サーヴァント
サーヴァント
使い魔としては最高ランクで、魔術よりも上にある。一般に使い魔という単語から連想される存在とは別格で、一線を画している存在。
その正体は英霊、神話や伝説の中で為した功績が信仰を生み、その信仰をもって人間霊である彼らを精霊の領域にまで押し上げた人間サイドの守護者。
ただし、霊格が高い程ガイア寄りの存在になっていくため、霊長の守護者とは同じカテゴリーながら異なる立ち位置の存在でもある。
英霊を英霊たらしめるものは信仰、つまり人々の想念であるが故に、その真偽は関係なく、確かな知名度と信仰心さえ集まっていれば物語の中の人物や概念、現象であろうがかまわない。
本来ならば、位が高すぎて人間が使役するには不可能な存在である。魔法使いであってもそれは同様のこと。
聖杯の力という補助を得て、初めてマスターとなることが出来る。また、英霊の側にも聖杯に用があり、それによって召喚に応じる。
サーヴァントは基本的には死亡時ではなく全盛期の姿で召喚されるが、技術や記憶などは全盛期当時だけではなく死亡時のモノも持つ。そのため若い全盛期の身体能力と、年老いた晩年までひたすら鍛え上げられた技術を併せ持つサーヴァントとなる事もありえる。また、死亡時の記憶を持つが性格まで晩年と全く同じになるとは限らず、全盛期の人間性と晩年の記憶を持ったサーヴァントとなることもある。複数のクラスに該当する英霊の場合、クラスによって顕現するサーヴァントの肉体年齢が違うということもある。
サーヴァントは一人の英雄の一つの側面を抽出して召喚するものであり、例えばヴラド三世の場合王としての側面やあらゆる悪を正す武人としての側面を持っており、別人に等しい場合もある。
また、ラーマとシータが離別の呪いによって、聖杯戦争に於ける英霊「ラーマ」の枠を共有しているため同時に存在できないという設定から、同じ真名のサーヴァントをクラス違いで、同じ聖杯戦争で複数体召喚することは不可能だと判明した。
ガイアの怪物を御するためには七騎の守護者が必要になるとされており、それになぞらえて召喚されるサーヴァントは七騎である。
グランドサーヴァント
『Grand Order』によると英霊召喚とは本来、人類存続を守る抑止力の召喚であり、霊長の世を救うための決戦魔術である。
霊長(人間)と築き上げられた文明を滅亡させる「ただひとつの敵」を討つために彼らは七つの器を持って現界し、「七騎の英霊」として召喚される。
それを人間の都合で使えるように「格落ち」させたものが、人間達の使う召喚システム――「聖杯戦争」と呼ばれている。
人間達の使う召喚システムによって召喚されたサーヴァントは「個人に対する英霊」と言われており、「過去の時代」で活躍したが死者である彼らを召喚するには「今の時代」に生きる人間(マスター)とそれらを呼び出すための触媒が必要という問題点がある。
あらゆる英霊たちの中でそのクラスの頂点に立つもの、即ち、冠位(グランド)の器のサーヴァントは「世界に対する英霊」であり、英霊でありながら生者であるため、マスターに召喚されなくとも単独で行動できる上に、通常のサーヴァントと桁違いの力を誇っている。
疑似サーヴァント
何らかの理由でサーヴァントとして召喚できない英霊を人の器に入れることによって無理やり召喚したもの。
既存の肉体を使用しているため霊体化できない。また通常のサーヴァントと違って肉体の生理活動の維持にある程度労力を割く必要がある(食事や睡眠など)。人間の肉体を依り代にしているため、ダメージによる消滅が死に直結する。
人格は依り代のものと英霊のものが二重人格のように存在する。基本は英霊の人格が体の主導権を得ているものの、英霊の人格が主導権を譲渡・放棄した場合は依り代の人格が主導権を得る。また、英霊と依り代の力が混ざり合い、本来のサーヴァントとは異なる力を発揮する事がある。
また、英霊が気に入った相手であれば、別の人物に移り、依り代とすることが可能。
ちなみに疑似サーヴァントはグランドオーダー中のみの特例として召喚されている。
デミ・サーヴァント
人間がサーヴァントと憑依融合した存在。
憑依した英霊が持つスキルを一つだけ継承し、自己流に昇華する特殊スキル「憑依継承(サクスィード・ファンタズム)」を持つ。
純正のサーヴァントと比べ、人間の肉体を依り代にしているため、ダメージによる消滅が死に直結する。
疑似サーヴァントとは原理が全く異なり、吸血鬼たちに混血(ダンピール)が生まれないように本来なら不可能な技術だとされている。現在のところ極めて特殊な成功例であるマシュ・キリエライトしか存在しない。
そもそもサーヴァントは人間以上の存在であり、その気になればマスターであれど命を失い、英霊は座に帰るという「欠点」があり、それでは安全な兵器とは言えないと考えた前所長はより確実な英霊の力を求めた。
カルデアはサーヴァントを召喚させるための触媒として、サーヴァントを呼ぶのに相応しい魔術回路と無垢な魂を持った子供と呼び出したサーヴァントを一つの存在にし、「人間に」なってもらおうというコンセプトのもと、2000年に前所長は秘密裏に、カルデアで人工授精、遺伝子操作による子供たちを作り出し、カルデア局員であるマシュもその実験によって誕生した。
それから10年後の2010年、マシュが10歳に成長した時に融合術式は行われ、カルデアの「召喚英霊第二号」をマシュの中に召喚した。がそのサーヴァントは前所長の行いを認めず、「自分が退去しては触媒となった少女が死に」目覚めなかった。
皮肉にも、彼女の存在が英霊融合の術式が正しい事であり、そういった行い自体が間違いであったことを証明し、こうして融合実験は頓挫したのであった。
カルデアの実験で生まれたデザイナーベビーは「活動限界」というものが存在しており、普通の人間と異なり寿命が設定されている為、細胞の劣化は早い。肉体はあれ以上老いる事はないため、老化で死ぬことはないが、生命力の枯渇で息絶えてしまう。
シャドウサーヴァント
サーヴァントの残留霊基。英霊の霊基を模した偽物、影のようなもの。サーヴァントのなり損ない。英雄にあと一歩及ばなかった霊体。あるいは、英霊であるものの、召喚者の実力不足、召喚陣の不着尾などが理由で影となった者たち。サーヴァントにもっとも近い生命体の言える。
見た目は名前の通り、黒いシルエット。
序章に登場した聖杯の泥に汚染されたものや聖杯で英霊を短時間で無理矢理召喚しようとした場合に出現したもの、聖杯自体の変質によって外に漏れ出たものなど、出現経緯は様々。
意思疎通が可能なものと不可能なものがいるが、両者の違いは特にはっきりとはしていない。
ゲーム的には通常のサーヴァントと同様にスキルを使用するが、宝具の代わりにエクストラアタックを使用する
クラス
七騎のサーヴァントそれぞれに割り当てられる七つの「役割」。英霊を完全な形で召喚するのは聖杯の補助があっても容易ではなく、「役割に即した英霊の一面」というものに限定することでその負荷を抑えている。
クラスには大枠として基本の能力値や保有スキルといったクラス特性が生前の能力値とは別に後付けされるものとして存在し、どのような英霊なら該当するかの条件も加わって、そのクラスらしさのある能力のサーヴァントになっている。
剣の英霊ならばセイバーに、槍を用いた英霊ならばランサーとして、召喚された英霊はそれぞれのクラスの特性に合わせた存在として顕現し、己の業をさらに研ぎ澄ましている。
また逆に、生前有していた武装や能力も、クラスによっては発揮できなくなる可能性を持つ。
それぞれの能力値は英霊個々人の個性や現地での知名度によって上下があるため、同一のクラスであるからといって同一の数値にはならない。
また、マスターとの相性によっても能力値は増減するため、仮に同一の英霊が招かれても、マスターが違えば同一の数値にはならない。
一回の聖杯戦争で、同一のクラスのサーヴァントが二人現れるということはなく、必ず七つのクラスそれぞれに英霊が割り振られる。(※異常な召喚や、同一の英霊を複数の側面から呼び出す魔術的特性を持つ場合は例外)
言ってしまえばRPG等における「クラス」「職業」「ジョブ」のこと。特に強力なクラスとされるセイバー、アーチャー、ランサーを総称して「三騎士」と呼ぶ。
冬木の聖杯戦争では、1回の聖杯戦争で7騎召喚され、1クラス1騎というところまでは固定だが、7クラス全て基本ラインナップとは限らず、三騎士以外は代わりにエクストラクラスが召喚される可能性がある。
クラスは以下のようなものがある。
セイバー
アーチャー
ランサー
ライダー
キャスター
バーサーカー
アサシン
エクストラクラス
ルーラー
アヴェンジャー
セイヴァー
ビースト
- 『獣』のクラス。初出はFate/Prototype。
- Fate/Prototypeが諸事情によって未完成だったこともあり詳細は不明。
シールダー
ウォッチャー
システム
サーヴァントシステムの考案者は御三家のひとつ、マキリ・ゾォルケン。
あらかじめ聖杯が用意した「七つの筐」に最高純度の魂を収める事により英霊をサーヴァントとして現界させている。
召喚された英霊にも聖杯に掛ける望みがあるため、そのままではマスターを無視して独自の行動をする可能性がある。そのため、召喚時に英霊には現界の条件として命令権(令呪)への服従を背負わせている。またマスターは、本来この時代の存在ではない英霊が現世に留まり続けるための、時間軸への寄り代であり、魔力の供給源でもある。これらの要素により、サーヴァントはマスターとの協力を余儀なくされている。
本来なら、英霊そのものではない「英霊としての側面も混じっている」程度のモノは召喚されないはずだが、冬木での第三次聖杯戦争を発端としてシステムに狂いが生じているため、現在は怨霊の類すら召喚可能。
召喚儀式
相応の霊脈に魔法陣を敷設し降霊の詠唱をすることにより、英霊にエーテルの肉体を与える。
といっても英霊を実際に招くのは聖杯であり、そう大掛かりな儀式は必要としない。場合によっては魔法陣や詠唱、魔術回路の励起が無くとも召喚が為される場合もある。
召喚の実行が可能なのは、基本的に令呪が与えられているマスターのみ。ただし、聖杯のシステムに介入できるほどの知識あるいは実力があれば、その限りではない。
召喚が可能となる時期については不明。理論上、大聖杯に魔力が満ちた段階での召喚となるが、作品として描かれた第四次、第五次共に、第三次で起こった影響や、過去数度にわたって聖杯に満ちた魔力が使われることなく聖杯戦争が終了していることから、本来想定されている聖杯戦争のシステムからは逸脱している部分が見られる。
アインツベルン陣営などは、聖杯に介入することで、本来冬木市でしかできないはずの召喚をドイツで行ったり、第五次では聖杯戦争開始の数ヶ月前からバーサーカーを召喚したりしている。
召喚がなされると、監督役の管理している「霊器盤」に情報が伝わる。
伝わるのは召喚されたサーヴァントのクラスのみであり、サーヴァントの真名をはじめとする詳細なステータスや、マスターに関する情報は伝わらない。
召喚されたサーヴァントの合計数は把握できるため、これをもって七騎のサーヴァントが出揃ったか否かを判断し、監督役は聖杯戦争の開催を宣言する(無論、形式上のものである)。
魔法陣
生贄の血液、水銀、溶解させた宝石などをもって描かれる。消去の中に退去、退去の陣を四つ刻んで召喚の陣で囲んだもの。
詠唱
基本的には以下の通りである。
- 素に銀と鉄。 礎に石と契約の大公。
降り立つ風には壁を。 四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ
閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。
繰り返すつどに五度。
ただ、満たされる刻を破却する
――――告げる。
汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。
聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ
誓いを此処に。
我は常世総ての善と成る者、
我は常世総ての悪を敷く者。
汝三大の言霊を纏う七天、
抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!
しかしマスターの起源や個性、系譜など様々な要素が組み込まれることがある。
例)遠坂家はその出自から詠唱には「礎に石と契約の大公」の次に以下の一節を加えている。
- 遠坂時臣/凛:「祖には我が大師シュバインオーグ――」
(「シュバインオーグ」は遠坂家の大師父キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグのこと)
例2)『Fate/Apocrypha ACT1 Unbirth』に登場する相良豹馬の詠唱は「礎に石と契約の大公」の次に以下の一節を加えている。
- 相良豹馬:「祖には我が大師■■■■■■■」
例3)『Fate/strange Fake』に登場する魔術師カーシュラの詠唱は「礎に石と契約の大公」の次に以下の一節を加えている。
- カーシュラ:「祖には我が大師××××××――――――」
例4)『Fate/Apocrypha』では「礎に石と契約の大公」の次に各陣営の色を宣言する一説が加えられている。
- 黒の陣営:「手向ける色は“黒”。」
- 赤の陣営:「手向ける色は“赤”。」
なお、バーサーカーに関しては、詠唱に一節を加える事でクラスを先決めすることも出来る。
例)バーサーカー召喚時は「我は常世総ての悪を敷く者」の次に以下の一節を加えられる。
- されど汝はその眼を混沌に曇らせ侍るべし。汝、狂乱の檻に囚われし者。我はその鎖を手繰る者――。
また亜種聖杯戦争においてはアサシンにハサン・サッバーハ以外の英霊を召喚するための追加詠唱が存在するようだが詳細は不明。
触媒
触媒とは、サーヴァントとなる英霊を指定して召喚する場合に必要となる物品のことを言う。
聖杯は本来、そのマスターに相応しいサーヴァント(相性の良いサーヴァント)を招く。聖杯が選んだサーヴァントが召喚される。
これに対し、マスターが召喚の儀式の際、サーヴァントとなる英霊を指定して召喚しようとする場合、触媒を用いることでそれが可能になる。触媒は、その対象となった英霊とゆかりの深い品を必要とする。
触媒が英霊とゆかりの深い品であれば、マスターとの相性が悪い場合でも召喚ができる。触媒が英霊とゆかりの浅いものである場合は、触媒とマスターとの相性、双方が考慮され決定される。
また、触媒が複数の英霊に対応した物の場合、その複数の中からマスターとの相性がよい英霊が召喚される。『complete material III』では複数の英霊に対応した触媒としての例にトロイ戦争のシンボルたる「トロイの城門」があげられている。『Apocrypha』では獅子劫界離が「円卓の欠片」を用いてこの特性を意図的に利用している他、例として「アルゴー船の残骸」を触媒にした場合には大英雄ヘラクレス、キャプテンであるイアソン、裏切りの魔女メディア、医術の神アスクレピオス等が召喚されると示されている。
なお、触媒によって指定できるのは招かれる英霊のみであり、その英霊が複数のクラス資格を持っていた場合、触媒によってクラスを指定することはできない(単一のクラス資格しか持っていない場合は考慮する必要はない。またバーサーカーに関しては前述のように詠唱によってクラスを決定出来る)。
本編中では、遠坂時臣が、ギルガメッシュがアーチャーとして呼ばれたことを嘆く描写が見られる。
クラスの選定基準は不明だが、主に知名度やマスターとの相性で決定されるようだ。また、クラスに応じた「筐」はそれぞれ一つしかないため、既に特定のクラスの枠が埋まっている場合、後に召喚された英霊はそのクラスにつくことができないという制限もある。
『Apocrypha』では冬木の聖杯戦争のシステムが知れ渡ったことで世界中に聖遺物が離散し、価格も高騰している。
第三次
- アヴェンジャー
- アインツベルンが手にした古い教典。
第四次
- セイバー
- コーンウォールから発掘された聖剣の鞘。
- アーチャー
- この世で最初に脱皮した蛇の抜け殻の化石。
- ライダー
- 生前身に着けていたマントの一片。
- ランサー
- ケイネスが触媒を新たに手配し入手したとはされているが、具体的な物品は不明。
- バーサーカー
- 詳細不明。小説・ドラマCD・漫画には触媒の有無も含めて描写がないが、アニメオリジナルのセリフとして臓硯の「貴様に相応しい聖遺物を見つけておいたわ」というものがある。
- アサシン
- アサシンというクラスそのもの。
- キャスター
- 触媒なし。「殺人に耽溺する」という二人の精神の共通性。
第五次
- セイバー
- 士郎の体内にあった聖剣の鞘。
- アーチャー
- エミヤが所持している凛が士郎を救うために使ったペンダント。
- ランサー
- フラガ伝来の、オリジナル・ルーンの刻まれたイヤリング。
- ライダー
- エルトリアの神殿から発掘された鏡。
この触媒自体とライダー自身のゆかりは浅いものであり、マスターである間桐桜との相性、「被害者でありながら加害者になる」「いずれ破滅する運命」という共通性から選ばれた。 - キャスター
- コルキスにあったメディアゆかりの文献。
- バーサーカー
- ヘラクレス神殿の礎である斧剣。
- アサシン
- 柳洞寺の山門。
- 真アサシン
- アサシンというクラスそのものと、マスターである間桐臓硯との「永遠を望む」という共通性。
聖杯大戦
- 赤のセイバー
- 円卓の欠片。
- 赤のアーチャー、赤のランサー、赤のライダー、赤のキャスター、赤のアサシン、赤のバーサーカー
- ブラム・ヌァザレ・ソフィアリによって集められた触媒。詳細不明。
- 黒のセイバー
- 血に染まった菩提樹の葉。
- 黒のアーチャー
- 古びた一本の矢。
- 黒のライダー
- 染みの残ったガラス瓶。
- 黒のバーサーカー
- 人体図の描かれた古紙。
- 黒のアサシン
- かの連続殺人鬼が愛用したといわれる六本の業物(四本の奇怪な形をした短刀と、二本の肉切り包丁)。
Fate/strange fake
- アーチャー
- 黄金郷の蔵の鍵。
- バーサーカー
- ジャック・ザ・リッパーの銘柄入りナイフのレプリカ。
- ランサー
- マスターである合成獣そのもの。
- セイバー
- コーンウォールからの発掘時、エクスカリバーの鞘が納められていた箱。
- 真アーチャー
- フランチェスカによって用意された触媒。具体的な物品は不明。
- 真キャスター
- マスターであるフランチェスカそのもの。
- 真バーサーカー
- マスターのハルリによって用意された触媒。具体的な物品は不明。
Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ
Fate/Grand Order
Fate/KOHA-ACE 帝都聖杯奇譚
現界
サーヴァントとは英霊であり、現世では聖杯の力でエーテルで出来た仮初の肉体を与えられる。
サーヴァントは血肉を備えた「実体」と、不可視で物理的に縛られない「霊体」の二つの状態をとることができる。基本的に、両者の行き来に制約はなく、サーヴァントの意思によって自由に行える。
実体は物理的干渉力を持った状態であり、基本的には戦闘を行うための状態。
霊体は物理的干渉力を持たない状態であり、基本的には非戦闘時の状態。
霊体の状態であれば、サーヴァントを維持するための魔力の消費が少なくて済み、敵からは目視されず、物理的に干渉されないため壁を抜けて移動できるなど、偵察行動などに向いている。
ただし、この状態では相手から干渉されない代わりに自らも相手に干渉できないため、敵を攻撃する等の行動はとれない。しかも、サーヴァントの持つ武装の多くは概念・魔術的特性を持っているため、霊体にも干渉できる場合がある。
自らは防御手段をとることができず、敵から一方的に攻撃される危険を孕むため、サーヴァント同士の戦闘中に霊体化することは安全とは言えない。唯一不可視化する利点はあるが、サーヴァント同士は(個人差はあるが)互いに気配を察知できるため、万全の安全策とはならない。
また、霊体化は世界との繋がりを薄めている状態である故、「洗礼詠唱」等をこの状態で受けると、普段は問題無く耐えられる攻撃にも関わらず大ダメージを負う危険性もある。
サーヴァントの実体は、「霊核」と呼ばれる存在の周囲を、魔力で出来た肉体で包むことで成立している。
肉体そのものは仮初のものであり、サーヴァントは基本的に魔力が尽きない限り活動できるが、肉体の損傷は霊核の弱体化を招き、サーヴァントに対するダメージとなる。基本的には通常の人間と同じで、心臓の喪失や首の切断などが起こればサーヴァントも死亡(霊体も含め現世でのカタチを保てなくなって霧散)する。
敵から受けたダメージのみではなく、自身の宝具などで魔力を消費すれば、霊核は消耗する。限界を超えた宝具の使用で自滅するケースもある。
また、現世に留まること自体にサーヴァントは魔力を消費するため、契約したマスターからの魔力供給がなければ、現界を保つことはできない。
さらにマスターは英霊が世界に留まるための要石ともなっているため、マスターがいないサーヴァントはスキル「単独行動」を持たないかぎり例え魔力があったとしても手足が重くなり、現界を保つために使用する魔力量も増える模様。
受肉
通常、サーヴァントはマスターがいなければ存在を保つことができないが、肉体を得ることによって自力のみで現世に留まることができる。これを「受肉」と呼ぶ。
受肉したサーヴァントはマスターやサーヴァント召喚システムの支援なしに魔力を生み出すことができるようになる。
主な受肉の方法としては「聖杯に願う」というものがポピュラーであり、「受肉して第二の生を過ごす」などを目的に召喚に応じるサーヴァントも多い。
知名度と真名と強さ
サーヴァントの能力には知名度による補正がかけられる。
召喚された地域において非常に知られていた場合、それだけの信仰心を集めることになり、より強力な力を出せるという結果に繋がる。
また逆に、伝承に記されている武装や能力があったとしても、召喚された地ではまるで知られていないようなマイナーなものであった場合、サーヴァントとしてはその能力を備えないといったペナルティともなりうる。
例:クー・フーリンは、ゲッシュによってアルスターの戦士達が眠りにつく中、ただ一人その出自に起因する「不眠の加護」を持っていたため、それを免れた。しかし、サーヴァントとしてこのスキルは持っていない。
なお、この補正とは「英霊としての元の強さを再現出来る」と言う意味である。マスターからの魔力供給・令呪によるブースト・聖杯から与えられる知識とクラススキル、各自の伝承によって後天的に付加される固有スキルを除けば、知名度の補正によってサーヴァントが元となった英霊より強くなる事はない。
真名は召喚された者の真の名前、いわば「正体」。
基本的にこれは秘匿される。相手に正体が知れるということは、英霊の残した伝説・伝承が知られるということであり、その弱点につながる情報をさらすことにもなってしまうため。
例)
召喚されたのがアキレウスであると相手に知られる。=アキレウスの伝承から、かかとが弱点であることが相手に知られてしまう。
彼らがクラス名で呼び合うのは真名を使うことなく、互いを呼び合うため。
平均的な強さ
破壊力は多くの近代兵器に劣るが、通常攻撃が効かない防御力があるため、強さはだいたい戦闘機一機分。
> Q:サーヴァントの強さとは、どれくらいなモノなんでしょう?
> きのこ:これはですね、攻撃能力はだいたい戦闘機一機分なんですよ。
> 戦闘機は個人で立ち向かうには強力すぎる力をもっているけれども、一つの街を滅ぼすには何度も補給しなければならない。ただ連中(サーヴァント)が厄介なのは、奴ら霊体なので通常攻撃が効かないんですよ。
> 破壊力においては近代兵器のほうが強力なものが多いんですけど、通常兵器が効かないと言う時点でいまだ最強。で、戦闘機も核弾頭を搭載できたりするように、宝具をそれぞれ備えており、中にはとんでもない宝具を持ってる奴がいる。
> だから、強さは戦闘機ぐらいだと言うのがイメージしやすいかなと。
人食いによる強化
英霊は人間霊に性質が近いため、生きた人間の精神や魂を食うことで自身の魔力の強化・補充が可能である。スキル「自己改造」を持っている場合は他のサーヴァントを食べることも可能。
とはいえ戦力を大きく変動させるようなものではなく、魔術師がおしなべて隠密行動を好むこともあり、聖杯戦争が人間狩り大会になるようなことはまずない。一般社会を崩壊させるほどに破壊的な参加者には監督役から討伐令が下されることもある。
霊体に効果のある近代兵器を使うサーヴァントの強さ
- 第四次聖杯戦争の折、バーサーカーが戦闘機を宝具化してセイバーを襲撃した際は、セイバーはマスターを守らねばならず、戦闘機のバルカンは威力が大幅に向上していたとはいえ機銃だけでセイバーを防戦一方へと追い込んで、敗退直前まで持ち込んだ。
- 同じく第四次聖杯戦争時、同じくセイバーを、バーサーカーが宝具化させたサブマシンガンを用いて迎え撃ち、これまた同じく防戦一方へと追い込んだ。
吸血鬼との比較
- (30%制限がかかっている通常時の)アルクェイドと比較して彼女の四分の一(アルクは強さが4倍であって、個体能力では2倍程度)。
単独では勝負にならないが、二対一で、片方が防戦に徹してもう一方が背後を突くならば勝機はある。- また、バックアップである星からの絶対命令として相手の強さよりやや上の出力しか許されないアルクェイドに対して、個体能力によらない強さを持つギルガメッシュはその特性上、非常に相性が良いサーヴァントとして名を挙げられている。
- 二十七祖と五次サーヴァントが戦った場合は相性の問題もあるが基本的にはサーヴァントがやや有利。特に三騎士と二十七祖の戦いは安心して見守れるという。
- 二十七祖のような物量と異質さで圧すタイプ相手にはエクスカリバーがめっぽう強いものの、中にはその火力で斃しきれないタフな祖もおり、そういった高HPを持つ相手に対してはクー・フーリンが強い。
- Fate以外のキャラが平均的宝具(ランクB。ただし運命干渉系を除く)を持つサーヴァントと一対一でやりあうと
- サーヴァントと二十七祖が戦った場合、どちらも神秘に生きるものでありお互いにお互いを殺す手段を持つため、どちらが強いかは「状況次第」「どっちもどっち」となる。
ただし地球上のルールが成立しないORT、霊長に大して超有利を持つプライミッツ・マーダーは別格。
属性
各サーヴァントの精神的な傾向。ステータスで確認できる。
秩序・中立・混沌からなる「重んじる方針」と善・中庸・悪からなる「性格」の2つの要素によって決定される。
属性間の相性については「性格」の不一致であれば大きな問題にはならないが、「重んじる方針」が違う場合は軋轢が大きくなる。(complete material IIIより)
サーヴァントの属性一覧
天地人
英霊の立ち位置を表す属性。英霊が「どのようにして誕生した」のかという分類。
大きく分けた場合、『人』・『地』・『天』・『星』の4つに分類される。
『Grand Order』にて初めて登場した概念であり、GOの戦闘システムに三竦みを取り入れるために用意された属性と言う意味合いが強い。台詞にも登場するため、ただのシステム的な要素ではなくGO世界内部で通用する概念のようだが、これがGO世界以外にも存在するのか、存在するとしたらどの程度の影響を持つのかは不明。
- 分類
- 『人』はいわゆる実在した英雄と偉人。西暦以後に人類へ貢献した偉人が死後に英雄視され共通認識となったものを指す。本当に生前から超人的な能力を所有している場合もあるものの基本的には死後に大衆によって神格化された英霊。
- 『地』は土着の幻想伝承に語られる英雄。妖精や魔獣、神性のスキルを持たない英雄も含まれる。オルガマリーはマシュに融合したサーヴァントをこの地属性の英霊だと推測していた。
- 『天』は神霊が英霊にランクダウンしたもの。神性のスキルを持つ神の子や伝承の具現化もコレに入る。
- 『星』は天でも地でも人でもない属性。人類における希望、困難を打ち破る象徴だというもの。天・地・人のどちらでもなく、しかし天の下、地に在って、人から生まれたモノであるため、例外中の例外として扱われている。
- 三すくみ
- 天・地・人の三すくみがあり、『人』は天に強く、地に弱い。『地』は人に強いが、自身を作り出した神には敵わないため天に弱い。『天』は地に強いが、人間に信仰されなければ「存在しないもの」になるため人に弱い。
- 『星』は天・地・人の三すくみには一切関わりがなく、一見あらゆるカテゴリに対してマイナスを持たない万能属性に見えるが、その本質は別にあるらしい。
- またこれらとは別に『星』と相剋するカテゴリも存在するらしい。
サーヴァントのカテゴリ一覧
パラメータルール
サーヴァント自身の能力(筋力・耐久・敏捷・魔力・幸運・宝具の6種類)、及び所有スキル、所持する宝具の性能の評価を表すもの。いわゆるステータス表示。あくまで「英霊の固有能力」ではなく「サーヴァントの固有能力」なので別クラスで召喚された際には上下に変動する。
A・B・C・D・Eの5段階評価であり、1を基準値とするとEが10で1段階上昇するごとに10上昇する。A〜Eでは評価しきれない計測範囲外れな能力である場合は「EX」と表記される(必ずしもEXランクだからと言って火力などの面でAランクを上回るわけではない)。
表示に「+」が付いている場合は、特定の状況下においては本来の能力が+の数だけ倍加する。例えば「C+」であれば、通常時は30であるが、条件を満たせば60となり、A(50)を上回る能力となる、という事。基本的に+を持つサーヴァントは稀少であり、++は破格、+++ともなれば別格と作者に評されている。
「-」表示は判定上はそのランクだが実際の能力はそれ未満であるもの、また安定しない数値を表す。例えば「B-」である場合、各種判定はBであるが実際の能力そのものはC程度でしかなかったり、安定してB相当の能力を発揮できなかったりする。
なお、パラメータにおけるランクと、宝具の個々のランクは全くの別物。同じA〜Eで表されてはいるが、同じ基準で評価されているわけではない。
宝具の能力は単純な攻撃のものだけではないので一概には言えないが、宝具の威力と筋力の威力の換算では、Cランク宝具の威力は筋力A〜A+に相当する(アルトリアの風王結界とヘラクレスの事例等)。
なお、登場人物の発言や用語辞典などで、サーヴァント自身を指して「ランクA以上の大英雄」などといった表現が稀にされる場合があるが、筋力などの個別の能力ではない、全ての能力を包括したサーヴァントの個体能力にランクがつけられているという話は、公式の設定として正式に示されたことはない。
開示されていないだけで正式にそういうランクがあるのか、単に発言者の印象から出た言葉であるのか、詳細は不明。
サーヴァント一覧
あ行
名前 | クラス | 初登場作品 |
アーサー・ペンドラゴン | セイバー | Fate/Prototype |
アーラシュ | アーチャー | Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ |
アイリスフィール〔天の衣〕 | キャスター | Fate/Grand Order |
アヴィケブロン | キャスター | Fate/Apocrypha |
アキレウス | ライダー | Fate/Apocrypha |
アサシン (Fake) | アサシン | Fate/strange Fake |
アステリオス | バーサーカー | Fate/Grand Order |
アストルフォ | ライダー | Fate/Apocrypha |
アタランテ | アーチャー | Fate/Apocrypha |
天草四郎時貞 | ルーラー | Fate/Apocrypha |
アルキメデス | キャスター | Fate/EXTELLA |
アルクェイド・ブリュンスタッド | バーサーカー | Fate/EXTRA |
アルケイデス | アヴェンジャー アーチャー |
Fate/strange Fake |
アルジュナ | アーチャー | Fate/Grand Order |
アルテラ | セイバー | Fate/Grand Order |
アルトリア・ペンドラゴン | セイバー | Fate/stay night |
アーチャー | Fate/Grand Order | |
アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕 | セイバー | Fate/stay night |
アルトリア・ペンドラゴン〔サンタオルタ〕 | ライダー | Fate/Grand Order |
アルトリア・ペンドラゴン〔謎のヒロインX〕 | アサシン | Fate/Grand Order |
アルトリア・ペンドラゴン〔ランサー〕 | ランサー | Fate/Grand Order |
アルトリア・ペンドラゴン〔ランサーオルタ〕 | ランサー | Fate/Grand Order |
アルトリア・ペンドラゴン〔リリィ〕 | セイバー | Fate/Grand Order |
アレキサンダー | ライダー | Fate/Grand Order |
アレクサンドル・デュマ | キャスター | Fate/strange Fake |
アン・ボニー&メアリー・リード | ライダー | Fate/Grand Order |
アーチャー | ||
アンリマユ | アヴェンジャー | Fate/hollow ataraxia |
イスカンダル | ライダー | Fate/Zero |
イシュタル | アーチャー | Fate/Grand Order |
茨木童子 | バーサーカー | Fate/Grand Order |
イリヤスフィール・フォン・アインツベルン | キャスター | Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ※ |
ヴァン・ホーエンハイム・パラケルスス | キャスター | Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ |
ウィリアム・シェイクスピア | キャスター | Fate/Apocrypha |
ウォッチャー | ウォッチャー | Fate/strange Fake |
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト | キャスター | Fate/Grand Order |
牛若丸 | ライダー | Fate/Grand Order |
ヴラド三世 (EXTRA) | ランサー | Fate/EXTRA |
ヴラド三世 (Apocrypha) | ランサー | Fate/Apocrypha |
バーサーカー | Fate/Grand Order | |
エイリーク・ブラッドアクス | バーサーカー | Fate/Grand Order |
エウリュアレ | アーチャー | Fate/Grand Order |
エドワード・ティーチ | ライダー | Fate/Grand Order |
エミヤ | アーチャー | Fate/stay night |
エミヤ〔アサシン〕 | アサシン | Fate/Grand Order |
エリザベート=バートリー | ランサー | Fate/EXTRA CCC |
バーサーカー | ||
エリザベート=バートリー〔ハロウィン〕 | キャスター | Fate/Grand Order |
エリザベート=バートリー〔ブレイブ〕 | セイバー | Fate/Grand Order |
エルキドゥ | ランサー | Fate/strange Fake |
エレナ・ブラヴァツキー | キャスター | Fate/Grand Order |
岡田以蔵 | アサシン | コハエース |
沖田総司 | セイバー | コハエース |
オジマンディアス | ライダー | Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ |
織田信長 | アーチャー | コハエース |
オリオン | アーチャー | Fate/Grand Order |
か行
名前 | クラス | 初登場作品 |
カーミラ | アサシン | Fate/Grand Order |
ガイウス・ユリウス・カエサル | セイバー | Fate/Grand Order |
ガウェイン | セイバー | Fate/EXTRA |
覚者 | セイヴァー | Fate/EXTRA |
カリギュラ | バーサーカー | Fate/Grand Order |
カルナ | ランサー | Fate/Apocrypha |
巌窟王 エドモン・ダンテス | アヴェンジャー | Fate/Grand Order |
清姫 | バーサーカー | Fate/Grand Order |
ランサー | ||
ギルガメッシュ | アーチャー | Fate/stay night |
キャスター | Fate/Grand Order | |
ギルガメッシュ (Prototype) | アーチャー | Fate/Prototype |
クー・フーリン | ランサー | Fate/stay night |
キャスター | Fate/Grand Order | |
クー・フーリン〔オルタ〕 | バーサーカー | Fate/Grand Order |
クー・フーリン (Prototype) | ランサー | Fate/Prototype |
クレオパトラ | アサシン | Fate/Grand Order |
クロエ・フォン・アインツベルン | アーチャー | Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ※ |
荊軻 | アサシン | Fate/Grand Order |
ケイローン | アーチャー | Fate/Apocrypha |
ゲオルギウス | ライダー | Fate/Apocrypha |
玄奘三蔵 | キャスター | Fate/Grand Order |
さ行
名前 | クラス | 初登場作品 |
坂田金時 | バーサーカー | Fate/Apocrypha |
ライダー | Fate/Grand Order | |
坂本龍馬 | ライダー | コハエース |
佐々木小次郎 | アサシン | Fate/stay night |
ジークフリート | セイバー | Fate/Apocrypha |
ジェロニモ | キャスター | Fate/Grand Order |
ジャック・ザ・リッパー (Apocrypha) | アサシン | Fate/Apocrypha |
ジャック・ザ・リッパー (Fake) | バーサーカー | Fate/strange Fake |
シャルル=アンリ・サンソン | アサシン | Fate/Grand Order |
ジャンヌ・ダルク | ルーラー | Fate/Apocrypha |
ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕 | ルーラー | Fate/Grand Order |
アヴェンジャー | ||
ジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ・リリィ | ランサー | Fate/Grand Order |
シュヴァリエ・デオン | セイバー | Fate/Grand Order |
酒呑童子 | アサシン | Fate/Grand Order |
女王メイヴ | ライダー | Fate/Grand Order |
諸葛孔明〔エルメロイⅡ世〕 | キャスター | Fate/Grand Order |
ジル・ド・レェ | キャスター | Fate/Zero |
セイバー | Fate/Grand Order | |
スカサハ | ランサー | Fate/Grand Order |
アサシン | ||
鈴鹿御前 | セイバー | Fate/EXTRA CCC FoxTail |
ステンノ | アサシン | Fate/Grand Order |
スパルタクス | バーサーカー | Fate/Apocrypha |
セミラミス | アサシン | Fate/Apocrypha |
ソロモン | グランドキャスター | Fate/Grand Order |
た行
名前 | クラス | 初登場作品 |
ダビデ | アーチャー | Fate/Apocrypha |
タマモキャット | バーサーカー | Fate/Grand Order |
玉藻の前 | キャスター | Fate/EXTRA |
ランサー | Fate/Grand Order | |
ダレイオス三世 | バーサーカー | Fate/Grand Order |
俵藤太 | アーチャー | Fate/Grand Order |
チャールズ・バベッジ | キャスター | Fate/Grand Order |
ディルムッド・オディナ | ランサー | Fate/Zero |
トーマス・エジソン | キャスター | Fate/Grand Order |
豊臣秀吉 | セイバー | コハエース |
トリスタン | アーチャー | Fate/Grand Order |
な行
名前 | クラス | 初登場作品 |
ナーサリーライム | キャスター | Fate/EXTRA |
ナイチンゲール | バーサーカー | Fate/Grand Order |
ニコラ・テスラ | アーチャー | Fate/Grand Order |
ニトクリス | キャスター | Fate/Grand Order |
ネロ・クラウディウス | セイバー | Fate/EXTRA |
ネロ・クラウディウス〔ブライド〕 | セイバー | Fate/Grand Order |
は行
名前 | クラス | 初登場作品 |
ハサン・サッバーハ〔呪腕のハサン〕 | アサシン | Fate/stay night |
ハサン・サッバーハ〔静謐のハサン〕 | アサシン | Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ |
ハサン・サッバーハ〔百の貌のハサン〕 | アサシン | Fate/Zero |
ハサン・サッバーハ(Fake/真アサシン) | アサシン | Fate/strange Fake |
ハンス・クリスチャン・アンデルセン | キャスター | Fate/EXTRA CCC |
ビースト | ビースト | Fate/Prototype |
ヒッポリュテ | ライダー | Fate/strange Fake |
ビリー・ザ・キッド | アーチャー | Fate/Grand Order |
ファントム・オブ・ジ・オペラ | アサシン | Fate/Grand Order |
フィン・マックール | ランサー | Fate/Grand Order |
ブーディカ | ライダー | Fate/Grand Order |
風魔小太郎 | アサシン | Fate/Grand Order |
フェルグス・マック・ロイ | セイバー | Fate/Grand Order |
フランケンシュタイン | バーサーカー | Fate/Apocrypha |
フランシス・ドレイク | ライダー | Fate/EXTRA |
フランソワ・プレラーティ | キャスター | Fate/strange Fake |
ブリュンヒルデ | ランサー | Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ |
ペイルライダー | ライダー | Fate/strange Fake |
ヘクトール | ランサー | Fate/Grand Order |
ベディヴィエール | セイバー | Fate/Grand Order |
ヘラクレス | バーサーカー | Fate/stay night |
アーチャー | Fate/strange Fake | |
ペルセウス | ライダー | Fate/Prototype |
ベオウルフ | バーサーカー | Fate/Grand Order |
ヘンリー・ジキル&ハイド | バーサーカー | Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ |
アサシン | Fate/Grand Order |
ま行
名前 | クラス | 初登場作品 |
マシュ・キリエライト | シールダー | Fate/Grand Order |
魔神セイバー | セイバー | コハエース |
マタ・ハリ | アサシン | Fate/Grand Order |
マックスウェル | キャスター | コハエース |
マリー・アントワネット | ライダー | Fate/Grand Order |
キャスター | ||
マルタ | ライダー | Fate/Grand Order |
ルーラー | ||
源頼光 | バーサーカー | Fate/Grand Order |
武蔵坊弁慶 | ランサー | Fate/Apocrypha |
無銘 | アーチャー | Fate/EXTRA |
メディア | キャスター | Fate/stay night |
メディア〔リリィ〕 | キャスター | Fate/Grand Order |
メドゥーサ | ライダー | Fate/stay night |
メドゥーサ〔ランサー〕 | ランサー | Fate/Grand Order |
メフィストフェレス | キャスター | Fate/Grand Order |
モードレッド | セイバー | Fate/Apocrypha |
ライダー | Fate/Grand Order | |
森長可 | バーサーカー | コハエース |
ら行
名前 | クラス | 初登場作品 |
ラーマ | セイバー | Fate/Grand Order |
ランスロット | バーサーカー | Fate/Zero |
セイバー | Fate/Grand Order | |
李書文 | アサシン | Fate/EXTRA |
バーサーカー | ||
ランサー | Fate/Grand Order | |
李書文 (帝都聖杯奇譚) | ランサー | コハエース |
リチャード | セイバー | Fate/strange Fake |
両儀式 | アサシン | 劇場版 空の境界 ※ |
セイバー | ||
呂布奉先 | バーサーカー | Fate/EXTRA |
レオナルド・ダ・ヴィンチ | キャスター | Fate/Grand Order |
レオニダス一世 | ランサー | Fate/Grand Order |
ロビンフッド | アーチャー | Fate/EXTRA |
ロムルス | ランサー | Fate/Grand Order |
- ※コラボキャラクター
メモ
触媒について
- 『stay night』ではアーチャーが「触媒無しでの召喚など有り得ん」と言っているが、後の『Zero』や『Apocrypha』では、龍之介のような実例が現れたり触媒無しの召喚に対するメリットとデメリットの言及が為されたりしている。アニメ『UBW』ではこの台詞が変更されているので、おそらくは後から設定変更されたのだと思われる。
- 英霊の召喚には基本的に強い繋がりを持つ触媒が必要だが、下手に繋がりが強いと切嗣とセイバーのようにマスターと相性の悪いサーヴァントも呼べてしまう。
一方、触媒の繋がりが薄い(無い)と桜とライダー、龍之介とキャスターのように相性の良いサーヴァントが呼ばれる事が多い。そのため、ファンの間では「触媒が無い方がいいのでは?」とまことしやかに囁かれる事があった。
- 事実、『Apocrypha』でも、触媒無しや繋がりの薄い触媒での召喚について「サーヴァントの信頼関係を築きやすい」とそのメリットを言われている。
だがその一方、「一歩間違えれば、性質が似ているが故の嫌悪や不信感が表れる危険性がある」とも言及されており、「触媒無しの召喚は一か八かのギャンブル」として語られている。
また、相性ばかり重視されて弱いサーヴァントが呼ばれる可能性もあるため、その点でもギャンブルである。- 余談だが、この分析を行なっている獅子劫界離が触媒として使用したのは円卓の欠片。「どの円卓の騎士が呼ばれても英霊としては超一流」、「その超一流の選択肢の中から、自らと性質の似たサーヴァントが自動的に現れる」という事で、同族嫌悪の可能性を考えなければかなりベストに近い選択ではないだろうか。
- 事実、『Apocrypha』でも、触媒無しや繋がりの薄い触媒での召喚について「サーヴァントの信頼関係を築きやすい」とそのメリットを言われている。
- 「触媒が無い方がいいのでは?」という認識が広まった原因の一つには、『Fate/EXTRA』における月の聖杯戦争の影響もあるだろう。
月の聖杯戦争ではサーヴァント召喚のために触媒を用意する必要はないらしく、予選を突破したマスター達にムーンセルが「何らかの縁がある英霊」もしくは「相性の良い英霊」を当てがっている。その結果主人公達が出会うマスターとサーヴァントはその関係性こそ様々だが、ほとんどが深い信頼関係を結べている(このため、ムーンセルを「名仲人」と賞賛するファンも多い)。
しかし月の聖杯戦争の仕組みは地上のものとは仕組み自体がいくらか違っているため、冬木の聖杯戦争との単純な比較は難しい。またマスターによる召喚ではなく、英霊が自らの意思でサーヴァント選定の場に参ずることが可能なことも分かっている(例:赤セイバー)。
こういった点から、月の聖杯戦争におけるマスターとサーヴァントの相性の良さは、聖杯戦争のシステムの違いによるところも大きいものと思われる。- そもそも、ムーンセルにおいても主を裏切り、殺害に及んだサーヴァントは皆無という訳ではない。たまたま主人公や主人公の前に現れたペアの相性が良かっただけである可能性も否定出来ないのも事実である。また、性格的には相性が良いが、戦闘能力の相性は最悪なサーヴァントと言う実例もいる。
真名について
真名がバレる事は逸話に基づく弱点が看破される事になるので、可能な限り隠そうとするもの、とされている。真名の露見が直接的でわかりやすい弱点の露見になったサーヴァントは、ほとんど居なかったりする。それどころか、いずれの戦いでも真名を堂々と名乗った英霊が現われている有様である。
- 一応、真名が知られれば、その能力も予測は出来るようになる。例えば、メドゥーサの真名を知っていれば、石化の対策を取る事が出来るようになる、など。そのため、真名の秘匿が全く無意味と言う訳ではない。
- とはいえ分かるのはあくまで表面上の情報でしかない。例えば、ヘラクレスの真名が判明した後も、その宝具の内容と能力は分からなかった。ジル・ド・レェ(キャスター)などに至っては、そもそもの能力が生前と異なる。
- 加えて、露呈した真名を相手側が有効活用する事も極めて少ない。例えば、クー・フーリンは様々なゲッシュ(誓い)に縛られており、生前もそれが死因となるなど真名露呈が致命的となるサーヴァントの筈なのだが、『sn』作中において散々に真名を露呈させており、その癖これを突いた敵は存在しない。
- こういった事情にも関わらず真名を隠そうとするのは、「サーヴァントの正体を隠して読者の興味を引っ張る」と言うメタ的な意味合いが大きいだろう。
- 『EXTRA』ではシステム上、真名の看破が探索に占める比重が大きく、従来の作品以上に真名が重要な意味を持っている。ただこれも、「真名の看破がマトリクスの開示につながるから」と言う理由であって、真名自体を直接役に立てている訳ではない。
- 『Apocrypha』には数少ない「真名の露呈がサーヴァントの攻略に繋がった例」があり、アキレウスはケイローンに踵の弱点を突かれ、ウィリアム・シェイクスピアはフランケンシュタインやジャンヌ・ダルクの生前の記憶を利用して攻撃を仕掛けた。最も、その露呈の原因は「生前の知り合いに出会った」「真名看破スキルで見破られた」と言う、どうやっても不可避のものであったが。
- 冬木の聖杯戦争では、「暗殺者」のクラスの真名は開戦当初で確定しているといってよい(ルール違反の例外はある)。だが、その真名から能力を判別する事は不可能に近いので、ある意味では最も深く秘匿された真名とも言える。
- 『Apocrypha』世界では、では、世界各地で小規模な聖杯戦争が多発しているため、19人のハサン・サッバーハ全員の宝具を含めた能力が魔術師に知れ渡ってしまい、マスターのハサン対策は当たり前になっている。
- 真名は必ずしもその英霊の生前の本名と一致しているとは限らない。
神霊とハイ・サーヴァント
ハイ・サーヴァントとは、女神系のサーヴァントの英霊複合体として創造された存在である。パッションリップやメルトリリスなどのアルターエゴが該当する。また、作中のBBの台詞からは神霊系のサーヴァントそのものを指す言葉とも取れるが、正確な定義は不明。通常のサーヴァントは、神性を帯びている者も数多いとはいえ、「神霊」の域に至らない「英霊」を受肉させたものであり、ハイ・サーヴァントはその上位の存在といえる。
- 女神の情報を材料にしたアルターエゴたちの宝具は、正規の宝具を違法改造したものであると用語集で語られている。彼女らが持つ宝具も元となった女神の力によるものなので、つまり英霊だけでなく神霊も「宝具」を所有していることが記述から伺える。
- 『stay night』本編でも北欧神話の主神オーディンの持つ武器・神槍『大神宣言(グングニル)』の話題がちらっと出てくる。
- 月の聖杯戦争がハイ・サーヴァントを顕現させうるのは人間の理解を越えた「ムーンセル」の力あってこそ。
『Fate/stay night』作中でも、「地上で神霊レベルの奇跡を起こせる生物が居たとすれば、そいつにとって聖杯など不要」と指摘される程の次元の外れた所業であり、地上ではサーヴァントとして従えるのは無論のこと、降霊させることすら不可能である。- 極端な例を挙げれば、聖杯伝説の大本である救世主イエスを召喚できるのであれば聖杯戦争は不要になってしまうだろう。その血を受けた器はなんでも聖杯である。
- 『Grand Order』においてもDr.ロマンが「原理的には必ずしも不可能ではないはず」だが「神霊級のサーヴァントの現界は例えば向こうがその気になったとしてもできない」「魔法の領域にまで到達した技術があっても分が悪い」と述べている。
その他
- 英霊の分類としては生前の偉業が称えられ英霊となった「英雄」、 そういった英雄たちに本来ならば打倒されるべき存在の「反英雄」、生前に英雄としての力の代償として死後の自分を星に売り渡した「守護者」が挙げられ、死後は時間の軸から外れた場所「英霊の座」に招かれている。召喚される英霊は一部の例外を除けばあくまで座からコピーされた分霊であり、英霊本人が直接召喚される訳ではない。そのため聖杯戦争中にサーヴァントの身に何が起きたとしても座の英霊本体にまで影響が及ぶ事はない。
- 一方で現世におけるサーヴァントの記憶は「消滅時に情報の記録として座に持ち帰る」という形で本体に反映されるため、受肉等の「現世で何かをする」類の願いがまったくの無意味という訳ではない。
複数回聖杯戦争に召喚されたサーヴァントは「他の時間軸の聖杯戦争の記憶」も記録として保持しているが、量が膨大な上にそれらの多くは「実感を伴わない記録」であるため、サーヴァントの多くは現界においてその記録を忘却してしまう。 - 『Grand Order』では人理焼却によって「人理があやふやな状態」に陥ったことでこの特性が適用されていない。例えばマリー・アントワネットは一度遭遇した後に消滅し、再び別の現界時に会っても記録でしか過去に遭遇したということを知らないため、実感が無いという状態になっている。一方エリザベート=バートリーのように過去の召喚で出会った相手に対し普通に面識がある体で接してくるサーヴァントもいる。これらの差が単に「情報の記録」に対するスタンスの違いから来るのか、はたまた記録の残り方からして違っているのかは不明。
- 精神年齢が肉体に引き摺られやすく、若い頃の肉体であれば、若い頃に引き戻り、老いた頃の記憶も、どこか他人事のように感じることも多い。アレキサンダーやメディア〔リリィ〕では全盛期ではなく、少年少女時代の側面として召喚されている場合では、大人になった自分の記録があるが記憶でないために実感が薄くなっている。
- 人類史の中で功績を刻もうと、なんらかの事情で死ぬ間際、あるいは死ねなかった事で世界が終わる時まで生き続けなければならない者達は英霊の座に招かれず、例え英霊クラスの実力を持っていても厳密には英霊ではない為、本来は召喚されることは不可能。
- 一方で現世におけるサーヴァントの記憶は「消滅時に情報の記録として座に持ち帰る」という形で本体に反映されるため、受肉等の「現世で何かをする」類の願いがまったくの無意味という訳ではない。
- 聖杯戦争の性質上、サーヴァントは聖杯に対する何らかの願いを持っている事が多い。ただし「強敵と死力を尽くして戦う」「戦いに勝利して主に聖杯を捧げる」など、必ずしも「最後に聖杯を使う必要のある」必要のある願いばかりという訳ではない。
- サーヴァントは実体化する術を持つ霊体ではあるが、第三魔法である「魂の物質化」とは全く別の現象である。サーヴァントはあくまで「降霊」によって呼び出されるものであり、寄り代がなければ現世には留まれない。
魂単体で存在できるようになる「魂の物質化」と比べれば不完全なものである(ただし、冬木においてサーヴァント降霊のためのシステムの基盤である大聖杯には第三魔法の一部を用いているので、間接的には関係あるとも言えなくはない)。 - サーヴァントは召喚された時、生前の記憶の他に聖杯からその時代・地域の基本的知識や言語能力などを与えられている。また、英霊の座においてはあらゆる時代の他の英雄の逸話をある程度学ぶことができる。
- パラメータが戦闘力の物差しとして考えられがちだが、基本的にパラメータはそのサーヴァントの本調子の状態に過ぎない。絶対不動の存在である宝具の威力でさえ、持ち主の魔力供給の程度で切れ味が変動してしまう。マスターがコンスタントに魔力供給を行えるか否かが戦闘の情勢に大きく影響を及ぼす。
- 現に、マスターを失ったエミヤは魔力を消費する行動を多々行ったとはいえ、単独行動のクラススキルにもかかわらず、半日で本来の1割程度の力しか発揮できなくなった。
- ストーリー制作の上でマスターとサーヴァントの関係に焦点が当てられ、物語の中心的な役割を担うことが多い。
- 魔術師達にはサーヴァントを「所詮は過去の英雄の複製或いは傀儡」など魔術礼装の一種程度にしか見なしていない人物が多い。生前が高名な王だった為に敬意を持って接する魔術師もいるが、彼らも所詮はサーヴァントという認識の域を出ていない。
- 他にも高名な英霊であるが故に真名の露見を恐れて相互理解を怠り、失敗するケースもある。
- 最も、魔術師であってもその生き方に影響を受け強固な信頼関係を築いたマスターもいる。
- マスターとサーヴァントの壁を越えて友情や愛を育んだ者もおり、彼らは結末に関わらず絆という意味で他のマスターを遙かに凌いでいる。
- 反対に自分で喚びながら気に入らず始末しようとしたら返り討ちに遭う、他に興味を持ったマスターにサーヴァントが鞍替えしたケースもある。彼らの場合はマスターに不満を持つ事例が多い他に、元のマスターが根本的にわかり合えていなかった、本来のマスターが余りに迂闊で見捨てられたということもあった。ただし、令呪で鞍替えに同意させられた場合は元のマスターと良好な関係だったサーヴァントによる逆襲も起こりうるし、偽臣の書によるマスター権の委譲も本来のマスターとの関係が良好ならばあっさりと斬り捨てられる。
- 共闘関係のマスターと恋愛関係を築いたサーヴァントや、性格も方針もそれぞれ異なる多くのサーヴァントを繋ぎ止めたマスターもいる。
- マスターとサーヴァントの間では契約・魔力供給のパスが通っていることもあり、互いの過去を夢という形で見る事がある。
- 『Fate/Grand Order』では召喚されるまで、サーヴァントたちは自由に行動する事ができる。イベントなどで、カルデアの外にサーヴァントが大量にいるのはそのため。
- なお、世界は「人間の道徳」ではなく「存続に有益」な方を採用し、人理継続のためならたとえ悪であっても有効に使い、人理継続を願わないのなら、たとえ義があろうと不要な英霊として召喚を不許可している。