらされる。
: 犠牲を払いつつも大規模特異点から辛くも脱出した主人公たちは、[[ジェームズ・モリアーティ〔ルーラー〕|モリアーティ]]より「[[U-オルガマリー]]がORTと融合し霊基の強化を目論んでいる」という情報をもたらされる。
+
: そして急遽南米異聞帯へと辿り着いた主人公たちをU-オルガマリーが迎え撃つも、突如現れた[[ククルカン|謎の第三者]]による攻撃によりストームボーダーが破損、主人公は空中へと投げ出されてしまった。
: そして急遽南米異聞帯へと辿り着いた主人公たちをU-オルガマリーが迎え撃つも、突如現れた謎の第三者による攻撃によりストームボーダーは破損、主人公が投げ出されてしまった。
+
: [[テスカトリポカ|霧の中、焚火を前に佇む男]]に[[令呪]]とマスター権を差し出し、息を吹き返した主人公は再びU-オルガマリーと接触することとなる。しかし彼女は、なぜか記憶を失っているようで──。
: [[テスカトリポカ|霧の中、焚火を前に佇む男]]に令呪とマスター権を差し出し、息を吹き返した主人公は再びU-オルガマリーと接触することとなる。しかし彼女は、なぜか記憶を失っているようで──。
+
: 最後の異聞帯にして、[[ディノス|恐竜人類]]の繫栄する九つの層に分かたれた南米の地底世界を舞台とするシナリオ。
: 最後の異聞帯にして、恐竜人類の繫栄する九つの層に分かたれた南米の地底世界を舞台とするシナリオ。
 
 
: シナリオの開放条件は「ツングースカ・サンクチュアリ」のエピローグクリアであり、上述のトラオムはクリアせずともプレイ可能。
 
: シナリオの開放条件は「ツングースカ・サンクチュアリ」のエピローグクリアであり、上述のトラオムはクリアせずともプレイ可能。
 
: 2022年12月25日のアップデートにより前編が、2023年1月31日のアップデートにより後編が追加された。なお後編については当初20時配信予定だったところ、直前になり延期が発表され、23時に公開となった<ref group = "出">[https://news.fate-go.jp/2023/0131iehf/ 【追記・更新】【ご報告・お詫び】第2部 第7章「Lostbelt No.7 黄金樹海紀行 ナウイ・ミクトラン 惑星を統べるもの」(後編)の開幕延期につきまして]</ref>。
 
: 2022年12月25日のアップデートにより前編が、2023年1月31日のアップデートにより後編が追加された。なお後編については当初20時配信予定だったところ、直前になり延期が発表され、23時に公開となった<ref group = "出">[https://news.fate-go.jp/2023/0131iehf/ 【追記・更新】【ご報告・お詫び】第2部 第7章「Lostbelt No.7 黄金樹海紀行 ナウイ・ミクトラン 惑星を統べるもの」(後編)の開幕延期につきまして]</ref>。
 
: シナリオ独自のギミックとしては、シナリオ序盤にて主人公がマスター権を手放したことで、令呪が使用できず、サーヴァントの召喚にも制限が入る状態となる。
 
: シナリオ独自のギミックとしては、シナリオ序盤にて主人公がマスター権を手放したことで、令呪が使用できず、サーヴァントの召喚にも制限が入る状態となる。
: またシナリオ後編の終盤にて、手持ちのサーヴァントを駆使して[[ORT〔亜種〕|ORT]]を撃退する「ORT総力戦」が開始するとともに、章タイトルが「'''空想樹海紀行 オルト・シバルバー'''」に変化する、という仕掛けが存在する。
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: またシナリオ後編の終盤にて、手持ちのサーヴァントを駆使してORTを撃退する「ORT総力戦」が開始するとともに、章タイトルが「'''空想樹海紀行 オルト・シバルバー'''」に変化する、という仕掛けが存在する。
  
 
===奏章/Ordeal Call===
 
===奏章/Ordeal Call===
最終決戦の前に訪れた試練にして、漫然と扱われてきたエクストラクラスに向き合うシナリオ群。
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最終決戦の前に訪れた試練にして、漫然と扱われてきた[[エクストラクラス]]に向き合うシナリオ群。
  
 
====オーディール・コール 序====
 
====オーディール・コール 序====
:七つの異聞帯を切除し、デイビッドよりもたらされた情報により南極カルデア基地を目指すノウム・カルデア。
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:七つの異聞帯を切除し、[[デイビット・ゼム・ヴォイド|デイビット]]よりもたらされた情報により南極カルデア基地を目指すノウム・カルデア。
 
:しかし南極圏に突入する間際、障壁によって阻まれてしまう。その壁こそは、人理保障天球と化したカルデアスによる、人理の壁。
 
:しかし南極圏に突入する間際、障壁によって阻まれてしまう。その壁こそは、人理保障天球と化したカルデアスによる、人理の壁。
 
:「本来ありえない」エクストラクラスのサーヴァントを濫用したことにより、ノウム・カルデアは汎人類史により異物と認識されたため、弾かれたのだと[[カルデアの者|ロマニ・アーキマン]]は述べた。
 
:「本来ありえない」エクストラクラスのサーヴァントを濫用したことにより、ノウム・カルデアは汎人類史により異物と認識されたため、弾かれたのだと[[カルデアの者|ロマニ・アーキマン]]は述べた。
297行目: 295行目:
 
:するとペーパームーンは特異点らしき反応を発するとともに、光を放った。光に巻き込まれた[[主人公 (Grand Order)|主人公]]は意識を失ってしまう。
 
:するとペーパームーンは特異点らしき反応を発するとともに、光を放った。光に巻き込まれた[[主人公 (Grand Order)|主人公]]は意識を失ってしまう。
 
:目を覚ました主人公は、謎の空間に[[カーマ]]と共にいた。混乱する二人のもとにシオンが姿を現すも、その姿はなぜか幼くなっていた──
 
:目を覚ました主人公は、謎の空間に[[カーマ]]と共にいた。混乱する二人のもとにシオンが姿を現すも、その姿はなぜか幼くなっていた──
:2023年6月18日に追加。ペーパームーン内の世界におけるAIによる聖杯戦争が描かれる、奏章第一のシナリオ。
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:2023年6月18日に追加。ペーパームーン内の世界における[[AI]]による聖杯戦争が描かれる、奏章第一のシナリオ。
 
:主題となるエクストラクラスは「[[アルターエゴ]]」。シナリオ上で登場するサーヴァント等も、クラスは異なれど何らかのアルターエゴとなっている。
 
:主題となるエクストラクラスは「[[アルターエゴ]]」。シナリオ上で登場するサーヴァント等も、クラスは異なれど何らかのアルターエゴとなっている。
 
:本シナリオをクリアすることで人理定礎盤のランクがDに上昇し、クラススコアの「EXTRAⅡ」分類のクラス・アルターエゴへの強化が解禁される。
 
:本シナリオをクリアすることで人理定礎盤のランクがDに上昇し、クラススコアの「EXTRAⅡ」分類のクラス・アルターエゴへの強化が解禁される。
:なお、シナリオ上で登場する「ラニシリーズ」のデザインは、ラセングルのスタッフが担当している。また当初は「サクラシリーズ」「マシュシリーズ」も検討されたとのこと。<ref group="出">週刊ファミ通 2023/8/17・24合併号 P.42</ref>
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:なお、シナリオ上で登場する「ラニシリーズ」のデザインは、ラセングルのスタッフが担当している。また当初は「サクラシリーズ」「マシュシリーズ」も検討されたとのこと<ref group="出">週刊ファミ通 2023/8/17・24合併号 P.42</ref>
  
 
====オルガマリークエスト_1====
 
====オルガマリークエスト_1====
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:そして突如生じた、かつての[[星間都市山脈 オリュンポス|大西洋異聞帯]]の場所に現れた人理の揺らぎ。調査すべく向かった主人公、マシュ、カドックの三名は、そこであり得ない存在を目にする。
 
:そして突如生じた、かつての[[星間都市山脈 オリュンポス|大西洋異聞帯]]の場所に現れた人理の揺らぎ。調査すべく向かった主人公、マシュ、カドックの三名は、そこであり得ない存在を目にする。
 
:それは南米異聞帯で散ったU-オルガマリーに酷似した何か。混乱する彼らに対して『伯爵』は、『遺分體』──『E-オルガマリー』に攻撃を命じた。
 
:それは南米異聞帯で散ったU-オルガマリーに酷似した何か。混乱する彼らに対して『伯爵』は、『遺分體』──『E-オルガマリー』に攻撃を命じた。
:2023年9月10日より事前告知なしに追加されたクエスト。『伯爵』により鋳造された(とされていた)『[[E-フレアマリー]]』との戦いを描くミニシナリオ。
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:2023年9月10日より事前告知なしに追加されたクエスト。『伯爵』により鋳造された(とされていた)『[[E-フレアマリー]]』との戦いを描くミニシナリオ。シナリオの開放条件は「オーディール・コール 0」のクリア。
 
:クリアすることでクラススコア用のアイテムに加え、現在用途不明の謎のアイテムが入手できる。
 
:クリアすることでクラススコア用のアイテムに加え、現在用途不明の謎のアイテムが入手できる。
:その難易度は超高難易度に分類され、サポートなしで10Wave連続かつ1Waveに編成できるサーヴァントは3騎まで、重複するサーヴァントおよび概念礼装はセットできず、コンティニューも不可能というもの。
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:その難易度は超高難易度に分類され、サポートなしで10Wave連続かつ1Waveに編成できるサーヴァントは3騎まで、重複するサーヴァントおよび[[概念礼装]]はセットできず、コンティニューも不可能というもの。
 
:のちのアップデートで、Waveごとのリトライが可能となった。
 
:のちのアップデートで、Waveごとのリトライが可能となった。
 
:なお、『伯爵』が言うことには一体目は「初見のインパクトとそれなりの難易度」、二体目は「十分な戦闘準備をしたカルデアを上回る鬼畜さ」、三体目は「マンネリズムを破壊する圧倒的な衝撃」、最後の四体目は彼自身でさえ予測できない、「攻略不可能な調整」とのこと。
 
:なお、『伯爵』が言うことには一体目は「初見のインパクトとそれなりの難易度」、二体目は「十分な戦闘準備をしたカルデアを上回る鬼畜さ」、三体目は「マンネリズムを破壊する圧倒的な衝撃」、最後の四体目は彼自身でさえ予測できない、「攻略不可能な調整」とのこと。
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: テーマソング:「Beyond the Gray Sky」<br>作詞:Yamachang / 作曲・編曲:永井正道 / 歌:百華
 
: テーマソング:「Beyond the Gray Sky」<br>作詞:Yamachang / 作曲・編曲:永井正道 / 歌:百華
 
:『伯爵』の正体を予想する話し合いの最中、[[ハサン・サッバーハ〔耀星のハサン〕|突如召喚されたサーヴァント]]と相対した主人公は、不意に眠りに落ちた。
 
:『伯爵』の正体を予想する話し合いの最中、[[ハサン・サッバーハ〔耀星のハサン〕|突如召喚されたサーヴァント]]と相対した主人公は、不意に眠りに落ちた。
:気付いた時、主人公はどこか懐かしくも何かが違う東京にいた。そこで出会う、[[ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕|見知った]][[マンドリカルド|人物に似た]][[刑部姫|クラスメイトたち]]、[[レオナルド・ダ・ヴィンチ|母]]と[[レオナルド・ダ・ヴィンチ〔ライダー〕|妹]]、そして[[マシュ・キリエライト|幼馴染]]。
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:気付いた時、主人公はどこか懐かしくも何かが違う[[東京]]にいた。そこで出会う、[[ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕|見知った]][[マンドリカルド|人物に似た]][[刑部姫|クラスメイトたち]]、[[レオナルド・ダ・ヴィンチ|母]]と[[レオナルド・ダ・ヴィンチ〔ライダー〕|妹]]、そして[[マシュ・キリエライト|幼馴染]]。
 
:彼らと過ごす平穏を突如破るように響きわたる喇叭の音。それはいつか[[巌窟王 エドモン・ダンテス|復讐鬼]]と挑んだ監獄塔と同じ、七つの試練のはじまりを告げる合図だった。
 
:彼らと過ごす平穏を突如破るように響きわたる喇叭の音。それはいつか[[巌窟王 エドモン・ダンテス|復讐鬼]]と挑んだ監獄塔と同じ、七つの試練のはじまりを告げる合図だった。
 
:2024年3月20日に追加。主人公の精神に生じた世界にて繰り広げられる七つの試練に立ち向かう、奏章第二のシナリオ。
 
:2024年3月20日に追加。主人公の精神に生じた世界にて繰り広げられる七つの試練に立ち向かう、奏章第二のシナリオ。
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:トリスメギストスが直近の危険予測を示さなかったのは、バミューダトライアングル上空の重力圏により、未来観測が歪められていたからであった。
 
:トリスメギストスが直近の危険予測を示さなかったのは、バミューダトライアングル上空の重力圏により、未来観測が歪められていたからであった。
 
:そして対話を試みるため甲板に上がった主人公らは、ストーム・ボーダーを接収すべく勝負を挑む彼女と対決することとなる。
 
:そして対話を試みるため甲板に上がった主人公らは、ストーム・ボーダーを接収すべく勝負を挑む彼女と対決することとなる。
:2024年4月12日に追加された、第二の『遺分體』──『[[E-アクアマリー]]』との戦いを描くミニシナリオ。
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:2024年4月12日に追加された、第二の『遺分體』──『[[E-アクアマリー]]』との戦いを描くミニシナリオ。シナリオの開放条件は「オルガマリークエスト_1」のクリア。
 
:クリアすることで、前回と同様にクラススコア用のアイテム、用途不明のアイテムの入手に加えて、クラススコアの「EXTRAⅡ」分類のクラス・[[プリテンダー]]への強化が解禁される。
 
:クリアすることで、前回と同様にクラススコア用のアイテム、用途不明のアイテムの入手に加えて、クラススコアの「EXTRAⅡ」分類のクラス・[[プリテンダー]]への強化が解禁される。
 
:加えて、[[E-フレアマリー]]と[[E-アクアマリー]]のマテリアルが同時に開放される。
 
:加えて、[[E-フレアマリー]]と[[E-アクアマリー]]のマテリアルが同時に開放される。
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:そこはE-オルガマリーの一体、[[E-グランマリー]]の発生させた大統領特異点であった。
 
:そこはE-オルガマリーの一体、[[E-グランマリー]]の発生させた大統領特異点であった。
 
:彼女から届いた警告にも臆せず、カルデアは巨大な遺分體との戦いへと挑む。
 
:彼女から届いた警告にも臆せず、カルデアは巨大な遺分體との戦いへと挑む。
:2025年2月28日に追加された、第三の『遺分體』──『E-グランマリー』との戦いを描くミニシナリオ。
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:2025年2月28日に追加された、第三の『遺分體』──『E-グランマリー』との戦いを描くミニシナリオ。シナリオの開放条件は「オルガマリークエスト_2」のクリア。
 
:クリアすることで、前回と同様にクラススコア用のアイテム、用途不明のアイテムの入手に加えて、クラススコアの「EXTRAⅡ」分類のクラス・[[フォーリナー]]への強化が解禁される。
 
:クリアすることで、前回と同様にクラススコア用のアイテム、用途不明のアイテムの入手に加えて、クラススコアの「EXTRAⅡ」分類のクラス・[[フォーリナー]]への強化が解禁される。
 
:加えて、E-グランマリーのマテリアルが同時に開放される。
 
:加えて、E-グランマリーのマテリアルが同時に開放される。
:これまでと同様に、サポートなしで十のパーティを組んでかつ一つのパーティに編成できるサーヴァントは3騎まで等のルールは同じだが、今回はグランマリー一体が相手であり、彼女の角を攻撃する事で獲得できる「鉱石バフ」を活かして戦う事になる。
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:これまでと同様に、サポートなしで十のパーティを組む、一つのパーティに編成できるサーヴァントは3騎まで等のルールは同じだが、今回はグランマリー一体が相手であり、彼女の角を攻撃する事で獲得できる「鉱石バフ」を活かして戦う事になる。
 
:また、今回はクリア後に強化版のクエストである「やや本気」と「すごい本気」が恒常的に解放され、こちらをクリアする事で呼符などを獲得できる。
 
:また、今回はクリア後に強化版のクエストである「やや本気」と「すごい本気」が恒常的に解放され、こちらをクリアする事で呼符などを獲得できる。
  
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====深海電脳楽土 SE.RA.PH====
 
====深海電脳楽土 SE.RA.PH====
: [[Fate/Grand Orderイベント一覧 (2017)#深海電脳楽土 SE.RA.PH|『Fate/EXTRA CCC』とのコラボイベントにして1.5部の番外編]]。開放条件は終局特異点クリア。
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: [[Fate/Grand Orderイベント一覧 (2017)#深海電脳楽土 SE.RA.PH|『Fate/EXTRA CCC』とのコラボイベントにして第1.5部の番外編]]。開放条件は終局特異点クリア。
 
: 2020年7月15日に追加され、2022年2月23日より無償で開放可能となった。
 
: 2020年7月15日に追加され、2022年2月23日より無償で開放可能となった。
 
: ミッションクリア時に獲得可能だった『KP』がメインシナリオおよびWANTEDクエストクリア時に獲得可能となっているほか、ゲートキー等の交換に必要な『サクラマネー』がQPと交換可能となっている。
 
: ミッションクリア時に獲得可能だった『KP』がメインシナリオおよびWANTEDクエストクリア時に獲得可能となっているほか、ゲートキー等の交換に必要な『サクラマネー』がQPと交換可能となっている。
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== メモ ==
 
== メモ ==
*先述のとおり、第六特異点のタイトルがエルサレムからキャメロットに変更されたが、ファンの間では宗教的な問題が絡んでいると推察されていた。
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*先述の通り、第六特異点のタイトルがエルサレムからキャメロットに変更されたが、ファンの間では宗教的な問題が絡んでいると推察されていた。
 
**そもそもエルサレムとは、エルサレム神殿が置かれていた場所にして古代イスラエル・ユダ王国の首都であり、「聖杯」という概念を生み出したかの者が処刑された地でもあり、かの預言者が一夜のうちに昇天する旅を体験した場所とされ、すなわち3つの宗教にとっての共通の聖地となっている。<br>つまり、エルサレムは'''宗教的にも極めてデリケートな拠点であり、今もなおこれに関わる問題が起きている'''ため、変更されるのは是非もないかもしれない。
 
**そもそもエルサレムとは、エルサレム神殿が置かれていた場所にして古代イスラエル・ユダ王国の首都であり、「聖杯」という概念を生み出したかの者が処刑された地でもあり、かの預言者が一夜のうちに昇天する旅を体験した場所とされ、すなわち3つの宗教にとっての共通の聖地となっている。<br>つまり、エルサレムは'''宗教的にも極めてデリケートな拠点であり、今もなおこれに関わる問題が起きている'''ため、変更されるのは是非もないかもしれない。
 
**その後公開された第六特異点CMでは キリスト教圏である[[円卓の騎士]]たちに、イスラム教圏の暗殺教団、エジプト神話を信仰する[[オジマンディアス|ファラオ]]に、[[玄奘三蔵|仏教徒の法師]]と、想像を遥かに超える宗教大戦の様相を見せている。さらに黒幕にはユダヤ教圏の[[ソロモン]]が控えており、ファンの間では'''色々な意味'''で心配されていた。
 
**その後公開された第六特異点CMでは キリスト教圏である[[円卓の騎士]]たちに、イスラム教圏の暗殺教団、エジプト神話を信仰する[[オジマンディアス|ファラオ]]に、[[玄奘三蔵|仏教徒の法師]]と、想像を遥かに超える宗教大戦の様相を見せている。さらに黒幕にはユダヤ教圏の[[ソロモン]]が控えており、ファンの間では'''色々な意味'''で心配されていた。
**竹箒日記によると、第六特異点の前日譚で獅子王率いる円卓の騎士と偽の十字軍の戦いの際に遠征軍は壊滅し、占領した聖地が陥落して聖都が出来上がった際に特異点の在り方が変貌してしまったことが明らかになった。その為「改題そのものがストーリーに則した演出の一環だったのでは」と考察するファンも居る。
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**竹箒日記によると、第六特異点の前日譚で[[女神ロンゴミニアド|獅子王]]率いる円卓の騎士と偽の十字軍の戦いの際に遠征軍は壊滅し、占領した聖地が陥落して聖都が出来上がった際に特異点の在り方が変貌してしまったことが明らかになった。その為「改題そのものがストーリーに則した演出の一環だったのでは」と考察するファンも居る。
 
*『Grand Order』サービス開始前に作られていた第四特異点まではすべて「ソシャゲ用にチューニングされたシナリオ」となっており、定型的なソーシャルゲームとして形作るため「もとにあるシナリオ」の合間に戦闘を挿入する構成となっている。
 
*『Grand Order』サービス開始前に作られていた第四特異点まではすべて「ソシャゲ用にチューニングされたシナリオ」となっており、定型的なソーシャルゲームとして形作るため「もとにあるシナリオ」の合間に戦闘を挿入する構成となっている。
 
**そのためか第一~第二特異点のシナリオ構成はまだまだ手探りの状態であり、第四特異点くらいまではリリースの段階でほぼ方針が固まっていたので、大きな改修までは出来なかった。
 
**そのためか第一~第二特異点のシナリオ構成はまだまだ手探りの状態であり、第四特異点くらいまではリリースの段階でほぼ方針が固まっていたので、大きな改修までは出来なかった。
 
***初期の構想では、リリース時に特異点Fから第四特異点までを一気に公開する予定だったが、開発を進めていくうちにそれが不可能だと分かり、リリース時には第二特異点までの公開にとどまった。
 
***初期の構想では、リリース時に特異点Fから第四特異点までを一気に公開する予定だったが、開発を進めていくうちにそれが不可能だと分かり、リリース時には第二特異点までの公開にとどまった。
**結果は『物語重視でもよい』という事になり、第五特異点以降はこれまで作りかけたシナリオをイチから書き直すという形で、執筆開始当初からは大幅に変化している。第五特異点はシナリオのリライト、第六特異点以降は全編の描き直しを行い、Fate/EXTELLAのマスターアップを終えた5月下旬から奈須氏も監修だけでなくメインに参加した。
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**結果は『物語重視でもよい』という事になり、第五特異点以降はこれまで作りかけたシナリオをイチから書き直すという形で、執筆開始当初からは大幅に変化している。第五特異点はシナリオのリライト、第六特異点以降は全編の描き直しを行い、『[[Fate/EXTELLA]]』のマスターアップを終えた5月下旬から奈須氏も監修だけでなくメインに参加した。
 
**第五特異点以降は各勢力の進行状況を表示するなど、シナリオの進捗によってマップ上の外観が変化していくというギミックが導入された。これは第五特異点のシナリオを読んだアザナシ氏が「マップ上でどの勢力がどうなっているのかわからないと、シナリオがユーザーに伝わらない」という意見によって追加された仕様である<ref group = "出">『Fate/Grand Order カルデアエース』008ページ「第1部完結記念 振り返り座談会 奈須きのこ・武内崇・島崎信長」</ref>。
 
**第五特異点以降は各勢力の進行状況を表示するなど、シナリオの進捗によってマップ上の外観が変化していくというギミックが導入された。これは第五特異点のシナリオを読んだアザナシ氏が「マップ上でどの勢力がどうなっているのかわからないと、シナリオがユーザーに伝わらない」という意見によって追加された仕様である<ref group = "出">『Fate/Grand Order カルデアエース』008ページ「第1部完結記念 振り返り座談会 奈須きのこ・武内崇・島崎信長」</ref>。
 
**当初は『12月31日で終わってしまう今年(2015年)』を乗り越えるための物語だったが、諸処の事情によりサービス開始の時期が半年延びた事で不可能になり、奈須氏は一度はそのコンセプトを諦めようとしたが、武内氏の<br>
 
**当初は『12月31日で終わってしまう今年(2015年)』を乗り越えるための物語だったが、諸処の事情によりサービス開始の時期が半年延びた事で不可能になり、奈須氏は一度はそのコンセプトを諦めようとしたが、武内氏の<br>
 
::「最終章までの過程を半年延ばそう。そうして、もう一度その“未来を取り戻す”エンディングを目指そう」<br>「そのかわり、奈須は構想にあった第2部の作業も進めよう。2年と言わず3年続けるぐらいの気持ちでいよう」<br>といった鶴の一声で続行した。
 
::「最終章までの過程を半年延ばそう。そうして、もう一度その“未来を取り戻す”エンディングを目指そう」<br>「そのかわり、奈須は構想にあった第2部の作業も進めよう。2年と言わず3年続けるぐらいの気持ちでいよう」<br>といった鶴の一声で続行した。
 
::*なお、2016年7月に第1部を終わらせるという選択肢も残していたが、第五特異点での好評価や経験を受けて、第六・第七特異点の完成度を高める方針に決め、同時にそれでは時間が足りないと知り、2016年12月にフィナーレを迎えるようにスケジュール変更を決定した。
 
::*なお、2016年7月に第1部を終わらせるという選択肢も残していたが、第五特異点での好評価や経験を受けて、第六・第七特異点の完成度を高める方針に決め、同時にそれでは時間が足りないと知り、2016年12月にフィナーレを迎えるようにスケジュール変更を決定した。
::*このように変更が重なった為物語の始まりは2015年という記述が残っているものの、1.5部以降のシナリオ上での第1部の期間は基本的に「2016年12月31日までの1年間」と扱われている。
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::*このように変更が重なった為物語の始まりは2015年という記述が残っているものの、第1.5部以降のシナリオ上での第1部の期間は基本的に「2016年12月31日までの1年間」と扱われている。
*マシュ、ロマン、フォウくんそれぞれの正体は、第1部において3つ存在する大きなネタバレそのものとなっている。
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*マシュ、ロマン、[[フォウ|フォウくん]]それぞれの正体は、第1部において3つ存在する大きなネタバレそのものとなっている。
 
*『Grand Order』のADVパートはイベント絵を用意しないという前提を置いていたのだが、第六特異点のシナリオを読んだ武内氏は「ここからどうしても必要だ」という要望を出し、第六特異点から専用のイベント絵が導入されるようになった。
 
*『Grand Order』のADVパートはイベント絵を用意しないという前提を置いていたのだが、第六特異点のシナリオを読んだ武内氏は「ここからどうしても必要だ」という要望を出し、第六特異点から専用のイベント絵が導入されるようになった。
*1.5部のサブタイトルは最初、「余りものブルース」だった<ref group = "出">[https://www.4gamer.net/games/266/G026651/20170302098/index_2.html 「Fate/Grand Order」がもたらす新しいスマホゲームの形――奈須きのこ×塩川洋介が語るFGOの軌跡と未来とは]</ref>。
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*第1.5部のサブタイトルは最初、「余りものブルース」だった<ref group = "出">[https://www.4gamer.net/games/266/G026651/20170302098/index_2.html 「Fate/Grand Order」がもたらす新しいスマホゲームの形――奈須きのこ×塩川洋介が語るFGOの軌跡と未来とは]</ref>。
  
 
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==

2025年3月9日 (日) 12:33時点における最新版

本項では、『Fate/Grand Order』でのメインシナリオでの説明を取り扱う。話数リストは『全話一覧 (Grand Order)』を参照。
期間限定開催されるイベントは『Fate/Grand Orderイベント一覧』へ。

概要[編集 | ソースを編集]

第1部 Observer on Timeless Temple[編集 | ソースを編集]

魔術王によって引き起こされた人理焼却を解決するべく、主人公達が7つの特異点を巡る物語。

シナリオライターは東出氏と桜井氏が各章を交互に担当しているが、奈須氏によると人類史を遡るシナリオを手がける以上、自分1人では厳しいと判断しており、東出氏と桜井氏に協力を仰いだ。
奈須氏は序章や各章の冒頭と終わり、キャラクターの口調監修、ボスを倒した後のまとめ等、「章内の物語」の外側にある基盤部分「FGOとしての物語」を担当している[出 1]が、第六特異点からメインを担当している。
「ゲームの人気が振るわなくても決めていた結末まではやりきろう」という目標を定めており、ラスボスの関連は特異点Fを制作している段階でやりきってしまおうという考えもあった。

特異点F「炎上汚染都市 冬木[編集 | ソースを編集]

副題:序章
人理定礎値:C
年代:A.D.2004
シナリオ担当:奈須きのこ
西暦2004年の日本の地方都市、冬木市を舞台にしたシナリオ。
比喩ではなく町の全てが燃え盛っている光景は並行世界の10年前の大火の比ではなく、未確認座標としか表記されないそれは元の場所の名前すら識別が困難なほどの有様。元々は『Fate/stay night』同様に大聖杯を巡っての聖杯戦争が繰り広げられていたようだが……。
現在ではもはや人間の気配は無く、正体不明の魔物と聖杯戦争の参加者だった7騎のサーヴァントが残るのみとなっている。
カルデアを襲う異常事態の最中この特異点に飛ばされてしまった主人公達は、なし崩しにこの炎上都市の探索を開始する。
戦場となる市内各所は、大橋、教会、港など、以前からのFateユーザーには見慣れた場所が揃う。「TYPE-MOONエース Fate/Grand Order」によると、マップには明らかに「とある宝具」をぶっ放した跡が一直線に延びている。さらにこの特異点のステージBGMは『stay night』の初期タイトル及び劇中曲「Into The Night」のアレンジとなっている。
最初の特異点を『stay night』の舞台となった冬木市に設定したうえで完全に廃墟になっているのは、『stay night』からのユーザーに対する「貴方たちが愛してくれたFateであるが、今までのFateではない」という決意表明も兼ねているため。
この時点ですでに第1部の結末はあらかじめ決まっており、この特異点はそこから逆算で少しずつ真相の痕跡を散りばめた形となっている。

第一特異点「邪竜百年戦争 オルレアン[編集 | ソースを編集]

副題:救国の聖処女
人理定礎値:C+
年代:A.D.1431
シナリオ担当:東出祐一郎
監修・加筆:奈須きのこ
ジャンヌ・ダルクが火刑に処されてから日がさほど立っていない、百年戦争末期である西暦1431年のフランスを舞台にしたシナリオ。
死んだはずの聖処女が復活し、竜の軍勢を率いて街々を滅ぼしているという事態を相手に、カルデアはグランドオーダーの初陣に挑む。
なお、この特異点におけるマリーサンソンアマデウスのやりとりはほぼ奈須氏が執筆している[出 1]

第二特異点「永続狂気帝国 セプテム[編集 | ソースを編集]

副題:薔薇の皇帝
人理定礎値:B+
年代:A.D.0060
シナリオ担当:桜井光
監修・加筆:奈須きのこ
第五代皇帝ネロ・クラウディウスによって統治されていた西暦60年の古代ローマを舞台にしたシナリオ。
複数の歴代皇帝が集まり正当なローマ帝国を名乗る「連合ローマ帝国」が突如出現し、本来のローマ帝国との戦争の真っ最中。
件の連合がこの特異点の異常と見たカルデア一行は、ネロ帝の誘いを受け彼女の陣営に加わることを選択する。
なおマップのBGMは長らく第一章と共通のものであったが、2016年11月9日のメンテナンス以降、専用のBGMが使用されるようになった。

第三特異点「封鎖終局四海 オケアノス[編集 | ソースを編集]

副題:嵐の航海者
人理定礎値:A
年代:A.D.1573
シナリオ担当:東出祐一郎
監修・加筆:奈須きのこ
2015年11月5日のアップデートにより追加。幾多の海賊が財宝を求めた時代、西暦1573年の大海原を舞台にしたシナリオ。
人理焼却により海を四方に閉ざされ、更に様々な時代、地域の海が封じ込まれているため、正確な地理情報が不明となる。
人類で初めて、世界一周を生きて成し遂げた偉大な海賊船長フランシス・ドレイクと出会った主人公達は、彼女の協力を得て広大な大海原への航海に乗り出す。
なお基本シナリオは東出氏の担当だが、シナリオ中のドレイクの台詞は全面的に奈須氏が担当している。黒髭はほぼ全部通ったとのこと[出 2]

第四特異点「死界魔霧都市ミストシティ ロンドン[編集 | ソースを編集]

副題:ロンディニウムの騎士
人理定礎値:A-
年代:A.D.1888
シナリオ担当:桜井光
監修・加筆:奈須きのこ
2015年12月28日のアップデートにより追加。大英帝国が産業革命を迎え人類が著しい発展を遂げた時代の核となる、西暦1888年のロンドンを舞台にしたシナリオ。
世紀末の都市は全く視界が効かない程の濃霧に覆われており、人体に有害な程の濃度の魔力を含んだソレの中ではホムンクルスや機械人形が動き回っている。
円卓の騎士であるモードレッドに窮地を救われた主人公達は、この特異点の調査をしているという彼女に協力することになる。
魔の霧の背後にうごめく3人の魔術師。そしてその背後に立つ一連の事態の黒幕とは。霧に包まれた都市でカルデアは、最大の敵と対峙する。
シナリオ中のアンデルセンの台詞は全面的に奈須氏が執筆している。
なお、第六特異点につながる伏線が張られていたことが後にとある人物により語られた。

第五特異点「北米神話大戦 イ・プルーリバス・ウナム[編集 | ソースを編集]

副題:鋼鉄の白衣
人理定礎値:A+
年代:A.D.1783
シナリオ担当:東出祐一郎
監修・加筆:奈須きのこ
2016年3月30日のアップデートにより追加。独立戦争の最中にある西暦1783年の北アメリカを舞台にしたシナリオ。「イ・プルーリバス・ウナム」とはラテン語で「多からなる一」を意味する言葉であり、アメリカという国を指している。
本来ならばイギリス本国とその植民地の民がアメリカという領土をかけて戦っているはずなのだが、現在はケルト神話縁の戦士たちとそれに対抗するアメリカ全国のレジスタンスが東西に分かれて相争う戦場が展開されている。
負傷し担ぎ込まれたレジスタンスの野戦病院でナイチンゲールと出会った主人公は、彼女と共にアメリカ全土を巡る戦いの旅を始める。
また、遠く違う世界のアメリカを舞台にした偽りの聖杯戦争を意識したような台詞や単語が見受けられる。
余談だが、実装翌日に各節のタイトルが変更されており、変更前は「傷ついたサーヴァント」「問題児のセイバー」「聖杯をかけた最終決戦」といったシンプルな題が付けられていたのだが、変更後は「ラーマは戦場へ行った」「スタア誕生」「シールダー、マスター、ソルジャー、ナース」(それぞれ前述のものと同じ節)など、ほとんどが洋画や小説のパロディになった。
竹箒日記によると、この章をリライトしたことで当初は200kbだったシナリオが300kbに増加したという[出 3]
また、『Fate/Grand Order Arcade』では「北米神話侵食 イ・プルーリバス・ウナム」と名前が微妙に異なっており、ストーリーラインも元とは大幅に変わっている。

第六特異点「神聖円卓領域 キャメロット[編集 | ソースを編集]

副題:輝けるアガートラム
人理定礎値:EX
年代:A.D.1273
シナリオ担当:奈須きのこ、桜井光
2016年7月25日のアップデートにより追加。多くの人々の信仰が集う、西暦1273年の聖都エルサレムを基盤としたとしたシナリオ。
草木1つも生えない荒野。大地に穿たれたクレーター。その中で虐殺されていく無辜の民たち。それらを成していたのは、高潔と名高いアーサー王の円卓の騎士たちだった。
更にこの地に本来存在しないはずの広大な砂漠に足を踏み入れたカルデア一行は、銀の腕を持つ1人の青年騎士と出会う。
砂漠の王、山の民、そして円卓。世界のため、民のため、主君のため……この地に集った人々のそれぞれの決戦が始まる。
この特異点が人理定礎値「EX」という異例中の異例なケースとして扱われているのは、それは「ある理由」ですでに人類史から切り離されており、もはや世界のどこでもない場所と化しているため。
この章で奈須氏がメインを担当することになったのは、「キャメロットが主題になる」ことに伴い「円卓の騎士の説明をするため」である。それも関連してか、ドラマCD版「Garden of Avalon」の劇伴BGMが導入されている[出 4]
実は奈須氏はこれまでずっと円卓関連の話の描写をあえて避けており、本人もこれを「もしかしたら一生書かないかもしれなかった」と語っていた。そして当初も全く別物のシナリオを書いていたのだが、坂本真綾氏のライブで楽曲『レプリカ』を聴いたのが切っ掛けとなり全編を書き直し、現行の形になったとのことである。ちなみに、最終節のタイトルも「レプリカ」となっている。
事前予告では「過去最大規模のメインクエスト」と銘打たれており、竹箒日記でも「五章が300kbなら六章は550kb」と説明している。奈須氏は自分1人では無理があると判断したのか、エジプト関係と「蒼銀のフラグメンツ」で登場したアーラシュ静謐のハサンに関連する部分は桜井氏との合作として協力体制を取った。
この章から、ボスエネミーに付与され解除不可能となる特殊な状態変化が導入されている。これが一因となりプレイ難易度が急激に跳ね上がっているが、これは危機的状況をプレイヤーに体感させるための意図的なストーリー演出であることが語られている。
当初のタイトルは「第六特異点 神聖円卓領域 エルサレム」だったが、4月27日のアップデートにより変更された。変更当初は宗教関係の問題が原因かと噂されたが、第六特異点実装後しばらくして実はストーリーに即しての変更だったことが発覚。この特異点の名称変更に至る第六特異点の前日譚が竹箒日記上に掲載されている[出 5]

第七特異点「絶対魔獣戦線 バビロニア[編集 | ソースを編集]

副題:天の鎖
人理定礎値:A++
年代:B.C.2655
シナリオ担当:奈須きのこ
2016年12月7日のアップデートより追加。神代の真っ只中である紀元前2655年のウルクを舞台としたシナリオ。
最後の特異点に降り立ったカルデアが目にしたのは、地平を埋め尽くす程の魔獣の群れと、それに対し団結して立ち向かうウルクの民たち。
かつて同様窮地を救ってくれたマーリンに連れられた一行は、ウルクの民たちを指揮するギルガメッシュ王とついに邂逅する。
暗躍するエルキドゥに瓜二つのキングゥとは何なのか。世界を手中に収めんとするという「三女神同盟」の真の目的とは。
そして混沌を極めるメソポタミアの地で最大の悪が目を覚ます時、カルデア一行は空前絶後の陣営を味方とし、最古の神話に世界の命運を賭けた戦いを挑む。
シナリオのボリュームに関しては第六特異点ほど長くないと竹箒日記で発言していたが、筆が乗った事で第三、四特異点程度の長さだった筈のシナリオが膨大に膨れ上がり、結局その文量は第六特異点の1.5倍に至った。というのも、第七特異点に出てくるあるキャラは企画当初から「怪獣もの」を想定したが、奈須氏が第七特異点を執筆する時期に重なり公開された「シン・ゴジラ」の影響を受けたことで、件のキャラ登場からのテキスト量を200kb増やし、そのために必要なウルクでの生活を描写するために100kb増やし、最初は合計で300kbを目指そうとしたが、結局ボリュームが増えてあのようになったとのこと。
またこの章以降、これまでイベント関連のみに存在していたバトルなしのステージがメインストーリーにも導入された。また独自の特色として、一部の選択肢では選んだ結果により、ボスの強さや出現するエネミーが変化するギミックも存在する。

終局特異点「冠位時間神殿 ソロモン[編集 | ソースを編集]

副題:極天の流星雨
人理定礎値:--
年代:A.D.2016
シナリオ担当:奈須きのこ、東出祐一郎、桜井光
2016年12月22日のアップデートより追加。人類史には存在しない特異点にして魔術王ソロモンが潜んでいる「冠位時間神殿」での決戦が行われるメインシナリオイベント。
七つの特異点を修復したカルデアだったが、人理焼却が完了する2017年は刻一刻と迫っていた。七つの聖杯を回収したカルデアは黒幕の座する空間に引き寄せられ始め、人理を賭けた戦いは最終局面へと雪崩れ込む。
解禁当日から2016年12月31日までを期限として、第七特異点をクリアを参加条件とするマスター全員参加のレイドイベントが展開されていた(当然ながら現在は終了)。この期間設定は2017年の人理焼却完了を阻止できるかというストーリーの展開に沿ったものとなっている。
メインストーリー部分であるメインクエストを進行することで、イベント部分である魔神柱と戦う“制圧戦”に移行、マップの各所に登場する魔神柱と戦闘を繰り返し倒していき、全ての魔神柱を完全に制圧するというイベント内容だった。
制圧戦で戦闘する魔神柱はそれぞれ相互に他の魔神柱を支援し、支援効果はかなり強力なものとなっているだけでなく、各所の魔神柱は全マスター達の合計討伐数が規定回数に達するまで完全に斃れない。
すべてのマスターと協力して一定数を倒すことで“最終戦”となり、それをクリアすることで制圧完了となり、制圧された魔神柱は他への支援を行わなくなる。
これを繰り返して全ての魔神柱を駆逐することで、メインストーリー最後の戦いを迎えられるという流れだった。
このイベントにはこれまでの戦いを潜り抜けてきた、特に実装からそれほど間が空いていない第七特異点を短期で突破したマスター達に対するご褒美としての側面もあったようだが、それにより報酬を大判振る舞いした結果、予定より早すぎる2016年12月25日にイベントは終了した。この過程・結果に奈須きのこ氏は「人類悪ってこういうことよ」とコメントを寄せている。
なお、イベント終了後に最終章に到達したプレイヤーには“制圧戦”及び魔神柱の支援効果が発生せず、“最終戦”のみを行いストーリーを進める形となる。
この章に限りサーヴァントとの絆レベルが5以上の場合、絆レベルの高さに応じて当該サーヴァントの攻撃力が上昇するボーナススキル「絆の力」が付与される。絆レベルの上昇がメインクエストの進行とリンクしている「マシュ・キリエライト」については、常時絆レベル10に相当するボーナスが与えられている。
竹箒日記によると、それぞれの座の英霊集結シーンに関して、二章と四章は桜井氏、三章と五章は東出氏が担当しているが、本来二章合わせて20kbにするように指示したところ、筆が乗って一章につき20kbとなり、合計80kbとなってしまった。
これには奈須氏も両者を叱ったのだが、当人も終章は40kbで終わるはずがその3倍にあたる120kbで提出した事を逆に反論されたというやり取りがあったそうな[出 6]
ちなみに五章のテキスト配分が前半と後半がかなり偏っているが、これは東出氏のうっかりであるとのこと[出 7]

第1.5部 Epic of Remnant[編集 | ソースを編集]

人理修復を果たした後の、大いなる戦いの前のその予兆とも言える4篇の断章。

新たに発見された4つの亜種特異点で語られる、第2部に繋がる『残骸の叙事詩』。
それぞれが一つの章に相当する大きな外伝の4部で構成されており、その4章それぞれにテーマソングが用意されている。

参加条件はすべてが第1部終章のクリア。必ず亜種特異点Ⅰからというわけではなく、順番は好きに選ぶことができる[注 1]
また難易度も概ね一律とされており、後に公開された章では少なからず新たなギミックが登場するが、必ずしも前の章より高難易度とは限らない……とされていた。

コンセプトは第1部でも、そして第2部でも見られないであろう『とびきりピーキーなFGO』。
第1部における奈須氏の監修は『人理焼却』を主軸に全体を監修させているが、今回はそれぞれの作家の特色を生かしてもらうために監修は設定・キャラチェック程度に止めている。
なお、この4章のシナリオ担当は非公開となっている。

また「第1部」では全サーヴァントの真名が最初から明かされていたが、亜種特異点Ⅰ以降の追加サーヴァントはストーリーを進行させることで真名が判明する者が多い。
真名判明前のサーヴァントは、霊基一覧画面や編成画面など各種画面において真名が隠された状態で表示されるほか、宝具名も同様に、真名が判明するまでは正式な名称が隠された状態となる。

また、亜種特異点の実装以降のボスエネミーには段階制のHPゲージを持つ個体が登場する。これは固定付与されたガッツと異なり、1段階のHPを削りきってもそのターン内ではターゲット推移が起こらないなどといった仕様の差異点がある。

亜種特異点Ⅰ「悪性隔絶魔境 新宿[編集 | ソースを編集]

副題:新宿幻霊事件
人理定礎値:??
年代:A.D.1999
キーワード:「虚構からの企て」「幻霊」「犯罪紳士」「裏切り者(ダブル・クロス)」「正義の味方(じゃあくなるもの)」「幻影魔人同盟」「月下の慟哭」「墜ちる星」「魔弾」「変幻自在の無頼漢」「人形の女帝」
テーマソング:Lose Your Way
歌:ROUND TABLE feat.Dan 作詞:宮川弾 作曲:北川勝利 編曲:acane madder、北川勝利
完全犯罪計画、起動
──幻霊よ、背徳の街で踊り狂え
2017年2月24日のアップデートにより追加された、外界と隔絶した監獄の街区と化した1999年の新宿で展開される新たなシナリオ。
歪んだ歴史を修復しようとする時に発生した膨大な取りこぼし。そのうち排斥された狂気が作り上げた脚本・忘れ去られた世紀末の神話は、かつてない規模の殺人事件が繰り広げられる亜種特異点として完成する。
亜種特異点Ⅰのクエストでは、ストーリーのテーマとなる〔悪〕属性を持つサーヴァントに、クエストで得られる絆ポイントの獲得量がアップするボーナススキル「悪の遍満」が付与される。

亜種特異点Ⅱ「伝承地底世界 アガルタ[編集 | ソースを編集]

副題:アガルタの女
人理定礎値:??
年代:A.D.2000
キーワード:「空想からの征服」「地下大空洞」「女戦士たちの雄叫び」「桃の芳香」「暴虐と狂乱の英雄」「煌々たる城塞」「幻想都市」「歪みなき願いの歪み」「無空の天」「黄金の密林」
テーマソング:Indelible illusion
歌:Yuriko Kaida 作詞:Yamachang 作曲・編曲:高慶 CO-K 卓史
氾濫する幻想都市、悪辣なる理想郷
その地を支配するは、百花乱れる『女』たち──
2017年6月29日のアップデートにより追加された、2000年代の中央アジアの地下に広がる巨大空間で繰り広げられる2番目のシナリオ。
亜種特異点Ⅱのクエストでは、「女性」サーヴァント全員に加え、アストルフォエルキドゥシュヴァリエ・デオンに、クエストで得られる絆ポイントの獲得量がアップするボーナススキル「女傑の威風」が付与される。

亜種並行世界「屍山血河舞台 下総国[編集 | ソースを編集]

副題:英霊剣豪七番勝負
人理定礎値:不定
年代:寛永十六年
キーワードは「夢想からの復讐」「英霊剣豪七騎」「無と無限」「美しき獣は嗤う」「剣禅一如」「狂瀾怒濤」「一切鏖殺」「埋め込まれた宿業」「天眼の剣士」「五芒星」「インフェルノ」「プルガトリオ」「エンピレオ」
テーマソング:一刀繚乱
歌:六花 作詞:毛蟹 作曲・編曲:西岡和哉
悪鬼羅刹の七騎が嘲笑う
──見よ、血染めの月が太陽を食い尽くす
2017年10月14日のアップデートにより追加された、寛永十六年の下総国で繰り広げられる3番目のシナリオ。
本来は「亜種特異点Ⅲ」とされていたが、アバンタイトルを終えると「寛永十六年 亜種並行世界」に変化した。
亜種並行世界のクエストでは、セイバー、アーチャー、ランサークラスの全サーヴァントに、クエストで得られる自身の絆ポイントの獲得量がアップするボーナススキル「真剣勝負」が付与される。
また、メインクエストのボスバトルの殆どが、バトル開始時に特殊な演出が入る。これについて、蒼喬氏が筆文字デザインを担当している。同時にサポート枠に編成制限が付いたものとなっているが、これと敵の特殊状態が原因となり、第1.5部クエストの中では難易度が突出して高いものとなっている。
実はこの世界は特異点ではないため、抑止力の干渉がなされ千子村正が召喚された。
滅びずして消滅した剪定事象───ではなく、並行世界とも近いようで些か違う世界となっており、端的に表現するならば『異なる星の神が、その異なる目で観測した異世界───特異点と似て非なる異界・・・・・・・・・・・』といったところ。

亜種特異点Ⅳ「禁忌降臨庭園 セイレム[編集 | ソースを編集]

副題:異端なるセイレム
人理定礎値:??
年代:A.D.1692
シナリオ担当:星空めてお[出 8]
キーワードは「迷信からの降臨」「魔女裁判」「逃れられぬ告発」「大いなる災厄」「最も異端なる魔女」「魔女狩り」「マサチューセッツ州セイレム」「西暦1692年」「七つの絞首刑」
テーマソング:清廉なるHeretics
歌:毛蟹 feat. DracoVirgo 作詞・作曲・編曲:毛蟹
其は罪人なり 七つの縄の結び目なり
異端の地に贖罪を求むるは、悪魔の収穫なり
2017年11月29日のアップデートにより追加された、アメリカ合衆国マサチューセッツ州セイレムで繰り広げられる4番目のシナリオ。
亜種特異点Ⅳのクエストでは、キャスタークラスの全サーヴァントに、クエストで得られる自身の絆ポイントの獲得量がアップするボーナススキル「異端の烙印」が付与される。
ステージギミックとして、多くのステージで味方サーヴァント全員のステータスレベルが半減する(敵のパラメータもそれに合わせた調整がされている)。
また、これまでのメインシナリオと異なり、イベントクエストの半数と同様にストーリークエストが時限式で開放される形式をとった。
加えてシナリオクリア後に一部フリークエストをクリアすることで、本編中では描かれなかった劇に関する番外編をプレイすることができる。

第2部 Cosmos in the Lostbelt[編集 | ソースを編集]

人理修復を果たした後の、全ての未来に打ち克つための大いなる戦い。
毎章のプロローグとエピローグは奈須氏が担当している[出 9]
Lostbelt No.1~5の各異聞帯の世界設定については、それぞれの担当ライターによって『我々の歴史とは違う、行き止まりの人類史』をテーマに自由に考察・作成された[出 10]

序/2017年 12月31日[編集 | ソースを編集]

2017年12月26日のアップデートにより追加された、第2部のプロローグ。当初のタイトルは「序/2017年 12月26日」。
特異点の消滅によって人類を脅かす危機は去り、カルデアも役目を終えるかのようにレイシフト技術は凍結、英霊召喚システムも停止によりサーヴァント達もダ・ヴィンチを除いて退去した。
だが、特異点はおろか人理焼却をも凌ぐ未曾有の驚異が待ち受けていることも、カルデアだけでなく地球全世界に再び未曾有の危機が迫っていることを、まだ誰も知らなかった……
エピソード公開時の12月26日~30日までの間、公式サイトもストーリーに沿ってアクセス封鎖中のカルデアを模した赤い画面で閉鎖されていた[注 2]
31日になると新規なデザインへと一新し、18時になったことで第3節以降のエピソードが解放された。
なお、海外においては配信開始の時期が異なることもあり、地域に応じてその都度「2018年」や「2019年」とタイトルが変更されている。

Lostbelt No.1「永久凍土帝国 アナスタシア[編集 | ソースを編集]

副題:獣国の皇女
異聞深度:D
年代:A.D.1570?
カルデア残党がシャドウ・ボーダーで虚数世界に逃げ込んでから一週間が経過し、備蓄も尽きかけていたため、彼らは地上に残った唯一の縁である殺戮猟兵との縁を頼りに現実世界に浮上し、ロシア異聞帯に侵入する。
それは酷薄な運命が待ち受ける、絶望に満ちた旅路の幕開けであった。
2018年4月4日のアップデートにより追加。魔獣との合成体「ヤガ」と化した人類の住まう極寒のロシアを舞台とする第2部第1のシナリオ。
本シナリオの終盤にて、マシュが新たな霊衣「オルテナウス」を入手し、スキル・宝具が変化する。原則第2部やその後の時系列にあたるイベントシナリオにおいて、マシュはその霊衣で固定されることとなる。

Lostbelt No.2「無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング[編集 | ソースを編集]

副題:消えぬ炎の快男児
異聞深度:B+
年代:B.C.1000?
彷徨海」からの通信を受けたカルデア一行は北海を目指す途上、北欧異聞帯に浮上する。
そこへ魔剣を携える騎士が強襲を仕掛け、ホームズに重傷を負わせると共に、虚数潜航に必要なペーパームーンを奪っていった。
そしてカルデア一行はペーパームーンを取り戻すべく、異聞帯の攻略を余儀なくされた。
2018年7月18日のアップデートにより追加。神代の神秘が未だ残された、巨人の闊歩する北欧を舞台とするシナリオ。

Lostbelt No.3「人智統合真国 シン[編集 | ソースを編集]

副題:紅の月下美人
異聞深度:E
年代:B.C.0210?
シナリオ担当:虚淵玄[出 11]
中国編コンセプトデザイン:okama[出 11]
テーマソング:「Thest」
歌:KOCHO[出 12]
ついに彷徨海に辿り着いたカルデア一行を待ち受けていたのは、アトラス院の錬金術師、シオン・エルトナム・ソカリスであった。
彼女の助力、そして彷徨海の目溢しのおかげで、彷徨海に新生カルデア、「ノウム・カルデア」のベースを設立することが叶った。
しかしその喜びも束の間、コヤンスカヤの罠によりゴルドルフ、そして主人公は毒を盛られてしまう。その特殊な毒を解毒すべく、カルデア一行は中国異聞帯を目指す。
2018年11月23日にプロローグが配信され、その後11月27日のアップデートにより追加。不死を得て、世界を統合した始皇帝によってすべてが統率された中国を舞台とするシナリオ。
Lostbelt No.2クリア時点で明かされたタイトルは「人智統合真国 SIN」であり、第2部PVにおける伏字の数とも一致していたが、プロローグ配信と同時にタイトルが変更された。
Fate/Zero』とのコラボイベント『Fate/Accel Zero Order』でもシナリオを執筆した虚淵氏がまさかのメインストーリーでシナリオを担当。始皇帝というビッグネームを扱えて外国でも認められているライターに書いて貰おうと考えていたので、虚淵氏に頼んだとのこと[出 13]
虚淵氏といえばバッドエンドや鬱展開で知られており、シナリオ担当が発表された時はクリプターである芥ヒナコは救いがない結末を迎えるのではないかとプレイヤーたちも戦々恐々としていた。ニコ生でも某魔法少女アニメで出演した悠木氏が「私知ってます!絶対幸せになりません!」被害者の会として妙に説得力のあることを言っていた。だが奈須氏は『Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀』の脚本を書き終わったタイミングの“光の虚淵”ならシナリオも凄惨なものにならないだろうと思ってシナリオ執筆を頼んだらしい[出 13]
ちなみにテーマソングである「Thest」は架空の言語で歌っているので歌詞に意味は無い[出 14]
ゲームシステム面においては、プロローグで主人公が摂取した毒の影響で、ストーリーが進むごとにマスタースキルの使用に制限が掛かるようになった。

Lostbelt No.4「創世滅亡輪廻 ユガ・クシェートラ[編集 | ソースを編集]

副題:黒き最後の神
異聞深度:A
年代:??.11900?
クリプターの首魁・キリシュタリアの治める大西洋異聞帯攻略に向け、カルデアは新戦力を得るべく、インド異聞帯を目指す。
そこは幾度となく始まりと終わりを繰り返す世界であった。
2019年6月15日のアップデートにより追加。世界の輪廻が短期間で巡り、破壊と再生を繰り返し、あらゆる悪が排斥されるインドの地を舞台とするシナリオ。
シナリオの状況ごとに、プレイヤー側に強化や弱体が付与される。また、終盤におけるボスとの戦闘は、公開当初、第2部のストーリークエスト中では最難関とされた。

Lostbelt No.5「神代巨神海洋 アトランティス[編集 | ソースを編集]

副題:神を撃ち落とす日
異聞深度:A+
年代:B.C.12000?
シナリオ担当:東出祐一郎[出 15]
ノーチラス号という新たな戦力を得たカルデア一行は、ついにキリシュタリアを打ち倒すべく、大西洋異聞帯攻略へ挑む。そして異聞帯に突入した一行の前に、オリュンポスへの侵入を阻む異聞帯のサーヴァント、そして神々が待ち受けていた。
2019年12月18日のアップデートにより追加。シナリオ名公開時点で第2部PVのタイトルと異なっていたことから予想されていた通り、Lostbelt No.5における前編に当たるシナリオとなっている。

Lostbelt No.5「星間都市山脈 オリュンポス[編集 | ソースを編集]

副題:神を撃ち落とす日
異聞深度:A+
年代:B.C.12000?
ポセイドンを打倒しアトランティスを抜け、オリュンポスへと辿り着いたカルデア一行は、早々に大西洋異聞帯の王・ゼウスの洗礼を受ける。
辛くも切り抜けた主人公たちは、異聞帯の人間に襲われながらも「破神同盟」と合流した。
彼らの力、そして新たな武器「バレルレプリカ」を得たマシュたちは、神々を破り、キリシュタリアの野望の阻止を試みる。
2020年4月9日のアップデートにより追加。Lostbelt No.5における後編であり、クリプター編最後のシナリオ[出 10]

地獄界曼荼羅 平安京[編集 | ソースを編集]

副題:轟雷一閃
人理定礎値:A/E-
年代:A.D.1008
テーマソング:「The Golden Path」
作詞:Konnie Aoki、Doul / 作曲:西田圭稀 / 編曲:来兎 / 歌:Doul
大西洋異聞帯を攻略したカルデアは、次なる異聞帯に挑むため、準備を行っていた。
しかしその最中、白紙化した地球では出現することのない規模の新たな特異点が観測される。
特異点の修正を行うべく、主人公たちはレイシフトを敢行する。しかしそこには、因縁深い「美しき肉食獣」の魔の手が差し迫っていた。
2020年12月4日のアップデートにより追加。平安時代の日本の都、平安京を舞台としたシナリオにして、異星の神の使徒が1人、「蘆屋道満」との決着をつけるシナリオ。
第2部の第5.5章に当たるシナリオであり、その存在はオリュンポス攻略後にLostbelt No.6のシナリオ名が明かされず、謎の黒点が表示されていたことにより示唆されていた。
亜種特異点Ⅲと同様、殆どのボスバトル開始時に特殊な演出が入る。こちらについては青柳美扇氏が筆文字デザインを担当している。
2022年9月28日のアップデートにより、本章をクリアせずともLostbelt No.6に進むことが可能となった。

Lostbelt No.6「妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ[編集 | ソースを編集]

副題:星の生まれる刻
異聞深度:EX
年代:A.D.0500?→■.■.2017
シナリオ担当:奈須きのこ
異星の神の使徒の1人であるリンボを撃滅してから3週間が過ぎ、異星の神の潜伏する南米異聞帯の攻略作戦を練っていた時、既に空想樹のないブリテン異聞帯に異変が観測される。
それは24時間後のブリテン異聞帯の崩壊と同時に、地球もまた寿命を迎え崩壊する、という観測レンズ・シバによる最悪の予測結果であった。
シオンよりその結果を伝えられた主人公たちは、その原因を突き止めそれを阻止し、同時に異星の神に対抗する兵器を入手するため、ブリテン異聞帯の調査を敢行する。
嵐の壁でなく光の壁によって閉ざされた、妖精の女王の統べる妖精と人間の棲まう国・妖精國の広がるブリテン島を舞台とするシナリオ。
2021年6月11日のアップデートにより前編、2021年7月14日のアップデートにより後編、2021年8月4日のアップデートによりエピローグ(崩壊編)が追加された。
第2部第5章が前後編に分割されていたのは予定通りだったのに対し、本章の分割は単純にボリュームが膨大になったことによる。全編通してのボリュームはおよそ文庫本4冊分[出 16]
なお、事前放送では前後編の分割のみ告知がなされ、エピローグ(崩壊編)の存在は伏せられており、公開に先駆けて公式サイトおよびTwitterが、戴冠式の公示を行う仕様となっていた。
また本章を攻略後、表示されるLostbelt No.7のバナーにはノイズが掛かっているうえ、白い点が表示されていることから、第6.5章の存在が示唆されていた(後に奈須氏が存在を明言[出 17])。

「非霊長生存圏 ツングースカ・サンクチュアリ」[編集 | ソースを編集]

ブリテン異聞帯を攻略したカルデアは彷徨海の滞在期限である2017年12月31日を間近に控えていた。
そんな折、シオンの観測によりツングースカに突如特殊領域が発生したことが判明。
カルデアはこれをビーストⅣ幼体の本拠地と断定。第七異聞帯のテストケースも兼ねてコヤンスカヤの討伐のため特殊領域へ突入する。
ツングースカ大爆発の起きた土地に展開される非霊長生存圏にて第二部開始より敵対してきたコヤンスカヤとの決着をつけるシナリオ。
2021年12月22日~31日にイベントとして開催されたが、メインストーリーに直接関連しているためプロローグおよびエピローグはイベント終了後も閲覧可能であり、ゲーム内マテリアルでも「メインストーリーの記録」に保存されている。
2022年5月25日にイベントとしては異例の速さで、後述のメイン・インタールードに追加されシナリオ部分がプレイ可能となった。

Unknown Record「死想顕現界域 トラオム[編集 | ソースを編集]

副題:或る幻想の生と死
人理定礎値:ERROR
年代:A.D.XX17
コヤンスカヤとの和平交渉後、U-オルガマリーの襲撃を受けストームボーダーにより北極圏にて潜伏していたカルデア。
最後の異聞帯へと向かうカルデアは突如過去最大級の『人類史への直接攻撃』となる大規模特異点を確認。
人理定礎値ERRORという異常事態に元Aチームマスターカドック・ゼムルプスと共に挑む。
2022年6月1日のアップデートにて追加。サーヴァントの軍勢を率いる3つの界域とその王に挑みながら特異点と白紙化の謎に挑むシナリオ。
第2部の第6.5章に当たるシナリオであり、第5.5章と同様に謎の白点が表示されていたことにより存在が示唆されていた。

Lostbelt No.7「黄金樹海紀行 ナウイ・ミクトラン[編集 | ソースを編集]

副題:惑星を統べるもの
異聞深度:A++
年代:B.C.????
シナリオ担当:奈須きのこ
犠牲を払いつつも大規模特異点から辛くも脱出した主人公たちは、モリアーティより「U-オルガマリーがORTと融合し霊基の強化を目論んでいる」という情報をもたらされる。
そして急遽南米異聞帯へと辿り着いた主人公たちをU-オルガマリーが迎え撃つも、突如現れた謎の第三者による攻撃によりストームボーダーが破損、主人公は空中へと投げ出されてしまった。
霧の中、焚火を前に佇む男令呪とマスター権を差し出し、息を吹き返した主人公は再びU-オルガマリーと接触することとなる。しかし彼女は、なぜか記憶を失っているようで──。
最後の異聞帯にして、恐竜人類の繫栄する九つの層に分かたれた南米の地底世界を舞台とするシナリオ。
シナリオの開放条件は「ツングースカ・サンクチュアリ」のエピローグクリアであり、上述のトラオムはクリアせずともプレイ可能。
2022年12月25日のアップデートにより前編が、2023年1月31日のアップデートにより後編が追加された。なお後編については当初20時配信予定だったところ、直前になり延期が発表され、23時に公開となった[出 18]
シナリオ独自のギミックとしては、シナリオ序盤にて主人公がマスター権を手放したことで、令呪が使用できず、サーヴァントの召喚にも制限が入る状態となる。
またシナリオ後編の終盤にて、手持ちのサーヴァントを駆使してORTを撃退する「ORT総力戦」が開始するとともに、章タイトルが「空想樹海紀行 オルト・シバルバー」に変化する、という仕掛けが存在する。

奏章/Ordeal Call[編集 | ソースを編集]

最終決戦の前に訪れた試練にして、漫然と扱われてきたエクストラクラスに向き合うシナリオ群。

オーディール・コール 序[編集 | ソースを編集]

七つの異聞帯を切除し、デイビットよりもたらされた情報により南極カルデア基地を目指すノウム・カルデア。
しかし南極圏に突入する間際、障壁によって阻まれてしまう。その壁こそは、人理保障天球と化したカルデアスによる、人理の壁。
「本来ありえない」エクストラクラスのサーヴァントを濫用したことにより、ノウム・カルデアは汎人類史により異物と認識されたため、弾かれたのだとロマニ・アーキマンは述べた。
そしてその歪みを補正しない限りはカルデアスには近付けず、『果たすべき責務の呼び声オーディール・コール』──清算を成すことで、カルデアスに辿り着けると述べ、彼は去っていった。
それを受け、ノウム・カルデアはこれまで積み上げた歪み、向き合わなければならない人理の咎を解決すべく、作戦名『オーディール・コール』を発令する。
2023年2月10日に突如配信された、奏章のプロローグ。なお、『奏章』の存在自体はLostbelt No.7のクリア時のバナーにより示されていた。

オーディール・コール 0[編集 | ソースを編集]

『オーディール・コール』の発令からしばらくの期間を経て、ついにその手段が公開される。
今のカルデアの状態を知るべく新たに開発された装置・人理定礎盤は、今のカルデアのランク、すなわちカルデアの『歪み』を最低のEと示す。
このランクをAに戻したとき、晴れてノウム・カルデアは南極の『人理の壁』を越えられると、トリスメギストスⅡは回答した。
そして人理定礎盤はその歪みを正すべく、試練を『呼び込む』──オーディール・コールを鳴らした。
2023年6月7日に配信された、『オーディール・コール』が解放されるシナリオ。
これをクリアすることにより、白紙化地球上のフリークエスト等に挑戦可能になるほか、クラスの金型──『クラススコア』の強化が行えるようになる。

奏章Ⅰ「虚数羅針内界 ペーパームーン[編集 | ソースを編集]

テーマソング:「A stain」
作詞:Yamachang / 作曲・編曲:佐高陵平 / 歌:環みちる
突如不調をきたしたペーパームーンを、開発者たるシオンは「故障などあり得ない」と口にしつつも調査を行う。
するとペーパームーンは特異点らしき反応を発するとともに、光を放った。光に巻き込まれた主人公は意識を失ってしまう。
目を覚ました主人公は、謎の空間にカーマと共にいた。混乱する二人のもとにシオンが姿を現すも、その姿はなぜか幼くなっていた──
2023年6月18日に追加。ペーパームーン内の世界におけるAIによる聖杯戦争が描かれる、奏章第一のシナリオ。
主題となるエクストラクラスは「アルターエゴ」。シナリオ上で登場するサーヴァント等も、クラスは異なれど何らかのアルターエゴとなっている。
本シナリオをクリアすることで人理定礎盤のランクがDに上昇し、クラススコアの「EXTRAⅡ」分類のクラス・アルターエゴへの強化が解禁される。
なお、シナリオ上で登場する「ラニシリーズ」のデザインは、ラセングルのスタッフが担当している。また当初は「サクラシリーズ」「マシュシリーズ」も検討されたとのこと[出 19]

オルガマリークエスト_1[編集 | ソースを編集]

白紙化地球上に残留した『神』の断片。それを「勿体ない」と嘆いた『伯爵』は、それらに細工を施す。
そして突如生じた、かつての大西洋異聞帯の場所に現れた人理の揺らぎ。調査すべく向かった主人公、マシュ、カドックの三名は、そこであり得ない存在を目にする。
それは南米異聞帯で散ったU-オルガマリーに酷似した何か。混乱する彼らに対して『伯爵』は、『遺分體』──『E-オルガマリー』に攻撃を命じた。
2023年9月10日より事前告知なしに追加されたクエスト。『伯爵』により鋳造された(とされていた)『E-フレアマリー』との戦いを描くミニシナリオ。シナリオの開放条件は「オーディール・コール 0」のクリア。
クリアすることでクラススコア用のアイテムに加え、現在用途不明の謎のアイテムが入手できる。
その難易度は超高難易度に分類され、サポートなしで10Wave連続かつ1Waveに編成できるサーヴァントは3騎まで、重複するサーヴァントおよび概念礼装はセットできず、コンティニューも不可能というもの。
のちのアップデートで、Waveごとのリトライが可能となった。
なお、『伯爵』が言うことには一体目は「初見のインパクトとそれなりの難易度」、二体目は「十分な戦闘準備をしたカルデアを上回る鬼畜さ」、三体目は「マンネリズムを破壊する圧倒的な衝撃」、最後の四体目は彼自身でさえ予測できない、「攻略不可能な調整」とのこと。

奏章Ⅱ「不可逆廃棄孔 イド[編集 | ソースを編集]

シナリオ担当:桜井光[出 20]
テーマソング:「Beyond the Gray Sky」
作詞:Yamachang / 作曲・編曲:永井正道 / 歌:百華
『伯爵』の正体を予想する話し合いの最中、突如召喚されたサーヴァントと相対した主人公は、不意に眠りに落ちた。
気付いた時、主人公はどこか懐かしくも何かが違う東京にいた。そこで出会う、見知った人物に似たクラスメイトたち、そして幼馴染
彼らと過ごす平穏を突如破るように響きわたる喇叭の音。それはいつか復讐鬼と挑んだ監獄塔と同じ、七つの試練のはじまりを告げる合図だった。
2024年3月20日に追加。主人公の精神に生じた世界にて繰り広げられる七つの試練に立ち向かう、奏章第二のシナリオ。
加えて最後の異星の使徒・『伯爵』の正体に迫り、決着をつけるシナリオとなっている。
主題となるエクストラクラスは「アヴェンジャー」。シナリオ中に登場するサーヴァントの多くがアヴェンジャーとなっているほか、エネミーの大半がアヴェンジャー以外のクラスに対して「煤の鎧」という耐性を持っており、味方のアヴェンジャークラスのサーヴァントに「恩讐の炎」というバフが、さらにサポートNPCのアヴェンジャーには「讐熱」というバフ効果が施される。
本シナリオをクリアすることで人理定礎盤のランクがCに上昇し、クラススコアの「EXTRAⅠ」分類のクラス・アヴェンジャーへの強化が解禁される。加えてマテリアルの一部のサーヴァントの霊基グラフに変化が生じる。
また、本編クリアから3時間が経過後、後日談となる『appendix』が開放される。

オルガマリークエスト_2[編集 | ソースを編集]

白紙化地球上を航行するストーム・ボーダーの中に突如青いE-オルガマリーが現れ、唖然とするゴルドルフたちに大仰な様子で「大統領バッヂ」を配る。
トリスメギストスが直近の危険予測を示さなかったのは、バミューダトライアングル上空の重力圏により、未来観測が歪められていたからであった。
そして対話を試みるため甲板に上がった主人公らは、ストーム・ボーダーを接収すべく勝負を挑む彼女と対決することとなる。
2024年4月12日に追加された、第二の『遺分體』──『E-アクアマリー』との戦いを描くミニシナリオ。シナリオの開放条件は「オルガマリークエスト_1」のクリア。
クリアすることで、前回と同様にクラススコア用のアイテム、用途不明のアイテムの入手に加えて、クラススコアの「EXTRAⅡ」分類のクラス・プリテンダーへの強化が解禁される。
加えて、E-フレアマリーE-アクアマリーのマテリアルが同時に開放される。
前回と同様に、サポートなしで10Wave連続かつ1Waveに編成できるサーヴァントは3騎まで等のルールは同様であるが、本バトル独自の要素として、通常の魔術礼装スキルの代わりに「バッヂスキル」が使用可能となる。
「バッヂスキル」は、Wave1~9までのエネミーを一定ターン以内に倒すことで入手できる、「大統領バッヂ」を一定数消費することで使用可能な強力なスキルである。
また、今回のアップデートにより「オルガマリークエスト_1」を含め、連戦の途中で一時離脱することができるようになった。
一時離脱後は、クリア済みのパーティはそのままに、以降のバトル段階のパーティの再編成・育成等を行ったうえでの再開が可能。
余談だが、ストーリー内で「トリスメギストスは7時間先まで安全圏としている」といったシーンがあり、このクエスト実装の7時間後にはBS11にて再放送されていた『Fate/Zero』の中で、新情報が解禁される事が予告されていた。

奏章Ⅲ「新霊長後継戦 アーキタイプ・インセプション[編集 | ソースを編集]

シナリオ担当:奈須きのこ
テーマソング:「Wonderer (feat. ReoNa)」
作詞:スパイラル・ラダー / 作曲・編曲:スパイラル・ラダー
BBドバイの導きで、2030年の夏のドバイ観光を楽しんだ主人公一行。それにより幸せカウンターは値をカンストさせ、人類のやり残しはなくなったことを一方的に告げられる。
ブルジュ・ハリファに逃げ込んだ主人公らは、自分たちが居るのが2030年のドバイでなく、3017年の宇宙開発都市「ムーン・ドバイ」であることを知った。
そして事態を引き起こしたBBドバイは、既に人類は滅びたこと、そして人類を滅ぼした原因を決めるべく「人類ラスボス候補決定戦」の開催を宣言する。
当初の奏章Ⅲを奏章Ⅳにスライドさせる形で追加された、2024年の水着イベント『BBプレゼンツ☆セレブサマー・エクスペリエンス!』から地続きとなる、期間限定の奏章第三のシナリオ。
2024年8月28日に前編、9月11日に中編が、9月20日に後編が追加され[注 3]、10月31日に一時的に公開が終了してバナーが「閉鎖中」という表示になり、その後の2025年2月1日に恒常的に開放された。
シナリオの開放条件は、『BBプレゼンツ☆セレブサマー・エクスペリエンス!』のクリアと、オーディール・コール到達。すなわち奏章Ⅰおよび奏章Ⅱ未クリアでも開放は可能。後の恒常化で『BBプレゼンツ☆セレブサマー・エクスペリエンス!』は条件から外された。
主題となるエクストラクラスは「ムーンキャンサー」。シナリオ中に登場する「人類ラスボス候補決定戦」に参加するサーヴァントは皆ムーンキャンサーとなっている。
本シナリオをクリアすることで人理定礎盤が1ランク上昇し[注 4]、クラススコアの「EXTRAⅠ」分類のクラス・ムーンキャンサーへの強化が解禁される。加えて配布サーヴァントとして、「岸波白野」の男・女どちらかを選んで加入させることができる。後の恒常化に伴い、選択しなかった方も専用のクエストをクリアすることで入手が可能となった。
なお、当時はシナリオ追加に伴うクリア後マップへのフリークエストの追加はなく、恒常開放のタイミングで追加された。後編実装当初はその代わりとして、本シナリオに併せて追加された新素材アイテムを入手可能なフリークエストが、白紙化地球上に追加された。

オルガマリークエスト_3[編集 | ソースを編集]

白紙化地球上にてアメリカ中央部を進むストームボーダーは、突如として渓谷に迷い込む。
そこはE-オルガマリーの一体、E-グランマリーの発生させた大統領特異点であった。
彼女から届いた警告にも臆せず、カルデアは巨大な遺分體との戦いへと挑む。
2025年2月28日に追加された、第三の『遺分體』──『E-グランマリー』との戦いを描くミニシナリオ。シナリオの開放条件は「オルガマリークエスト_2」のクリア。
クリアすることで、前回と同様にクラススコア用のアイテム、用途不明のアイテムの入手に加えて、クラススコアの「EXTRAⅡ」分類のクラス・フォーリナーへの強化が解禁される。
加えて、E-グランマリーのマテリアルが同時に開放される。
これまでと同様に、サポートなしで十のパーティを組む、一つのパーティに編成できるサーヴァントは3騎まで等のルールは同じだが、今回はグランマリー一体が相手であり、彼女の角を攻撃する事で獲得できる「鉱石バフ」を活かして戦う事になる。
また、今回はクリア後に強化版のクエストである「やや本気」と「すごい本気」が恒常的に解放され、こちらをクリアする事で呼符などを獲得できる。

メイン・インタールード[編集 | ソースを編集]

過去に開催された、メインストーリーと密接に関わる期間限定イベントのストーリー部分のみをプレイできるコンテンツ。
追加当初はレアプリズムを消費して開放する必要があったが、後のアップデートにより無償で開放が可能となった。

冥界のメリークリスマス[編集 | ソースを編集]

2017年度のクリスマスイベント。開放条件は第七特異点クリア。
2020年2月26日に追加され、2022年1月26日より無償で開放可能となった。
イベント本編のみプレイ可能で、クリアすることでアルテラ・ザ・サン〔タ〕が正式加入する。

深海電脳楽土 SE.RA.PH[編集 | ソースを編集]

『Fate/EXTRA CCC』とのコラボイベントにして第1.5部の番外編。開放条件は終局特異点クリア。
2020年7月15日に追加され、2022年2月23日より無償で開放可能となった。
ミッションクリア時に獲得可能だった『KP』がメインシナリオおよびWANTEDクエストクリア時に獲得可能となっているほか、ゲートキー等の交換に必要な『サクラマネー』がQPと交換可能となっている。
イベント本編をクリアすることでBBが獲得でき、その後のBB/GOシナリオにおいて、再臨素材が入手可能。
また、復刻版で追加された寄り道クエスト『堕天の檻』についても同時にプレイ可能となっている。
なおイベントをクリア後もマップは閉鎖されず、『メモリアルクエスト』に繰り返し挑戦できる。

徳川廻天迷宮 大奥[編集 | ソースを編集]

第2部の第3.5章に当たるイベント。開放条件はLostbelt No.3および「深海電脳楽土 SE.RA.PH」のクリア。
2022年7月13日に追加され、当初より無償で開放可能。
「深海電脳楽土 SE.RA.PH」同様、イベントクリア後もマップは閉鎖されず、『メモリアルクエスト』に繰り返し挑戦できる。

虚数大海戦イマジナリ・スクランブル ~ノーチラス浮上せよ~[編集 | ソースを編集]

第2部の第4.5章に当たるイベント。開放条件はLostbelt No.4のクリア。
2022年10月26日に追加され、当初より無償で開放可能。
海域探査および援護要請にリソースが不要となったほか、マップの探査に一部調整が行われている。

非霊長生存圏 ツングースカ・サンクチュアリ[編集 | ソースを編集]

第2部第6章と第6.5章の間に当たるイベント。開放条件は『非霊長生存圏 ツングースカ・サンクチュアリ』のプロローグのクリア。
元々プロローグとエピローグのみは常設されていたが、2022年5月25日にイベント本編も追加され、当初より無償で開放可能となった。
レイドバトルの発生が無くなっており、また特攻サーヴァント及び特攻礼装が無くなったためかエネミーのHPが全体的に減少している。

BBプレゼンツ☆セレブサマー・エクスペリエンス! ~逆襲のドバイ~[編集 | ソースを編集]

奏章Ⅲの前日譚に当たるイベント。開放条件は『奏章プロローグ オーディール・コール 0』のクリア。
2025年2月1日に奏章Ⅲの恒常開放と同タイミングで追加され、当初より無償で開放可能。
変更点としては、フリークエストとその報酬の一つ「ドバイ観光ポイント」が削除され、それに伴い「特別観光クエスト」の開放条件がメインクエストクリアに変更されている。また、メインクエストの進行にミニシナリオクエストのクリアが必須となっている。

メモ[編集 | ソースを編集]

  • 先述の通り、第六特異点のタイトルがエルサレムからキャメロットに変更されたが、ファンの間では宗教的な問題が絡んでいると推察されていた。
    • そもそもエルサレムとは、エルサレム神殿が置かれていた場所にして古代イスラエル・ユダ王国の首都であり、「聖杯」という概念を生み出したかの者が処刑された地でもあり、かの預言者が一夜のうちに昇天する旅を体験した場所とされ、すなわち3つの宗教にとっての共通の聖地となっている。
      つまり、エルサレムは宗教的にも極めてデリケートな拠点であり、今もなおこれに関わる問題が起きているため、変更されるのは是非もないかもしれない。
    • その後公開された第六特異点CMでは キリスト教圏である円卓の騎士たちに、イスラム教圏の暗殺教団、エジプト神話を信仰するファラオに、仏教徒の法師と、想像を遥かに超える宗教大戦の様相を見せている。さらに黒幕にはユダヤ教圏のソロモンが控えており、ファンの間では色々な意味で心配されていた。
    • 竹箒日記によると、第六特異点の前日譚で獅子王率いる円卓の騎士と偽の十字軍の戦いの際に遠征軍は壊滅し、占領した聖地が陥落して聖都が出来上がった際に特異点の在り方が変貌してしまったことが明らかになった。その為「改題そのものがストーリーに則した演出の一環だったのでは」と考察するファンも居る。
  • 『Grand Order』サービス開始前に作られていた第四特異点まではすべて「ソシャゲ用にチューニングされたシナリオ」となっており、定型的なソーシャルゲームとして形作るため「もとにあるシナリオ」の合間に戦闘を挿入する構成となっている。
    • そのためか第一~第二特異点のシナリオ構成はまだまだ手探りの状態であり、第四特異点くらいまではリリースの段階でほぼ方針が固まっていたので、大きな改修までは出来なかった。
      • 初期の構想では、リリース時に特異点Fから第四特異点までを一気に公開する予定だったが、開発を進めていくうちにそれが不可能だと分かり、リリース時には第二特異点までの公開にとどまった。
    • 結果は『物語重視でもよい』という事になり、第五特異点以降はこれまで作りかけたシナリオをイチから書き直すという形で、執筆開始当初からは大幅に変化している。第五特異点はシナリオのリライト、第六特異点以降は全編の描き直しを行い、『Fate/EXTELLA』のマスターアップを終えた5月下旬から奈須氏も監修だけでなくメインに参加した。
    • 第五特異点以降は各勢力の進行状況を表示するなど、シナリオの進捗によってマップ上の外観が変化していくというギミックが導入された。これは第五特異点のシナリオを読んだアザナシ氏が「マップ上でどの勢力がどうなっているのかわからないと、シナリオがユーザーに伝わらない」という意見によって追加された仕様である[出 21]
    • 当初は『12月31日で終わってしまう今年(2015年)』を乗り越えるための物語だったが、諸処の事情によりサービス開始の時期が半年延びた事で不可能になり、奈須氏は一度はそのコンセプトを諦めようとしたが、武内氏の
「最終章までの過程を半年延ばそう。そうして、もう一度その“未来を取り戻す”エンディングを目指そう」
「そのかわり、奈須は構想にあった第2部の作業も進めよう。2年と言わず3年続けるぐらいの気持ちでいよう」
といった鶴の一声で続行した。
  • なお、2016年7月に第1部を終わらせるという選択肢も残していたが、第五特異点での好評価や経験を受けて、第六・第七特異点の完成度を高める方針に決め、同時にそれでは時間が足りないと知り、2016年12月にフィナーレを迎えるようにスケジュール変更を決定した。
  • このように変更が重なった為物語の始まりは2015年という記述が残っているものの、第1.5部以降のシナリオ上での第1部の期間は基本的に「2016年12月31日までの1年間」と扱われている。
  • マシュ、ロマン、フォウくんそれぞれの正体は、第1部において3つ存在する大きなネタバレそのものとなっている。
  • 『Grand Order』のADVパートはイベント絵を用意しないという前提を置いていたのだが、第六特異点のシナリオを読んだ武内氏は「ここからどうしても必要だ」という要望を出し、第六特異点から専用のイベント絵が導入されるようになった。
  • 第1.5部のサブタイトルは最初、「余りものブルース」だった[出 22]

脚注[編集 | ソースを編集]

注釈[編集 | ソースを編集]

  1. ただし亜種特異点Ⅱは時系列的にはっきりと亜種特異点Ⅰの後であり、さらにシナリオ中に重大なネタバレが入っているため、順番通りにプレイする方が無難である。
  2. 普段トップページから直接見られるコンテンツへの大部分のページの閲覧が不可能となっていた。同時に公式Twitterも、アイコンやヘッダーが赤い閉鎖画面に変更されていた。
  3. スケジュール発表当初は、9月25日に後編の追加を予定していた。
  4. 奏章Ⅱまでをクリアしていた場合、CランクからBランクに上昇する。

出典[編集 | ソースを編集]

  1. 1.0 1.1 『月刊コンプティーク』2015年12月号106ページ「東出祐一郎・桜井光 Fate/Grand Orderシナリオ対談」
  2. 東出祐一郎Twitter2015年11月5日5:20
  3. 竹箒日記2016/7/30
  4. 深澤秀行Twitter2016年7月29日19:47
  5. 竹箒日記 2016/7/31
  6. 竹箒日記2016/12/26
  7. 東出祐一郎Twitter2016年12月26日0:56
  8. Chaldea Breakroom Vol. 17
  9. 2018/11/24竹箒日記
  10. 10.0 10.1 2020/4/16竹箒日記
  11. 11.0 11.1 Fate/Grand Order カルデア放送局 Vol.10 紅の月下美人 配信直前SP
  12. 2018年11月27日22:32 KOCHO Twitter
  13. 13.0 13.1 『週刊ファミ通 2019年8月22・29日合併号』 p122
  14. 「FGO カルデアパークキャラバン 2019-2020」福岡会場FGOスタッフトーク ~音楽・CM編~
  15. Chaldea Breakroom Vol. 21
  16. Fate/Grand Order カルデア放送局 Vol.16 第2部 第6章 アヴァロン・ル・フェ 配信直前SP
  17. 『週刊ファミ通 2021年8月19・26日合併号』 p.101
  18. 【追記・更新】【ご報告・お詫び】第2部 第7章「Lostbelt No.7 黄金樹海紀行 ナウイ・ミクトラン 惑星を統べるもの」(後編)の開幕延期につきまして
  19. 週刊ファミ通 2023/8/17・24合併号 P.42
  20. 兎ろうと Twitter 2024年3月27日 20:20
  21. 『Fate/Grand Order カルデアエース』008ページ「第1部完結記念 振り返り座談会 奈須きのこ・武内崇・島崎信長」
  22. 「Fate/Grand Order」がもたらす新しいスマホゲームの形――奈須きのこ×塩川洋介が語るFGOの軌跡と未来とは

リンク[編集 | ソースを編集]